目次
柔らかく青々とした葉が癒しを与えてくれるウンベラータ。生育旺盛で生長スピードが早いため、シンボルツリーとしてお部屋をおしゃれに演出している方も多いでしょう。 そんなウンベラータが元気ないとき、一体何が原因でどのような対応をすればよいのでしょうか。 今回は
ウンベラータのような存在感のある観葉植物を処分するのは、慎重な判断をしたいものですね。1つずつ詳しく見ていきましょう。
- ウンベラータの基本情報
- ウンベラータが元気ないときの症状6つと原因と対処法
- ウンベラータが枯れたかどうかの見極めポイント
ウンベラータの基本情報
大切に育てているウンベラータが元気ない状態になってしまうと、とても心配ですよね。原因を知る前にウンベラータの特徴についても知識を増やしていきましょう。ウンベラータの特徴を知ることは、元気ない原因を知ることにもつながるかもしれませんよ。ウンベラータの特徴:生育旺盛で大きなハート型の葉っぱが特徴の観葉植物
ウンベラータは生育がとても旺盛な植物で1年で20センチほど大きくなることもありますよ。大きなハート型の葉っぱも特徴的です。丸みを帯びた柔らかな葉は、ナチュラルな雰囲気がありインテリアグリーンとして大変人気を集めています。大きく育てていく醍醐味を味わえますし、お部屋のシンボルツリーとしても楽しめます。ウンベラータの特徴:耐寒性がないため、寒さに弱い
ウンベラータは南アフリカ原産でゴムの木の仲間です。暖かく高湿度の環境で自生しているため、耐寒性がなく寒さに弱い特徴をもっています。ウンベラータが元気ない場合、管理している環境の気温も関係しているかもしれませんね。ウンベラータの花言葉は「すこやか」「永久の幸せ」「夫婦愛」
ウンベラータの花言葉は「すこやか」「永久の幸せ」「夫婦愛」と、とても明るく幸福な言葉ばかり。これらはハート型の葉っぱから由来しているのだとか。良いイメージの花言葉ばかりなので、結婚祝いや引っ越し祝いの贈り物としても人気ですよ。ウンベラータが元気ない時の症状① 幹が細く全体的にひょろひょろしている
ウンベラータが元気ないときの症状はいくつか考えられますが、今回は代表的な6つの症状をご紹介したいと思います。その症状が起こってしまった原因、そして対処法もあわせてご紹介しますので、元気ないウンベラータでお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。 1つ目の症状は「幹が細く全体的にひょろひょろしている」ときです。原因:日光不足による徒長が考えられる
幹が細く全体的にひょろひょろしているときは、日光不足による徒長が原因かもしれません。ウンベラータは耐陰性があるため、室内でも十分に育てられます。しかし家の中でも玄関や寝室など、あまり日が当たらない場所で長期間育てていると日光不足により徒長が起こりやすいでしょう。対処法1:直射日光を避けた日当たりの良い場所へ移動する
対処法の1つ目は、直射日光を避けた日当たりの良い場所へ移動することです。ウンベラータは基本的に明るい場所を好む観葉植物です。しかし直射日光に当たり続けると葉焼けの原因にもなるため、レースカーテン越しの明るい窓際などがおすすめ。また暗い場所から急に屋外などへ移動すると環境の変化に驚いてしまうことも。元気になってほしくてたっぷり日に当てたい気持ちはわかりますが、日光量は徐々に増やしていくといいですね。対処法2:肥料で栄養を与えて徒長を防ぐ
対処法の2つ目は、肥料で栄養を与えて徒長を防ぐことです。ウンベラータは生育旺盛で、成長のスピードが早い植物。適切なタイミングで肥料を与えると立派な株に育ってくれますよ。与える時期は生長期である春から秋に与える
肥料を与える時期は、生長期である春から秋がおすすめ。緩効性の置き肥を2ヶ月に1回、もしくは速効性のある液体肥料を水やりがわりに1週間に1回与えるといいでしょう。長く育てているウンベラータで、植え替え時などにすでに肥料を混ぜ込んでいる場合は、その後の肥料の追加は不要です。肥料を与えすぎは逆に植物にダメージを与えるので注意する
