パキラの育て方と選び方|季節別の育て方と失敗して枯らさないコツ

観葉植物デビューの方にこそおすすめしたいのが、カフェや美容室などでもよく見かける、インテリアグリーンの定番「パキラ」です。
手を広げたような鮮やかな緑の葉が美しいパキラは、別名「発財樹(Money Tree)」とも呼ばれ、金運や仕事運を上げるアイテムとしても大人気。実は、生命力が非常に強く、少しのコツさえ掴めば初心者でもぐんぐん大きく育てることができます。 この記事では、パキラを元気に育てるためのポイントを以下の4つに絞って徹底解説します。
- 初心者でも失敗しない!基本の育て方
- 「土植え」と「ハイドロカルチャー(水耕栽培)」の違い
- 「葉が落ちた、枯れた」「葉が落ちそう」な時の対処法とケア
- 金運や仕事運もアップ?パキラの風水効果と花言葉
これからパキラを迎える方も、すでにお家にある方も、この記事を読めば自信を持って「発財樹」と暮らせるようになりますよ。ぜひ最後までお付き合いください。
\元気な植物を育てましょう/
パキラの基本情報と特徴

パキラは初心者でも育てやすい人気の観葉植物!
パキラは、手を広げたような5枚の葉と、スラっとした幹が特徴的な観葉植物です。中南米が原産で、現地では水辺に自生しているため、水が大好きな植物でもあります。
別名「発財樹」とも呼ばれ、貧しかった人がパキラを売って財を成したという言い伝えから、商売繁盛や金運アップの象徴として世界中で愛されています。開店祝いや新築祝いの定番ギフトになっているのも、この縁起の良いエピソードがあるからこそですね。
小さいサイズのパキラの苗も大きく育つのか
パキラは観葉植物の中でもトップクラスに成長スピードが速い植物です。そのため、たとえ100円ショップで購入した小さい苗であっても、適切な環境・温度で育てれば驚くほど大きく成長します。
条件さえ整えば、1年で数十センチ伸び、数年後には見上げるほどの高さになることも珍しくありません。逆に言えば、あえて鉢を大きくせずに育てることで、デスクサイズのままコンパクトに楽しむことも可能です。
成長の早さを活かして大きくするか、可愛らしく保つか、自分のライフスタイルに合わせてサイズをコントロールできるのもパキラの大きな魅力です。
葉っぱは変わるがホルモン剤で幹は変わらないかもっていう話をする。
パキラの年間管理カレンダー
パキラの育て方は各項目と季節で異なり、ごちゃごちゃになってしまう方も多いと思います。詳しい育て方は下記で解説しますがここでは先にパキラの育て方を表でまとめます。

パキラの育て方は大きく分けて2種類

最近では土以外にも様々な育て方でパキラは育てられています。大きく育てたいなら「土栽培」、テーブルの上で清潔に育てたいなら「ハイドロカルチャー」など、ライフスタイルに合わせて選びましょう。
土栽培で育てる育て方
いわゆる一般的な鉢植えです。パキラは成長スピードがとても速い植物なので、大きく育てたい場合は根をしっかり張れる土栽培が一番です。
ホームセンターや園芸店で売られているパキラの多くはこのタイプです。天井に届くようなシンボルツリーを目指すなら、迷わず土植えを選びましょう。
初心者におすすめの水耕栽培やハイドロカルチャーで育てる育て方
土の代わりに「ハイドロボール」などの人工の石を使って育てる方法です。土を使わないので虫が湧きにくく、キッチンやダイニングテーブルの上でも清潔に管理できるのが最大のメリットです。
土植えに比べると成長はゆっくりになりますが、「あまり大きくしたくない」「コンパクトに楽しみたい」という方にはぴったりの育て方です。
土栽培・水耕栽培、屋内・屋外、大型・ミニサイズでも基本育て方は同じ
パキラは環境への適応力が高く、土植えはもちろん、清潔なハイドロカルチャー(水耕栽培)など多様なスタイルで楽しめます。
栽培方法や置き場所が違っても、健康に育てるための基本はどの環境でも共通しています。そこでパキラの育て方の基本について以下で詳しく解説していきます。
パキラの置き場所は日当たりと温度がポイント

