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実は1000種類以上あると言われるペペロミア。お花を咲かせるものから班入りのものまで様々です。今ではその数の多さが、コレクターの心を掴んで離さない人気の観葉植物となりました。 しかしそんなペペロミアにもいくつかの悩みがあり、それは葉が落ちることです。育てていると、葉っぱが黄色くなったり、黒くなったり、いつの間にか葉が落ちることと出くわすことも少なくありません。この記事では、そんな時どのような対応をすればよいかの対処法を軸に、以下の流れで解説していきます。
それではまずは、ペペロミアの葉が落ちる原因を解説していきます。なぜ葉が落ちるのかを知っていれば、未然に葉が落ちることのないように育てることもできますよ。ここで解説する原因は「水やりが多い」・「水不足」・「群れや湿気」・「寒さ」・「根詰まり」・「肥料のあげすぎ」の全部で6つです。
続いては、ここまでお話ししてきたようなペペロミアの葉が落ちる原因をどのように対処するといいのか、その方法をお話ししていきます。
続いては、ペペロミアの葉が落ちる直前のサインをご紹介していきます。ペペロミア葉が落ちる直前には、実は以下のようなサインをしていることがあります。そのサインをしっかりと見分けることができたら、あなたの大切なペペロミアの葉が落ちる可能性はグッと減りますよ。それではそれぞれのサインを見いていきましょう。
続いては、ペペロミアを元気に育てるために基本的な特徴を知ろう!というお話しをしていきます。ペペロミアの基本的な情報を知ることで、よりペペロミアにあった最適な育て方をすることができます。
続いては、ペペロミアによくあるトラブルについて解説していきます。どんなトラブルがあるのか、それぞれ見ていきましょう。トラブルによっては、植え替えや挿し木、株分けなどの対応も必要な場合もあります。
最後は、バリエーション豊富なペペロミアのおすすめの種類をご紹介していきます。ペペロミアには様々な種類があり、オブツシフォリア・カペラータ・グラベラ・ジェイド・デピーナ・ニパドラ・ロタンディフォーリア・真亜子などがあり、この中からお気に入りのペペロミアを見つけることはもちろん、以下でご紹介するお好きな品種を大切な方のプレゼントにしても喜ばれるでしょう。 それでは、オブツシフォリア・カペラータ・グラベラ・ジェイド・デピーナ・ニパドラ・ロタンディフォーリア・真亜子以外にもあるおすすめのペペロミアを7種類ご紹介していきます。
- そもそもペペロミアの葉が落ちるのはなぜなのか
- ペペロミアの葉が落ちた時の対処法とは?
- ペペロミア葉が落ちる直前のサインをご紹介
- ペペロミアを元気に育てるために基本的な特徴を知ろう
- バリエーション豊富なペペロミアの種類をご紹介!
- まとめ
ペペロミアの葉が落ちるのはなぜ?

