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育生方法が簡単でさまざまな色を楽しめるガーベラ。切花で楽しんでいる方も多いでしょう。日本の気候でも屋外で育成できるので、見たことある人が多いでしょう。種類も非常に多く毎年、新しい品種が生まれています。 種類の多いガーベラですが、花が終わったらどのように対応するのが正解かご存じですか?「そのままでよくない?」と思う方も多いはず。そこで、今回はガーベラの花が終わったら、どうすればよいのか解説します。 この記事を読めば以下のことがわかりますよ。
- ガーベラの基本情報
- ガーベラの花が終わったらするお手入れ
- ガーベラから種を採る方法
- ガーベラの苦手な季節とは
ガーベラの花が終わったらどうする?
さっそく、ガーベラの花が終わったらどのようにするのか見ていきましょう。また、花が終わった後の処理だけでなく、ガーベラの基礎情報も紹介するのでぜひ、読んでみてください。ガーベラの基本情報
まず、ガーベラの基礎情報について見ていきましょう。ガーベラの育て方を知っている方は多いですが、詳しい情報を知らない方も多いでしょう。これを機会にぜひ、ガーベラについて詳しくなってみてください。南アフリカが原産のキク科ガーベラ属の多年草
ガーベラは南アフリカ原産のキク科ガーベラ属の多年草です。カラーバリエーションが豊富で、濃い赤色から、オレンジ、黄色、紫、などさまざまです。園芸用の花として盛んに品種改良がおこなわれており、毎年園芸用の新品種が誕生しています。冬になると目に見える部分は枯れたように見えますが、冬越しに成功させれば芽を出しますよ。また、開花時期は大きく分けて4月頃の春と10月頃の秋に分かれているので、1年で2度楽しめる観葉植物といえるでしょう。毎年花を楽しむことができる
ガーベラは毎年花を咲かせる観葉植物です。なので、1度ガーベラを購入すれば、何度もガーベラの花を楽しむことができますよ。ただし、上手に育成するのが条件なので大切に育てましょう。花の寿命は1,2週間程度
ガーベラの花の寿命は1~2週間程度といわれています。倍ほどの差がありますが、育成環境によって花が長持ちすることも考えられるでしょう。上手に育成して、長く花を楽しみたいですね。終わった花を放置すると病害虫の原因に
花が終わったあと、花を放置すると病害虫の原因になります。花が終わったら、花は傷んでいき雑菌が増えていくからです。なので、病害虫が発生しやすい環境になります。なので、花が終わったら、取り除いてくださいね。次の花を咲かせるためにお手入れをする
ガーベラは毎年花を咲かせます。ですが、いい加減な管理では花を咲かすことはないでしょう。毎年ガーベラの花を咲かせたいなら、花が終わったら適切なお手入れが必要になります。ガーベラの花が終わったらするお手入れ
ガーベラの花が終わったらお手入れをおこないましょう。お手入れといっても難しいお手入れはありません。簡単なお手入れが多いので、ぜひおこなってくださいね。花を摘み取る
ガーベラの花が終わったら花を摘み取りましょう。実は花をただ摘み取るだけでも、やり方があることをご存じでしたか?知らなかった方はぜひ、参考にしてくださいね。放置すると種がついてしまう
ガーベラの花が終わったのを放置すると種がついてしまいます。「別に種がついてもよくない?」と思う方も多いでしょう。ですが、種を作るにはガーベラも体力を使います。もし、来年も花を咲かせたいなら種を作らせないほうがよいでしょう。花が傷んできたら茎の根元からカットする
花が枯れる前に傷んできたら、茎の根元からカットしてください。傷んだ花から病害虫の発生に繋がります。ややもったいなく感じますが、思い切って切り取ってください。 もちろん切花で楽しんだあとも、茎の根元をカットしてくださいね。摘み取り後は水やりを控えめに
花が終わったら、花を摘み取り後は水やりを控え目にしてください。いつも通りの水やりをしていると与えすぎです。必ず与える量を少なくしてくださいね。枯れ葉を取り除く
毎年ガーベラの花を楽しみたいなら、ガーベラの枯れ葉を取り除く必要があります。簡単なので花を毎年楽しみたいなら、枯れ葉を取り除いてくださいね。枯れ葉や茎は日当たりを妨げたり、乾燥を促す
