パンジーはいつまで咲く?長く楽しむ方法やビオラとの違いも紹介

パンジーはいつまで咲く?長く楽しむ方法やビオラとの違いも紹介
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目次

赤や白、黄色など色んな花の色が咲くパンジー。開花時期も長く、育てやすい植物のため、ガーデニング初心者の方でも簡単に育てることができます。 そんなパンジーですが、10月から翌年5月まで咲くことができるほど力強い植物で、夏直前までは咲くことができる植物です。しっかりとお手入れしていれば、梅雨の時期まで咲くことができるため、最後まで楽しむことができる植物です。 そこで、今回の記事では
  • パンジーとはどんな植物?
  • パンジーにそっくりなビオラとの違い
  • パンジーはいつまで咲く?
  • パンジーを長く咲かせる方法とは?
  • パンジーが枯れたときの原因や対処法について
以上のことについて詳しく紹介していきたいと思います。ぜひ最後までごらんください!

パンジーとは?

パンジーとは?
まずは、パンジーとは結局どんな植物なの?と思っている方もいらっしゃると思います。ここでは、パンジーの基本情報などについて紹介していきます。

パンジーの基本情報

パンジーは、10月~翌年の5月ごろまで花を咲かせるスミレ科スミレ属の植物です。パンジーはとても丈夫で、ガーデニング初心者でも育てやすい植物となっております。冬でもしっかりと花が咲くため、耐寒性にはとても強いのですが、夏場になると枯れてくるため、耐暑性は弱いのが特徴です。 パンジーは、苗と種で売っているため、種まきから育ててもよいですし、苗から育ててもどちらでもよいでしょう。種まきで育てる場合は、8月~9月ごろが最適、苗だと3月~4月もしくは10月ごろがおすすめ。鉢植えでも庭植えでも、どちらのパターンでも楽しむことができる人気のある植物です。

パンジーとビオラとの違い

そんなパンジーと同じスミレ科スミレ属のビオラという花があります。ビオラとパンジーは花姿が似ているのですが、花びらの大きさが違うので、そこで見分ける必要があります。
  • パンジー・・・花の大きさが5cm以上
  • ビオラ・・・花の大きさが4cm以下
ただ、最近はパンジーにも4cm以下の種類があり、ビオラは5cm以上の種類もあるため、見分けがつきにくくなってきています。ただ、どちらも人気のある植物ですから、気に入ったほうを植えてみましょう。

パンジーに似た花

花姿が似ていることもあり、パンジーに似た花でビオラが出てくることが多いです。小ぶりで華奢になっているのがビオラ、花弁がふんわりとしていて、大きい花をつけていればパンジーと、そのように見分けることができます。 基本的には、上記で説明した、花の大きさが5cm以上あるもので判断するのがコツとなります。

パンジーの花言葉は「私を思って」「もの思い」

パンジーの花言葉には「私を思って」「もの思い」という意味が込められています。パンジーの花姿は、どこか人の顔に見えるようなものも多く、その表情や少しうつむき加減に見える花姿の様子から、「もの思い」という花言葉がつけられたと考えられます。 ちなみに、パンジーという名前がついたのは、フランス語で「思う・考える」という意味がある「Pensee(パンセ)」からつけられたようです。また、パンジーの花の色で花言葉の意味も変わるため、プレゼントなどでパンジーを贈るときは、花言葉を調べてから贈るようにしましょう。

パンジーはいつまで咲くのか?

パンジーはいつまで咲くのか?
初心者でも丈夫に育てやすいパンジーですが、結局いつまで咲くことができるのか、イマイチわからないと思う人もいらっしゃると思います。そこで、ここではパンジーはいつまで咲くことができるのか、紹介していきたいと思います。

パンジーは5月の終わり頃まで咲く

パンジーは、とても開花時期が長い植物で、10月~5月の終わりごろの期間まで咲くことができます。また、寒さに強いため、冬の期間でも花を咲かせ続けることができる植物となります。うまく育てることができれば、初夏になるころまでは咲かせておくこともできます。

ビオラはいつまで?→5月の終わり頃

さて、パンジーと同じ植物であるビオラはいつまで咲くことができるのでしょうか?実は、ビオラもパンジーと同じく、5月の終わりごろまで咲くことができる植物なのです。ビオラもパンジーと同じく、育てやすく人気のある植物ですので、一緒に育ててみてもよいかもしれませんね。

