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美しい花姿とリラックス効果が高い香りで、古くから愛されてきたバラの花。多くのご家庭の庭先でもキレイに咲き誇ったバラをよく見かけますよね。人気が高いバラの花ですが、品種によっては病気になりやすく、害虫被害も出やすいデリケートな一面をもっています。病害虫によってせっかくの優美な花姿も見た目が損なわれ、育成も妨害されて弱っていきます。知らず知らずのうちに葉っぱがどんどん落ちて枯れてしまったという状況にならないように、早めの対策が必要です。
そこでこの記事では
- 画像つきでわかる病気になった場合のバラの症状
- バラが病気になる原因と対策・予防法
- 病気に強いバラの品種
- 特徴別に見るおすすめのバラの品種
【画像で紹介】バラが病気になったときの症状は?
症状の出方がさまざまあるバラの病気。ここからは、画像とあわせてバラが病気になったときの症状を解説していきます。バラがかかりやすい3大病は黒星病・うどんこ病・根頭がん腫病
バラは品種によりますが、病気にかかりやすいと言われている花です。中でも黒星病・うどんこ病・根頭がん腫病はかかるとやっかいな3大病として知られています。それぞれの症状を解説します。黒星病(黒点病・黒斑病)の場合
黒星病は糸状菌というカビが原因で発症します。強い感染力を持っており、特に5月~9月に発生しやすい病気です。葉に黒い斑点ができる
黒星病になると、葉や茎に黒色の小さく丸い斑点が現れます。そのため、「黒点病」「黒班病」という別名もあります。対処せずにいると、黒い斑点は葉全体にどんどん広がっていきます。葉が黄色くなる
地面付近の葉から発生することが多い黒星病。黒い斑点が広がると、葉は葉緑素を失うため、だんだんと黄色く変色していきます。落葉する
黒星病によって葉の光合成能力が低下し、葉が枯れていくため落葉しやすくなります。病気によって葉が傷つき、水分を失いやすくなるため、最終的に落葉してしまいます。うどんこ病
うどんこ病も黒星病と同じくバラの代表的な病気のひとつ。春から晩秋に多く発症し、一度症状が出てしまうと、なかなか止めることが難しいやっかいな病気です。葉や蕾、新芽がうどんこのような白い粉をつける
うどんこ病は、カビの一種が原因で起こる病気です。葉や蕾、新芽の表面にうどんの白い粉をふいたような症状が出ます。カビの胞子は風によって他のバラに伝播し、病気を広げます。新芽や蕾が萎縮する
うどんこ病特有の白い粉のようなカビが新芽や蕾についてしまうと、開かなかったり萎縮してしまいます。新芽や蕾が育たないまま弱ってしまうと、株全体に影響を及ぼしてしまうため、早めの対処が必要です。根頭がん腫病
根頭がん腫病は春から秋にかけて多く発生する場合が多い病気です。根頭がん腫病になったときの症状を解説していきます。根や株元にこぶができる
根頭がん腫病は細菌によって引き起こされる病気で、根や株元にこぶができます。最初は小さいですが、そのままにしておくと徐々に大きくなり、植物の成長を妨げてしまいます。よほど弱い株でなければ枯れることはない
根頭がん腫病は、発症したからといってすぐに株が枯れることはありません。こぶがついていたら定期的に取り除くことで、よほど弱い株でなければ普通に育っていけます。【病気別】バラが病気になる原因とは?
