サンスベリア・バキュラリスが伸びすぎ!対処法やコツを徹底解説

サンスベリア・バキュラリスが伸びすぎ!対処法やコツを徹底解説
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皆さんは、サンスベリア・バキュラリスという観葉植物を育てたことはありますか?サンスベリアは、別名を「トラノオ」と言います。そんなサンスベリア・バキュラリスの葉は、棒状で真っすぐに伸びるのが特徴ですが、一体どこまで伸びるのだろうと不思議に思ったことのある方も多いと思います。 そこで、この記事では、
  • サンスベリア・バキュラリスはどこまで大きくなるのか
  • 伸びすぎたサンスベリア・バリキュラスの対処方法とは
  • サンスベリア・バリキュラスを小さく育てるには

などについてご紹介していきたいと思います。 この記事を読み進めながら、サンスベリア・バリキュラスの葉を程よく伸ばす方法について理解を深めてくださいね。

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サンスベリア・バキュラリスはどこまで大きくなるの

サンスベリア・バキュラリスの葉は、数ある観葉植物の中でもどんどん伸びていくことで良く知られていますが、一体どこまで大きくなるのでしょう?順に見ていきたいと思います。

結論:1mを超えて大きくなる

サンスベリア・バキュラリスは、大変人気のある品種です。しかし、何も手入れをせずにそのまま伸ばし続けると、1mを優に超えるサイズになります。大きくなる分には嬉しいことなのですが、大きくなればなるほど、困った部分も出てきてしまいます。

大きくなるのはいいが、倒れる可能性がある

サンスベリア・バキュラリスがどんどん成長し、大きくなってくれるのは、嬉しいことですし、もともと背が高くなる品種ですが、葉のみどんどん伸びると、バランスが悪くなり、鉢ごと倒れてしまう可能性も高くなります。 では、サンスベリア・バキュラリスの葉は、困るほど伸びていくのでしょう?原因や対処法について知ることで、程よい葉の大きさで育てましょう。

伸びすぎたサンスベリア・バキュラリスの管理方法を徹底解説

サンスベリア・バキュラリスの葉が伸びすぎた場合、どのような管理方法を取ればよいのか、順に徹底解説していきます。以後の記事を読み進めることで、サンスベリア・バキュラリスの葉の管理しやすくなること間違いなしですよ。

伸びすぎたサンスベリア・バキュラリスの対処法は主に2つ

伸びすぎたサンスベリア・バキュラリスの葉を対処するための効果的な方法として、以下の2点が挙げられます。それでは、順に見ていきましょう。

①支柱を立てたり、紐でくくる

ヒョロヒョロとした葉だけが伸びたサンスベリア・バキュラリスは、自分で支えきれずに、横向きに倒れてくるため、リング支柱を活用したり、ビニール紐や麻紐などで優しく括る方法が効果を発揮し、オススメです。 そして、支柱で支えたり、紐で括った状態のまま、今ある場所よりも日当たりの良い場所に移動させ、日光をしっかり当てるようにすることで、時間はかかりますが、株が徐々に締まり、葉が倒れにくくなります。

②葉挿しにする

サンスベリア・バキュラリスの葉の葉挿しは、根元近くの部分を10㎝ほどカットし、土に挿して子株を増やす方法で行います。葉挿しを行うことで、人気の高いサンスベリア・バキュラリスの子株を増やすことが可能ですが、葉挿しで増えたサンスベリア・バキュラリスは「先祖返り」します。 先祖返りとは、元株に班やラインなどの模様があった場合、子株はそれらの特徴が消えて、原種である緑色のサンスベリア・バキュラリスの子株が出来ます。一見したら全く違う品種に変わってしまったような気持ちになってしまいますし、インテリアとしては映えないかもしれません。また、葉挿しで増やした子株は、一人前に大きくなるまで2年ほどの歳月がかかるため、気長に育てる必要があります。

