ポトスでメダカ水槽を彩ろう!浄化効果などのメリットまで紹介

ポトスでメダカ水槽を彩ろう!浄化効果などのメリットまで紹介
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目次

ホームセンターや園芸店の観葉植物コーナーでよく見かけることの多いポトス。鮮やかな緑色の葉が美しいポトスは、実は水槽との相性がとても良い観葉植物なのです。アクアリウムやメダカの水槽にポトスを植えると、とても幻想的でワンランク上のインテリアとしての存在感を発揮してくれます。 そこでこの記事では、
  • そもそもポトスは水槽で育てられるのか
  • ポトスを水槽で育てることのメリット
  • ポトスを水槽に水挿しする方法
  • 水挿ししたポトスの育て方
  • 水槽でポトスを育てる時のトラブルと解決方法
  • 鉢植えのポトスを水槽に植え替える方法

以上のポイントを詳しく解説していきます。 ポトスはとても丈夫で育てやすいので、水槽に飾ってもその魅力を存分に発揮してくれます。また、アクアリウムなどに観葉植物を植えると厄介者のコケの発生を抑制してくれる効果も期待されています。メダカや水草をアクアリウムで楽しんでいる方も、ポトスをひと味違うおしゃれな方法で飾ってみたいと考える方も、ぜひこの記事を最後まで読んで参考にしてみてください。

関連記事:ポトスの育て方|室内での管理法から水栽培の仕方まで徹底解説

そもそもポトスって水槽で育てられるの?

そもそもポトスって水槽で育てられるの?
そもそも、ポトスを水槽で育てることはできるのでしょうか。水槽で育てることのできる植物は、水草などの水生植物だけと思う方もいらっしゃるかもしれませんね。まずは、ポトスが水槽で育てるのに向いているのかどうかについて解説していきます。

答え:ポトスは水挿しという方法で水槽でも育てることができる!

まず、結論からご紹介するとポトスは【水挿し】という方法で水槽でも育てることができます。もちろん、ポトスは水上植物ですから葉や大部分の茎は地上に出しておかなければなりません。しかし、水槽の中にポトスのカットした枝を入れることで元気に成長してくれるのです。

観賞魚の水槽で育てることもできる

水槽をお持ちの方は、その中で観賞魚を育てている方が多いかもしれませんね。ポトスはそんな観賞魚と一緒に水槽の中で育てることもできるのです。青々としたポトスの葉が水に映ってゆらめき、水の中にいる魚と共にとても幻想的な雰囲気を感じさせてくれますよ。

ポトスを水槽で育てて彩りをつけよう

ポトスは美しい葉が魅力の観葉植物ですから、単調がちになってしまう水槽の上部に彩りを与えてくれます。フィルターや浄化装置などの手前に、ポトスの葉が大きく張り出すことによって、ひと味違ったインテリアとしての存在も発揮してくれるはずです。

しっかり管理すれば枯れることは中々ない

水の中でポトスを育てていて、すぐに枯れてしまわないのかと心配になる方もいらっしゃるかもしれませんね。ポトス自体の生育環境を整えてあげるとともに、しっかりと管理することによってポトスが枯れることはありません。そもそもポトスは非常に丈夫な観葉植物なので、育て方のポイントを押さえておけば枯れることを防げるはずですよ。

水槽で育てられる観葉植物としてポトスはおすすめ!

水槽で育てることのできる観葉植物は、ポトス以外にもアジアンタムやワイヤープランツなどいくつかの種類がありますが、特にポトスは初めて水槽で観葉植物を育てる方におすすめです。ホームセンターなどで手ごろな価格で購入することもできますし、伸びたツルから新しい苗を作ることもできますので水槽栽培にチャレンジしやすい観葉植物と言えるでしょう。

ポトスを水槽で育てるメリット

ポトスを水槽で育てるメリット
次に、ポトスを水槽で育てるメリットについてご紹介していきます。難しく思われがちの水槽栽培ですが、金魚やベタなどの観賞魚を飼っている方には特に大きなメリットがあるのです。

水槽の水を浄化する効果がある

ポトスを含む観葉植物には水槽の水を浄化して、水質を良くしてくれる効果が期待できます。水草などの水生植物よりも、その浄化効果は高いと言われているのです。ポトスには、メダカや金魚の排泄物や食べ残しのエサを栄養分として吸い取ってくれる役割もあります。

