目次
皆さんはシャクヤクというお花をご存知でしょうか。玉のようなツボミから美しい花弁が重なり合い、人々を魅了するシャクヤクですが、せっかくお世話になった人に贈るならどのような花言葉をもっているのか、どのようなシーンに送るのが適しているのかを知っておきたいですよね。 この記事では、
はじめに、「花言葉」について解説します。そもそも花言葉とはどんなものなのでしょうか。
芍薬(ピオニー)は、その美しい姿と優雅さから多くの花言葉が生まれています。この花は、アジアを中心に古くから栽培されており、多くの文化で愛されてきました。
ここではシャクヤクの色別の花言葉について解説します。植物には花の色によって異なる花言葉を持つこともありますが、シャクヤクにも色別に花言葉があります。シャクヤクは花の色によってどのような花言葉になるのでしょうか。
ここでは、シャクヤクの花言葉の由来について解説します。シャクヤクにははにかみや恥じらい、つつましさなどの花言葉がありますが、どのような由来があるのでしょうか。
ここではシャクヤクという植物について解説します。世界中の人々から愛されているシャクヤク(ピオニー)とはどんな植物なのでしょうか。
ここではシャクヤクの花言葉にあった贈り物のシーンについて解説します。どんなシーンでシャクヤクを贈ると良いのでしょうか。
ここでは、花言葉に思いを込めてシャクヤクを贈った方の体験談についてご紹介します。実際にシャクヤクを贈った方の体験談はどんなものなのでしょうか。ぜひ、プレゼントを贈る際の参考にしてみてください。
- そもそも花言葉とは?
- シャクヤクの花言葉
- シャクヤクの色別の花言葉
- シャクヤクの花言葉の由来
- シャクヤクはどんな花を咲かせるの?
- シャクヤクを送るのに適したシーン
そもそも花言葉とは?

花言葉とは植物のイメージから付けられる言葉
花言葉とは、植物のイメージから付けられた言葉です。しかし、特定の誰かが決めたものではありません。時を経てその植物のイメージが多くの人々に定着したものを「花言葉」と呼びます。古くから世界各地で花言葉に想いを込めて花を贈る習慣があり、日本だけではなく世界中で花言葉は愛されています。花言葉は贈り物の参考にされることが多い
特別な日の贈り物など、花を贈る機会はたくさんあります。そんなときに、花言葉を参考にして贈る花を選ぶことによって相手に気持ちをしっかりと伝えることができます。自分の気持ちをはっきりと口に出して伝えるのは照れ臭いと感じる場合でも、花言葉を利用すればスマートに相手に気持ちを伝えることができます。また、なかには怖い意味の花言葉をもつ植物もありますから、相手に誤解を与えないためにも花言葉を贈る前に花言葉をチェックしておくとよいでしょう。怖い意味があるって本当?芍薬(シャクヤク)の花言葉

シャクヤクの花言葉に怖い意味はない
芍薬(シャクヤク)の全般の花言葉には怖い意味はありません。ただし、シャクヤクには色別の花言葉があり、紫のシャクヤクにはネガティブな言葉があります。そのため、シャクヤクをプレゼントする際は紫単体よりは、複数のカラーを組み合わせるなど工夫すると美しいシャクヤクのブーケを楽しめるでしょう。シャクヤクには謙虚な花言葉が多い
シャクヤクの花言葉には謙虚な花言葉が多いです。昔から愛されるシャクヤク全般の花言葉をご紹介していきます。【恥じらい】
シャクヤクには「恥じらい」という花言葉がついています。大輪を咲かせるシャクヤクにすると、意外な花言葉かもしれませんが、おしとやかなイメージが残るシャクヤクにとって相応しい花言葉です。【はにかみ】
シャクヤクには「はにかみ」という花言葉がついています。はにかみとは、はにかむ(恥ずかしがる)という意味ですので、「恥じらい」と同じような意味になりますね。純粋さや控えめな美しさをイメージさせる花言葉です。【つつましさ】
シャクヤクには「つつましさ」という花言葉がついています。凛とした花姿のシャクヤクにあった花言葉になっています。先述したように、恥じらいやはにかみなどの花言葉と同様に、謙虚さを美徳とする風習があった日本で人気なのも頷けます。【謙遜】
シャクヤクには「謙遜」という花言葉がついています。謙遜も控えめで慎ましいという意味になります。こちらも、日本の文化で美徳とされてきた「謙遜」という花言葉がついています。和の心を大切にする方へのプレゼントにとてもおすすめです。英語(西洋)での花言葉は ”bashfulness”(恥じらい、はにかみ)”compasion”(思いやり)
シャクヤクの英語での花言葉は”bashfulness”(恥じらい、はにかみ)”compassion”(思いやり)になります。英国での逸話が由来していたり、アメリカでは、英語の慣用句である「Blush lilke peony」(シャクヤクのように頬を赤る)が由来しているとも考えられています。また、西洋の特にヨーロッパではバラに近いと考えられており、イタリアやスペインでは「山のバラ」や「聖母のバラ」として知られています。シャクヤクは色別にも花言葉が存在