パキラを枯らさずに育てるための基礎知識、まずは「置き場所」です。パキラは「日光」と「暖かさ」が大好きですが、ちょっとしたコツがあります。
基本は日当たりの良い場所に置く
パキラは日光が大好きな植物です。日当たりの良いリビングの窓際などが特等席と言えるでしょう。
しっかりと光を浴びたパキラは、幹が太くなり、葉の色も濃くツヤツヤになります。
夏場の直射日光は「葉焼け」に注意
「日光が好き」といっても、真夏の温度の高い強烈な直射日光はNGです。人間が日焼けするように、植物も「葉焼け」を起こして葉が茶色く枯れてしまいます。
夏場はレースのカーテン越しに、柔らかい光を当てて育成しましょう。 関連記事:パキラが葉焼けしてしまう原因は?葉焼けからの復活方法を徹底解説
寒さには弱い!冬は室内で10℃以上をキープ
熱帯生まれのパキラにとって、日本の冬は過酷です。気温が5℃を下回ると葉が黄色くなって落ちてしまうことがあります。
冬の間は必ず室内の暖かい場所に移動して育成しましょう。窓際は夜になると急激に冷え込むので、夕方以降は部屋の中央へ少し移動させてあげるのが無難です。
関連記事:【冬も元気】パキラの冬越しのポイントと育て方のコツ
季節別のパキラの水やり方法

パキラの育て方の4つめのポイントは「水やり」です。水やりは「土が乾いたら」が基本ですが、季節によってその「タイミング」を変えるのが、パキラと長く付き合うコツです。
水やりの基本頻度は土が乾いてから行うこと
水やりの基本頻度はどの季節でも共通で「土の表面が乾いてから」行うことがポイントです。
よくあるミスが何日に1回などと日数で決めることで、この決め方だと植物の置かれている環境差を考慮できないので頻度は「土が乾いてから」行ってください。
春と秋はたっぷりと水やりをする
成長期である春と秋は、パキラが水をたくさん欲しがります。土の表面が乾いているのを確認したら、鉢底から水がジャージャー流れ出るくらい、たっぷりと水を与えましょう。
この時、根っこに新鮮な空気を送るイメージであげるのがポイントです。
冬場は「乾燥気味」に管理して根腐れを防ぐ
冬のパキラは成長が止まり、休眠状態に入ります。水をあまり吸わなくなるので、春や秋と同じペースであげていると、根っこが常に湿った状態になり根腐れしてしまいます。
冬の水やりは「土の表面が乾いてから、さらに2〜3日待ってから」あげるくらいで丁度いいです。「ちょっと乾かしすぎかな?」と思うくらいが、冬越し成功の秘訣です。
葉水は毎日行おう!その効果とは
土への水やりと同じくらい大切なのが、霧吹きで葉全体に水をかける「葉水(はみず)」です。 やり方は簡単で、1日1回、できれば朝の時間帯に、霧吹きを使って葉全体を湿らせてあげましょう。
この時、葉の表面だけでなく、裏側にもしっかりと水をかけるのがポイントです。 実は害虫(ハダニなど)は乾燥した葉の裏に隠れることが多いので、裏側への葉水が良い予防になります。エアコンで乾燥しがちな室内では、ぜひ毎日のルーティンにしてください。
関連記事:【これで完璧】パキラの水やりの頻度を徹底解説!間違えると根腐れも?
パキラにあったおすすめの用土

次にパキラの育て方の3つめのポイント「用土」についてみていきましょう。パキラにはどのような特性を持った土での育て方が合っているのか項目別に解説していきます。
水はけのよい土が適している
パキラを育てる場合、乾燥気味に育てる必要があるため必ず水はけのよい土を使うようにしてください。
水はけのよい土を使うことで、パキラが成長しやすくなります。パキラはジメジメした過湿の状態が苦手なため、水はけのよい土でパキラの好きな環境での育て方ができるよう心がけてください。
市販の観葉植物用の培養土がおすすめ
パキラ初心者の方なら市販の観葉植物用の培養土を使用することで、簡単にパキラを育てられます。
観葉植物用の培養土は、ホームセンターや観葉植物専門店で簡単に手に入りますし、今どきなら100均にも売られているため手軽にゲットできます。
自作する場合は赤玉土7:腐葉土3の割合で
もしパキラの土を自作したい場合は、赤玉土7:腐葉土3の割合でよく混ぜ合わせて作ってください。植え替えを行う際もこの割合で土を作るとパキラを健康に育てられます。
パキラは排水性・通気性に優れた土を好み、水はけの悪い土に植えた場合、土が常に湿った状態になることで根が呼吸できずに傷んでしまうため注意が必要です。 関連記事:【ぐんぐん成長】パキラがすくすく育つための土のケア方法を紹介!
パキラにおすすめの肥料と適切なタイミング

