朝顔の水やりを解説!頻度やペットボトルを使った自動水やり装置まで

朝顔の水やりを解説!頻度やペットボトルを使った自動水やり装置まで
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目次

夏を代表する朝顔。小学生時代に植えて育てたことのある方は多いのではないでしょうか。朝顔を育てていて、水やりが原因で枯らしたことはありませんか。今回は朝顔の水やりについてについて紹介します。 そこでこちらの記事では
  • 朝顔の正しい水やり
  • 鉢植えの水やり
  • 地植えの水やり
  • 水やりの注意店
について解説しています。 この記事を読んでいただければ、朝顔の水やりを上手にできるようになります。朝顔を存分に楽しめるでしょう。最後には自動水やり機の作り方についても紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

朝顔とはどのような植物?

朝顔とはどのような植物?
「朝顔」と聞くと、多くの方がどんなお花なのかイメージが付くのではないでしょうか。しかし、詳しく知らない方も多いと思います。ここでは朝顔がどんな植物なのか解説します。

朝顔は小学校の課題にもなるポピュラーな一日花

朝顔は小学校の課題にもなるポピュラーな一日花です。一日花とは「花の命が一日」といった意味で、朝に咲いて夕方にはしぼみ、次の日は咲かないということ。次から次へと新しい花が咲いているため、毎日花が咲いているように感じます。

朝顔の基本情報

朝顔は古くから日本で楽しまれてきた歴史のある植物です。近年ではグリーンカーテンとしてネットに絡ませて楽しむ方もいます。しかし、日本原産の植物ではありません。朝顔は品種が多く花の色やかたちもさまざま。古典園芸植物としてもおのおの愛されており、支柱やアーチ、ネットに絡めて花の美しさを鑑賞するために多くの品種を育てる方も多いです。
科・属名 ヒルガオ科サツマイモ属
原産地 熱帯~亜熱帯地域
開花時期 7月中旬~10月上旬
花の色 白、赤、ピンク、青、紫、複色
別名 牽牛花(けんぎゅうか)
 

朝顔の花言葉

朝顔の花言葉は「愛情」「結束」「あなたに絡みつく」「明日もさわやか」などです。つるを伸ばして木や棒に絡みついて成長する姿から、「結束」「あなたに絡みつく」の花言葉が名付けられています。花言葉「愛情」「明日もさわやか」は、朝顔が早朝に咲くことが由来です。「あなたに絡みつく」の花言葉はネガティブなイメージがあるので、朝顔をプレゼントする際は、「愛情」「明日もさわやか」といった花言葉の意味を伝えるとよいでしょう。

朝顔の正しい水やりの方法を知ろう

朝顔の正しい水やりの方法を知ろう
朝顔を小学校時代に園芸を学ぶために栽培したことのある方は多いと思います。植物を育てるためには肥料意外にも水やりが重要です。朝顔の正しい水やりの方法について見ていきましょう。

成長期につるを良く伸ばし、花を次々と咲かせる朝顔には水が欠かせない

成長期につるを良く伸ばし、花を次々と咲かせる朝顔には肥料だけでなく水が欠かせません。水不足になると葉先やつるの先端まで水分が行き渡らず、枯れてしまう恐れがあります。つるや葉がしおれてきたら、すぐに水やりしてください。特に夏は土が乾きやすいので、土の乾燥具合に注意して水やりしましょう。

朝顔への水やりの詳しい水量やいつ行うか、正しい育て方を解説

朝顔への水やりの詳しい水量やいつ行うか、正しい育て方をこの記事で解説します。朝顔の水やりに失敗して枯らしてしまう方、上手に育てられない方は、ぜひ参考にしてみてください。

朝顔への水やりの方法:鉢植えの場合

朝顔への水やりの方法:鉢植えの場合
朝顔を鉢植えで育てる場合の水やりについて以下のポイントに絞って紹介します。
  1. 水やりの頻度とタイミング
  2. 水やりの量やコツ
それぞれ見ていきましょう。

水やりの頻度とタイミング

水やりの頻度とタイミングは以下の通りです。
  1. 基本的に朝の時間帯で土が乾いていたら水やりする
  2. 夏は雨の日以外は毎日朝と夕方の二回水やりする
詳しく解説します。

