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皆さんは観葉植物をお部屋に飾った経験はありますか?観葉植物は図書館や病院など公共の場でも見かけることも多くなってきました。 観葉植物はグリーンインテリアとしても人気が高くなっており、アグラオネマ・ピクタムも人気観葉植物の1つです。 「アグラオネマ・ピクタムってどんな植物?」「アグラオネマ・ピクタムをこれから育てようか悩んでいる」という方に向けて以下の内容をまとめました!
- アグラオネマ・ピクタムの基本情報と特徴
- アグラオネマ・ピクタムの自生地
- アグラオネマ・ピクタムの種類
- アグラオネマ・ピクタムの育て方
- アグラオネマ・ピクタム増やし方
- アグラオネマ・ピクタムの後輩方法
アグラオネマ・ピクタムとはどんな植物?
アグラオネマ・ピクタムってどんな植物?とあまり聞きなれない植物を聞いて疑問に思っている方もいるかと思います。ここではアグラオネマ・ピクタムの基本情報について解説していきますね。アグラオネマ・ピクタムの基本情報
アグラオネマ・ピクタムはインドネアシアのスマトラ島やインド東部のアンダマン諸島などが原産の多年草です。斑入りの品種で斑の主な色は白・黄緑・濃い緑であり、3色のコントラストが非常にオシャレな品種になっています。アグラオネマ・ピクタムは暖かい地域が原産であるため、暑さ・湿気に強く寒さ・乾燥に弱いので注意しながら育てることが大切です。植物名 | アグラオネマ・ピクタム |
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学名 | Aglaonema pictum |
草丈 | 30cm~60cm |
耐寒性 | 5℃ |
耐暑性 | 30℃ |
サトイモ科アグラオネマ属に属す常緑多年草
アグラオネマ・ピクタムはサトイモ科アグラオネマ属の常緑多年草で、季節が変わっても枯れずに毎年花を咲かせてくれます。アグラオネマ・ピクタムを上手に育てることができれば長く楽しむことができますよ。観葉植物として人気の高いアグラオネマの原種
冒頭でも少し触れましたがアグラオネマ・ピクタムは人気種のアグラオネマ属の原種とも言われています。斑模様が入ったオシャレな品種ですが、アグラオネマ属の中でも育成難易度が高いと言われている品種です。成長速度が遅く、1ヶ月に1回葉が開くかどうか
アグラオネマ・ピクタムは成長速度が非常に遅いと言われています。個体差で別れますが新芽が1,2か月に1枚展開されるかどうかといった成長速度です。アグラオネマ・ピクタムは気長に成長を待つ植物なので、育てる前に知っておきましょう。アグラオネマ・ピクタムの特徴
ここではアグラオネマ・ピクタムの特徴について解説していきます。アグラオネマ・ピクタムの魅力の話でもあるので、アグラオネマ・ピクタム入手・育てようか悩んでいる方はぜひ参考に見ていってくださいね。個体ごとに葉の模様や色の数が異なる
アグラオネマ・ピクタムは斑模様が入った植物で、色や模様のバリエーションが豊富で主に白・黄緑・濃い緑・銀があります。複数のアグラオネマ・ピクタムを育てても見た目が全く異なるので育てていて楽しい植物ですよ。表面に現れる色の数によって呼び方が変わる
実はアグラオネマ・ピクタムは色の数によって呼び方が変わります。名前が変わるからと言って基本的な特徴は変わりませんので安心してくださいね。2色:アグラオネマ・ピクタム・バイカラー
2色のアグラオネマ・ピクタムはバイカラーと呼ばれています。バイカラーとは1つのアイテムに2色入ったデザインのことを意味しており、2色入ったものはアグラオネマ・ピクタム・バイカラーという名前になります。3色:アグラオネマ・ピクタム・トリカラー
3色入ったものはトリカラーと呼ばれ、最も人気のあるピクタムになります。3色のバランスが良くとってもオシャレな見た目をしていますよ。4色以上:アグラオネマ・ピクタム・マルチカラー
4色以上はマルチカラーと呼ばれ、非常に珍しいです。マルチカラーは値段も他と比べさらに高い傾向にあるので、金銭的に余裕のある方は検討してみてくださいね。ピクタムの中でもっとも人気の高いのはトリカラー