パキラの育て方の4つめのポイントは「肥料」です。肥料を与えるタイミングが違ったら、パキラを枯らせてしまうことに繋がりかねないため慎重に行う必要があります。
春に緩効性化成肥料を鉢の大きさに応じて与える
パキラに肥料を与える場合、春に緩効性化成肥料を鉢の大きさに応じて与えることが大切です。パキラは基本的に肥料を与えなくても十分育ちますが、土に含まれる栄養を補いたい場合、肥料を与えることで効果がアップします。
パキラの元気がない時・花や葉の色を良くしたい時・植え替え時などは肥料を与える育て方をすると効果がでやすいためおすすめです。
株を大きくしたい場合は春~夏に薄めた液肥を与える
パキラの株を大きくしたい場合、春~夏に薄めた液肥を与えることでより成長させることができます。適切な濃度に希釈した液肥を与える場合は約10日に1回を与えるようにしてください。
春~夏はパキラの生育期のため、土の上に置く錠剤ライプ・ばらまいて与える粒状タイプの肥料を与え、追肥を行うことも可能です。肥料の種類は化成肥料を使うことで、肥料によるコバエの発生を最低限抑えてくれます。
冬は肥料を与える必要はない
冬はパキラの休眠期で、成長が緩慢になる時期なので肥料を与える必要がありません。もし冬に肥料を与えてしまうと、パキラの根が肥料焼けを起こし一気に弱ってしまうため注意が必要です。
もし肥料焼けを起こしていることに気づかないでいると、知らないうちにパキラが枯れていることも多いため避けるようにしてください。 関連記事:パキラの肥料はどう与えたらいいの?タイミングや基本的な育て方を一挙解説
パキラの剪定の必要性と剪定方法

パキラが成長したら剪定を行うことも大切です。パキラが成長すると葉っぱや枝が増え、風通しが悪くなります。それではパキラの剪定のポイントについて項目別に順にみていきましょう。
株が大きくなり、枝葉が増えたら剪定を行う
パキラの株が大きくなり、枝葉が増えたら剪定を行うタイミングです。植え替えを行う際にあわせて剪定してしまうと手間がかからずおすすめです。
剪定は、不要な枝を思い切って短く揃え、サイズを小さくし風通しを良くすることで、パキラを病気から守る役割も果たしています。 関連記事:パキラの剪定後にハイドロカルチャーで育てる方法やコツを一挙解説
剪定のタイミング:2年に1回が目安
パキラの剪定を行うタイミングの目安は、2年に1回です。
単に形を整えるのみならず、枝が減ることでパキラの内部まで日光がしっかり当たり、枝の成長をサポートできるという効果もあります。では、パキラの剪定はいったいどの時期に行えば良いのでしょう。
剪定の時期:5月~7月の成長期
パキラの剪定に適した時期は、パキラの成長期の5月~7月がベストです。この時期はパキラが一番活発に成長する時期のため、剪定して枝や葉を切り落としても、剪定後にすぐそこから芽がでやすく、樹形もすぐに整うためおすすめです。
また、もし切る場所を間違えたり、傷つけたりした場合でも、成長期のため元に戻りやすいため、安心して剪定を行えます。 関連記事:パキラの剪定時期はいつがいいの?方法や基本的なケアまで徹底解説
