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つるが壁に這わせて伸びている、おしゃれな住居やカフェを見かけたことはありませんか?ああした壁面緑化に使われている植物の中で、最も代表的なものがアイビー(ヘデラ)です。そんなアイビーは繁殖力が旺盛な植物。一部のつるを切り取って、別の鉢に仕立てて増やしていくこともできます。そこで今回は、
- アイビー(ヘデラ)の基本情報
- アイビーの増やし方〜挿し木・水差し・株分け・伏せ芽
- 増やしたアイビーの育て方
- アイビーを手軽に生育できるハイドロカルチャーとは?
- 地植えでのアイビーの育て方
- アイビーを使ってアートにしよう〜アイビートピアリー
アイビー(ヘデラ)とはどんな植物?
長いつると星形の葉っぱが可愛いアイビー。斑入りの種類やハート型の葉を持つものなど、一口にアイビーといえども様々な種類があるようです。そこでまずは、アイビーの基本情報について簡単におさらいしていきます!アイビー(ヘデラ)の基本情報
アイビー(ヘデラ)は、ウコギ科・キヅタ属の常緑つる性植物です。比較的耐陰性もあるため、観葉植物としても楽しまれています。ちなみにアイビーの名前は、英語で蔦(つた)を意味するIvy:アイビーからきていている通名で、日本では主にこの名前で親しまれていますが、学名ではヘデラと呼びますね。気根(付着根)を出して、壁や樹木などに張り付いて成長する性質を持っているので、外壁に這わせて楽しむほか、寄せ植えやインテリアグリーンとしての人気も定着しています。アイビー(ヘデラ)の種類
キヅタ属のアイビー(ヘデラ)には、いくつか代表的な種類があり、そこから多数の園芸品種が生まれています。 セイヨウキヅタ(ヘデラ・ヘリックス):グランドカバーや観葉植物として、もっとも多く栽培されているアイビーです。ツタの長さは20〜30メートルほどに成長し、星形のような葉は可愛く、ヘデラ・ヘリックスを品種改良した園芸品種は山ほどあります!その中でも、グレーシャーやゴールドチャイルドは斑入り品種の代名詞ですね! オカメヅタ(ヘデラ・カナリエンシス):カナリア諸島などの北アフリカが原産。斑入りの園芸品種白おかめ(Variegata)などが有名です。街路やマンションの植え込み、路側帯や公園などのグランドカバーによく使われています! コルシカキヅタ(ヘデラ・コルシカ):小アジア、イラン、コーカサスが原産です。葉のふち部分に白い覆輪の入るデンタータ・バリエガータや葉の大きなサルファー・ハートなどの園芸品種が人気です。コルシカキヅタはどれも個性的な品種が多く、グランドカバーの他、鉢植えやカラーリーフとしての需要もあります! キヅタ:日本、朝鮮半島南部、台湾の山谷に自生しています。耐寒性が強く、日本の気候に順応しているため、ガーデニングや壁面緑化によく用いられます。アイビーの増やし方は4種類ある
アイビーの栽培に慣れてきた頃に挑戦したくなるのが繁殖。アイビーの増やし方には、一般的な方法である挿し木の他に、水差し、株分け、伏せ芽という4つの増やし方があります!
