ハエトリソウの育て方を紹介!起こりうるトラブルから復活方法まで解説

ハエトリソウの育て方を紹介!起こりうるトラブルから復活方法まで解説
記事内に商品プロモーションを含む場合があります  #PR

目次

あなたは、食虫植物をご存じでしょうか。捕食方法も様々で、ウツボカズラやモウセンゴケなど、植物園で見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。今回は、食虫植物の代表格ともいえる、ハエトリソウ(ハエトリグサ)について解説したいと思います。 一方で、ハエトリソウとはどんな植物なのでしょうか。初心者でも育てることができるのでしょうか。 そこでこの記事では
  • ハエトリソウ(ハエトリグサ)とはどんな植物なの?
  • ハエトリソウの育て方(置き場所、水やり、用土、肥料について)
  • 剪定と植え替え方法は?
  • ハエトリソウは増やせる?
  • 元気がない時の復活方法とは?
  • ハエトリソウに寿命はあるの?
について解説していきます。 この記事を読んでいただければ、ハエトリソウの基本情報魅力育て方の基本がお判りいただけるでしょう。繰り返しお読みいただき実践することで、初心者でも、ハエトリソウを元気に育てることができますので、ぜひ最後までお読みください。

ハエトリソウ(ハエトリグサ)とはどんな植物?

ハエトリソウ(ハエトリグサ)とは、いったいどんな植物なのでしょうか。基本情報をまとめましたので、解説していきます。

捕虫葉を持つ食虫植物

ハエトリソウ(ハエトリグサ)とは、モウセンゴケ科ディオネア属に属する、北アメリカ原産の食虫植物です。その姿は、二枚の葉に、まつげが生えたような見た目(捕虫葉)をしています。その葉に触れるとハエトリソウは葉を閉じ虫を捕獲します。葉の外側は緑色ですが葉を開くと中は赤色をしており、そのコントラストは目を引きます。

食べられた虫はどうなる?

捕虫葉にとらえられた虫はどうなるのでしょうか。

1週間かけて消化される

ハエトリソウが虫を食べると、1週間ほどかけて消化していきます。

虫の殻以外の養分は吸収される

ハエトリソウはタンパク質を分解するため、最終的には虫の殻だけが残ります。なんと、虫以外のチーズやゆで卵のようなタンパク質も吸収します。 また、タンパク質以外のものを、捕獲すると吐き出すそうですよ。

虫などのエサは与えなくても育つ

実は、虫などのエサは与えなくても育つんですよ。ハエトリソウについて、「食虫植物だし、虫をエサとして与えなければいけないのでは?」と思っていた方も多いのではないでしょうか。 ハエトリソウも植物のため、光合成によって栄養を作り出すことができます。それでも虫を捕獲する機能があるのは、虫などのタンパク質を肥料の代わりにしているからだと言われています。

花言葉は「嘘」や「魔性の愛」

ハエトリソウにも花言葉があります。ちょっと変わった植物なので、どんな花言葉があるか興味がありませんか。 ずばり、ハエトリソウの花言葉は、「」、「魔性の愛」です。ハエトリソウの葉のトゲには蜜腺があり、それによって、葉に虫がおびき寄せられています。その様子からこの花言葉がつけられたとされています。

主に育てられているハエトリソウの種類

現在、栽培されているハエトリソウの主な種類には、以下のような種類があります。

マスシプラ・オールドタイプ:綺麗な緑色と葉の内側の赤紫色が特徴

マスシプラ・オールドタイプはロゼッタ系とも言われます。綺麗な緑色と葉の内側の赤紫色が魅力的で、日本でも一番多く流通しています。葉が多く、地を這うように生長します。

ソーティス:葉のとげがノコギリのように細かくギザギザしている

ソーティス(ソーティース)はエレクタ系と分類されます。葉のとげがノコギリのように細かくギザギザしているのが特徴です。

ビックマウス:大きな食虫葉をもつ

ビックマウスもロゼッタ系の1つです。茎が短く、ロゼッタ系の中で一番大きな食虫葉を持ちます。

レッドピラニア:鮮やかな赤色が特徴的

レッドピラニアはエレクタ系です。目を引く鮮やかな赤色が特徴的な品種です。

ハエトリソウの育て方【置き場所】

それでは、ハエトリソウの育て方について解説していきましょう。まず1つ目のポイントは、置き場所についてです。

地植えすることはできなく鉢植えで育てる

ハエトリソウは、地植えで育てることは難しく、基本的には鉢植えで育てるのがおすすめの植物です。

日当たりの良い場所に置く

ハエトリソウは日当たりの良い環境を好みます。直射日光は、葉焼けを起こしてしまうため避けましょう。室内で育てる場合は、日当たりの良い窓際などがおすすめです。また、屋外が0℃以下にならなければ、屋外で育てることも可能です。 しかしながら、室内と屋内を移動させて管理すると、紫外線量の変化が大きく、生育環境によくありませんので注意しましょう。

