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数ある観葉植物の中でもテーブルヤシは、お部屋に一つあるとトロピカルな雰囲気がでる植物ですね。お手入れも比較的簡単で、様々なインテリアにも合うことから人気のある観葉植物です。 そんなテーブルヤシを育てていて、なんだか元気がない、枯れそうになっていることはありませんか? この記事ではテーブルヤシの枯れる原因とケアや長く楽しむためのポイントをお伝えしたいと思います。
- テーブルヤシが弱っているサイン
- 枯れる原因と対処法
- 元気に育てるポイント
- 季節ごとのお手入れの違いや土の選び方
よくある質問にもお答えしていますので、ぜひ参考になさってくださいね。
テーブルヤシが枯れそう!救済方法はあるのか?
テーブルヤシはその名の通り、ヤシ科の小型品種です。高さが10~50㎝ほどのコンパクトさで、一つの茎から細長い葉が羽を広げるような姿がきれいな観葉植物です。丈夫で育てやすいと言われていますが、お手入れ方法によっては枯れてしまったり、根腐れを起こしたりするので注意が必要です。 ですが安心してください。トラブルの程度によって、いくつか救済方法があります。ケアの仕方で長く楽しむことが出来ますよ。手軽に育てられるテーブルヤシでも枯れることがある
そうはいっても基本的に丈夫な植物なのでよほど環境が悪くなければ、めったに枯れることはありません。もし葉が黄色くなっていたり、葉や茎の表面に小さな虫がついていたりする時は要注意。鉢を置いた環境や水やりのタイミングなどを見直し、元気な状態を保てるようにしてくださいね。復活する可能性はまだある
葉が黄色くなったり、虫がついてしまってもすぐ枯れてしまうわけではありません。復活する可能性は十分にありますので、安心してくださいね。慌てて植え替えや活力剤をあげてしまわないで、まずは枯れる原因を取り除くことが先決です。枯れそうなテーブルヤシの復活方法を徹底解説
それでは、実際にテーブルヤシの復活方法を説明していきます。枯れる原因によって、さまざまなサインがテーブルヤシから見て取れますので、よく観察してみましょう。 サインの違いによって、水が多すぎるのか少ないのか、日当たりが悪いのか、乾燥しているのかがわかります。テーブルヤシが弱っているときのサイン
お持ちのテーブルヤシをよく観察してみると、なんだか元気がない状態から具体的にどう元気がない状態なのかに違いがあります。葉っぱがしおれている、水やりをしても瑞々しくならないなどの症状がそうです。今のテーブルヤシの状態はどれに当てはまりますか? 症状の違いによって、原因が変わってきますのでそれぞれ対処方法を変えてみましょう。葉が枯れる
葉の先や全体がしなしなと茶色く変色して枯れている場合、乾燥や低温が原因です。特に季節によって生育期と休眠期があるテーブルヤシ。夏場の直射日光や寒いからと日当たりの良い窓際の場所へ置いてしまいがち。冬場日中は温かいのですが、朝晩の急激な冷え込みに弱ってしまいます。また、水やりを極端に控えていると水分不足で枯れてしまいます。ほどよい管理が心がけてくださいね。葉の色が緑色から茶色に変色する
葉の色が茶色に変色してしまった場合、そのままにしておくよりも緑で揃えておきたいですよね。葉だけなら枯れた部分のみを切ってしまうのもよいでしょう。真横に切らずに斜めに切って、他の元気な葉と似た形にしてみてください。ただし茎を切ってしまうと、もうそこから二度と葉が伸びてきませんので注意してくださいね。葉がぐったりしてしおれる
日当たりもよいのになぜか葉がぐったりしているという時は、水やりのし過ぎが考えられます。春から夏にかけてはぐんぐん成長する生育期にあたるので、水やりも土が乾いたら鉢から溢れるくらいたっぷりとあげて問題ありません。しかし、秋から冬にかけては成長がゆるやかになり、ほぼ休眠しているといってもよいので、あげ過ぎは禁物。根から吸水しにくい時期に常に根が水と触れていると、酸素が取り込めずにぐったりとしてしまいます。冬季は乾燥気味に育てると覚えておいてくださいね。水やりの際にうまく吸収しなくなる
水やりをしてもうまく吸水しない、そんな時は根腐れや根詰まりの可能性があります。葉がぐったりしおれていたり、鉢底から水が出て来た時になんだか生ぐさい匂いがしたりの症状があると、吸水できていないサイン。そのままにしておくと、根が黒く変色し茎から葉へ枯れていきますので、植え替えして土を新しくし、株分けするとよいでしょう。どうしてテーブルヤシが枯れるのか?原因は?
