ガーベラを切り花にする方法を解説!長持ちの方法からトラブルまで

ガーベラを切り花にする方法を解説!長持ちの方法からトラブルまで
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目次

皆さんはお花や観葉植物をお部屋に飾った経験はありますか?現在では図書館や病院などの公共の場でも良く見かけますよね。 今回はスッキリ伸びた茎に1輪の花が咲くガーベラの切り花について紹介していこうと思います。 「ガーベラの切り花をお部屋に飾りたい」「ガーベラってどんなお花?」と思う方にピッタリな内容を以下の通りにまとめました!
  • ガーベラの基本情報と特徴
  • ガーベラは切り花について
  • ガーベラの切り花を長持ちさせる方法
  • ガーベラの切り花に良くあるトラブル
ガーベラは明るい色なのでお部屋に飾ることで空間に彩りを与えてくれます。ガーベラの切り花は育て方で寿命が大きく変わってくるので、ガーベラの切り花の購入を考えている方はぜひ参考に最後までご覧になってくださいね。

ガーベラってどんな植物?

「そもそもガーベラがどんな植物かよくわからない」と思う方もいるかと思います。ここではガーベラの基本情報や特徴について解説していこうと思います。

ガーベラの基本情報

ガーベラはキク科ガーベラ属の多年草で、南アフリカが原産の植物です。草丈は30~40cm程度とコンパクトで、色の種類は赤・ピンク・イエロー・オレンジ・白・緑・紫と豊富で明るい色が多めなことから花束やブーケ、アレンジメントなどでお部屋のインテリアとしても人気です。 また、ガーベラは寒さには強いですが、高温・多湿に弱い植物です。30℃を超える真夏の猛暑日や梅雨時期だと枯れてしまう可能性があるので育て方には注意が必要な植物です。
植物名 ガーベラ
学名 Gerbera
草丈 30~60cm
耐寒性 -5℃
耐暑性 10~25℃

原産地が南アフリカの多年草

先ほども述べた通り原産地が南アフリカの多年草。年間を通して比較的暖かく乾燥した地域であるため、ガーベラには適した場所と言えるでしょう。

明るい雰囲気をもつ可愛い花

ガーベラの花は赤・ピンク・イエロー・オレンジ・白・緑・紫などの色があるため、とても明るい雰囲気を持っています。花束やブーケなどのギフトも喜ぶ人が多いため、ガーベラは現在でもとても高い人気を誇っています。

毎年のように新たな品種が生まれる

ガーベラはその人気の高さから、常に品種改良が行われています。そのため毎年のように新しい品種がでるため、ガーベラマニアのような人も現れます。常に新しいものが見てみたいという方は毎年ガーベラの購入を検討してみてはいかがでしょうか?

イエローやオレンジなど様々な花色の種類が存在する

ガーベラの花はイエローやオレンジを始めとした7種類以上の色が存在するため、自分や贈る相手の好きな色に合わせることができます。またアレンジや花束作りの際に色の相性で合わせることができるのもガーベラの魅力の1つですよ。

花の期間は4〜6月と10〜11月

ガーベラの開花期間は4~6月と10~11月。ガーベラは最低気温が10℃以上あれば開花します。さらに四季咲き性の植物であるため適正温度(10~20℃)を満たしていればいつの期間でも花を咲かせてくれるので、花を長い間見ていたいという方にもガーベラはピッタリですよ。

値段が安価で入手しやすい

ガーベラ1本の相場は約100~200円ととてもお手頃です。花束を作るともう少し値段が高くなりますが、切り花として1本買う程度であればとても安く入手することができます。

育て方が簡単で初心者にもおすすめ

ガーベラは育成が簡単でコツとポイントさえ押さえておけば簡単に育てることができます。温度管理を意識した置き場所とあげすぎない適度な水やりで十分を育つのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

バラやカーネーションと共にフラワーリースとしても人気

ガーベラは色や品種のバリエーションがとても豊富でバラやカーネーションなどの人気花とのアレンジ相性もとてもいいです。他にも好きなお花がある方はぜひ組み合わせたアレンジを作ってみてください。

ガーベラは切り花ができる?

