サボテンの変色の原因とは?色別の対処法から防ぎ方まで徹底解説

サボテンの変色の原因とは?色別の対処法から防ぎ方まで徹底解説
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サボテンは観葉植物のなかでも、人気の高い多肉植物です。多肉植物のなかでも入手しやすく、100均などでも購入できます。栽培も簡単で、観葉植物初心者の方でも育てられます。 手軽に育てられるサボテンですが「なんか色が変わってきた?」と思うことはありませんか?サボテンは緋牡丹などの一部のサボテンを除き、緑色の体色をしています。ですが、何かしら原因で赤や白・黒色に変色する可能性があります。 そこで、今回は、サボテンの変色について解説します。この記事を読めば
  • サボテンは変色しても大丈夫?
  • 変色したらどうすればいい?
  • 変色の原因は?
  • 変色を防ぐにはどうせればいい?

上記のことが分かりますよ。サボテンの変色で悩んでいるならぜひ、参考にしてくださいね。

関連記事:サボテンの育て方|初心者でも失敗しない方法や日常のケアを徹底解説

育てているサボテンが変色した!これって大丈夫?

育てているサボテンが変色した!これって大丈夫?
サボテンを育成していると、まれに変色することがあります。鮮やかな緑色が変色すると、心配になりますよね。まずは、サボテンの変色が、大丈夫なのか見ていきましょう。

結論:変色は基本的にサボテンからのSOSサイン

結論からいうと、サボテンの変色はサボテンからのSOSサインであることが多いです。なので、何かしらの問題が発生している可能性があります。まずは、変色以外の症状があるか確認してください。

変色以外のサボテンの状態によっては大丈夫な場合もある

実はサボテンが変色していても大丈夫な場合があります。詳しくは後述しますが、変色している箇所が乾燥している場合は、大丈夫な場合も多いです。まずは、サボテンの状況を確認してくださいね。

もともと色がついている緋牡丹などの品種もある

サボテンのなかには、もともと色が付いている品種もあります。例えば、緋牡丹というサボテンは、鮮やかな赤色をしています。この赤色は不調ではなく、赤色の品種のサボテンです。なので、育成しているサボテンの色を覚えておいてくださいね。

変色の原因は色ごとに異なる!

変色の原因は色ごとに異なる!
変色の原因は、色ごとに異なります。なので、どの色に変化したかで、おおよその原因が把握できるといえます。まずは、色ごとの原因について見てきましょう。

サボテンが変色する色の種類

まずは、サボテンがどんな色に変色するのか見ていきましょう。変色する色ごとに原因が違います。なので、変色する色を把握することから始めましょう。

茶色

茶色はサボテンの変色でも、多くみられる色です。大丈夫な場合も多い変色ですが、根腐れが原因の場合もあります。確認するには、サボテンを触ることで判断できます。

赤色・オレンジ色

サボテンが赤やオレンジ・ピンク色に変色する原因は、ストレスと寒さが原因です。そのため、冬場や植え替え後に見られる変色です。場合によっては、様子見でも問題ない場合が多いです。

黄色・黄緑色

黄色や黄緑色になる場合は、日照不足と考えられます。特に室内で多く見られる変色です。置き場所の見直しが必要といえるでしょう。

紫色

サボテンが紫色になった場合は、ストレスが原因と考えられます。急激な温度変化や植え替えが原因です。寒さに当たると、紫色になることも多いので、冬場に多く見られます。

黒色

黒く変色した場合は、黒くされ病が原因の可能性が高いです。高温多湿が原因で発生する病気なので、水やりの頻度を見直す必要があるでしょう。

白色

サボテンが白くなってきたら、うどんこ病やカイガラムシなどの病害虫が原因です。多湿や風通しの悪さが原因などの、置き場所を変えるなど、環境の改善が必要になります。

変色箇所の状態もしっかり観察する

変色した箇所の状態も、しっかり観察しましょう。外見だけどなく、触感も重要です。硬いのか柔らかいのか確認してください。場合によっては、すぐに対処する必要がありますよ。