テーブルヤシが枯れる原因は大きく3つ、日当たりと水やり、害虫による被害です。 南米原産だからといって一年中直射日光の当たる場所に置いていたり、季節関係なくたっぷりと水をやる、またはずっと乾燥した状態が続く、小さな虫がついていたりしませんか? またクーラーの風が直接当たる環境もよくありません。原因1:テーブルヤシが根腐れをしている
まず枯れる原因で一番多いのが、根腐れしていること。これは、水やりのし過ぎで起きやすくなります。先ほどもお話ししたように、暑さには平気だけど寒さには弱い植物です。春から夏にかけてぐんぐんと成長し、逆に秋から冬は成長がゆるやかになりますので、自然と欲しがる水の量も変わってくるのです。 温かい時期は土が乾いたらすぐにたっぷりと水を与え、寒い時期は土の表面が乾いてから2日~3日経って水を与えてください。原因2:テーブルヤシが根詰まりを起こしている
次に挙げられるのが、根詰まりを起こしていることが考えられます。購入してから2年も経過すると、たくさん生い茂り、なんだか鉢が窮屈にみえる時は根ものびて窮屈になっています。根詰まりで十分な酸素や栄養がえられずに枯れてしまうことも。 その場合は、春から夏の暖かい時期に植え替えをし、株分けといって密集した株を分けて植えると改善するでしょう。原因3:テーブルヤシが直射日光で葉焼けしている
葉が黄色や茶色に変色している時は、葉焼けしている状態です。日光が当たりすぎているのが原因なので、屋外では半日陰と呼ばれる、半日だけ日が当たる場所へ移動したり、レースカーテンなどで日の光りを少しさえぎってあげましょう。さらに室内の場合は、クーラーの風に直接当たりにくい場所がいいですよ。原因4:テーブルヤシへの日光が不足している
今度は逆に日光不足の場合です。直射日光が悪いからと日当たりの悪い場所にずっと置いておくと、今度はカビや虫が繁殖しやすい環境になってしまいます。湿潤な環境を好むとはいえ、カビが繁殖しては元も子もありませんよね。葉やけがどうしても心配な時は、窓から1~2メートルほど離した、風通しのよい場所を探して置くといいでしょう。原因5:テーブルヤシに害虫が付いている
茎や葉の表面、または土の表面に白い虫や赤茶色い虫がついている時は、害虫被害により枯れてしまいます。テーブルヤシにつきやすいのは、主にハダニやカイガラムシ。吸汁により徐々に株を弱らせるので、あまりに多い時は殺虫剤を散布する必要があります。原因6:テーブルヤシが病気になっている
テーブルヤシがなりやすい病気は、主にうどんこ病です。白いワタのようなものが葉や茎、根元についているので、見つけやすいでしょう。うどんこ病は風通しが悪いとなりやすいので、できるだけ人が通り空気が動く場所や換気で風通しをよくしてくださいね。原因7:テーブルヤシに与える水分が多い
普段水やりの量はどれだけ与えていますか? 土の表面が乾かないうちにたっぷりとあげてしまっている時は水分のあげ過ぎが心配です。土の中で根っこは水と栄養を吸いあげる時に酸素も同時に吸い上げます。ところが水に浸かりっぱなしだとこれが出来ません。酸素が取り込めないテーブルヤシは次第に元気がなくなり、根が黒ずんで腐ってしまうので、水やりは土の表面が乾いてからあげると覚えていてくださいね。原因8:テーブルヤシに与える水分が少ない
水分不足で枯れる心配があるのは、休眠期とクーラーによる乾燥です。株が眠っているからとあまり乾いている期間が長いと、しわしわとツヤがない葉になったり、全体的にぐったりしてきます。また、真夏や真冬のクーラーでお部屋全体が乾燥しやすい状態に。風が葉に当たるのは植物にとってよくありません。鉢へ水やりした直後に葉の乾燥が心配であれば、葉水を心掛けてください。見た目もみずみずしくなりますし、害虫駆除にもよいのでおすすめです。原因9:剪定や植え替えなどが上手くされなかった
剪定や植え替えが必須なテーブルヤシですが、どうしても株に負担がかかってしまうので時期が悪いと枯れてしまうこともあります。特に冬場の剪定や植え替えは厳禁です。株がよく成長する春から夏にかけての暖かい時期にするとよいでしょう。テーブルヤシが枯れそうなときに出来る対処法
ここまで主な原因をあげて説明してきました。みずみずしい葉や姿がきれいなテーブルヤシがあるとお部屋も明るくなり、長い間グリーンを楽しみたいですね。今度は具体的にどんなケアをしていけばよいのか、症状別にお話していきますので、ぜひ参考になさってくださいね。テーブルヤシが根腐れをしているとき
