目次
- 奈良の紫陽花が見頃を迎える時期
- 奈良にあるおすすめの紫陽花スポットランキング(13選)
- ついでに立ち寄る関西にあるおすすめ紫陽花スポット(4選)
奈良の紫陽花の時期や観光に適しているのはいつ?
ここでは、奈良の紫陽花が見頃を迎え観光に適している時期について解説します。せっかく紫陽花スポットに出かけるのですから、紫陽花が見頃を迎える時期を選んでお出かけしたいものですね。奈良の紫陽花の見頃は6月
奈良の紫陽花が見頃を迎えるのは6月ですから、あじさい観光が目的で奈良を訪れるなら6月が適しています。奈良では6月上旬から6月下旬までが紫陽花の見頃ですが、紫陽花スポットによっては7月上旬まで見頃が続くところもあります。奈良の紫陽花の開花状況
奈良の紫陽花の見頃は6月ですが、6月に紫陽花スポットを訪れれば必ず見頃の紫陽花を鑑賞できるわけではありません。紫陽花スポットによっては見頃の時期がややズレることがあります。また、年によって見頃の時期が前後することもあります。見頃の時期を逃さないためには、紫陽花スポットに出かける前に開花状況を確認することが大切です。開花状況は紫陽花スポットの公式ホームページやSNSなどで簡単に確認することができますから、忘れずに開花状況をチェックしましょう。奈良の紫陽花の見どころは?
奈良にあるおすすめの紫陽花スポットは歴史あるお寺や神社などが多く、美しく咲く紫陽花だけでなく、風情あるお寺や神社と紫陽花との組み合わせも見どころのひとつです。紫陽花を鑑賞するだけでなく、紫陽花スポットとなっているお寺や神社そのものを観光するのもおすすめです。奈良の紫陽花おすすめスポットランキング
ここでは、奈良にあるおすすめの紫陽花スポットをランキングでご紹介します。あまり知られていない穴場スポットも含めて奈良にあるたくさんの紫陽花スポットの中から厳選した13箇所となっています。 ご紹介するのは、- 矢田寺(大和郡山市)
- 長谷寺(桜井市)
- 般若寺(宇陀市)
- 岡寺(明日香村)
- 談山神社(桜井市)
- 當麻寺(葛城市)
- 大神神社(桜井市)
- 法隆寺(斑鳩町)
- 滝谷花菖蒲園(宇陀市)
- 吉野山(吉野郡)
- 佐保川沿い(奈良市)
- 奈良公園(奈良市)
- 壷阪寺(高取町)
1. 矢田寺(大和郡山市):あじさいの小径や味噌なめ地蔵で有名
大和郡山市にある矢田寺は「矢田のお地蔵さん」として親しまれているお地蔵様で有名ですが、「あじさい寺」の別名でも知られています。矢田寺は奈良県を代表する紫陽花の名所になっており、梅雨の時期には県内外から多くの観光客が訪れます。お地蔵様にちなんで昭和40年代から植え始められた紫陽花は現在では約10,000株に増えており、約25,000㎡の境内には紫陽花庭園や見本園があり約60種類と紫陽花の種類も豊富です。特に、メインとなる紫陽花庭園は色とりどりの紫陽花が咲き乱れており、見応えがあります。
2. 長谷寺(桜井市):石階段のが人気の紫陽花の名所
桜井市にある長谷寺も、奈良では有名な紫陽花の名所です。長谷寺は四季折々の花が楽しめることから「花の御寺」とも呼ばれますが、梅雨の時期には約3,000株の美しい紫陽花を鑑賞することができます。特に、「嵐の坂」の名前をもつ風情ある石階段には、両脇に美しい紫陽花が咲くと評判です。例年、石階段に鉢植えの紫陽花を飾る「あじさい回廊」というイベントを実施しており、地植えの紫陽花と鉢植えの紫陽花が趣のある石段を彩り風情たっぷりです。
3. 般若寺(奈良市):花手水「アジサイガラスボール」がSNS映え
宇陀エリアにある般若寺では、花手水「アジサイガラスボール」が注目を集めています。手水鉢に花を浮かべる花手水(はなちょうず)がSNS映えするとして人気がありますが、般若寺は花手水はオリジナルです。水を満たしたボール状のガラス容器に、たっぷりの紫陽花の花が浮かびます。アジサイガラスボールは境内の各所に飾られていますが、地植えの紫陽花との組み合わせて鑑賞することができます。アジサイガラスボールだけでもSNS映えしますが、植えられた紫陽花と組み合わせて撮影することによってより華やかな仕上がりになることでしょう。
4. 岡寺(高市):紫陽花の御朱印が人気の名所