赤い芍薬【はにかみ】【誠実】【荘厳】【威厳】
赤いシャクヤクの花言葉には「はにかみ」「誠実」「荘厳」「威厳」があります。シャクヤク全般の「はにかみ」に合わせて、赤の持つ厳かな雰囲気に相応しい花言葉がついています。ピンクの芍薬【はにかみ】【恥じらい】
ピンクの花言葉には「はにかみ」「恥じらい」があります。西洋では”Blash like peony”という慣用句もあり、恥ずかしい時に頬がピンクに染まる様子からついたのでしょうか。可愛いお花にあった可愛らしい花言葉ですね。白い芍薬【はにかみ】【恥じらい】【幸せな結婚】【満ち足りた心】
白いシャクヤクの花言葉には「はにかみ」「恥じらい」「幸せな結婚」「満ち足りた心」があります。「幸せな結婚」や「満ち足りた心」などとても、幸せな花言葉があり、友人やパートナーとの大切な記念日に贈るにはぴったりな花言葉になっています。紫の芍薬【怒り】【憤怒】
紫のシャクヤクの花言葉には「怒り」「憤怒」があります。これまでのシャクヤクの花言葉とうってかわった花言葉になります。紫色のシャクヤクは落ち着いた雰囲気を楽しめますが、紫のシャクヤク単体でプレゼントするのは避けた方が良いでしょう。紫のシャクヤクを贈りたい場合は、他の色のシャクヤクと組み合わせたり、メッセージに一言添えるなど工夫が必要があります。シャクヤクの花言葉の由来を知ろう

シャクヤクの習性が由来
シャクヤクの花言葉である「恥じらい」は、シャクヤクは夕方になると花を閉じてしまうという習性に由来しています。この花を閉じる姿が、女性が恥じらう様子を連想させ「恥じらい」という花言葉がついたそうです。日本では昔からシャクヤクは女性をイメージさせる花として知られています。また、シャクヤクの花の色は赤や白、ピンク、黄色など様々ですので、プレゼントしたい方に合わせて色を選び、花言葉のようなおしとやかな印象を楽しむのもおすすめです。イギリスの逸話が由来
シャクヤクの花言葉である「はにかみ」はイギリスの逸話が由来とされています。ある日イギリスの恥ずかしがり屋の妖精がシャクヤクに隠れたら、妖精の顔と同じようにシャクヤクの花も赤く染まったという話から「はにかみ」という花言葉がつけられました。 また、英語の慣用句である”Blush like peony”(シャクヤクのように頬を赤らめる)から「はにかみ」という花言葉がつけられたという説もあります。シャクヤクってどんな植物なの?

