プルメリア花が咲かない原因とは?特徴や対処法を詳しく紹介!

プルメリア花が咲かない原因とは?特徴や対処法を詳しく紹介!
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目次

白やピンク、赤やグラデーションがきれいなレインボー色など、たくさんの花の色が楽しめるプルメリア。熱帯地方原産のプルメリアは、独特な甘い香りも魅力的で、南国ではレイとしてつけられることもあります。 そんなプルメリア、熱帯地方が原産ですが日本でも育てることができ、花を楽しむことが可能です。ですが、育てる条件をしっかり管理しておかないと花が咲かないこともあるため、育て方が重要となる植物でもあります。 そこで、今回は
  • プルメリアとはどんな植物?
  • プルメリアの花が咲かない原因とは?
  • 花が咲かない時の対処法について
  • プルメリアはいつ花が咲く?
  • プルメリアの育て方
以上のことを中心に解説していきたいと思います。プルメリアの花が咲かないことに悩んでいる方は、ぜひこの記事を最後まで読んでいただき、参考にしていただければと思います!ぜひご覧ください!

プルメリアはどんな植物なの?

プルメリアはどんな植物なの?
まず始めに、プルメリアとはどんな植物か解説していきたいと思います。プルメリアがどのような植物か知っておけば、育てていくときの参考になるのではないでしょうか。それでは、解説していきましょう。

アメリカ原産の熱帯植物

プルメリアは、アメリカや南米、西インド洋やカリブ海諸島などの熱帯地域で育つ熱帯植物です。丈夫な植物で周年性開花(環境が良ければ一年中咲くこと)の性質があるため、熱帯花木として代表的な植物と言えるでしょう。お花の色も種類が豊富で、白やピンク、赤やレインボーカラーも存在します。花は甘い香りがするため、ハワイなどではレイとして使われることも多い植物です。

葉っぱは輪状で厚く光沢がある

プルメリアの葉っぱは見た目が輪状で分厚く、光沢があるのが特徴です。プルメリアの種類によっても葉っぱの見た目が違ったりするので、植える品種によって違いを楽しむこともできます。ただし、プルメリアの葉っぱや枝から出る白い液体は、毒性を持っているため、素手で触ることの無いように注意が必要です。

プルメリアの種類は豊富

そんなプルメリアですが、実はとても種類が豊富です。約300種類ほどのプルメリアがあると確認されており、インドソケイやプルメリアオブツサなどが代表的なプルメリア品種となります。その他にも、園芸改良品種など様々販売しており、花色もたくさん楽しむことができる植物となります。

プルメリアの花が咲かない考えられる原因

プルメリアの花が咲かない考えられる原因
開花すればとてもきれいな花と香りを楽しむことができるプルメリアですが、育て方や管理の仕方によっては、花が咲かないこともある植物でもあります。ここでは、プルメリアの花が咲かない原因として考えられる事例を解説していきたいと思います。

剪定をし過ぎている

プルメリアは育てていると、草丈がとても高く育つ植物でもあります。高く育ったまま放置してしまうとあまりよくないため、剪定が必要な植物でもあります。花後に剪定するのが一番ですが、この時に剪定をしすぎてしまうと、花が咲かない原因となってしまうため、剪定するときはし過ぎないように注意しながら作業する必要があります。

日光不足

プルメリアは日当たりの良い場所がとても大好きです。1年通して温かく日当たりの良い場所に置いておかないといけないため、日光が足りず、花が咲かない原因となります。特に春~秋の生育期に日光が足りないと、花が咲かないようになってしまうため、しっかりと日を当てておく必要があります。また、冬に入り15℃以下の気温になってきたら、休眠期に入り生長が止まります。あまり日光に当てる時間が短いと、来年に花が咲かないこともあります。

湿度が高く風通しのいい場所で育てられていない

また、プルメリアは暑さにはとても強いですが、湿度が高いのが苦手です。そのため、花が咲かない原因には、湿度が高く風通しが悪い場所で管理している可能性があります。また、風が強いと葉っぱが傷むこともあるため、置き場所に注意しておく必要があります。

病害虫の被害にあっている

プルメリアのお花が咲かない原因には、病害虫の被害に合っている可能性もあります。プルメリアは「さび病」や「アブラムシ」、「ハダニ」や「カイガラムシ」の被害に注意が必要です。もし、病害虫に感染しているのを放置してしまえば、花が咲かないだけでなく、枯れてしまう可能性もあります。

花が咲かないときの対処法

花が咲かないときの対処法
プルメリアの花が咲かないと、せっかく植えたのにきれいな花が見れないのは残念ですよね。ここからは、プルメリアの花が咲かない時の対処法について解説していきたいと思います。

