フィカス・ベンジャミンの育て方!ケア方法や葉が落ちるときの対処法も

フィカス・ベンジャミンの育て方!ケア方法や葉が落ちるときの対処法も
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目次

光沢のある小さな葉が特徴のフィカス・ベンジャミン。葉っぱに斑入りの品種など、種類が豊富にある観葉植物です。インテリアグリーンとして高い人気があります。 今回の記事では
  • フィカス・ベンジャミンはどんな観葉植物?
  • フィカス・ベンジャミンの育て方やお手入れ方法は?
  • 葉が落ちる?フィカス・ベンジャミンに起こるトラブルと対処法
  • フィカス・ベンジャミンの種類
についてご紹介します。 定番のインテリアグリーンとして有名なフィカス・ベンジャミンですが、これから育ててみたい方や、ベンジャミンの種類について知りたい方はぜひご覧ください。

フィカス・ベンジャミンとはどんな植物?

インテリアグリーンとしてさまざまな種類があるフィカス・ベンジャミン。ここからは、ベンジャミンの性質や特徴など、基本的な情報をご紹介します。

インドや東南アジアが原産のクワ科フィカス属の木

フィカス・ベンジャミンは、インドや東南アジアが原産のクワ科イチジク属の常緑樹です。学名はFicus benjaminaで、標準和名はシダレガジュマルです。別名でベンジャミンゴム、ベンジャミンゴムノキ、シロガジュマルとも呼ばれます。

インテリアグリーンとして定番の観葉植物

フィカス・ベンジャミンは、リビングや寝室、書斎など室内のさまざまな場所を彩るインテリアグリーンとして定番の観葉植物です。小さな鉢植えから大きな鉢植えまでサイズも豊富に揃っているのため、好みや空間に合わせた鉢を選べる楽しみがありますね。

ベンジャミナとも呼ばれる

フィカス・ベンジャミンは、ベンジャミナとも呼ばれます。学名の「Ficus benjamina」の「benjamina」をローマ字読みすると「ベンジャミナ」となるためです。

インドやネパールでは「聖木」とされる

インドやネパールでは古くから神聖な木として崇められてきたフィカス・ベンジャミン。生命力旺盛に成長して実をつけることから、生命や繁栄のシンボルとして考えられ「聖木」とされています。

フィカス・ベンジャミンの花言葉

フィカス・ベンジャミンにはさまざまな花言葉が存在します。ここからは、花言葉の種類と由来をご紹介します。

「永遠の愛」

フィカス・ベンジャミンのもつ「永遠の愛」という花言葉は、葉の形がハート型に似ていることからつけられたと言われています。愛情や幸福を象徴する植物として広く親しまれています。

「友情」

花言葉「友情」の由来は、フィカス・ベンジャミンの丈夫でさまざまな環境に適応することができる性質から。どんな状況でも変わらない友情を象徴しています。

「信頼」

花言葉「信頼」には、インドやネパールにおける伝統的な文化や、フィカス・ベンジャミンの特徴が表れています。インドやネパールでは、幸福や豊かさをもたらす植物として信じられてきたフィカス・ベンジャミン。互いに信頼し合い、協力することで、幸福や豊かさを築くことができると信じられてきた思いを表す花言葉です。

「結婚」

フィカス・ベンジャミンは葉の形がハート型に似ていることから「結婚」という花言葉も持っています。そのため、結婚祝いの贈り物としてよく選ばれています。

フィカス・ベンジャミンの風水効果

フィカス・ベンジャミンなどの観葉植物には風水効果があるとされています。ベンジャミンがもつ、仕事運・家族運・恋愛運アップについてご紹介します。

仕事運アップの効果

フィカス・ベンジャミンは葉の形が丸いことから、陰の気を持ち、気持ちを落ち着かせる風水効果があるとされています。仕事や勉強をする書斎やデスクに置くことで集中力を高め、仕事運アップにつながるといわれています。また、空気を浄化する効果もあるといわれています。仕事場やオフィスに置くと、仕事の効率アップや、ストレスの軽減につながるといわれています。

家族運アップの効果

風水ではフィカス・ベンジャミンを家族が集まるリビングや寝室に置くと、家族間のコミュニケーションが円滑になり、家族運アップにつながるといわれています。家族運アップの風水効果をさらに高めるために、花を咲かせるように育てることもおすすめです。