アジア原産のボタン科ボタン属の多年草
シャクヤクは中国やモンゴルなどアジア原産のボタン科ボタン属の多年草になります。耐寒性はありますが、冬になると地上部は枯れ、地中の根や芽のみで冬越しをします。英名では「peony(ピオニー)」と呼ばれ、別名では「顔貌が佳い」という意味で「貌佳草(カオヨグサ)」ともいいます。日本には平安時代以前に中国を通じて薬として伝わり、江戸時代の茶室の床に飾られる「茶花」として人気を博し品種改良が盛んに行われるようになりました。開花時期は4月〜6月で、ピンクや赤、白、黄色などカラフルな花を咲かせる
芍薬の開花時期は4月〜6月で、つぼみはゴルフボールほどで、60cmほどになる直立した茎に、10〜15cmほどの花を咲かせます。その様子から「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」のように、女性の立ち姿として例えられます。花色は赤やピンク、白、紫、黄色など豊富です。咲き方(花びら)にも一重咲きや八重咲きなど種類が様々あります。江戸時代に観賞用として改良されたものを「和シャクヤク」と呼び、一重咲きや翁咲きなどすっきりとした印象のものが多いです。ヨーロッパで開発された品種は「洋シャクヤク」と呼ばれ、バラ咲きや手まり咲きなど花びらの枚数も多く香りが強いものが多いです。青いシャクヤクも誕生?!
最近では、白いシャクヤクを青く染めた青いシャクヤクも楽しむことができます。残念ながら、シャクヤクに青い花を咲かせる種類はありませんが、染めることで自分の好みの雰囲気や色合いも楽しめます。シャクヤクはピンク・白・赤・黄・紫などとても豊富な色がありますので、青のシャクヤクとの組み合わせも楽しめます。白だけでシックな雰囲気や色を組み合わせてカラフルで豪華な印象の花束などアレンジの幅が広がります。シャクヤクの名前の由来
シャクヤクの名前の由来は美しい花の姿に由来しています。姿がしなやかで優しい様を意味する「綽(婥)約(しゃくやく)」が転じて芍薬と名付けられました。また、芍薬の「芍」は「鮮やか」「抜きん出て美しい」という意味で、「薬」は薬草として使われていたことからついたという説もあります。芍薬は中国から渡来し、消炎薬や鎮痛薬として使用され、今でも漢方で非常にメジャーな生薬の一つです。シャクヤクは2月8日・4月17日・5月8日などの誕生花
シャクヤクは2月8日・4月17日・4月24日・5月8日・5月13日・5月14日・5月19日・5月24日・6月16日・7月24日の誕生花です。こちらの誕生日の方に誕生花であるシャクヤクを贈ってお祝いするのもおすすめです。シャクヤクには様々な品種があり、それぞれ花の香りや色を楽しむことができます。大切な方の雰囲気に合わせてシャクヤクを贈ってみてはいかがでしょうか。同じpeonyと区別される「芍薬」と「牡丹」の違い
芍薬(シャクヤク)と牡丹(ボタン)は西洋では同じ”peony”と呼ばれ、区別されていません。両者ともボタン科ボタン属で似ていますが、違いや見分けるポイントはいくつかあります。花の違い
シャクヤクは真っ直ぐ伸びた茎に大きな花を咲かせ、芳醇な香りを持ち、花が散るときは開花した状態でそのまま落花します。一方で、ボタンはシャクヤクとよく似た大輪の花ですが、枝に花を咲かせ、香りはほとんどありません。また、散るときには花びらを一枚ずつ落としながら散っていきます。葉の違い
葉の違いが一番わかりやすいとされています。シャクヤクの葉には艶があり全体的に丸みを帯びています。一方で、ボタンの葉は艶がなく、葉っぱがギザギザしているのが特徴です。つぼみの違い
シャクヤクのつぼみは綺麗な球形をしています。ボタンのつぼみは先端がやや尖っているのが特徴です。日本・韓国・中国では結婚式や節句などの祝祭で人気
シャクヤクは、日本・韓国・中国で結婚式や節句、春節などの祝祭で人気のお花です。日本では、おしとやかにも華やかにもアレンジがきくため結婚式のブーケとして人気です。また、白いシャクヤクには「幸せな結婚」という花言葉があることも人気の理由です。韓国では「恥じらい」や「優雅な美しさ」を象徴する花言葉を持ちます。特に春の結婚式や節句で用いられ、ソウルの主要な花市場では、春の時期はシャクヤクの販売量が平均30%増加すると言われています。中国でシャクヤクは「富貴」や「繁栄」の象徴として、春節(旧正月)や結婚式で用いられる人気の花とされています。中国のある地域ではシャクヤクの開花時期に合わせてお祭りも開催され毎年多くの観光客が訪れます。シャクヤクは様々な国で、美しさを超えて深い文化的な意味を持つものとして象徴されています。シャクヤクの花言葉にあった贈り物のシーン