挿し木
アイビーの増やし方で最も簡単なのが、この挿し木による増やし方です。挿し木とは切り取った枝葉を発根させ、土に植えて根付かせていく方法です。アイビーの場合はつるを切り取って苗にします。水差し
水差しも挿し木同様に、つるを切り取り発根させ株を増やす方法ですが、挿し木と違うのは植える苗床が土ではなく水であるということ。根が伸びたら土に植え替えることもできますし、水挿しのまま水耕栽培として育てることもできます!株分け
株分けとは、増えすぎたアイビーを植え替えと同時に株を分割して増やす方法です。根詰まりを解消するときにもこの株分けを応用し、根の絡まりをとって別の株に分割することができます。伏せ芽
伏せ芽とは、アイビーのつるを切り取らず、株から繋がったまま土に寝かし、発根させる方法です。根がしっかり土に根付いたら、元株から切り離し植え替えを行います。アイビーの増やし方①:挿し木
実際にアイビーの挿し木の方法について説明していきます。挿し木のコツは、よく切れるナイフで切り口を斜めに切ることです。というのも切り口から水分を吸収するので、切り口の面積が大きいほど発根がしやすくなります。アイビーの挿し木に適した時期
アイビーの挿し木は4月、5月頃の時期が適期です。酷暑の真夏と寒い冬を避けて行いましょう。春〜初夏にかけてはアイビーの生育が盛んで発根がしやすく、植え替えた後の土との活着もスムーズに行えます。アイビーの挿し木の方法
挿し木に必要なもの- ナイフ
- コップ
- 発根促進剤
- 挿し木用の土
- ビニールポット(挿し木をする数だけ必要)
- 新しい鉢(3号くらいの小さめのもの)
- 培養土
- 鉢底石
- 鉢底ネット
- アイビーのつるを10㎝くらいの長さで斜めにカット
- 切ったつるの葉を2〜3枚残し、下葉を全て取り除く
- 切り口を水が入ったコップに1時間浸す
- 切り口の水を拭き取り、発根促進剤を塗る
- 挿し木用の土をビニールポットに入れる
- 挿し木をビニールポットに挿す
- たっぷりと水やりをする
- 20日〜ひと月ほどかけて発根させる
- 発根を待つ間は土が乾かないように水やりをし、半日陰で管理
- 発根したら、植え替えの要領で新しい鉢に植え替える
アイビーの増やし方②:水差し(水栽培)
カットしたアイビーのつるを水の中で発根させる方法です。発根後は、土栽培と水栽培、両方の環境で育てることができますので、お好みの栽培方法でアイビーを育ててください。アイビーの水差しに適した時期
アイビーの水差しは4月、5月頃の時期が適期です。酷暑の真夏と寒い冬を避けて行いましょう。春〜初夏にかけては、アイビーの生育が盛んで発根がしやすくなります!アイビーの水差しの方法
水差しに必要なもの- ナイフ
- コップ
- 発根促進剤
- アイビーのつるを10㎝くらいの長さで斜めにカット
- 葉を2〜3枚残して、下葉を全て取り除く
- コップに水を入れて、適量の発根促進剤を混ぜる
- カットしたアイビーを水を入れたコップに浸ける
- 14日〜ひと月ほど、半日影の環境で発根を待つ
- 発根を待つ間、水は毎日交換し、つるも軽く水洗いする
- 発根したら、土栽培か水栽培にするかを決めて植え替える
アイビーの増やし方③:株分け
アイビーを植え替えるときに、根本から株を分割し、株を増やす方法です。アイビーを育てていると、土中で根がいっぱいになってしまうことがあります。そういった際に、この株分けを利用して根詰まりを解消するとともに、株を増やすことができます!アイビーの株分けに適した時期
アイビーの株分けは4月、5月頃の時期が適期です。酷暑の真夏と寒い冬を避けて行いましょう。春〜初夏にかけては、アイビーの生育が盛んで発根がしやすく、植え替えた後の土との活着もスムーズに行えます。アイビーの株分けの方法
株分けに必要なもの- ナイフ
- 新しい鉢
- 培養土
- 鉢底石
- 鉢底ネット
- アイビーを鉢から優しく取り出す
- 根本からよくほぐして土を落とす
- 古い不要な根をナイフで切り取る
- 根と株の繋がりを確認し、ナイフで株を縦半分にカット
