コーヒーの木を冬に弱らせない管理方法を紹介!元気がない時の対処法まで

コーヒーの木を冬に弱らせない管理方法を紹介!元気がない時の対処法まで
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波打った美しい緑色の葉が人気のコーヒーの木(コーヒーノキ)は、お部屋の癒しとなる観葉植物の中でも特に育てやすい種類です。鮮やかな緑色は特に夏場には美しく輝き、その魅力を存分に発揮してくれます。日本で購入できるコーヒーの木は、本場の品種と大きく変わらないので白く可愛らしい花からはコーヒー豆を収穫することもできるのです。また、コーヒーの木は熱帯地方が原産なので、夏場の暑い気温にも耐えることができるのが大きな特徴です。 そんなコーヒーの木ですが、栽培していると冬場に葉が落ちてしまうというようなトラブルに見舞われることはありませんか。葉が落ちたりしおれたりした状態をそのままにしていおくと、コーヒーの木全体が弱ってしまい枯れたりすることもあるのです。コーヒーの木を元気に育てていくためには、特に冬場の管理の方法が重要だと言えるでしょう。 そこでこの記事では、
  • コーヒーの木が冬場に元気がない原因は?
  • 冬場にコーヒーの木が元気がない時の対処法
  • 冬によく見られるコーヒーの木の症状をご紹介
  • 冬場のコーヒーの木の育て方を徹底解説
  • コーヒーの木の冬越しの後にやっておくべきこと
  • 冬場でも元気な観葉植物をご紹介

以上のポイントについて詳しくご紹介していきます。 人気のコーヒーの木を元気に育てていく上で、最もポイントとなる冬の乗り越え方を詳しく説明していきます。この記事を読めば、コーヒーの木の冬越しについて心配する必要はなくなるはずです。コーヒーの木からのSOSの症状や冬を乗り越えた後のお手入れの方法もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

関連記事:コーヒーの木の育て方|長く楽しむコツやトラブルの対処法まで紹介

コーヒーの木が冬場に元気がない原因とは?

まずは、コーヒーの木(コーヒーノキ)が冬場に元気がない原因について解説してきます。南国が原産のコーヒーの木が好む温度は20度から25度なので、日本の冬においてはかなり暖かい管理が必要になってくるのです。そのため日本の冬場では、室内の管理する場所によってコーヒーの木に適さない環境になってしまう可能性が出てきます。

10度以下の寒さに曝されると枯れる

最低気温が10度以下になってしまうと、コーヒーの木は枯れる可能性が出てきます。10度以下の気温が続いてしまうと、葉が変色して落ちてきてしまい弱ったり枯れたりするのです。コーヒーの木は冬場は基本的に室内で管理するとともに、夜間のために暖かく保温する必要があります。

水やりの頻度が高すぎると根腐れし葉が落ちる

水やりの頻度が高すぎてしまうと、土が常に湿った状態になり根腐れを起こしてしまいます。コーヒーの木の水やりは、土の表面が乾いてからたっぷりと与えるのが基本ですが冬場の休眠期に春から秋までの生育期と同じような管理をしてしまうと、水やりの頻度が多くなりすぎてしまうのです。根腐れを起こしてしまったコーヒーの木は、やがて葉が落ちて枯れてしまいます。冬場の水やりは、土の表面が乾いてから数日空けて行うようにしましょう。

冬場に必要以上の肥料を与えることも根腐れの原因

前述したように、コーヒーの木は冬場は休眠期にあたりますので根が半分、眠った状態にあります。そんな時に、必要以上の肥料をあたえてしまうと吸収しきれずに根が傷んで根腐れ状態になってしまうのです。休眠期には基本的には肥料を必要としませんので、どうしても与えたい時は栄養分が強くない活力剤を選ぶと良いでしょう。

水不足で葉っぱがしおれる

水やりの頻度が高いと葉が落ちる原因になると紹介しましたが、水不足でも葉っぱがしおれることがあります。土がしっかり乾いてから数日は枯れることはありませんが、葉が力なくしおれてきたときは早めに水を与えるようにしましょう。水不足で葉がしおれている時は、水やりの後に元気を取り戻してくれるはずです。ただし、何度も水切れを起こして葉がしおれる状態が繰り返されると葉が落ちる原因にもなりますので注意しましょう。

冬の時期に元気がないコーヒーの木の対処法

冬の時期にコーヒーの木の元気がなくなってしまったとき、どういった対策を取れば良いのでしょうか。日ごろのちょっとした管理の工夫で対処することができますので、コーヒーの木の葉が落ちたりしおれてきたりしたときはすぐに対策を取るようにしましょう。