剪定のしかた
それでは、剪定のしかたについて順にみていきましょう。剪定のポイントは、余分な枝を剪定し、葉は上の方でまとめることです。このポイントを守ることで、スッキリした姿に剪定でき、風通しもよくなるためおすすめです。
さらに、幹に特徴があるパキラの場合も、その特徴をより際だたせることができます。
- 剪定場所を決める
- 幹から生えた余分な枝を切り落とす
- 飛び出ている枝をカットする
パキラの剪定で失敗しないコツは、カットする場所を見定めることです。パキラの幹には「成長点」と呼ばれる節がいくつかあり、剪定の際はその成長点の上で切り落とすことが大切です。
成長点とは、幹や枝の表面で新芽が盛り上がって出てくる部分を指します。成長点を残して剪定しないと、剪定後の新芽が出て来なくなるため、必ず成長点から2㎝ほど上の場所で剪定するようにしてください。 関連記事:【ズバッと】パキラの剪定で切る場所を紹介!手入れや育て方も一挙紹介
パキラの植え替え方法とタイミング
では、パキラが成長してきたら何かすることはあるのでしょうか?パキラはとても成長が早い観葉植物のため、定期的な植え替えが大切です。
成長が早いパキラは成長に合わせて定期的に植え替える
パキラは成長が早い観葉植物のため、成長に合わせて定期的に植え替えを行うことが大切です。毎年植え替えをしてあげることで元気に育ってくれますが、2〜3年に1回植え替えを行うのでも問題ありません。
水の吸い込みが悪い場合や鉢底から根っこがはみ出してきている時は、できる限りすぐに植え替えてあげる必要があります。 今使っている鉢より一回り大きいサイズの新しい鉢に植え替えることで、よりパキラが大きく丈夫に育ちます。
また定期的に植え替えを行うことで、根詰まりなどの症状を引き起こす心配もないため、必ず今の鉢が小さくなってきたら植え替えを行うようにしてください。 関連記事:【徹底解説】パキラは生長が早いから植え替えをしたほうがいいの?
植え替えの時期は春から夏の成長期
パキラを植え替えるベストな時期は、春から夏にかけの成長期です。パキラが元気いっぱいの暖かい時期に植え替えることで、根つきもよくなりますし、もし根が傷ついてもすぐに復活するため、それが原因で枯れて来てしまう恐れもありません。
休眠期である冬の時期に植え替えをすると、植え替えによるダメージの回復に時間がかかり最悪の場合枯れてしまう原因になります。適切な冬越しをして春の暖かい時期になるまで我慢しましょう。
準備するもの
- ひと回り大きい鉢
- 鉢底用のネット
- 鉢底石
- 新しい観葉植物用の土
- 伸びすぎた根っこを切る用のハサミ
- 割り箸
- ビニールシートや新聞紙などの敷物
ここでポイントとなるのが、新しい観葉植物用の土です。古くなった土は栄養分もなくなるため、植え替えのタイミングで栄養分のしっかりと含まれている土に変えましょう。 関連記事:パキラの植え替えに最適な鉢とは?選び方や植え替え後の手入れなど徹底解説 関連記事:パキラの植え替えは土が重要!植え替え方法やおすすめの土を紹介
植え替えの手順