肥料は商品の説明書にある通り、用法用量を守って与えるようにします。元気になってほしくて肥料を与えすぎると、土の中のバランスが崩れかえってウンベラータにダメージを与えるので注意しましょう。肥料を与えすぎると「肥料焼け」を起こし、根が水分不足になって最悪の場合枯れてしまうこともありますよ。また冬場はウンベラータの休眠期にあたります。成長が緩やかになり栄養分を吸収する力が落ちますので、冬場は肥料を与えません。肥料を与えるときは量とタイミングに注意しましょう。ウンベラータが元気ない時の症状② 葉っぱが小さい
ウンベラータが元気ないときの症状2つ目は「葉っぱが小さい」です。ハート型の大きなサイズの葉っぱが魅力でもあるウンベラータ。葉っぱが小さいと存在感も薄くなってしまいますし、生命力を感じにくくなってしまいますね。原因と対処法を見ていきましょう。原因:根詰まりを起こしている
葉っぱが小さいときの原因は根詰まりです。ウンベラータは生育が旺盛な植物で成長スピードも速く、鉢の中が根でパンパンになってしまうこともありますよ。根詰まりを起こすと十分な水分や養分を吸収できなくなり、枯れてしまうことも考えられるため、定期的な植え替えが必要です。対処法:1〜2年に1回と鉢底から根が伸びている場合は植え替えを行う
葉っぱが小さいときの対象法としては、1~2年に1回、もしくは鉢底から根がはみ出して伸びている場合に植え替えを行うことです。他にも水やりをしたときに水がなかなかしみ込んでいかないときや、下の方の葉が変色して枯れ落ちるときも根詰まりの可能性が考えられますよ。植え替えの際は根がもっと成長できるスペースを確保するため、1回り大きなサイズの鉢に植え替えるのがおすすめです。※植え替え後に元気がないのは、植え替えの際に根を崩しすぎたか、根腐れが考えられる
植え替え後に元気がないときは、植え替えの際に根を崩しすぎたか、根腐れが考えられます。植え替えの際は1/3程度の根をほぐしますが、根を崩しすぎるとダメージを与えることとなり土になかなか活着しなくなってしまいます。植え替え後、根が落ち着くまでは成長が止まるので、元気がないように見えるのかもしれません。また植え替えの際に古い土を使用したり、根を傷つけて雑菌入ると根腐れが起こってしまうのです。根腐れが起きるとウンベラータの元気がなくなるのはもちろん枯れてしまうこともあるため、植え替えの際に根を触るときは注意が必要ですよ。ウンベラータが元気ない時の症状③ 葉っぱが変色している
ウンベラータが元気ないときの症状3つ目は「葉っぱが変色している」です。葉っぱ何色に変色しているかによって、だいたいの原因や対処法が変わってきますよ。原因1:茶色く変色している時は葉焼けが考えられる
葉っぱが茶色く変色しているときは、葉焼けが考えられます。直射日光を当てすぎたか、急に置き場所を移動するなどして、浴びる日光量がいつもよりも増えてしまったケースも考えられますね。特に夏の強い直射日光はダメージが大きく、一気に変色してしまうことも。ウンベラータの葉は大きく、茶色く変色してしまうと見た目が悪くなって気になってしまう方も多いでしょう。対処法:直射日光を避けて半日陰に移動する
茶色く変色してしまった葉は葉焼けが原因であると考えられます。対処法としては、とりいそぎ直射日光を避けて半日陰にウンベラータの鉢を移動してあげるのがおすすめですよ。暗い場所からいきなり明るい場所へ移動させるなども、葉焼けの原因になってしまいます。置き場所を変えるときは徐々に明るくなるよう環境に慣らしていってあげるのが大切です。※葉焼け部分は元に戻ることはないので、大部分が葉焼けした場合は挿し木で株を新しく育てる方法もおすすめ
葉焼け部分はもとに戻ることはありません。それは葉っぱの葉緑素などの組織が破壊されてしまっているからですね。一部分だけが葉焼けしているのであれば、その箇所を剪定することで解決します。しかし大部分が葉焼けした場合は、株全体が弱ってしまうことも考えられるため、挿し木にして株を新しく育てる方法もおすすめですよ。剪定も挿し木も、生育期に行えば生育旺盛なウンベラータならすぐに回復できます。原因2:葉っぱが黄色く変色している場合は日光不足や根腐れが考えられる
葉っぱが変色しているときの原因2つ目は、日光不足や根腐れです。これらの原因があるとき、葉っぱは黄色く変色しているのが予想されますよ。黄色く変色したウンベラータの葉は悪目立ちしますし、根腐れを株自体が放置すると枯れてしまうことも考えられます。原因をおさえ、しっかり対処したいものですね。対処法:日光不足の場合、直射日光を避けた、明るい場所へ移動する