症状によってはすぐに対処することで復活できる

症状によっては、すぐに対処することでサボテンは復活しますよ。「次の日でいいか」など後回しにすると、手遅れになることが多いので注意してくださいね。

まずは変色箇所の状態を確認する

まずは変色箇所の状態を確認する
変色が確認されたら、まずは変色箇所の状態を確認しましょう。触感や詳しく見ることで、より詳細なサボテンの状態が分かりますよ。ぜひ、参考にしてください。

変色箇所が柔らかく、ぶよぶよしている場合

まずは、変色箇所が柔らかく、ぶよぶよしている場合を見ていきましょう。触ればすぐに分かるので、判断もしやすいと思います。どのような原因があるのか見ていきましょう。

根腐れや病気の疑いがある

サボテンを触ったときに、柔らかくぶよぶよしている場合は、根腐れや病気の疑いがあります。特に根腐れは、サボテンによくある症状です。そのため、まずは根腐れを疑っても良いでしょう。

セレウスや大雲閣などの品種に起こることがある

セレウス大雲閣などの品種で、柔らかくぶよぶよになることがあります。大雲閣などは、乾燥地帯に自生するサボテンです。そのため、乾燥には強いですが、過湿には弱いという特徴があります。そのため、セレウスや大雲閣では起こりやすい症状といえるでしょう。

一刻も早い対処が必要

もし、サボンがぶよぶよになったら一刻も早く対処する必要があります。根腐れは、サボテンだけでなく植物にとっても被害が大きい症状です。ですが、迅速な対処をすることで復活させることができますよ。まずは、後回しにせず、適切な処置をしてください。

変色箇所に害虫やカビがついている場合

次に、変色箇所に害虫やカビがついている場合を見ていきましょう。害虫やカビが付くことは、サボテンにとって自然なことではありません。では、どのような害があるのか見ていきましょう。

害虫やカビはサボテンを弱らせてしまう

害虫やカビは、サボテンを弱らせてしまいます。害虫やカビが、サボテンから栄養を奪ってしまうからです。なので、害虫やカビはサボテンにとって天敵といえるでしょう。

枯れる前に一刻も早く取り除く必要がある

害虫やカビが発生したら、枯れる前に一刻も早く取り除きましょう。放っておくと、すぐに枯れてしまうので、症状が見られたらすぐに対処しましょう。

変色箇所が乾いている場合

次に、変色箇所が乾いている場合を紹介します。変色箇所が乾いている場合は、緊急性が低いことも多いです。ですが、外観的にもよくないので、しっかりと対策したいですね。

まだハリがある場合は生理現象による可能性が高い

茶色く変色していても、ハリがあれば生理現象の可能性が高いです。原因としては、長時間の強い日差しや水分不足になります。そこまで心配しなくてもよいでしょう。

そのまま今まで通り生育して大丈夫

茶色に変色しているだけなら、今まで通り生育して大丈夫です。あえて言えば、置き場所や水やりを見直すと良いでしょう。もし、悪化するようなら、後述する対処法を試してみてください。

カラカラになってしぼむような場合は葉焼けや木質化しているかも

変色部分がカラカラだったり、しぼんでいるなら葉焼けや木質化の可能性があります。木質化は、聞いたことが無い人も多いでしょう。木質化とは、サボテンの自衛行動のひとつで、体内から水分が飛んでいくのを防ぐために起こる現象です。 つまり、現在の育成環境がサボテンに合っていないといえます。適切な処置をして、管理方法の見直しが必要でしょう。

状態だけでは完全にわからない変色の原因と対処法を色ごとに解説!

本記事では、状態だけでは分からない返書の原因と対処法を色ごとに解説します。サボテンの変色で悩んでいるならぜひ、参考にしてくださいね。

サボテンが茶色に変色している場合の原因と対処法

サボテンが茶色に変色している場合の原因と対処法
まずは、サボテンが茶色に変色した場合の原因と対処法を見ていきましょう。茶色に変色した場合は、緊急性の低いことがほとんどです。そのため、枯れることは少ないでしょう。ですが、外観が美しくないので、しっかりと対策と処置をおこないたいですね。