それでは、植え替えの手順を説明していきます。実際に始める際には準備するものを揃えてから植え替えを始めましょう。
- 事前の準備として、パキラへの水やりを控えて土をしっかりと乾燥させましょう。
- 作業する場所が室内やベランダで床を汚したくない場合は、新聞紙等の汚れてもよい敷物を敷きましょう。
- 新しい鉢の底に、鉢底用のネット、鉢底石に順番で入れましょう。
- 新観葉植物用に土を鉢の1/3程度入れます。
- 古い鉢に植えられているパキラを取り出します。抜けにくい時は、無理やり引っ張らずに鉢を軽く叩いて少しずつ抜きましょう。
- パキラについている古い土を手で優しく落とします。黒ずんでいたり、伸びすぎている根っこは、適宜ハサミで切り落としましょう。
- 新しい鉢の中心にパキラを置き、鉢の縁から2cm程度下のところまで土を入れます。
- 土の表面を割り箸で軽くつつき、パキラがグラグラしないように根っこの隙間まで埋めましょう。
- 最後は、鉢底から流れるぐらいたっぷりと水やりをしたら植え替え完了です。根が慣れるまでの数週間は、特に日陰の風通しの良い場所で管理しましょう。
パキラによくあるトラブルと対処方法

それでは、パキラを育てていくと起こり得るトラブルおよび対処方法について、病気・害虫の順にみていきたいと思います。理解を深めて、いざという時の参考にしてくださいね。
病気
パキラが良くかかる病気として、「すす病」「炭そ病」というものがあります。病原菌や害虫が寄り付きやすい春~秋の時期は注意が必要です。
特に土が湿っている状態が続くと病原菌の棲み処になってしまうため、必ず風通しの良い場所で乾燥気味に育てることを心掛けてください。
すす病:カビや害虫の排泄物を取り除いて予防する
すす病は、一度かかると回復しない病気で、病気にかかった部分を早急に切り取り、殺菌剤で消毒することが大切です。アブラムシの糞にすす病菌が寄り付きやすい特徴もあるため、アブラムシを見つけたらすぐ退治し、カビや害虫の排泄物を取り除くとともに、害虫を寄せ付けにくい環境づくりを行うことが大切です。
炭そ病:見つけたら病斑が出ている部分を切り落とす
炭そ病は、カビ(糸状菌)がパキラの葉や枝に付着し繁殖する病気です。発生初期は内部の部分に淡褐色の斑点が現れるため、この状態の時に病斑が出ている部分を切り落としてしまいましょう。
症状が悪化し、灰白色になるとパキラは枯れていってしまいます。炭そ病は、パキラが元気な時は発病しにくいですが、株が弱っているときは発症しやすいため注意が必要です。 関連記事:パキラを病気から守る方法ばあるの?病気にならない育て方を紹介
害虫の予防法
パキラにつきやすい害虫に「ハダニ」「アブラムシ」「カイガラムシ」が挙げられます。害虫は数が少ない時に防虫剤などを撒いて対処してしまうことが大切です。特にカイガラムシは、成虫になると薬が効かなくなるため、幼虫の間に退治してしまうように心がけてください。
ハダニ、アブラムシ、カイガラムシに要注意
害虫は、湿度の高いジメジメした環境を好んで集まってきます。そのため極力水をやりすぎないようにし、受け皿に水が溜まっていたらその都度捨てるようにしてください。
また風通しをよくし、定期的に日光を当てることで害虫の嫌いなからっとした環境を整えられるためおすすめです。
葉の裏側まで葉水をすることで害虫を予防できる
害虫を予防するには、パキラの葉の表側のみならず裏側まで葉水をすることが大切なポイントです。害虫は裏側に隠れて住みついている場合が多いですし、葉の裏には水を吸い込む気功というものもたくさん存在します。
そのため、こまめに葉水を行い、ホコリを取り除き清潔に保つことが大切です。
土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆う
パキラを植えている鉢の土の表面を赤玉土・鹿沼土・化粧砂などの無機質の用土で覆うことで、害虫からパキラを守ることができます。無機質の土では害虫が卵を産み孵化しても、成虫に育てないため害虫の発生を抑制する効果があります。
関連記事:【一網打尽】パキラに付く虫の種類!駆除方法とおすすめの商品
葉が落ちる
パキラの起こりやすいトラブルの一つに葉が落ちることが挙げられます。原因をしっかりと知り、適切な処理で復活させましょう。 関連記事:パキラの葉が落ちるのは何か原因があるの?復活する方法まで徹底解説
幹がぶよぶよになっている場合は根腐れ
葉が落ちるときにまず確認するのは、幹や根元がぶよぶよしていないかどうかです。柔らかくなってきている場合、すでに根腐れが進行しています。
原因は、水の与えすぎです。根腐れになると、徐々に葉を落としていき最終的に腐って枯れてしまします。 関連記事:パキラの根腐れの原因とは?根腐れからの復活方法と防ぎ方
挿し木で増やして育てる
まだ元気な葉や茎が残っているならば、腐った幹からカットして挿し木に挑戦して新しい株を育てましょう。
根腐れして葉が落ちる株も乾燥気味に管理して風通しの良い場所で管理してみましょう。根が生きていれば、新芽が出てくることがあります。
パキラの葉が枯れるときはどうしたらいい?