基本的に朝の時間帯で土が乾いていたら水やりする

基本的に朝の時間帯で土が乾いていたら水やりしてください。朝顔は、文字通り朝に花が咲く植物です。朝に土が乾いて水不足になっていると、つぼみが出来ても花が開かないかもしれません。鉢植えの大きさにもよりますが、梅雨が明けて夏以降は、基本的に毎朝の水やりが欠かせません。鉢底から水が流れるくらいにしっかりと水やりしましょう。

夏は雨の日以外は毎日朝と夕方の二回水やりする

夏は雨の日以外は毎日朝と夕方の二回水やりしてください。気温の高い夏は、どの鉢植えの植物も基本的には朝と夕方に二回水やりした方が安心です。気温が高くなるお昼の時間帯には水やりを避けてください。鉢内で根が茹ってしまい、根腐れする原因になります。なるべく涼しい時間帯の朝と夕方に水やりして育てましょう。

水やりの量やコツ

朝顔の水やりのタイミングが分かったと思いますが、どのくらいの水量を与えればいいのか悩みませんか。水やりの量やコツについて解説します。ポイントは以下の2点です。
  1. 鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりの量をかける
  2. 湿り気や朝顔の様子で水切れを確認

鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりの量をかける

朝顔の水やりは、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりの量をかけてください。朝顔は本葉が出てくるとぐんぐんとつるを伸ばす植物です。大きくなる植物ほど、根がよく張り水分を吸収します。少しの水だけでは、土全体に行き渡らず、うまく吸水できません。うまく吸水できないと開花しないので気を付けてください。また土の上部分しか湿らず、肝心の根が張っている鉢底部分は乾燥したままで水切れしてしまうことも。水やりは鉢底から水が流れてくるのを確認しながら行ってください。

湿り気や朝顔の様子で水切れを確認

水やりのコツは、土の湿り気や朝顔の様子で水切れを確認することです。水切れが長く続くと朝顔が枯れてしまう恐れがあるので、水やりのタイミングは重要。とはいえ、常に土が湿っていると根腐れしてしまうため、水やり前に「土が湿っているかどうか」「朝顔の葉がしおれていないかどうか」などチェックして水やりしましょう。

朝顔への水やりの方法:地植えの場合

朝顔への水やりの方法:地植えの場合
鉢植えで育てることの多い朝顔ですが、地植えでも育てることは可能です。地植えの場合の水やりの方法を解説します。

水やりの頻度やタイミング

地植えの朝顔への水やりの頻度とタイミングは以下の2点です。
  1. 基本的に自然に降る雨以外は不要
  2. 雨が降らない日の連続や乾燥した際には行う

基本的に自然に降る雨以外は不要

地植えの場合は、基本的に自然に降る雨以外の水分は不要です。鉢植えと異なり、本葉が発生すると根が際限なく伸びていくので、地中深くの水分も吸収できるためです。夏でも夕立が降って土が湿ることがあるので、その水分でも育ちます。お庭や花壇に植え付けた直後を除いて水やりは必要ないでしょう。ただし、土の水はけが良すぎて、すぐに乾く土には注意が必要です。

雨が降らない日の連続や乾燥した際には行う

雨が降らない日の連続や乾燥した際には水やりをしてください。特に梅雨明けの夏時期は、雨が降らない日が続きやすいです。さらに気温も高いので、土が乾燥しやすい傾向にあります。夕立も降らない場合は、朝や夕方にホースでお庭や花壇の土に水を撒いて湿らせてあげてください。

水やりの量やコツ

地植えした朝顔の水やりの量やコツを紹介します。ポイントは以下の2点です。
  1. 根の先端まで届くたっぷりの量を与える
  2. 鉢植え同様水切れしてないか確認しよう

根の先端まで届くたっぷりの量を与える

地植えの朝顔には水やりは、雨が降らない日が続くときに与える程度ですが、与える際は「根の先端まで届くたっぷりの量」がポイント。鉢植えと異なり、根がしっかり伸びているので、少量の水では土の深くまで染み込んでくれません。株元に土を盛り上げて水鉢を作り、水が流れないようにしてしっかりと水やりしてください。

鉢植え同様水切れしてないか確認しよう

地植えの朝顔は水やりしなくてもよいと考えていると、夏に水不足で枯れてしまうこともあります。葉が極端にしおれていたり、土がずっと乾燥していたりしていないか確認してください。朝顔をはじめ植物を上手に育てるためには、まず観察することが重要です。土の状態や植物の状態を見て水やりしましょう。

朝顔の水やりはいつまで行う?