バラは病気にかかりやすい植物です。その原因はさまざまです。原因を知ることで、予防法や対処法がわかってきます。黒星病(黒点病・黒斑病)の原因
ここでは黒星病(黒点病・黒斑病)の原因を紹介していきます。原因を知ることで、バラに感染するリスクを軽減することができます。土に潜む細菌が葉につくことで感染する
黒星病は、糸状菌と呼ばれるカビが原因です。土に潜む糸状菌が、雨で跳ね返ることで葉っぱの裏に付着します。付着した菌は増殖して、茎や葉っぱに広がっていきます。雨が続くと発生しやすい
黒星病の原因である糸状菌は雨によって飛散しやすくなります。そのため、雨が続く梅雨は黒星病が発生しやすい時期です。雨の前後は薬剤を散布して予防するとよいでしょう。うどんこ病の原因
うどんこ病がどのような環境で発生するのか、解説していきます。原因を知ることで、発病防止につながります。ぜひご覧ください。多湿により茎葉にカビがつく
うどんこ病は多湿によって茎葉にカビがつくことで発病します。朝夕の気温差が大きい日は注意が要必要です。夜間に夜露が発生するぐらいの湿気があり、日中に乾燥している日は特にうどんこ病が出やすい環境です。窒素肥料のやりすぎ
窒素肥料のやりすぎはうどんこ病の発病リスクを高める要因の一つ。窒素肥料は植物の生長を促進しますが、一度に多くやりすぎると、株が弱体化してうどんこ病の病原菌が侵入しやすくなります。窒素肥料は適量を守って与えましょう。肥料もバランスよく与えることで、植物の抵抗力を高めることができます。春や秋の昼夜間の気温差が大きいときに発生しやすい
夜間と日中の気温差が大きくなる春や秋など、うどんこ病は発生しやすくなります。うどんこ病は空気中の湿気で菌を発生させ、乾燥している環境の中で胞子を飛ばします。根頭がん腫病の原因:根の傷口に菌が入った
根頭がん腫病は、アグロバクテリウムという土壌病原菌によって起こる病気です。植物の茎や根に傷があると、菌がそこから侵入してがん腫と呼ばれるコブを作ります。バラが病気になったらどうする?対策を紹介
バラが病気になったら、どんな症状かよく観察し、病気を特定する必要があります。病気にあわせた対処を早めに行うことで、症状が軽いうちに復活できる可能性が高くなります。黒星病(黒点病・黒斑病)の対策
バラの葉っぱに発生しやすい黒星病ですが、早めに対策することで株を枯らすリスクを減らすことができます。焦らずに対処していきましょう。病変した葉を見つけ次第すぐに取り除く
病変した葉っぱはそのままにしておくと他の葉にどんどん伝染していきます。見つけたらすぐに取り除きましょう。処置が早ければ早いほど、回復する可能性が高くなります。落葉した葉っぱをすぐに始末する
落葉した葉っぱも黒星病の菌が付着している可能性があります。見つけたら取り除いて、すぐに処分しましょう。始末したあとは、残っている元気な葉っぱに薬剤をかけ、感染予防しましょう。薬剤を散布する
黒星病が発生した場合、病気になっていない緑色の葉を守ることが大事です。感染していない緑の葉に薬剤を散布してあげると、病気をしている葉からの感染予防になり、落葉を防ぐことができます。ホームセンターやインターネットで黒星病専用のハンドスプレータイプの薬剤があります。 注意点は、薬剤はあくまで症状の進行を防ぎ、元気な葉っぱを病気から予防するためのものだということ。すでに発症している葉っぱの変色や斑点を治すことはできません。病気になっていない緑色の葉っぱを守るためのものとして、薬剤をご使用ください。スプレーを散布する際は、葉っぱの裏側にかけましょう。黒星病は葉の裏側に付着して侵入してくる場合が多いためです。うどんこ病の対策
うどんこ病にかかった場合の対策をご紹介します。対策をすることで、他の元気な葉にうどんこ病の感染を防ぎ、株全体を守ることができます。病変した葉をすぐに取り除く
病気になった葉っぱは菌を含んでいるため、そのままにしておくと元気な葉にも感染してしまいます。病変した葉っぱはすぐに取り除きましょう。うどんこ病の菌は人体に害はありませんが、取り除くときに使った道具は消毒し、他の植物への感染拡大を防ぐことが大切です。対応薬剤をまく