枯れ葉や枯れた茎は日当たりを妨げます。なので、枯れた葉や茎を取り除いて感想を促しましょう。刃物でなく手で取り除くとよい
枯れた葉や茎を取り除くのは刃物ではなく手で取り除くのがおすすめです。刃物で取り除くと刃物についている雑菌が、株に影響を与える可能性があります。また、刃物で取り除くと怪我の原因になることも。枯れた葉や茎は手で簡単に取り除けます。なので、刃物ではなく手でガーベラの枯れ葉や茎を取り除きましょう。肥料を与える
毎年花を見たいなら肥料を与えましょう。では、どのような肥料を与えれば良いのか見ていきましょう。肥料によって栄養を補給する
ガーベラに肥料を与えることで、栄養を補給できます。花を咲かせたガーベラは少なからず体力を消耗しています。なので、肥料を与えて来年も元気に花を咲かせるように体力の回復をさせてあげましょう。十分な体力が残っていれば、次の開花時期も綺麗な花を咲かせてくれるでしょう。窒素・リン酸・カリウムのバランスの良いものがよい
与える肥料は窒素・リン酸・カリウムのバランスの良い肥料をガーベラに与えましょう。肥料はいくつも種類があり、迷うことも多いでしょう。ですが、裏側のパッケージを見れば、肥料の主成分が記載してあります。裏側のパッケージを見て肥料を選んでみてくださいね。種の採取方法
花を切り取れば、次のシーズンも花を楽しむことができます。逆に種を採ると、ガーベラを増やすことができますよ。ガーベラの数を増やしたくて、種が足りたいなら、ぜひ参考してください。花が終わったら種ができる
ガーベラの花が終わったら種ができます。来年もガーベラの花を楽しむなら、咲き終わった花を取り除く必要があります。詳しくは後述しますが、ガーベラの種を採りたいなら、花が終わったらそのままにして種を作りましょう。①花がらをそのままにしておく
先述しましたが、ガーベラの種を採取したいなら、花がらを切り取らずそのままにしておきます。切り取ってしまえば、種ができないので注意してくださいね。種が採りたいなら必ず、そのままにしてください。②中心部分の綿毛を抜く
種ができたら中心部の綿毛を抜きましょう。詳しくは後述しますが、綿毛の先端に種がついています。中心部の綿毛を抜いてガーベラの種を採取します。中心部分がダメになると、種がダメになってしまうので、大切に扱いましょう。③綿毛の先に種がついているので、採取する
先述しましたが、綿先に種がついています。なので、綿先の種を採取します。ちなみにですが、綿をとる必要はありません。後述しますが、種を乾燥させれば綿毛がついていても問題ありません。なので、大雑把に種を採取して問題ありませんよ。④種を乾燥させる
ガーベラの種を採取したら、しっかりと乾燥させましょう。中途半端に湿気があると、せっかく採取した種にカビが生えてダメになる可能性があります。なので、天日干しするなどしてしっかりと乾燥させましょう。先述しましたが、綿毛は邪魔になるなら、取り除いてしまって大丈夫です。逆に取り除かなくても大丈夫です。種を保存する容器は蒸れやすい、ビニール袋は避けましょう。紙封筒などの通気性の良い容器で保存しましょう。また、保存日なども書いておくのもおすすめですよ。⑤冷暗所で植え付けまで管理する
適切な管理容器に入れたら、冷暗所で植え付けまで管理しましょう。冷暗所は普通の家では少ないでしょう。なので、冷蔵庫に保存するのがおすすめです。紙封筒なら、小さくたためるので場所も取りませんよ。種を植えて芽が出てくれば、株分けをしてガーベラを増やしましょう。大きくなれば植え替えもして、大きく育ててくださいね。株分けや植え替えは面倒ですが、必ずおこないましょう。ガーベラの冬越し方法
ガーベラの花を毎年楽しむには冬越しさせる必要があります。上手に冬越しができなければ、綺麗な花を楽しむことはできませんよ。花が終わったら、花がらを取り除くだけでなく、冬越しの方法が分からない方はぜひ、読んでくださいね。ガーベラは冬に地上部が枯れて休眠する
ガーベラは冬になると地上部が枯れて休眠します。なので、ぱっと見は完全に枯れているように見えます。ですが実際は、根本の部分は生きており暖かくなれば新しく芽も出てきます。なので、適切な管理をおこなって、しっかりと休眠させるのが重要ですよ。枯れていると勘違いしないよう注意!