朝顔の水やりはいつまで行う?
朝顔は夏~秋にかけて咲き続けますが、いつまで水やりをすればよいのか迷う方もいるかもしれません。ここでは朝顔の水やり期間について紹介します。

花数が少なくなってきたタイミングで水やりを控えても良い

朝顔の水やりは、花数が少なくなってきたタイミングで水やりを控えてもよいです。

片づけを見越して終わりにする

朝顔の片づけを見越して早めに水やりをやめてもいいでしょう。水やりを続けると、天候によっては冬まで咲き続ける場合があるためです。朝顔を抜けなかったために、新しいお花を植えられないこともあるかもしれません。季節ごとにお花を入れ替えたい方は、片付けする時期を見越して水やりをやめてください。

実がついたタイミングで終わりにする

朝顔に実が付いたタイミングで終わりにするのもアリです。朝顔は花が終わり始めると、種を付けます。種がたくさんできると、栄養が種に集中して花が咲きにくくなります。種の収穫が目的でなければ、種が付き始めたら水やりをやめてみてもいいかもしれません。

花後に採種をしたい場合は、種が熟すまで続ける

朝顔の花後に採種をしたい場合は、タネが熟すまで水やりを続けるとよいです。

10月に入るくらいまでが目安

朝顔のタネが熟すのは10月に入るくらいまでが目安です。10月に入るくらいまでは水やりしてください。種ができ始めて水やりしていない場合は、種がうまく熟さずに枯れてしまうので注意しましょう。

普段通りの水やりで問題ない

朝顔の種を収穫したい方は、鉢植えやプランター、地植えいずれの育て方であっても、普段通りの水やりで問題ありません。種ができるまで上手に育てているので、その後も心配せず水やりして育てると、多くの種を採取できます。

朝顔の水やりで注意すること

朝顔の水やりで注意すること
朝顔の水やりについてわかっても、注意点を知りたい方も多いのではないでしょうか。朝顔の水やりで注意することを解説します。

花や土、葉っぱにかけるのではなく、土全体にかける

水やりは花や土、葉っぱにかけるのではなく、土全体にかけます。土の一カ所にだけ水やりしても、土全体には水が行き渡りにくいので注意してください。土全体にしっかりとみぅやりします。花や葉に水がかかると、枯れた花や葉に病気やカビが発生することもあるので気を付けてください。

水やりの季節ごとの違いに注意する

朝顔は生育期間が長い植物です。種まきから育てている方は、春~秋まで朝顔を育てているのではないでしょうか。季節ごとの水やりの注意点を紹介します。

春から初夏は種まきから発芽まで土を湿らせる

春から初夏は種まきから発芽まで土を湿らせておいてください。種まき後に一度土を湿らせて土が乾くと、種の表面が乾き発芽しません。芽が出るまで、土の表面が乾燥しないようにしておくことが重要です。種まき後は明るい日陰に置いて、土が乾燥しないように水やりしながら管理しましょう。

夏は土の渇き具合で何回か水やりする

夏は土の乾き具合を見て、何回か水やりします。前述したように、基本的には朝と夕方に2回水やりしてください。夏は気温が高く、雨が降りかからない場所の場合は、土がすぐに乾きます。鉢植えやプランター栽培であれば、すぐに乾くので注意してください。ただし、土を常に湿らせておくと病気になりやすいので、気を付けましょう。

秋は花数や採種するかによって水やりを変える

秋は朝顔の花数や採種するかによって水やりを変えます。種を採らない場合は、花数が減り種が付き始めたら、水やりをやめましょう。種を採る場合は、種が黒く熟すまで水やりをします。

水やりを忘れたら腰水をして復活させる

もし鉢植えやプランター植えで、水やりを忘れたら腰水をして復活させてください。土が乾燥しきってしまうと、普段通りに水を与えても、土全体に染みわたりません。腰水で鉢底から水分を毛細管現象でじわじわと吸水させるとよいでしょう。

旅行や不在で水やりをできないときはどうする?

