目次
- パキラの植物的特徴
- パキラが人々に与える影響(花言葉や風水学的な観点から)
- パキラの基本的な育て方(水やり、肥料、植え替えなど)
- パキラを育てる時に注意すべきこと(害虫対策、生育環境、枯れない工夫など)
- パキラを土で育てないハイドロカルチャー
についてご説明いたします。パキラの育て方を学ぶことで、観葉植物の基本的な育て方についての知識も深めることができます。この記事がボタニカルライフの魅力に触れるきっかけとなれば幸いです。
関連記事:パキラの育て方|枯らさないお手入れ方法や栽培方法のコツを紹介
パキラってどんな観葉植物か知ってますか?
さて、パキラとはどんな観葉植物なのでしょう?パキラのことを知るために、まずはその生物学的な特徴から花言葉、風水学的な影響まで、様々な角度からパキラのことを眺めてみましょう。パキラの特徴と基本情報
パキラの基本的なデータです。これを見ると、パキラが陽気な国からやってきた、元気いっぱいな植物であることが想像できます。ちなみにパキラの栽培適温は16〜25℃といわれてます。これを日本の四季に照らしてみたとき、暑さに強いのは結構ですが、冬の寒さに適応できるのか、少し不安になりますよね。でも安心してください。パキラはケアの仕方次第で十分冬の寒さにも対応できますよ。原産地 | 中南米(メキシコ・ブラジルなど) |
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耐暑性 | 強い |
耐寒性 | やや弱い。最低5℃以上をキープする |
耐陰性 | 優れているが、より日向を好む傾向あり(半日陰) |
パキラは成長速度が早い観葉植物
パキラは1年で50〜70cmほど伸びるといわれており、かなり成長速度がはやい植物です。成長速度がはやいということは、それだけ繁殖が旺盛であるということでもあります。成長期の夏から秋にかけては、新芽をどんどんつけて植木鉢を緑の葉で一杯にします。こういった生命力の強さが、パキラが初心者にも育てやすいと言われている一因となっています。
パキラの基本的な育て方やコツなどを一挙紹介!
パキラの基本的な育て方やコツを網羅的にご紹介します。水やり、肥料の与え方、置き場所の工夫など、一通り学べるコンテンツとなっています。楽しみながらパキラの育て方について学んでいきましょう。
パキラの花言葉は快活と勝利
お祝いやプレゼントとして、花や植物を人に贈るとき、あるいは贈られたとき、その植物がどういう「花言葉」なのかって気になりますよね。パキラの花言葉は次の通りです。快活
パキラの「快活」という花言葉は、その生命力の強さが由来とされています。パキラは暑さや寒さに比較的つよく、日陰でも育つほど丈夫です。観葉植物の登竜門としておすすめされるほどなので、この花言葉がつくのも納得ですね。
勝利
パキラの「勝利」という花言葉は、アフリカに伝わる昔話が由来となっています。むかしむかし、ある貧しい村人がパキラを育てて売っていました。生命力の強いパキラは、次々と新しい株を増やしていきます。ついに村人はパキラを売ることで貧困から抜け出し、財をつかむことができました。めでたしめでたし。この昔話から、パキラは人々に「財」をもたらすといわれ、別名「発財樹」、「money tree」とも呼ばれています。
パキラの風水効果
「万物にはよい気も悪い気もある」と風水では考えられています。観葉植物は、葉っぱの姿や形、その向きによっても宿る気が変わるので、種類や置き場所によって、よい効果も悪い効果ももたらすといわれています。悪い気や負のエネルギーを鎮静する
パキラは下向きに尖った葉っぱを生やすため、風水では「強い気を発し、悪い気を鎮める」力があると考えられています。リビングや玄関など、気の流れが活発な場所に置くことで、家の中にある負のエネルギーを吸収してくれる効果があるとされています。
仕事運や勉強運が上がる
パキラは、細長い葉っぱをもっているため、風水では「強い気を発する」観葉植物であるとされています。そのため、とくにエネルギーの必要な場所に置くのがよいといわれています。例えば、オフィスや学習机の片隅に置くことで、仕事運や集中力UPを期待できます。
金運アップも期待できる
パキラの花言葉「勝利」の由来である、パキラを売って財を得たという言い伝えから、現在でもパキラは「発財樹」という別名で親しまれています。その影響から風水でも、金運アップのアイテムとしてよく利用されます。
【初心者必見】パキラの基本的な育て方