恋愛運アップの効果

葉っぱの色が濃いほど、恋愛運アップの効果が期待できます。また、フィカス・ベンジャミンはリビングやキッチンなど陽の気が多い場所に置いたり、南東・南西の方角に置くと恋愛運を高めることができるとされています。

フィカス・ベンジャミンの育て方

フィカス・ベンジャミンの育て方を解説します。適切な環境で管理することで生育が良くなるため、ぜひご覧ください。

置き場所

フィカス・ベンジャミンの置き場所について解説します。ベンジャミンの性質に合わせて、適切な場所に置いてあげましょう。

日当たりの良い場所を好む

フィカス・ベンジャミンは日当たりが良い場所を好みます。熱帯地域が原産の植物で、日光を多く必要とするためです。生育を促進させるため、日当たりの良い場所に置いてあげましょう。

葉焼けしないようレースカーテンで遮光するとよい

フィカス・ベンジャミンは日光を好む植物ですが、直射日光に当てると葉焼けしてしまいます。室内に置いてレースカーテンで遮光してあげましょう。

寒さに強い植物ではないため10℃以上で管理する

暖かい地域原産であるフィカス・ベンジャミンは、寒さに強い植物ではありません。フィカス属の中には寒さに強い品種もありますが、基本的には10℃以上の環境で管理してあげるとよいでしょう。

水やり

フィカス・ベンジャミンの水やりの方法について解説します。適切な水やり方法を知ることで、ベンジャミンの生育を促してあげましょう。

土の表面が乾いたらたっぷりと

土の表面が乾いてから、たっぷりと水やりをしてあげましょう。土が乾ききらないうちに水やりをしてしまうと、土や根が蒸れてしまい、根腐れの原因になります。

冬に休眠状態になっている場合は水やりを控える

冬のフィカス・ベンジャミンは休眠状態に入ります。休眠状態になると生育がゆるやかになり、水分の吸収率が下がるため、水やりは控えるようにしましょう。土が乾ききってからさらに2~3日後、土の半分が湿る程度に水やりをします。

植物にとって、土の状態は大切な要素のひとつです。フィカス・ベンジャミンに合った土を使用しましょう。

水はけのよい土を使う

フィカス・ベンジャミンには、水はけのよい土を使用しましょう。水を保有する性質の土はベンジャミンと相性が悪く、根腐れを起こしてしまいます。

市販の観葉植物用の土が適している

フィカス・ベンジャミンには、市販の観葉植物用の土が適しています。観葉植物用の土は水はけが良く、栄養が豊富で衛生的です。

観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の配合土でも

フィカス・ベンジャミンを育てる土は、配合した土を使用してもよいでしょう。混ぜる割合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1です。

土表面を無機質の用土で覆うとよい

土表面を無機質の用土で覆うことで、土壌の乾燥を防ぐことができます。砂やパーライト、ゼオライトなどの無機質の用土を、土壌の表面に2〜3cm程度の厚さで敷き詰めましょう。通気性・排水性に優れているため、根腐れを防ぐ効果があります。

肥料

フィカス・ベンジャミンの肥料の与え方や時期を解説します。適切に管理して健康を保つことができます。

肥料はなくてもよいが、与えるとより成長速度が上がる

フィカス・ベンジャミンはもともと丈夫で生育が良いため、肥料がなくても育ちます。肥料を与えることでさらに成長速度が上がり、葉の色やツヤや良くなります。肥料を与える際は、適量を守ってあげましょう。

春~秋の生育期に与える

フィカス・ベンジャミンに肥料を与える場合は、春~秋の生育期が適しています。生育期は栄養の吸収率が上がるため、肥料を与えるとよく育ってくれるためおすすめです。

肥料の与え方

植え替えの際に、緩効性の化成肥料を土に混ぜ込みます。土の表面から約5cm程度の深さで、均一に混ぜ込みましょう。または、水やりの際に液体肥料を水に混ぜて薄めてから与える方法もあります。

