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長寿のお祝いで知られる米寿。
特別な節目となる米寿祝いのプレゼントに花を贈ろうと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
折角なら、相手に喜んでもらえる花を贈りたいですよね。
また、花の選び方や、贈る際に気をつけたいマナーや注意点があるのかどうかも気になるポイントではないでしょうか。
今回はそんな米寿祝いに贈る花について詳しく解説します。
この記事を読めば、
- 米寿祝いのお花の選び方
- お祝いの相場
- 贈る際のマナーや注意点
そもそも、【米寿】とは?
長寿のお祝いの1つである米寿(べいじゅ)のお祝い。言葉を耳にすることがあっても、何歳でのお祝いなのか、またその由来までは知らない方もいらっしゃると思います。併せて米寿のテーマカラーにはどんな色があるのかもご紹介します。米寿とは何歳でのお祝い?
米寿は88歳を迎える方の長寿のお祝いとされています。 米の漢字を「八」「十」「八」と分解できることから由来しており、もし米寿が何歳のお祝いか忘れてしまった際にはその漢字の成り立ちから思い出すことができます。日本では古来より「八」は末広がりで縁起が良いとされてきたため、その八が2つ重なる88歳は大変おめでたい縁起の良い歳とされお祝いをする風習が生まれました。 お祝いをするタイミングは決まっておらず、かつては、生まれた時点の年齢を1歳とし、元旦を迎えるたびに年齢を加算する「数え年」で行うことが主流でした。しかし現代では「満年齢」で88歳を迎える年にお祝いをすることが多いようです。 どちらのタイミングでも間違いではありませんので、各地域の風習や、米寿を迎える誕生日、敬老の日などのイベント日で決めても良いでしょう。多くの人が集まってお祝いする場合には、ご本人の体調を考慮した上で時期を決めることも大切です。 遠方に住んでいて帰省が難しい場合は、通販サイトを利用するなどして、米寿祝いのプレゼントを選び発送しましょう。自分で手配する場合には、一緒に写真を添えて手紙を送るとお祝いの気持ちをより伝えられるでしょう。米寿のテーマカラーは?
米寿のテーマカラーは、黄色や金色、金茶色(山吹色)です。金茶色はあまり聞き慣れない色かと思いますが、金色に近い色合いの明るく黄色がかった茶色を表します。 このような色となったことも米寿の「米」の文字から、収穫時期を迎えた稲穂が金色に光り輝く様子を連想することが由来とされており、米寿祝いにはこれらの色にちなんだプレゼントを贈るとよりお祝いの気持ちが伝わるでしょう。 なお、還暦祝いでは赤いちゃんちゃんこを身につけてお祝いするイメージがあると思いますが、米寿祝いはテーマカラーにちなんで黄色や金色のちゃんちゃんこを身につけてお祝いします。米寿祝いのフラワーギフトの種類
フラワーギフトは一般的に思い浮かばれる花束以外にも、種類はさまざまです。どのような種類があるのか、またそれぞれ選ぶ際のメリットについてご紹介していきますので、米寿祝いに贈る際の参考にしてみてください。胡蝶蘭
開店・開業祝いなど、お祝いの場面での贈り物として人気の胡蝶蘭は米寿祝いにもぴったりの花です。 1年を通してどの季節でも綺麗な花を咲かせ、その上花もちが大変良いです。環境にもよりますが、およそ1ヶ月程度咲き続けます。また、他の花と比較をしても香りがほとんどなく、花粉も落ちにくいことも人気の理由です。 胡蝶蘭は花の大きさによって2つのサイズがあります。大輪サイズ
大輪(たいりん)サイズは文字通り花が大きく、花弁は10~15cmほどあるので存在感があります。品種にもよりますが、色付きの花よりも白色の方が花弁が大きい傾向があり、株自体も大きく育ちます。3本立の胡蝶蘭は最も一般的に贈られている定番の大きさです。ミディサイズ
小ぶりサイズのミディ胡蝶蘭は大変可愛らしいです。花弁は6~9cmですが、大きさにバラつきがある傾向が見られます。大輪サイズよりも品種が多く、サイズも小さいので手入れがしやすく場所を取らないため、自宅に飾るにはちょうどいい大きさです。フラワーアレンジメント
カゴや陶器などの器に沢山の花を飾りつけるフラワーアレンジメントの贈り物は、贈られた相手が生け直す必要がなく、そのまますぐに飾ることができます。中に吸水性スポンジが入っており、そこに花が挿してあるため、水換えの心配がなく、お世話の手間はほとんどかかりません。 また、フラワーアレンジメントの種類にフラワーボックスと言うものもあり、こちらも箱に入っている状態でそのまま飾ることができるためオススメのプレゼントです。プリザーブドフラワー
