目次
- クリスマスローズの種について
- クリスマスローズのこぼれ種は放置していても自然に発芽するのか
- クリスマスローズのこぼれ種の発芽条件
- クリスマスローズのこぼれ種を放置したらどうなってしまうのか
今回はクリスマスローズのこぼれ種を放置したらどうなるのか、どのような処理をすれば発芽するのかを中心に解説していきたいと思います。これからの季節クリスマスローズは花を咲かせ始めるため、クリスマスローズを栽培している方は種の処理などこちらの記事を参考にしてみてください。
関連記事:クリスマスローズの育て方|成長後のケア方法から入手方法まで
クリスマスローズに種があるの?

クリスマスローズには種がある
クリスマスローズには種があるため、種まきから育てることは可能です。クリスマスローズを種から育てることは苗から育てるよりも時間がかかり花が咲くまで最短で2年ほどかかります。クリスマスローズは種まきから育てると親株と同じ花は咲かない性質を持っているため、咲いてみないとどのような花姿かはわかりません。ピンクや黄色、白、黒などの豊富な色のバリエーションから花形もシングル(一重)、ダブル(八重)、セミダブル(半八重)など個性豊かです。クリスマスローズを種から育てることはどのような花色で花姿になるのかわからない楽しみがあるため、興味がある方はクリスマスローズを我が家で栽培してみましょう。。4月から5月にかけてのゴールデンウィークの頃に種をつける
クリスマスローズの開花時期は12月から4月になり花を開花させた後に種をつけます。4月から5月頃のゴールデンウィーク時期に種をつけるでしょう。この時期にこぼれ種を放置して自然と咲くようにするのも良いですが発芽率は確実に下がるため、種をまくときは秋まで保存して種まきを行う最適な時期の9月から10月頃に行ってください。10月よりも遅い時期に種をまくと種が割れて腐りやすくなるため、種をまく時期は9月から10月くらいに行いましょう。
ガジュマル ハイドロカルチャー 高さ約20cm
2,980円(税込)
パキラ ハイドロカルチャー 高さ約20cm
2,980円(税込)
サンスベリア ハイドロカルチャー 高さ約20cm
2,980円(税込)
3点セット(ガジュマル パキラ サンスベリア) ハイドロカルチャー
6,980円(税込)
5点セット(ガジュマル パキラ サンスベリア モンステラ テーブルヤシ)
10,280円(税込)
やがて種房が弾けて種子を採取することができる
クリスマスローズの種はゴールデンウィーク時期に種を付け、採取できるのは5月から6月頃です。クリスマスローズの種を採取するには中央の子房が膨らんできたらお茶パックなどを被せてホチキスで留めておきます。採取できるまできちんと育てていけば種を傷つけずに採取することができるでしょう。種は乾燥を防ぐためにパーライトかバーミキュライトと一緒に茶こし袋に入れて保存してください。このときに種同士が接触すると種が腐ってしまうとため、種同士が接触しないように保存し種の乾燥にも注意してください。 今年だけ花を楽しみたいのであれば花を放置しても構いませんが、翌年以降も花を楽しみたいのであれば花がらは切り取りましょう。花を放置していると種を付けることに栄養を注ぎこんでしまうため夏を超す体力がなくなってしまいます。必ず花は切り取って今年だけでなく翌年も花を楽しめるように処理してください。切り取った花は切り花などフラワーアレンジメントにも使えるため、切り取った花をアレンジして楽しみましょう。クリスマスローズのこぼれ種を放置してても発芽する?

クリスマスローズはこぼれ種を放置しても発芽することがある
クリスマスローズのこぼれ種は親株の周りにまき散らし、思いがけないところに苗が育っていることがあるでしょう。クリスマスローズが開花してから花を切り取らずに放置していると周辺に小さな芽ができていることがあります。発芽した苗を放置しておくと、苗が育ち元気な花が咲く可能性は低いです。クリスマスローズのこぼれ種っ子に発芽し本葉が出てきたらポット上げして育てましょう。発芽した苗をポット上げして育てることで大きく育っていきます。大半の種は雨で流されてしまうので発芽率は高くない
クリスマスローズのこぼれ種っ子は大半は雨で流されてしまうため、多くの種をまき散らしますが発芽する確率は低いです。発芽したとしても雑草と勘違いして抜かれてしまうこともあるため、なかなか大きく育てることができません。また種がはじけ飛ぶ時期と発芽する最適な時期にずれがあるため発芽率も下がります。種が取れるのは5月から6月、種をまくのに最適な時期は9月から10月です。さまざまな理由が重なりクリスマスローズが自然に発芽する確率は下がってしまうでしょう。運良く土の隙間などに入って発芽する
クリスマスローズのこぼれ種っ子が雨で流されたとしても運よく土の隙間や土と壁の間などにたどり着き発芽することがあります。親株の周りではなく離れた場所で発芽したクリスマスローズを発見することがあるでしょう。発芽して本葉が出たら必ず鉢上げし育ててください。大きくなるにつれて鉢の大きさも大きくしていくことでのびのびと育てることができます。クリスマスローズのこぼれ種の発芽条件は?

