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寒い季節に色鮮やかな花を咲かせ存在感を放つサザンカ。庭木としてはもちろん、生垣や盆栽などでも広く取り入れられています。そんなサザンカは比較的枝葉が伸びやすく、放置していると樹形が乱れたり害虫が発生しやすくなったりします。ご自身でお庭のサザンカをすっきりさせたいと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし正しい剪定方法や適期が分からないと見栄えを悪くしてしまうだけでなく、枯らしてしまうのではないかと不安ですよね。 サザンカの剪定はいつどのような方法で行い、気を付けるポイントには何があるでしょうか。 そこでこの記事では、
- サザンカの特徴
- そもそも植物の剪定とは
- サザンカの剪定の必要性
- サザンカの剪定の適期
- サザンカの剪定の手順
- サザンカの剪定で気を付けるポイント
- サザンカによく見られる害虫
サザンカはどんな植物なの?
サザンカは鮮やかな花が美しく、丈夫な性質を持つので日本で古くから親しまれてきました。お庭や公園の生垣などに植えられることも多く、日常の中でもさまざまな場所で見かけます。そんな馴染み深いサザンカですが、どのような特徴を持った植物なのでしょうか。ここからは間違われることの多いツバキとの違いや、サザンカの基本情報などを詳しく見ていきましょう。サザンカ(山茶花)はツバキ科の常緑低木
サザンカは、ツバキ科の常緑低木になります。常緑の植物なので寒い時期でも葉が散ることが無く、年中綺麗な緑色の葉を茂らせます。ツバキと見た目がそっくりで区別がつかないという人も多いかもしれませんが、細かく観察するとその違いが見えてきます。花も葉もツバキと似ている
ツバキ科のサザンカは、一見すると同じ植物に見えるほどツバキとよく似た花を咲かせます。また葉は深い緑色で表面に光沢があり、見た目の特徴に共通点が多いです。サザンカとツバキは、開花の時期にずれがあるので咲き始めで見分けることができます。また、一般的には花の散り方の違いで区別する方法がよく知られています。サザンカはツバキより葉が小さく、厚みがある
花のない時期は葉の違いで見分けることができます。一番わかりやすいのは大きさの違いでしょう。葉の形はよく似ていますが、サザンカの葉はツバキより一回り小さくしっかりとした厚みがあります。他にも葉脈を比べると、サザンカは黒くツバキは透けて見えるなど細かい特徴の違いがあります。サザンカの基本情報
サザンカは日本原産で、秋から冬の時期に花を咲かせます。可愛らしい色の花は香りが爽やかで見る人に癒しを与えてくれます。サザンカの別名は「ヒメツバキ」が良く知られていますが、サザンカとツバキの交雑種である「寒椿」の名前で呼ばれることも多くあります。科・属名 | ツバキ科・ツバキ属 |
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原産地 | 日本 |
開花時期 | 11~2月 |
花の色 | ピンク、赤、白、複色 |
別名 | ヒメツバキ |
草花たちが休眠期に入る冬を中心に美しい花を咲かせる
サザンカの開花時期は基本的に11月~2月頃で、寒い季節に花の見ごろを迎えます。多くの草花たちが休眠期に入り、花の少ない時期にお庭を彩ってくれるため晩秋の花として親しまれています。しかしツバキより寒さに弱い性質を持っているため、地域によっては北風が当たらない場所に植えるなどの防寒対策が必要です。剪定とは?