原因:葉焼けか木質化している

茶色く変色している原因は、葉焼けか木質化のどちらかです。ちょっとしたコツをつかめば、どちらが原因なのかすぐに分かるようになりますよ。見分け方を順番に見ていきましょう。

白っぽく色褪せて萎んでいる場合は葉焼け

白っぽく色褪せてしぼんでいる場合は、葉焼けの症状です。「茶色じゃなくて白なの?」と思う方もいるでしょう。イメージ的には、緑から茶色になり最後に白色になるイメージです。なので、茶色の中に白色が混じっていたら、葉焼けと判断できます。

根元が樹皮のように硬くなっている場合は木質化

葉焼けと違い木質化は、判別が簡単です。根元が樹皮のように固くなっていれば、木質化と判断できます。葉焼けとは、全く違うので直ぐに見分けられるでしょう。

対処法:葉焼けしている場合と木質化している場合で異なる

次に、症状ごとの対処方法を解説します。葉焼けと木質化では、対処方法が違うので注意してください。では、実際の対処方法を見ていきましょう。

葉焼け:風通しの良い直射日光の当たらない日陰に移動する

葉焼けが原因の場合は、風通しの良い直射日光の当たらない日陰に移動させましょう。葉焼けの原因は、強い直射日光です。そのため、まずはサボテンを置いている場所を変えましょう。同じ場所管理していると、どんどん葉焼けが進行していきますよ。

木質化:冬の寒すぎる場所や夏の暑すぎる場所など、環境変化が激しい場所に置いている場合は置き場所を見直す

木質化が原因の場合は、気温が安定する場所を探して移動させます。木質化の原因は極端な高温や低温です。なので、暑すぎない・寒すぎない場所を選ぶのが重要です。まずは、置き場所を決めることから始めましょう。

サボテンが赤・オレンジ・ピンク色に変色している場合の原因と対処法

サボテンが赤・オレンジ・ピンク色に変色している場合の原因と対処法
次に、サボテンが赤やオレンジ。ピンク色に変色した場合の原因と対処法を見ていきましょう。赤系の色に変色した場合は、病気や生理現象が考えられます。場合によっては、対処する必要があるので注意してください。

原因:根腐れや赤腐れ病か、紅葉などの生理現象

サボテンに赤系の変色が見られる場合は、根腐れや赤腐れ病。もしくは、紅葉などの生理現象が考えられます。根腐れや赤腐れ病は、対処しなけらばならないので、見分けられるようにしましょう。

根元や芯がぶよぶよの場合は根腐れ・赤腐れ病

根元や芯がぶよぶよしている場合は、根腐れや赤腐れ病が考えられます。根元を触れはすぐに分かるので、赤系に変色したらまずは触ってみてください。

ハリがあり株全体が元気なら生理現象なのでそのまま生育してOK

サボテンを触ったときに、ハリがあり株全体が元気なら紅葉などの生理現象と考えられます。株自体は健康であるため、特に問題ないといえるでしょう。そのまま生育してOKなので、安心してくださいね。

対処法:根腐れ・赤腐れ病が疑われる場合は変色箇所を切除して植え直す

生理現象なら問題ありません。ですが、ぶよぶよしており根腐れや赤腐れ病が疑われる場合は、切除して植え直す必要があります。ですが、サボテンの切除などしたことが無い人も多いはず。ここでは、サボテンの切除に必要なものから手順まで紹介するのでぜひ、参考にしてくださいね。

変色箇所の切除に必要なもの

まずは、変色箇所の切除に必要なものを用意しましょう。 次のものを準備してください。
  • 刃物
  • 手袋
  • 消毒液
  • 新しい土と鉢
  • 新聞紙
入手が難しいものはありませんが、刃物は清潔なものを使いましょう。切り口から、雑菌が入りサボテンにダメージを与える可能性があるからです。手袋はトゲによるけが防止なので、必ずつけましょう。

切除し植え直す手順

必要なものを揃えたら、実際の植え替え手順を見ていきましょう。 植え替えの手順は、以下の通りです。
  • 刃物を消毒する
  • 変色箇所を切り取る
  • 健康な幹の切り口に消毒を施し新聞にくるむ
  • 風通しの良い場所で完璧に乾燥させる
  • 根が生えてきたら植え替える
以上が、切除植え替えの方法です。 ポイントは完全に乾燥させることです。完全に乾燥させないと、切り口から雑菌が入ってしまい枯れる可能性があります。必ず、完全に乾燥させてから植え替えてくださいね。

