ハイビスカスの花が咲かない原因とは?原因別の対処法を紹介!

ハイビスカスの花が咲かない原因とは?原因別の対処法を紹介!
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目次

夏を代表するハイビスカス。美しい大きな花が魅力の植物ですが、咲かないと悩んでいませんか。せっかく花が咲くと思って育てているのに、花が咲かなかったら残念ですよね。今回はハハイビスカスの花が咲かない原因と対処法について紹介します。 そこでこちらの記事では
  • ハイビスカスの花が咲かない原因
  • 暑さで花が咲かないときの対処法
  • 肥料切れで花が咲かないときの対処法
  • 害虫によって花が咲かないときの対処法
について解説しています。 この記事を読んでいただければ、ハイビスカスの花を咲かせる知識が身に付きます。ハイビスカスが咲かないことで悩むことも少なくなるでしょう。最後には、冬越し方法についても紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ハイビスカスの花が咲かない悩みを解決しよう

ハイビスカスの花が咲かない悩みを解決しよう
夏を代表する花の一つであるハイビスカス。花が咲くのを楽しみにして苗や鉢を買ったにもかかわらず、花が咲かなくて悩んでいませんか。ハイビスカスの花が咲かない遠因や対処法を紹介します。

ハイビスカスは鮮やかな色が魅力の夏の定番花

ハイビスカスは鮮やかな色が魅力の夏の定番花です。原産地はハワイ諸島やモーリシャス諸島で、まさに暖かい夏の花と言えるでしょう。開花期は5月~10月。花色は、白や赤、ピンク、オレンジ、黄色、複色などさまざまあります。原色に近い鮮やかな色の花を咲かせるため、多くの方に人気です。ハイビスカスは園芸品種が多く、花色だけでなく咲き方も様々、八重咲きや半八重咲きもあります。変わったハイビスカスを育てたい場合は、園芸品種を選ぶとよいでしょう。

ハイビスカスが咲かない際の症状は様々

ハイビスカスが咲かない際の症状は様々あります。その際の症状を3つ紹介します。
  1. 花はつくが咲かない
  2. 花が咲く前にツボミが落ちる
  3. ツボミができない

花はつくが咲かない

「ハイビスカスの花はつくが咲かない」といった症状があります。この場合は、ハイビスカス事態に花を咲かせる力はありますので、育てている環境や手入れを見直してあげるとよいでしょう。

花が咲く前にツボミが落ちる

ハイビスカスの花が咲かない症状に、「花が咲く前にツボミが落ちる」があります。この場合も、ハイビスカス自体は花が咲く力を持っていますが、水切れさせたり虫の被害に遭ったりすると咲く前にツボミが落ちる原因に。手入れを怠らず、育ててあげてください。

ツボミができない

花が咲かない原因に、「ツボミができない」があります。この場合は、もしかするとハイビスカス自体が弱っているかもしれません。また育てている環境が悪い場合も蕾が付かないことがあるので、注意しましょう。

ハイビスカスが咲かない原因や対処方法を解説!

この記事では、ハイビスカスが咲かない原因や対処法を解説するので、ぜひ最後までご覧になってみてください。あやかで大きな花が咲くハイビスカスはトロピカルな花物としておすすめです。お部屋やベランダ、屋外でも綺麗に花が咲くように管理しましょう。

ハイビスカスが咲かない原因と対処方法①暑すぎるから

ハイビスカスが咲かない原因と対処方法①暑すぎるから
アイビスカスが咲かない原因として「暑すぎるから」といった理由があります。その理由と対処法を見ていきましょう。

ハイビスカスは日当たりは好むが30度以上の環境では花が咲きにくい

ハイビスカスは日当たりを好みますが、30℃以上の環境では花が咲きにくいです。原産地はハワイ諸島やマーシャル諸島ですが、30℃以上の暑さでは花は休みます。日本の夏は、近年気温上昇によって、30℃を超える日が多いです。そのため、30℃を超える真夏の時期はハイビスカスの花が咲かない可能性があります。