フィカス・ベンジャミンのお手入れ

フィカス・ベンジャミンのお手入れ方法について解説します。適切なお手入れをすることで、ベンジャミンを長く楽しむことができます。

植え替え

ベンジャミンは成長速度が早い植物のため、定期的に植え替えをする必要があります。植え替えの時期とタイミングは下記の通りです。

植え替えのタイミング:1~2年に一度

フィカス・ベンジャミンの植え替えは1~2年に一度の目安行いましょう。定期的に植え替えをすることで、根詰まりを防ぐことができます。

植え替えの時期:5月~6月頃

フィカス・ベンジャミンの植え替えに適した時期は5月~6月です。生長期のため、植え替えによるダメージから回復しやすい時期です。

剪定

ベンジャミンは生育が早く、茎や葉が茂りやすいため、定期的な剪定が必要です。剪定の時期と注意点を解説します。

春~秋に剪定を行う

フィカス・ベンジャミンの剪定は、春~秋に行いましょう。冬は休眠状態になるため、寒い時期の剪定は植物を弱らせ、新しい芽が出にくくなります。暖かい時期に剪定して、その後も元気に生育できるようにしましょう。

樹形が崩れやすいため定期的に剪定する

ベンジャミンは成長速度が早い植物のため、茎や葉の間引きをしないと伸びきってしまい、樹形が崩れてしまいます。また、伸びきった茎や葉が植物の風通しを悪くし、病害虫が発生する原因になるため、定期的に剪定をしてあげましょう。

樹液に注意する

ベンジャミンは枝を切ると白い樹液が出てきますが、触れると手がかぶれる恐れがあります。手袋をつけてから剪定を行うとよいでしょう。

増やし方

フィカス・ベンジャミンは、新しい株を増やすことができます。初心者でも比較的簡単にできる方法のため、株を増やしたい方はぜひ参考にしてください。

挿し木や株分けで増やすことができる

丈夫で生育が良いフィカス・ベンジャミンは、初心者でも挿し木や株分けで比較的簡単に新しい株を増やすことができます。挿し木を行う場合は、春先がおすすめです。気温が安定しているため、発根しやすい時期です。

挿し木のしかた

挿し木は、春から秋の生育期に行いましょう。 1.フィカス・ベンジャミンの枝を10〜15cm程度の長さで斜めに切り取ります。この時に切り口から白い樹液が出ますが、素手で触るとかぶれる恐れがあるため、手袋をつけて作業するとよいでしょう。 2.樹液を水で洗い流し、切り口から2〜3cmのところにある葉を落とします。葉が大きい場合は、半分に切ってもよいでしょう。その後1時間ほど水につけておきます。発根促進剤を溶かした水につけると発根しやすくなります。 3.挿し木用土は、水はけと通気性の良く、肥料分を含まないものを選びます。水はけを良くする効果がある鉢底石を鉢底に敷き詰めます。鉢底石の上から、挿し木用土を約8分目まで入れます。切り口を下にして、枝を挿し木用土に1/3ほど埋まるように挿します。 4.最後に鉢底から水が流れ出るくらい、たっぷりと水やりをします。発根までは半日陰で管理し、風通しをよくしておきましょう。 発根には、約1か月~2か月かかります。根腐れしない程度に霧吹きで水をかけて乾燥を防ぐとよいでしょう。

株分けのしかた

フィカス・ベンジャミンの株分けは植え替えの時に一緒に行うと便利です。 1.鉢からフィカス・ベンジャミンを取り出し、古い土を優しく取り除き、手で優しく株を分けます。ハサミやナイフを使うよりも、手で行った方が株への負担が少なく済みます。 2.分けた株を新しい鉢に植え付けます。土は赤玉土や鹿沼土などを混ぜ合わせたものを使用し、鉢底には鉢底石を入れて水はけを良くしましょう。土を少量入れて中心に枝を置いて手で支えながら、周りに残りの土を入れていきましょう。 3.最後にたっぷりと水やりをします。株のバランスを見ながら、余分な枝や葉の剪定を行ってあげるとよいでしょう。

フィカス・ベンジャミンの葉が落ちるのはなぜ?