植える場合もこぼれ種も色が黒やベージュで熟している必要がある
種を庭に植える場合もこぼれ種でも種が完全に熟していないと土の中で管理しているうちに腐って枯れてしまう可能性があります。そのためしっかり熟している黒やベージュになっている種を使用してください。種を採取するときは無理に子房の中から抜き取るのではなく自然に落ちるのを待ちましょう。そうすることできちんと熟した種を採取することが可能です。
モンステラ ハイドロカルチャー 高さ約20cm
2,980円(税込)
テーブルヤシ ハイドロカルチャー 高さ約20cm
2,980円(税込)
ドラセナ コンシンネ ハイドロカルチャー 高さ約20cm
2,980円(税込)
選べる2点セット ハイドロカルチャー
5,980円(税込)
5点セット(ガジュマル パキラ サンスベリア モンステラ テーブルヤシ)
10,280円(税込)
クリスマスローズの発芽には高温処理と低温処理が必要
クリスマスローズの発芽までのプロセスには、種の採取後に一定の温度を保った高温処理と低温処理が必要です。種の採取後に枯れた花弁や不純物を完全に取り除き、摂氏25℃前後で湿度のある環境に約8週間、その後湿度のある環境で摂氏4℃くらいで約8週間ほど過ごすと発根発芽を始めていきます。温度を徹底管理して育てることで発根や発芽がしやすくなるため、難しく感じてもクリスマスローズを元気に育てるために挑戦してみましょう。まずは摂氏25℃前後を8週間維持する
種を採取したら摂氏25℃前後の環境に約8週間おきます。温帯に生育するクリスマスローズは種が実っても胚が十分な成熟をしていない場合が多く、土の上に落ちても発根発芽をしない可能性が高いです。そのため暖かい環境を作ることで一定期間の休眠状態を得るため、発根発芽の準備を始めることができます。次に摂氏4℃弱を8週間維持する
摂氏25℃前後の環境に約8週間おいたら、次に摂氏4℃弱の環境に約8週間おきましょう。種を採取しないで放置していたら自然の状態で雨や雪解け水・土の中に種が埋められた状態になります。徹底的な種の管理で低温処理を行うのならば近い環境を人工的に作らなければなりません。そのため暖かい環境においたら、次は冷たい環境におくことで発根発芽を促すことにつながります。このような高温処理と低温処理を行うことによって植物の季節間隔が崩れるため、早く花を咲かせようとし通常の開花時期よりも早く花を咲かすことが可能です。発芽は1年後になることが多い
このような高温処理と低温処理を連続して行います。高温処理と低温処理を行っている期間中に種を乾燥させてしわを作ったりすると、決められた一定期間内での発根発芽が見込めないことになり、発根発芽が翌年に繰り越されることが多いです。高温処理と低温処理を行うのならば、しっかり徹底した管理を行いましょう。クリスマスローズのこぼれ種を放置するとどうなるの?

