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観葉植物を室内で清潔に育てられるハイドロカルチャー。言葉は知っていても、どうして清潔なのか知らない方も多いのではないでしょうか。実はハイドロカルチャーには、土の代わりに使用する材料にも違いがあります。100均パキラでさまざまなハイドロカルチャーを楽しみたいと思いませんか。100均パキラのハイドロカルチャーを作ることができれば、観葉植物の楽しみが広がるでしょう。 そこでこちらの記事では
- ハイドロカルチャーとは
- ハイドロカルチャーの種類
- 100均パキラをハイドロカルチャーに植え替える方法
- 100均パキラのハイドロカルチャーお世話方法
について解説します。 この記事を読んで頂ければ、100均の材料でパキラのハイドロカルチャーを育てる知識が身に付きます。土以外の育て方ができると、室内でも清潔に観葉植物を楽しめるようになるでしょう。 最後には、パキラの原産地や性質について紹介しているので、ぜひご覧ください。
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ハイドロカルチャーって何のこと?
室内で観葉植物を清潔に楽しめるハイドロカルチャー。初めて植物を育てる方にも人気の育て方です。しかし、ハイドロカルチャーとは何のことなのか知らない方も意外と多いのではないでしょうか。ハイドロカルチャーについて詳しく解説していきます。ハイドロカルチャーとは水耕栽培の1種
ハイドロカルチャーは「ハイドロ:水」「カルチャー:栽培」の意味で、水耕栽培(水栽培)を表します。さらに、正確に言うと土の代わりに人工的な無機物の植え込み資材を使用した育て方のことです。つまり、ハイドロカルチャーとは水耕栽培の一種になります。ハイドロカルチャーのメリット
ハイドロカルチャーが水耕栽培の一種であることがわかっても、メリットがわからなければ観葉植物を育てたいと思いませんよね。ハイドロカルチャーで観葉植物を育てるメリットは以下の3点です。- お世話が簡単
- 虫が寄ってこないので清潔
- 匂いもほとんどない
お世話がとても簡単なので初心者でも安心
ハイドロカルチャーは鉢底に穴の開いていない容器を使用します。そのため、水が容器内に留まり土植えよりも水やりの回数が少なく簡単です。容器にガラスなどの透明なものを使用すれば、水量の確認も可能。透明な容器でなくても水位計を使用したり重さを確認したりすることで水やりが簡単になります。土に比べてハイドロカルチャーに使用する無機物資材は崩れにくい特徴があるので、根も満遍なく伸びます。したがって、水やりが簡単で根もよく伸びることから初心者でも安心して育てられるでしょう。虫が寄ってこないので清潔の保てる
ハイドロカルチャーは土と比べて、虫が寄り付く原因となる有機物を含んでいません。そのため、ハイドロカルチャーには虫が寄り付きにくく清潔さを保つことができます。ただし、植物そのものが有機物であるので、枯葉や落ち葉はそのままにせずこまめに取り除くことが重要です。水をやりすぎると根が腐ることも。根が腐ると虫が寄ってくる原因になります。しかし、適切な管理をすれば観葉植物に虫は寄り付きにくく清潔に楽しめるでしょう。匂いもほとんどないので安心
ハイドロカルチャーは無機物資材を使用するため、土に含まれる腐葉土などの有機物特有の匂いがありません。さらに、水をやりすぎても無機物資材が腐ったりカビたりすることは少ないので安心です。ただし、観葉植物の葉や根は腐ると匂いがするので気を付けてください。枯葉取りや水やりは気を付けて行うと、嫌な匂いの発生を防ぐことができます。デメリットは1つだけ:大きい観葉植物には不向き
ハイドロカルチャーのデメリットは大きな観葉植物には不向きな点です。ハイドロカルチャーには比較的軽い無機物資材が多く使用されます。そのため、大きな観葉植物ほど根が植物本体の重さを支えることができずに倒れやすいです。無機物資材は通気性や団粒構造がしっかりしているのがメリットではありますが、大きな観葉植物ではデメリットに働くこともある点に注意してください。ハイドロカルチャーの種類
ハイドロカルチャーのメリットやデメリットがわかったところで、どのような種類があるのか気になりませんか。一言でハイドロカルチャーの無機物資材と言っても多くの種類があります。よく使用されるハイドロカルチャーを見てみましょう。ジェルポリマー
ジェルポリマーとは芳香剤や紙おむつなどにも使用される高吸水性ポリマーのことです。ポリアクリル酸ナトリウムと水が主成分の透明にキラキラと光るおしゃれな無機物資材になります。水分を多く吸収して蓄える性質なので、土を使わないハイドロカルチャーにおすすめです。さまざまな色のジェルポリマーがあるので、飾る場所に合わせたインテリアグリーンとして楽しめるでしょう。ゼオライト
ゼオライトとは、目に見えない非常に小さな穴がある多孔質天然鉱物です。ゼオライトには火山灰が積もってできた天然のものと、構造を研究し製造された人口のものがあります。どちらも無数の小さな穴が余分な水や植物の老廃物を吸着して、植物の生育に良い影響を与えるので安心してください。ゼオライトはこれらの性質によって根腐れ防止剤として使用されますが、ゼオライトのみでのハイドロカルチャーとしても使用可能です。根腐れ防止剤の役目もある無機物資材として、ハイドロカルチャーに人気があります。ハイドロボール
ハイドロボールは粘土を高温で焼いて発泡させたボール状の石のことです。一つ一つのハイドロボールには細かな穴が空いており、通気性や排水性を高めています。ゼオライトほど極小の穴ではないので余分な水分や老廃物の吸着まではできません。しかし、非常に安価であり使いやすいため、一般的なハイドロカルチャーに多く使用されています。そもそも、100均でハイドロカルチャーのパキラは売っている?