パンジーを長く咲かせる方法

パンジーを長く咲かせる方法
植物でいつまでも長く咲くことができるパンジーですが、やはり植物ですので、お世話をしっかりしていないと、長く咲くことはできないのです。そこで、ここからは、パンジーをいつまでも長く咲かせるために、やっておくべき剪定の方法について紹介していきます。

摘心をする

パンジーをいつまでも咲かせる方法として、「摘心」という剪定をしてあげる必要があります。家庭菜園で野菜を育てている人も、摘心をしてあげればしっかりと育ってくれるかもしれませんよ。

摘心とは

まず、摘心についての説明です。摘心とは「茎の先にある芽を摘み取る」作業です。摘心をしておかないと、いつまでも葉っぱにボリュームが付かない植物もあります。ハサミなどを使わなくても簡単に摘み取れるため、作業としては難しいものではありませんよ。

摘心の効果

摘心をすることで、わき芽を発生させやすくなります。わき芽がたくさん出てくると、苗全体がこんもりし、植物によっては2番花、3番花と楽しむこともできるようになります。わき芽がしっかり育てることができれば、花の枚数が増えるため、見た目もよくなりますよ。

摘心の手順

摘心の手順について紹介していきます。 まず、摘心をする時期は、植物が若いときにするようにします。苗が若いときに行うことで、わき芽の生長を促すことができるためです。摘心する部分は、茎の先端近くを切り取るだけで大丈夫です。摘心を行うことで、見た目がひょろひょろでも、わき芽が伸びてきてボリュームがでてきますよ。

花がら詰みをする

パンジーの花を楽しんだ後、無事に咲き終わったのであれば「花がら詰み」という選定作業をしてあげるようにしましょう。

花がら詰みとは

花がら詰みとは、しぼんでくるくるになった花を摘み取る作業の事を言います。しぼんている花は終わったサインの証ですので、つぼみと間違えないようにして摘み取るようにしましょう。

花がら詰みの効果

花がら摘みを行うことで、植物が種を作るためのエネルギーを使わないようにする効果があるのです。咲き終わった花をそのままにしておくと、子孫を残そうとするのに種を作ろうとします。そうなってしまうと、種を作るためにエネルギーを使ってしまうため、来年に花を咲かすことができなくなる可能性があります。 また、花がらをそのままにしてしまうと、カビなどの病気を引き起こしてしまう可能性もあります。放置せずにこまめに取ってあげて、清潔な環境を保つようにしましょう。 こまめに花がら摘みを行ってあげることで、種子を作ることなく、新しい花を咲かせるためにエネルギーを使うようになるので、翌年も開花してくれるようになります。

花がら詰みの手順

花がら摘みの手順を説明していきます。花がら摘みは、花がらを見つけたらなるべく茎の付け根からカットするだけで大丈夫です。花がら摘みをするときは、ガーデニング用のハサミなどを使うようにして作業しましょう。手でやってしまうと、中途半端に茎が切れて残ってしまう可能性があり、そこから新たに茎が伸びてきて、見た目が悪くなるかもしれません。 また、手でカットしてしまうと、他の元気な花や茎を傷つけてしまう可能性もあります。なるべくハサミなどでカットするように心がけましょう。

切り戻しをする

最後に、「切り戻し」という剪定作業を紹介していきます。切り戻しの作業は、花がら詰みと同じ時期くらいに行うのがベストな時期です。

切り戻しとは

切り戻しとは、傷んだ枝や混み合っている枝、徒長している茎などをカットして、見た目を整えてあげる作業を指します。きれいにしてあげることで、いつまでもきれいな姿形を保存することができますよ。

切り戻しの効果

切り戻しをしてあげることで、見た目がきれいに保存できるだけでなく、風通しが良くなって病気などを防ぐ効果が期待できます。また、風通しが良くなれば、害虫などが寄ってくることを予防することも期待できるため、定期的にメンテナンスしてあげるのがおすすめです。 さらに、切り戻しを行うことで、成長が初期の花芽にも養分が行き届きやすくなり、そこからわき芽が伸びてつぼみが増えてきて、花がたくさん咲くことになります。 切り戻しを行うのに、一番いい時期は冬と春ですが、それ以外の時期でも不要な枝などは切り戻ししてあげるようにしてください。 また、切り戻して落とした花は生け花などにできるので、違う楽しみ方ができますよ。家庭菜園で野菜を育てているときも、切り戻しをしてあげるのがおすすめ。