置き場所を変えてみる

プルメリアの置き場所をチェックしてみましょう。プルメリアはずっと日当たりが良い環境で育てていないと、花が咲かないことに繋がります。特に生育期である春~秋にたっぷり日光に当ててあげる必要があります。もし今置いている場所があまり日当たりが良くないのであれば、よく日の当たる場所へ移動させてあげましょう。 また、プルメリアは気温が15℃を下回るようになってきたら休眠期に入るため、15℃を下回る前に室内で管理するようにしましょう。室内で栽培するときも、日当たりが良く風があまり強くない場所に置いておくようにします。冬の間、日光に当てる時間が短いと、花が咲かないことになるため、室内でも同じ環境を整えてあげるようにしましょう。 プルメリアは、鉢植えで育てているのであれば、日当たりが良く風があまり強く吹かない場所がおすすめです。地植え栽培しているときは、10月ごろに掘り起こしをし、室内へ入れる準備をしておきましょう。

剪定方法を見直してみる

プルメリアを剪定するときの方法も見直してみましょう。プルメリアの剪定時期は冬越し前の9~10月ごろか、春に鉢植えを屋外へ戻すタイミングで行います。徒長しすぎた枝や枯れこんだ枝はしっかりと剪定しておき、株元から30~50cmほど上で切り戻しをするようにします。 この時、花芽のついている枝も一緒に落としてしまうと、来年以降の花が咲かなくなる原因となるため、必要な枝と不必要な枝をしっかりとチェックしながら剪定するようにしましょう。プルメリアが大きくなりすぎたり、冬に状態が悪いような時だけ剪定するようにすれば、花が咲いてくれるかもしれません。 プルメリアを剪定する際の注意点として、切り戻した切り口から白い樹液が出てきます。この樹液は毒性となっており、これを素手で触ってしまうと、皮膚炎を引き起こしたり、誤って口に入れてしまうと嘔吐不整脈、最悪の場合は心臓麻痺を引き起こす原因となるため、手袋を着用して作業するようにしましょう。

病害虫がいるなら薬剤などで対処する

プルメリアを軒下や風通しが悪い場所、湿度が高い場所などの環境が良くない場所に置いておくと、「さび病」や「ハダニ」などの病害虫の被害を受けてしまう恐れがあります。「さび病」は湿度が高い場所で風通しの悪い環境で発生しやすく、葉っぱに茶色い斑点ができる病気です。「ハダニ」や「アブラムシ」も多湿もしくは極端に乾燥していて、風通しの悪い場所に置いておくと、大量についてしまう恐れがあります。 「さび病」が発生したら、病気の葉っぱをすべて取り除き、それらをきちんと捨てるだけでも効果があります。「ハダニ」や「アブラムシ」が発生したら、薬剤などを散布して対処するようにしましょう。予防として、水やりの際に、葉っぱなどに霧吹きで水を吹きかけておくと害虫が寄りつきにくくなります。

液体肥料やリン酸が多く含まれた肥料を与える

プルメリアに与える肥料は、成長期に肥料の規定量を守って与えることが大事です。プルメリアの成長期は春~秋なので、その時に液体肥料やリン酸が多く含まれている肥料を規定量を守って与えるようにしましょう。その後は間隔を開けつつ、定期的に追肥をしていきます。 規定量を守らず、たくさん肥料を与えてしまうとプルメリアが枯れてしまったり、肥料やけを起こしてしまう恐れがあります。たくさんの花を咲かせたいのであれば、肥料の与えすぎには十分注意しておきましょう。規定量よりも少ないくらいがおすすめですよ。

プルメリアは花が咲くまで何年かかるのか

プルメリアは花が咲くまで何年かかるのか
プルメリアを育てていても、なかなか花が咲かず、やっと咲いた!と思っても翌年以降なかなか花が咲かないので、困る人もいると思われます。そこで、ここではプルメリアの花は咲くまで何年かかるのか、解説していきたいと思います。

基本的には3から5年かかる

どれだけしっかり育てていても、プルメリアの花が咲かないのは、そもそもプルメリアの花が咲くには3~5年ほどかかると言われています。苗から育てるのが一般的となっており、環境さえしっかり整えておけば、早くて3年ほどで開花すると言われています。プルメリアは種や挿し木の方法でも増やすことができますが、種や挿し木だと最低5年、環境に左右されるため、一概には言えませんが、しっかりと育てることができればその年に開花する可能性もあります。 特に、まだ若い株であれば、成長も未成熟で花を咲かせるのに時間がかかるため、まずはしっかりと株を適切な環境で育て、株の成長をさせてから花が咲くように期待して育てていきましょう。

鉢植えならそもそも毎年花が咲かない

また、地植えではなく鉢植えで育てていると、毎年花が咲くことはありません。日本では地植えで育てるのが難しいため、移動させやすい鉢植えが育て方としておすすめですが、冬で徒長した枝や枯れた枝を春に剪定を行うように管理してあげる必要があります。また、剪定を行うと、プルメリアは開花するまでに2~3年ほどかかるようになるため、毎年開花するのは期待できないのです。 また、定期的な植え替えも大事で、2年に1回の頻度で行ってあげる必要があります。4月~6月の時期に行うのが良いですが、水はけが悪くなり、根詰まりを起こさないように古い土と入れ替えてあげるなど、日々のお手入れとして管理してあげれば時間はかかりますが、また開花してくれるようになるでしょう。

