サボテンの根っこのトラブルの対策法!根っこに使える殺菌剤まで紹介

サボテンの根っこのトラブルの対策法!根っこに使える殺菌剤まで紹介
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目次

皆さんはサボテンの根っこについてご存知でしょうか。サボテンをはじめとする多肉植物は育てやすく初心者にもオススメされますが、栄養や水分を吸収する根っこにトラブルが起きてしまった場合は枯れさせてしまう原因になりかねません。 この記事では、
  • サボテンの根っこによくあるトラブル
  • サボテンのトラブルへの対処法
  • サボテンを育てる環境の改善方法
  • サボテンにオススメの殺菌剤

について紹介していきます。 最近サボテンを育て始めた人や家に置いてあるサボテンにトラブルが起きて困っている人も、この記事を読めばサボテンの根っこに関する問題を解決するための情報を得ることができます。ぜひ最後までご覧ください。

関連記事:サボテンの育て方|初心者でも失敗しない方法や日常のケアを徹底解説

根っこはサボテンの生命線!

根っこはサボテンの生命線!
サボテンの根っこの概要を紹介していきます。

サボテンは根っこに栄養を蓄える植物

サボテンの根っこの役割についてみていきましょう。

乾燥した地域で身を守るために根っこに栄養を蓄える

サボテンはメキシコなどの乾燥した地域が原産の植物です。砂漠や乾燥する地域では雨が少なく、栄養や水は非常にに貴重であるため、サボテンは根っこに栄養を蓄える性質があります。

最近、サボテンは観葉植物として人気!

サボテンはかわいらしい見た目だけでなく、乾燥した過酷な環境でも生育する丈夫さや子株も発育させやすい生命力の強さから初心者でも育てやすい観葉植物として人気が高まってきています。また、豊富な種類も魅力の一つです。

根っこの管理はサボテンの生死を分ける

サボテンの根っこは普通の植物のように栄養や水分を吸収するだけでなく、養分を蓄える働きも兼ね備えているため根っこのずさんな管理はサボテンを枯れさせてしまうことにも繋がる可能性があります。

サボテンの根っこに見られるトラブル

サボテンの根っこに見られるトラブル
サボテンの根っこに起きるトラブルについて紹介していきます。

根っこが赤い・黒く変色してしまっている

根っこが赤い、黒く変色してしまっている原因として根腐れが考えられます。根腐れでは土が湿りすぎて根っこから水分や養分を吸収することができなくなり最悪の場合株ごと枯れてしまいます。

植え替え時に根っこが取れた

植え替え時に根っこが取れた場合は細く小さいものなら気にする必要はありません。太い根が切れてしまった場合でも時間がたてば新たなものが生えてきますので水やりは様子を見て行うようにしましょう。

植え替えや、水耕栽培の植え付けで切った根っこが出ない

植え替えや植え付け時に切った根っこが出ない場合は水やりを控えすぎて乾燥していたり、土の種類があっていないことや土の温度が高くないなどの原因が考えられます。

それぞれのトラブルの原因と対処法を紹介

この記事では、以下にこれらのトラブルの原因を紹介していき、それぞれの対処法について詳しく紹介していきます。

サボテンの根っこが変色してしまった場合

サボテンの根っこが変色してしまった場合
サボテンの根っこが変色してしまった場合の原因と対処法について紹介していきます。

変色の原因は根腐れ

根っこが変色してしまった原因は根腐れにあります。根腐れでは水を頻繫にあげすぎたり土の水はけが悪いことによって植物が根っこから栄養を吸収することが不可能になってしまい、根が赤い色や黒に変色していきます。

根腐れの根っこの変色以外の症状

根腐れの変色以外の症状について紹介していきます。

触るとぶよぶよしている

根腐れを起こしてしまった根っこは触るとぶよぶよしています。これを放置してしまうと根から上にも症状が進行してしまい、幹もぶよぶよになってしまいます。

土や根っこから変な匂いがする

根腐れを起こしてしまうと土や根から異臭がするようになります。これは湿った土や腐った根っこで菌が繫殖してしまっているためです。

白いカビが生えている

根腐れを起こしてしまうと根などに白いカビが生えます。根腐れが発生するような通気性が悪く湿気が溜まっている場所はカビが好む環境であるためです。

腐った部分を取り除き、植え替えることで対処

根腐れを起こしてしまった根っこはもう成長することはできないので早急に取り除く必要があります。また、土も菌が繫殖して状態が悪くなってしまっているためサボテンも新しい土に植え替えたほうが良いでしょう。

