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ハナキリンは別名「キスミークイック」とも呼ばれるマダガスカル原産の植物で茎にとげとげがある特徴的な多肉植物です。乾燥に強く、花も葉っぱも先端に付き、しっかり育てれば咲いてくれる多肉植物です。そんな別名も素敵なハナキリンですが、実は庶民の暮らしの味方、100均のダイソーでも購入することができるんです! また、100均で売っている植物は小さいものもいろんな品種の植物も販売されているので、「大きい植物を育てるのは大変だから、小さい植物を育てたい!」や「色んな品種の園芸植物を育てたいな」と考えている方にもお手軽に始められます! そこで、この記事では
- ハナキリンをお手軽に始めるには?
- 購入する際の注意点って何?
- ダイソーで揃えられる園芸用品は?
- ハナキリンの育て方のポイント!
ダイソーで手軽にハナキリン栽培を始めよう
暮らしていて利用することの多いダイソーではハナキリン以外にもたくさんの植物を購入することができます。多肉植物だけでなく、パキラなどの人気ある観葉植物も購入することができ、お手軽に栽培をスタートさせることができます! 前からハナキリンの栽培をしてみたかったと思っている方は、ダイソーでお手軽にハナキリンの栽培を始めてみましょう!100円ショップのダイソーでハナキリンを購入できる
先ほどからも話しておりますが、ハナキリンは100円ショップのダイソーで購入することができます。価格も100円~300円とリーズナブルですから、お手軽にガーデニングをスタートすることができます! また、多肉植物はユーフォルビアやエケベリアなども存在し、これらもダイソーで300円で購入可能です。! ぜひハナキリンのほか、ユーフォルビアやエケベリアという仲間の多肉植物も見つけてガーデニングをスタートさせましょう!観葉植物の売り場で見つけられる
ダイソーには植物売り場が設けられていますので、色んな植物の仲間がその売り場で購入することができますよ。 ただし、ダイソーでは植物名が書いてない場合もあり、名前がわからないこともあります。その時のタグは「多肉植物アソート」という商品名だったりしますので、属名が描いてない場合もありますので、初心者で名前もわからないまま購入する際は写真の載っている本、ネットで調べてから購入することをオススメします。 また、季節によっては店舗に置いてない場合もございますので、注意しておきましょう。ダイソーでハナキリンの苗を購入するときの注意点
お手軽にダイソーでハナキリンを購入することはできますが、ダイソーは園芸専門店ではないため、1つ1つしっかりと管理されてない場合があります。また、ダイソーのように室内で売られているハナキリンは、あまり状態が良くない場合もあります。 ここでは、ハナキリンをダイソーで購入する際の注意点を解説していこうと思います。害虫がついていないかチェック
ダイソーは先ほども言った通り、園芸専門店ではございませんので、本日入荷という札をつけてそのまま売り場に置かれているということが多いと思います。入荷したての植物が購入できれば良いですが、時間の経ってしまったハナキリンなども置かれている可能性があります。そうなると土の表面にカビや虫がついてしまうこともあります。 害虫がついているとハナキリン自体の元気がなくなっている可能性がありますので、なるべく害虫のついていないハナキリンを選んで購入しましょう。ひょろひょろしたものを選ばない
ダイソーなどの100均で購入する際、よく見たら葉っぱがすごい間延びしていて、茎がひょろひょろになってしまっている状態の観葉植物を見かけると思います。その状態になっていると、株に元気がなくなっており、ひょろひょろと伸びている「徒長」と呼ばれる状態になっています。 これは、店内で管理されているため、日照不足によって起こる原因です。購入するときは、葉っぱ同士がギュッと詰まっている状態のものが元気な株ですから、そちらを探して購入しましょう。葉の艶が良いものがおすすめ
室内で販売されていることが多いため、どうしても状態が悪いものが多くなります。そのため、葉っぱが変色してしまったりしてるものも少なくないです。紅葉のような色をしているハナキリンはあまり元気ではないため、購入してすぐに枯れてしまう可能性もあります。 ですので、葉っぱの色が紅葉でなく、艶があって張りのあるハナキリンを探して購入するようにしましょう。初心者の方は明らかに元気ではないなと思うものは避けて、元気そうなものを選ぶのがおすすめです。ダイソーで揃えられる園芸用品