植え直した後は2〜3日明るい日陰で休ませる

植え替えから3日程度は、明るい日陰で休ませてあげましょう。切除植え替えは、サボテンにとっても負担が大きいです。なので、直射日光の当たらない日陰で3日程度休ませてあげましょう。

サボテンが黄色・黄緑色に変色している場合の原因と対処法

サボテンが黄色・黄緑色に変色している場合の原因と対処法
次に、サボテンが黄色や黄緑色になる原因と対処法を見ていきましょう。黄色や黄緑色は、緊急性が高い症状ではありません。なので、すぐに対処する必要はないですが、外観的にも美しくないので、対処したいですね。原因と対処を順にみていきましょう。

原因:日光が足りずに退色してしまっている

黄色系に変色している場合は、日光不足が考えられます。そのため、室内でサボテンを育成している場合によく起きる症状です。病気や病害虫が原因ではないので安心してくださいね。

対処法:早めに日当たり・風通しの良い場所に移動する

原因が分かったら、対処方法を見ていきましょう。黄色系に変色した場合は、病気ではないので特別な処置は必要ありません。そのため、簡単に対処できますよ。

サボテンの生育には日光は不可欠

サボテンの生育には、日光が不可欠です。原産地では、日光をたっぷり浴びて成長していきます。なので、サボテンを育成するなら、日当たりの良い場所を選んで置いてくださいね

室内で管理していて難しい場合は観葉植物用の栽培ライトを使う

室内で管理していて、日光に当てづらい場合は、観葉植物用のライトを使いましょう。観葉植物用のライトはAmazonなどの大手ECサイトで購入できます。値段も数千円から購入できるので、観葉植物用のライトを当てて、日光不足を補いましょう。

サボテンが紫色に変色している場合の原因と対処法

サボテンが紫色に変色している場合の原因と対処法
次に、サボテンが紫色に変色している場合の原因と対処方法を解説します。紫色に変色した場合は、原因が多岐にわたるため、状況をしっかり判断する必要があります。また、変色以外にもしぼむなどの症状が出ることもあります。本記事を読んでしっかりと判断し、対処しましょう。

原因:急な寒さによる変色か、さび病か、葉焼け

紫色になる場合の原因は、大きく分けて3つあります。うち2つは、管理場所の影響が大きいですが、ひとつは病気の可能性もあります。なので、手遅れにならないようにすぐに判断できるようになりましょう。

変色箇所が乾いていてハリがある場合は寒さが原因

変色箇所が乾いており、ハリがある場合は寒さが原因です。そのため、秋から春にかけて起きやすい症状です。サボテンは寒さに強くないので、温度の管理には注意したいですね。

赤紫の斑点がついていたらそれはサビ病

サボテンに赤紫色の斑点がついていたら、サビ病の疑いがあります。一部のサボテンがかかりやすい病気で、発症時期は、5~6月が多い病気です。放っておくと、サボテンが枯れてしまうので、必ず対処しましょう。

しぼんでいる場合は葉焼け

紫色に変色してしぼんでいる場合は、葉焼けの可能性があります。強い直射日光の浴び過ぎが原因なので、場所の移動を検討してください。適切な対処をおこなえば、復活しますよ。しぼんでいたら、まずは置き場所の変更をして様子を見るのもひとつの方法ですよ。

対処法:原因別で異なる

紫色に変色した場合は、先述したように原因がさまざまです。そのため、対処方法も変わってきます。原因ごとに適切な対処方法を実行しましょう。

寒さ:葉焼けに注意しながらしっかりと日光に当てる

寒さが原因の場合は、葉焼けに注意しながら日光に当てましょう。いきなり強い日光に当てると葉焼けを起こしてしまうので、徐々に日光に当てていくのが良いでしょう。

さび病:感染してしまった株に薬剤を散布して新しい土に植え直す

さび病の場合は、自然に治ることがありません。なので、薬剤を散布して病原菌の駆除をおこないます。薬剤はホームセンターや大手ECサイトでも購入できるので、入手は難しくないでしょう。使用するときは、必ず注意事項を確認し守って利用してくださいね。