ピクタムの中で最も人気が高いとされているのはトリカラーです。トリカラー珍しい迷彩柄の植物と評判が高いので、ピクタムの中でも流通量が多くなっています。表面に現れる斑の色は、白・黄緑・濃い緑・銀など
表面に現れる色は白・黄緑・濃い緑・銀などがあります。アグラオネマ・ピクタムの色バリエーションは豊富なので、自分のお気に入りの見た目を探してみてくださいね。アグラオネマ・ピクタムの自生地・生産地
アグラオネマ・ピクタムは主にインドネシア・インドに生息しており自生地によってアグラオネマの品種も異なります。それぞれの自生地について解説していきますね。インドネシア
まずはインドネシアの生息地から紹介していきます。スマトラ島
スマトラ島は観光地としても有名で緑豊かな熱帯雨林があることで知られています。そのためアグラオネマの生息地にはピッタリでたくさんのアグラオネマが自生しています。ワイルドな見た目が好みの方はスマトラ産のアグラオネマがオススメですよ。パダン
大きな熱帯雨林があるパダン。ここにもアグラオネマが自生しています。パダン産のアグラオネマは黄色っぽい白の斑模様が多くあるようです。少し明るめの斑模様が欲しい方はパダン産のアグラオネマを探してみてください。シボルガ
シボルガは港湾都市で毎年4000mmもの降水量になり、高湿地の熱帯雨林があります。ここでもアグラオネマが生息しており、シボルガ産は緑がかった白斑模様が多くあり先端に細かいギザギザがついたものもありますよ。シベル島
裸族のメンワタイ族いることで有名なシベル島の熱帯雨林にもアグラオネマが自生しています。シベル産は深い緑色が入ったアグラオネマが多くありますよ。二アス島
インドネシアのニアス島にはアグラオネマ・ピクタム・エウレカという品種が生息しています。特徴に大きな違いはありませんが、エウレカは細葉を持っており、通称「エウレカ」「エウレカタイプ」という名前で流通しています。アチェ
インドネシアの州の1つで、スマトラ島の北端に位置するアチェ州。アチェ州にも広大な熱帯雨林が広がっており、ここにもアグラオネマが自生しています。アチェ産のアグラオネマは銀色の斑模様が多くあり上品な雰囲気をもっています。上品なアグラオネマが欲しい方にはアチェ産がオススメですよ。インド東部・アンダマン諸島
インド東部のアンダマン諸島にはアグラオネマ・アンダマン。アンダマンは日本にアグラオネマ属を流行らせた火付け役とも言われています。艶がありモザイク調の斑模様が非常に人気で今でも日本で大人気のアグラオネマですよ。アグラオネマ・ピクタムの名前にも地名がよくつけられている
アグラオネマ・ピクタムの名前は先ほど紹介したアグラオネマ・アンダマンといったその生息地の地名がよく付けられています。特に意味があるわけではありませんが、名前で産地を見分けることができますよ。直接輸入されたものやそれを繁殖させたものを元祖タイプと呼ぶ
アグラオネマが認知され始めてからは直接輸入されたアグラオネマの人気が高騰していきました。そのため直輸入されたアグラオネマと元々あったものを区別するために直輸入されたものを元祖タイプと呼ぶようになりました。直輸入されたものが欲しい場合は元祖タイプで探してみましょう。アグラオネマ・ピクタムの主な種類
ここではアグラオネマ・ピクタムの主な種類を紹介していきます。アグラオネマ・ピクタムをこれから購入しようと考えている方はお気に入りのアグラオネマを探してみてくださいね。アグラオネマ・ピクタム・エウレカ
アグラオネマ・ピクタム・エウレカについて解説していきます。細長い葉に綺麗な迷彩柄が散らばっているのが特徴
アグラオネマ・ピクタム・エウレカは迷彩柄が散らばった細葉がスタイリッシュな印象を与えてくれます。お部屋をかっこよく飾りたい方にはピッタリな品種ですよ。主にインドネシアのニアス島で採取される
アグラオネマ・ピクタム・エウレカの原産地はインドネシアのニアス島で、ネット通販は園芸店などでもよく扱われています。比較的入手しやすいアグラオネマなのでほしいと思ったらすぐ入手できますよ。「エウレカ」「エウレカタイプ」と呼ばれることもある
アグラオネマ・ピクタム・エウレカをネットなどで探すときは通称で「エウレカ」「エウレカタイプ」と呼ばれることがあるので注意が必要です。間違いのないようにしましょう。アグラオネマ・ピクタム・ニルヴァーシュ