プルメリアの育て方

プルメリアの育て方
プルメリアの花が咲かない原因や対処法、花が咲くまで何年かかるのかについて解説してきました。では、どのようにプルメリアを育てていけばいいのか、そのポイントについて解説していきたいと思います。

水を与えすぎない

プルメリアは乾燥に比較的強い植物ですが多湿には弱い植物です。鉢植えの場合は、土の表面が乾燥していたら水を与えるようにしましょう。土が完全に乾燥してしまう前に水を与えてしまうと、根腐れのリスクが増えてしまうため注意してください。また、高湿度の環境に置いてしまうと、徒長しやすくなったり、根腐れしてしまう恐れがあり、茎や葉っぱがあまり大きくなりすぎないように湿度を管理しましょう。 冬の水やりは控えめにするのが良いでしょう。冬は土が完全に乾燥してしまうまで待ってから水やりをするのがポイントです。乾燥している環境をキープするようにしましょう。

日光がよくあたる場所で水はけのよい土を使う

プルメリアは日光が大好きですから、1年を通して日当たりの良い場所に置くのがおすすめ!特に生育期には日照不足にならないように注意しましょう。風通しが悪いと病害虫の恐れがあるため、風通しが良い場所をキープしましょう。 また、根腐れを防ぐために水はけの良い土に植えてあげるのが良いでしょう。市販で販売されている腐葉土でもよいですし、自分で調合して土を作るのでもよいでしょう。もし、自分で配合するのであれば、「赤玉土(小粒)7:腐葉土3」の割合がおすすめです!

春から秋に肥料を与える

プルメリアにたくさん花を咲かせてもらいたいなら、適切な時期に肥料を与えるようにするとよいでしょう。生育期である春~秋に定期的に肥料を与えるようにすれば、将来たくさんんの花が咲くようになってくれるでしょう。特にリン酸を多く含む肥料を与えてあげると、花の生育を助けてくれるため、丈夫な花を咲かせてくれるようになるでしょう。 ただし、肥料はしっかりと規定量を守るようにしてください。規定量以上に肥料を与えすぎたり、間隔を詰めて与えてしまうと肥料やけを起こしたり、最悪の場合は枯れてしまうことにもなってしまいます。規定量を与えるか、規定量より少なめで与えるようにするようにしましょう。

プルメリアに起こりうるトラブルと対処法

プルメリアに起こりうるトラブルと対処法
ここまでプルメリアの花が咲かない原因などについて解説してきましたが、そのプルメリアに起こりやすいトラブルなども多くあったりします。ここでは、起こりうるトラブルと対処法について解説していきたいと思います。

葉っぱばかりなら鉢を大きくして日当たりをよくする

もし、プルメリアの花が咲かず、葉っぱばかりが目立っているのであれば、鉢の大きさや日光不足が原因の可能性があります。プルメリアの株が大きくなってくると、植えている鉢の大きさによってはお水やりが難しくなったり、根っこを張るために栄養を取られてしまい、花が咲かなくなってしまうことも。大きめの鉢植えに植え替えてあげ、日当たりの良い場所に置いてあげてみましょう。

花芽がよく落ちるなら日陰に移動させ水やりを1日1回にする

もし、せっかくついてくれた花芽がぽとぽとと下に落ちてしまっているのであれば、もしかしたら日光に当たりすぎてお水が足りなくなって乾燥気味になっているかもしれません。そんな時は、いったんプルメリアの鉢を日陰に移動させてあげて、水やりを1日1回のペースで与えるようにしてみましょう。また、場合によっては肥料やけの可能性もあります。その時は肥料を取り除き、1回の水やりの量を増やして流すようにしてみてください。 水やりをしていて、2週間ほど放置してみて花芽や新芽が落ちるようであれば、根腐れを起こしている可能性があります。その時は鉢から抜いて、根っこをチェックしてみてください。

まとめ

プルメリアの花が咲かない原因について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。 今回の内容では
  • プルメリアは熱帯地域で育つ甘い香りとたくさんの花の色の種類が特徴の植物
  • プルメリアの花が咲かない主な原因に「剪定のし過ぎ」「日光不足」「病害虫」「高温多湿」がある
  • 花が咲かない時の対処法について「剪定を見直す」「薬剤等を散布」「リン酸を多く含む肥料を与える」がある
  • プルメリアの開花は早くて3年、遅くて5年ほどかかる
  • プルメリアの育て方は「水を与えすぎない」「水はけの良い土」「生育期に肥料を与える」ことがポイント

このあたりを中心に解説してきました。 熱帯地域で咲く植物のため、日本では環境を整えてあげなければ、なかなか開花しにくい植物でもあるプルメリア。ですが、管理を怠らず、しっかりプルメリアを観察していれば、魅力ある花を咲かせてくれるようになるでしょう。 ぜひ、この記事を参考に、プルメリアを育ててきれいな花を咲かせてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。