対処に必要なもの

根腐れの対処に必要な物品について紹介していきます。

清潔なカッター

清潔なカッターは、根腐れを起こしてしまった根っこは成長することができないため取り除き、根から菌が入り込んで植物を枯らさないようにするために必要なものになります。

植物用の殺菌剤

根腐れの症状はフザリウムという菌が植物内に侵入して起こる物なので、植物用の殺菌剤を用いて除菌することで根腐れに対応することができます。

植え替え用の新しい土

根腐れが起こってしまうと水はけや通気性の悪くなってしまった湿った土は細菌が繫殖している環境になっているので、古い土は捨て新しい土を用いて植え替えを実施すること必要があります。

植え替えの手順①:サボテンの腐っている場所を大胆にカッターで切る

根腐れを起こしてしまった根っこなどサボテンの腐っている個所は今後の成長の邪魔になりますし、菌が増殖して植物内に入り込んでしまう可能性があるので清潔なカッターで切り取ってしまいましょう

植え替えの手順②:切れたら切り口に殺菌剤を塗る

サボテンの根腐れの原因となっている菌が植物内に入り込んでサボテンを枯らしてしまわないようカッターで取り除いた箇所の切り口に殺菌剤を塗る必要があります

植え替えの手順③:殺菌剤を塗った切り口を1週間ほど乾かす

植物用の殺菌剤の効果を発揮できるよう薬剤をいきわたらせるため、殺菌剤を塗った切り口を1週間ほど乾かすことが必要です

植え替えの手順④:新しい土にサボテンを植え替える

腐った根っこを除去し、殺菌剤を塗布した後はサボテンが今後も成長することができる環境を整えるため新しい土に植え替えましょう

植え替え時にサボテンの根っこが取れた・折れた場合

植え替え時にサボテンの根っこが取れた・折れた場合
植え替え時にサボテンの根っこが取れたり折れたりした場合の対処法について解説していきます。

細い根や元気があまりない株で根っこが取れる・折れることがある

根が細かったり、株に元気がなくて弱くなっている根は植え替えの際にスコップで傷つけてしまうと取れたり折れたりすることがあります。細い根っこの場合は取れてしまっても大きな影響はないので気にしなくてよいでしょう。

根本が少し残っていれば発根する

サボテンの根っこが切れたり折れたりしてしまった場合でも根本が少し残っていれば発根します。

太陽と水やりに気をつければ放置して大丈夫

根元が残っている場合は日光に当てたり水やりをしっかり行っていれば、放置していても根っこが成長して元に戻っていくため大丈夫です。

サボテンは子株を土に置いただけで根っこが出てくる強い植物

サボテンは乾燥に強いだけでなく過酷な環境で育つため非常に丈夫な植物で、子株を土においても根っこが出てくるのです。そのため、根っこが少しダメージを受けてもあまり心配する必要はありません

そのまま切り口を乾燥させてから植え替えれば大丈夫

サボテンの根っこが切れたり折れたりしてしまった際は切り口が湿気を帯びて雑菌が繫殖することを防ぐためにも、しっかりと根っこを乾燥させてから新しい土に植え替えるようにしましょう。

植え付けで切ったサボテンの根っこの長さが短いまま・伸びない場合

植え付けで切ったサボテンの根っこの長さが短いまま・伸びない場合
植え付けで切ったサボテンの根っこが短いまま伸びない場合の対処法を解説していきます。

サボテンの根っこが短いまま・伸びないのはなぜ?