ハイドロカルチャーについて詳しく知ると、パキラやガジュマルなど観葉植物をハイドロカルチャーとして育ててみたいですよね。100均でハイドロカルチャーのパキラなどが売っているの気になりませんか。販売されているのであれば、ぜひ購入したいと思うでしょう。【結論】:ほとんど販売していない
残念ながら、100均ではハイドロカルチャーのパキラはほとんど販売されていません。100均で取り扱いのあるパキラは、土に植えられたものがほとんど。ハイドロカルチャーとして製品化しているパキラは、園芸店やホームセンターなどの園芸コーナーで購入することが可能です。100均でパキラを購入してハイドロカルチャーに植え替える必要がある
パキラのハイドロカルチャーを手軽に楽しむには、100均でパキラを購入してハイドロカルチャーに植え替える方法があります。園芸店やホームセンターで完成されたものを購入することはできますが、100均でも簡単に作ることはできるのでぜひチャレンジしてみてください。100均パキラをハイドロカルチャーに植え替える方法
100均パキラをハイドロカルチャーに植え替える方法を詳しく見ていきましょう。実は、100均で一式揃えることができる
100均にハイドロカルチャーのパキラがなくて残念に思うかもしれませんが、安心してください。100均にはハイドロカルチャーを作るためのちょうどよいサイズの資材や道具が一式揃っています。そのため、必要なものを購入すればご自身の好きな容器でハイドロカルチャーを楽しむことが可能です。植え替えに必要なもの
ハイドロカルチャーへの植え替えに必要なものを見ていきましょう。ハイドロカルチャー(ジェルポリマー・ゼオライトなど)
ハイドロカルチャーに必要なジェルポリマーやゼオライト、ハイドロボールを購入しましょう。100均の園芸コーナーでは、おしゃれなジェルポリマーなどがハイドロカルチャー用品として販売されています。飾る場所やパキラに似合うものを選んでください。鉢(底が空いていないもの)
底に穴が空いておらず水が漏れない容器であれば、鉢はどんなものでも構いません。しかし、ガラスなどの透明な容器の方が外から水量を確認できておすすめです。100均の園芸コーナーでは鉢底に穴が空いた鉢ばかりなので、雑貨や食器コーナーを見るとお気に入りの容器を見つけることができるかもしれません。100均のパキラ
100均のパキラは、最も状態のよくサイズ感がちょうどよいものを選びましょう。葉色がよく、幹にしわが寄っていない元気なパキラがおすすめです。幹が柔らかかったり、葉色が薄かったりしていると元気がなく弱っている可能性があるので気を付けてください。また、100均は専門店ではないため、管理が不十分であることが多いです。虫が付いていないかもチェックしてください。ハイドロカルチャーに植え替える手順
ハイドロカルチャーに必要なものを100均で揃えても、植え替え方がわからないと困りますよね。パキラのハイドロカルチャーを楽しむためにも、植え替え手順を詳しく解説します。①:土からパキラを抜いて、根っこについた土を洗い流す
100均のパキラを鉢から優しく取り外します。根を傷めないように土をほぐしてください。根に付いている土は、溜めた水の中で丁寧に取り除きましょう。土が付いたままだと、ハイドロカルチャーに植え替えた後で虫や匂いの発生につながります。根から綺麗に土を取り除くことがポイントです。②:容器に1/3ぐらいまでハイドロカルチャーを入れる
100均で購入した容器に1/3くらいハイドロカルチャーを入れてください。土を落としたパキラの大きさを確認しながら、植えた時にバランスのよい高さになるように調節しましょう。パキラを深植えしてしまうと根や幹が腐りやすくなるので気を付けます。ハイドロカルチャー資材はあらかじめ、水洗いしておくと完成後が綺麗です。③:パキラを中心に置き、倒れないようにハイドロカルチャーを入れる
ハイドロカルチャーの高さが調節できたら、パキラを100均の容器の中心に置きます。倒れないように支えながら、パキラの周りにハイドロカルチャー用資材を入れてください。④:鉢の1/4ぐらいまで水やりをする
パキラがしっかり自立できたら、100均容器の1/4くらいまで水やりします。容器に水を溜めすぎると、根が水に浸ってしまい根腐れする可能性があります。水の入れすぎには注意してください。ハイドロカルチャーに植え替え後の100均パキラの注意点
ハイドロカルチャーに植え替えると、清潔に楽しめるインテリアグリーンとなります。しかし、100均パキラを植え替えた後にも注意点があることをご存じでしょうか。植え替え後の注意点を紹介します。土からハイドロカルチャーへと環境が変化したのでしっかりと観察すること
100均パキラは土で育っていたため、水で育てるハイドロカルチャーの環境変化に慣れていません。そのため、植え替えて1か月程度は、しっかりとパキラを観察しましょう。植え替えて数日は葉色が悪くなったり、葉が落ちたりするかもしれません。その後、新芽が出てきたら安心して育てることができます。強い刺激を与えないように、日陰で風通しの良い場所においておく
植え替えた後は、明るい日陰で風通しの良い場所に置いてください。直射日光など強い刺激に急に当てると、植え替え後の傷みを回復させることができずに枯れることもあります。土で育った根は、水環境に慣れるまで時間がかかります。その間に強光によって葉焼けしたり、風通しが悪く蒸れたりしないようにすることが重要です。ハイドロカルチャーに植えた100均パキラのお世話方法
100均パキラが植え替え後も順調であれば、日頃のお世話が気になりませんか。100均のパキラだから枯れやすいのかなと心配する方も多いでしょう。水やりや置き場所、肥料などについて解説します。100均のパキラだからといって枯れやすいとかはない!
