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可愛らしい花が特徴のマーガレット。ガーデニングとして人気の花で花占いにも人気の植物です。さまざまな種類のマーガレットがあるため、一度は育てたことがある方も多いと思います。しかし、可愛いマーガレットが枯れて悲しい思いをしたことがありませんか。または、現在、育ててるけど元気がなくて悩んでいませんか。 そこでこちらの記事では
- マーガレットはどんな植物なのか
- マーガレットが枯れる原因
- マーガレットが枯れた時の対処法
- マーガレットが枯れないための予防法
マーガレットってどんな植物?
マーガレットと聞いて、どんな花かイメージできる方は多いと思います。花占いでも有名なので、一度は目にしたことも多いのではないでしょうか。そこで、詳しくマーガレットについて解説します。マーガレットの基本情報
マーガレットはキク科モクシュンギク属の多年草のお花。原産地はカナリア諸島で、日本には明治時代末期にヨーロッパから伝わりました。和名では木春菊(モクシュンギク)と呼ばれ、現在でも人気のお花です。開花時期は11月~5月ごろ。秋と春に開花して、花を楽しめます。植物名 | マーガレット |
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学名 | Argyranthemum frutescens |
草丈 | 30㎝~100㎝ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
マーガレットは園芸での知名度が高い
マーガレットは園芸での知名度が高い植物です。その可愛らしい花は、女性を中心に愛され続けています。キク科植物はお庭や鉢植えでも丈夫に育つので、初めて植物を育てる方にも優しいためです。4月~5月の花のイメージが強いですが、秋からも楽しめるため、ガーデニングに使いやすいでしょう。植え付け時期は生育期の秋または春がおすすめ。夏や冬に植え付けると枯れる恐れがあるので注意してください。一重咲きから八重咲きまで様々な種類がある
マーガレットには、一重咲きから八重咲きまで様々な種類があります。主に、一重の白い花を咲かせるマーガレットが有名ですが、園芸品種が多く、一重から八重咲きなどの咲き方があり、花色も豊富です。人気のあるマーガレットは多くの生産者が栽培育種をしています。現在でも栽培育種によって、新しい品種が踏み出されています。白や黄、赤まで花色も多く存在する
マーガレットには白や黄、赤まで花色も多く存在します。花色によって、表情が異なるので、好みの花色を育てると楽しいでしょう。また、ボンザマーガレットと呼ばれる品種には花が咲き進むにつれて花色が変化する種類もあります。ボンザマーガレットはサントリーフラワーズの人気品種です。そのほかにも様々な品種があるので、ぜひ素敵なマーガレットを手に入れてみてください。マーガレットが枯れる原因
可愛いマーガレットが枯れると残念な気持ちになりますよね。ここでは、マーガレットが枯れる原因について見ていきましょう。- 放置して根詰まりを起こした
- 土の水はけが悪く根腐れを起こした
- 夏の高温多湿や冬の霜にあたるなど耐性温度の限界に達した
- 立ち枯れ病やアブラムシなどの病害虫の被害にあった
放置して根詰まりを起こした
マーガレットが枯れる原因に、「放置して根詰まりを起こした」があります。マーガレットは成長が早く、根がしっかりと伸びる植物です。鉢植えで育て続けると、根詰まりする危険があります。根詰まりすると、水や栄養を効率よく吸収できなくなるため、枯れる可能性があるので気を付けましょう。土の水はけが悪く根腐れを起こした
マーガレットが枯れる原因に、「土の水はけが悪く根腐れを起こした」可能性があります。マーガレットは多湿を嫌う植物なので、水はけが悪い環境ではうまく育ちません。土が脛に湿っていると、根腐れして枯れるので注意してください。夏の高温多湿や冬の霜にあたるなど耐性温度の限界に達した
「夏の高温多湿や冬の霜に当たるなど体制温度の限界に達した」場合も、マーガレットは枯れる可能性があります。マーガレットは寒さには強いですが、暑さには弱い植物です。高温多湿の日本では、真夏に枯れやすいので注意が必要です。夏は涼しい場所で育ててください。また、寒さに強いとはいえ、強い霜雪に当たると枯れる可能性があるため、冷たい風や霜雪が当たらない軒下で冬越しするとよいでしょう。立ち枯れ病やアブラムシなどの病害虫の被害にあった