葉焼け:明るく暖かい日陰で静養させる

葉焼けが原因の場合は、明るく暖かい日陰で静養させましょう。強い直射日光を受けてダメージを受けている状態です。なので、直射日光の当たらない日陰で休ませてあげましょう。

サボテンが黒色に変色している場合の原因と対処法

サボテンが黒色に変色している場合の原因と対処法
次にサボテンが、黒色に変色している場合の原因と対処法を解説します。黒色に変色した場合は、病気の可能性が高いです。そのため、変色後すぐに状況を確認し、何の病気なのか確認してください。

原因:黒くされ病、黒斑病、すす病の可能性がある

黒色に変色した場合は、残念ながらすべて病気であるといえます。なかには、治らない病気もあるので、あきらめる必要も出てきます。病気の種類を間違えないように、しっかりと判断できるようにしましょう。

根元や茎の下が溶けたように黒い場合は黒くされ病

根元や茎が溶けたように黒い場合は、黒くされ病が原因です。サボテンに病原菌が入ることで、感染する病気です。他のサボテンに伝染することもある、危ない病気です。

サボテンの表面に不自然な黒斑がある場合は黒斑病

サボテンの表面に不自然な黒い斑点がある場合は、黒斑病の疑いがあります。黒斑病は高温多湿や水はけの悪さが原因で、発生する病気です。そのため、現在の育成環境に問題があるといえるでしょう。

トゲの根元にすすのような黒い粉がある場合はすす病

トゲの根元に、すすのような黒い粉がある場合はすす病です。すす病は、害虫の排泄物を栄養として増えるカビが原因です。すす病だけでなく、害虫の駆除も必要になります。

対処法:3つの病気それぞれ対処法が異なる

次に、先述した3つの病気についてそれぞれ対処法を解説します。病気それぞれで対処方法が違うので、間違った対処方法しないようにしてくださいね。

黒くされ病:一度感染すると復活方法はなく処分が必要

黒くされ病にかかった場合は、残念ながら復活する方法はありません。放置しておくと、他のサボテンにも伝染する可能性があるので、残念ですが処分してください。感染を防ぐコツは、サボテンを健康に育てることですよ。

黒斑病:水やりの時間や植えている環境を見直す

黒斑病の対処方法は、サボテンの育成環境を見直しです。黒斑病は、高温多湿や水はけの悪さが原因です。水はけの悪い土を使ったりしていませんか?1度環境を見直してみてくださいね。

すす病:カビ取り剤でカビを取り、殺虫剤を使って取り除く

すす病の場合は、カビ取り剤でカビを取った後に、殺虫剤で害虫を取り除きます。すす病のも元々原因は、アブラムシやカイガラムシなどの害虫が原因です。そのため、カビ取り剤でカビだけとっても、再び発症してしまいます。カビを取るだけでなく、害虫の駆除も忘れないようにしてください。

サボテンが白色に変色している場合の原因と対処法

サボテンが白色に変色している場合の原因と対処法
最後に、サボテンが白く変色している場合の原因と対処方法を解説します。白色に変色した場合は、まずはどのように白いのか観察するのが重要ですよ。具体的に見ていきましょう。

原因:葉焼けを起こしているか、うどんこ病やカイガラムシなどの被害にあっている

白色に変色ている場合は、うどんこ病やカイガラムシなどの被害にあっていると考えられます。判断方法は簡単なので、すぐに判断して対処してくださいね。

白っぽく色褪せてカラカラになっている場合は葉焼け

白っぽく色あせて、カラカラになっている場合は葉焼けが原因です。日差しが強い場所にサボテンを置いていませんか?強すぎる日差しは、サボテンにダメージを与えるので注意してください。

不自然に白い雲の糸のようなものが付着している場合は病害虫

サボテンに不自然な白い蜘蛛の糸のようなものが付着している場合は、病害虫の被害にあっています。カイガラムシなどの病害虫は、小さくて見つけにくいです、なので「白っぽくなってきたな」と思ったら、サボテンをよく観察して、害虫のチェックをしてください。