- 植え替えの要領で新しい鉢に植え替える
アイビーの増やし方④:伏せ芽
伏せ芽は、剪定しないでつるから発根させる増やし方です。この方法は、土栽培で育てているアイビーにしか行えません。アイビーの伏せ芽に適した時期
アイビーの伏せ芽は4月、5月頃の時期が適期です。酷暑の真夏と寒い冬を避けて行いましょう。春〜初夏にかけてはアイビーの生育が盛んで発根がしやすく、植え替えた後の土との活着もスムーズに行えます。アイビーの伏せ芽の方法
伏せ芽に必要なもの- U字ピン
- ナイフ
- 新しい鉢
- 培養土
- 鉢底石
- 鉢底ネット
- 鉢植えのアイビーの、伸びているつるを土に接触させてU字ピンなどで止める。土に触れた状態が続くと、発根しやすくなる
- いつも通り水やりをし、発根を待つ
- 根がしっかり土に根付いたら、元株から切り離し、植え替えの要領で植え替える。
アイビーを増やした後の育て方
せっかくアイビーの株を増やしても、その後の生育がなおざりになってしまったら台無しです。ここでは、増やしたアイビーを鉢植えで育てる際の注意点についてお伝えしていきます!水やりのコツ
まずは、アイビーの水やりの方法について説明します。アイビーを枯らしてしまう原因の多くは、水やりのしすぎによる根腐れによるものです。必ず適切なタイミングと与える量を守って水やりをしましょう!生育時期の4月から9月はこまめな水やりを
アイビーは生育時期の4月〜9月にかけて、多めの水を欲しがる傾向があります。この時期には、葉っぱからの蒸散も頻繁に行われるので、普段よりは多めの頻度で水やりを行うようにしましょう!その後は、秋から冬に向かうにつれて、徐々に水やりの頻度を落としていくようにしていきます。土が乾いてから水やりを
アイビーの土が乾いているときは、水を欲しがっているサインです。このタイミングで、鉢底から水が滴るくらいたっぷりのお水を与えてあげます。鉢底から水を出すことで、古い空気と老廃物を押し出し、新しい酸素を取り込むことができます。アイビーに適した栽培環境は?
アイビーに適した栽培環境についてお伝えします。アイビーは耐寒性・耐暑性・耐陰性に優れた植物ですが、それでも最低限、好ましい環境というのはあるものです。具体的に見ていきましょう!明るく風通しの良い場所で
アイビーは、風通しのいい場所に置いて育てるとよく育ちます。風通しのいい場所は湿度管理が行いやすく、病害虫の予防にも役立ちます!日差しの強い時期は葉焼けに注意
アイビーは日光が大好きな植物です。そのため、日当たりのいい場所で育てるとよく育ち、葉っぱの斑も綺麗に出やすくなります。とはいえ、真夏の強い日差しに当てすぎると、葉焼けを起こすので注意が必要。半日陰のレースカーテン越しなど、直射日光の当たらない場所で管理し、葉焼け予防に努めましょう!エアコンの風には当たりすぎないよう管理
暑い時期や寒い時期は、適度にエアコンをきかせて部屋を快適な温度に保つことは、植物にとっても大事なことです。とはいえ、エアコンの風が直接当たる環境にアイビーを置くのは、葉の蒸散のバランスを崩す原因となるのでNGです。出来るだけ、アイビーの置き場所やエアコンの風向きには気を使うようにしましょう!剪定をおこなう
切り戻し剪定を行って、アイビーの草姿を綺麗に保ちましょう!特に斑入りの品種は、緑葉と斑入り葉のバランスを保つのが綺麗に見せるコツですね!剪定をおこなうタイミング
アイビーの剪定の適期は、新芽がつきやすい、4月〜9月の生育期に行うといいでしょう!5月中下旬と、生育期間が終わりに近づき全体的にこんもりしてしまった9月中下旬にそれぞれ1回ずつ剪定すると、見た目も美しく保てます。正しい切り方
アイビーの切り方は、好みの位置で切ってかまいませんが、切るときは節の5〜10mmほど上の位置でカットしましょう。この切り方をすると、カットした位置から新しい芽が出てきます。斑入りのものは、全体のバランスを見ながら、緑葉のものを減らして斑入り葉を増やすようにします。また、木のような質感になる木質化した部分の枝は、剪定をしても新芽がつかないので切り落とさないように注意が必要ですよ。植え替えをおこなう