テーブルヤシが根腐れしてるのを見分けるには、においです。水やりをしたときに鉢底から出てきた水が生臭い時は根腐れしている証拠です。放置していると、茎へ広がってしまうので早めに対処する必要があります。水やりを控える
まず、水のあげ過ぎが考えられますので水やりの頻度を控えてください。土を乾燥させるのが目的ですから、土の表面が乾いて数日たってから水を与えて様子をみてくださいね。初期の状態ならすぐに改善するでしょう。乾燥させて植え替えを行う
乾燥気味に様子を見ても、においが消えない、葉や茎が変色しているなどの場合は植え替えをして腐った根をカットしなければなりません。水やりを控えて乾燥気味にしてから植え替えしましょう。季節は成長期にあたる春から夏。鉢から出して、根の状態を確認してみてください。腐ってしまった根をカットする
植え替えの際に根が黒ずんでいる、溶けてしまっている場合があります。黒ずんだ根や溶けてしまった部分をハサミで切って、元気な部分を新しい土に植え替えましょう。植え替えたあとは、肥料や水を控えめにして根が生えるのを待ちます。テーブルヤシが根詰まりをしているとき
根詰まりしている時は株分けをします。鉢の中でたくさん成長し株が増えていると、土の中も根が回ってぎゅうぎゅうになっていますので、十分に水分や栄養を吸い上げることができません。植え替えと同じように、鉢から出して根ごと2つから3つに分けましょう。ナイフなどで切り分けるのもおすすめです。分けたら黒ずんだ根をカットし、新しい土へ植え替えてくださいね。テーブルヤシが葉焼け・日光不足で元気がないとき
テーブルヤシが葉焼け、または日光不足で元気がない時は、それぞれ適切な日当たりを調整しましょう。理想の日当たりは半日陰の暖かい環境です。また、茶色く変色した葉はハサミなどでカットして形を整えましょう。室内へ移動させる
屋内で育てている鉢は、冬の冷気に当たる前に室内へ移動してください。室内で育てている鉢もクーラーの風が直接当たらない場所へ置き、サーキュレーターなどで風通しをよくする方法もよいですね。カーテン越しの半日陰の場所に移動する
直射日光が悪いとはいえ、どんな日当たりがよいのでしょうか。例えば午前日が当たり、午後日陰になる半日陰が理想と言われています。室内でも窓のすぐそばは朝晩の冷え込みで寒暖の差が激しいので、窓から1~2メートル離れた、レース越しの柔らかい日差しが当たる場所を探してみてくださいね。テーブルヤシに害虫が付いてしまったとき
日当たりが全くない、またはじめじめした土の状態が続くと、テーブルヤシに害虫がつきやすくなってしまいます。主な害虫は、ハダニとカイガラムシ。どちらも風通しの悪い室内で発生することが多いので、日当たりと風通しには十分に注意が必要です。ハダニが付いてしまったとき
ハダニとは、葉の裏に寄生して栄養を吸汁し植物を弱らせる害虫です。放っておくと葉の色が悪くなるだけでなく、植物を枯らしてしまう恐れがあります。 ハダニは葉水で落とすことも出来ますので、乾燥予防もかねて普段から霧吹きを使って葉水をしてみてください。カイガラムシが付いてしまったとき
カイガラムシは多くの植物に寄生して栄養を吸って成長し、植物を枯らしてしまう害虫です。殺虫剤で駆除する場合は、カイガラムシの活動が活発になる5~7月頃に、殺虫剤を月に2~3回ほど丁寧にまいて駆除しましょう。 カイガラムシは硬い殻で葉水で落ちにくいので、直接駆除する時はブラシなどでこすって落とすとよいでしょう。テーブルヤシが病気になったとき
土の表面や、茎、葉に病気が見られる場合日当たりや風通しを良くするほかに、殺虫剤で消毒したり、弱った株に活力剤をあげたりしてください。そのままにしておくと、病気が広がり枯れてしまいます。殺虫剤などで消毒をする
病気の広がっている範囲が狭いなら市販の殺虫殺菌剤を噴霧し、殺菌するとよいでしょう。範囲が広がってしまっている場合は白いワタごと茎や葉をカットして、他の部分に広がらないようにするのも効果的です。活力剤を与えてみる
病気になると株は弱っています。そんな時、液体や固形の観葉植物用活力剤を与えて株の再生を手助けしてもかまいません。ただし与えすぎると肥料焼けしてしまうので、あくまで控えめに与えて生長を助けてくださいね。テーブルヤシへの水やりが不足しているとき
テーブルヤシへの水やりが不足している時は、鉢の底から水が流れるくらいたっぷりと水を上げてください。それでも葉がしおれていたり、乾燥が気になる時は葉水をかけるのがおすすめです。霧吹きで水を葉に吹きかけて、様子を見ましょう。テーブルヤシの剪定や植え替えなどが上手くされなかったとき