原因①:水やりが多い
ペペロミアの葉が落ちる主な原因の一つは、過剰な水やりです。この植物は適度な乾燥を好み、頻繁に水やりをしてしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。土が乾燥したのを確認したのちに適切な水やりを行うことが重要です。原因②:水不足
また、反対に水が少なすぎても葉が落ちることもあります。ペペロミアは適度な湿度を好みます。土が乾燥しすぎたり、長期間にわたって水を与えなかった場合にも葉が落ちてしまいます。また、葉は水分を自然に蒸発させるため、ペペロミアに最適な水分供給も必要です。水不足になると、葉が乾燥し、その結果葉が黄色くなり、枯れてしまうことがあります。原因③:群れや湿気
多くの場合、ペペロミアの葉は密集して生えているため、葉っぱ同士が栄養を確保しようと日光の当たる方向に向いてしまい、下部の葉が日光を受けにくくなることもあります。これにより、下部の葉が枯れたり、葉が落ちることがあります。また、気温や湿度の高い梅雨や夏は湿気により葉が落ちることもあります。原因④:寒さ
ペペロミアは観葉植物の中でも比較的寒さに弱く、冬時期に低温にさらされると葉が黒くなり枯れることがあります。冬時期は冷たい風を受けないように保護し、冷暖房器具の近くに置き場がある方は、すぐに移動させましょう。また気温が低くなった冬の雪や霜、雨水などにさらされると根腐れを起こしやすくなるので、置き場所や室内に移動させるなどの工夫が必要です。原因⑤:根詰まり
また、根詰まりも葉が落ちる原因です。根が過密になると栄養吸収が阻害され、葉っぱが健康を保つのが難しくなります。定期的な植え替えが必要であるとともに、新しい土に植え替えることで水はけを確保でき、健康に成長するために重要です。原因⑥:肥料のあげすぎ
最後は肥料のあげすぎにより葉が落ちることを話していきます。肥料を過剰に与えると、肥料焼けという肥料の蓄積が起き、葉が傷みやすくなります。肥料は規定の量やガイドに従って適切に与えることが大切です。ペペロミアの葉が落ちた時の対処法

直射日光を避けた明るい場所に移動
ペペロミアの葉が落ちた場合、まず適切な置き場所を確保しましょう。直射日光を避け、明るく日陰にならない場所に移動させます。直射日光は葉を傷つけ、葉が枯れたり褪色したりする原因になります。レースカーテン越しの間接光がペペロミアにとって理想的で、新しい葉の成長を促します。また、日光の調節が難しい家に住んでいるのであれば、ブラインドカーテンなどで光を調節するのがいいでしょう。風通しの良い場所に置く
また、ペペロミアは風通しの良い環境を好みます。密集した葉の間で湿度が高まりすぎると、カビや腐敗のリスクが高まります。葉が落ちた場所が湿度が高い可能性がある場合、風通しの良い場所に置いて湿度を調整しましょう。これにより葉の健康が改善されます。 また適度に乾燥している環境である方が、水はけも良くなり、植物自体の健康も維持されやすいです。室内の気温を10℃以上に保つ
それに、ペペロミアの葉が落ちる場合、まず気温を気にしましょう。ペペロミアは寒さに弱く、10℃未満の低温にさらされると葉が枯れやすくなります。冬季には室内の気温を10℃以上に保つようにし、暖房器具を使用することでペペロミアのストレスを軽減しましょう。しかし、ペペロミアに限らず植物の多くは、直接的に冷暖房器具の風が当たると株全体が弱まってしまうので、必ず置き場所には注意をしましょう。水やり
葉が落ちる場合、水やりにも注意が必要です。ペペロミアは適度な湿度を好むため、土が乾いたら適切な水やりを行うという習慣が非常に大切です。水を与える際には、鉢底の排水穴から余分な水が切れていることを確認し、鉢土全体に均等に水分を行き渡らせましょう。土が乾いてから水やり
ペペロミアは過剰な水やりをしても吸収しきれないので、葉が落ちた場合でも、土が乾いてから水を与えるように心がけましょう。指を土の表面に差し込んで湿り気を確認し、土が乾いていたら水を与えるタイミングであると見極めることがポイントです。冬は水やりは控えめに