先述しましたが、ガーベラは休眠期間中地上で見える部分は枯れてしまいます。そのため、ガーベラに詳しくない方は「枯れちゃったから処分しなきゃ」と思う方も多いです。ですが、目に見える部分は枯れていても、株自体は生きています。なので、冬になり表面上は枯れていても処分しないでください。適切な方法で休眠させれば、4月頃に綺麗な花を咲かせますよ。鉢植えで冬越しする場合
では、早速ガーベラの冬越しについて見ていきましょう。まずは植木鉢で育てている場合の冬越しについて解説します。鉢植えの場合は地植えより難易度が低いので、初心者でも簡単に冬越しがおこなえますよ。寒い時期は鉢植えにして室内に入れる
ガーベラを鉢植えで育成しているなら、室内に入れるのが最も簡単な方法です。室内に取り込むだけで、外より気温が高く霜が掛かることはなくなります。鉢が小さく、移動が簡単な場合は室内に取り込むのが一番楽な方法ですよ。屋外の場合は軒下に置くか鉢にカバーをかける
鉢植えのガーベラを室内に取り込めない場合もあるでしょう。室内に取り込めない場合は軒下に鉢を移動させたり、鉢植えにカバーをかけてあげましょう。カバーをかけるだけで温度は暖かくなり、ガーベラにとって優しくなります。室内に置けないなら、カバーをかけるなどして対応してくださいね。地植えで冬越しする場合
では、地植えで育てている場合はどうするのが良いのでしょうか。詳しく見ていきましょう。霜が当たらないようにする
地植えでガーベラを育てている場合は霜が当たらないようにしましょう。ガーベラは霜に対しては苦手で弱い観葉植物です。霜が当たると最悪株がダメになる可能性があるので注意してください。なので、地植えでガーベラを育てている場合は必ず霜が当たらないように工夫しましょう。寒冷紗や不織布、ホットキャップなどで防寒する
地植えでガーベラを育てているなら霜対策をおこないましょう。具体的には寒冷紗や不織布、ホットキャップを使い防寒対策します。 寒冷紗はダイソーなどの100均で購入できます。購入場所には困らないので必ず地植えでガーベラは防寒対策をおこないましょう。次の花を咲かせるための管理方法
冬場の対策の次は花を咲かせるための、管理方法を解説します。ガーベラの花を毎年楽しむには適切な栽培・管理方法が重要です。適当な管理をおこなっていては次に花を見ることはないでしょう。管理方法を知りたい方は必読ですよ。水やり
まず、水やりの方法を見ていきましょう。水やりは観葉植物を育てるのに必ずおこなう行為ですが、1番難しい行為でもあります。花が終わったらあとの処理も重要ですが、まずは水やりを見直してみてください。間違った水やりをおこなっているかも知れませんよ。ガーベラは湿度の高い環境を好む
ガーベラは湿度の高い環境を好みます。なので、日本の湿度の高い環境はガーベラに適しているといえるでしょう。なので、夏場はガーベラにとって最適な環境といえるでしょう。しかし、冬場は乾燥するため、ガーベラにとって良い環境とはいえません。また、いくら湿度が高い状態を好むと言っても過湿状態は良くありません。適度に風通しの良い場所に置きましょう。湿度と風通しを意識した環境を作ってあげましょう。土が乾いたら水をあげる
ガーベラの水やりは土が乾いたら水を与えましょう。土の乾燥具合は実際にさわって確かめてみてください。乾燥していたら水を与えましょう。湿っていれば水を与える必要はありません。日当たりによって乾燥具合が変わるので、要注意です。水を与えるのは重要ですが、水の与えすぎは厳禁です。根腐れを起こしガーベラが枯れる可能性がありますよ。切り戻し
ガーベラは切り戻しをおこなうこと、次の花が咲くことを期待できますよ。基本的にガーベラは切り戻しをおこなうことはあまりないです。ですが、来年も花を楽しみたいなら、切り戻しを検討しましょう。花後に茎が伸びたり枯れたりする
ガーベラは花が終わったら後に茎が伸びたり枯れたりします。中途半端に茎が伸びているなら思い切ってカットして大丈夫です。失敗を恐れずカットしてくださいね。切り戻しをすることで栄養が行き渡る
切り戻しをおこなうことで栄養がいきわたります。花が終わったら花がらや葉、茎に栄養がいかなくなるからです。なので、切り戻しをおこなうことで必要な部分へ栄養をいきわたらせてあげましょう。切り戻しをおこなうことで、次のシーズンには綺麗な花を咲かせてくれますよ。剪定
次にガーベラの剪定について見ていきましょう。ガーベラの剪定は聞いたことがない人も多いでしょう。確かにガーベラに剪定は必要はありません。ですが、剪定は必要なくても、ちょっとした葉の切り取りなどが必要になってきます。詳しく見ていきましょう。剪定を行うことで新しい芽をつけさせる
ガーベラの剪定をおこなうことで新しい芽を付けさせることができます。剪定は余計な葉などを切り取ります。余計な葉などを取り除くことで、新しく芽を付けさせる栄養を蓄えることができます。新しい芽から花を咲かせることができるので、ぜひチャレンジしてくださいね。剪定のタイミング
ガーベラの剪定タイミングは花が終わったら・花がらが出たときや古い葉っぱがダメになった時におこないましょう。なので、基本的に花が咲き終わった頃に剪定をおこなうことが多くなります。花が咲き終わったら、剪定をおこなって次のシーズンに花を咲かせる準備をおこないましょう。ガーベラの花が終わったらどうお手入れしたらいい?次に向けたケアまで紹介のまとめ
本記事ではガーベラの花が終わったら、どうするのかを解説しました。次のシーズンもお花を楽しみたいなら、花が終わったら花がらを取り除く。ガーベラを増やしたいなら種を採取。目的によって対応方法が違いましたね。 本記事のポイントは- ガーベラは南アフリカを原産とするキク科の植物
- 次のシーズンの時期もお花を楽しみたいなら花が終わったら花がらを取り除く
- 種が採りたいなら花がおわったら花がらをそのままにする
- 寒い季節は霜がかからないように対策する