ポトスの根が水槽の余分な養分を吸って綺麗にしてくれる

観葉植物は水生植物に比べて、栄養分をたっぷりと吸収してくれる特徴をもっています。特にポトスは生育力が旺盛なので、根が水槽の余分な養分を吸って水を浄化してくれる効果があるのです。水槽の中の養分が過剰だと、コケが繁殖して見た目も良くなくなってしまいますので、ぜひポトスを植えて改善してみてください。

金魚やエビ、メダカやベタなどの観賞魚・熱帯魚用の水槽で本領発揮

ポトスは金魚やエビ、メダカやベタなどの観賞魚を育てている方にぴったりの観葉植物です。ポトスを水挿しにして、根を水中に張らせると水をキレイにしてくれるとともに大きな葉が水面の上に張り出し、おしゃれな印象を与えてくれるのです。植物を水槽で育てていると水が汚れにくいので、生き物の生育にも適した環境を作り出してくれるメリットが期待できます。

水槽にポトスの緑を追加することで部屋をより色鮮やかにできる

単調なカラーになりやすい水槽の周りに、ポトスなどの観葉植物を飾ることでお部屋をより色鮮やかに変えることができます。水槽の浄化装置や照明などの手前にポトスを植えると、葉が広がり目隠しの効果も与えてくれます。また、水面にポトスの緑が映るのでまるで自然の中にいるような雰囲気を感じさせてくれるのです。

ポトスを水槽に水挿ししてみよう

ポトスを水槽に水挿ししてみよう
ポトスを水槽で育てるのには、【水挿し】が適しているとご紹介しましたがまずはその水挿しについて詳しく解説していきましょう。

そもそも水挿しって何?

そもそも、水挿しとはどのような栽培方法なのでしょうか。水差しはポトスに限らず、多くの観葉植物で行うことのできる栽培方法です。伸びた枝を剪定などでカットした時に、余った枝を使って水に挿すだけで発根を促す栽培方法を水挿しと呼びます。発根のしやすさは観葉植物の品種によって異なりますが、水に挿しておくだけでできるのでとても簡単なのがメリットでしょう。

水挿しの適期は5〜6月

水挿しの作業を行う適期は、5月~6月です。ポトスの生育期にあたりますので、カットした枝からの発根も良く成功しやすいので、もし水挿しを行う時はこの時期に作業をしましょう。

水挿しで必要なもの

次に、水挿しの栽培方法で必要な道具についてご紹介します。いずれもご家庭にあるものでまかなうことができますので、剪定の後にぜひ水挿しを行ってみてくださいね。

水挿しするポトス

生育期になるとポトスは枝状のツルを長く伸ばして、その先に葉をつけていきます。生育期であれば、カットしてもその後に新しい枝が伸びてきますので水挿しするために枝を10㎝ほどの長さで切って使ってみましょう。

水槽

水槽は、金魚やメダカを育てているもので問題ありません。サイズが様々にありますが、用意したポトスの枝とのバランスを見ながら選ぶのが良いでしょう。水槽がすでにある場合は、カットしたポトスの方を水槽のサイズに合わせても問題ありません。

発根剤

発根剤はポトスのカットした部分に塗ることで、発根を促してくれます。水槽にポトスを植えると、動かしにくく日光不足にも陥りやすいので発根剤を塗布することで生育を促進させてあげるようにしましょう。

ハサミ

ハサミは、ポトスの枝をカットしたり余分な葉を落として見栄えを良くするために用います。病気になるのを防ぐために、新品のものか市販のエタノール・熱湯などで除菌したものを用いるようにしましょう。

水挿しの手順

では実際にどのように水挿しを行っていくのか、その手順について解説していきます。水槽に水挿しするのは難しく思われがちですが、ひとつひとつの作業は簡単なので初心者の方もぜひチャレンジしてみてください。

手順①:水挿しするポトスの切り口を斜めに切る

水挿しするポトスの切り口をハサミで斜めに切り直しましょう。斜めにすることで、水分の吸収も良くなりますし発根もしやすくなります。

手順②:切り口に発根剤を塗る

斜めにカットした切り口に発根剤を塗りましょう。どのくらい塗るのかは市販の発根剤によって違いますので、記載の容量を確認してから作業します。

手順③:切り口を浸したら完成!

