オーニソガラムの種類を紹介!人気品種の特徴からケア方法まで解説

オーニソガラムの種類を紹介!人気品種の特徴からケア方法まで解説
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可憐できれいな花を咲かせる観葉植物オーニソガラムオーニソガラムは種類によって特徴や雰囲気も違うため、インテリアとして人気が高い植物です。アレンジしやすく花持ちもいいため、フラワーアレンジメントや切り花に人気の植物になります。 人気の高いオーニソガラムの種類について以下の通り解説していきます。
  • オーニソガラムとはどのような植物なのか
  • オーニソガラムの特徴とは
  • オーニソガラムの育て方について
オーニソガラムは種類がとても多い植物です。種類によって見た目や雰囲気も変わるため自分のお気に入りのオーニソガラムが見つかるかもしれません。今回の記事ではオーニソガラムの人気の品種についても解説していますので、興味があれば最後までご覧ください。

オーニソガラムってどんな植物?

オーニソガラムがどのような植物が知っていますか。オーニソガラムについて解説していきますのでご覧ください。

南アフリカ、アジア、ヨーロッパ原産のユリ科オーニソガラム属の球根植物

オーニソガラムは球根植物で暑さや寒さの強さが種類によって異なります。分類はユリ(キジカクシ)科オオアマナ属です。南アフリカに自生している品種もあれば、ヨーロッパから西アジアに自生している品種もあります。花は星のような形で白色が多いですが、黄色やオレンジ色の花を咲かせる品種もありさまざまです。春や夏に星型の可愛らしい花を咲かせ、切り花やフラワーアレンジメントによく使われる植物になります。

ギリシア語の「Ornithos」(鳥)と「Gala」(乳)が名前の由来

オーニソガラムの名前の語源はギリシア語の「オルニス(鳥)」と「ガラ(乳)」になります。オーニソガラムの花の形が鳥の形に似ているところからこのような名前がつきました。 オーニソガラムの花言葉には「無垢」「才能」「純白」「希望」「清らかさ」がついています。どの花言葉も透明感のあるオーニソガラムらしい生命力のある言葉になっており、ポジティブな印象の花言葉が多いです。オーニソガラムは花言葉からウェディング用の花に使われたり、ほかの植物との相性もいいため寄せ植えや切り花に使用させるのも多い植物になります。

100種類を超える仲間をもつ

オーニソガラムは100種類以上の種類があり、主に花を楽しむ植物です。オーニソガラムはユリ科に属しますがキジカクシ科に分類されることもあります。オーニソガラムは大きく分けて3種類に分けることができ、円錐状に咲く白い花のタイプ」「花色が黄色やオレンジ色のタイプ」「花の中央に緑のつぶつぶがあるタイプ」の3つです。見た目がかなり違う品種もあるため、同じオーニソガラムといわれてもピンと来ないかもしれません。 オーニソガラムは花苗で花屋や通販サイトなどに販売されているため興味があれば購入してみてはいかがでしょうか。価格も安いものから高いものまであり無料で登録できる専用のサイトなどで調べながら自分の気に入ったものを購入してみてください。

オーニソガラムの特徴

オーニソガラムにはたくさんの種類があります。たくさんの種類の中でも比較的同じような特徴について解説していきたいと思いますのでご覧ください。

品種によって異なる色の花を咲かせる

オーニソガラムはたくさんの種類があり、花色は白色が多いですがオレンジ色や黄色、朱色の花もあります。オーニソガラムは花持ちがよく花が咲き始めるころに花瓶に生けると、数週間花がきれいに咲き続けるため長く花を楽しむことが可能です。花壇や鉢植え、切り花、フラワーアレンジメントに使われやすくおすすめの植物になります。 オーニソガラムの花を楽しみたいのであれば、寒さに耐える時間が必要です。球根植物の特徴として寒さに耐える時間がないと、きれいな花を咲かせることができずに葉だけが茂る原因となります。オーニソガラムを育てるときには気温にも配慮して栽培していくことで、きれいな花を咲かせることができさまざまなアレンジができるでしょう。

とても丈夫で育てやすいので地植えでも鉢植えでも育てられる

オーニソガラムはとても丈夫で育てやすい植物で、誰でも簡単に育てることができます。オーニソガラムは球根に養分を貯えることができるため肥料はあまり必要ありません。葉色が薄くなってきたら液体肥料を追肥するくらいで大丈夫です。寒さに強い品種もありますので地植えでも育てられます。手間がかからず丈夫な植物オーニソガラムは、植物を育てるのが初めてな方でも簡単に育てられる初心者に優しい植物です。