テーブルヤシの剪定や植え替えをしたあと、どうにも元気がない、また株がぐらついたりなど経過が良くないことがあります。色んな要因が考えられますが、大きな理由に時期が外れていることが挙げられます。時期外れの剪定や植え替えをすることが多い
そもそも剪定や植え替えは植物を傷めてしまうので、よく成長する生育期にするのが望ましいと言われています。秋から冬にかけては生育がゆるやかになるため、痛んだ箇所ができても修復できずに弱ってしまいます。そのため剪定、植え替えをするのは春から夏の温かい時期にすると覚えてくださいね。株分けしてテーブルヤシを増やしてみる
テーブルヤシは葉や茎が大きくなるにつれて、根も長くなります。鉢底から白い根が出てくると株分けのサインですので、植え替えの要領で鉢から土と株を出して株分けをしましょう。茎を切ってしまうと葉が出てきませんので、株元にナイフをいれて根ごと2つから3つに分けてボリュームを調整してください。【基本】テーブルヤシを元気に育てるための3つのポイント
ここまで、テーブルヤシが枯れそうになる原因と対処法についてお伝えしてきました。テーブルヤシのお悩みは解決したでしょうか? 元気になったテーブルヤシを長く楽しむため、さらに3つのポイントをまとめてみました。テーブルヤシの元気の秘訣は【日光】【水やり】【風通し】
テーブルヤシが健康に育つポイントは、適切な日光と水やり、そして風通しの良い環境です。それぞれ次の基本をもとにしてみてくださいね。- 直射日光を避け、レースカーテン越しの柔らかい日差しが当たるようにする
- 水やりは基本土の表面が乾いたらたっぷりと上げる
- 生育期には土の表面が乾いてから、休眠期には土が乾いて2~3日経ってからあげるとよい、葉水も効果的
季節やテーブルヤシを育てる環境で調整してあげる
基本的なことを踏まえておき、季節に合わせて水やりや日当たりの管理を調整してあげてください。テーブルヤシは、どうしても夏場の直射日光や冬場の寒さに弱いので、夏の暑い時期には木陰の下やレースカーテン越しの日差し、冬の寒い時期には室内の明るい場所に置くなど快適な環境を整えておきましょう。テーブルヤシの上手なケア方法
上手なケア方法というと、なにやら難しいことがたくさんあって分からないと思いますが、あまり悩みすぎるのもよくありません。人が快適に住む環境と似たように、テーブルヤシにも快適な環境に合わせてあげると思うといいかもしれませんね。 先ほどお話した基本的な日当たりと水やり、風通しを踏まえておきつつ、もう一度大切な点を振り返ってみましょう。日当たりは【半日陰】の場所を選ぶ
テーブルヤシは直射日光が当たりすぎると葉焼けを起こしたり、逆に日当たりが悪いとハダニなどが繁殖したりします。半日陰と呼ばれる、午前日が当たり午後は日陰になる、またその逆の環境になる場所を選んで置いてください。室内では、レースカーテン越しの柔らかい日差しが理想的です。置き場所を選ぶときは風通しのよさも忘れずに
次に置き場所のおさらいです。屋外、室内ともに風通しの良い場所がいいでしょう。具体的には、周囲に大きな木や鉢で囲まれていない縁側や窓から1~2メートル離れた室内です。どうしてもよさそうな場所がない場合や、クーラーの風が直接当たりそうな時は、サーキュレーターなどを天井へ向けて空気が循環する環境を作ってあげてくださいね。季節ごとによって水分の与え方を変える
季節によって生育期と休眠期があるテーブルヤシ。自然と水分の与え方も変わってきます。 春~夏にかけては茎や葉と同様、根もよくのびる時期なので、植え替えや株分けもこの時期に行ってください。逆に、秋から冬にかけては根からの吸水も控えめになるのであげ過ぎると根腐れの原因になります。春~夏にかけての水やりの方法
春~夏にかけての水やりは、土の表面が乾いてからたっぷりと鉢底から水が流れるくらい上げてください。真昼の暑い時間帯は土の温度も急激に上がりますから、根や茎を傷めないように朝や夕方の涼しい時間帯の水やりをおすすめします。秋~冬にかけての水やりの方法
秋~冬にかけての水やりは、乾燥気味に与えるが基本。土の中がずっと湿ったままにならないよう、表面が乾いても2~3日経ってから水を与えてください。根腐れ防止にもなります。どうしても乾燥が気になる時は、葉に霧吹きで水を吹きかけるとよいでしょう。土は水はけがいいものを選ぶようにする
植え替えや株分けする時、新しい土へ入れ替えます。観葉植物は基本水はけがいい培養土を好みますので、テーブルヤシも水はけがいいものを選ぶとよいですね。 ホームセンターや100円均一で売り場や種類も増えて、観葉植物用の培養土やハイドロカルチャーなどいろいろあります。ぜひ比べてみてくださいね。最初は観葉植物用の土でも大丈夫!