伸びすぎたサンスベリア・バキュラリスを小さくする方法と適した時期

サンスベリア・バキュラリスの葉が伸びすぎた場合、小さくしたい時はどのように対処したらよいのでしょう?順に見ていきましょう。

葉挿しは5月~9月に行うようにする

サンスベリア・バキュラリスは、乾燥地帯の強い日差しが降り注ぐ地域で自生している植物のため、一番元気がある時期は暖かい5月~9月です。そのため、葉挿しを行うのは、サンスベリア・バリキュラスの活発な時期である5月~9月に行うことで、子株の生長も順調になります。 また、サンスベリア・バキュラリスの子株の生長に大切な日差しをたっぷり浴びさせることが出来ますし、土が乾いたらたっぷり水をあげても、この時期なら、そうそう根腐れを起こす心配もありません。

伸びすぎたサンスベリア・バキュラリスを紐でくくる方法

ここからは、伸びすぎたサンスベリア・バキュラリスを紐で括る方法について、詳しく見ていきたいと思います。どのような準備が必要なのかや、どのような方法で括ればよいのかについて紹介しますので、理解を深めてくださいね。

紐でくくるのに必要なもの

サンスベリア・バキュラリスの葉が広がったり、伸びすぎた時の対処方法として、紐でくくるという方法がありますが、どのような物を準備して取り掛かればよいのでしょう?
  • 麻紐
  • ビニール紐
  • リボン
紐ならどんなタイプでも大丈夫ですが、細めのビニール紐は適しません。なるべく太めの紐を用意するようにしてください。ちなみに麻紐でくくると、インテリアとしてもおしゃれに見えて、おすすめですよ。

紐でくくる方法

サンスベリア・バキュラリスの葉をくくる時に注意する点は、ギュッと締めるのではなく、ゆったりとくくるようにしてください。葉が広がったり、倒れてこなければそれで用は足しているので、必要以上に強く縛り付ける必要はありません。その点に十分注意をして、紐のサイズを考え、長めに切ってから活用するようにしてください。 もし、強く縛ってしまった場合、空気の通りが悪くなり、サンスベリア・バキュラリス自身に悪影響が出てしまうため、必ず避けるようにしてください。

伸びすぎたサンスベリア・バキュラリスを葉挿しにする方法

ここからは、伸びすぎたサンスベリア・バキュラリスを葉挿しで増やす方法についてご紹介していきます。準備するものや手順、管理方法まで一挙にご紹介しますので、参考にしてくださいね。

葉挿しに必要なもの

葉挿しをする際に用意するものは、以下の通りです。しっかり準備をしたうえで、葉挿しに取り掛かるようにしてください。
  • ハサミ(清潔なもの)
  • 赤玉土(無機質の土)
  • 肥料
  • 植え替え用の鉢
  • 鉢底石
  • 鉢底ネット
  • マジックペン

葉挿しにする手順

上記の準備が整ったら、以下の手順で葉挿しを進めてください。
  1. みずみずしく、元気なサンスベリア・バキュラリスの葉を一枚選びます。
  2. その葉をハサミで、株元から切り取ります。
  3. 切り取った葉を、10㎝ほどの長さに切り分けます。
  4. この時、葉の上下がわからなくならいように、ペンで印をつけておくと、後の作業が楽に進みます。
  5. 葉の切り口を、風通しの良い日陰で、しっかり乾燥させます。(2~3日ほど)
  6. 植え替え用の鉢に、鉢底ネットおよび鉢底石・肥料を混ぜた土を入れ、切った葉の下側を1/3~1/2ほど、土に挿しこみます。
  7. 水は与えず、そのまま放置します。
  8. 1ヶ月ほど経つと根が出てきます。(そっと葉を抜いて確認してみてください)
  9. 根が出ていたら、もう一度しっかりと土に植え、水を与えながら乾燥気味に育ててください。
葉挿しを行う時の注意点としては、葉をしっかり乾燥させることがとても大切です。乾燥が不十分で水分が残っていると、雑菌や細菌が繁殖する可能性があるため、注意して行うようにしてください。 また、土に挿す時は、切った葉の上下を間違わないようにしてください。もし間違ったら、根が出てこないため、必ず切った時に上下の印をマジックでつけ、向きには特に気を付けて土に挿すようにしてください。

葉挿しにした後は丁寧な管理が必要

葉挿しを行った後のサンスベリア・バキュラリスは、管理方法に気を付ける必要がある種類の観葉植物です。とはいえ、どのような点に注意をしたらよいかわからない方もおられると思います。 ここからは、そんな方に向けて、サンスベリア・バキュラリスを葉挿しにした後のケア方法について、順に見ていきたいと思います。