パキラの基本的な育て方について、いくつかの観点からご説明いたします。衣食住が人間にとって必要不可欠なものであるのと同じで、植物も光合成や栄養のバランス、生育環境といった、複合的な要素が絡み合って生きています。まずはパキラが好むことを知ることから始めましょう。置く場所は【暖かく】【風通しが良い】場所
パキラはどんな条件を満たした場所に置けば良いのでしょうか?みなさんのお家のベストスポットを探りましょう。室内
室内でのパキラの置き場は、日当たりの良い暖かな場所、かつ風通しの良い場所を選びましょう。まず、日当たりですが、直射日光が当たらない、半日影に置いてやるのがベストです。半日影とは、例えばレースのカーテン越しなどの柔らかな光が当たる場所です。というのも強い直射日光に葉の薄いパキラをさらすと、葉焼けと呼ばれる葉が変色する事態を引き起こしがちです。お住まいの環境によって、一定の明るさが確保できない場合は、植物用のLEDライトがありますので、こちらで光量を補ってあげるといいですよ。 また、玄関・リビング・ベランダなど、風通しの良い場所に観葉植物を置くことで、成長促進、根腐れの防止、カビや病害虫の発生の防止につながります。どうしても室内の風の抜けが悪いようでしたら、サーキュレーターの設置を検討してみても良いかもしれません。屋外
屋外も室内と同じで、軒下などの直射日光が当たらない風通しのいい場所に置くのがオススメです。春から秋にかけては、室内より屋外で生育した方が、より大きく元気なパキラを育てることが出来ます。しかし、気温が5℃以下になると、外気の寒さで弱ってしまうので、室内での育成に切り替えてあげる必要があります。水やりはシーズンごとに違うので注意が必要です
水やりの量や頻度に一定の目安というものはありません。季節やご自身の生育環境によって、相対的に変わっていくものと理解しましょう。夏場(生長期)は表面が乾いてから鉢底から水が漏れるくらいまで与える
乾燥を好むパキラは、頻繁な水やりを嫌がります。土の表面がサラサラと乾いた状態で、鉢底から水が滴るくらいたっぷりと与えてやるのが正解です。特に夏場の成長期にかけては、土も乾きやすく、根の吸収から蒸散(葉から水分を放出すること)までのサイクルも早いので、一度に与える量はたっぷりと、かつしっかり土を乾かしてやることが大切ですね。冬場(休眠期)はわざと乾燥させるくらいに控えめに与える
休眠期の水やりは根腐れを防ぐ目的で、少量の水を、土が乾ききったタイミングで与えるのがポイントとなります。夏場と違い冬場は根が眠っているので土の渇きも悪いです。少々土が乾き過ぎても、植物の中には水分が保存されているため、それだけで枯れてしまうことはありません。葉の乾燥が気になるときは、葉水(霧吹きで葉に水を与える方法)によって水分を補ってあげると良いでしょう。肥料や活力剤は与えるものとタイミングで大きく違う
肥料と活力剤は、ごはんとサプリメントの関係に喩えられます。それぞれの特色を知って、適切な時期に、効果的に使っていきましょう。与える期間は4月~10月が適期
肥料はパキラが成長期を迎える4月〜10月にかけて与えてあげましょう。逆にパキラが休眠期を迎える真冬にかけては、肥料を与えるのは控えてください。固形肥料と液体肥料は違いを知ってから与えましょう
「固形肥料」は、遅効性の肥料。植物の生育が穏やかな時期や、苗木の植え付けや植え替えの際に最適。土に溶け込ませてじわじわと植物に栄養を与える効果があります。 「液体肥料」は、即効性があるため、すぐに栄養が欲しいパキラの成長期には液体肥料がオススメです。水で薄めて使うタイプが多いため、水やりの代わりとして与えることが出来ます。 「活力剤」は、観葉植物にとってのサプリメントです。植物が弱っていて、肥料の強い成分に植物が負けてしまう、冬場で肥料が使えない、こういった状態の時に活力剤で栄養を補ってあげることができます。あるいは、肥料と併用して与えると、肥料の吸収率をUPさせる効果もありますよ。パキラ初心者の土は市販の水はけがいいもので大丈夫です
初心者の方には、市販の水はけの良い培養土がオススメです。培養土は、あらかじめ肥料成分が含まれているため、土の栄養バランスを整える手間が省けます。また、パキラを枯らしてしまう原因のほとんどが、水分の与えすぎによる「根腐れ」である事からも、初心者の方には水はけの良い培養土をおススメします。1~2年に1回の植え替えは怠らないようにしましょう