南和エリアの明日香村にある岡寺は、1500年以上の歴史をもつ古寺です。境内の奥之院周辺には、約100株の地植えの紫陽花に加えて300株ほどの紫陽花の鉢植えが飾られており穴場の紫陽花スポットです。数は多くありませんが、自然に囲まれてしっとりと咲く紫陽花は美しく優雅です。紫陽花を水に浮かべた「あじさい花手水」、紫陽花やダリアを浮かべた池がフォトスポットとして人気がありますが、期間限定の紫陽花の御朱印も人気があります。 岡寺(高市)、長谷寺(桜井市)、壷阪寺(高取町)の3寺では、例年紫陽花が咲く時期に「大和三大観音あぢさい回廊」というイベントを開催しています。3寺ともおすすめの紫陽花スポットですから、イベントに参加して紫陽花巡りを楽しむのもおすすめです。
5. 談山神社(桜井市):約1万株の紫陽花と社殿との風情ある景色
桜井市にある談山神社は、藤原鎌足を弔うために建立された十三重塔で有名な古い歴史をもつ神社です。歴史ある神社ならではの風情ある社殿を背景に、鮮やかに咲き誇る紫陽花の花々の美しさが引き立ちます。紅葉の名所としても知られている談山神社ですが、朱色の社殿は緑豊かな梅雨の時期にいっそう映えます。談山神社は縁結びや就職祈願のパワースポットとしても知られていますから、運気を上げに出かけてみてはいかがでしょうか。
6. 當麻寺(葛城市):「あじさい苑」が有名スポット
葛城市にある當麻寺は「牡丹のお寺」として古くから有名です。極楽浄土を彷彿とさせる奥院浄土庭園では80種3,000株もの牡丹が植えられていますが、庭園には四季折々の花が植えられており梅雨の時期には紫陽花の花も咲き誇ります。近鉄南大阪線「当麻寺駅」から徒歩15分ほどですから、電車でアクセスすることもできます。
7. 大神神社(桜井市):境内の「あじさいの園」が人気
桜井市にある大神神社(おおみわじんじゃ)は、日本最古の神社と言われており三輪山そのものがご神体とされています。三輪山麓のきよめの滝周辺には「あじさい園」があり、自然に近い状態の紫陽花を楽しむことができます。また、大神神社の境内には三輪山周辺にたくさん自生していた「ささゆり」を栽培するささゆり園があります。梅雨の時期には貴重なささゆりを鑑賞することができますから、あじさいを楽しんだ後はささゆり園に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
8. 法隆寺(斑鳩町):世界最古の木造建築物の「あじさい園」
斑鳩町にある法隆寺は、世界最古の木造建築物として知られています。法隆寺には金堂、五重塔、飛鳥彫刻を代表する釈迦三尊像など見どころがたくさんあります。境内に紫陽花がまとまって植えられていることはありませんが、東院伽藍から西院伽藍の間にある斑鳩の街並みにはしっとりと咲く紫陽花の花を見つけることができます。
9. 滝谷花菖蒲園(宇陀市):6月は紫陽花や花菖蒲が見頃を迎える
宇陀市にある滝谷花菖蒲園は、広大な地吉に約100万本の花菖蒲が植えられており花菖蒲の名所として有名です。実は、滝谷花菖蒲園の中央にはあじさい園があり、あまり知られていない穴場のあじさいスポットとなっています。6月は紫陽花も花菖蒲も見頃を迎える時期ですから、紫陽花と花菖蒲を両方楽しむことができます。
10. 吉野山(吉野郡):七曲坂が紫陽花人気スポット
吉野郡にある春の桜で有名な吉野山ですが、紫陽花の人気スポット「七曲坂あじさい園」があることでも知られています。七曲坂あじさい園には約4,000株の紫陽花が植えられており、吉野山をしっとりと彩る紫陽花を楽しむことができます。七曲坂の名前のとおり、くねくねと曲がる山道沿いを彩る紫陽花の花々はここでしか見ることができない趣のある景色です。車でアクセスする場合には、徒歩5分ほどの下千本駐車場が利用できます。電車を利用する場合には近鉄吉野駅から徒歩15分ほどです。
11. 佐保川沿い(奈良市):川沿いに約1万株の紫陽花が咲く穴場
奈良市にある佐保川沿いは、約5kmにわたって桜並木が続く桜の名所として知られています。桜の咲く時期には花見客で混雑する佐世保の桜並木ですが、梅雨時にはゆっくりと散策することができます。
12.奈良公園(奈良市):ハート型の紫陽花
公園に生息するシカで有名な奈良公園。広大な敷地をもつ奈良公園ですが、ところどころで紫陽花の花を楽しむことができます。例えば、「奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~」の庭園には紫陽花が植えられています。運が良ければ幸せを運ぶとされる「ハート型の紫陽花」に出会えるかもしれません。
13.壷阪寺(高取町):新緑大仏や紫陽花大仏で人気