アイビーは根の繁殖が旺盛な植物です。定期的な植え替えを行い、生育を阻害する根詰まりを解消していきましょう!植え替えの時期
アイビーの植え替えの適期は、生育期の4月〜9月ごろです。植え替える際は、既存の鉢より1回り大きめの鉢に植え替えて、根が伸びるスペースを確保してあげるようにしましょう!植え替えの手順
植え替えに必要なもの- 一回り大きな鉢
- スコップ
- 培養土
- 鉢底石
- 鉢底ネット
- ナイフ
- 割り箸
- 新しい鉢にカットした鉢底ネットを敷く
- 鉢底石を鉢底が隠れるくらい並べる
- 土を2〜3㎝ほど入れる
- 古い鉢から根株を優しく引き抜く
- 根についた土を1/3程度落とす
- 絡まったり、根腐れしている根をカット
- 鉢の真ん中に根株を置く
- 上から土を被せていき、鉢の縁の少し下まで土を入れる
- 鉢周りを割り箸でつつき、土と根の隙間を埋める
- かさが減ってしまった分の土を補充する
- 鉢底から水が滴るくらい、たっぷりの水やりをする
害虫対策
アイビーに寄生する害虫として代表的なのがアブラムシとカイガラムシです。両方とも、被害が深刻になる前の、早期発見で駆除してやるのがポイントです。害虫を発見したら歯ブラシなどを使い、虫をこそぎ落とし、殺虫剤をまいて2次被害に備えます。害虫の予防策としては、適宜剪定を行い、葉の風通しをよくしてやるのが効果的です。観葉植物に適したハイドロカルチャー(水栽培)でアイビーを育ててみよう
土いじりが苦手という人には、土を使わずに育てるハイドロカルチャーをおすすめします。アイビーはハイドロカルチャーで、より手軽にグリーンインテリアとして育てられますよ!ハイドロカルチャーとは水耕栽培の1種
ハイドロカルチャーの語源は、ギリシャ語で水を意味する=ハイドロと、栽培を意味する=カルチャーをミックスしたものです。広義の意味では水耕栽培の1種と見なされていますが、厳密な意味では、土の代わりとなるハイドロボールなどの人工土を使って育てる栽培方法のことを指します。ハイドロカルチャーのメリット
ハイドロカルチャーにはどのようなメリットがあるのでしょうか?具体的にみていきましょう!虫が湧かない
有機質の土を使って育てる一般的なアイビーの栽培方法では、どんなに気を使って育てていても、季節によっては虫が湧いてしまうことはままあることです。その点、ハイドロカルチャーにおいては、ハイドロボールなどの無機質の人工土を使って育てるので、虫が湧くリスクが一切ありません。虫が苦手な人にとってはおすすめの方法ですね。お世話がとても簡単
ハイドロカルチャーの場合、透明なガラスの容器に入れて育てれば、水の過不足に気付きやすいメリットがあります。またハイドロボールは劣化しにくく、洗って繰り返し何度でも使うことができます。植えつけるたびに購入する必要がないため経済的ですね。とはいえ、清潔な状態で長く使い続けるには、定期的なお手入れが欠かせません。適切な管理を心がけましょう匂いがしないので清潔
ハイドロボールは無菌・無臭なので、室内で育てる際の土の匂いが気になるという方にもおすすめです。ハイドロカルチャーでの育て方
実際にハイドロカルチャーでアイビーを育ててみましょう! ハイドロカルチャーに必要なもの- アイビーの苗or挿し木や水差しで発根させたアイビー
- ハイドロボール
- 根腐れ防止剤
- 穴の空いていないお好みの容器(ガラス製のものがおすすめ)
- ピンセット
- ハイドロボールを軽く水洗い後、よく乾かす
- アイビーの苗に土がついている場合は、優しくふるい落とし、根を痛めないように水で洗い流す
- 容器に根腐れ防止剤を敷く
- その上に、ハイドロボールを容器に1/3程度入れる
- アイビーの苗を容器に入れて、上からハイドロボールを足す。根がぐらつかないよう、隙間にも入れる(ピンセットなどを使って行うとやりやすい)
- 容器の1/4~1/5程度まで水を入れて完成
- 直射日光を避けた明るい場所で管理
アイビーは屋外でも育てられる!