サンスベリア・バキュラリスを葉挿しにした後のケア方法

サンスベリア・バキュラリスを葉挿しにした後は、日当たりや温度管理がとても大切になります。環境良く管理できなかった場合、せっかく葉挿しにしても根が出てこないなんていう結果につながってしまうため、慎重に行う必要があります。

日当たりがいいところで管理する

サンスベリア・バリキュラスの葉挿しを育てるには、明るい日陰に置き、管理する必要がありますが、直射日光に当てるのは良くありません。外の最低気温が10℃を下回る時は、必ず室内で管理するようにしてください。 サンスベリア・バリキュラスは、暖かい気温を好み、低温はとても苦手なため、注意をしないと一気に弱らせることにつながってしまいます。また、一日の気温差が激しい時期も、室内に入れるようにすることで、管理が楽になります。

温度管理には注意する

サンスベリア・バリキュラスを育てるには、温度管理も大変重要な事項です。温度管理と共に、水やりの頻度や量も大切になってくるため、サンスベリア・バリキュラスの好みの気温による変化を心得ておく必要があります。それでは、サンスベリア・バリキュラスを育てるにあたってのポイントについて見ていきましょう。

窓辺での管理は注意が必要です

サンスベリア・バリキュラスを窓辺で管理するときの注意点としては、窓辺だからと安心し、直射日光に当てないことです。必ず半日陰になるようになるように、レースカーテン越しで、空気が良く通る環境を作ることが大切です。 窓辺で管理していても、知らないうちに直射日光がたくさん降り注ぐ環境となっていた場合、サンスベリア・バリキュラスを枯らせてしまう恐れもあるため、注意が必要です。

冬の水の与えすぎは葉が倒れる原因になることがある

気温が下がってくる10月以降の秋や冬の時期は、サンスベリア・バキュラリスの成長が止まる時期でもあります。そのため、冬の時期に水をたくさん与えてしまうと、サンスベリア・バキュラリスが水を吸い込まず、土が緩くなって葉が倒れてしまう原因になりかねません。 また、土が緩くなるばかりではなく、土や根が乾燥する暇がなく、根腐れ病などの病気にかかる可能性も高くなるため、必ず乾燥気味で育てるようにしてください。

乾燥気味に育てる

何度も既にご紹介していますが、サンスベリア・バキュラリスは、熱帯の乾燥地帯で自生している観葉植物です。そのため、基本的に乾燥気味に育てることで、病気にかかることなく、順調に育ってくれます。 では、どのような点に注意を払うことで、乾燥気味に育てることが出来るのでしょう?順に見ていきたいと思います。

受け皿に水が溜まったら捨てるようにする

サンスベリア・バキュラリスに水やりをすると、鉢の下に置いている受け皿に水がいつも溜まると思いますが、この受け皿の水を捨てることで、土の内部まで乾燥させることが出来ます。もし受け皿の水を捨てないでそのまま放置すると、水が逆流を起こして、土に吸収され、いつまでも湿っている状態が続くため、サンスベリア・バキュラリスにとっては良からぬ環境になります。

15度以下になると断水する

気温が15度を下回るようになると、サンスベリア・バキュラリスの成長が緩やかになり、水を吸収する力も弱まり、休眠状態となります。そのため、最低気温が15度を下回るようになると、必ず断水するようにしてください。もし断水せずに、暖かい時期と同じように水を与えていたら、思わぬ病気にかかってしまう恐れがあるため、必ず断水を守るようにしてください。

【知識】どうしてサンスベリア・バキュラリスが伸びすぎてしまうのか

では、どうしてサンスベリア・バキュラリスの葉は伸びすぎてしまうのでしょう?何か要因があるのでしょうか?ここからは、サンスベリア・バリキュラスの葉が伸びすぎてしまう理由についてご紹介していきたいと思います。

サンスベリアが日光不足になっている

サンスベリア・バキュラリスの葉が伸びすぎる理由として、まず考えられることは、サンスベリア・バキュラリスが日照不足に陥っているということです。 耐陰性のある観葉植物ですが、日照不足が続いてしまうと、「徒長」してしまい、ヒョロヒョロの葉になってしまいます。徒長とは、無駄な生育のことで、サンスベリア・バキュラリスの葉が無駄に伸びてしまっている状態のことを指します。 サンスベリア・バキュラリスの葉がねじれたり、広がったり、横に倒れてくる現象も、この日照不足の可能性が高いため、少しでもこれらの症状が見られた場合は、今管理している場所よりも日が良く差し込む場所に移すようにしてください。