枯れない花として人気のプリザーブドフラワー。生花から水分と色素を抜き取り、特殊な液体に浸した上で再度色付け加工をされた花です。乾燥のみのドライフラワーとは異なり、花本来の美しい姿をそのまま保つことができます。色付けの工程でさまざまな色を着色でき、生花では出しづらい鮮やかな色や人工的な色を出すことが可能なので、カラーバリエーションが豊かな点が魅力です。 また、フラワーアレンジメントと同様に水換えの心配がなく手間がかからないこと、いつまでも美しい状態を目で見て楽しめるのでインテリアフラワーとしても人気があります。花束
花束は生花を組み合わせ、根元をまとめた上でラッピングを施したものです。花だけではなく、枝や葉を組み合わせることもあり、ボリュームのある豪華なアレンジにも対応しやすく、アレンジ仕方次第で印象を大きく変えることができます。 贈られた相手が生け直す必要がありますが、もらう機会はそう多くはないからこそ、特別なタイミングで贈られると花束のフラワーギフトは大変喜ばれます。また、贈る相手が花好きな場合、その花の香りを楽しみたいかもしれません。そういった場合にも花束が喜ばれるでしょう。米寿祝いで大人気のお花と花言葉を紹介
続いて、米寿祝いに最適なお花をいくつかご紹介します。贈る相手の好きな花や色がわかる場合はここで紹介する花にこだわらず、好みに合わせたアレンジで選ぶと良いでしょう。 好みがわからない場合は、花の色を選ぶ際には米寿のテーマカラーを基準として、明るく温かみのある色や、誕生日の季節に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。 但し、同じ花でも色により花言葉が異なり、米寿祝いとしてふさわしくない花もあるため、選ぶ際には色に注意して選ぶ必要があります。バラ
華やかな見た目から、バラはフラワーギフトとして大人気の花です。地球上で最も美しい花と言われ、「花の女王」とも呼ばれています。 そんなバラの花言葉は「愛」「美」「感謝」です。 花言葉からも誕生日のお祝いや、恋人やパートナー、家族に対して愛を伝える場面のプレゼントとしてよく選ばれる花です。そのため、大切な家族に向けて、日頃の感謝を込めて贈ると喜んでもらえるでしょう。 ちなみに、バラは色ごとに花言葉が変わります。黄色のバラは「嫉妬」意味が込められているので、贈り物には向きませんし、青色や黒色のバラにもネガティブな花言葉が込められています。米寿祝いのプレゼントには「尊敬」の花言葉を持つ白色のバラや、「健やか」のメッセージがあるオレンジ色のバラがオススメです。バラを贈る際には花言葉を必ず確認しておきましょう。 (色別の花言葉)- 赤色…愛、美、情熱
- ピンク色…上品、しとやか
- オレンジ色…健やか、無邪気、愛嬌
- 白色…純潔、尊敬、清らかな愛
- 黄色…嫉妬
- 青色…不可能
- 黒色…憎悪、恨み
ひまわり
ひまわりは夏の季節を代表する花で、太陽へ向かってまっすぐ伸びる姿からも見る人を明るく元気な気持ちにさせてくれます。そんなひまわりの花言葉は「憧れ」「崇拝」です。 人生の先輩へ尊敬の意を込めて贈る花としてオススメの花です。なお、ひまわりは大きさによっても花言葉が変わるため、贈り物としては小輪のひまわりが良いでしょう。 (色別の花言葉)- 白色…程よき恋愛
- オレンジ色…未来をみつめて
- 紫…悲哀
- 小輪のひまわり…高貴、愛慕
- 大輪のひまわり…偽りの愛
胡蝶蘭
胡蝶蘭は華やかさの中に上品な雰囲気がありお祝いの場面で贈る機会が多い定番の花です。花持ちが良く、一つの茎にたくさんの花芽を持つため、一度咲くと華やかな姿を長い期間楽しむことができます。 花言葉には、花の見た目が蝶々を連想させることから「幸せが飛んでくる」という相手の幸福を願うメッセージが込められており、縁起がいい花とされています。 白色のイメージが強い胡蝶蘭ですが、黄色もあります。特定の花言葉がありませんが、明るく華やかなイメージを与える黄色の胡蝶蘭は米寿祝いにぴったりの花と言えるでしょう。他にピンク色やオレンジ色、青色もあります。 なお、大輪の胡蝶蘭の色は主に白色、ピンク色、中心が赤く白色の赤リップと呼ばれる3色で、その他の黄色やオレンジ色、青色などはミディ胡蝶蘭です。こちらは大輪とは異なり、色や模様などの種類が豊富です。 (色別の花言葉)- 白色…清純
- 黄色…特定の花言葉は無し
- ビンク色…あなたを愛します
- 青色…尊敬
リンドウ
初秋の季節を代表する花の一つであるリンドウ。長寿を祝う花とされ、凛とした見た目から上品で清楚な雰囲気がある花です。 「正義」「勝利」の花言葉をもち、リンドウのが薬や漢方薬として利用されてきたことから、病気に打ち勝つイメージから由来されています。 季節感のあるリンドウの花は敬老の日のフワラーギフトとして贈られることが多いため、いつまでも健康でいてほしいという長寿の願いを込め、米寿祝いと併せて贈るにも良いでしょう。 (色別の花言葉)- 紫色…満ちた自信