これまで室内で育てる観葉植物としてのアイビーの魅力に触れてきましたが、ここでは屋外の地植えでのアイビーの育て方についても簡単におさらいします。ガーデニングや公共施設のグランドカバー、壁面の緑化に用いられているアイビー。今回は、ご自宅のお庭で育てる時のコツや注意点についてお伝えします!地植えのやり方
地植えに必要なもの- アイビーの苗
- 腐葉土
- 緩効性肥料
- スコップ
- バケツ
- 庭の土を20〜30㎝ほど掘る
- バケツの中に掘り出した土を入れる
- 掘り出した土に対し、2割ほどの割合で腐葉土を追加、緩効性肥料を少量足してバケツの中でよく混ぜて用土とする
- 掘った穴に用土を半分入れ、アイビーの株を入れる
- 隙間に残りの用土を足す
- たっぷりの水やりをして完成
地植えの注意点
複数のアイビーの株を植える場合は、株同士を20㎝ほど離して植えるようにします。成長するとつるが他の植物にも絡まるので、出来るだけ周りに何もない場所に植えてあげるといいでしょう。壁に這わせる場合は、近隣の住宅の迷惑にならないか、よく確認してから植え付けるようにしましょうね。室内で育てるなら鉢植えがgood
室内で育てるなら断然鉢植えがおすすめです。耐陰性のあるアイビーは、室内での生育にもしっかり順応します。それ以外だと、バスケットに入れてつるを垂らし、ハンギングにするスタイルもおしゃれで可愛いですよ!アイビーのつるを活かした巻き方アレンジ
アイビーはつるを伸ばして成長する植物。誘引された場所通りに伸びるつるの特徴を活かして、巻き方によっては、可愛くデコレートすることもできますよ!アイビートピアリーの魅力
針金などのフレームに、アイビーなどのつる植物を這わせて造形することをアイビートピアリーと呼びます。フレームの形によって様々なアイビートピアリーに仕立てることができるのが魅力。たとえば幾何学模様や動物のほか、王冠などの器物、船などの乗り物の形を象ったものが多く見られます。自分でアイビートピアリーをつくってみよう
今回は、家庭でも簡単にできる、ハート型のアイビートピアリーの作り方をご紹介します!用意するもの
- アイビーの苗
- 鉢
- 太めの針金
- ニッパー
- 培養土
- 鉢底石
- 鉢底ネット
手順
- 鉢に鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れ、1/3ほど土を入れる
- ニッパーで針金をハート型にする。針金の土に指す部分は長めにすると良い
- 土に針金を深く挿す
- アイビーを真ん中に置いて残りの土をかぶせる
- たっぷりの水やりをする
- アイビーのつるが既に伸びているなら針金に這わせる。アイビーのつるが短い場合は成長するのを待つ。
【まとめ】アイビーの増やし方を紹介!挿し木や水挿しの失敗しない切り方まで
いかがでしたか?今回はアイビーの株の増やし方についてご紹介しました。アイビーの繁殖力の旺盛さを利用して、簡単に増やしていくことができることがよく分かりましたね。 今回の記事のポイントをまとめると、- アイビーの株の増やし方には、挿し木・水差し・株分け・伏せ芽の4種類の方法がある
- アイビーの株を増やすタイミングは、アイビーの生育期である4月〜9月の間で、暑い時期を避けて行う
- 挿し木・水差し・伏せ芽に共通するコツは、しっかりと発根させてから植え替えること
- 株分けを行うことで、根詰まりを解消するとともに株を増やすことができる
- アイビーのつるを切り取る時は、切り口の断面を斜めにすると植え替え後の吸水がスムーズ
- 増やした後のアイビーの育て方は、基本の春秋型の生育に則って行う
- つるが旺盛に伸びるアイビーは鉢植えでの生育が楽チン
- ハイドロカルチャーにおけるアイビーの生育は、水の管理や衛生面に優れている
- アイビーを地植えで育てる際は、他の植物や近隣の建物に十分に配慮する
- 針金を使って手軽にアイビートピアリーを作ることができる