サボテンの根っこの長さが短く伸びないのはなぜなのでしょうか、説明していきます。

植え替えの方法が間違っている

考えられる原因の一つとして植え替えの方法が間違っていることが挙げられます。植え替えを誤るとサボテンが安定しなかったり、栄養をうまく吸収できず成長が障害されるおそれがあります。

水やりの頻度が少ない

また、根っこが短い原因に水やりの頻度が少ないことも挙げられます。当然ですが、サボテンに不可欠である水やりを怠ってしまうと植物が十分に育つことはできなくなります。

植え替え時には茎の下まで土中に入れることがポイント

植え替えの際のポイントは茎の下まで土中に入れることです。サボテンをしっかりと土の中まで入れないと安定せず根っこが張ることもできません。

水やりは土の乾き具合を見ながら

サボテンはもともと乾燥地帯に分布する植物であるので、水やりを高頻度にする必要はなく2週間から1か月に1度ほどでいいです。そのため、土が乾いてから水をたっぷりとあげるようにしましょう。

水耕栽培の場合は根っこをカットした面を水面ギリギリに浸ける

植え替えて水耕栽培を行う場合は根っこの切り口を水面ギリギリにつける必要があります。こうして数週間で根っこが伸びていきます。水耕栽培では土の様子を気にする必要がなく土壌よりも簡単に栽培を楽しむことができます。

サボテンの根っこの白いふわふわは何なの?

サボテンの根っこの白いふわふわは何なの?
サボテンの根っこにみられる白いふわふわしたものは何なのでしょうか。

白いふわふわは根毛というもの

白いふわふわは根毛といい、以下で詳しく説明していきます。

決して悪いものではない

根毛はサボテンの成長に悪影響を与えるようなものではなく、警戒する必要も無いですし放置してしまって構いません。

根毛が出ているのは成長している証拠

根毛はサボテンの成長に伴って、根っこの古い皮の名残が出てくるものであるので根毛がみられるということはサボテンが順調に成長している証拠であるといえます。

根毛は水分を吸収するのに大事な役割がある

根毛はサボテンの成長を示すバロメーターとしてだけでなく、水分を吸収するというサボテンの成長にとって不可欠な役割を持っており、重要なものなのです。

育てる環境を改善してサボテンの根っこを健康に育てよう

育てる環境を改善してサボテンの根っこを健康に育てよう
サボテンの根っこを健康に育てるためには環境を改善する必要があります。その方法について解説していきます。

土を見直す

根っこを育てるには一番根と長く触れている土を見直しましょう。

水捌けの良い土を使って根腐れ防止

使用する土の条件として水はけがいいことが必須になります。水はけが悪いと土が湿り根が空気に触れることができなくて根腐れを起こしてしまうためです。後述するサボテン用の土が適しています。

園芸店やネットストアで売られているサボテン用の土がおすすめ

園芸店やネットストアには適切な配合がされているサボテン用の土が販売されており、これを用いることがサボテンを生育させるための最適な環境を作るのに役に立ちます。

サボテンの根っこの成長に欠かせない大事な2つの要素

サボテンの根っこの成長に必要な2つの要素について解説していきます。

適度な水やり

サボテンだけでなく植物全体にいえることですが水やりは欠かせません。先述の通り頻繫に水やりをする必要はなく、水のあげすぎは根腐れにつながってしまうので控え、適度に行いましょう。

たくさん太陽の光に当てること

サボテンが丈夫に成長するためには日光浴をさせることが重要です。しかし、夏場の強すぎる日差しを浴びさせ過ぎるとサボテンが日焼けを起こしてしまうため様子を見ながら太陽の光にあてるようにしましょう。

サボテンの切り口に塗るおすすめの殺菌剤を5つ紹介

サボテンの切り口に塗るおすすめの殺菌剤を5つ紹介
サボテンの切り口に塗る殺菌剤を5つ紹介していきます。

住友化学園芸 殺菌剤 GFベンレート水和剤 0.5g×10

住友化学園芸 殺菌剤 GFベンレート水和剤は、植物の病気の治療・予防に効果があるベノミルという成分を含んでいます。形状は粉末で価格もリーズナブルであるので使用しやすい商品です。
商品名 住友化学園芸 殺菌剤 GFベンレート水和剤 0.5g×10
価格 715円
成分 ベノミル
形状 白色粉末

日産化学工業 殺菌剤 ジマンダイセン水和剤 1kg

日産化学工業 殺菌剤 ジマンダイセン水和剤は、病原菌に対して殺菌効果や疾病予防効果を示すマンゼブという成分を含む淡黄色の粉末状殺菌剤です。まとめて1kg購入することができるのでコストパフォーマンスが高いです。
商品名 日産化学工業 殺菌剤 ジマンダイセン水和剤 1kg
価格 2781円
成分 マンゼブ
形状 淡黄色水和性粉末