サザンカの特徴が分かったところで、ここからは今回のテーマでもある剪定についてお話しします。植物を管理するうえで必要になる剪定ですが、そもそも何なのでしょうか。剪定をする意味や効果など、基礎知識ついて詳しく説明していきます。植物の姿形を整えたり、風通しをよくしたりする作業
植物を育てていると一部分の枝が伸びすぎたり、葉が茂りすぎたりして樹形が乱れてきてしまうことも少なくありません。剪定はそのような不要な枝葉を切り落として、姿形を整える作業になります。また葉が密集すると湿気がたまりやすく、植物にさまざまな悪影響を及ぼすため風通しをよくするためにも行われます。剪定の目的・効果
必要に応じて剪定をすることで、より健康な状態で植物の生長を促します。剪定をする目的と、それによってもたらされる効果について具体的に見ていきましょう。見た目を美しくする
伸びすぎた枝やうっそうと茂りすぎた葉を切って全体のバランスを整えることで、樹形を美しく保ちます。その植物本来の自然な形を保つ目的の自然樹形と、生垣などに見られるような用途に合わせた形に整える目的の人工樹形があり、剪定方法が異なります。養分を効率よく利用させて生育を促進させる
樹木が大きいほど多くの養分が必要です。剪定をしないで放っておくと、木が吸収した養分が余分に消費されてしまいます。不要な枝葉を取り除いたり、株が大きくなりすぎないように整えたりすることで、効率よく養分が吸収され生育が促されます。開花や結実の調整をする
植物は花や実を付けるために多くのエネルギーを必要とします。不要な部分を切り落として適切な剪定を行うことは、順調な開花や結実に繋がります。また、木の種類によっては古い枝には花や実が付きにくいものもあります。新しい枝を残して剪定することで効率よく養分を行きわたらせることができます。病害虫の繁殖を予防する
枝葉が密の状態になると風通しや日当たりが悪く、湿気がたまりやすくなります。そのような環境下では植物の免疫力が低下し、病害虫が繁殖する恐れが出てきます。適度な剪定で枝を間引くことは、病気や害虫の予防にとても効果的です。正しい剪定方法やサザンカの育て方を徹底解説
剪定する際は、その目的によって方法が異なります。 木の見た目を整える「切り戻し剪定」では、枝の半分くらいの長さを目安に切り取ります。枝を切った後は、その周辺から新しい枝が生えてくることが多いです。さらに樹形がくずれる原因になるため、切り戻しをする部位は統一するようにしましょう。 枝葉の密度を調整する「透かし剪定」は、太く長い枝を選び根元から切り落とします。また葉の数ができるだけ均等になるようにバランスを整えます。間引きしすぎると株が弱ってしまうことがあるので注意しましょう。 サザンカは基本的に育てやすい花木ですが、やや寒さに弱い性質を持っています。半日陰が理想的ですが、できるだけ明るい場所を選びましょう。冬に気温が-5℃を下回るような場所は防寒対策が必要です。庭植では北風が当たらない場所に植え、鉢植えのサザンカは屋内に取り込むなどして管理します。剪定時期は新しい枝が伸び始める前の3~4月です。水やりの頻度はツバキと同じく、鉢植えの株や、植え付け後2年以内の庭植えの株には土の表面が乾いたタイミングでたっぷりの水を与えます。サザンカに剪定は必要?
剪定が植物にさまざまな良い効果をもたらすことがお分かりいただけたと思います。しかし植物の種類によって剪定が必要不可欠のものもあれば、ほどんど必要としないものもあります。では、サザンカに剪定は必要なのでしょうか。ここからはサザンカの剪定について説明していきます。ツバキに比べ、葉が密集しやすいため剪定をしよう
サザンカはツバキに比べて、葉が多く密集しやすいため剪定が必要です。混みあった枝葉を中心に傷んだ枝などもあれば取り除きます。不要な枝は根元から剪定し、葉は枝ごとに3枚ほど残して葉のすぐ上の部分でカットしましょう。透かし剪定で風通しや日当たりを改善し、病虫害や枝枯れを予防しよう
サザンカに剪定は必要ですが、切りすぎると大きな負担がかかることがあります。不要に見える枝葉をすべて取り除く強剪定は、サザンカを枯らしてしまう恐れがあるため透かし剪定に留めておきましょう。透かし剪定とは
サザンカの混みあった枝葉や傷んだ枝に限定して切り落とし、密度の調整をする剪定方法です。株の表面を意識する切り戻し剪定に対して、透かし剪定では内側を中心にカットしていきます。効果・目的
透かし剪定はサザンカの内部に空間を作り、日光や風を効果的に行きわたらせる目的で行われます。これにより株の全体に均等に日が当たり、空気が循環することで病気の予防や健康な成長を促進します。また花付きを良くするためにも非常に効果的です。生垣に仕立てて形を作る場合は、刈り込みが必要
サザンカを生垣として植えている場合は、透かし剪定の他に刈り込みを行う必要があります。サザンカは比較的芽吹きが良い植物なので、生垣などいろいろな形に仕立てることができます。刈り込みとは
刈り込みは伸びた枝や葉を切り、植物全体の高さや幅を整える作業です。刈り込みバサミや電動バリカンを使って一度に広範囲をカットし、生垣の外側の枝葉が綺麗に生えそろうように仕上げます。効果・目的
刈り込みはサザンカなどの生垣の見た目を美しく保つために行います。必要なお手入れがされず鬱蒼とした庭木は見栄えが悪くなってしまいます。刈り込みを行うことで木々の高さや形がそろい、明るく清潔感のあるお庭を維持することができます。剪定はいつ行う?