パキラを育てていると、葉が枯れてくるというトラブルに遭遇する場合があります。このような場合、どのような対処法を行えば良いのでしょう。項目別にみていきましょう。
パキラの葉が枯れる原因
パキラの葉が枯れる原因にはいくつかのパターンがあります。パキラの葉が枯れてきた場合の対処方法を知らないと、いざという時にパニックになってしまいますよね。
根腐れ・根詰まり
パキラの葉が枯れてくる一番の原因として考えられるものに「根腐れ」「根詰まり」というものがあります。根腐れはパキラの根が腐っている状態を指し、水の与えすぎで起こる症状です。
また根詰まりはパキラが大きく成長しているにも関わらず、植え替えを行っていないため、鉢一杯に根が張った状態のことを指します。いずれの状態も放置しておくと葉が枯れ、最終的には株全体が弱り腐ってしまうため注意が必要です。
水不足
パキラは水不足でも葉が黄色く変色し、徐々に枯れていきます。パキラは乾燥に強い観葉植物ですが、特に暑い夏場、土の中がカラカラに乾いている状態ではよくありません。
暑い夏は水をこまめに与え、水不足にならないように心がけてください。
エアコンの風などによる乾燥
エアコンなどの風が直接あたる場所にパキラを置いている場合、根から送っている水分量よりも葉の乾燥の方が上回り、葉が乾燥して枯れていってしまいます。
対処法としては、朝晩2回、霧吹きで葉水を行うことで、程よい水分を葉に与えることができ葉の乾燥を防げます。
病害虫
パキラを植えている鉢の土が湿っている状態は、病原菌が好む環境になっているため、できるだけ水はけのよい土・風通しや日当たりの良い環境づくりを目指してください。
また根腐れなどで株が弱ると、少量の病害虫が付着するだけで被害が拡大しやすいため、特に春から秋の病害虫が活動的な時期は注意が必要です。
寒さ
パキラは気温が15℃以下になると生育が鈍り、あまりにも寒い環境下に放置していると枯れてしまうこともあります。
冬はパキラの休眠期のため、乾燥気味に育てることが大切ですが、葉がシワシワになってきているのに水を与えないでいると、そのまま葉が枯れていってしまいます。
日光不足・直射日光の当てすぎ
日光不足の環境でパキラを育てていても葉が枯れてきますし、かといって直射日光の当てすぎも葉焼けを起こして枯れてしまいます。
また日光不足の所から急に日当たりの良い場所に移すと、パキラがビックリして少しの日光でも葉焼けを起こして葉が枯れてしまう可能性が高いため、徐々に明るい場所に移動させていくことが大切です。 関連記事:パキラが葉焼けしてしまう原因は?葉焼けからの復活方法を徹底解説
【原因別】葉が枯れた時の対処法
では、葉が枯れた時はどのような対処法をとれば良いのでしょう。
原因別に対処法をみていきたいと思います。パキラは季節ごとの変化があまりないため、気づかないうちに枯れていたなんていう失敗も多く聞かれます。そうならないように、それぞれの対処法を理解し、パキラを元気に育てる一助にしてくださいね。
根腐れの場合:すぐに植え替える
パキラが根腐れで枯れてしまってた場合は、早急に植え替えを行うことが大切です。パキラを今の鉢から出した時に、株や根をしっかり乾燥させることが最大のポイントになります。
しっかり乾燥したことが確認出来たら、清潔な鉢や土に植え替えるようにしてください。
水不足の場合:適切な水やりをする
パキラが水不足で葉が枯れる場合は、水やりを早急に行う必要があります。休眠期で根の吸収率が落ちている場合以外は、程よい頻度の水やりを行う必要があります。
特に葉が乾燥してシワシワしている場合は水不足なので、常にパキラを観察して水不足に陥らないように心がけることが大切です。
乾燥の場合:エアコンが当たる場所を避けるか、葉水をする
エアコンの風などが直接あたる場所を避け、乾燥を防ぐために葉水をこまめに行うようにしてください。葉水を行うことで、葉を乾燥から守れますし、水が嫌いな害虫からパキラを守ることもできます。
パキラの葉の乾燥を放置しておくと、葉のみならず茎・枝・株まで水分がなくなりカラカラになって完全に枯れてしまうため早急な対処が大切です。
病害虫の場合:殺菌剤や殺虫剤をまく
病害虫がパキラについてるのを見つけたら、すぐに殺菌剤・殺虫剤を撒いて対処することが大切です。
特に春~秋の季節は、月に1回撒くことでかなりの予防になります。またパキラがかかりやすい病気は、アブラムシの排泄物により発症するため、アブラムシを見つけたら早急に駆除することが大切です。
寒さの場合:室内に移動し、時間帯によって場所を移す
パキラは寒いと生育が鈍るため、寒い時期は室内に移動し、20~25℃の環境で育てる必要があります。
また時間帯によって室内でも冷え込む場所があるため、冬の夜は室内の窓際から離れた場所に移動させて管理するようにしてください。
日光不足・直射日光の場合:置き場所を工夫し、遮光をする
パキラを置いている場所が日光不足の場合、もしくは逆に直射日光が当たる場所の場合は、置き場所を工夫したり遮光を行うことが大切です。
弱ったパキラの株をリフレッシュさせたい場合は、新しく枝が生える部分を残し、幹を途中からバッサリ切り落としてしまう方法もおすすめです。 関連記事:パキラは日光が大切!日光の当て方や時間、育て方まで徹底解説
失敗しないパキラの苗の選び方