住友化学園芸 殺菌剤 サンケイオーソサイド水和剤80 50g

住友化学園芸 殺菌剤 サンケイオーソサイド水和剤80は、かび等にたいして効果を発揮する有効成分キャプタンを含む白色粉末状の殺菌剤です。手ごろな価格が特徴的な商品になっています。
商品名 住友化学園芸 殺菌剤 サンケイオーソサイド水和剤80 50g
価格 660円
成分 キャプタン
形状 白色粉末

住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカマイルドスプレー 1000m

住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカマイルドスプレーは、アブラムシやハダニなどの虫に有効な成分である還元澱粉糖化物を含んでいるスプレータイプの殺菌剤です。1000mlと大容量なので長く使うことができます。
商品名 住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカマイルドスプレー 1000ml
価格 863円
成分 還元澱粉糖化物
形状 スプレー剤

日本曹達 殺菌剤 トップジンMペースト 200g

日本曹達 殺菌剤 トップジンMペーストは、植物の切り口の保護に有効チオファネートメチル・エチンジオールといった成分が含まれているペースト状の殺菌剤です。植物の切り口に塗ることで使用します。
商品名 日本曹達 殺菌剤 トップジンMペースト 200g
価格 703円
成分 チオファネートメチル・エチンジオールなど
形状 ペーストタイプ

サボテンの根っこがちぎれてしまった!そういう時はどう対処したら良いの?

サボテンの根っこがちぎれてしまった!そういう時はどう対処したら良いの?
  サボテンの根っこがちぎれてしまった場合の対処法について解説していきます。

植え替えでサボテンを抜こうとしたら根っこがちぎれてしまう場合がある

サボテンが成長してきたので新しい大きめの鉢に植え替えようとしたところ、根っこがちぎれてしまうことがよくあります。サボテン自体は丈夫な植物ですが細い根っこなどは引っ張る力に対してそこまで強くありません。

サボテンは植え替え時に根っこを短く切るため心配しなくて大丈夫

そもそもサボテンは植え替え時に根っこを短く切るため、根っこがちぎれてしまっても大丈夫です。

新しい土の上でぐらぐらしてても気にせず放置

切ることで根っこの長さが短くなってしまったサボテンは新しく植え替えた土でぐらぐらと不安定になりますが放置してOKです。やがて根が伸びてきて、しっかりと安定するようになります。

根っこが傷ついているため、植え替え後1〜2週間は水やりを控える

これまでにも何度か言及していますが、根っこを切って植え替えたサボテンは切り口から病原菌が侵入したり、湿度が高くなってしまうと根腐れを起こしてしまいます。そのため、植え替えてから1から2週間は水やりを控えるようにしましょう。

日当たり、風通しが良い場所に置く

前述のように根をしっかり乾かすためにも風通しがよく日当たりの良好な場所にサボテンをおいてあげましょう。適度に日光を浴びせることは頑丈なサボテンを育てるためにも重要になります。

サボテンの根っこのトラブルの対策法!根っこに使える殺菌剤まで紹介のまとめ

これまでサボテンの根っこにおきるトラブルの原因と対処法について紹介してきましたがいかがでしょうか。 この記事のポイントは、
  • サボテンの根っこによくみられるトラブルは 根っこの変色・根っこが切れてしまう・根っこが出ない になります。
  • サボテンの根っこのトラブルへの対処法は、水やりをしすぎない、日当たりを良好にする等によって根腐れを防止する殺菌剤を用いて病原菌の除菌を行う になります。
  • サボテンにトラブルが見られる場合は、最初に土を見直してみるのが良いです。特に販売されているサボテン用の土がオススメ。
  • サボテンにおすすめの除菌剤は粉末状、スプレー状、ペースト状と性状や量もさまざまなので適したものを選ぶようにしましょう。
になります。 この記事を読めばサボテンを育て始めたところでトラブルが起こってしまったけど対処がわからないという人にも役立つ情報を手に入れることができたと思います。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。