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置くだけで南国の雰囲気を味わうことができるデーブルヤシ。市場で多く出回っていて気軽に購入でき、観葉植物の中でとても人気があります。この、テーブルヤシを屋外で育ててみたけれど、枯れてしまった経験がある方はいらっしゃいませんか。 テーブルヤシは屋外で育てるためには気を付けなければならないポイントが複数あります。 そこで、今回この記事では以下の内容について詳しく解説します。
- テーブルヤシの基本的な育て方
- 置き場や水やりについて
- 植え替えや剪定の方法
- テーブルヤシを越冬させるために注意すべき点
- テーブルヤシを枯らさせないためのコツ
テーブルヤシを屋外で育てたい方や、室内で育てていたけれど、大きく成長したため、屋外で育てるためのコツを知りたい方は必見です。この記事を読むことにより、初心者でも枯らすことなく屋外で元気に育てることができるでしょう。 最後までお読みいただき、参考になれば幸いです。
テーブルヤシって屋外でも栽培できるのか?
インテリアグリーンとして人気のあるテーブルヤシは、室内で飾られるイメージが強いですが、屋外でも栽培できるのか詳しく解説していきます。答え:屋外でもしっかり成長しますよ!
屋外での育て方として、きちんとポイントを押さえれば、しっかりと成長することができます。室内での育て方とは異なるので、屋外で育てる場合は注意が必要です。正しいお世話の仕方を理解し、元気に育ててあげましょう。屋外でテーブルヤシを元気に育てるコツや注意点を一挙紹介
それでは、トロピカルなイメージのテーブルヤシを屋外で元気に育てるためのコツや注意点を紹介していきます。参考にしていただき、テーブルヤシを枯らすことなくお世話してあげてくださいね。テーブルヤシを屋外で育てるコツは大きく2つ
ここから、デーブルヤシを屋外で育てる際のポイントをご紹介します。明るい日陰になるような場所に置くこと
テーブルヤシは明るい場所を好みますが、直射日光が苦手です。長時間強い日差しに当たってしまうと葉が枯れてしまいます。そのため、屋外に置く際は、明るい日陰に置くようにしましょう。定期的に植え替えや株分けをすること
テーブルヤシは生長ともに、植え替えや株分けをすることをおすすめします。大きさや葉の茂り具合に合った環境を整えてあげることで、元気に育ちますので状況を見ながら適した時期に行うようにしてください。テーブルヤシの屋外での育て方
テーブルヤシを屋外で育てる際、注意しておくべき点をお伝えします。置き場所は日当たりや風通しが良さがポイント
テーブルヤシは明るい場所で、風通しの良いところを好みます。耐陰性はありますが、あまりにも日当たりの悪い場所だと生長が鈍り、枯れやすくなってしまいますので注意しましょう。夏の屋外の置き場所
テーブルヤシは強い直射日光がとても苦手です。ヤシ科の植物は南国の暑い所で太陽の光を浴びながら元気に育つイメージが強いのですが、テーブルヤシは逆で、葉が枯れてしまいます。夏場は軒下や明るい日陰に置くと良いでしょう。冬の屋外の置き場所
冬の屋外での置き場所は、なるべく暖かい場所に置くことがとても重要です。寒さに弱いため、気温が5℃以下になると枯れてしまう可能性があります。そのため、冬場だけ室内に入れて育ててあげることをおすすめします。水やりの量やタイミングは季節ごとに違う
水やりの方法は時期によって異なります。しっかりとポイントを押さえておきましょう。春や夏の水やり
暖かい時期での水やりは、土が乾いたら鉢底から水が流れるくらいたっぷり水を与えるようにしましょう。そして、特に注意しなければならないのは、生育旺盛な夏場の水やりの時間帯です。暑い時間帯に水やりをしてしまうと、鉢の中の温度が上昇し、煮えたような状態になってしまいます。根にダメージを与え、根腐れを起こしてしまわないよう、早朝か夕方以降の涼しい時間帯に水やりを行うようにしてください。秋や冬の水やり
寒い時期は生長が緩やかになり、休眠時期に入ります。そのため、水やりの頻度を減らし、断水気味で育てることがポイントです。目安としては2週間に1回くらい、土が乾いてから2~3日後にみずやりをしてください。お水の温度は低すぎると根に負担がかかるので、常温で与えるようにしましょう。土は水はけが良いものを選ぶ
土は、水はけが良いものでないと、根が呼吸できなくなり、根腐れをおこしてしまいます。市販のもので選ぶ際は、「マグァンプK(緩効性肥料)」が配合されている「ハイポネックス培養土 鉢・プランター用」がおすすめです。または、観葉植物用の土4:鹿沼土1:赤玉土1の割合でブレンドするのも良いでしょう。肥料は【いつ】【どのくらい】与えるかが重要
肥料は暖かい時期に与えるようにしましょう。おすすめの肥料を紹介します。2か月に1度程度