ここまでパキラの育て方について解説してきましたがここではパキラの苗の選び方を解説します。
幹の根元を触って「硬さ」を確かめる
パキラの健康状態は幹の硬さに直結します。根元を指で押してみて、カチッと硬く張りがあるものを選んでください。ブヨブヨと柔らかいものは根腐れを起こしている可能性が高いです。
特に人気のある「編み込みタイプ(ねじり)」は、複数の苗が束ねられているため、中の一本だけが枯れているケースがあります。必ず全ての幹を一本ずつ触って確認することが失敗を防ぐポイントです。
葉の「濃さ」と茎の「太さ」を見る
健康なパキラは、葉っぱが濃い緑色でツヤがあります。黄色っぽくなっている葉が多い苗は避けましょう。また、葉だけでなく「茎」にも注目してください。
ヒョロヒョロと細長く伸びてしまっている状態(徒長)は日照不足のサインで、購入後も弱りやすい傾向にあります。茎が太く短く、ガッシリと締まった株を選ぶのがコツです。もちろん、葉の裏に害虫がいないかのチェックも忘れずに行いましょう。
グラつきのなさと「新芽」が決め手
幹を持って軽く揺すってみてください。土と一体化してグラグラしないものは、根がしっかりと張っている健康な苗です。逆に不安定なものは根の張りが弱く、環境の変化に耐えられない可能性があります。
また、茎の先端や脇から「赤ちゃんの掌」のような可愛い新芽が出ている苗は、成長スイッチが入っており非常に元気な証拠です。これらが見つかれば、育てやすく頼もしい相棒になってくれます。
パキラの増やし方

ここからはパキラの増やし方について項目別にみていきたいと思います。パキラの増やし方にはどのような種類があるのか、読み進めて理解を深めてくださいね。
パキラには実生苗と挿し木苗の2種類がある
パキラには「実生苗」と「挿し木苗」の2種類あり、この苗の違いにより育ち方が異なります。実生苗とは、種から発芽させる「実生(みしょう)」で育てた苗のことを指し、挿し木苗とは「挿し木」の方法で増やした苗のことを指します。
パキラの幹を大きく太くしたい場合は、この苗の違いにより太さに差が生まれます。どちらかといえば実生苗のパキラの方が挿し木苗の場合より、日光に当てて育てると幹がどんどん太り丈夫に育つ傾向があります。 関連記事:【ぐんぐん成長】育ったパキラの増やし方!時期や方法まで一挙解説
剪定後の枝から挿し木で増やす
パキラを増やすには挿し木で行う方法が一般的で、初心者でも一番簡単な方法です。挿し木で育った苗は、成長スピードが遅く、それほど太く育ちません。そのため、こじんまりしたインテリアとして飾りたい場合は、挿し木苗で育ったパキラをゲットするようにしてください。
挿し木苗のパキラは、幹の太さに変化がなく一定であるという特徴・小さな苗の初めの葉が双葉でない場合が挿し木苗です。 関連記事:パキラの挿し木の失敗しないコツは?切る場所や適した時期を紹介!
パキラは水耕栽培での挿し木で増やせる
パキラは水耕栽培で挿し木として増やすことが可能です。水耕栽培にすることで、より確実に発根させられ成功率が格段にアップします。パキラの枝の先端を水に浸けてから根の赤ちゃんが出てくるまで約2週間かかり、それが根だと確実に分かるようになるまで、さらに約3週間かかります。
透明容器で水耕栽培を行うことで、これらの変化をしっかり確認できるため、水耕栽培で挿し木を行うことはとても魅力的な方法です。 関連記事:【ぐんぐん伸びる】パキラを水挿しで増やす!時期や方法を解説
パキラの挿し木に必要なもの
パキラを挿し木する際に必要なものは、以下のものです。
- 剪定後の枝葉状態のパキラ
- 剪定ばさみ
- 3号くらいの小さい鉢
- 挿し木用の土
- 水を入れる容器
- 割り箸
- 発根促進剤
挿し木での増やし方