観葉植物の植え替えは、おおよそ1〜2年に1回ほどの頻度で行うと良いでしょう。新鮮でフカフカした土に替えたり、より大きなサイズの鉢に移したりと、生育環境のリセットが目的になります。 長い期間、同じ鉢で育てられたパキラは、根が伸びるスペースが鉢の中に残っていない窮屈な状態になります。この状態を根づまりと呼び、この酸素が全体に行き渡らない状態が長く続くと、根腐れの原因にもなります。【SOS】パキラに元気がない時に確認しよう
日々の細やかな観察で、パキラが発するSOSのサインを見落とさないようにしましょう。【葉がしおれる】と【根詰まり】の可能性あり
- パキラの葉が萎れてる
- 下の葉が落ちる、黄色く変色する、葉の色が薄い
- 生育が遅い、新芽や葉っぱが小さい
- 根が底の穴から見える・出ている
【葉先が変色する】と【葉焼け】の可能性あり
- 葉先が黄色や茶色に変色する
- 葉がカサカサと乾燥する
- 葉の光沢がなくなり、くすんだ色合いになる
水やりが多すぎて根元から異臭がする=根腐れを起こしている
- 葉に元気がない、萎れている
- 土の乾きが遅い
- 根が黒く、ブヨブヨしている
- 根本から腐敗臭がする
- 茎がブヨブヨしている
- 土や茎に白いカビが生えている
パキラの大きさが全体的に細身=日光にしっかり当ててあげる
- 幹がヒョロヒョロと間延びしている(徒長)
- 葉が所々黄色く変色している
- 葉の数が増えない
- 全体的な大きさが小ぶりである
【SOS】パキラが枯れてしまう原因と対処法
パキラが枯れてしまうのには必ず因果関係があります。適切な対処でパキラが元気を取り戻すお手伝いをしてあげましょう。水枯れする原因と対処法
水枯れの症状は、葉っぱの先から現れます。葉先が枯れてきたら、植物の水分不足による水枯れを疑ってください。 水枯れの対処法- 水やりのやり方を見直す(乾燥しきってからたっぷりと)
- エアコンなどの風に直接当てないようにする
- 葉水で葉っぱに直接水分を与える
根腐れする原因と対処法
根腐れの主な原因はこの3つです。- 水のあげ過ぎ
- 植え替えの怠りによる土の劣化、根詰まり
- 肥料のあげ過ぎ
- 水やりのやり方の見直しが必要です。ポイントは、夏場は土が乾き切ったタイミングで鉢底から水が滴る位たっぷりと、冬場は土が乾き切ったタイミングで少量の水でしたね。
- 一度腐ってしまったパキラの根は、再生することが出来ませんので、腐った根の部分をカットして、新しい土に植え替えてあげる必要があります。
- 冬の休眠期に肥料を与えてしまったり、植物が弱っている状態で肥料をあげてしまった時に起こります。肥料は夏場の生育期にしっかり与え、冬場は与えないこと。植物が弱っている時には、肥料を与えるのではなく、日照条件や生育環境を見直すことで、植物本来の生命力を呼び覚ましてあげる必要があります。
徒長や葉焼けの原因と対処法
パキラの徒長や葉焼けは、日照条件の悪化が原因で生じます。- 徒長・・・直射日光の当たらない軒先などでしっかりと日光浴をさせてあげる
- 葉焼け・・・直射日光を当てないように管理する。葉水で水分補給する
パキラに付きやすい病害虫と対処方
パキラは比較的病害虫が付きづらい植物といわれていますが、それでも寄生虫の繁殖は侮れないものがあります。早期発見を目指し、被害を最小限に食い止めましょう。ハダニ
「ハダニ」は白い糸を出して葉に巣をつくるクモ科の害虫です。梅雨明け〜秋ごろにかけての、湿度が低く、暑い時期に繁殖し、大量発生しやすい特徴があります。ハダニの被害にあうと、葉が黄色く変色し、最悪、落葉してしまうことも。 ハダニの対処法- ハダニは水に弱い特性があるため、葉水を行うことで簡単に退治、繁殖の予防ができます。それでも退治しきれない場合は、殺虫剤を散布して下さい。
コナカイガラムシ
「コナカイガラムシ」は、白いふわふわとしたロウ状の形態で、年柄年中発生する繁殖力の強い害虫です。葉や枝の白い部分に手で触れてみて、ベタベタしてたら、コナカイガラムシに寄生されている可能性を疑ってください。 コナカイガラムシの対処法- スプレータイプの殺虫剤を被害にあっている箇所に吹き付ける
- 全体に被害が広がった場合は、浸透タイプの薬剤がオススメ。土の中に混ぜてお水やりと一緒に撒く
- 枝ごとバッサリ剪定してあげる
すす病
害虫の排泄物は「カビ」の栄養源になります。カビが栄養を求めて植物に付着し、その葉を覆うと、いわゆる「すす病」と呼ばれる病気を引き起こします。すす病にかかった植物は、光合成が出来なくなり元気がなくなって、最終的には枯れてしまう恐れもあります。また、虫の排泄物にコバエやアブラムシといった別の虫がたかる事も。 すす病の対処法- 濡らした歯ブラシを使って、葉の表面をこそぎ落とす