「立ち枯れ病やアブラムシなどの病害虫の被害にあった」場合も、マーガレットが枯れる原因です。立ち枯れ病はほとんどの植物で発生する病気ですが、原因はカビです。多湿環境で発生しやすく、茎が黒く腐って枯れます。アブラムシも、どの植物にも発生しやすい害虫です。はぅつぇいしても図具に枯れるわけではありませんが、ウイルスを媒介する可能性が高いので、注意してください。剪定のしすぎで弱ってしまった
マーガレットの枯れる原因は、「剪定のしすぎで弱ってしまった」があります。剪定は植物を育てるうえで重要な作業ですが、剪定で切り戻しのしすぎに注意してください。剪定で切り戻ししすぎると、新芽が出にくくなり、そのまま枯れる可能性があるためです。特に、マーガレットの木のようになった木質化した枝部分まで剪定すると枯れる危険があります。マーガレットが枯れたときの対処法
マーガレットが枯れた時の対処法について見ていきましょう。枯れたといっても、完全に枯れる前であれば復活が可能です。- 根詰まりの場合はすぐに一回り大きめな鉢植えに植え替えよう
- 根腐れを起こした場合は水はけの良い土に変えよう
- マーガレットが好む場所に置き直す
- 病害虫の被害に遭ったときは殺虫剤などですぐに駆除する
- 剪定した枝を挿し木して新しいマーガレットとして育てる
根詰まりの場合はすぐに一回り大きめな鉢植えに植え替えよう
根詰まりの場合はすぐに一回り大きめな鉢植えに植え替えてください。マーガレットは生育が早いので、根詰まりしやすいです。鉢底から根が出てきたら、根詰まりし始めている証拠。すぐに一回り大きな鉢に植え替えると、枯れる前に復活できます。根腐れを起こした場合は水はけの良い土に変えよう
根腐れを起こした場合は水はけの良い土に変えてください。根腐れを起こすのは、水をやりすぎていたり水持ちの良すぎる土で植えていたりするためです。土が乾かず、土から異臭がする場合は、根腐れしています。急いで植え替えましょう。その際に、黒ずんだ根はすべて取り除いてください。その後に、水はけの良い土で植え替えると、新しい根が出てきて復活する可能性があります。マーガレットが好む場所に置き直す
マーガレットが好む場所に置き直しましょう。マーガレットは日当たりと風通しが良い場所を好む植物です。日当たりが悪く風通しもない場所では、花が咲かないだけでなく軟弱に育ち、枯れる恐れがあります。育てている場所が暗いのであれば、日当たりの良い場所に置き直してください。病害虫の被害に遭ったときは殺虫剤などですぐに駆除する
病害虫の被害に遭った時は殺虫剤などですぐに駆除してください。アブラムシであれば、市販の殺虫剤ですぐに対処が可能です。ただし、アブラムシに効果があるのかは、購入前に確認しておきましょう。また、病気の場合は、風通しが良くなるように剪定して、殺菌剤を撒きましょう。病気の場合は、様々な殺菌剤があるので注意して選んでください。剪定した枝を挿し木して新しいマーガレットとして育てる
マーガレットが枯れそうなときは、まだ元気そうな枝を剪定します。剪定した枝を4月~5月に挿し木して新しいマーガレットとして育ててください。挿し木は剪定した枝にみゅうすいさせて土に挿しておきます。その後は、直射日光の当たらない明るい場所に置いて管理しておくと、新芽や根っこが出てきて増やすことができるでしょう。挿し木では、挿し木専用の土や肥料分の愛っていない赤玉土を使うと成功率が上がります。また、発根剤を薄めた水で土を湿らせておくと、さらに効果的です。マーガレットが枯れないための予防方法
マーガレットが枯れないための予防方法について解説します。- 根詰まりを起こさないように定期的に植え替えをする
- 水はけの良い土か確認し、地植えの場合や梅雨などは水の量が多かったら減らす
- 夏の直射日光に当たらない場所に置いて冬は室内で冬越しする
- マーガレットを頻繁に剪定しない
根詰まりを起こさないように定期的に植え替えをする
マーガレットが枯れないための予防は、根詰まりを起こさないように定期的に植え替えをすることです。マーガレットは成長が早く、根がしっかりと伸びる植物です。鉢植えで育て続けると、根詰まりする危険があります。根詰まりすると、水や栄養を効率よく吸収できなくなるため、枯れる可能性があるので気を付けましょう。水はけの良い土か確認し、地植えの場合や梅雨などは水の量が多かったら減らす
水はけの良い土か確認し、地植えの場合や梅雨などは水の量が多かったら減らすと枯れの予防になります。根腐れを起こすのは、水をやりすぎていたり水持ちの良すぎる土で植えていたりするためです。梅雨の時期に水やりしすぎると、土が乾かず、根腐れしやすいので気を付けてください。夏の直射日光に当たらない場所に置いて冬は室内で冬越しする