葉っぱが黄色く変色しているとき、日光不足が疑われる際は、直射日光を避けた明るい場所へ移動してあげましょう。暗い場所からいきなり明るい場所へ移動すると環境の変化が激し過ぎて株の負担になるため、徐々に明るい場所へ移動させます。ウンベラータは耐陰性がありますが、長期間日光が不足するとやはり葉にダメージが現れます。葉の変色は、管理方法を改めるサインだと言えるでしょう。対処法:土から腐敗臭がする場合は根腐れのため、植え替えを行う
土から腐敗臭がする場合は、根腐れを起こしています。根腐れは植物にとって最も重要な根が腐ってしまうことなので、早めに植え替えを行うのをおすすめします。放置すればほとんどの観葉植物が枯れてしまうでしょう。植え替えの適期は5~9月の生育期の間。この期間に行えば、根へのダメージを回復したうえで、さらなる成長が見込めますよ。ウンベラータが元気ない時の症状④ 葉っぱが落ちる
ウンベラータが元気ないときの症状4つ目は「葉っぱが落ちる」です。葉っぱが落ちるときに原因はいくつか考えられます。1番考えられる理由は「ウンベラータを置いている場所が5℃以下の寒い場所にある」ときです。あなたのお部屋にあるウンベラータの葉っぱが落ちる原因を見極め、対策を講じていきましょう。原因:置いている場所が5℃以下の寒い場所にある
ウンベラータの葉っぱが落ちる原因の1つめは、置いている場所が5℃以下の寒い場所にあることです。ウンベラータは原産地からも分かる通り、暑さには強いですが寒さに弱い特徴をもっています。そのため冬場など5℃を下回ると、室内でも葉っぱが落ち始めてしまうのですね。寒い地域にお住いの方や、寒くなりがちな玄関などでウンベラータを育てている方は注意が必要ですね。対処法1:最低10℃を保てる場所に移動する
ウンベラータの葉っぱが落ちてしまう対処法は、最低10℃を保てる場所に移動してウンベラータを管理することです。もしウンベラータを屋外で育てている場合でも、気温が下がり始める秋ごろには室内へ入れるのがおすすめですよ。暖房のきいた室内に入れる場合は、暖房の乾燥した風が直接当たらない場所に置きます。暖房の風に当たると乾燥しすぎて枯れてしまったり、病害虫の原因になってしまうため、置き場所に気をつけてくださいね。対処法2:直射日光を避けた日当たりの良い場所に置く
ウンベラータの葉っぱが落ちてしまうことに「1日のうち数時間しか日が当たらず日照不足になっていること」が原因になっている可能性もあります。そんな原因が想定される場合は、直射日光を避けた日当たりの良い場所に置くようにします。冬は日光浴のために屋外に出すのも気温が低すぎるため、直射日光を避けた日の当たる窓辺に置くのがおすすめです。このとき冬の夜は窓から冷気が伝わってくることもあるため、夜の冷気に当たらないよう注意してくださいね。夜は室温の変化が少ないお部屋の中央などに移動したり、緩衝材や不織布などで優しく包んであげるといいでしょう。ウンベラータが元気ない時の症状⑤ 葉っぱがベトベトしている
ウンベラータが元気ないときの症状5つ目は「葉っぱがベトベトしている」です。室内で管理する観葉植物は、できる限り清潔に育てたいもの。不潔感のある観葉植物はあまりお部屋に置きたくないですね。癒しを得られるはずの観葉植物で、不快感を感じてしまっては元も子もありません。原因とその対処法を見ていきましょう。原因:害虫による被害が考えられる
ウンベラータが元気なく、葉っぱがベトベトしている原因は害虫による被害が考えられます。ウンベラータは比較的病気や害虫に強い植物と言われていますが、ときにアブラムシやカイガラムシの被害にあってしまうことも。アブラムシやカイガラムシの排泄物によって、葉がベトベトすることがあります。被害範囲が広い場合はアブラムシ、狭い場合はカイガラムシが原因になっている可能性が高いでしょう。対処法:歯ブラシや殺虫剤などで駆除する
被害範囲の大小や目視による観察で、原因の害虫が突き止められるかもしれません。アブラムシが発生している場合は、アブラムシに適用する殺虫剤を使用し駆除します。小さいお子さんやペットがいてあまり殺虫剤を使いたくないときは、セロハンテープを貼り付けて駆除することも可能ですよ。 カイガラムシが発生している場合は、ウェットティッシュや歯ブラシでこすり取ります。カイガラムシは殺虫剤が効かないことが多いため、物理的にこすり落として駆除するのが有効です。広範囲に発生してしまっていれば、思い切って剪定してしまうのも1つの方法です。ウンベラータが元気ない時の症状⑥ 葉っぱがだらんと下を向いている