- 枝ごとバッサリ剪定してあげる
夏の猛暑や冬の極寒の対処法
部屋の室温については、パキラの栽培適温である16〜25℃に保っていただくのがベストです。 夏場の高温に関しては、エアコンをつけていただければ問題ないかと。問題は冬場の寒さです。外出時や寝る時は、暖房を切っておられる方が多いですよね。特に、陶器の鉢は、冬の底冷えに弱い特徴があります。そういったときには、- 新聞紙や梱包用のプチプチでパキラを覆う
- 夜は窓から冷気が入り込むので、窓辺から距離をとった場所にパキラを移す
- 布製の鉢カバーを買って、鉢を包んであげる
【より簡単】パキラをハイドロカルチャーで育てよう
パキラはハイドロカルチャーでも育てやすい品種と言われています。土を使わないのでより簡単に育てることが出来ますし、育てる容器を選ばないので、インテリアとして重宝すること間違いなしです。土ではない!ハイドロカルチャーって知ってますか?
ハイドロカルチャーは、「ハイドロボール」という人工の土を使って植物を育てる方法です。 ハイドロボールには、ハイドロコーンや透明でカラフルなゼリーボールというものもあり、小さい観葉植物などを栽培するのに向いています。ハイドロカルチャーで育てるメリットとは?
土壌栽培と比べ、ハイドロカルチャーにはどのようなメリットがあるのでしょうか?メリットその①:清潔で臭わない
ハイドロボールは固形で臭いもしないため、虫などが寄り付きにくく、お部屋を汚すこともありません。メリットその②:水やりが簡単
透明な容器に入れて栽培すれば、水の残量が見えるので楽ですし、お気に入りのグラスを使って可愛く仕立てることも出来ます。メリットその③:繰り返し使うことができる
ハイドロボールは繰り返し使えるエコな人工土です。年に1、2回の洗浄が必要です。ハイドロカルチャーのパキラは簡単に手に入りますよ!
ゼオライトという見た目も美しい植え込み材を使用しています。可愛いガラスボールは水の残量もわかりやすく、初心者の方でも育てやすいですよ。しかも無菌無臭ですので、机や棚を汚すことなく清潔に育てていただくことが出来ます。商品名 |
東京寿園 パキラ 土を使わない 観葉植物 単品 おしゃれ 本物 インテリア ゼオライト ハイドロカルチャー 水耕栽培 |
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価格 | ¥2,680 |
特徴 |
土の代わりにゼオライト(洗浄化)を使用。清潔で無臭。クリアガラスで水の残量もわかりやすい。コンパクトな見た目で可愛い。 |
実際にパキラを育てている方にインタビューしました!
今回、はるかのティールーム様にインタビューさせていただきました。実際に育てている方の感想を聞いて参考にしてみてください。パキラを選んだ理由
- 金運アップ
- 初心者にも育てやすい
- 葉の形がシンプルで、どんな部屋にも合う
たくさんの観葉植物があるなかで、パキラを選んだ理由は、
初心者にも育てやすく、一年中緑色の葉で楽しめる点もよいです。葉の形や、幹から伸びていき広がっていく感じも、好きです。大きい観葉植物だと、置く場所を取り、移動が大変なため、片手で持てるサイズで、
観葉植物初心者だったため、
観葉植物を置いている場所
リビングルームに置きました。直射日光ではなく、カーテン越しに光が入る窓際です。小さいパキラのため、棚の上に置いています。直接床の上に置くと、エアコンの風が直接当たってしまいそうなときや、カーテンを開けてぶつかりそうなときは、移動してました。引っ越し後は玄関に置きましたが、
置く場所の決め方
- 直射日光は当てずに、日の光が入るところ
- 寒くなりすぎないところ
風水的に気の流れが活発なところに置くと良いとされているため、リビングルームや玄関がおすすめです。玄関に置いたら、冬場は寒かったため、枯れました。暖かいリビングルームがおすすめです。パキラは、暖かい地域原産の植物のため、
お世話方法
お世話方法は以下のようにお世話をしています。水やりについて
表面の土が乾いたと思ったら、たっぷり水をあげます。夏場は週2回くらい、冬場は週1くらいの頻度です。ちょっと水やりを忘れても大丈夫です。乾燥に強いです。水をあげすぎると、
剪定について
葉が増えてきたら、バランスを見て葉を取ります。ぽきっと手で取れるので、ハサミいらず。簡単です!