対策①気温に応じて鉢植えを涼しい場所に移動する

花が咲かない対策として、気温に応じて鉢植えを涼しい場所に移動するとよいでしょう。特に、屋外で管理している場合は、風通しの良い場所に移動するだけでも効果的です。また、真夏は明るい日陰や冷房のかかった明るい室内に移動させるのもおすすめです。温度が30℃以下の場所であれば、再び蕾がついて花が咲き始めるでしょう。

対策②鉢を地面から離して照り返しを防ぐ

2つ目の対策として、鉢を地面から離して照り返しを防ぐのもおすすめです。ベランダやテラス、お庭でハイビスカスを置いて育てていると、夏の強い直射日光によって葉が傷むことがあります。さらに、置いている場所がコンクリートの場合は、反射した光が葉に当たる照り返しが生まれやすいです。照り返しによって、葉の傷みは加速するため、気を付ける必要があります。特にベランダやテラスの場合は、置く場所がコンクリートになることが多いと思います。地面と距離を取るために、フラワースタンドを使ったり、地面に人工芝を敷いてみたりすると照り返しを防ぐことが可能です。

ハイビスカスが咲かない原因と対処方法②水切れ

ハイビスカスが咲かない原因と対処方法②水切れ
ハイビスカスが咲かない原因と対処方法に水切れがあります。生育期のハイビスカスは、多くの水を吸収するため、水切れすると花にまで水が行き渡りません。結果的に花が咲かないことにつながるので気を付けましょう。

ハイビスカスに限らず水切れするとツボミが開かずに落ちてしまう

ハイビスカスに限らず、水切れすると植物のツボミは開かずに落ちてしまいます。どの植物も水を全く与えない場合は枯れます。蕾ができて花が咲きそうなときに水切れを経験すると、ツボミは開かず落ちることがほとんど。そのため、開花期に水切れしないようにしてください。

対処法は水のやり方を改善すること

花が咲かない対処法は、水のやり方を改善することです。暖かくなるにつれて、吸水するスピードが上がるので、合わせて見ずのやり方を変えてあげるとよいでしょう。
  1. 土の表面が乾いたらたっぷりと水やりする
  2. 真夏は朝と夕方に行う

土の表面が乾いたらたっぷり水やりする

基本的に、ハイビスカスの鉢花の水やりは「土の表面が乾いたらたっぷり水やりする」です。水やりは、鉢底から水が流れるくらいたっぷりと行います。土の上が少し湿るような水やりでは、水が根に届きません。生育期はしっかりと水やりをすることが重要です。

真夏は朝と夕方に行う

真夏の場合は、朝と夕方に水やりしてください。30℃を超える真夏の昼に水やり済みの場合、土の中で水が暖められてお湯になってしまいます。暑い水の中に根が浸ってしまう状態になると、根が腐ります。結果的に花が咲かない原因に。もしくは枯れる可能性まであります。そのため、比較的気温が低い早朝や夕方に水やり済みにしてください。真夏はぐんぐん吸水するので、1日2回朝と夕方に水やりした方が安心です。

ハイビスカスが咲かない原因と対処方法③肥料切れ

ハイビスカスが咲かない原因と対処方法③肥料切れ
ハイビスカスが咲かない原因に肥料切れも関係します。ハイビスカスは大きな花をたくさん咲かせる低木です。花を咲かせるためには、大きなエネルギーが必要になります。そのエネルギーを作り出すためにも肥料をしっかり与えましょう。

成長期の5月から10月には花を咲かせるために栄養が必要

成長期の5月~10月には花を咲かせるために栄養が必要です。よりたくさんの花を咲かせるためには、肥料を与えてください。土の上に置く置き肥であれば、2か月に一回。水に溶かして与える液肥であれば、2週間に一回水やり代わりに与えます。

対策法は置き肥に加えて液体肥料や活力剤を活用すること

対策方法は置き肥に加えて液体肥料や活力剤を活用することです。詳しく解説します。

有機質肥料か緩効性の化成肥料がおすすめ

与える肥料は、有機肥料か緩効性の化成肥料がおすすめです。速効性の肥料もよいですが、与えすぎると根が傷む可能性が高いので、ゆっくり効く緩効性の肥料がおすすめです。ハイビスカスは開花期間が長いので、長期間効果のある緩効性肥料を与えておくと管理も簡単になります。有機肥料も効き目がゆっくりなので、初めての方にとって扱いやすいでしょう。