0度以上を保つ

ハエトリソウは、耐寒性がやや強いので、0℃以上を保てる環境で管理しましょう。また、冬は、0~5℃の気温を保ってハエトリソウを休眠させる必要があります。休眠させることにより、春の成長の体力を温存させることができます。

冬越しする際に寒さが心配なら室内に移す

冬場、屋外が0℃以下にならなければ、風の当たらない屋外で引き続き冬越しさせても構いませんが、寒さが気になる、0℃以下になるといった場合は、暖房のついていない室内に移して管理しましょう。

ハエトリソウの育て方【水やり】

2つ目のポイントは、水やりについてです。ハエトリソウの水やりは、季節によって頻度を変える必要があります。

春から夏は土や水苔の表面が乾き始めたら水をあげる

春から夏はハエトリソウの生育期です。この時期は、土や水苔の表面が乾き始めたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与えましょう。 水やりの際、捕虫葉に水がかかると、葉を閉じてしまいエネルギーを消耗してしまいます。水やりは、葉にかからないように与えてくださいね。

秋から冬は土や水苔の表面が完全に乾いたら水をあげる

一方で、気温が下がり始める秋からは、土や水苔の表面が完全に乾いたら水を与えます。冬は休眠するため、あまり土や水苔の表面が乾かないでしょう。

ハエトリソウは乾燥を嫌うので腰水をするのがおすすめ

ハエトリソウは、乾燥が苦手で、多湿を好む植物なので腰水をすると良いでしょう。3月から11月頃までは常に腰水をしておくと管理が楽になり、おすすめです。ハエトリソウが休眠期に入る12月から2月頃は、腰水は外します。

腰水をする際は受け皿に1~2cm程度水をためておく

腰水のやり方は簡単です。受け皿に、常時1cm~2cm程度、水を溜めておきましょう。ハエトリソウの好む多湿を保つことができます。

受け皿の水は3日に1度捨てる

受け皿の水は、定期的に交換や給水を行いましょう。冬はなかなか水が蒸発せず受け皿に溜まったままのことが多いと思います。しかしそんな時期でも、3日に1回は交換し、水が腐らないように注意してください。

ハエトリソウの育て方【用土】

3つ目のポイントは用土です。ハエトリソウの用土はどのような土が適しているのでしょうか。

観葉植物用の土では元気に育たない

ハエトリソウにとって、観葉植物用の土は水はけが良すぎるため元気に育ちません。多湿を好むハエトリソウには、保水性の高い用土が最適です。

水苔を使用すると初心者でも簡単に栽培できる

初心者には、水苔を用土として使用するのがおすすめです。ハエトリソウの根は繊細で弱いため、水苔で育てることによって極端な乾燥を防ぐことができます。また、安くて経済的です。 また、用土を調製してみたい方は、赤玉土、鹿沼土、パーライト、ピートモスなどを混合しましょう。しかしながら、ハエトリソウの品種や栽培環境によってバランスを変える必要があります。

ハエトリソウの育て方【肥料】

4つ目のポイントは、肥料です。ハエトリソウは肥料が必要な植物なのでしょうか。

ハエトリソウは基本的に肥料を与えなくても元気に育つ

ハエトリソウは、基本的に肥料を与えなくても元気に育ちます。むしろ、根が繊細で弱いため、与えた肥料によって根が傷みやすいです。

肥料を与える場合は液体肥料をかなり薄めてから使用する

ハエトリソウを大きく育てたい場合は、肥料を与えることがあります。 肥料を与える場合は、ハエトリソウの生育期である5月~10月の間にしましょう。頻度としては、3か月に1回のペースです。液体肥料を3,000倍~5,000倍に薄めて与えましょう。濃度が濃いままの液体肥料を与えると枯れる原因となります。

ハエトリソウの育て方【剪定】

5つ目のポイントは、剪定です。剪定とは、込み合った葉を整理し、風通しや日当たりを良くしたり、株全体の形を整える目的がありますが、ハエトリソウに剪定は必要なのでしょうか。