対処法:原因別で異なる

次に、対処方法について見ていきましょう。葉焼けと病害虫では対処方法が違います。それぞれに合った対処法を実行して、サボテンを元気にしましょう。

葉焼け:明るい日陰で管理する

葉焼けが原因の場合は、明るい日陰で管理しましょう。葉焼けは強すぎる日光が原因です。ダメージを負い白くなっているので、いちど明るい日陰で管理して体力の回復を図りましょう。

病害虫:ピンセットや歯ブラシなどで取り除き、薬剤を散布してから生育環境を改善する

病害虫が発生したらまずは、ピンセットや歯ブラシなどで害虫を取り除きます。その後、薬剤を散布してから生育環境の改善をおこないましょう。カイガラムシなどの発生は、多湿で風通しが悪い場所で管理していると、発生しやすくなります。なので、土の状況を確認したり、置き場所の見直しをおこなってください。

サボテンを変色するのを未然に防ぐ育て方のコツ

サボテンを変色するのを未然に防ぐ育て方のコツ
ここまで、サボテンの変色について解説してきました。サボテンの変色にはさまざまな原因があり、対処方法も症状ごとに違いましたね。ですが、サボテンの変色はなるべく防ぎたいですよね。そこで、ここでは、サボテンの変色を防ぐ育て方を解説します。

季節によって水やりの方法を変える

まずは、水の与え方を見ていきましょう。水やりは、植物を育てる基本ですが、1番重要なポイントでもあります。1度見直してみてくださいね。

春・秋の水やり:土が乾いたらたっぷり与える

春・秋は、土が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。春・夏はサボテンの生長期です。なので、水と栄養を多く必要とします。水分が少ないと変色につながるので、たっぷりと与えましょう。

夏の水やり:土表が乾いたら数日後に控えめに与える

夏場の水やりは、土の表面が乾いたら、数日後に控え目に与えましょう。夏場に水を与えすぎると、高温多湿の原因になり、サボテンの変色につながります。サボテンは、乾燥に強いので、水分は控えめでも大丈夫ですよ。

冬の水やり:株が元気なら断水してOK

冬場の水やりは、サボテンが元気なら断水しても大丈夫です。冬場はサボテンの休眠期間になります。水と栄養がほとんど必要ない時期になります。水を与えると、調子を崩すことがあるので、注意してくださいね。

日当たり・風通しの良い場所で管理する

サボテンは、日当たりのよく風通しの良い場所で管理します。日当たりや風通しが悪いところで管理すると、病害虫が発生し、変色の可能性があります。1度置き場所の見直してみてください。

サボテンはジメジメしている場所が苦手

サボテンは湿気のある、ジメジメしている場所が苦手です。そのため、湿気がたまりやすい風通しが悪いは、サボテンを置くのに適していません。 ジメジメした場所に置いておくと、白色や黒色に変色する可能性もあります。ジメジメした場所に置くのは、控えましょう。

直射日光には長時間当てないように気を付ける

長時間の直射日光は、サボテンが葉焼けを起こすことがあるので、避けましょう。 サボテンというと、直射日光をガンガン当てても大丈夫なイメージがありますが、そうではありません。直射日光を当てすぎると、葉緑体にダメージが受けて白色に変色する可能性があります。1日中当たる場所に置くのではなく、午前中だけ日が当たる場所に置くなどしましょう。

土は水はけがいいものを使う

サボテンに使う土は、水はけのいいものを使いましょう。水はけの悪い土を使ってしまうと、多湿環境になり、根腐れなどの原因になります。サボテン用の土を使うなどして、対策をおこないましょう。

肥料は株が元気な場合は基本的に不要

サボテンの育成には、基本的に肥料は必要ありません。肥料が無くてもすくすく育っていきます。下手に肥料を与えると、肥料焼けの可能性があります。もし、肥料を与えるなら、与えすぎには注意してください。