ダイソーでハナキリンのような多肉植物やパキラなどの人気ある植物が購入できること、購入する時に気を付けておくべきことについて分かっていただけたかと思います。だけど、さすがにダイソーに園芸用品は売ってないのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。 ですが、実はダイソーのような100円ショップでも、園芸用品はちゃんと揃えられていて、多肉植物を購入するときに一緒に手に入れることもできるんです!そんなダイソーで購入することができる園芸用品を解説していきましょう!培養土
まず植物を育てるうえで必要なのは培養土です。セリアやキャンドゥには多肉植物専用の培養土が置いてあります。多肉植物用の培養土、これらはメーカーによって配合されているものが異なったりしますが、通気性や排水性、保水性がしっかり入るように配合されたものが置かれていますので、園芸初心者の方はこれらを使用しておけば問題ないでしょう。また、肥料も土の中に含まれている場合もありますので、肥料を入れる必要もないです。 ただし、ダイソーには多肉植物用の培養土は置いておらず、観葉植物用の培養土しかないですが、多肉植物はこの培養土でも育てることができます。観葉植物用も水はけのよい配合をされていますので、相性は悪くないです。 では、多肉植物と観葉植物に配合されている原料に違いはあるのか?と思うでしょうから、ここで主原料を見てみましょう。- 多肉植物用:ココナッツファイバー・パーライト・炭・たい肥・赤土・軽石細粒
- 観葉植物用:ココピート・パーライト・たい肥・赤土・くん灰
肥料
実は、多肉植物に肥料はあまり必要ありませんが、植え替えをするときに元肥をしておき、生育期に追肥をしてあげ、肥料をあげると丈夫に育ってくれます。100均にも化学肥料や有機肥料が売られています。注意する部分として、有機肥料は臭いがあり、コバエなどの虫が発生しやすいので、室内に置くことが多い多肉植物は化学肥料にしておくのがおすすめでしょう。 植え替えをするときにしっかりと元肥をあげておけば、追肥は当分必要ないですし、追肥はタイプの違う多肉植物によっては生育期も変わりますので、注意が必要です。プランター・鉢
ダイソーやセリアなどの100円ショップで売られているハナキリンなどの植物は、黒いビニールポットに入れられて売られていることが多いです。また、プラスチックポットに入れられている場合もありますね。 ダイソーで買ってそのままにしておくと、丈夫に育てることはできないと思います。そのため、プランターや鉢などに植え替えをしてあげる必要があります。ビニールポットで買った場合は、ダイソーにはプランターや鉢、受け皿などもそろって売られていますので、好みに合ったものを購入することができます。 プランターなどを買うときにおすすめなのは、素焼き鉢、さらに底に穴が開いているタイプを選ぶとよいでしょう。底穴が開いていれば、管理がしやすくなりますが、受け皿がないと水があふれてきますから受け皿も一緒に購入しましょう。 鉢の大きさは多肉植物よりも一回り大きめのサイズを買っておくのがよいです。多肉植物は葉っぱに水を蓄える植物ですので、土に水が多くなると枯れることもありますので、土が多く入らない大きさのサイズを選びましょう。スコップ
園芸をするうえであったら便利なのは「スコップ」です。土を入れたりほぐしたりするときにスコップがあると格段に作業がしやすくなるでしょう。ダイソーでは、100円で「ミニ移植こて」という商品があり、こちらは本格的に購入すると数千円はするものがワンコインで購入可能です! 小さい鉢に植えるときは小さいスコップもありますし、サイズ違いでセット売りされていることも多いです。先ほどの「ミニ移植こて」は、土を掘り返すのに特化したつくりになっています。 そのため、硬い土を掘り起こすのに便利な道具となっています!調べてみたら種類はたくさんありますので、写真などをみて参考にしてみてください。ハサミ
園芸にはハサミも必要になります。このハサミは、園芸用のハサミがちゃんと存在しており、普通の紙を切るハサミとは違った形状をしています。園芸用のハサミだと、茎や枝が太い植物を傷つけずに切断することが可能です。もし、普通のハサミで切ろうとしてもうまく切れず、植物を傷つけ、枯らす原因となります。この園芸用ハサミもダイソーでは100円で購入できますし、他にもたくさん種類があり、園芸するものによって使い分けることも可能です。 まずは立派なものを購入するより、お手頃で購入できて試してみたいと思う方は、ダイソーなどの100円ショップで購入を検討しましょう。 ハナキリンは縦に伸びていくことが多く、茎が伸びすぎると見た目も悪く、バランスが崩れて倒れることもあります。また、葉っぱなどが生い茂り、風通しが悪いと害虫がついてしまう恐れもあります。そのため、剪定が必要となる植物ですので、ハサミは必要な園芸用品と言えますよ! 剪定した部分は挿し木で増やすこともできますので、ぜひ挑戦してみてください!園芸用手袋