うどんこ病に対応した薬剤をまきましょう。特にバラの新芽は身を守るためのコーティングがされているため、薬剤を軽くかけても弾いてしまいます。薬剤の効果を充分に発揮させるため、しっかりと散布しましょう。また、葉の裏側は幼虫が発生しやすいため、成虫になるまえに害虫予防をしておくことが大切です。殺菌剤とあわせて害虫用の薬剤を混ぜて使用することで、病害虫の予防になります。全体に発生していたら枝を整理してから薬をまく
うどんこ病が全体に発生してしまった場合は、枝を整理して風通しを良くし、カビの繁殖を抑えましょう。枝を整理した後は薬をまくと、防除効果が高まります。根頭がん腫病の対策
根頭がん腫病は感染力が強くて治りにくい病気ですが、根気強く処置して対策をしていきましょう。対策方法を解説していきます。コブをナイフ等でえぐり取る
一般的な方法は、コブを切除することです。コブをナイフ等でえぐり取ることを繰り返すと、だんだんとコブが出なくなったという事例があります。切り取ったナイフなどは感染が広がらないように使用後は消毒しましょう。コブを取った部分に薬を塗ると効果的
コブを取った部分に薬を塗ると防除効果が高まります。他の茎や葉に感染が広がらないように、使用した園芸道具や手は必ず消毒することを忘れずに。バクテローズに苗木の根を浸す
バクテローズは、根頭がん腫病の予防薬として広く知られている園芸用殺菌剤です。バラの苗木の根部をバクテローズに浸すことで、根頭がん腫病の発症を防ぐ効果があります。バクテローズを地面にまく
バクテローズは、日本農薬株式会社が製造する微生物製剤です。バクテローズを地面にまくことで、根頭がん腫病の再発に多少の効果を発揮します。バラの病気の予防法
バラは病気になったら回復がなかなか難しくなります。なるべく病気にかからないように予防対策をしましょう。病気別に予防法を解説していきます。黒星病(黒点病・黒斑病)の場合
黒星病によって葉っぱが全部落ちてしまうと、植物の成長が止まった状態になり、バラが弱りやすくなってしまいます。予防して病気にかかる確率を減らしていきましょう。サプロール乳剤などの予防薬剤を散布する
黒星病の予防には、サプロール乳剤などの薬剤を散布してあげましょう。サプロール乳剤は、特にバラの黒星病に優れた予防効果を発揮します。葉の表面はもちろん、菌がつきやすい葉裏をメインにしっかり消毒しましょう。中途半端に散布すると、黒星病の菌に抵抗力がついてしまうため、散布する際はしっかりたっぷりとかけることで薬の効果が充分に発揮できます。また、害虫もバラにとって天敵です。サプロール乳剤と殺虫効果がある薬剤を混ぜてバラに散布すると、病気とともに幼虫の発生も抑えられます。成虫になる前に対処して、病害虫の予防をしましょう。マルチングを施す
土に黒星病の菌がある場合、雨水などの跳ね返りでバラに菌がついてしまいます。菌を移りにくくするために、マルチングを施してあげるとよいでしょう。マルチングとは、木くずやバークチップ、堆肥などで土壌の表面を覆うこと。雨水や湿気による病気の発生を防ぐことができます。また、雑草の繁殖を抑制し、土壌の乾燥を防ぐ効果もあります。マルチングの厚さは、約5~10cm程度が目安。バラのマルチングには、ヤシ殻チップ(ベラボン)やウッドチップなどがおすすめです。鉢植えは雨が当たらない場所に移動させる
鉢植えの場合は、雨が当たらない軒下や屋根がある場所、温室などに移動させましょう。特に梅雨の時期は気温や湿度が高いため、カビが好む環境になります。感染を防ぐために適切な環境に置いてあげましょう。地表を殺菌する
土壌中の病原菌が原因で発生する場合が多いバラの病気。地表を殺菌することで、病気の発生を予防することができます。土を清潔に保って風通しをよくし、栽培環境を整えてあげましょう。うどんこ病の場合
うどんこ病の予防には、環境の変化や肥料の与え方に気をつける必要があります。環境対策・防除対策をして、バラが元気に育成できるように促してあげましょう。日当たりと風通しをよくする
うどんこ病はカビの一種。カビは湿気の中で発生するため、日当たりと風通しをよくすることで、うどんこ病の発生を予防することができます。夕方の水やりを控える