100均で観葉植物を購入する方の心配事として、「100均だからと枯れやすい」と思うかもしれません。しかし、安心してください。100均のパキラだからといって枯れやすいとかはありません。100均のパキラであっても状態のよいものを選んでいれば育てやすいです。そのため、100均では入荷直後に状態のよいものを選ぶことが重要になります。【水やり】:鉢内の水が完全になくなってから1/5まで上げる
ハイドロカルチャーの水やりは、鉢内の水が完全になくなってから1/5まであげます。鉢内に水が溜まっている場合は、水やりは必要ありません。水がなくなる前に水を与えると、根が湿った状態が続き根腐れしやすくなります。そのため、ハイドロカルチャーや根の様子を確認しながら水やりしてください。この時に透明のガラス容器であれば、外から一目で根の様子や乾き具合が確認できます。【置き場所】:基本的にどこでもOK
パキラのハイドロカルチャーの置き場所は明るい室内であれば、基本的にはどこでも大丈夫です。ただし、パキラは寒さに弱い植物なので、気温の低い冬には気を付けてください。特に冬の窓際は、屋外と変わらないくらいに冷え込むので寒さに当たり枯れてしまうことも。冬は窓から離れた明るい場所に置きます。暖房の風が直接当たると観葉によって、葉が枯れることがあるので、暖房の風にも気を付けてください。【肥料】:肥料は与えなくてもOK
パキラのハイドロカルチャーは、水だけでも成長するため肥料は与えなくても問題ありません。ハイドロカルチャーは、根の成長が土より早いので元気に育ちます。もし、葉を大きくしたり葉の艶を出したりしたい場合は、ハイドロカルチャー用の液肥を与えるとよいでしょう。パキラについて知っておくと枯れさすことはない!
パキラを上手に育てるコツは、パキラのことをよく知っておくことです。パキラの知識があれば、枯らしてしまう危険性がグッと減ります。パキラについて見ていきましょう。パキラの原産地は熱帯地域
パキラの原産地は中南米の熱帯地域です。一年を通して暖かい環境であるため、日本の冬に弱い性質があります。パキラは、熱帯地域の熱い環境で育っていることを知っていると、寒さに気を付けなければいけないと思いませんか。植物を上手に育てるためには、その植物の原産地の環境に近づけることが重要です。特に、熱帯地域原産のパキラやガジュマルは一年を通して暖かい環境を作ると、元気に育ちます。パキラは寒い場所は大嫌い!
パキラは中南米の熱帯地方原産であるため、寒さを苦手としています。そのため、日本のように四季があり、寒い冬は特に育ちにくい季節。冬が寒い地方であればあるほど、育ちにくいでしょう。そのため、冬は最低10℃程度を維持できるくらいに室温を温めておくと安心です。置く場所は窓から離れた明るい場所に置いてください。冬の寒い時期は生育が緩慢なので、水のやりすぎは根腐れを引き起こすので気を付けましょう。100均でハイドロカルチャーのパキラはあるの?コツや注意点を徹底解説のまとめ
ここまで100均パキラのハイドロカルチャーについて解説してきましたがいかがでしたか。 この記事のポイントは- ハイドロカルチャーは無機物資材を使用した水耕栽培の一種
- ハイドロカルチャーの無機物資材にはジェルポリマーやゼオライト、ハイドロボールなどがある
- 100均パキラの土を水できれいに洗い落とし、穴が開いていない容器に高さ調節をしながら無機物資材で植える
- 100均パキラのハイドロカルチャーは明るく暖かい場所に置いて、水やりは水が完全になくなって育てる