毒性を持っている

オーニソガラムは毒性を含む有毒植物になります。主に毒性が含まれている部分は球根に含まれており、誤食しないように注意してください。オーニソガラムを誤食してしまうと「口の痛み」「吐き気」「腹痛」など消化系に症状が表れます。大人でも球根を2個誤食してしまっただけでも呼吸困難になる恐れがあるため、オーニソガラムの取り扱いには十分気を付けて行ってください。

オーニソガラムの2つの種類

オーニソガラムは基本的に秋に球根を植えて春に花を咲かせますが、春に球根を植えて夏に咲く品種もあります。この大きく分けて2つの種類について解説していきますのでご覧ください。

ヨーロッパ、アジアを原産とする耐寒性種

ヨーロッパや西アジアを原産とする耐寒性種のオーニソガラムは寒さに強い品種です。地植えや鉢植えでも元気に育つ種類になり、冬越しも可能な植物になります。オーニソガラムは可憐で可愛らしい花を咲かせるため、庭に植えて庭を華やかにしましょう。

南アフリカを原産とする半耐寒性種

オーニソガラムの多くは南アフリカを原産とする半耐寒性種になります。地植えや鉢植えどちらでも育てることは可能ですが、寒さにやや弱い品種のため鉢植えでの栽培がおすすめです。鉢植えで育てる場合はできるだけ日当たりがよく風通しの良い場所を選んで育ててください。

オーニソガラムの人気品種をタイプ別で紹介!

オーニソガラムがよく園芸店や通販サイトで販売されている人気の品種をタイプ別で紹介いたします。耐寒性種の品種も半耐寒性種の品種も可愛らしい花であることは間違いないため、店舗で実際に見て探してみたり無料のサイトを登録して探してみてください。

耐寒性種の人気品種

耐寒性種のオーニソガラムは庭植えにも最適の品種です。よく見られる耐寒性種のオーニソガラムの品種を4つご紹介いたします。

オーニソガラム・ウンベラタム

オーニソガラム・ウンベラタムは開花時期になると白い花を咲かせ、神秘的な雰囲気を感じられる品種です。草丈はあまり高くなくこじんまりとした印象ですが、星形の白い6枚の花びらの花を10輪から20輪ほど咲かせるため存在感があります。日本でも古くから栽培されよく見かける品種のため、昔から愛されている品種になるでしょう。

オーニソガラム・ヌタンス(ヌータンス)

オーニソガラム・ヌタンスは白色に緑のラインが入ったやや細長い花を咲かせます。花びらの裏が灰緑色の色みをしているため透明感があり、ガラスのような緑がかった白い花を咲かす品種は珍しいです。花が垂れ下がったように咲く美しい姿から別名「ガラスの花」と呼ばれています。

オーニソガラム・バランサエ

オーニソガラム・バランサエは白い花びらに緑色のアウトラインが特徴の品種です。草丈はあまり高くなく小ぶりな品種ですが、3月初めごろに花を開花させる早咲きの品種になります。またバランサエのつぼみは緑のラインに包まれており、かわいらしいです。小さくて乾燥に弱いバランサエは地植えよりも鉢植えに向いているため、バランサエを育てるときには鉢植えで栽培してください。

オーニソガラム・アラビカム

オーニソガラム・アラビカムは乳白色で芳醇な香りのする花をてまり上に咲かせます。アラビカムは花弁の中に黒い芯があるため、和名は「クロボシオオアマナ」と呼ばれる植物です。見た目も可愛らしく香りも良いためガーデニングや部屋のインテリアにぴったりの観葉植物になります。

半耐寒性種の人気品種

オーニソガラムの半耐寒性種は寒さに弱く暑さに強いため、鉢植えで栽培を行うことがおすすめです。よく見られる半耐寒性種を6つ紹介いたします。

オーニソガラム・ダビウム

オーニソガラムには珍しい黄色やオレンジ色の花を咲かすダビウム。ダビウムの花は明るく陽気な雰囲気で愛らしい黄色やオレンジ色の花を数輪から数10輪咲かせます。育て方は比較的簡単で、誰でも簡単に育てることができる植物です。オーニソガラム・ダビウムを飾るだけで雰囲気が明るくなるため、部屋に飾るインテリアとしておすすめの品種になります。