切り戻しの手順

切り戻しの手順を説明していきます。切り戻す時期は、基本的に冬か春に行います。徒長した枝や傷んだ茎などを主に切り落とします。切り戻して落とす位置は、地面から大体3節目くらいの上で切り戻すのがよいでしょう。その他、黄色くなった葉っぱなども一緒に落としておくと、見た目がさらによくなるでしょう。

春から肥料と水を増やす

また、上記の3つの作業以外にしてあげておくことを紹介しておきます。パンジーは冬から春まで、うまく育てればいつまでも咲くことができる植物ですが、春になってくると、エネルギーが足りなくなってきます。特に地植えでパンジーを育てているのであれば、なおさらエネルギーが足りなくなります。 そこで、春になったら肥料と水を増やしてあげましょう。春になったときに、1週間に1回で大丈夫ですので、液肥で肥料を与えましょう。水も、土が乾いてから、鉢底からたっぷり水が流れ出るくらい与えてあげましょう。こうすることで、春でもたくさんの花が咲くようになるでしょう。 ただし、肥料の与えすぎは、肥料やけを起こして根を傷め、害虫などが付きやすくなってしまう恐れもあります。肥料に関しては、決められた用量を守るようにしましょう。

パンジーが枯れたら?3つの原因と対処法

パンジーが枯れたら?3つの原因と対処法
どれだけ上手に育てていても、パンジーは枯れてしまうことだってあります。その原因と対処法を紹介していきます。

移植後のダメージ

パンジーやビオラなどは、寄せ植えなどにとても最適の植物です。ですが、移植する際に、ダメージを与えすぎて枯れてしまうことがあります。そのダメージを与えてしまう作業について解説します。

根はほぐしすぎない

植物を移植する際、根っこをほぐすことがあります。ですが、あまりにも根っこをほぐしすぎると、根っこが傷つき、そこから病気などに繋がる恐れがあります。あまりほぐさずに、古い土を落とすくらいでよいでしょう。

清潔な土を使う

パンジーを移植するときには、古い土をそのまま使わずに、必ず清潔な土を用意しておきましょう。用意する土は、市販の培養土か、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で配合し、元肥を混ぜ込んだものを用意しましょう。

病害虫による被害

パンジーが枯れる原因には、病害虫による被害もあります。病害虫の被害を出さない様にするにはどうすればよいのでしょうか。

害虫はすぐ取り除く

パンジーやビオラなどには、アブラムシやハダニ、ナメクジやカメムシなどの害虫が付きやすいです。もし、葉っぱなどに害虫がついていた場合は、ピンセットなどを使って取り除くようにしてください。びっしりと周りに広がってしまっている場合は、茎や葉っぱごと折って処分するようにしましょう。放置してしまうと、繁殖して他の植物にもついてしまう可能性があります。 取り除いた後は、薬剤を散布するか木酢液を撒いて予防することを忘れないようにします。

日当たりと風通しが良い場所に置く

また、日当たりが悪かったり風通しが悪い場所に置いておくと、黒かび病や炭そ病、灰色かび病などの病気になりやすくなります。病気になったときは、害虫と同じような方法で処分するようにしてください。処分した後は薬剤や木酢液を散布して予防します。 最初からできる対策として、古い土のまま連作はしないことと、日当たりと風通しが良い場所に置く、水はけの良い土壌を作っておくなどがコツとなります。

水や肥料の与えすぎ

また、水や肥料の与えすぎでも枯れる原因となります。解説していきましょう。

土が乾いてから水をやる

パンジーは、やや乾燥気味の環境が好みです。そのため、水やりをするときは土が乾燥しきってからたっぷり与えるのが良いでしょう。水やりのし過ぎは、根腐れを引き起こす可能性があるため、注意してください。また、逆に水切れになっても、葉っぱや花が枯れる原因となりますので、しっかりと観察するようにしましょう。

肥料は要領を守って与える

肥料についても、与えすぎてしまうと肥料やけを起こしてしまい、葉っぱが変色して枯れてしまう恐れがあります。心配になって与えすぎないようにし、用量を必ず守って肥料を与えるように心がけましょう。

パンジーが咲き終わった後は?