ウンベラータが元気ないときの症状6つ目は「葉っぱがだらんと下を向いている」です。青々としたハート型の大きな葉が魅力のウンベラータ。葉がだらんと下を向いていると心配ですね。結論から申し上げますと、原因は水分不足にあります。ウンベラータは生育サイクルと季節によって水やり頻度が異なりますよ。季節ごとに合わせた対処法を見ていきましょう。原因:水分不足が考えられる
ウンベラータの葉がだらんと下を向いている原因は、水分不足です。ウンベラータの葉の様子や土の表面をよく観察し、水やりのタイミングをつかむようにしてくださいね。対処法:適切に水やりを行うようにする
ウンベラータの水分不足への対処法は、適切な水やりをすることです。観葉植物の水やりは多すぎても少なすぎても生長に影響があります。多すぎる水やりは根腐れ、少なすぎる水やりは枯れを招きます。季節ごとに合わせた水分量を心がけましょう。春夏秋:土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをする
春夏秋はウンベラータの生育期です。季節的に土が乾燥しやすい時期でもあるため、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。水やりは鉢底から透明の水が流れ出るまでしっかりと。しかし真夏のお昼に水やりをすると、高い気温で鉢の中が煮えたようになってしまいます。真夏の水やりは、朝早いうちか夕方以降に行うのがおすすめですよ。冬:土の表面が乾いて2〜3日後に控えめに与える
冬はウンベラータの休眠期にあたります。養分や水分を吸収する力も緩やかになるため、冬は土の表面が乾いてから2~3日後に控えめに水を与えるといいでしょう。頻度としては1ヶ月に2回程度でよいですね。土が濡れた状態が続くと根腐れを起こしますので、乾燥気味に管理します。冬の間は霧吹きで葉に潤いを与える葉水がおすすめです。葉水を毎日行うと、乾燥や病害虫の予防になりますよ。ウンベラータが枯れた時の判断はどうする?
ウンベラータが元気ない状態が続き、もしかしたら枯れたのかもしれないと思ったときの判断はどのようにしたらいいのでしょうか。判断のポイントは2つあります。- 元気がないときの季節
- 元気がないときの幹の状態
元気がない時の季節で判断
最初は元気がないときの季節で判断する方法です。ウンベラータの生育サイクルに合わせて「春夏秋」と「冬」で分けて考えましょう。春夏秋:生育期に枯れるのは何かしらの原因があるので、原因を究明して適切に対処すると復活する可能性が高い
春夏秋はウンベラータの生育期です。1年で最も成長する季節のため、原因を究明して適切に対処すれば元気に復活する可能性が高いですよ。原因は今までのご説明通り「日当たり・水やり・置き場所・気温・肥料」などが思い当たりますね。これらの原因のうちどれかに過不足があると、元気がなくなって枯れたように見えることもあるかもしれません。症状を照らし合わせて原因を究明してみましょう。冬:休眠期なので、葉が枯れたり落葉して幹だけになっても暖かくなると新芽が出てくる可能性があるので見守る
冬はウンベラータの休眠期。また寒さから身を守るため、みずから葉を落として幹にパワーを溜め込もうとすることもあります。ウンベラータは生育旺盛な植物ですので、幹だけになっても暖かくなるとまた新芽が出てくる可能性もありますよ。冬枯れしてしまったのではとびっくりされるかもしれませんが、もう少し長い目で見守るのも大切です。※ダメージを少なくするために枯れた葉は取り除くようにする
枯れた葉や落ちた葉は、株へのダメージを少なくするために取り除くようにします。枯れた葉や落ち葉をそのままにしておくとカビが発生する可能性があるからですね。健康な部分にダメージがいく前に、鉢の周辺は清潔をキープしましょう。ウンベラータの幹で判断:幹を切る