オーニソガラム・コーダツム

オーニソガラム・コーダツムは玉ねぎのような球根からどんどん子株をはやしていくため、別名「子宝の珠」と呼ばれています。夏に可愛らしい花を咲かせ、季節によって雰囲気が変わる植物で、暑さにも寒さにも強いです。コーダツムの葉は幅広で線形・肉厚になっており長く伸びます。白に緑のラインが入ったつぼみが開花すると花びらにも緑のラインが入っており、おしゃれできれいです。

オーニソガラム・トルツオスム

オーニソガラム・トルツオスムはユニークな葉が特徴的で、くるくるとした細い葉が可愛らしいです。開花時期になると緑がかった白い花を咲かせるため、トルツオスムは葉だけでなく花の観賞も楽しめる植物になります。オーニソガラムの中でも最小サイズといわれており、鉢植えで栽培し部屋に飾ると可愛らしいインテリアです。成長がとても緩やかな植物のため、子株をどんどんつけていきます。トルツオスムは増やしやすい植物になるでしょう。

オーニソガラム・サンデルシー

オーニソガラム・サルデンシ―は夏に咲く品種で、先端にたくさん咲く白い花とグリーンの葉のコントラストが美しい植物になります。草丈は150cmくらいまで大きくなる大型種です。南アフリカの山脈に自生しているため寒さに強い品種ですが、冬はしっかり休眠して冬越しします。上品で可愛らしい雰囲気を持っているためよくフラワーアレンジメントに使われている品種です。

オーニソガラム・サルディエニー

オーニソガラム・サルディエニーはスタイリッシュな見た目をしています。玉ねぎのようなぷっくりとした球根に細長いグリーンの葉をつける植物です。初夏に白い花を咲かせる夏咲きのオーニソガラムになります。サルディエニーは子株をどんどん増やしていくため、育てていくうちにどんどんユニークな見た目になり個性的なインテリアになっていくでしょう。

オーニソガラム・シルソイデス

オーニソガラム・シルソイデスは花茎の先端から徐々に白い花を咲かせ、満開になるとボリュームが出る植物です。星形の白い花をびっしり穂上に30輪前後ほど咲かせます。草丈が40cmから60cmくらいまで大きく成長するためインパクトが大きいです。上品な雰囲気で花持ちも良いため、ウェディング用のブーケによく使われています。

オーニソガラムの基本の育て方

オーニソガラムはさまざまな種類がありますが、育て方はポイントを守っていれば簡単です。オーニソガラムの育て方について解説していきますのでご覧ください。

植え付け時期:9月下旬~11月上旬、夏咲き種は4月中旬~5月下旬の時期に行う

オーニソガラムの植え付け時期は開花時期によって異なります。4月から5月頃に咲く春咲き種は9月中旬から11月上旬7月から8月頃に咲く夏咲き種は4月中旬から5月下旬に植え付けるといいです。 鉢植えで育てているときは植え替えを2年に1回は行ってください。植え替えを行うことで大きく成長しやすくなりますし、根詰まりを防ぎ枯れてしまうことを防ぐ予防につながります。植え替えの時期も春咲き種夏咲き種の植え付け時期と同じです。適した時期に植え付けも植え替えも行ってください。

置き場所:日当たりがよい場所に置く

オーニソガラムは日を好むため、日当たりがいい場所に置きましょう。南アフリカ原産の半耐寒性種はあまり寒さに強くない品種が多いため、日当たりのいい軒下や半日陰のような場所に置いてください。凍えそうな日は室内に入れて適温になるように温度の管理を行いましょう。日当たりが悪い場所に置いておくとつぼみや花にアブラムシが発生することがあるため、地植えでも鉢植えでも必ず日当たりのいい場所に置いて管理してください。

水やりの頻度:土の表面が乾いたら行うが冬は水のやりすぎに注意

オーニソガラムの水やりは土の表面が乾いて白っぽくなってきたら与えてください。オーニソガラムは比較的土の乾燥には強く過湿には弱いため水の与えすぎには注意しましょう。成長期には水をたっぷりと与え、休眠期に入り始めたら水やりをだんだん停止してください。特に梅雨の時期は過湿になりやすいため、注意が必要です。