園芸をするときに、絶対必要となるのは「手袋」ではないでしょうか。軍手だったら束で売られて数も多いし、安いから!と思う方も多いでしょうが、最近は園芸用手袋が売られており、こちらのほうが頑丈で長持ちです! 軍手の良い点として、「安価」「伸縮性があって使いやすい」「通気性が良い」「クッション性がある」といったポイントが挙げられますが、悪い点として、「古くなると土が入りやすくなる」「1回使うと汚れる」「尖っているものが刺さりやすい」「細かい作業には向いてない」という点が挙げられます。そして、軍手で多肉植物を育てるのは相性がよくないのです。 多肉植物には茎にトゲがあるものが多く、ハナキリンもたくさんのトゲがついています。そのため、素手や軍手で作業をするとトゲが刺さりやすくなるでしょう。 その分、園芸用手袋はゴムで作られていて、「長持ち」「手が汚れにくい」「フィットしやすい」「見た目がおしゃれ」というまさに園芸をするに適した作りとなっています。「かぶれ易い」「刃物に弱い」という欠点はありますが、これがダイソーで購入することが可能になっています。 ハナキリンはトゲもあり、また樹液には毒も含まれています。その樹液を素手で触るとかぶれてしまうので、必ず園芸用手袋をして作業をする必要があります。ダイソーで園芸用手袋も一緒に購入するようにしましょう。ハナキリンの育て方
ダイソーでハナキリンを購入すると一緒に、必要な園芸用品も揃えれることがわかったのではないでしょうか。でも、購入したはいいけどハナキリンの育て方ってどうすればいいの?という方もいらっしゃると思います。 ここでは、ハナキリンの育て方について解説していきたいと思います。日当たりの良い場所で管理
ハナキリンは日照不足に弱い植物です。紫外線にはそれなりに強いですから、よく日の当たる場所で管理してあげることが大事です。明るい日陰でも育てられますが、日照不足に陥るとひょろひょろの見た目になり成長が弱まりますので注意しましょう。 ですので、春~秋にかけては日当たりと風通しの良い戸外に置いてあげて管理します。ただし、日当たりが好きといっても夏の直射日光はよくないですから、夏は半日陰に置いて管理します。 もしハナキリンの挿し木をしようと考えてる人は、5~7月ごろに行い、管理は適度な明るさのある場所で管理します。冬は室内に取り込んで育てる
暑さに比較的強いハナキリンですが、逆に寒さにはとても弱い植物です。そのため冬は日当たりの良い室内に入れてあげて育てましょう。このとき最低でも5℃を下回らないような環境にしてあげてください。10℃以上保てるのが望ましいです。 ハナキリンの生育環境は、15℃~25℃くらいがちょうどよい環境です。夏は2~3日に1回、冬は10日に1回を目安に水やり
ハナキリンは乾燥している環境が好みですから、水やりは基本控えめにすることが好ましいです。春~夏にかけての暖かい時期は、2~3日に1回程度を目安にし、土の表面が白く乾いてからたっぷりと水を与えてください。 冬にも水やりをしてあげる必要がありますが、基本的に夏よりさらに控えめで十分です。冬場は生育がゆっくりになり、水を吸う力が弱まるからです。9~10月ごろから徐々に水やり回数を減らしていき、冬は10日に1回程度にします。1か月に1回~2回の頻度になっても、枯れる心配をすることはありませんよ。生育期の5月~11月に3回ほど肥料を与える
ハナキリンの成長する期間は5~11月がよく育ちます。花付きを良くしたいなら、「リン酸」や「カリウム」の成分が多い緩効性肥料を与えてあげましょう。生育期の5~11月に3回ほどでよいですので、肥料を与えます。液体肥料を使用する場合は、1か月に1回の間隔で与えます。 ただし、肥料の与えすぎでも与えなさすぎでも花付きが少なくなります。肥料のやりすぎ・やりなさすぎには注意してください。【まとめ】ハナキリンはダイソーから始められる!揃える物から注意点まで解説!
今回は、ハナキリンがダイソーで購入でき、その他注意するべきことや園芸用品について、またハナキリンの育て方について解説してきました。 300円という値段でハナキリンなどの植物がダイソーで購入でき、さらに園芸用品も揃えられるというのは、初心者の方からしてもお手軽にスタートできる環境が揃っているのではないでしょうか?また班入りハナキリンという種類もあり、こちらも人気がありますので班入りハナキリンもぜひ見つけてみてください。 この記事では- ハナキリンはダイソーなどの100均で購入することができる!
- 購入する際は、株が弱ってないか、虫がついてないか、ひょろひょろになってないか注意して購入すること
- ダイソーで必要な園芸用品はすべて揃えられる!
- ハナキリンの育て方のポイントは日光が大事!