あと、パッキーくんと名前をつけて、「おはよう」
初心者のパキラの育て方でよくある質問
Q&A方式で、皆様の疑問にお答えします!お力になれれば幸いです!Q. 初めてのパキラと思って100均で買ったものを育てようと思います。何か特別にやることはありますか?
A,100均で買ってきたパキラは、恐らくプラスチックの鉢に植えられていると思いますので、これを陶器の鉢に植え替えたいと思います。この際、可愛い器を選ぶのはマストです。用意するものはこちらです。- 一回り大きい号数の鉢
- 培養土
- 鉢底ネット
- 軽石
- 割り箸
- 移植ゴテ
- 手袋
- 新聞紙
- 剪定ばさみ
- 化粧石
パキラの植え替えの手順
- 汚れてもいいように作業スペースに新聞紙を敷く
- 鉢に鉢底ネットを敷き、その上に軽石を1〜2cmくらい敷く
- 軽石が隠れるまで軽く土をかぶせる
- 100均のパキラをプラスチックの鉢から優しく抜いてあげる
- 株元の古い土を1/3くらい落としてあげる。傷んだ根があればカット
- 陶器の鉢の真ん中にパキラを置き、鉢の縁に並々になるまで土をかぶせる
- 割り箸で鉢の縁の土をさして、土と根の隙間を埋めていく
- 土が少し沈むので、並々になるまで土を追加でかぶせていく
- 土と根を密着させるため、たっぷりのお水を鉢底から水が滴るまであげる
- 水分が染み込んで、土が沈んでいる分のスペースを化粧石で埋めてあげる
Q. 冬は寒いと思って室内で育てていたら葉が変色してきました。エアコンの風は当ててないのですが、何か対処法はありますか?
A,冬の寒さにあたって、葉が変色してしまったのだと思います。夏の猛暑や冬の極寒の対処法の項目でも説明しましたが、パキラを寒さから守ってあげる必要があります。植物を覆う処置が億劫でしたら、冷気の入りやすい窓辺から、部屋の暖気がたまりやすい棚の上などに移してあげるのもいいと思います。Q. 冬の肥料は厳禁と聞いたのですが、最近パキラに元気がないです。肥料以外で与えていいものはありますか?
A,肥料成分の少ない、アミノ酸やフルボン酸で構成された活力剤であれば、冬の間に与えても大丈夫ですよ。ちなみに私はリキダスという市販のものを使っています。これは水で希釈して使う液体タイプなので、かなり薄めに希釈して、水やりとしてあげています。寒くなるちょっと前に施してやると、水はけの心配もなく与えてあげることが出来ますよ。【初心者必見】初心者のパキラの育て方!基本的な育て方からちょっとしたコツまで徹底解説のまとめ
いかがでしたでしょうか?ここまでの内容を振り返ってみると、パキラが園芸初心者に人気な理由もよく分かりましたし、パキラを育てる事が難しくないことも腑に落ちたのではないでしょうか?この記事のポイントは- パキラは初心者でも育てやすい生命力に溢れた観葉植物である
- パキラは、花言葉や風水学の観点からも、人々に元気や財力を与える影響がある
- パキラを置く場所は、日当たりと風通しのいい半日影の場所
- パキラが枯れる原因の大半を占める根腐れは、正しい水やりで予防できる
- 注意深く観察することで、害虫予防に繋がったり、枯れてしまうリスクを軽減できる
- パキラの成長期である夏場は、適当な施肥や水やりで、パキラの成長を促すことができる
- 休眠中の冬場は、活力剤の使用や、防寒対策を施して、パキラの生命力を高めてあげる
- 植え替えを行うことで、土と根の状態をリセットしてあげることができる
- 土を使わないハイドロカルチャーは、より簡単にパキラを育てることができる