うどんこ病は空気中の湿気から発生するため、夜間に湿気があると発症リスクが高まります。夕方以降のの水やりは控えましょう。カリ肥料を多く与える
カリ肥料を多く与えることで、主成分の炭酸水素カリウムが防除剤として効果を発揮します。また、肥料効果によって、植物の成長を促します。根頭がん腫病の場合
根頭がん腫病になってしまうとなかなか治りにくいため、事前の対策が必要です。病気は発生させないことに越したことはありません。対策方法をご紹介します。信用できる店で苗を買う
根頭がん腫病を予防するには、無病の苗を植えることや、植え付け時に傷をつけないことが大切です。根や茎に傷がなく、きちんと管理されている植物を扱っている、信用できるお店で苗を購入しましょう。病気が発症した場所に新たに植物を植えない
病気が発症した土壌は細菌が繁殖している可能性が高く、新たに植物を植えても同じく感染してしまいます。感染した土は処分して、新しく良質な土を用意しましょう。病気知らず!病気に強いバラの品種
バラは品種によって病気に強いか弱いかの差が非常に大きいお花です。初心者にもおすすめの病気に強いバラの品種をご紹介していきます。病気に強いバラとしてテレビで取り上げられた品種もありますので、ぜひご覧ください。『グッド!モーニング』お天気検定でも出題されていたことで話題
朝の番組『グッド!モーニング』の依田司気象予報士によるお天気検定。番組のコーナーでは生活に役立つ知識や季節に関係する雑学クイズが出題されます。病気に強いバラの品種が問題として出題されていました。「佐倉ラベンダーランド、”病気に強い”バラの名は?」という問題
出題されたバラは、園芸界でも育てやすい有名な品種です。 佐倉ラベンダーランドにある”病気に強い”バラの名は?という問題で、- 青…プロテクション
- 赤…ノックアウト
- 緑…バーバリアン
答えは「ノックアウト」
答えは赤の「ノックアウト」。佐倉ラベンダーランドでローズガーデンの監修をしている専門家による解説も行われました。ノックアウトは耐病性が強く、無農薬で育ててもほとんど病気が出ない品種です。そのため、薬剤の散布に気を使う住宅地でも安心して育てることができます。害虫が出た時に殺虫剤で対処するだけよく、バラの品種の中でも手がかかりません。半年に一度薬剤を散布してあげると、綺麗な花姿を一年通して維持できます。バラは一般的に病気に弱いとされていますが、ノックアウトの耐病性はバラの常識を覆すほど強い品種として園芸界でも有名です。花名の「ノックアウト」は、病気を負かす特性からつけられました。その他の病気に強いバラの品種
ノックアウトのほかにも、黒星病やうどん粉病など病気に強いバラの品種はあります。耐病性がある品種は手間がかからずに育てることができるため、初心者にもおすすめです。ここでは、病気に強いバラの品種をご紹介します。チェリーボニカ
チェリーボニカはフロリバンダ系統のバラで、濃いローズピンク色から赤色に近い花色をしています。樹勢(樹が生長する勢い)が強く、耐病性に優れた品種です。小振りの花を房咲きにして、春から秋まで繰り返し咲かせます。2013年にフランスで作出され、バガテル金賞やADRなど多数の受賞歴があります。修景用バラとしても使える美しい品種です。ファーストインプレッション
ファーストインプレッションはミニバラの一種で、鮮明な黄色い花を咲かせます。「ミルラの香り」がするという珍しい品種で、2009年にアメリカで作出されました。育て方は鉢植えがおすすめ。耐病性に加えて、ハダニにも強いメリットもあります。華やかで香り高く、初心者でも育てやすいバラですね。リッサバルコニア
リッサバルコニアはフロリバンダ系統のバラで、中心が濃くなる桜ピンク色の丸弁ロゼット咲きをしています。うどんこ病や黒星病にとても強く、育てやすい品種です。大きめの中輪花を房になり、春から秋まで四季咲きします。2014年にドイツのコルデス社で作出された新しい品種です。コンパクトで花付きの良いバラですね。アイスバーグ