毎年剪定するのがおすすめ

ハエトリソウは毎年剪定しましょう。また、ハエトリソウの剪定は、通年可能です。

時期は5月から7月の花が咲き終わってから

剪定のタイミングとしては、5月から7月花が咲き終わったらです。「花を楽しんだら剪定する」と覚えておきましょう。

種を収穫する場合は収穫後に剪定する

ハエトリソウの種を収穫したい場合は、種の収穫後に剪定していきましょう。 花径を剪定せずに放っておくと種が付きますが、種を付けすぎると、栄養が種に取られてしまい、ハエトリソウが枯れることもあります。

剪定するために必要な物

剪定は、清潔な園芸用ハサミを準備します。古いハサミは、剪定前に消毒しましょう。

ハエトリソウの剪定方法

それでは、剪定方法についてご説明していきます。 剪定する箇所は、枯れた捕虫葉花径です。枯れた捕虫葉は適時、ハサミでカットしましょう。そのままにしているとカビが生えてしまうためです。 一方で、花径の剪定は、先ほどご説明した通り、花が咲き終わったとき(5月から7月頃)にカットしていきましょう。

ハエトリソウの育て方【植え替え】

6つ目のポイントは、植え替えです。植え替えとは、大きく生長し鉢のサイズが合っていない時や、根詰まりが疑われる際に行うお世話です。

水苔の場合は1年に1度植え替えをする

ハエトリソウを水苔で育てている場合、1年に1回は植え替えをしましょう。 水苔は常に湿っており、腐りやすいためです。

用土で育てている場合は2~3年に1度植え替えをする

一方で、ハエトリソウを用土で育てている方は、2年~3年に1回のペースで植え替えましょう。

ハエトリソウは休眠期の1月から2月の間に植え替えをする

一般的な観葉植物の植え替えは、生長期に差し掛かる時期に行うのがセオリーとなっています。しかしながら、ハエトリソウの植え替えに関しては、休眠期の1月から2月の間に植え替えを行います。

ハエトリソウの植え替え手順

それでは、植え替え手順についてご説明していきたいと思います。
  1. 水苔を使用する場合は、水でふやかしておきます。
  2. 今の鉢より一回り大きい鉢を用意し、底に2cmほどの高さで軽石を敷きます。
  3. ハエトリソウを今の鉢から優しく出し、根についている用土や水苔を水で洗い落とします。
  4. 腐った根(ふにゃふにゃになっている根)や枯れた葉は清潔なハサミでカットします。
  5. ①の水苔でハエトリソウの根を包み、②の鉢に入れます。
  6. ぎゅうぎゅうにしすぎない程度に、鉢の中を水苔で埋めていきます。
  7. たっぷりと水を与え、明るい日陰で管理します。
ハエトリソウは乾燥しやすいので、なるべく時間をかけないようにしましょう。

ハエトリソウの増やし方

いかがでしたか。6つのポイントを解説してきました。「自分にも育てられそうだな。」と思っていただけましたでしょうか。 ここからは、ハエトリソウの増やし方についてご説明していきます。

株分けで増やすべきタイミングとは?

植物を増やす方法はいくつかありますが、ハエトリソウは種まき株分けで増やすことができます。種まきは皆さんご存じだと思いますので割愛しますが、今回は、株分けについて解説していきたいと思います。 あなたは、株分けという増やし方をご存じでしょうか。株分けとは、字の通り「株を分ける」ことです。ハエトリソウを、株分けで増やす最適なタイミングとは、一体いつなのでしょうか。

成長スピードが遅くなった

1つ目のタイミングは、最近、ハエトリソウの成長スピードが遅くなったように感じる時です。株分けは、株を増やす目的もありますが、株を分けることによって一株の大きさが小さくなり、風通しや日当たりなどが改善され、成長が促されるといったことがみられます。

新しい葉が生えてこなくなった

2つ目のタイミングは、新しい葉が生えてこない時です。こちらも、株分けすることによって、栄養が行き渡り新しい葉が生えてくるようになります。

時期は、植え替えと同じである1月から2月に一緒に行う

株分けを行っても良いタイミングがお判りいただけたでしょうか。一方で、株分けを行う時期は、いつが良いのでしょうか。 株分けは、先にご紹介した、植え替え時期と同じ、1月から2月がおすすめです。ぜひ、植え替えと一緒に行いましょう。