夏の直射日光に当たらない場所に置いて冬は室内で冬越しすることが、マーガレットが枯れないための予防になります。夏の直射日光はマーガレットが葉焼けする可能性が高いです。葉焼けすると、光合成がしにくくなるため生育が悪くなります。寒さには強いマーガレットですが、東京以北の寒さには耐えられないので、冬は室内で冬越しするとよいでしょう。特に、強い霜や雪が何日も当たるような場所に置かないようにしてください。マーガレットを頻繁に剪定しすぎない
マーガレットを頻繁に剪定しすぎないことも重要です。剪定は植物を育てるうえで重要な作業ですが、剪定しすぎは枯れる原因です。剪定しすぎると、新芽が出にくくなり、そのまま枯れる可能性があります。特に、マーガレットの木のようになった木質化した枝部分まで剪定すると枯れる危険があるので気を付けましょう。長年育てているマーガレットは枝の大半が木の幹のようになります。木質化した枝からは新芽が出にくいので、注意してください。剪定のし過ぎで、すべての枝が木質化した枝になるとそのまま枯れる恐れがあります。マーガレットが部分的に枯れる理由
ガーデニングで育てていたマーガレットが完全に枯れるわけでもなく、部分的に枯れることで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。マーガレットが部分的に枯れる理由を解説します。蕾みや新芽が枯れる
マーガレットの蕾みや新芽が枯れる理由と改善方法を見ていきましょう。蕾みや新芽が枯れる理由は栄養不足
蕾みや新芽が枯れる竜は栄養不足が考えられます。蕾みや新芽は最も栄養を必要とする場所でもあるためです。栄養不足だと、蕾みや新芽に栄養が行き渡らす枯れるので注意してください。また、肥料不足以外にも根傷みや根腐れでも同様の被害はあるので、根っこのチェックも行った方が安心です。もし、根が腐っていたり傷んでいたりした場合は、状態の悪い根を取り除いて、新しい土で植え替えてください。植え替え後は、すぐに肥料を与えずに発根剤を薄めた水を与えて様子を見てください。新芽が出てきたら、肥料を少しずつ与えましょう。肥料をあげることで改善することがある
蕾みや新芽が枯れるのを防ぐためには、肥料を与えてください。肥料をあげることで改善することがあります。肥料には置き肥や液体肥料など種類も様々。根が元気であれば、速効性のある液体肥料を与えて管理すると元気になりやすいです。ただし、与えすぎに注意してください。肥料を与えすぎて管理すると枯れる可能性があるためです。肥料をあげても改善しなければ、根痛みや根腐れ、日当たりなどを疑って対処しましょう。葉っぱや根元の下葉が枯れる
マーガレットの葉っぱや根元の下葉が枯れることで悩んでいませんか。葉っぱや根元の下葉が枯れる原因と対処法について見ていきましょう。日光不足の可能性がある
葉っぱや根元の下葉が枯れる原因は、日光不足の可能性があります。光合成が十分に行えない環境では、葉が枯れやすいです。日当たりの良い場所に移動して、育ててあげると、新芽がしっかり出てくるでしょう。日当たりがよい場所に置いても、上の葉が茂りすぎると、下の葉に日光が当たらずに枯れる場合があります。その場合は、込み合った枝葉を剪定して、下葉にも光が当たるように調節するとよいでしょう。下葉は特に上の葉に隠れて日が当たりづらいので注意する
マーガレットの下葉は、特に上の葉に隠れて日が当たりづらいので注意してください。上の葉が茂れば茂るほど、下の葉には光が当たりにくくなります。適度に剪定して下の葉にも光が当たりやすい株にしてあげるとよいでしょう。ただし、剪定しすぎると新芽が出にくくなるので注意します。【まとめ】マーガレットが枯れる原因と対処法を解説!予防方法まで紹介
ここまでマーガレットが枯れる原因や対処法について解説してきましたがいかがですか。 この記事のポイントは- マーガレットはカナリア諸島原産のキク科モクシュンギク属の多年草であり、ガーデニングに忍苦のある花の一つ
- マーガレットが枯れる原因は「放置して根詰まりを起こした」「土の水はけが悪く根腐れを起こした」「夏の高温多湿や冬の霜にあたるなど耐性温度の限界に達した」「立ち枯れ病やアブラムシなどの病害虫の被害にあった」「剪定のしすぎで弱ってしまった」
- マーガレットが枯れた時の対処法は「根詰まりの場合はすぐに一回り大きめな鉢植えに植え替えよう」「根腐れを起こした場合は水はけの良い土に変えよう」「マーガレットが好む場所に置き直す」「病害虫の被害に遭ったときは殺虫剤などですぐに駆除する」「剪定した枝を挿し木して新しいマーガレットとして育てる」
- マーガレットが枯れないための予防法は「根詰まりを起こさないように定期的に植え替えをする」「水はけの良い土か確認し、地植えの場合や梅雨などは水の量が多かったら減らす」「夏の直射日光に当たらない場所に置いて冬は室内で冬越しする」「マーガレットを頻繁に剪定しない」