- 白色…貞操
チューリップ
チューリップの花言葉は「幸福」「おもいやり」です。 そのため、胡蝶蘭と同様に縁起がいい花として、相手の幸福を願う気持ちを贈るにはぴったりの花です。 但し、白色のチューリップは「失われた愛」、黄色には「高慢」、黒色には死を連想させる「私を忘れてください」、という花言葉があるため贈り物に向きません。 (色別の花言葉)- 赤色…愛の告白
- ピンク色…愛のめばえ、誠実な愛
- オレンジ色…照れ屋
- 白色…失われた愛
- 黄色…傲慢
- 黒色…私を忘れてください
米寿祝いのフラワーギフトの相場
米寿祝いの価格帯は贈る相手との関係性によりますが、一般的には1〜3万円程度が相場とされています。 両親に贈る場合は1〜3万円、祖父母が1〜2万円、親戚や上司が1万円前後です。 フラワーギフトの購入方法としては、花屋で直接注文する方法と通販サイトで購入する方法があり、希望の価格を伝えると予算内でアレンジ対応していただける場合もあります。 しかし価格はあくまでも目安なので、とらわれるよりも相手に喜んで欲しいという気持ちの方が重要です。米寿祝いを贈る時のマナーや注意点
これまでどんな種類のフラワーギフトがあるのか、またギフトで人気の花について紹介しました。 しかし、相手へ贈る方法にも知っておきたいポイントがあります。 せっかく贈るのであれば、失礼のないように贈りたいものです。ここでは相手に贈る上で気をつけたい贈り物を贈る際のマナーや注意点をご紹介します。同じ色で一色にしないこと
白一色の場合、お悔やみを連想させるため好ましくありません。 一色ではなく同色系でまとめるなど、お祝いの贈り物として明るい気持ちになるアレンジで贈りましょう。置く場所のことも考えてサイズを選ぶ
限られたスペースにしか置き場所がない場合、大きなサイズで贈られると相手も困ってしまいます。 折角の贈り物が迷惑なものにならないよう、贈る相手の生活スタイルに合わせた配慮が必要です。直接渡すタイミングを考える
直接手渡しする場合、玄関先で渡すのではなく部屋に入ってからきちんと渡しましょう。 なお、通販サイトで注文する場合はなるべく早めの手配を心がけ、発送日数を確認した上で注文しておきましょう。メッセージカードを添えて贈る
プレゼントも大切ですが、普段伝えられない感謝の気持ちを手紙やメッセージカードに添えて一緒に贈りましょう。米寿祝いなので、その際にはこれからも元気でいて欲しい気持ちも一緒に伝えると良いです。また、遠方でなかなか会えない場合には写真を一緒に添えて贈ると喜ばれるでしょう。メッセージカードのテンプレート
両親、祖父母、親戚や上司など贈る相手に合わせて米寿祝いのメッセージカード文例をご紹介します。贈る相手を思い浮かべながらアレンジして作成してみてください。例文1
米寿のお祝いおめでとうございます。 いつも気遣っていただき、心から感謝しています。 これからもどうかお体に気をつけて、元気でお過ごしください。例文2
米寿のお誕生日おめでとう。 会えばいつも優しく、可愛がってくれてありがとう。 おじいちゃん、おばあちゃんの笑顔を見て、私も元気をもらっています。 いつまでも元気で、長生きしてね!例文3
米寿を迎えられましたこと、慎んで心よりお祝い申し上げます。 時間が経つのは早いものですね。 どうぞお身体には気をつけて、これからも末長く健やかにお過ごしください。Q&A
米寿祝いを贈る上での疑問点を紹介します。是非参考にしてください。Q,施設に入所している祖母の米寿祝いを贈ろうと思います。施設にプレゼントを送っていいのでしょうか?
介護施設や老人ホームに入所している場合は施設がフラワーギフトの受け取りに対応していないことがあります。施設へ直接確認するか、花を贈る場合には衛生面や本人がお世話をできるか考慮した上で贈りましょう。 本人が水やりやお世話をするのが難しければ、手入れが必要な生花や鉢植えよりも、プリザーブドフラワーや造花を贈る方が良さそうです。Q,米寿祝いでNGの色やラッピングはありますか?
お悔やみを連想させる青や白、紫や白などの色を主体とした組み合わせのアレンジは避けた方がいいでしょう。主に選んだ花の色によりますが、テーマカラーを取り入れたラッピングにするとより明るく、華やかな印象になります。米寿祝いにプレゼントするお花の悩みを解決!おすすめの花を紹介のまとめ
いかがでしたでしょうか。 米寿祝いに花を贈る際のポイントは下記の通りです。- 花を選ぶ際にはテーマカラーの色を選ぶとより米寿祝いの気持ちが伝わる。但し、花言葉には注意が必要。
- お祝いの相場は1万〜3万円で相手との関係性によって決める。
- 相手の生活スタイルを考慮した上で、贈る花を選ぶ。