- プロミック 観葉植物用
- 土に置くだけ 錠剤肥料 観葉植物用
1~2週間に1度程度
冬場は生長が止まるので与えてしまうと肥料焼けを起こしてしまいます。元気が無い場合は「植物用活力液リキダス」等の活力剤を与えると効果的です。
- キュート 観葉植物用
- Top Quality 専用液肥 観葉植物用
テーブルヤシをきれいに保つポイント
続いて、テーブルヤシを綺麗に保つためのコツを紹介します。定期的に植え替えをすることでより元気に育てる
生長具合を見ながら植え替えをしてあげると生き生きとし、元気に育ちます。植え替えに関して詳しく見ていきましょう。テーブルヤシに植え替えが必要な理由
テーブルヤシは葉の茂り具合を見て、鉢が小さく感じたら植え替えをする必要があります。根の生長が早いため、窮屈になり、やがて、枯れてしまう可能性があります。ただし、大きすぎる鉢は禁物です。十分に水を吸い上げることができなくなってしまい、土が湿った状態が続くことで根腐れをおこしてしまうからです。植え替えの時期は、暖かく、生長旺盛な5~6月に行うのが理想的です。遅くても9月までには行うようにしてくださいね。
テーブルヤシの植え替えに必要なもの
植え替えの際に必要なものは以下の5点です。- 観葉植物用の土
- ひと回り大きいサイズの鉢
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- スコップ
テーブルヤシの植え替えの手順
植え替えの手順を説明します。とても簡単なので、ぜひ、トライしてみてくださいね。- 鉢からテーブルヤシを取り出し、根に付いている土を優しく丁寧にほぐしながら、1/3程度、古い土を取り除く。
- ひと回り大きいサイズの鉢に鉢底ネットを敷き、鉢底石を数㎝入れる。
- 鉢の1/3程、観葉植物用の土を入れる。
- テーブルヤシを置き、株と鉢の隙間に土を9割ほど入れ、固定する。
- 鉢底から水が流れるくらい、たっぷりと水を与える。
植え替え後はダメージを受けているため、1週間くらいは直射日光を避け、日の光に当たり過ぎないように日陰に置くようにしてください。
剪定をすることで見た目もスッキリになる
本来、観葉植物は葉の茂りが盛んになり、大きく成長した枝をカットし整えてあげることで見た目がスッキリし、風通しが良くなります。しかし、テーブルヤシは積極的に選定を行うことには向いておらず、枯れていない葉を剪定する必要はありません。葉の乾燥により枯れてしまうことがありますので、その際は剪定し、綺麗にしてあげると良いでしょう。剪定しないと生育不良を起こしたり、枯れる原因になる
葉が乾燥し、茶色くなってしまった部分をそのままにしておくと、更に状態が悪化し他の部分も枯れてしまう可能性があります。枯れている部分を見つけたら、できるだけ直ぐにカットしてあげましょう。テーブルヤシの剪定に必要なもの
- 剪定ばさみ
テーブルヤシの剪定の手順
- 葉が茶色く枯れてしまった部分だけカットする
- 葉先だけ茶色くなった場合、その葉だけを短くカットし、葉全体を切り落とさなくてもOK
カットする場合は、新芽を傷つけないように気を付けましょう。生長点を切り落としてしまうと、そこから新芽が出てこなくなってしまうので注意してください。
テーブルヤシの越冬が屋外で育てるときには重要です!
テーブルヤシを屋外で冬越しするためには、いくつか気を付けておくべき重要なポイントがあります。 次項で詳しく説明しますので、必ず頭に入れておくようにしましょう。きちんと管理し、大切に育ててあげてくださいね。【必見】テーブルヤシを越冬させるために必要なこと
ここからはテーブルヤシを越冬させるための方法を紹介します。枯らさないために重要なポイントが書かれているため是非、参考にしてみてくださいね。テーブルヤシはもともと寒さに弱い観葉植物
テーブルヤシは、もともと温かい国で成育しているヤシ科の植物ため、寒さに強くありません。暖かい場所を好むため、雪が積もる地域には、屋外で育てることには適していません。また、真冬に北風が当たる場所は避けた方が無難です。越冬させるポイント①:水やり
冬場の水やりについて説明します。冬場の水やりはとにかく乾燥気味にすること
気温が低くなり、10度以下の時期に入ったら水やりの頻度を抑えることが重要です。 上記のでもお伝えしましたが、土が乾いたら2~3日置いてから水やりをしましょう。乾燥気味にすることで、根腐れを防ぐことができます。 また、葉の表面が乾いたら、霧吹きで葉水をしてあげると元気に育つことができます。受け皿に溜まった水は捨てること
水やりをし、受け皿に溜まった水は捨て流すようにしましょう。土がなかなか乾きにくくなり、湿った状態が続くと根が呼吸できなくなり、根腐れを起こしてしまいます。そのまま放置し枯れてしまわないように注意してください。越冬させるポイント②:温度管理