サボテンの変色する以外の起こりうるトラブルと対処法

サボテンの変色する以外の起こりうるトラブルと対処法
本記事では、サボテンの変色について解説してきました。ですが、サボテンには変色以外にもさまざまなトラブルが起きます。ここでは、変色以外に起きるトラブルの対処法を解説します。

サボテンがぶよぶよしている

サボテンを触ると、ぶよぶよする場合があります。水の与えすぎなどが原因で起こる症状です。放っておく、手遅れになる可能性があるので、すぐに対処しましょう。

根腐れや病害虫が原因

サボテンがぶよぶよになる原因は、根腐れや病害虫の発生が原因です。特に根腐れは、サボテンに起きやすい症状のひとつ。水やりの量や頻度を見直す必要があるでしょう。

根腐れの場合は胴切りして植え替えて対処

根腐れの場合は、そのままにしておくと枯れてしまいます。なので、胴切りをおこなって、植え替えをおこないましょう。胴切りのポイントは、切った後に完全に乾燥させることです。乾燥させないと、切り口から雑菌が入り、黒くされ病など危ない病気にかかる可能性があります。必ず、乾燥させてから植え替えてくださいね。

病害虫被害の場合は病害虫にあった駆除方法をする

病害虫の場合は、病害虫に合った駆除方法を実行しましょう。基本的に薬剤を使うと思います。薬剤の使用は必ず、注意事項を読んで使用してくださいね。

サボテンがふにゃふにゃになる

次に、サボテンがふにゃふにゃになる場合を見ていきましょう。普段は、ハリがありピシっとしているサボテンがふにゃふにゃになるのは、普通ではありません。まずは、何が原因なのか見ていきましょう。

根腐れや水不足の可能性がある

サボテンがふにゃふにゃになる場合は、根腐れや水不足の可能性があります。積極的に水を与えているなら根腐れ。水を与える頻度が少ないなら、水不足が原因と考えられます。

根腐れの場合は胴切りする

根腐れが原因の場合は、胴切りをおこないます。胴切りをおこなう以外で復活することはないで、根腐れと判断したら、すぐに行動しましょう。胴切りをおこなう際は、刃物をしっかり消毒して、傷口に雑菌が入らないようにしてくださいね。

水不足の場合は、症状がひどくない場合は水を与え、ひどい場合は胴切りする

水不足が原因の場合は、症状が軽ければまずは水を与えて様子を見てください。水を与えるだけで復活す場合も十分あります。 ただし、症状がひどい場合は、胴切りをおこなって植え替えをする必要があるでしょう。原因を解明しないと、またふにゃふにゃになります。なぜ、ふにゃふにゃなったのか必ず解明してくださいね。

ひょろひょろに徒長している

室内のでサボテンを育成していると、まれにひょろひょろと徒長していくことがあります。病害虫の仕業ではありませんが、見た目も悪く、あまりいい状態ではありません。まずは、原因を見ていきましょう。

日光不足が原因

サボテンが徒長する原因は、主に日光不足です。室内で、日の当たりにくい場所で育成していませんか?サボテンは日光が好きな植物です。置き場所の見直ししてみてくださいね。

徒長した部分を切り取り栽培環境を改善する

まずは、徒長した部分を切り取りましょう。徒長部分は日光を与えても、たくましく育つことはありません。なので、切り取ってしまいましょう。 置き場所を変えないと再び、徒長して育っていくので、必ず置き場所を変えて、栽培環境を改善しましょう。

【まとめ】サボテンの変色の原因とは?色別の対処法から防ぎ方まで徹底解説

本記事では、サボテンが変色した時の原因と対処法を解説しました。色ごとに原因が違い、原因ごとに対処法もさまざまでしたね。 本記事のポイントは
  • サボテンが変色するのはSOSのサインであることが多い
  • 色や原因で対処方法が違う
  • 変色の原因は、育成環境が関係している
  • 変色を防ぐには、水やり・置き場所・水はけの良い土が重要
です。 サボテンは栽培も簡単で人気の高い観葉植物です。ですが、水やりがやや難し水やりが原因でサボテンの変色が始まることも多々あります。なかには、破棄せざるを得ない病気にかかってしまうこともあります。変色やしぼむなどの症状が見られたら、すぐに対処してくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。