肥料の与えすぎは逆効果になる為注意

肥料の与えすぎは逆効果になるため注意してください。花をたくさん咲かせようと、肥料を与えすぎると根傷みが生じて枯れる恐れがあります。土の中に栄養分が多すぎると、根はうまく水分を吸えず、さらに土に水分を取られてしまう状態に。肥料は適切な量をペースを守って与えることで、初めて効果的に作用して元気に育ちます。

ハイビスカスが咲かない原因と対処方法④種に養分が奪われているから

ハイビスカスが咲かない原因と対処方法④種に養分が奪われているから
ハイビスカスが咲かない原因に「種に養分が奪われている」可能性があります。植物の多くは、開花後に種を付ける習性があるためです。

咲き終わった花をそのままにしていると養分が種づくりに回り、花が咲きにくくなる

ハイビスカスの咲き終わった花をそのままにしていると養分が種づくりに回り、花が咲きにくくなります。ハイビスカスの花が咲き終わったら、花茎を切り取りましょう。昆虫や風によって受粉している場合は、種を作ろうとして栄養を種に集中させます。花を咲かせるための栄養がなくなり、次々に花が咲かなくなるので、こまめに花終わりは切ったり摘み取ったりしてください。

対策法は花がら摘みを徹底すること

対策方法は花がら摘みを徹底することです。ハイビスカスの種に栄養が回らないように、花がらをこまめに摘み取ることがポイント。ハイビスカスの花がらは大きいため、細かい作業も必要ではありません。日々の観察の中で、気づいたら摘み取るようにしておくと問題ないでしょう。こまめに花がらを摘み取ると元気に花を咲かせてくれます。

ハイビスカスが咲かない原因と対処方法⑤根詰まりを起こしているから

ハイビスカスが咲かない原因と対処方法⑤根詰まりを起こしているから
ハイビスカスが咲かない原因に根詰まりがあります。ハイビスカスの鉢花を購入して、何年も植えっぱなしの状態だと根詰まりを起こしてしまうので、注意してください。

鉢が小さいために根が十分に伸びず、養分が花に届いていない可能性がある

鉢が小さいために根が十分に伸びず、養分が花に届いていない可能性があります。植えっぱなしにしておくと、鉢の中でぐんぐん根が伸び続けて、鉢の中で固まります。枝や葉っぱ、幹は大きいにも関わらず、鉢が小さいと根が詰まっている可能性が高いです。根が詰まると、十分な栄養を吸収できないため花が咲きにくくなります。

対策法は大きめの鉢に植え替えを行うこと

対策方法は大きめの鉢に植え替えを行うことです。

根を切り詰めて、培養土に植え替える

根を切り詰めて、培養土に植え替えてください。ただし、太い根を切りすぎると枯れる恐れがあるため、細い根を中心に切ります。鉢は1~2回り大きな鉢に植え替えましょう。極端に大きな鉢に植え替えると、土が乾かず根腐れする可能性があるためです。

真夏には行わず、植え替え後は半日陰で休ませる

植え替えは真夏には行わず、植え替え後は半日陰で休ませることがポイント。春または秋に植え替えを行います。植え替え後に直射日光に当てると、株が傷むので注意してください。根を切っているため、強い日差しで簡単に葉が枯れます。

ハイビスカスが咲かない原因と対処方法⑥害虫に侵されている

ハイビスカスが咲かない原因と対処方法⑥害虫に侵されている
ハイビスカスが咲かない原因には、害虫に侵されている可能性もあります。害虫によってはつぼみを食害したり、株を弱らせたりするためです。

ハイビスカスはアブラムシやガイガラムシが発生しやすく、成長が悪くなる

ハイビスカスはアブラムシやカイガラムシが発生しやすく、成長が悪くなります。アブラムシやカイガラムシは、吸汁性害虫と言って、葉っぱの裏や柔らかい新芽から樹液を吸う虫です。大発生すると、弱る原因になります。またうウイルス媒介者でもあるため、病気にかかりやすくなることも。ハイビスカスが弱ると花が咲かなくなるので気を付けてください。