ハエトリソウを株分けする手順

それでは、ハエトリソウの株分けの手順についてご説明したいと思います。
  1. ハエトリソウに小さな球根がある事を確認し、1株に葉が3枚~4枚程度になるように切り分けます。
  2. 切り口を乾燥させないように、水に漬けておきましょう。
  3. 新しい水苔(水でふやかしたもの)に包んで鉢に植えましょう。

ハエトリソウが元気がない時の復活方法

ハエトリソウに限らず、植物を育てていると、元気がなくなってしまうことがあります。ここでは、そんな時のハエトリソウの復活方法をご紹介しましょう。

根腐れを起こしたら腐った根を剪定する

1つ目にご紹介するのは、根腐れを起こした時の対処法です。 根腐れとは、用土が常に湿った状態であったために、根が酸素を取り込めず根が腐ってしまった状態です。そんな時は、傷んだり腐った根を剪定しましょう。また、風通しが良く、明るい日陰に移動させる、用土(水苔)を新しいものに交換することも有効です。

根詰まりの場合は一回り大きめな鉢に植え替えをする

2つ目は根詰まりの際の対処法です。 根詰まりとは、鉢の中が根でいっぱいになった状態で、水をうまく吸えない、鉢底から根が出てくるなどの様子が見られます。この場合は、一回り大きめな鉢に植え替えをしましょう。植え替え手順は、前述しましたので、手順を確認して行ってみてくださいね。

葉焼けをしたら光を遮光しながら調節して当てる

3つ目は、葉焼けの際の対処法です。葉焼けは葉の一部が白くなったり茶色く枯れてきます。強い日光を浴びたことが原因ですから、光を遮光し、日光の強さを調節しましょう。また、一度葉焼けした葉は元に戻りません。焼けた葉はカットしてください。すぐ新しい葉が出てくるでしょう。

ハダニなどの虫が沸いたら殺虫剤などを噴霧する

4つ目は、ハダニなどの害虫が発生した時の対処法です。ハダニは、放っておくと大量発生するため注意が必要です。ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤を噴霧しましょう。 また、ハダニは水に弱い害虫です。発生してから対処するのではなく、日々のお手入れで、葉水を行っておくと発生を予防できます。忘れずに行うと良いでしょう。時々、シャワーで流しても良いでしょう。

ハエトリソウに寿命はある??

元気がない時の復活方法についてご説明してきましたが、元気がない=寿命では?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そもそもハエトリソウに寿命があるのでしょうか。

ハエトリソウに寿命はない

ハエトリソウに寿命はありません。ハエトリソウは、寒さにも強く、休眠しながら冬を越し、翌春からも元気に育ってくれます。しかしながら、管理方法が悪いと、枯れることもありますので、初心者の方は管理に不慣れな分、枯れた=「寿命がある植物」と思い込んでいる方も少なくありません。

元気がないと感じたら管理方法を見直すことで枯らさずにすむ

ハエトリソウに元気がないと感じたら、まずは管理方法を見直してみましょう。管理方法は前述しておりますので、ぜひ何度もおさらいしてみてくださいね。 ハエトリソウは、葉を閉じるとエネルギーを消耗し、枯れることがあります。また、好む湿度や日光の強さではない場合も枯れを引き起こしてしまいます。今一度見直してみることで、「すぐ枯れてしまう」ということを防げるはずです。

【まとめ】ハエトリソウの育て方を紹介!起こりうるトラブルから復活方法まで解説

いかがでしたか。ハエトリソウの基本情報と育て方の基本について解説してきました。 この記事のポイントは
  • ハエトリソウは、捕虫葉を持つ食虫植物である
  • 花言葉は「嘘」や「魔性の愛」である
  • 育てられているハエトリソウは主に4種類 「マスシプラ・オールドタイプ」「ソーティス」「ビックマウス」「レッドピラニア」
  • 基本の育て方のポイントは6つ 「置き場所」「水やり」「用土」「肥料」「剪定」「植え替え」
  • ハエトリソウは株分けで増やすことができる
  • 元気がない時の症状による復活方法は4つ 「剪定」「植え替え」「日当たりを調節」「殺虫剤」
ということでしたね。 これらを押さえれば、初心者でもハエトリソウを元気に育てるポイントがお判りいただけたと思います。育て方のポイントを日々、実践してみてくださいね。慣れてきたら株を増やしたり、捕食の様子も楽しむことができるでしょう。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。