切り口を水槽に浸したら完成です。葉が大きく広がっている場合は、倒れにくいようになるべく深めに挿しましょう。ポトスの下側の葉は、場合によっては切り落としても大丈夫です。

水中に入れすぎると元気がなくなってしまうので注意

ポトスが倒れてしまわないようになるべく深めに挿すとご紹介しましたが、葉が水についてしまうほど水中にいれすぎるとポトスの元気がなくなってしまうので注意しましょう。目安としては、ポトスの全体の3分の1ほどが水に浸かっているのがおすすめです。

水挿ししたポトスの水槽での育て方

水挿ししたポトスの水槽での育て方
ポトスの水挿しが完成したところで、できるだけ長くポトスを楽しみたい方のために簡単な育て方をご紹介していきます。基本的な育て方は、土栽培のポトスと大きく変わらないので難しく考える必要はありませんよ。

濾過器付きの水槽で育てる場合はほぼ放置で大丈夫

容器や花瓶で水挿しを行っている時は、定期的な水替えが必要となってきますがろ過付きの水槽で育てる場合は、水替えをする必要はありません。水が循環してきれいになっていますので、ポトスもそのまま放置で大丈夫なのです。

蛍光灯や電球くらいの明るさで育てよう

水上植物は太陽光が必須と思われがちですが、ポトスは耐陰性がありますので蛍光灯や電球の明るさくらいで育てていれば大丈夫です。まぶしすぎるほどの光は必要としませんので、水槽の蛍光灯でポトスも元気に成長してくれます。

ポトスは耐陰性の高い植物

ポトスはお部屋の色々な場所で育てられるほど、耐陰性の高い植物です。水槽を照らす光だけで十分に成長してくれますので、日光浴の必要はありません。

直射日光は葉焼けの原因

耐陰性のあるポトスは、夏場の強い光などによって葉焼けを起こしてしまう危険性があります。せっかくのポトスの美しい葉が傷みやすくなってしまいますので、水槽を置く場所も直射日光が当たらないところを選ぶようにしましょう。

生育期には肥料を与えた方がいい

ポトスの生育期である春から秋にかけては、肥料を与えるのがおすすめです。気温が上がる夏場は控えめで大丈夫ですが、葉や枝がぐんぐん伸びる春と秋には肥料を与えるようにしましょう。

水に溶けやすい液肥を使う

水槽に水挿ししたポトスに肥料を与える時は、水に溶けやすい液肥を使うのがおすすめです。液肥はそれほど強い肥料ではありませんので、水槽の水に溶かしても大きな影響は与えないでしょう。

有機肥料よりも化成肥料を使おう

油粕などの有機肥料はどうしても水質を変えてしまったり、匂いが出てしまう心配がありますが化成肥料は成分がバランスよく配合されていますので水槽に用いる場合におすすめしたい種類です。水槽に植えているポトスに与える肥料を選ぶ時は、化成肥料を選ぶようにしましょう。

長い期間水槽で上手に育てると水中化し、水中葉も出てくる

ポトスを長い間、水槽で育てていると水中に順応して水中葉という少し透明がかった葉が出てくることがあります。ポトスは適応能力も高い観葉植物なので、環境が合えば水中でポトスを育てることも不可能ではありませんよ。

水槽で育てているポトスに起こるトラブルと対処法

水槽で育てているポトスに起こるトラブルと対処法
この項目では、水槽で育てているポトスに起こりがちなトラブルと対処方法についてご紹介していきます。特殊な環境で育てているからこそ、発生するトラブルもあるのでぜひ一度、チェックしておいてくださいね。

苔や藻が水槽に生えてしまう

ポトスを植えている場合に限らず、アクアリウムには苔や藻が生えやすいと言われています。水質を改善するために、エビや貝類を入れたりすることもありますが苔や藻が増えてしまったらどのように対処すればよいのでしょうか。

水温を見直して対処しよう

まずは、水温を見直して対処することから始めましょう。熱帯魚などを生育している場合は、その生き物の適温に合わせてあげるのがマストですがあまりにも水温が高いと苔や藻が発生しやすくなることを覚えておきましょう。

日光も苔や藻の原因

水槽に日光が当たると苔や藻が生えやすくなってしまいます。観賞魚用のライトなどで代用して、水槽には太陽光が当たらないような場所を選ぶとよいでしょう。

根腐れ

根腐れは、ポトスを水槽で育てている時に起こりやすいトラブルです。丈夫で育てやすいのがポトスの特徴のひとつですが、過湿状態が続く水槽栽培は根腐れが起こりやすいともいえます。

水に浸しすぎて根腐れを起こしてしまうことがある

ポトスの枝や葉が水に浸されすぎてしまうと、根腐れを引き起こすことがあります。これは土栽培でも過湿が続くと起こりやすいトラブルなので、根が変色していたり異臭がしたりなどの兆候が見られた時はすぐに対処しましょう。

腐った部分を切り落として対処

変色した部分や傷んだ部分をカットすることで、それ以上、根腐れが進行することを防げますので見つけたらすぐに切り落とすことで対処しましょう。

鉢植えしているポトスを水槽に植え替えることはできるの?