結婚祝いに
シャクヤクは結婚祝いの贈り物にぴったりです。シャクヤク全般の花言葉には「はにかみ」や「恥じらい」があり、初々しくついはにかんでしまう新郎新婦にぴったりです。白いシャクヤクには「幸せな結婚」という花言葉がついており、結婚祝いにとてもおすすめです。また、結婚式の白の「あなたの色に染まります」という意味と「幸せな結婚」というシャクヤクの花言葉から、白いシャクヤクはブーケに使うお花としてもとても人気のあるお花になります。特別な記念日など大切な日に
シャクヤクは記念日などの大切な日の贈り物にも相応しいお花です。「誠実」という花言葉を持つ赤いシャクヤクは大切なパートナーに贈るのにぴったりです。また、白いシャクヤクも「幸せな結婚」「満ち足りた心」などの花言葉がありますので、結婚記念日や、ご両親に向けての感謝の気持ちを伝える大切な日にプレゼントするのもおすすめです。紫色のシャクヤクには【怒り】【憤怒】という意味があるため注意が必要
先述の通り、紫色のシャクヤクの花言葉は「怒り」「憤怒」になります。おしとやかな花言葉が多いシャクヤクですが、紫色のシャクヤクはネガティブな印象を持つ花言葉がついていますので、贈る際は注意が必要です。紫色のシャクヤクのみの花束ではなく、他の色と組み合わせた花束にしたり、一言メッセージを添えるなどの工夫をしましょう。花言葉の意味を込めたシャクヤクの贈り物の体験談

結婚した友人へシャクヤクを贈った
最近結婚した友人へ白いシャクヤクの花束を贈りました。花言葉の意味を伝えるととても喜んでくれました!
白いシャクヤクには「幸せな結婚」や「満ち足りた心」という花言葉がありますので、結婚された方への贈り物としてとてもぴったりですね。
結婚祝いで友人に赤やピンク、白のシャクヤクでアレンジしたブーケを贈りました。お花が大きいのでとても豪華になり友人もとても喜んでくれていたのでシャクヤクを選んでよかったです!
シャクヤクが誕生花の友人へシャクヤクを贈った
5月2日が誕生日の友人にプレゼントと一緒にシャクヤクを贈りました。友人の好きなピンク色のシャクヤクを贈ったらとても喜んでくれたので、うれしかったです!
シャクヤクにはピンク以外にも白や赤、紫などがあるので、花言葉や相手の好みを考えながらぴったりの花色を選ぶのもいいですね。
7月24日が誕生日の友人にプレゼントと一緒にシャクヤクを贈りました。友人はとっても優しく誠実なので、赤いシャクヤクを選んでみました。
赤いシャクヤクは「誠実」という花言葉を持っています。贈る方のお人柄や雰囲気にあった花言葉と誕生花の組み合わせはとても素敵ですね。ぜひ、5月や7月生まれの方のプレゼントにシャクヤクを贈ってみてはいかがでしょうか。
シャクヤクの花言葉とは?花言葉の由来から贈られるシーンまで紹介!まとめ
シャクヤクはその美しい姿と独特の花言葉から、多くの人々に愛されています。色によって異なる花言葉を持ち、贈るシーンや相手によって選ぶことができます。 この記事では、- シャクヤクの花言葉は「恥じらい」「はにかみ」など。
- 色によって花言葉が異なる。
- ウェディングブーケや愛の告白、感謝の気持ちを伝える際に贈られる。
- その美しい姿から、多くの人々に愛されている。