植物を剪定する時は、その特性に合わせた時期に行う必要があります。剪定する時期を間違えると、その後の生長に悪影響を及ぼす可能性があるので花が注意が必要です。サザンカの剪定時期はいつなのか見ていきましょう。サザンカ剪定の時期は?
サザンカを長く美しく保つために、剪定における正しい時期をしっかりとおさえておきましょう。花が散った後の春先3-4月ごろ
サザンカの剪定の適期は、花が終わった後の3~4月ごろです。ただし春になると害虫が発生しやすくなるので、3月中に済ませておくのが理想的です。また花芽の付き始める7月以降の夏に剪定してしまうと、花が咲きにくくなることがあるので避けましょう。夏に育ちすぎたサザンカをすっきりさせたい場合は花が咲く前の9月
適期である春先に剪定できなかったり、夏に育ちすぎて樹形が乱れてきてしまったりすることもあるかと思います。そのような場合は、サザンカの花が咲く前の9月ごろに剪定します。11月の花の時期に入ってから切り戻すと株を弱らせてしまうことがあるので、必ず咲く前に済ませましょう。1から仕立て始めた年は年4回、7月と12月も行おう
生垣のサザンカは、基本的に3月と9月の年2回剪定をします。ただし、1から仕立て始めた年は7月と12月も行うため年間の剪定回数は4回になります。サザンカの生垣を美しく保つには透かし剪定と刈り込みどちらも必要なので、適期の3月以外は思い切った剪定は控えて伸びた枝のみを切り戻す程度に留めましょう。サザンカを剪定しよう
サザンカの剪定における必要性や適期が分かったところで、ここからは肝心な剪定方法について見ていきましょう。以下に透かし剪定の手順を具体的に説明していきますので、ぜひ参考にしてチャレンジしてみてください。手順①3本枝があるところの真ん中だけを切り落とす
サザンカの全体をよく観察して、3本枝があるところの真ん中だけを剪定バサミで切り落とします。真ん中を取り除くことで効率よく密度を調整できます。手順②混み合った枝葉や傷んだ枝、枯れた枝があれば根元から切り落とす
密集して混み合っている部分の枝葉を取り除きます。葉があれば3枚ほど残して葉のすぐ上からカットしてください。他にも傷んだ枝や枯れた枝があれば一緒に根元から切り落としましょう。手順③ サザンカの木の下に入り、風通しをチェック
一通り剪定が済んだら、サザンカの木の下に入り込んで風通しを確認します。風の通りが悪いと感じる場所があれば、手順②を繰り返して調整していきます。サザンカの生垣(垣根)剪定のポイント
サザンカは株の生長が遅いわりに枝は伸びやすい性質を持っています。生垣や垣根として植える場合は全体のバランスを見ながら不要な枝を取り除くことが大切です。生垣のサザンカを美しく剪定するためのポイントをおさえておきましょう。上から下へと剪定して、全体のバランスを整えよう
生垣や垣根のサザンカを剪定する時は、基本的に上の方から始めて下に向かって進めます。こうすることで、木全体のバランスを確認しながら剪定しやすくなり、失敗する可能性を減らせます。また切りなおす頻度も減らせるため、効率よく作業を進めることができますよ。切ってもいい枝の種類
植物の剪定をするにあたって、切るべき枝や切ってもいい枝を知っておく必要があります。不要な枝を残しておくと植物の成長を妨げる原因になるので、見極めて取り除くようにしましょう。ここからは切ってもいい枝の特徴をご紹介します。平行枝