初めて植物を育てる方や、悩んでしまって決められないという方には、ぜひ配合済みの観葉植物用の培養土をおすすめします。栄養や水はけ、保水力などテーブルヤシが元気に育つために十分な配合がされていますよ。慣れてきたら自分で土を配合してもよし
何度か植え替えをして、慣れてきたら自分で土を配合してもよいでしょう。例えば、こんなブレンドはいかがでしょう。 観葉植物用の土4:赤玉土1:鹿沼土1 水はけのよさや栄養などを考慮して、植物の生育に合わせられるところがいいですね。また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。肥料は与える季節に注意するようにする
春から夏にかけての生育期にはどんどん成長しますので、肥料を与えてサポートしてください。液体タイプは10~15日に1回、水やりの代わりにあげます。固形の緩効性化成肥料は、2か月に1回置きましょう。休眠期は成長がゆるやかになりますので、水と同じように控えめに元気がない時に液体タイプを与えてみてください。枯れそうなテーブルヤシによくある質問
ここでは、枯れそうなテーブルヤシによくある質問について、回答をご紹介します。- テーブルヤシの寿命
- 葉の保湿の方法
- ハイドロカルチャーでの育て方
Q. テーブルヤシの寿命ってどれくらいなんですか?我が家のテーブルヤシが枯れそうなんですが…。
A,一概には言えませんが、中には10年以上長生きする株もあります。 ただし、10年経たなくても日当たりや水やり、風通しなどのトラブルが全くないのに、どうしても元気にならない時は寿命が考えられます。植え替えや大きく育ったものを株分けしたり、生育期と休眠期でお手入れの仕方を変えたりして元気な状態を保ってあげましょう。Q. テーブルヤシの葉がカサカサしてます。保湿してあげるのにいい方法はありますか?
A,葉水による保湿が効果的です。 葉がカサカサしたり変色している時は乾燥しています。水やりと合わせて、葉の表面や裏面に霧吹きで水を吹きかけて保湿してあげてください。害虫駆除やみずみずしさを保つにも効果的です。Q. ハイドロカルチャーのテーブルヤシですが、元気がないです。水は替えてるんですが…。これはどうしたらいいですか?
A,根腐れが考えられます。水やりを控えて様子をみましょう。 元気がない理由はいろいろ考えられますが、ハイドロカルチャーで育てていて一番のお悩みが水のやり過ぎによる根腐れです。ハイドロカルチャーは保水性に富んでいますので、水やりは鉢底の水がなくなって2~3日経ってからあげるとよいでしょう。テーブルヤシが枯れそう!復活方法と日頃の正しいケア方法を一挙紹介のまとめ
今回は、枯れそうなテーブルヤシの復活方法と日頃の正しいケア方法について説明しました。 今回の記事のポイントは、- 葉がしおれたり変色しているのは枯れそうなサイン
- 半日陰の暖かい場所へ置いて、急激な寒さに当てないようにする
- 水やりは春から夏にかけては土が乾いてからたっぷりと、秋から冬にかけては乾いて2~3日経ってからあげる
- 根腐れや根詰まりが見られた時は、植え替えや株分けをする
- ハダニなどの病害虫がついたときは、葉水や殺虫剤で駆除する
- 土は水はけのよい土を選ぶ