対策法は、こまめにチェックして早めに駆除すること

対策法は、こまめにチェックして早めに駆除することです。日々の観察の中で、害虫を見つけたらすぐに捕殺したり殺虫剤を撒いて対処してください。また、アブラムシやカイガラムシなどの害虫が発生しないように、風通しの良い場所に置いたり剪定したりすることも大事です。

2年目も花を咲かせるために正しい冬越しをしよう

2年目も花を咲かせるために正しい冬越しをしよう
2年目も花を咲かせるために正しい冬越しをしましょう。せっかく花がたくさん咲いたら、翌年も花を楽しみたいですよね。そのためには、正しい冬越しが重要。ハイビスカスは寒さが苦手なので、冬越しを間違えると枯れるかもしれません。

購入したハイビスカスの花を2年目も咲かせる際は室内での冬越しが必須

購入したハイビスカスの花を2年目も咲かせる際は室内での冬越しが必須です。

10月末頃までに室内に取り込む

ハイビスカスを冬越しさせるためにも、10月末頃までに室内に取り込みましょう。気温が下がりきる前に室内に入れておくことで、室内の環境に慣れさせることができます。急に環境が変わると、植物は体調を壊しがちです。早めに明るい窓辺に移動させておきましょう。

取り込む前に切り戻し剪定を行う

室内に取り込む前に切り戻し剪定を行います。春から夏にかけて茂った枝葉をバッサリ切り戻します。およそ1/2の大きさに切るとよいでしょう。切り戻すことで、風通しもよくなり、余分な栄養を枝葉に回すことがなくなります。幹や根に栄養が溜まり、冬越ししやすくなるでしょう。暖かくなった春に新芽が出てくるので、怖がらずに切ってください。

室内の環境がポイント

室内に移動させますが、冬越しを成功させるためには室内の環境がポイントです。

日光の当たる窓際に置く

ハイビスカスは、日当たりを好む植物です。室内であっても、日光の当たる窓際に置くとよいでしょう。日差しも入らないような暗い場所に置くと、光合成ができずに枯れる可能性もあります。そのため、日光の当たる窓際に置いてください。

室温は10度以上に保つ

室温は10℃以上に保つことが重要です。ハワイやマーシャル諸島が原産のハイビスカスは、寒さに弱い植物。最低でも10℃をキープしてください。5℃以下の寒さに当たり続けると枯れるので、冬越しさせるためには暖かい環境にしておくことがポイントです。

空調の直風を当てない

空調の直風に当てないことが重要。多くの方が冬は室内に暖房を付けると思います。クーラーの暖かい風に当たり続けると、植物は乾燥して葉がポロポロと落ちる危険があります。温度を保つために空調を付けると思いますが、直風が当たらないようにしてください。暖かい時期に冷房の風を当てることも危険です。

暖かくなったら半日陰から慣らして屋外へ移動する

寒い冬を越して暖かくなったら半日陰から慣らして屋外へ移動してください。冬に室内で管理して冬越しさせた後に、急に直射日光に当てると、葉焼けしやすいです。環境に慣らすためにも、まずは半日陰に移動して暑さや日光に慣らしてください。1週間程度したら、屋外の日当たりの良い場所に置くと十町に育ち始めます。

まとめ

ここまでハイビスカスの花が咲かない原因と対処法について解説してきましたがいかがでしょうか。 この記事のポイントは
  1. ハイビスカスの花が咲かない原因は「暑すぎる」「水切れ」「肥料切れ」「種に栄養が集中してる」「根詰まり」「害虫」
  2. 暑さで花が咲かないときは、なるべく涼しい場所に移動させて管理すること
  3. 肥料切れで花が咲かない場合は、有機肥料や緩効性の化成肥料を与えて育てる
  4. 害虫によって花が咲かない場合は、日々の観察をしっかりして、早期に害虫発見と駆除を行う

です。 ハイビスカスについて詳しく知ることができたのではないでしょうか。この記事を参考に、ハイビスカスの花を咲かせてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENにはほかにもたくさんの記事を用意しておりますので、ぜひご覧ください。