複数の枝が同じ方向に平行に伸びている状態。木全体のバランスを見てどの枝を切り落とすか決めます。からみ枝(交差枝)
他の枝や幹に交差するように絡んでいる枝。ふところ枝
樹冠の内側に出ている弱い枝。逆さ枝
木の幹に向かって伸びている枝。立ち枝
立ち上がるように幹に対して平行に伸びる枝。下がり枝
立ち枝の逆で下向きに伸びる枝。車枝
ひとつの枝から何本も分かれている枝。徒長枝
他の枝と比べて明らかに長く伸びている新しい枝。胴ぶき枝
地表に近い部分の幹から生えている枝。ひこばえ
幹の根元部分から生える細い枝。傷ついた枝
折れた枝や枯れた枝、虫が付いた枝も根元から切り落とします。風通しや病害虫の影響を受けやすい内側を中心に行う
サザンカは枝が密集しやすいので、剪定によって間引きをします。混み合った枝葉を取り除き風通しや日当たりを改善することで、病害虫による被害を予防できます。剪定する時は外側からだけでなく、幹に近い内側を中心に行うことがポイントです。剪定のやりすぎは良くない?
サザンカをより良い状態で維持するためには剪定が必須ですが、誤ったやり方ではかえって負担をかけてしまいます。実際に切り始めるといろいろな所が気になるかも知れませんが、やりすぎると取り返しのつかないことにもなりかねません。やりすぎると翌年の花の成長に悪影響が出る可能性も
剪定をやりすぎると次の年に美しい花を咲かせることができない可能性があります。それどころか、最悪の場合はサザンカが枯れてしまうこともあります。毎年たくさんの花が咲くサザンカを育てるためにも剪定は慎重に行いましょう。強剪定は植物の枯れる原因にもなる
大きく育ちすぎたサザンカを小さくするような強剪定は、株に大きな負担を与えます。全体的に広範囲で切りつめるため、剪定後は弱った状態になり回復までに時間がかかります。さらに葉数が減ることで、直射日光による乾燥などのダメージを受けやすくなるのです。場合によっては強剪定が原因でサザンカが枯れることもあります。枝を限定して切り落とそう
サザンカを剪定する時は、必要以上に切り落とすことのないように不要な枝を見極めて行うことが大切です。先にお話ししたような切ってもいい枝に限定して切り落とすようにしましょう。基本的に透かし剪定で問題ありませんが、強剪定をする場合はサザンカの成長が活発な4~5月に行うと負担が少なくて済むのでおすすめです。芽を切らないよう年1-2回が適している
剪定時に芽を切ってしまうと花付きが悪くなってしまうので、花後すぐの3~4月と花芽が膨らんでくる9月ごろの年1~2回が適切です。9月の剪定では、残したい花芽を確認しながら切り戻すことができます。ただし、仕立て始めた年は7月と12月も剪定することを覚えておいてください。難しいと感じたら、業者への相談も検討しよう
サザンカの剪定では、目的に合わせた方法で枝葉を取りのぞく必要があります。不要な枝を見極め剪定しますが、切りすぎると花付きが悪くなったり枯れてしまったりします。一方で枝を残しすぎると無駄に養分が消費され、株が弱ってしまうことも。加減が難しく不安に感じる人も多いでしょう。そんな時はプロの剪定業者に依頼することも検討してみてください。失敗する心配もなく、剪定で出た枝期の処分もお任せできますよ。サザンカの害虫対策
