プロテアの育て方を紹介!お手入れ方法から人気の品種まで

プロテアの育て方を紹介!お手入れ方法から人気の品種まで
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目次

プロテアは大きくエキゾチックな花を咲かせるのが特徴の植物で、ロックガーデンやドライガーデンに特におすすめです。また、プロテアは耐寒性や耐暑性もあるため、初心者の方でも管理がしやすく、ドライフラワーや切り花、庭木として栽培されています。 ただ、プロテアは比較的丈夫ではあるものの、適切な育て方をしないと健康的に生長せずに枯れてしまう可能性があります。 そこで今回は、
  • プロテアってどんな植物?
  • プロテアの育て方のポイント
  • プロテアの植え替え・植え付け
  • プロテアのお手入れ
  • 育てる中で知っておきたい疑問に答えるQ&A
  • プロテアを購入できる場所を紹介
  • プロテアの人気品種を紹介
というテーマで解説していきます。 当記事を最後までお読みいただくことによって、プロテアの適切な育て方やお手入れ方法、購入場所や人気品種について知ることができます。 プロテアの育て方のポイントを押さえておくことによって、大きくエキゾチックな花の成長を長く楽しむことができます。是非当記事を最後までご覧ください。

プロテアってどんな植物?

まずはプロテアの基本的な情報について説明していきます。栽培を考えている方は是非ご参考にしていただけたらと思います。

南アメリアを原産とするヤマモガシ科の常緑低木

プロテアは南アメリカを原産とするヤマモガシ科の常緑低木です。日本ではドライフラワーなどで人気が高まったという経緯があります。

球形、円錐形、星形など様々な花の形がある

プロテアは球形、円錐形、星形など様々な花の形があり、全体の大きさも違っています。そのため、好みの色や全体の大きさを見て、お気に入りの品種を選ぶという楽しみ方もできるでしょう。

色の種類もピンクや黄色、オレンジなど豊富に存在する

色の種類についても、ピンクや黄色、オレンジなど豊富に存在します。本来プロテアは年中開花しているため、環境によってはいつでもきれいな花の様子を楽しむことができます。

キングプロテアは南アフリカの国花に指定されている

キングプロテアは南アフリカの国花に指定されています。キングプロテアは大輪の花を咲かせるのが特徴です。

プロテアの育て方のポイント①置き場所

ここからは、プロテアの育て方のポイントについて説明していきます。まず重要になってくるのは「置き場所」です。

日当たりと風通しの良い場所を好む

プロテアは日当たりと風通しの良い場所を好みます。日当たりの良い場所で育てることで光合成が適切に行えるようになり、しっかりと成長していきます。 また、風通しの良い場所で育てると過湿が防げるため、病害虫の予防にもなります。

品種によっては葉焼けを起こすので半日陰に置く

品種によっては葉焼けを起こすので半日陰に置きましょう。葉焼けを起こす品種かどうか事前に調べておくと安心です。

寒風にさらされると葉が枯れてしまう場合があるので注意する

寒い風にさらされると葉が枯れてしまう場合があるため注意が必要です。特に寒い時期が続く際はチェックしておきましょう。

プロテアの育て方のポイント②水やり

次のプロテアの育て方のポイントは「水やり」です。水やりはすればいいというものではなく、適量を適切なタイミングで与えることが重要となります。

地植えの場合:水やりの必要は無い

地植えでの育て方をする場合、水やりの必要はありません。ただ、明らかに水切れしている場合は適宜水やりを行いましょう。

鉢植えの場合

鉢植えでの育て方をする場合は、地植えとは少し異なります。

土の表面が乾燥したらたっぷり水やりをする

鉢植えでの育て方をする場合は、土の表面が乾燥している様子ならたっぷり水やりをしましょう。鉢植えの場合は地植えより早く水切れを起こしやすいためです。

水のやりすぎによる根腐れに注意する

水のやりすぎによる根腐れには注意しましょう。根腐れとなると植物に必要な栄養分や水分を適切に吸収できなくなり、病気などにかかりやすくなります。

冬場は水やりを控え乾燥気味にする

冬場は水やりを控えて乾燥気味にしましょう。プロテアは、冬場は基本的に活動が鈍化するため、そこまで多くの水分を必要としません。

プロテアの育て方のポイント③用土

次のプロテアの育て方のポイントは「用土」です。適切な用土とすることで、プロテアの健康的な成長をサポートすることができます。

水はけと水持ちのバランスの取れた酸性の用土を好む

プロテアは、水はけと水持ちのバランスの取れた酸性の用土を好みます。これらの特性のある土壌とすることで、プロテアに栄養分と水分を供給しやすくなります。

市販の「シャクナゲやブルーベリー用の培養土」が便利

用土を選ぶ際は、市販の「シャクナゲやブルーベリー用の培養土」が便利です。ホームセンターや園芸専門店で手軽に購入することができるため、初心者の方にもおすすめです。

硬質赤玉土微粒3:硬質鹿沼土土微粒3:ピートモス2:日向土2の配合土でも良い

用土を配合する際は、硬質赤玉土微粒3:硬質鹿沼土微粒3:ピートモス2:日向土2の配合がおすすめです。この配合をすることで水はけと保水に優れた用土とすることができます。