育てているうちにベンジャミンの葉が落ちてしまった!という声が良く聞かれます。ここからは、フィカス・ベンジャミンの葉が落ちる原因と対処法を解説します。

葉が落ちる原因

フィカス・ベンジャミンの葉が落ちる原因をご紹介します。考えられる原因は以下の2点です。

日照不足

フィカス・ベンジャミンは熱帯地域が原産で、日光を好む植物です。日光不足になると光合成が十分に行えず、葉が落ちる原因になります。

根腐れ

根腐れが起こると根が呼吸できなくなります。養分を吸収することができなくなるため、葉が枯れて落ちる原因になります。

対処法

フィカス・ベンジャミンの葉が落ちてしまった場合の対処法をご紹介します。以下の対処方法をぜひ試してみてください。

日当たりの良い場所に移動させ、日光浴をする

フィカス・ベンジャミンの葉が落ちる原因が日照不足の場合は、日当たりのよい場所に鉢を移動させ、日光浴をさせましょう。ただし、直射日光に当たると葉焼けを起こす可能性があるため、最初は少しずつ日照時間を増やして、徐々に慣らしていくようにしてください。

水はけのよい土に植え替える

根腐れが原因でベンジャミンの葉が落ちている場合は、水はけのよい土に植え替えをしましょう。鉢底石を敷いて土の排水性を高めるようにすると、根腐れを防ぐ効果が高まります。

フィカス・ベンジャミンの種類

フィカス・ベンジャミンには、さまざまな変異種が存在します。ここでは、代表的な種類をいくつかご紹介します。それぞれ独特の魅力があるため、ぜひお気に入りの品種を見つけてみてください。

バロック:くるくるしたカール状の葉が特徴

フィカス・ベンジャミンの園芸品種のひとつであるバロックは、葉がくるっとカールした姿が特徴的です。葉の色は光沢のある濃いグリーンで、新芽はライトグリーン。バロックはユニークな樹形が個性的で、お部屋をおしゃれに彩ってくれます。

スターライト:さわやかな白の斑入り種

フィカス・ベンジャミン・スターライトは、さわやかな白色の斑が特徴の品種です。緑色の葉っぱの縁に大きく斑が入っているスターライトは、明るい印象を与えてくれます。

シタシオン:バロックのようなカールした葉と斑が特徴

フィカス・ベンジャミン・シタシオンは、バロックのようにくるんとカールしている斑入りの葉が特徴的な観葉植物です。クリーム色の斑が入った光沢のある葉がオシャレな雰囲気を醸し出します。

ラブリー:コンパクトなサイズで楽しめる

フィカス・ベンジャミン・ラブリーは、矮性ベンジャミンと呼ばれる小型の観葉植物です。葉には白や黄色の斑が入り、光沢があります。コンパクトな樹形のラブリーは、可愛らしくお部屋に飾りやすい観葉植物です。

ヌダ:めったに流通しない希少品種

フィカス・ベンジャミン・ヌダは、葉がやや細長く、枝垂れた樹形が特徴の観葉植物です。白い幹が葉っぱの緑に映えてさわやかな印象を持ちます。ヌダはめったに流通しない希少品種です。

ビューティークイーン:ベンジャミナの選抜のような美しい品種

フィカス・ベンジャミン・ビューティークイーンは、フィカス・ベンジャミンの斑入り品種の一つで、白い部分の割合が多い美しい葉が特徴です。葉は小ぶりで丸く光沢があり、ふさふさと茂ります。爽やかな白と緑のコントラストは、部屋を明るく彩ってくれます。ビューティークイーンは、美しい葉色と優雅な樹形が魅力的な品種です。

エスタ:明るいライムグリーンの葉をもつ

フィカス・ベンジャミン・エスタは、フィカス・ベンジャミンの斑入り品種の一つです。光沢のある明るいライムグリーンの葉が特徴の観葉植物です。

【まとめ】フィカス・ベンジャミンの育て方!ケア方法や葉が落ちるときの対処法も

フィカス・ベンジャミンについて基本情報や育て方について解説してきました。今回の記事のポイントは
  • フィカス・ベンジャミンはインドやネパールでは古くから神聖な木として崇められてきた観葉植物。
  • 観葉植物は風水の効果があり、フィカス・ベンジャミンは仕事運・家族運・恋愛運アップが期待できる。
  • フィカス・ベンジャミンは暖かい地域原産のため、日当たりと風通しの良い環境に置き、土の水はけを良くして生育を促すとよい。
  • 日照不足や根腐れにより葉が落ちることがあるため、適切な対処法をすることで落葉の防止になる。
  • フィカス・ベンジャミンにはいくつかの種類があるため、お気に入りの品種を選ぶことができる。
でした。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。