続いて紹介するのはアグラオネマ・ピクタム・ニルヴァーシュ。こちらも人気の高い品種なので紹介していきます。丸みを帯びた葉の外側に向かって段々と緑が深くなっていくのが特徴
葉は全体的に丸くなっており葉の中心の主脈が白色、外側に向かって徐々に緑が深くなっていく見た目をしています。他の品種と比べ全体的に白が多いアグラオネマ・ピクタムになっています。元々自生していた場所は開発によってなくなってしまった
アグラオネマ・ピクタム・ニルヴァーシュのが自生場所は土地開発によってなくなってしまったので、現在は非常に入手しづらくなっています。そのためネット通販にある小さなサイズでも1万円近くの値段で取引され非常に高価になっています。流通しているのは増やされたもののみ
自生場所がなくなってしまったため、流通しているのは増やされたものだけになります。増やすにも限りがあるため、なかなか流通せず希少価値が上がってしまい値段が高くなってしまっています。アグラオネマ・ピクタム・ラプラス
次に紹介するのはアグラオネマ・ピクタム・ラプラス。ラプラスも人気が高いので詳しく解説していきますね。他のアグラオネマと比べ葉の柄に白い部分が多いのが特徴
アグラオネマ・ピクタム・ラプラスは他のアグラオネマと比較して葉の中央部である柄が白いです。白の割合が多いため全体的に明るい雰囲気をもっており、日当たりのいいお部屋においてあげるとより輝いて見えますよ。原産地はシボルガ
原産地はインドネシア港湾都市のシボルガ。シボルガは年間降水量が非常に高い地域で、高湿地を好むアグラオネマ・ピクタム・ラプラスにはピッタリの地域となっています。アグラオネマの中でも特別に人気のある品種
アグラオネマ・ピクタム・ラプラスはアグラオネマ属の中でも迷彩模様がとても美しく特別人気が高いです。明るい雰囲気のアグラオネマが欲しい方はぜひ検討してみてくださいね。アグラオネマ・アンダマン
最後に紹介するのはアグラオネマ・アンダマン。日本でアグラオネマを流行らせた品種でもあり、今でもその人気は非常に高い品種です。葉いっぱいに白・黄緑・濃い緑がモザイク状に広がるのが特徴
アンダマンは白・濃い緑・黄緑がモザイク状に広がったトリカラーのアグラオネマです。とてもきれいな模様をしているため非常に人気が高く、入手も困難です。株によって斑の出方が変わる
アンダマンは株によってモザイク調である斑の出方が変わります。とはいえその3色のバランスに偏りが生まれることは少ないので、直感で気に入ったものを選んでも問題ありません。流通量が少なく商品価値が高いため入手しづらい
アンダマンは流通量が少ないため入手が非常に困難です。ネットで販売されているものでも小さな株で1万円以上と決して安いとは言えない値段です。金銭的に余裕のある方、どうしても入手したくなった方は購入を検討してみてくださいね。アグラオネマ・ピクタムの育て方
ここからはアグラオネマ・ピクタムの育て方について解説していきます。これからアグラオネマ・ピクタムを育てようと考えている方はぜひご覧になってください。植え方:鉢植えや水槽などに植える
熱帯雨林が原生地のアグラオネマ・ピクタムは多湿の環境を好みます。通常の鉢植えでもいいですが、より多湿の環境を作りたければ水槽なども使って育てる方法もあります。水槽での環境作りを詳しく知りたい方はブログなどを参考にしてみてくださいね。日当たり:明るい日陰~半日陰の場所に鉢を置くようにする
アグラオネマ・ピクタムは耐陰性が強いためある程度の日陰でも元気に育ちます。置き場所としては明るい日陰~半日陰の場所がオススメです。あまり日が当たらなすぎると、負担がかかって徒長を起こしてしまうので注意が必要です。温度:生育に適しているのは22~31℃くらいで、常温でも育つ
アグラオネマ・ピクタムの適正温度は22~31℃と高めです。常温でも育ちますが、原産がインドネシアやインドなどの暖かい地域なので寒さに弱いのです。常温環境で育てる場合は最低でも5℃以下にならないように注意してください。湿度:霧吹きで葉水をするなど湿度を維持する
