プリザーブドフラワーは枯れるの?保存期間や長持ちさせる方法を紹介

プリザーブドフラワーは枯れるの?保存期間や長持ちさせる方法を紹介
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目次

プリザーブドフラワーは、最も美しく咲いた時期に保存加工を施したお花のことです。生花の水分を抜く代わりに特殊な溶液に浸すことでみずみずしさを保ち、自然で柔らかな仕上がりになるため、生花と変わらない美しさを長期間保てます。生花は水やりなどのお手入れをしないと枯れる原因になりますが、プリザーブドフラワーは水やり不要のため、管理しやすいメリットがあります。 また、花粉や香りがないため、アレルギーの方でも心配なく美しい花を近くで楽しめます。枯れるまでの期間が短い生花と比べて長期間な華やか姿を保てるプリザーブドフラワーは、ギフトやインテリアとして高い人気があります。プリザーブドフラワーの種類は、生花と同じように様々あり、多彩なカラーバリエーションが特徴。アレンジメントやブーケなど、多様な形にアレンジすることができるため、結婚式やイベント会場など幅広いシーンを彩る花として世界中で愛されています。 しかし、長期間保つとはどれくらいの期間なのか、また、プリザーブドフラワーは生花と同じように枯れるのか、気になりますよね。 今回の記事では
  • プリザーブドフラワーは生花のように枯れる?
  • プリザーブドフラワーの保存期間は?
  • 長持ちさせるポイントは?
  • プリザーブドフラワーの適切な置き場所や環境
  • トラブルの原因と対策
を解説していきます。 保存期間や特性を知ることで、プリザーブドフラワーを長持ちさせるヒントを得ることができます。プリザーブドフラワーを長く楽しみたい方や、美しい姿を保つためのお手入れ方法を知りたい方、生花のように枯れることがあるのか気になる方は、ぜひご覧ください。

プリザーブドフラワーは枯れる?

長期間保存できるとはいえ、どのくらいの期間保つのか気になりますよね。プリザーブドフラワーは枯れるのか?長期間経つとどうなるのか?気になる点をご紹介します。

プリザーブドフラワーは枯れることはない

生花が枯れる原因は、主に水不足や害虫によってもたらさせる栄養不足です。プリザーブドフラワーは、特殊な溶液で処理されているため、生花のように枯れることはありません。しかし、枯れることがないとはいえ、寿命はあります。また、適切な管理をしないと色褪せや変形などの劣化が進むことがあります。

劣化するとどうなる…

プリザーブドフラワーは生花のように枯れることはありませんが、適切な管理をしないと劣化していきます。生花が枯れる場合と異なる劣化状態とは具体的にどうなるのか気になりますよね。お花の状態を解説していきます。

花びらのひび割れ

プリザーブドフラワーは、高温多湿や乾燥、強風などの環境にさらされると、花びらにひび割れが起こることがあります。ひび割れた花びらは、見た目が損なわれるだけでなく、割れ目から着色液がにじんで色移りする可能性もあります。 もし、ひび割れが発生してしまった場合は、刃先が細いハサミで花びらをカットしてリペア(修復)する方法があります。その際は、花びらのなめらかなラインに沿って自然な丸みをつけてカットしましょう。一気にカットすると角張ってしまうので、少しずつカットするのがコツです。

花びらが色褪せていく

プリザーブドフラワーは、着色液で花びらに色をつけているため、湿気や直射日光に弱い花です。劣化すると、花びらが色褪せてしまったり、着色液が染み出してしまったりします。色褪せを防ぐためには、適切な環境が必要です。プリザーブドフラワーの色鮮やかさを長く保てます。

プリザーブドフラワーの保存期間はどのくらい?

プリザーブドフラワーは、どのくらいの間美しい姿を保てるのでしょうか?具体的な保存期間が気になるところですね。保存期間は置かれる環境によって変わってきます。長持ちするための条件とあわせてくわしく解説していきます。

湿気の多い日本では1〜3年程、長くても5年までしか持たないことが多い

プリザーブドフラワー発祥の地であるヨーロッパでの寿命は、10年ほどと言われています。しかし、この寿命は湿気が少ない気候があってこそです。プリザーブドフラワーは高温多湿に弱い花です。湿気が多く、気候の変動が激しい日本では、1~3年ほどの寿命と言われ、長くても5年までしかもたない場合が多いとされています。

黒や赤などの濃い色は色落ちしづらいため長く持つ傾向がある

プリザーブドフラワーが色褪せるスピードは色によっても変わります。黒や赤などの濃い色は色落ちしづらいため、長く持つ傾向があります。淡い色や薄い色は色が抜けやすく、半年から一年で色が薄くなっていく場合が多い色です。中でも白色は漂白を行わずに着色していることが多いため、劣化するとベージュに近い色に変化していきます。