鉢植えしているポトスを水槽に植え替えることはできるの?
最後に、鉢植えにしているポトスを水槽に植え替えることはできるのか、について解説していきます。すでにポトスを育てている方も、気分を変えて水槽に植え替えてみたいと考えることもあるでしょう。果たして、土栽培していたポトスを水槽に植え直すことはできるのでしょうか。

できるが土から水槽へは少し難易度が高い

ポトスを土栽培から水槽に植え替えるのは不可能ではありませんが、少し難易度が高いことを覚えておきましょう。一度、土に順応したポトスを改めて水の中に植えるのには負担がかかりやすいので植え替える時は試しにやってみる、くらいの気持ちでチャレンジすると良いですよ。

植え替えに必要なもの

では、土栽培のポトスを水栽培に植え替えるのに必要な道具についてご紹介します。必要なものはほとんどありませんので、特別な準備をする必要はありません。

ポトス

ポトスの苗を用意します。土栽培のポトスを鉢から抜いて使うので、植え替える前に用土を乾燥させて根から土がはがれやすいようにしておきましょう。

ハサミ

清潔なハサミを用意します。園芸用のハサミの方が簡単に切れるので特におすすめです。

植え替えの手順

土栽培のポトスを水栽培に植え替えるための手順をご紹介します。作業自体はそれほど難しくないので、初心者の方もぜひチャレンジしてみてくださいね。

手順①:鉢からポトスを取り出す

用土を乾燥させたポトスを鉢から取り出しましょう。ポトスの根元を支えて、鉢を裏返すと簡単に鉢から出すことができますよ。

手順②:腐っていたり変色している根をハサミで切る

ポトスの根から土を落としてよく観察しましょう。傷んでいる根や変色した根を、除菌したハサミでカットします。

手順③:バケツなどで根を洗う

綺麗な根だけを残したところで、一度、根を水で洗いましょう。バケツなどに張った水に根をいれて洗いますが乱暴に扱って根が傷まないように注意します。

手順④:水を張った水槽につけて完了

綺麗に洗った根を水槽の中に浸けて完成です。ポトスの根が水中に、葉が水面に出るような位置で固定しましょう。根が水に順応することができれば、そのまま育てることができますよ。

根をしっかり洗ってから行うことがポイント

土栽培のポトス水槽に植え替える時のポイントは、根をしっかり洗って土を落とすことにあります。かといって、ごしごしと強くは洗わないようにしましょう。根の先の細かい部分まで水に浸けながら丁寧に洗っていくのがコツです。

ポトスでメダカ水槽を彩ろう!浄化効果などのメリットまで紹介のまとめ

いかがだったでしょうか。 ポトスを水槽で育てる時のポイントについて、ご紹介させていただきました。観葉植物を水槽で育てると、自然な雰囲気が高まりまるで森の中の清流をイメージさせてくれるような印象を与えてくれます。ポトスは比較的に丈夫で、育てやすく増やしやすいので水槽で育てるのに向いている観葉植物なのです。 この記事のポイントは以下の通りです。
  • ポトスは水槽で栽培するのに向いた観葉植物
  • ポトスを水槽で育てることでコケの発生を抑制でき、水質を改善できるメリットがある
  • ポトスを水槽に水差しする時は、伸びた枝をカットして使う
  • 水差ししたポトスは春と秋に化成肥料や液肥を与えるのがポイント
  • ポトスは耐陰性があるので直射日光が当たらないように注意する
  • 水槽でポトスを育てる時は根腐れ病などに注意する
  • 鉢植えのポトスを水槽に植え替えることは不可能ではないが比較的、難しい
ポトスは生育力が旺盛ですぐに大きくなるので、カットした枝を水挿しにして発根させるのにも向いた観葉植物です。水挿しの方法もそれほど難しくはありませんし、その後の育て方も簡単なのでぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。