クリスマスローズの庭植えを放置しても増えすぎることはほぼない
クリスマスローズのこぼれ種を放置していても増えすぎることはありません。先ほどもいったように雨で流されたり雑草と間違えて摘み取られたりするからです。また親株の周りで芽吹いた小さな芽は親株に栄養を取られ生存競争に負けてしまい、放置したままだと育つことなく枯れてしまいます。せっかく発根発芽した芽を枯らしてしまうのはもったいないです。発芽して本葉や新芽が生えてきたらポットに植え替えて育てていきましょう。
ガジュマル ハイドロカルチャー 高さ約20cm
2,980円(税込)
パキラ ハイドロカルチャー 高さ約20cm
2,980円(税込)
サンスベリア ハイドロカルチャー 高さ約20cm
2,980円(税込)
3点セット(ガジュマル パキラ サンスベリア) ハイドロカルチャー
6,980円(税込)
5点セット(ガジュマル パキラ サンスベリア モンステラ テーブルヤシ)
10,280円(税込)
育てる環境が整っていたら増えていく
クリスマスローズは育つ最適な環境であれば元気に育ちますし、種をたくさんまき散らすため放置していたらどんどん増えていきます。育つ環境が最適であればわざわざ鉢植えに植え替えなくても地植えで育てた方が元気に育つかもしれません。 クリスマスローズを略してクリローは花の色や形が安定せず親と同じ花が咲かないため、品種名はありません。クリローの区別は花びらの形状から区別される程度です。交配を行うことによって親にはない特徴を持って生まれてくる花のため、花が開花するまでどのような花が咲くかわかりません。こぼれ種から育てたいなら移植するのがおすすめ
こぼれ種から育てていきたいのであれば、種を採取して移植するのがおすすめです。きちんと種を採取して乾燥させないように秋まで保存できたら、鉢に植え替えて実生栽培を行いましょう。 クリローは花が咲くまでどのような花色・形になるかわかりません。花の形はシングルかダブル、花色はピンク系か白や黒系になるなどさまざまです。交配して思い通りの花色・花の形になるものもあればならないものもあります。種から育てる方は交配して開花する花を想像しながら移植してみてください。他の植物を邪魔する可能性があるので注意する
種から発芽したクリスマスローズの苗は、環境がよかったらどこでも生えてくるため他の植物の生育を邪魔する可能性があります。クリスマスローズが発根発芽したら根を傷つけないように注意しながらポットに植え替えてください。植え替える時期は10月から3月の間に行うといいでしょう。クリスマスローズがこぼれ種から元気に成長する育て方

置き場所:明るめの日陰に置く
クリスマスローズを置く場所は木漏れ日が当たるような明るい日陰のような場所で管理してください。クリスマスローズが好む環境は林の中の落葉樹のふもとになります。そのため強い日差しや乾燥した環境は好まず育ちません。夏は直射日光が当たらない、冬は木の葉が散ってもそこそこ日の当たるような日陰で育ててください。難しい場合は夏と冬に適した場所に移動しながら管理をすると元気に育っていくでしょう。水やり:土の表面が乾燥したらたっぷり水をあげる
クリスマスローズの水やりは土の表面が乾燥したらたっぷり水を与えます。クリスマスローズは乾燥が苦手なため水切れしないように行ってください。水やりは気温が高い昼に行うのではなく朝か夕方に行いましょう。特に10月・11月は生育期に入るためたっぷりの水を与えて乾燥しないようにしてください。
マドカズラ ハイドロカルチャー 高さ約20cm
2,980円(税込)
カポック ハイドロカルチャー 高さ約20cm
2,980円(税込)
アンスリウム ハイドロカルチャー 高さ約20cm
2,980円(税込)
コーヒーの木 ハイドロカルチャー 高さ約20cm
5,980円(税込)
選べる2点セット ハイドロカルチャー
5,980円(税込)
3点セット(ガジュマル パキラ サンスベリア) ハイドロカルチャー
6,980円(税込)
肥料:10月から11月にかけて緩効性肥料をあげる
地植えで育てる場合も鉢植えで育てる場合も定期的に生育期には肥料を与えましょう。鉢植えで育てる場合には10月・12月・2月に緩効性肥料を施し、10月から4月頃までは月に2回から3回程度の液体肥料を施してください。地植えで育てる場合は10月から11月にかけて緩効性肥料を施します。しかし夏場のクリスマスローズにはあまり肥料を与えないでください。夏場はクリスマスローズが休眠期に入るため、肥料を冬場と同じくらいあげてしまうと肥料の与えすぎとなり枯れてしまいます。クリスマスローズの成長に合わせて肥料を与えるといいでしょう。【まとめ】クリスマスローズのこぼれ種を放置するとどうなる?発芽条件まで解説
いかがでしたでしょうか。今回はクリスマスローズの種のことやこぼれ種っ子を放置したらどうなるのかについて解説してきました。 今回の記事のポイントは以下の通りです。- クリローの種はGW頃につけるが、種をまくのは9月から10月頃が適している
- こぼれ種を放置していても発芽はするが、雨で流されたり雑草と間違われたりするため発芽率は高くない
- クリローの種を発芽させるには環境の整備と温度管理を徹底する
- クリローの種を放置しても発芽率は高くはないためたくさんは増えない