また、特に冬時期の水やりを控えめに行うべきです。冬場はペペロミアの成長は遅くなるため、水分を吸収できる量が低下します。過剰な水やりをしてしまうと根を腐らせる原因にもなりますので、冬季には特に注意が必要です。植え替えをする
最後は植え替えをするのがおすすめです。根っこの成長による根詰まりや土壌の劣化が葉っぱの落ちる原因になることがあります。そのため、定期的な植え替えをすることが必要です。植え替えの方法は非常に簡単で、新しい鉢と新鮮な土を用意し、植え替えを行うだけです。植え替えはペペロミアの健康を回復させることができます。ペペロミア葉が落ちる直前のサイン

葉が丸まっている
ペペロミアの葉っぱが丸まっている時、それは多くの場合水不足が原因です。基本的にどんなペペロミアも葉っぱは丸い形をしており、それがゆえになかなか気づけないこともあるかと思います。しかし、ペペロミアの葉っぱがクルッと内側に丸まっている時は、葉っぱに栄養や水分が行き渡っていないサインであることを忘れないようにしましょう。 また、葉っぱが丸くなっていることに気づきやすくするためには、具体的な方法としてGreensnapという観葉植物の成長の経過を投稿者として写真を撮影してアップするアプリがおすすめです。Greensnapはあなたの観葉植物の成長を写真で撮影してアップするだけではなく、他の投稿者さんの植物やお花を観察することもできる便利なアプリなのでおすすめです。葉がぐったりしている
また、葉がぐったりしている時は、日光が足りていないサインでもあります。もともと日陰でも成長できるタイプの観葉植物でもありますが、あまりに日光の当たらない環境が続くとぐったりしてしまうこともあります。葉が黒くなっている
ペペロミアの葉が黒ずんでいるのは、過剰な水分や根腐れのサインかもしれません。葉が黒く変色することは、通常、根部に問題があることを示しています。根が腐っていると、植物は適切な水や養分を吸収できず、葉に栄養が行き渡らず、結果として葉が黒くなることがあります。この場合、根の状態を確認し、腐敗した部分を切り取り、新しい土に植え替えることが必要です。葉が薄くなっている
ペペロミアの葉が薄くなっている場合、これは水不足や栄養不足のサインでもあります。薄くなった葉は水分を保持しにくく、葉っぱ自体が元気を失っていることを示しています。この場合、適切な水分供給と栄養補給が必要です。土が十分に湿っているのかどうかを確認し、必要に応じて水やりを調整し、肥料を与えて栄養を補給しましょう。 まとめると、これらのサインに気付いたら早め早めの対処が命取りです。葉が丸まっていたら水分をきちんと与えられているかを確認し、黒くなっている場合は根の健康をチェック、葉が薄くなっている場合は水やりと栄養管理を見直すことでペペロミアの健康を保つことができます。ペペロミアを元気に育てるために特徴を知ろう

熱帯地域が原産地で寒さに弱い
ペペロミアは、熱帯地域を原産地とする植物で、そのため寒さには比較的弱いです。ペペロミアは寒冷な気温には適応できる耐寒性を持っていないため、寒冷地域では室内での栽培が適しています。肉厚の葉に水分を溜め込むことができるため乾燥に強い
ペペロミアは、美しい肉厚の葉を持ち、これらの葉に水分を蓄えることができるため、乾燥に対する耐性が高いとされています。乾燥に強いため、初心者さんでも比較的育てやすく、人気があります。それに乾燥した環境にも適応しやすく、頻繁な水やりを必要としないので忙しい方にもおすすめです。大きくなりすぎず室内で育てやすい
また、ペペロミアは、大きく成長しすぎないため、室内でも育てやすい植物です。コンパクトに成長が収まるので、一人暮らしの小さな部屋やアパートメントでも育てやすく、管理が簡単な特徴も持っています。誰でも育てやすいので、そこまで神経質にならなくていいという点も良いポイントです。1000を超える種類がある
それに、ペペロミアは非常に多様性に富んだ植物で、1000種類を超える異なる品種が存在します。それぞれの種類は、葉っぱの形や模様、色などで異なり、コレクターの心を掴んで離さない人気の観葉植物です。これらの多様なバリエーションのおかげで、あなただけのお気に入りのペペロミアを見つけて、育てることができるでしょう。他にもよくあるペペロミアのトラブル

葉がぐったりする