ここではガーベラを切り花にして飾りたいという方に向けて内容をまとめています。ガーベラの切り花に興味がある方はぜひ参考に見ていってください。

ガーベラは切り花として楽しむことができる

ガーベラの切り花は挿し木のように瓶に挿して楽しむことができます。むしろガーベラの切り花は安価で入手しやすく明るい色のお花なのでとても高い人気を誇っています。

切り花にするタイミングはいつでもよい

ガーベラを切り花にするタイミングはいつの季節でも問題ありません。ガーベラは四季咲き性の植物なので温度管理さえ出来ていればいつの季節でもきれいな花を咲かせてくれます。

新鮮なガーベラの切り花の日持ち寿命は2~3週間

新鮮なガーベラの切り花であれば2~3週間まで持ちます。10℃程度の気温の低い場所に置くことで長持ちもしやすくなるので覚えておきましょう。ただし5℃以下になると萎れてしまう可能性が高いので注意してくださいね。

ガーベラの切り花を長持ちさせる方法【購入】

ここでは日持ちするガーベラを作るために、ガーベラ購入時のコツとポイントについて紹介しますので参考に見ていってくださいね。

まずは新鮮なガーベラを購入する

新鮮なガーベラを選ぶことで2週間以上咲いてくれる切り花を作ることができます。新鮮なガーベラのポイントとしては草丈が高いものを選ぶといいでしょう。特に新鮮なものは草丈が50~60cmほどありますよ。

古いガーベラを切り花にすると2~3日で枯れてしまう

古いガーベラを切り花にしてしまうと2~3日で枯れてしまうのでガーベラ選定には注意が必要です。もし不安であれば店員に聞くのもいいかと思います。

新鮮なガーベラの見分け方

ここからは新鮮なガーベラの見分け方について解説していきます。

他のガーベラと比べて背が高い

新鮮なガーベラは他のガーベラと比べて茎が萎れておらず、まっすぐ伸びているため全体的に背が高くなります。パット見て高く突き出したガーベラを探してみましょう。

葉や花がしゃきっとしている

葉や花がしゃきっとしていて、みずみずしいことも新鮮である証拠です。全体的に力強く伸びているかもチェックしておきましょう。

ふにゃふにゃしていたりしおれていない

花や茎がふにゃふにゃして萎れていないかも確認してください。古いガーベラは花や茎、葉っぱに元気がないためふにゃふにゃしているものもあります。

ガーベラの切り花を長持ちさせる方法【剪定】

ガーベラの切り花は剪定することでも長持ちさせることができます。長持ちさせる剪定のポイントについて解説していきます。

ガーベラの茎を水の中で切る

最初に買ってきたガーベラを茎を切って切り花にするときに水切りという水中で茎を切る剪定方法がオススメです。 普通に空気中で茎を切ってしまうと茎の先端に気泡が入ってしまいます。ガーベラが茎から水分を吸収する際に、この気泡が阻害してしまいガーベラの切り花の寿命が縮まってしまうので注意してください。 水中で切れば茎の中に気泡ではなく水が入るだけなので気泡が入る心配がなくなります。

茎の長さが短くなるように切る

茎の長さを短くして切り花を作るのも日持ちさせるコツです。 植物は葉から水を放出する蒸散という作用によって茎から水を吸い上げやすくしています。しかしガーベラは葉っぱが少なく蒸散があまりできないため水を吸い上げる力が弱いです。 そこで茎を短く切って茎から花までの距離を短くすることで花に水分が行き渡りやすくなり、ガーベラの切り花の寿命を長くすることができますよ。

ガーベラの切り花を長持ちさせる方法【生け方】

ガーベラの切り花の生け方でも寿命が左右します。ガーベラを長持ちさせる生け方について解説していきますね。

挿し木や水挿しのように瓶に茎をそのまま生ける

挿し木や水挿しと同じ要領で瓶に茎をそのまま挿してください。ただしガーベラは湿気に弱く腐りやすいため、瓶に入れる水は2~3cm程度にしておきましょう。

水切りしてから生けると長持ちする

先ほどの見出しでも述べましたが、茎を切るときに水切りしておくのも忘れないようにしてください。この水切りの有無で寿命が大きく異なります。

ガーベラの切り花を長持ちさせる方法【水の量】

ガーベラの切り花を長持ちさせるには水の量にも注意しなければなりません。ガーベラに与える水の量について解説していきます。

水の量は少なめにする

ガーベラは多湿の環境を嫌う植物です。水の与えすぎはガーベラが腐る原因になるので少な目に与えるようにしてください。

水につかりすぎると腐るので注意

ガーベラの茎が水につかりすぎると萎れて腐ることがあります。瓶に入れる水の高さに注意して水を入れましょう。

茎の先端が2cm浸されていれば大丈夫

瓶に入れる水の高さは茎の先端が約2cm程度浸されていれば十分です。あまり高くしてしまうと茎が腐りやすくなってしまうので注意してくださいね。

ガーベラの切り花を長持ちさせる方法【水替え】

ガーベラの切り花を長持ちさせるには水替えは欠かせません。ここからはガーベラの水替えについて解説していきます。

2,3日に1回水を入れ替える

水は放置すると汚れてゴミが増えていきます。ゴミが増えるとガーベラが水を吸い上げるための導管が詰まってしまうので、定期的に水替えをする必要があります。目安として2~3日に1回水を替えてあげてください。