それではパキラを挿し木で増やす場合の具体的な方法についてご紹介していきたいと思います。手順を簡単に説明するので、読み進めていってくださいね。
- パキラの挿し穂を入れる容器に、水と肥料を入れておく
- 挿し穂にする枝葉を剪定する
- 挿し穂の葉を半分に切り、水分バランスの調整が出来るようにする
- 水と肥料を入れた容器に挿し穂をさし、根が出るのを待つ
こまめに水換えをする
パキラの挿し木を成功させるには、こまめな水換えが大切です。水換えの頻度としては、1~3日に1回は行うようにしてください。水換えを行う際、水耕栽培用の肥料も一緒に与えるようにしてください。
夏場に長時間水換えをしていないと、雑菌が増えてカビの原因になり得るため注意が必要です。
種まきで実生苗を増やす
種まきを行い苗に育ったパキラを実生苗と呼びます。また種から育てた株を実生株といい、種から発芽させて細かな管理を行って成長させているため、手間と時間がかかって苗まで成長したパキラです。特徴としては幹の根元が膨らんでいることが挙げられます。
実生苗は開花する可能性を秘めた苗のため、パキラの開花を見てみたい方は、種から育ててみてください。
パキラは種からも育てられる
パキラの種は、店舗や通販サイトでまれに購入できる場合もあります。なぜまれかというと、種が採取される時期がかなり限られており、2月と8月の年2回しか収穫されないため、なかなかお目にかかれません。
しかも、新鮮な状態の種を購入できないと発芽すらしないため、注意が必要です。パキラの種は、採取から半月~1ヶ月経過すると発芽する力を失ってしまう、とてもデリケートな種です。
種まきのしかた
種を入手できてもどうやって種まきを行えば良いのかを分かっていないと、宝の持ち腐れになってしまいます。

そこで、具体的な種まきのしかたの手順をご紹介していきたいと思います。
- 水没検査を行い、沈んだ種だけを使う
- 湿らせた水苔で包み、発芽するまで保管する
- 発芽したら表面の殻をむいて胚を取り出し、また水苔で包み直し胚が2~3㎝ほどになるまで待つ
- 胚が2~3㎝に成長したら、赤玉土を入れた鉢へ植える
- 成長が安定するまでは包んでいた水苔を被せておく
パキラは風水的にも人気の観葉植物!

最後に、パキラを育てるのがもっと楽しくなる、風水と花言葉のお話です。
- 仕事運・勉強運アップ
- 金運アップ(発財樹)
- 花言葉は「快活」「勝利」
仕事運・勉強運アップ
パキラのように上へ上へと伸びる植物は、風水では「発展」の気を持つとされています。仕事のデスクや子供の勉強部屋に置くと、やる気や集中力を高め、仕事運や勉強運をアップさせてくれると言われています。
金運アップ(発財樹)
「発財樹」の名の通り、パキラは金運アップの観葉植物としても有名です。リビングのテレビの横や、家の顔である玄関に置くことで、良い気を家の中に取り込み、金運を引き寄せると言われています。
花言葉は「快活」「勝利」
パキラの花言葉は、その生命力の強さから「快活」、そして貧しさから成功したエピソードから「勝利」と名付けられました。
何か新しいことを始める時や、ここぞという時の勝負運を上げたい時に、パキラは頼もしいパートナーになってくれるはずです。 関連記事:パキラの風水効果とは?運気を高める置き場所や方角、注意点を紹介!
パキラの育て方と選び方|季節別の育て方と失敗して枯らさないコツのまとめ
今回は、パキラの育て方について解説いたしました。 最後に、パキラと仲良く暮らすためのポイントをおさらいしておきましょう。
- 置き場所: 真夏の直射日光は避け、レースカーテン越しの柔らかい光が当たる場所がベスト。冬は暖かいリビングへ。
- 水やり: メリハリが大切。「土が乾いたらたっぷりと」が基本ですが、冬は乾かし気味に。
- 毎日のケア: 1日1回の「葉水(はみず)」で、葉の裏側まで潤いを与えて害虫を予防しましょう。
- 楽しみ方: 成長が早いので、伸びすぎたら思い切って剪定を。切った枝は「挿し木」にして増やすこともできます。
パキラは「快活」という花言葉の通り、見ているだけで元気をもらえる植物です。その生命力はとても強く、多少の失敗ならすぐにリカバリーしてくれる頼もしさもあります。 もし葉が落ちたりしても、焦らずこの記事の対処法を試してみてください。
きっとまた新芽を出して、あなたのお部屋を明るく彩ってくれるはずです。
ぜひ、あなただけのパキラにたっぷりの愛情を注いで、緑のある豊かな暮らしを楽しんでくださいね。