品種によってはアルカリ性の土壌を好むのもあるので植え付け前に確認する

プロテアの品種によってはアルカリ性の土壌を好む場合もあるため、植え付け前に確認しておきましょう。品種ごとに適切な土壌とすることが重要です。

プロテアの育て方のポイント④肥料

最後のプロテアの育て方のポイントは「肥料」です。過剰な肥料を与えると逆に害となるため、適切な量を与えるようにしましょう。

プロテアは痩せ地でも生育するので基本的に肥料は必要ない

プロテアは痩せ地でも生育するため、基本的に肥料は必要ありません。そのため、過剰な肥料を与えないよう注意が必要です。

肥料を与える場合は春の生育期に緩効性肥料を与える

プロテアに肥料を与える場合は、春の生育期に緩効性肥料を与えましょう。緩効性肥料を与えることで少しずつ植物に栄養を供給することができます。

リン酸を多く含んだ肥料は生育不良につながるので避ける

リン酸を多く含んだ肥料は生育不良につながるため避けましょう。適量のリン酸が含まれている肥料であれば大丈夫です。

プロテアの植え替え・植え付け

ここからは、プロテアの植え替え・植え付け方法について説明していきます。適切なタイミングでこれらを行いましょう。

植え替え・植え付け時期:3~4月

植え替え・植え付け時期は3~4月が適期です。春の成長期には新しい根が発生しやすくなるため、植物が新しい成長に適応しやすくなります。

植え替え

まずは植え替えのポイントについて説明していきます。

地植えの場合:植え替えの必要は無い

地植えでの育て方をする場合、植え替えの必要はありません。そのまま成長させていきましょう。

鉢植えの場合:2~3年に1度一回り大きな鉢植えに植え替える

鉢植えでの育て方をする場合、2~3年に1度一回り大きな鉢植えに植え替えるのが望ましいです。鉢が小さくなると根詰まりを起こしやすく、植物が適切な栄養分や水分を吸収できなくなる可能性があるからです。

植え替えの手順

プロテアの植え替えをする手順は以下の通りです。
  1. 植え替え先の土壌を準備しておく
  2. プロテアを取り出す
  3. 根の健康状態を確認する
  4. 新しい場所へ植え付けを行う
  5. 十分な水やりを行う
植え替え後はプロテアが環境に適応するまで注意深く観察しましょう。

植え付け

次はプロテアの植え付けについて説明していきます。

苗の選び方

プロテアの苗を選ぶ際は、根が健康的かどうかをチェックしましょう。また、病気がないかなども確認しておくことが重要です。

植え付けの手順

プロテアの植え付けをする手順は以下の通りです。
  1. 苗を選定する
  2. 植え付け場所を選定する
  3. 適切な大きさと深さの穴を掘る
  4. プロテアを穴に置き、土を追加する
  5. 十分な水やりを行う
こちらも植え付け後の観察が重要となります。プロテアに異変があれば水やりや肥料を与える等の対応をしていきましょう。

プロテアのお手入れ

次はプロテアのお手入れ方法について説明していきます。お手入れを行うことで、より長くプロテアの成長を楽しむことができます。

冬越し

まずは冬越しについて説明していきます。

耐寒性があり暖地で霜が当たっても十分冬越しが可能

プロテアは耐寒性があるため、暖地では霜が当たっても十分冬越しが可能です。ただ、-2℃を下回ると枯れてしまうため注意しましょう。

雪や霜を避けた方がプロテアがきれいに育つ

雪や霜を避けた方がプロテアがきれいに育ちます。そのため、特に寒冷地では室内の窓辺などで管理することをおすすめします。

剪定・切り戻し

ここからは、プロテアの剪定・切り戻しのポイントを説明していきます。

剪定・切り戻し時期:花が咲き終わったタイミング

剪定・切り戻し時期の適期は、花が咲き終わった開花後のタイミングです。花が咲き終わったタイミングで剪定をすることによって新しい芽や葉の成長が促進されます。

咲き終わった花や徒長した枝を剪定する

咲き終わった花や徒長した枝を剪定しましょう。こうすることによって美しい外観を維持することができます。

剪定位置の目安は15㎝ほど枝を残せる部分

剪定位置の目安は15cmほど枝を残せる部分です。成長する余地を残しておくようにしましょう。

株側にしっかり葉を残すように剪定する

株側にしっかり葉を残すように剪定しましょう。こうすることで外観を美しく保てます。

増やし方:種まき

ここからは、プロテアの増やし方について説明していきます。

挿し木もあるが成功率が低い為種まきで増やすのが一般的

プロテアを増やす方法には挿し木もありますが成功率が低いです。そのため、種まきで増やすのが一般的となっています。

種まき時期:3~4月

種まき時期の適期は3~4月です。3~4月はプロテアが成長しやすい時期にあたります。

種まきに必要なもの

種まきをするためには、種まきトレイや培養土が必要となります。事前に準備しておきましょう。

種まきの手順

種まきをする手順は以下の通りです。
  1. 種子を選定する
  2. 容器を準備
  3. 種子の植え付け
  4. 軽く埋める
  5. 水やりをする
種まき後は発芽するのを注意して見守りましょう。発芽した後は様子を見て植え付けなどを行います。