テーブルヤシは寒さに弱いため、冬場は温度の管理がとても重要です。気温が5度以下の時は、暖かい部屋に入れる
気温が低くなりすぎると枯れてしまいますので5℃以下の時は、室内に入れて管理しましょう。耐陰性はありますが、あまりにも日の光に当たらないと元気がなくなってしまいますので、なるべく日の光が差し込む明るい場所に置いてあげることをおすすめします。エアコンの風で葉を乾燥させないようにする
テーブルヤシは乾燥がとても苦手です。乾燥すると葉が茶色く変色してしまいますので、室内で管理する場合、エアコンを入れる際は、テーブルヤシに直接エアコンの風が当たらないように注意しましょう。越冬させるポイント:日当たり
寒い時期の日当たりについて説明します。冬場の日光なら、窓辺でしっかり当てても大丈夫
夏場の直射日光は苦手ですが、冬場の優しい日光はしっかり当てても葉焼けをすることはほとんどありません。暖かい環境を好むため、乾燥に注意しながら窓辺の日光に当たっても問題なく、元気に育ちます。窓辺周辺の気温だけは常に確認しておく
窓際にテーブルヤシを置く際は、気温に注意しなければなりません。朝晩は日中の温度と差があり、かなり冷え込みます。そのため、5℃以下になると枯れてしまうことがありますので、お部屋の暖かい場所に置くことをおすすめします。テーブルヤシの屋外栽培で枯れる原因と対処法3選
屋外でテーブルヤシを栽培すると枯れてしまうことがあります。どのようなことが原因で枯れてしまうのか解説しましょう。直射日光で葉焼けする=枯れた葉を茎から切り落とす
テーブルヤシは、耐陰性があり、直射日光に弱い観葉植物です。強い日差しが当たると枯れてしまうので、屋外では日陰に置くようにしましょう。葉焼けを起こしてしまったら、枯れた葉を茎から切り落としてあげてくださいね。過剰な水やりで根腐れを起こす=即座に植え替えをする
水をたくさん与え過ぎると、土が湿った状態が続き、根腐れを起こしてしまします。 そうなった場合は直ぐに植え替えをしてあげてください。土の状態を整えてあげることで元気に育つことができます。株が蒸れて病害虫が発生する=殺虫剤で駆除をする
テーブルヤシは、株が蒸れると病害虫が発生し、害虫被害にあうことがあります。特に多いのが、ハダニやカイガラムシです。これらにより、葉から栄養分が吸い取られ、枯れてしまう原因にも繋がりますので、日ごろから常に観察し、見つけたら殺虫剤で駆除するようにしましょう。また、病害虫の発生を防ぐためには葉水が効果的ですので是非行ってくださいね。屋外でテーブルヤシを育てるときによくある質問
テーブルヤシを屋外で育てる際によくある質問についてお答えします。Q. テーブルヤシが大きくなったので、剪定しようと思いますが、冬に行っても大丈夫ですか?
A,冬は休眠時期のため剪定は避けた方が無難です。 万が一、葉っぱが枯れてしまい、気になるようでしたら枯れた部分だけ切り落とすようにしましょう。寒い時期は植え替えや剪定に適していません。テーブルヤシにボリュームが出てきたら、剪定することよりも、暖かい時期に株分けすることをおすすめします。Q. テーブルヤシの乾燥を防ぎつつ、適度な水やりをするにはどうしたらいいですか?
A,乾燥予防には葉水が効果的です。 葉水をすることで乾燥を防ぎ、葉っぱに自体に艶を出して、ハリのある元気な状態を維持することができます。また、葉の表面に積もったホコリを落とすことができ、病害虫を予防する効果もあります。葉水にはメリットがたくさんありますので、定期的に行うことをおすすめします。Q. 外で育てているテーブルヤシに霜が付いていた時は中に入れたほうがいいですか?
A,寒い時期はできるだけ室内に入れて育ててあげましょう。 寒さに弱いテーブルヤシは気温が低い時期にそのままにしておくと枯れてしまうことがあります。なるべく室内の暖かい場所に置いてあげるようにしましょう。室内の窓辺は朝晩の冷え込みがテーブルヤシに影響を与えてしまうため、日中は暖かくても注意してください。テーブルヤシを屋外で育てる方法とは?屋外でも枯れさせない育て方を解説のまとめ
ここまで、テーブルヤシを屋外で育てる方法について解説してきましたが、いかがでしょうか。 コツさえ押させておけば、初心者でも育てやすい観葉植物であることはお分かりいただけたと思います。 この記事でのポイントは、以下の通りです。- テーブルヤシは暖かい場所を好み、寒さに弱い観葉植物である
- 屋外では葉焼け予防のため、直射日光を避け、明るい日陰に置く
- 気温5度以下になる場合は室内に入れてあげる
- 夏の水やりは土が乾いたらたっぷりと、冬は乾燥気味にし、土が乾いて2~3日後にたっぷり与える
- 成長具合により植え替え、剪定をし綺麗に保つ