サンスベリアに水を与えすぎている

サンスベリア・バキュラリスに水を与えすぎると、バキュラリスを水ぶくれ状態にすることになり、必要以上に葉の成長を促すことになります。そのため、サンスベリア・バキュラリスの成長時期である春や夏の暖かい時期は水を与えても大丈夫ですが、秋や冬の気温が低下する時期には、必ず水絶ちを行うように心がけてください。

サンスベリア・バキュラリスの伸びすぎに関してよくある質問

ここからは、サンスベリア(トラノオ)・バキュラリスの伸びすぎ問題に関する、よくある質問にお答えします。バキュラリスという種類の観葉植物のことをより知って、スムーズな成長を促す助けにしてくださいね。

Q. サンスベリア・バキュラリスの葉が細く伸びて、力強くたちません なにが、原因ですか?

A,一番に考えられることは、日照不足です。 サンスベリア・バキュラリスは、日光が大変好きな観葉植物です。そのため、日照不足に陥ると、日光を求めて、どんどん葉を伸ばすと言われています。もちろん直射日光が長時間当たる環境は良くありませんが、半日陰の状態を保てる、日光の当たる場所に移動させ管理することで、元気を取り戻してくれる確率が高くなります。

Q. バキュラリスですが大きく育っています。どのように剪定するのか教えて下さい。 切っていいのでしょうか?

A,バキュラリスの葉を剪定しても枯れることはありませんが、行う場合は、必ずバキュラリスが活発に成長する時期を選ぶようにしてください。 バキュラリスの葉の剪定方法は、基本的には不要な葉を抜く方法で十分です。ですから、長く伸びている葉を抜いてしまい、剪定を済ませてしまう方が、バキュラリスを美しい状態で保てますし、バキュラリスにとっても不要な負担がかかりませんし、何よりバキュラリスは長くカッチリ伸びている葉を鑑賞する観葉植物で、価値が高くなります。剪定に際して気を付けないといけないことは、切った部分が茶色くなるため、鑑賞価値は下がるということです。

Q. サンスベリア・バキュラリスを植えているのですが、横から新芽が出てきます。株分け方法を教えてください。

A,サンスベリア・バキュラリスの株分けは、5月~9月の暖かい時期を待って行うようにしてください。ポイントは、株分けした後にしっかり乾燥させることです。 株分けの方法は、まずサンスベリア・バキュラリスを抜き、土を落としてから根を洗い、根を付けたまま株を何分割かにします。分割し終わったら、葉が混んでいる部分や先端が傷んでいる葉を取り除き、乾燥させます。その後、株や根の部分がしっかり乾燥したら、植え付けを行ってください。万が一、しっかり乾燥していないままで植え付けを行ってしまうと、細菌が根に付いたまま植えることになるため、土にそのまま細菌が移り、繁殖して様々な病気を引き起こす引き金になりかねません。そのため、必ずしっかり乾燥させてから、植え付けを行うように心がけてください。

サンスベリア・バキュラリスが伸びすぎ!対処法やコツを徹底解説のまとめ

この記事では、サンスベリア・バキュラリスが伸びすぎる要因や対処法について、主に解説してきましたが、いかがでしたか?
  • サンスベリア・バキュラリスの葉は1mを超えて成長する
  • 伸びすぎたサンスベリア・バキュラリスは、支柱を立てる・紐でくくる・葉挿しを行うことで対処ができる
  • 葉挿しを行った後は、管理がとても重要である
  • 葉挿しを行った後のケアは、日当たり・温度管理・乾燥気味に育てることがたいせつである
  • サンスベリア・バキュラリスが伸びすぎる原因は、日照不足と水分過多である
ということが、この記事を読んで理解いただけたと思います。これらのポイントを押さえ、サンスベリア・バキュラリスを育てることで、力強い株を持つサンスベリア・バキュラリスになることと思います。 最後まで読んでいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENでは、他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、併せてご覧ください。