プリザーブドフラワーを長持ちさせるためのポイント

長期間保存できるプリザーブドフラワーは、枯れることはありませんが、経年劣化は避けられません。 しかし、できるだけ長く美しい姿を保ちたいですよね。ここからはプリザーブドフラワーを長持ちさせるための3つのポイントをご紹介します。

①:直射日光や照明が強くあたらない所に置く

直射日光に当たると、プリザーブドフラワーは花びらが色褪せてしまい、劣化してしまいます。劣化を防ぐためには、直射日光や照明が強く当たらない所に置くことが大切です。

②:高温多湿の場所にはおかないようにする

プリザーブドフラワーは高温多湿に弱いため、長持ちさせるためには適切な場所におきましょう。湿度30~50%気温18℃~25℃が最適な環境です。

③:風通しがよく空気の入れ替わりがある場所に置く

プリザーブドフラワーは風通しがよい場所を好むため、空気の入れ替わりがある場所に置いてあげるとよいでしょう。適切な場所に置いてあげることで、長く保つことができます。

プリザーブドフラワーが枯れるのを避けるおすすめの置き場所

プリザーブドフラワーを長持ちさせるためのおすすめの置き場所は、直射日光の当たらない、風通しの良い場所です。温度は18度~25度、湿度は30%~50%の環境が望ましいと言われています。ここからは、家の中でもおすすめの置き場所をご紹介します。

玄関

玄関は風通しがよく、直射日光が当たらないため、おすすめの置き場所です。また、玄関にプリザーブドフラワーを飾ることで、明るく華やかに彩ることができます。ドアを開けるたびに出迎えてくれる美しい花は、癒しと活力と与えてくれます。また、風水的にも良い気を呼び込むとされているため、玄関に飾ることで運気のアップも期待できます。

リビング

開放的な空間であるリビングも、プリザーブドフラワーを置くには最適です。リラックスタイムや食事など、家の中で過ごす時間が多いリビングに飾ることで、日々の生活空間に彩りを添えることができます。また、プリザーブドフラワーはリラックス効果もあるため、毎日の暮らしに彩りと癒しが加わります。

寝室

寝室は日々の疲れを癒す場所です。より良い睡眠ができるように調整された心地いい空間は、花にとっても同じです。プリザーブドフラワーを飾ることで、眠る前は日々の疲れを癒すリラックス効果を、朝に目覚めて最初に目に入る鮮やかな花は、一日の活力の源になります。また、花粉が飛ばないため、シーツなどに花粉が付着する心配がなく、彩り豊かな花を楽しむことができます。

廊下や階段の飾り棚

廊下や階段の飾り棚など、風の通り道になる場所に置くこともおすすめです。華やかなプリザーブドフラワーはインテリアを引き立てます。廊下や階段に花を飾ることで、空間に彩りと華やかさが生まれて、よりおしゃれな空間に仕上がります。

プリザーブドフラワーが枯れる以外に起こりうるトラブル

プリザーブドフラワーは水やりなどの手入れが必要なく、生花のように枯れることがないため、手間がかからない花です。 ただし、枯れることがないとはいえ、適切な環境に置いてあげないと劣化スピードを早めてしまうなど、トラブルが起こる場合があります。劣化するとどうなるのか、プリザーブドフラワーのトラブルが起こる原因と対策を解説していきます。

花びらが透けてきてしまう

枯れることがないプリザーブドフラワーですが、劣化すると花びらが透けてきてしまうトラブルが起こる場合があります。何が原因なのか、対策とあわせて解説します。

原因:高温多湿の場所においている

花びらが透けてきてしまう原因は、高温多湿の環境によるものです。プリザーブドフラワーは生花から水分や色を抜き取り、グリセリンを含んだ特殊な液体に浸して乾燥させたもの。湿度が高いと花びらに液体が戻って透明化してしまいます。

対策:除湿機を使用したり、湿気の多い場所を避ける

除湿機を使用するなど、プリザーブドフラワーが置かれている場所の湿気を取り除いてあげることが必要です。また、湿気の多い場所は避けるなど、花を置く場所に気を付けましょう。