つづいてはウンベラータの幹の状態で判断する方法です。思い切った方法ですが、幹を切ることで枯れてしまったかどうかが分かりますよ。剪定する際は切れ味の良い剪定はさみをアルコール消毒か熱湯消毒した上で使用します。切れ味の悪いはさみを使うと切り口の断面が潰れ、切り口からばい菌が入ってしまい枯れることもありますよ。今後も使用できますので、剪定はさみや園芸はさみを1つ準備しておきましょう。切り口が白っぽくみずみずしい場合は生きている
切った幹の切り口がみずみずしい場合は、まだ生きていると言えます。ウンベラータはゴムの木の仲間ですので、枝をカットすると樹液が出てきます。皮膚がかぶれる恐れもあるため、直接触るのは避けゴム手袋などを着用して剪定しましょう。切り口が茶色くスカスカしている場合は枯れている可能性が高い
切った幹の切り口が茶色くスカスカしている場合は、枯れてしまった可能性が高いです。株元に近づくように少しずつ幹を切ってみても、健康なみずみずしい切り口が出てこなければ、本当に枯れてしまったのかもしれません。とても残念ですが、辛い経験は他の観葉植物を育てる際に役立てましょう。ウンベラータの幹で判断:幹を触る
最後にウンベラータの幹の触り心地で判断する方法です。この方法でしたら幹を切ったりせずにダメージを少なく抑えたうえでの確認が可能ですね。簡単にチェックできるため、株の健康状態を調べる際に、定期的に触ってチェックしてもいいでしょう。弾力がなく、硬い場合は生きている可能性が高い
触った幹に弾力がなく、硬く引き締まっている間は生きている可能性が高いと考えられます。「日当たり・水やり・置き場所・気温・肥料」のポイントが揃っているかどうか確認しながら、もう少し様子を見てみましょう。弾力があり触るとふにゃふにゃしている場合は枯れている可能性が高い
触った幹に弾力があり、ふにゃふにゃしている場合は枯れている可能性が高いと考えられます。幹が柔らかくなってしまっているときは、すでに中は腐り空洞になってしまっているかもしれません。触ってみて通常と同じように硬い部分があれば、健康な部分から剪定し挿し木に挑戦するのもいいかもしれませんね。剪定や挿し木は、生育期前半の4~7月頃がおすすめです。完全に枯れたとは一概には言えないため、状態をよく観察して適切な処置を行うことが大切
元気ないときの季節や幹をカットしたときの様子、もしくは幹の触り心地などさまざま観察ポイントをご紹介してきました。しかしこれらの条件を満たしていても完全枯れたとは一概には言えないため、状態をよく観察して適切な処置を行うことが大切です。ウンベラータは基本的にとても丈夫な観葉植物なので、丸坊主になったとしても気長に管理を続けることで、春先にまた新しく芽を出してくれることもありますよ。ウンベラータの元気ない理由とは?症状別の原因と対処法を徹底解説のまとめ
ウンベラータが元気ないときのその原因や対処法を、症状別にご紹介してきました。あなたのウンベラータの症状にぴったりと当てはまる点はあったでしょうか。 本記事のポイントは- ウンベラータは東南アジア原産の植物で、ハート形の大きな葉がナチュラルでおしゃれな雰囲気があるとしてインテリアグリーンとしても大人気。
- ウンベラータが元気ないときの症状の1つ目は、幹が細くひょろひょろしていること。日光不足が原因のため直射日光を避けた明るい場所へ移し、春から秋に肥料を適量与える。
- ウンベラータが元気ないときの症状の2つ目は、葉っぱが小さいこと。根詰まりを起こしていることが原因なので、1~2年に1回は植え替えを行う。
- ウンベラータが元気ないときの症状3つ目は、葉っぱが変色していること。茶色い葉は葉焼けが考えられるため、半日陰へ移動する。黄色い葉は日光不足や根腐れが考えられるため、明るい場所へ移動したり植え替えを行う。
- ウンベラータが元気ないときの症状4つ目は、葉っぱが落ちること。原因は寒さか日光不足のため、最低でも10℃を保ち、直射日光を避けた明るい場所へ置く。
- ウンベラータが元気ないときの症状5つ目は、葉っぱがベトベトしていること。アブラムシやカイガラムシの被害が考えられるため、歯ブラシや殺虫剤で駆除する。
- ウンベラータが元気ないときの症状6つ目は葉っぱがだらんと下を向いていること。原因は水不足なので、季節に合わせた水やりを行う。
- ウンベラータが枯れたかどうかの判断は、元気ない季節や幹の状態により確認できるが、春に芽を出す可能性もあるため気長に観察するのが良い。