夏は毎日入れ替えるのが良い

水の中にはバクテリアも繁殖していきます。特に暑い夏の時期は1日で水がダメになってしまうので毎日入れ替えるようにしてください。

水替えの時に容器の中を軽く洗うと枯れるリスクを低減できる

水替えの際、バクテリアが繁殖して瓶がヌメヌメしています。このヌメヌメも洗い流して清潔に保つことでガーベラが枯れるリスクを低減させることができますよ。

ガーベラの切り花を長持ちさせる方法【置き場所】

ガーベラの切り花を長持ちさせるには置き場所にも気を配ってください。置き場所1つでガーベラの健康状態が左右されることもあります。

気温の低い場所に置く

ガーベラの切り花は暖かい場所に置くと腐りやすくなってしまいます。適正温度は10~20℃なので10℃程度の場所に置くことができればベストですが、可能な範囲で置き場所を考えましょう。 また5℃以下になってしまうと枯れてしまう危険があるので注意してくださいね。

暑いと蒸れて枯れるので注意する

ガーベラは高温多湿を嫌う植物です。そのため置き場所が暑くて蒸れやすい場所だと枯れてしまう恐れがあるので注意してください。

冬の季節は気温が5℃以下にならないように管理する

ガーベラは-5℃まで耐えることができますが、5℃以下になった時点で枯れる危険性があります。冬は室内に移動させ5℃以下にならないように管理しましょう。

風が当たる場所や直射日光が当たる場所は控える

強い風や直射日光が当たる場所も避けるようにしてください。風で茎が曲がったり、直射日光で水切れを起こしやすくなってしまいます。

ガーベラを切り花にした時の様々なトラブル

ガーベラの切り花によくあるトラブルについて解説していきます。トラブルの対処法も合わせて紹介するので、不安な方はぜひ参考に見ていってください。

ガーベラがうなだれてしまった

ガーベラの切り花はうなだれてしおれることがあります。対処法を解説していきますね。

花が元気であれば復活させることができる

ガーベラの花自体が枯れておらず元気であれば復活させることができます。ガーベラがうなだれてしまった場合は花が無事かチェックしてみましょう。

うなだれた頭の部分を残して剪定することで再び楽しむことができる

茎の曲がった部分を起点に頭側と茎側に分けて剪定してください。頭側は茎が短くなってしまいますが、そのまま瓶に挿すことでガーベラの花は復活してくれますよ。

ガーベラの花が閉じる

ガーベラの切り花が閉じることもあります。ここではガーベラの切り花が閉じる原因と対処法について解説していきます。

日光の当てすぎが原因

ガーベラは高温が苦手で日光に当てすぎると花が閉じてしおれることがあります。直射日光が長時間当たってしまうような場所には置かないようにしましょう。

直射日光が当たらない場所に置き直す

ガーベラは直射日光が当たらない半日陰で風通しが良い場所がベストポジションです。特に真夏の直射日光は強烈でガーベラでは耐えられないので注意してください。

ガーベラがしおれる

これは良くありますがガーベラが突然元気がない状態になってしまうことがあります。元気がなくなる原因と対処法について解説していきますね。

元気がないガーベラは水が足りていない可能性がある

ガーベラは葉っぱが少ないため、蒸散して水を吸い上げる力が弱く水切れを起こしやすい植物です。ガーベラは水切れを起こすと、元気がない状態になってしまうので水切れを疑ってみてください。特に暑い夏の時期は水切れを起こしやすいです。

水の量を増やすか、茎を短くしてみる

単純に水の量を増やす方法もありますが、茎を短くして茎底から花までの距離を短くしてあげるのも手段の1つです。花までの距離を短くすることで、水が早く効率よく行き渡るので元気になりやすいですよ。

【まとめ】ガーベラを切り花にする方法を解説!長持ちの方法からトラブルまで

ここまでガーベラの切り花について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?ガーベラは明るい色が多く、カーネーションなどともアレンジ相性がいいので現在でも多くの人気を誇っています。ここまでの内容をまとめると以下の通り。
  • ガーベラはいつでも切り花にして育てることができる
  • ガーベラは高温多湿の環境が苦手
  • ガーベラは気温が5℃以下になると枯れる恐れがあるので注意する
  • ガーベラの切り花は水切り剪定で長持ちする
  • ガーベラの切り花は10℃程度の環境で長持ちする
  • ガーベラの切り花はこまめな水の入れ替えで長持ちする
ガーベラは温度環境に気を配っていれば初心者でも簡単に育てることができます。ガーベラの切り花は値段もお手頃で入手しやすいので、本記事を参考にぜひ切り花にチャレンジしてみてくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。