旅行や不在で水やりをできないときはどうする?
朝顔は夏のお花なので、夏に涼校に行く方にとって水やりに悩むかもしれません。旅「行や不在で水やりが出来ないときはどうするのか」について見ていきましょう。

①ペットボトルに取り付けて使う自動水やり機が便利

旅行や不在で水やりができない場合は、ペットボトルに取り付けて使う自動水やり機が便利です。ペットボトルに水を入れて設置すればいいだけなので、安心して使用できます。長期間水やり不要なものもあるので、旅行も安心して楽しめるでしょう。

②置き場所を日陰にするなど工夫する

水やりができない場合は、あらかじめ置き場所を日陰にするなどの工夫をしてください。ただし、日が当たらないと、植物は生育が悪くなります。朝顔の場合は、葉色が悪くなったり枯れ落ちたりするかもしれないので気を付けてください。日陰であれば、日向よりも土の乾きはゆっくりですが、それでも夏はすぐに乾くので、1~2日程度であれば日陰に移動する程度が安心です。

③長期間の留守にはひもやガーゼを使った水やり装置が便利

長期間の留守には、ひもやガーゼを使った水やり装置が便利です。市販の自動の水やりでも問題ありませんが、購入せずに自作でも対策は可能です。水を溜めたペットボトルに麻ひもやシュロを付けて、もう片方のひもは鉢植えの土に埋めておくと、土が乾燥すると、湿った水から水分を吸収します。また水を溜めたペットボトルの口にガーゼを詰めて、土に逆さまに挿すのもよいでしょう。ガーゼは外れないように、しっかり詰め込むか、テープで止めておくとよいです。工夫すれば、ご自身で水やり装置を作れますので安心してください。

毛細管現象を利用した自動水やり装置を手作りしよう

毛細管現象を利用した自動水やり装置を手作りしよう
朝顔の自動水やり装置の手作りについて詳しく紹介します。

毛細管現象とは、細かな繊維が水面よりも高く水を吸い上げる仕組みのこと

水やり装置の多くは、毛細管現象を利用しています。毛細管現象とは、細かな繊維が水面よりも高くても、水を吸い上げる仕組みのことを指します。つまり、水を溜めたコップに真上から布を垂らすと、布を伝って水が上に上がっていく仕組みのことを言います。

用意するもの

自動水やり装置を作る際に用意するものは、以下の点です。
  1. 手芸用の紐(がーぜや布でもよい)
  2. ペットボトル

手芸用の紐(ガーゼや布でもよい)

手芸用の紐は水が染み込みそうな繊維質であれば問題ありません。ガーゼや布でも大丈夫です。水が染み込まないビニールひもや耐水性の紐は避けましょう。

ペットボトル

ペットボトルはなるべく容量の大きなものを準備してください。容量が大きいほど、長い期間吸水できるためです。ジュースやお茶、水のペットボトルであれば2Lが手に入りやすいと思います。お酒関係であれば、さらに大きなものも手に入るでしょう。

自動水やり装置の作り方

自動水やり装置の作り方を紹介します。手順は以下の通りです。
  1. ペットボトルに水を入れ、紐を先端に付ける
  2. もう片方の先端を土の中に埋めるように固定する
  3. 自動で水を吸い上げて水やりしてくれる

ペットボトルに水を入れ、紐を先端に付ける

ペットボトルに水を入れ、紐を先端に付けてください。紐がしっかりと水に浸っていなければ、水が吸水されないので動かないように固定しておくと安心です。

もう片方の先端を土の中に埋めるように固定する

もう片方の先端を土の中に埋めるように固定してください。土から紐が外れると、吸水できないのでしっかりと埋めてあげましょう。浅く埋めると少しの衝撃で外れるので、深めに埋めたり、支柱で固定したりしておくと安心です。

自動で水を吸い上げて水やりしてくれる

その後は、自動で水を吸い上げて水やりしてくれます。水が減ったら、その都度水を補充すれば問題ありません。長期旅行で留守になってしまう場合以外にも、普段使いにもできます。いつまでも水やりを忘れたり、水を何回も葉っぱにかける間違いをしたりする方は、ぜひ挑戦してみてください。

まとめ

ここまで朝顔の水やりについて解説してきましたがいかがでしょうか。 この記事のポイントは
  1. 朝顔の正しい水やりは、春~夏の成長期に葉や花に水をかけずに、しっかりと土全体に与えること
  2. 鉢植えの水やりは「土が乾いたら」「夏は朝と夕方2回、水やり」
  3. 地植えの水やりは「基本的に水やりはせず、雨が降らない場合のみ水やり」
  4. 朝顔の水やりの注意点は「葉や花にかけない」「土全体を湿らせるようにたっぷり」「季節ごとに水やり頻度を変える」
です。 朝顔の水やりについて詳しく知ることができたのではないでしょうか。この記事を参考に、朝顔を植えて育ててみてください。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENにはほかにもたくさんの記事を用意しておりますので、ぜひご覧ください。