アイスバーグはフロリバンダ系統のバラで、真っ白な半八重の花を房咲きします。四季咲き性で花付きが良く、丈夫で育てやすい品種です。葉に光沢があり、虫がつきにくいのも特徴。1958年にドイツで作出され、1983年に世界バラ会議で殿堂入りしました。ドイツでは「シュネー・ビッチェン」(白雪姫)と呼ばれています。枝変わり種として、ピンクや赤紫色の花を咲かせるものもあります。鉢植えでも楽しめるバラですね。種苗法による登録品種の保護期間を過ぎているため、育成者権が発生しておらず、自由に増やして大丈夫なバラです。登録品種については農林水産省に品種登録データベースがありますので、興味がある方はぜひ検索してみてください。おすすめのバラの品種
ここからは、人気が高いおすすめのバラの品種をご紹介します。初心者にも育てやすい品種もありますので、ぜひご覧ください。ダブルデライト:耐病性は弱いため定期的に薬剤散布を行う
ダブルデライトはハイブリッドティ系統のバラで、白地に赤い覆輪が入る鮮やかな花色が特徴です。四季咲き性で花付きが良く、強い香りがあります。1977年にアメリカで作出され、世界的に人気のある品種です。交配親はグラナダとガーデンパーティーです。トゲが多いので注意が必要。ダブルデライトは葉質が弱く、病気にかかりやすいため、定期的に薬剤散布を行うことで管理してあげることが大切です。バレリーナ:比較的病気に強い
バレリーナは、ピンク色で一重咲きが特徴のつるバラ。四季咲き性で花持ちがよく、比較的病気に強いため、育てやすい品種です。花が咲いた後には、小さくて可愛らしいローズヒップもできます。バレリーナはつる性の特性をもつため、誘引をしてあげると壁やフェンスなど一面に咲き誇り、美しい景色を作り出します。ヨハネパウロ2世:耐病性は普通
ヨハネパウロ2世は、強いフルーツ香が特徴の、純白の大輪バラ。耐病性は普通ですが、耐暑性に優れています。ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の偉業を称えて名付けられたバラです。ヨハネパウロ2世は、バチカン庭園にも植樹されています。ヨハンシュトラウス:管理しやすく初心者向け
ヨハンシュトラウスは、大輪バラの品種です。香りは控えめで、淡いピンクとアイボリーが優美に合わさった色あいが特徴です。ヨハンシュトラウスという花名は、19世紀にオーストリアのウィーンで活躍した作曲家・指揮者の、ヨハン・シュトラウス2世から名付けれられました。鉢植えでも栽培できるため、管理がしやすく、初心者におすすめの品種です。スイートドリーム:病気に強いつる性のバラ
スイートドリームは、オレンジアプリコットとピンクの可愛らしい色合いをもつミニバラ系の品種です。香りは控えめでカップ咲きが特徴的。たくさんの蕾をつけて株一杯に咲きます。病気に強くつる性のため、低めのフェンスやオベリスクに仕立てるのに最適です。花色は温度によって変化し、高温期には淡くピンクがかった色に、冷涼期にはオレンジ色が濃くなります。スイートドリームという花名は「良い夢を」という意味で、親しい人へのおやすみの言葉からつけられました。センチメンタル:耐病性は普通
センチメンタルは、白と赤のマーブル模様が印象的な品種です。丸弁八重の平咲きで、四季咲き性です。葉は深緑色の照り葉で、香りは中程度。切り花向きで耐病性があるため、比較的育てやすいとされています。センチメンタルという花の名前は、「感傷的」な意味をもつ「sentimental」と「香り」の意味をもつ「scent」が合わさった造語です。バラの病気と害虫対策はどうしたらいい?症状から予防法まで紹介のまとめ
バラの病気の原因と対処法について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。 今回の記事の内容は- バラに発生する最もポピュラーな病気である、黒星病・うどんこ病・根頭がん腫病の3大病の原因と対処法
- テレビ番組で病気に強いバラとして紹介された「ノックアウト」は無農薬でも育つため、住宅地でも安心して育てることができる品種
- 病気に強いバラの品種は手間がかからないため、初心者でも育てやすい
- おすすめのバラの品種の特性と病気の対策法