最後にサザンカを育てるうえで注意するべき害虫についてご紹介します。害虫がつくと植物の成長が阻害されるため、早めの対処が肝心です。以下にサザンカによく見られる害虫と駆除方法について解説していますので参考にしてください。剪定できないまま放置していると、害虫が木を枯らす可能性も
サザンカに適切な剪定がされず、枝葉が密集したままにしていると害虫が大量発生する恐れがあります。木が生い茂った状態では害虫に気づきにくく、最終的には木を枯らしてしまうこともあるため注意が必要です。カイガラムシ
カイガラムシは枝や葉に寄生し、樹液を吸って木を弱らせます。また、すす病やこうやく病などを誘発します。貝殻のような固い殻を被っている、1~3mmほどのとても小さな虫
カイガラムシはその名の通り貝殻のような固い殻を被っています。体長は1~3㎜と小さく、セミやカメムシの仲間です。暖かくなる5月から8月にかけて繁殖しやすくなります。駆除方法
幼虫の場合は殺虫剤で簡単に駆除できます。成虫になると殻を被り全身がロウ物質で覆われるため、薬剤が効きにくくなります。そのため歯ブラシなどでこすり落とす方法が効果的です。ゾウムシ
ゾウムシの成虫は産卵のために幹の中などに寄生します。幼虫は茎や幹の中を食害するため木が弱ってしまいます。ゾウの鼻のような形の頭を持つ2~4cmほどの甲虫
ゾウの鼻のような細長い口吻が特徴的です。体長は2~4cmほどで、カブトムシなどと同じ甲虫の仲間です。成虫のゾウムシは5~9月ごろによく見られます。駆除方法
ゾウムシの数が少ない場合は、見つけ次第捕獲します。朝夕の比較的活動が鈍い時間帯をねらうと良いでしょう。大量に付いてしまっているのであれば、マラソン乳剤などの家庭菜園で使われる薬剤を散布して駆除します。チャドクガ
チャドクガはサザンカなどのツバキ科の植物に付きやすく、とても厄介な毛虫です。10月ごろに卵を産み付け、孵化すると葉を食い荒らしてしまいます。ガの仲間で、幼虫の体には無数の毒針毛がついている
チャドクガはガの仲間です。成虫も幼虫も強い毒を持っており、幼虫の体は無数の毒針毛に覆われています。チャドクガの毛虫に刺されると痒みや発疹などを引き起こすため注意が必要です。羽化する5月ごろから産卵期の10月ごろまで活動
基本的にサザンカの葉の裏などに付いて活動します。チャドクガの発生時期は主に、羽化する5月ごろから産卵期である10月頃です。葉に虫食いの跡があれば、チャドクガが付いている可能性があります。駆除方法
チャドクガの卵を駆除するには2~4月が適しています。卵がついた葉にビニール袋を被せ、枝ごと切り落とします。卵から孵化していても集団で付いていることが多いので、同じように捕殺するか殺虫剤を散布すれば比較的楽に駆除できます。作業時には必ずゴム手袋を着用して、なるべく露出の少ない服装で行いましょう。【まとめ】サザンカの剪定方法とは?適した時期から注意したいコツまで解説
サザンカの剪定について詳しく解説してきました。 本記事の内容は、- 日本原産のツバキ科ツバキ属の常緑低木
- 剪定は植物の見た目を美しく保ち、成長を促す効果や病害虫の予防にもつながる
- 枝葉が密集しやすいため透かし剪定や、生垣ならば刈り込みが必要
- 花後の3~4月と、花が咲く前の9月ごろが剪定の適期
- 3本枝になっている所の真ん中の枝や、傷んだ枝を根元から切り落として剪定する
- 剪定しすぎは枯れる原因になるため、切ってもいい不要な枝を見極めて切り落とす必要がある
- カイガラムシやゾウムシが付きやすく、毒を持つチャドクガには特に注意する