先ほども解説した通り、葉がぐったりする時はきちんと日光が当たっていない場合があります。しかし、ぐったりしていても、まだ根っこに元気がある場合などは、植え替えをするか挿し木などで新たな株として栽培するのもおすすめです。葉が黒くなる
葉が黒くなる多くは根腐れが原因です。根腐れが進行しすぎるとこのような状態になりやすいので、一度新しい鉢に植え替えてもいいですが、完全に腐っている場合は諦めて新しい株を手に入れることがおすすめです。ダイソーなどでは安く仕入れることもできます。葉が丸まる
また葉が丸まるのは水が足りていない場合が多いです。乾燥が進みすぎるとこのように丸まってしまうので、土が乾燥したら水をしっかり与え、その頻度や習慣をなるべく崩さないようにすることが重要です。根腐れを起こす
それに根腐れを起こすトラブルは、特に寒冷地での栽培をしていると、雪や冷たい雨に当たってしまうと起きやすくなります。冬場は室内で栽培することを意識し、暖かな環境を用意するよう心がけましょう。バリエーション豊富なペペロミアの種類

ペペロミア・イザベラ
1つ目はペペロミア・イザベラです。ペペロミア・イザベラは、小さな丸っこい葉っぱを密集して咲かせる観葉植物です。鮮やかなグリーンカラーの葉っぱは肉厚で、暑さや乾燥に耐える耐性をもっています。草丈は大きくなっても20cm程度なので、コンパクトに栽培したい方にはおすすめです。ペペロミア・アングラータ
2つ目はペペロミア・アングラータです。ペペロミア・アングラータは縞模様の班いりの観葉植物です。ハンギングで吊るして育てると綺麗に飾れるツルが下方向に伸びるタイプなので、吊るして飾るスペースがある方にはもってこいのペペロミアになります。葉っぱも密集しているので、ボリュームもあってインパクト強めです。ペペロミア・プテオラータ
3つ目はペペロミア・プテオラータです。ペペロミア・プテオラータは葉っぱがやや細長く丸いタイプのペペロミアです。ストライプの班入りが美しく、初心者さんにも育てやすい観葉植物でもあります。ペペロミア・ジェミニ
4つ目はペペロミア・ジェミニです。ペペロミア・ジェミニは今までご紹介してきた葉っぱ以上に小さな葉っぱを持つペペロミアです。葉のボリュームが多いので、しっかりと管理しないと見栄えが悪くなるので注意が必要です。ペペロミア・ホープ
5つ目はペペロミア・ホープです。ペペロミア・ホープはまるでうちわのような見た目をしている葉っぱを連なってもつ観葉植物です。やや肉厚な葉っぱも可愛らしい印象を持たせ、茎が長いので吊り下げて飾るハンギングが適しています。ペペロミア・ハッピービーン
6つ目はペペロミア・ハッピービーンです。ペペロミア・ハッピービーンは細長い葉っぱをもうペペロミアです。かなり希少なペペロミアなので、出会えた方はラッキーだと思い購入することをおすすめします。爽やかな印象で鉢植えに適したタイプになります。ペペロミア・セルペンス
7つ目はペペロミア・セルペンスです。ペペロミア・セルペンスは美しいライムグリーンの葉っぱが特徴的です。不規則にハートのように見える班が綺麗です。コンパクトなサイズので、鉢植えで栽培することがおすすめです。【まとめ】ペペロミアの葉が落ちる原因と対処法を解説!元気に育てるコツまで
いかがだったでしょうか?ペペロミアの葉が落ちる原因やその対処法、また基本的なペペロミアの特徴まで理解することができたかと思います。 今回の記事のポイントは以下になります。- ペペロミアの葉が落ちる原因は、「水やりが多い」・「水不足」・「群れや湿気」・「寒さ」・「根詰まり」・「肥料のあげすぎ」などがある
- ペペロミアの葉が落ちた時の対処法は、直射日光を避けた明るい場所に移動させ、室内の気温を10℃以上に保った風通しの良い場所に置くこと
- 適宜植え替えをすることで、ペペロミアの健康を回復させることができる
- ペペロミア葉が落ちる直前のサインの多くは、水不足や根腐れ、日光不足が考えられるため、サインを知っていれば逆に対処しやすい
- ペペロミアは熱帯地域を原産地とする植物で、肉厚の葉に水分を溜め込むことができるため乾燥に強い
- おすすめの品種に、ペペロミア・ハッピービーンやペペロミア・ホープなどがある