高取町にある壷阪寺は、高さ15メートルの大仏が有名です。大仏は四季折々の姿になることで知られており、春には「桜大仏」、初夏には「新緑大仏」などと呼ばれています。そして、梅雨の時期にはたくさんの紫陽花の植木鉢が大仏の周囲に飾られた姿が「紫陽花大仏」と呼ばれて人気があります。 なお、岡寺(奈良市)、長谷寺(桜井市)、壷阪寺(高取町)の3寺では、例年紫陽花が咲く時期に「大和三大観音あぢさい回廊」というイベントを開催しています。専用の台紙にそれぞれのお寺特製の切絵朱印を集める人気のイベントですから、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
奈良観光のついでに行きたい関西の紫陽花おすすめスポット
ここでは、奈良観光のついでに行きたい関西にあるおすすめの紫陽花スポットをご紹介します。 ご紹介するのは、- coffret café(奈良市)
- 三室戸寺(宇治市)
- 藤森神社(京都市)
- 善峯寺(京都市)
coffret café(奈良市):紫陽花をモチーフにしたスイーツが人気
近鉄奈良駅から徒歩10分ほどの場所にある「coffret café」は、可愛くて美味しいスイーツをいただけるカフェです。梅雨の時期には紫陽花をモチーフにした紫陽花スイーツが人気を集めています。梅雨時にはわらび餅入りの紫陽花ソーダと紫陽花プリンをいただきながら、カフェでくつろいでみてはいかがでしょうか。カフェを訪れて手軽に梅雨の季節感を味わうのもよいですが、奈良にある紫陽花スポットを訪れた後に立ち寄るのもおすすめです。
三室戸寺(宇治市):奈良から近い京都1の紫陽花スポット
京都府宇治市にある三室戸寺は「あじさい寺」と呼ばれ、京都を代表する紫陽花スポットです。約2万株の紫陽花が杉木立の間で咲きますが、色とりどりに咲く紫陽花の花々に木漏れ日が差し込む景色は一見の価値があります。また、期間限定であじさい園をライトアップするイベントを開催しています。ライトに照らし出された紫陽花は幻想的で、日中に木漏れ日が降り注ぐ紫陽花とは別の表情を見せてくれます。京阪宇治線の三室戸駅から徒歩15分ほどですから、電車でもアクセスすることができます。
藤森神社(京都市):「あじさい苑」や御朱印が有名
京都府京都市にある藤森神社は紫陽花の名所として有名です。境内には広大な2箇所のあじさい苑があり、約3,500株の紫陽花が植えられています。あじさいの数はそれほど多くありませんが、あじさい苑は美しく整備されており風情たっぷりです。紫陽花の咲く時期限定の「あじさいの花手水」や「あじさいの御朱印」も人気があります。JR奈良線の藤森駅から徒歩5分ほどの立地ですから、電車でアクセスしやすく便利です。
善峯寺(京都市):風情ある石階段脇の紫陽花が大人気
京都府京都市にある善峯寺は、山の中腹にあり京都市街を一望できる見晴らしのよい高台があります。紫陽花が咲く季節には、紫陽花越しに京都市街を眺めることができます。善峯寺には「白山あじさい苑」に約8,000株の紫陽花が植えられており、斜面一面に咲く紫陽花は絶景です。白山あじさい苑のほかにも、風情ある石階段脇の紫陽花など境内各所に紫陽花がしっとりと咲きます。
まとめ
ここまで、奈良にあるおすすめの紫陽花スポットを名所から穴場まで詳しくご紹介してきました。また、奈良の紫陽花が見頃を迎える時期やついでに立ち寄れる関西のおすすめ紫陽花スポットについても解説しましたがいかがだったでしょうか。 この記事のポイントは、- 奈良の紫陽花は6月上旬から6月下旬にかけて見頃を迎える。ただし、開花時期がズレることがあるため、紫陽花スポットへのお出かけ前に開花状況を確認することがポイント
- 奈良にあるおすすめの紫陽花スポットは、矢田寺(大和郡山市)、長谷寺(桜井市)、般若寺(宇陀市)、岡寺(明日香村)、談山神社(桜井市)、當麻寺(葛城市)、大神神社(桜井市)、法隆寺(斑鳩町)、滝谷花菖蒲園(宇陀市)、吉野山(吉野郡)、佐保川沿い(奈良市)、奈良公園(奈良市)、壷阪寺(高取町)の13箇所
- 紫陽花の季節には、カフェ「coffret café(奈良市)」などで紫陽花スイーツを楽しむのもよい
- ついでに立ち寄りたい関西にあるおすすめ紫陽花スポットは、①三室戸寺(宇治市)、②藤森神社(京都市)、③善峯寺(京都市)の3箇所
でした。 奈良には訪れる価値のある紫陽花スポットがたくさんあることがわかりましたね。梅雨の時期には、この記事で紹介した紫陽花の名所や穴場スポットをお出かけ先や旅行先に選んで、紫陽花の咲く風情ある風景を楽しんでみてください。雨露に濡れる紫陽花はしっとりと優美ですから、あえて雨の日に出かけてみるのもおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。