パンジーが咲き終わった後は?
パンジーは一年草のため、いつまでも咲き続けることはありません。パンジーが咲き終わった後、どのように対処すればよいのか、紹介していきます。

花がら詰みや切り戻しを行う

パンジーが咲き終わったら、花がら詰みや切り戻しを行うようにしましょう。切り戻しを行えば、次のわき芽が伸びてきたり、花姿を整えることで病気を防ぐことができます。花がら詰みを行えば、エネルギーを種を作るほうに使わず、次の花を開花させるためにエネルギーを使ってくれるため、もう一度花を楽しむことができます。

次の花に植え替える

パンジーは、暑さに弱いため、どれだけ花がら摘みや摘心を行っても、いつまでも咲くことはできず、どれだけ長く咲いても初夏ごろには枯れていきます。そのため、パンジーが咲き終わったら、夏の花などを植え替える準備をしておきましょう。パンジーやビオラが終わった後は、秋ごろまで咲く花を植えておくと、1年中植物を楽しむことができますよ。

パンジーの後に植えるおすすめの花6選

パンジーの後に植えるおすすめの花6選
では、ここではパンジーやビオラが終わった後に植えるおすすめの花を紹介してみたいと思います!ぜひ参考にしていただき、いつまでも花を楽しんでくださいね!

スーパートレニア・カタリーナ

スーパートレニア・カタリーナは、夏の草花として定番の植物となります。暑い夏でもしっかりと育ってくれて、たくさんの花をつけてくれる草花です。スミレのような小さい花をたくさんつけるため、夏スミレとも呼ばれます。 地植えや花壇に植えておけば、雑草が生えてこないほどの生育力があり、グランドカバーにも最適な植物です。春から晩秋にかけて花を咲かせてくれるため、パンジーの後に育てればいつまでも植物を楽しむことができます。

メカルドニア

メカルドニアは、1cmほどの小さな花がたくさん咲く植物です。横に広がって育つ性質があるため、いつまでも放置しておけばグランドカバーとしても活用できます。病害虫などの心配をする必要がなく、咲き終わった花は勝手に散ってくれるため、花がら摘みなどの作業が必要なく、栽培しやすい植物です。 寒冷地以外では、冬を越して翌年も花が咲くため、長くいつまでも楽しむことができます。

カリブラコア

カリブラコアは、ペチュニアに似た花を、長い期間咲かせてくれる植物です。葉っぱはペチュニアほどベタベタしておらず、扱いやすい植物となっています。しかし、ナメクジやアブラムシなど、害虫が付きやすいのが欠点となります。いつまでも楽しみたいなら、早めに除去するのがおすすめ。

ニチニチソウ

ニチニチソウは、マダガスカルなどの暖かい列島が原産地のため、炎天下でも丈夫に育ってくれるため栽培しやすいおすすめの植物です。5月から11月にかけて白やピンク、赤などの花が咲きます。また、花はすぐに枯れますが、次々と新しい花が咲くため、いつまでも植物を楽しむことができます。

エボルブルス

エボルブルスは、アメリカンブルーとして名前が知られている、鮮やかな青色の花をつけてくれる植物です。耐暑性に優れているため、しっかりと肥料をあげればたくさんの花を咲かせてくれることでしょう。夏にぴったりの植物と言えます。

ユーフォルビア・ダイアモンドスノー

ユーフォルビア・ダイアモンドスノーは、花の密度が高く、グランドカバーなどに最適の八重咲きの植物です。夏の暑さや乾燥に強く、一度植えてしまえば春から晩秋まで、場合によっては冬ごろまで花を楽しむことができる品種となっています。一度植えてしまえば、いつまでも花を楽しむことができる植物と言えますね。

パンジーはいつまで咲くかのまとめ

今回は、パンジーは結局いつまで咲くことができるのか、について紹介させていただきました。 今回、紹介してきた中で
  • パンジーは初心者でも栽培しやすい花
  • パンジーとビオラは一緒であり、花の大きさで見分ける
  • パンジーは冬から春、長くても初夏まで咲き続けてくれる花
  • パンジーは、摘心・花がら摘み・切り戻しの剪定をすることで、長く咲かせることができる
  • パンジーは移植の時や病原虫、肥料や水の与えすぎによって枯れる原因となる

以上のことを中心に紹介させていただきました。 ぜひ、この記事を参考に、パンジーを栽培し、長く楽しんでみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、是非ご覧ください。