花びらが透明になってしまったら、容器に乾燥剤と一緒に入れて様子をみる

乾燥させることで、元の状態に戻せる可能性があります。花びらが透けてしまったら、シリカゲルなどの乾燥剤を容器に一緒に入れて密封し、数日間様子を見てみましょう。

プリザーブドフラワーにカビが生える

プリザーブドフラワーは適切な管理をしないと、カビが生えるケースがあります。カビは他の花にも移る可能性があるので、早めに処分することが大切。カビが生えた花を抜いた後、同じ種類の花を新しく入れ替えることで、他の花にカビが移ることを防げます。プリザーブドフラワーを一輪売りしているお店もあるため、替えたい種類の花だけ購入するとよいでしょう。ここからは、カビが生える原因と対処法をご紹介します。

原因:ホコリなどの汚が付着している

プリザーブドフラワーにカビが生えた場合、ホコリなどの汚れが付着している可能性があります。ホコリなどの汚れ部分からカビが発生し、そのまま放置すると、他の花にも移る危険性があります。ホコリやカビが発生した場合は適切に対処しましょう。

対策:ホコリを被らないように、ケースに入れる

ガラスやプラスチック製のクリアケースに入れて事前にホコリから守ることで、カビの発生を防止できます。カビは乾燥した環境を苦手とするため、ケースの中には乾燥剤のシリカゲルを一緒に入れるとさらに効果的です。

ホコリを被ってしまった時は、メイクブラシなどで優しくとる

プリザーブドフラワーに被ったホコリを取り除く場合は、手で払ったり強くこすると花がダメージを負ってしまうため、メイクブラシなどで優しくとりましょう。また、エアダスターでホコリを払う方法もあります。しかし、花びらが欠ける恐れがあるため、風を強く当てすぎないよう注意しましょう。

プリザーブドフラワーがひび割れる

生花が枯れる時のように花びらがしぼむことはありませんが、プリザーブドフラワーは劣化すると花びらの部分がひび割れる場合があります。ここからは、ひび割れの原因と対策法をご紹介します。

原因:乾燥しすぎてしまった

エアコンや直射日光に直接当たりすぎると、花びらが乾燥してしまい、ひび割れの原因になります。ひび割れてしまうと花の形が崩れてしまうため、修復が必要になります。乾燥しすぎないように注意しましょう。

対策:直射日光やエアコンの風に当てないようにする

直射日光が直接当たる窓辺や、エアコンの近くに置かないようにしましょう。事前に対策を取ることで、乾燥から花を守り長持ちさせることができます。

色移りしてしまう

プリザーブドフラワーは液だれを起こすと衣類やカーテンなどに色移りしてしまう可能性があるため、注意しましょう。色移りを事前に防ぐため、液だれの原因と対策をご紹介します。

原因①:湿度が高い場所に置いており、液だれしている

プリザーブドフラワーは着色料を吸わせて色をつけているため、湿度が高いと液だれを起こして着色料が滲み出てきます。液だれは色移りの原因になるため、注意が必要です。

対策:湿度が高い場所は避ける

プリザーブドフラワーは湿度が高い場所に置かないように注意しましょう。液だれをしないように湿度が50%を超えない場所に置くことが大切です。

液だれした場合は、ティッシュなどで拭く

液だれをしてしまった場合、ティッシュなど柔らかいもので拭いてあげましょう。こすりすぎると花がダメージを負うため、そっとなでるように拭くことがポイントです。

原因②プリザーブドフラワー同士が近い

プリザーブドフラワー同士が近いと、接触した部分から色移りしてしまう可能性があります。接触している部分がないか、注意して見る必要があります。

対策:花同士をわずかに離すか、コーティング剤を塗って色移りを防止する

花同士をわずかに離すことで色移りを防ぐか、コーティング剤を塗って色移り防止しましょう。また、ティッシュや薄葉紙を挟むことで色移りを防ぐ方法もあります。

プリザーブドフラワーは枯れるの?保存期間や長持ちさせる方法を紹介のまとめ

長期間保存できるプリザーブドフラワーは枯れることがあるのか?などの疑問から、お花を長持ちさせる方法まで解説しましたが、いかがでしたでしょうか。 今回の記事の内容は、
  • プリザーブドフラワーは保存加工が施されているため、生花のように枯れることはないが、日本の気候では長くても5年経つと劣化する可能性がある。
  • プリザーブドフラワーを長持ちさせるには、湿気や直射日光を避けた風通しが良い場所に置いてあげる必要がある。
  • 適切な管理をしないと発生してしまう、トラブルの原因と対策。
でした。 この記事を読むことで、プリザーブドフラワーは枯れるのか?枯れるとしたら、どういう症状が出るのか?という疑問が解決できたと思います。プリザーブドフラワーはアレンジメントやインテリアと合わせて楽しんだり、大切な人へのギフトなど、さまざまな形で日々の生活に彩りを与えてくれるお花です。適切な環境に飾って、プリザーブドフラワーを長く楽しみましょう。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。