適した土:水はけがよい土壌を好む

オーニソガラムは水はけの良く通気性の良い土壌を好みます。基本的には市販の草花用培養土で大丈夫です。鉢に球根を植える場合は5号鉢に5球前後を目安に、球根がすべて埋まるように植えます。地植えで育てる場合は植え付ける2週間前に適切な土づくりを行ってください。球根を植え付ける2週間前に堆肥や腐葉土などの有機物を混ぜ込んで30cmほどの深さまで耕しておきましょう。水はけが悪い場合は川砂やパーライトを混ぜ込んでおくだけでオーニソガラムにとって良い土壌になるでしょう。

オーニソガラムの分球のやり方や球根の保存方法

オーニソガラムは分球を行うことで簡単に増やすことができます。オーニソガラムの価格も安いものから高いものまであるため、増やそうと思っている方は分球がおすすめです。オーニソガラムの分球のやり方から球根の保存方法まで解説していきますのでご覧ください。

分球を行うにおいて準備するもの

オーニソガラムを分球するにあたって準備しなければならないものがあります。
  • スコップ
  • 剪定バサミ
  • 保存する箱
だいたいこの3つで分球は行えます。簡単に手に入るものばかりなのでオーニソガラムを増やしてみようと考えている方は分球にチャレンジしてみてください。

分球のやり方

オーニソガラムの分球手順は以下の通りです。
  1. 花が咲き終わり黄ばみ始めたら球根を傷つけないよう丁寧に掘り上げる
  2. 球根に枯れた葉や茎がついていれば取り除き、子球を指で割って切り分け箱に入れる
  3. 分けた球根はそれぞれ庭や鉢に植え付ける
鉢植えの場合は花付きをよくする必要がなければ、球根の掘り上げは行わなくても構いません。冬期は鉢ごと室内などの暖かい場所に置いておけば元気に育ちます。

分球した球根の保存方法

オーニソガラムの球根を分球した時の保存方法は、用意した箱におがくずやバーミキュライトをしきつめ風通しの良い場所で保存してください。このとき30℃を超える場所に置いて保存してしまうと花芽がつきにくくなり花が咲きにくくなります。温度管理には十分気を付けてください。 分球を行うときにやみくもに掘り上げると土の中に子球がたくさん残る可能性があり、残った子球は野生化し球根が増えすぎてしまいます。特に地植えの場合は野生化した球根が育てようとしている球根の邪魔をするときがあるため、掘り上げの際には丁寧に作業を行い子球を残さないようにしてください

これは同じ花?違う花?オーニソガラムと似た花を紹介!

オーニソガラムには似ている花があります。オーニソガラムによく間違えられる花を紹介いたしますのでご覧ください。

オオアマナ

オオアマナはオーニソガラムの属名になり、オオアマナ属の一種がオーニソガラムとなります。オーニソガラム・ウンベラツムがオオアマナと呼ばれることが多いですが、オオアマナは1つの花の名前というわけではありません。またオーニソガラムの和名がオオアマナと呼ばれるのは、日本に生育していた「アマナ(甘菜)」に似ていることからきています。

ハナニラ

ハナニラはオーニソガラムと同じ星形の白い花を咲かせます。3枚くっついた花びらが6枚の花びらのように見えるのがハナニラ6枚の花びらが重なることなく咲いているのがオーニソガラム。ハナニラとオーニソガラムの違いは花の咲き方や花びらの形、匂いがそれぞれ違います。パッと見は同じように見えますがよく見ると違うため、よく観察してオーニソガラムとハナニラを見分けてください。

【まとめ】オーニソガラムの種類を紹介!人気品種の特徴からケア方法まで解説

いかがでしたでしょうか。今回はオーニソガラムのさまざまな種類について解説してきました。 今回の記事のポイントは以下の通りです。
  • 球根植物で100種類以上の種類があり、大きく分けてヨーロッパや西アジアを原産とする耐寒性種南アフリカを原産とする半耐寒性種に分けられる
  • 丈夫な植物で初心者でも育てられるが、毒性を持っている植物
  • 日当たりがよく風通しの良い場所で土の表面が乾いてから水を与える
オーニソガラムはたくさんの種類があり、どの種類もとても魅力的な植物です。たくさんの種類の中からお気に入りのオーニソガラムを見つけて栽培してみてください。手入れも簡単になり育てやすいため、この記事を読んでオーニソガラムに興味を持ったら育てることにチャレンジしてみましょう。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。