病害虫

ここからは、プロテアの生育で注意すべき病害虫について説明していきます。

カイガラムシ

カイガラムシは植物の汁を吸って生息する昆虫です。カイガラムシを確認したらすぐに除去しましょう。

アオムシ

アオムシはモンシロチョウの幼虫で葉を食害します。穴が開いている葉を見つけたらチェックしておきましょう。

ハダニ

ハダニは葉裏に寄生して汁を吸う害虫です。葉には針先でつついたような白い小斑点が出ますが、数が少ないと判別しにくくなります。

育てる中で知っておきたい疑問に答えるQ&A

ここからは、プロテアを育てる中で知っておきたいことにQ&Aでお答えしていきます。

Q,プロテアの葉の色が緑からピンク、赤に変色するのですが理由はなんですか?

A,葉の色が変色する理由として、栄養不足や水分不足、病害虫や過剰な日光が原因として挙げられます。様々な要因が考えられるため、専門家の助言を求めることをおすすめします。

Q,プロテアの蕾が茶色になったのですがこのまま枯れるのですか?

A,この場合、蕾が開かずに枯れてしまう可能性はあります。そのため、蕾の部分は切り取って新芽の生長を待つのが良いでしょう。

Q,プロテアの花がうまく咲かないのですがどうしたらいいですか?

A,プロテアは花芽が付いているときはよく乾きます。そのため、花芽がついているときは花を咲かせるために多めに水やりを行うことをおすすめします。

プロテアを購入できる場所を紹介

ここからは、プロテアを購入できる場所について紹介していきます。

街のフラワーショップ

プロテアは街のフラワーショップで購入できます。最寄りにショップがあれば行ってみましょう。

アマゾンや楽天などのECサイト

アマゾンや楽天などのECサイトでもプロテアを購入できます。この場合は写真でしか確認できないため、不明点があれば出品者に質問しましょう。

渡会園芸さんが生産しているオンラインストア

渡会園芸さんが生産しているオンラインストアもおすすめです。渡会園芸さんでは南半球を原産にしている多種多様な植物を生産しています。

プロテアの人気品種を紹介

ここからは、プロテアの人気品種について紹介していきます。是非選ぶ際の参考にしていただけたらと思います。

スペシャルピンクアイス

スペシャルピンクアイスはふわふわとした高級感のある花が特徴です。スペシャルピンクアイスは花持ちする品種なので初心者の方にもおすすめです。

スサラ

スサラはシルバーがかった美しい葉が特徴の品種です。スサラは日当たりが良く風通しのいい場所を好みます。

ポッサムマジック

ポッサムマジックはピンク色とオレンジ色が混ざった花を咲かせます。ポッサムマジックは非常に寒さに強い品種となっています。

スパイキーホワイト

スパイキーホワイトは上品な白色の花を咲かせます。スパイキーホワイトは耐寒性も強いため、関東圏などでは地植えでの育て方をすることも可能です。

ジュリエット

ジュリエットは濃いピンク色の大きな花を咲かせます。ジュリエットは比較的コンパクトなサイズであるため、室内での育て方に適しています。

キングピンク

キングピンクはその名の通り、ピンクの大輪の花を咲かせます。キングピンクはドライフラワーとしても楽しむことができます。

ナナ

ナナは木の実のような蕾から花を咲かせるのが特徴です。ナナは小輪タイプなので、室内での育て方にも適しています。

ミニキング

ミニキングは原種寄りの珍しいプロテアとなっています。ミニキングはスマートな花を咲かすのが特徴です。

リトルプリンス

リトルプリンスはコンパクトな樹形なので、鉢植えでの育て方もおすすめです。リトルプリンスはドライフラワーとしても人気があります。

コンパクタ

コンパクタは美しいピンク色の花を咲かせます。コンパクタは鉢植えでの育て方もおすすめです。

【まとめ】プロテアの育て方を紹介!お手入れ方法から人気の品種まで

ここまで、プロテアの育て方やお手入れ方法、植え替え・植え付けの手順や人気品種について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか? この記事のポイントは、
  • プロテアは南アフリカの国花にも指定されているヤマモガシ科の常緑低木
  • プロテアの育て方のポイントは「置き場所」「水やり」「用土」「肥料」となる
  • プロテアの植え替え・植え付けはタイミングと手順を知っておくことが大事
  • プロテアのお手入れをすることで健康的な成長をサポートできる
  • プロテアは様々な場所で購入できる
  • プロテアには多様な人気品種がある
です。 プロテアは大きくエキゾチックな花を咲かせ、丈夫であることから多くの方に栽培されています。適切な育て方をすることで長く園芸を楽しむことができますので、是非当記事をご参考にしていただけたらと思います。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。