湿度管理は水やりだけでなく、霧吹きなどの葉水でもできます。葉水とは土に水はやらずに葉や茎のみに水をやる行為で水のやりすぎによる根腐れの心配がありません。毎日行ってもデメリットはないのでオススメですよ。用土:水苔や赤玉土+鹿沼土をベースにしたものを用意する
水苔や赤玉土、鹿沼土はいずれも保水性・排水性に優れているため、多湿の環境で育てるアグラオネマ・ピクタムにはピッタリの用土です。用土選びはアグラオネマ・ピクタムに合ったものを選ぶようにしましょう。水やり:土の表面が乾いたら鉢底から水が流れるまであげる
水やりは土の表面が乾いてからあげるようにしてください。アグラオネマ・ピクタムは多湿の環境を好むので鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりとあげましょう。土の表面が乾く前に水やりを続けてしまうと多湿環境が続いて根腐れを起こしてアグラオネマに負担をかけてしまうので注意してください。肥料:液体肥料を月に1回与える
肥料を与える場合は即効性の高い液体肥料を月1回程度のペースがオススメです。与える時期としては5~9月の生育期。それ以外の時期は栄養過多による「肥料焼け」を起こして枯れる可能性があるので避けるようにしてください。アグラオネマ・ピクタムの増やし方
アグラオネマ・ピクタムがある程度成長すると増やすことができるようになります。ここではアグラオネマ・ピクタムの増やし方について解説していきますので、興味のある方はぜひご覧になってくださいね。アグラオネマ・ピクタムは株分けで増やすことができる
アグラオネマ・ピクタムは株分けで増やすことができます。株がある程度成長してくると親株をもとに子株がいくつか生えてきます。「株分け」とは、その子株と親株を切り分けて育てて増やしていく方法になります。増やし方の中でも簡単な方法なので初心者にもオススメですよ。アグラオネマ・ピクタムの株分け手順
アグラオネマ・ピクタムの株分け手順は以下の通り。- 子株の数だけ新しい鉢を用意する
- 鉢底ネットを敷き、ネットが見えなくなるまで鉢底石を広げる
- 新しい用土を鉢の1/3程度まで入れておく
- 親株を鉢から取りだして古い土や汚れを払い落とす
- 親株と子株を切り離す
- 黒くなった古い根っこを切り落として密集した根っこをすっきりさせる
- 切り離した子株を用意しておいた新しい鉢に入れる
- 鉢の縁下3cm程度まで土を入れていく
- 親株も同様に新しい土に入れ替えて植えなしたら株分け完了
アグラオネマ・ピクタムの交配方法
アグラオネマ・ピクタムは交配によっても増やすことができます。難しい方法なので園芸に慣れている方におすすめの増やし方です。交配のタイミングは花芽が上がりそうな2つの株があるとき
交配するには相手が必要なため、最低でも株が2つないといけません。さらに花芽が上がりそうなものを用意しなければいけないため、交配できるのはかなり限定的な環境になります。受粉させて交配する
交配方法は植物全般で行われる受粉によるものです。おしべが花粉を飛ばしめしべに受粉させて種子を作って増やしていきます。方法は次の見出しで詳しく紹介していきますね。アグラオネマ・ピクタムの交配手順
アグラオネマ・ピクタムの交配手順は以下の通り。- アグラオネマ・ピクタムの花が咲いたら汚れていないきれいな袋をかぶせる
- 花粉が飛ぶ半日ほど前から水分が放出されるので、被せた袋の水滴の有無をチェック
- とんだ花粉を筆や綿棒などでメスとなる側のめしべに付着させる
- 交配完了
【まとめ】アグラオネマ・ピクタムを紹介!基本情報から人気の品種まで徹底解説
ここまでアグラオネマ・ピクタムの基本情報や種類、育て方など詳しく解説してきましたが、いかがだったでしょうか?アグラオネマ・ピクタムは斑模様がとても綺麗でオシャレな植物であることがわかっていただけたかと思います。ここまでの内容をまとめると以下の通り。- アグラオネマ・ピクタムはインドネシアやインドの暖かい地域が原産
- アグラオネマ・ピクタムは暑さ・湿気に強く寒さ・乾燥に弱い
- アグラオネマ・ピクタムは3色のトリカラーが一番人気
- アグラオネマ・ピクタムの主なカラーは白・黄緑・濃い緑・銀
- アグラオネマ・ピクタムは高湿環境で育てると良い
- アグラオネマ・ピクタムは株分け、交配で増やすことができる