寒さで元気がないコーヒーの木は、室内の暖かい場所に移動させる

寒さで元気がないコーヒーの木は、葉がしおれたり落ちてきてしまいます。そんな時は、室内の暖かい場所に移動してあげるようにしましょう。窓辺の夜間には冷え込むので、暖かい寝室などに移動してあげたり部屋の中央の暖かい場所に飾ったり、もしくは緩衝材や発泡スチロールで保温したりする工夫が必要です。

水不足が原因ならば、冷たくない常温の水をすぐに

乾燥状態を続けてしまい、水不足に陥ってしまった時は冷たくない常温の水をすぐに与えるようにしましょう。水を与えるタイミングはなるべく水やりの後に暖かくなる午前中が適しています。毎朝、コーヒーの木の土の状態をチェックする習慣をつけておくと良いですね。冬場の水やりは控えめで構いませんが、乾燥状態が長く続かないように気を付けてあげましょう。

植え替えをするときは、冬場を避けて5月以降の暖かくなってから

植え替えをするときは、生育期の5月以降に行いましょう。暖かい時期に入れば、コーヒーの木の生育力も旺盛になりますし植え替えでかかったストレスがすぐに回復するはずです。コーヒーの木の葉が大きく茂り過ぎたときは、風通しを良くして病害虫を防ぐために植え替えと同じく生育期に剪定を行うようにしましょう。植え替えや剪定は冬場の休眠期には行いません。

この症状が出たらサイン!冬によく見られるコーヒーの木の症状

冬によく見られるコーヒーの木のSOSの症状についてご紹介していきます。次のような症状があらわれたとしても、すぐに枯れてしまうわけではありません。ただ、育てている環境を変えてあげないと最終的には根詰まりや根腐れを起こしてしまう要因となりますので注意しましょう。

低温が続くことで葉が落ちる

最初にご紹介したように、コーヒーの木は熱帯地方が原産の観葉植物なので日本の冬の低温が続くと葉が落ちてきてしまいます。そんな症状が出てきてしまったら、コーヒーの木の適温ではないサインなのです。コーヒーの木は10度以下の低温が続くと枯れてしまうので、必ず暖かい場所で管理するようにしましょう。

水やりが合っていなく、葉が茶色くなっている

水やりの頻度やタイミングが合っていないときは、葉が茶色く傷んでしまうことがあります。これは根腐れを起こしかけている症状でもありますので、水やりを控えめにして対策しましょう。冬場の水やりは土の表面が乾いてから、数日空けて行うように心がけます。また、鉢皿にたまった水も根腐れの要因となりますので頻繁に捨てるようにしましょう。

日光不足によりひょろひょろになっている

葉や茎がひょろひょろになってしまうのは、日光不足の可能性があります。冬場は室内で管理するコーヒーの木には耐陰性はありますが、どうしても日光不足に陥ってしまいます。天気の良い日はなるべく窓辺の日当たりの良い場所に出して、日光浴をさせてあげましょう。夜間は窓辺が冷え込むので、必ず暖かい場所に移動させてあげるようにします。日光不足には植物育成ライトも有効です。

事前に対策!冬場向けのコーヒーの木の育て方

本格的に寒くなる前に、コーヒーの木の冬場の育て方について事前にチェックしておきましょう。冬場のコーヒーの木の管理は、生育期である春から秋にかけてと大きく異なりますので注意が必要です。特に、日当たりと水やりには気を配ってあげるようにしましょう。

屋外は避け、暖かく日当たりのよい部屋で育てる

冬場の屋外は暖かい地方であっても、最低気温が下がることが多いので暖かく日当たりの良い部屋で育てるようにしましょう。日差しが入り込むような窓辺や風通しが良い場所が適しています。コーヒーの木はある程度の耐陰性はありますが、数日に一度、天気の良い日は太陽の光に当ててあげるようにしましょう。

冬場だからと水の管理を怠らないようにする

コーヒーの木は乾燥に強い観葉植物ですが、水切れを繰り返すと葉が落ちることもあります。冬場は、生育期の暖かい時期とは異なった水やりの管理が必要ですがまったく与えないわけではないので注意しましょう。また、水やりを行うときは気温が上がる前の午前中が適しています。

冬場の水やりを控えめにすることで寒さに強くなる

冬場の水やりを控えめにすることで、寒さに強くなります。常に土が湿った状態だと、根が過湿状態になってしまい冬場の寒さで弱ってしまいますが、乾燥状態で管理することで根が傷まずに寒さに強くなるのです。

水やり忘れによる水不足には注意

乾燥状態で寒さに強くなるとご紹介しましたが、水やりをまったく行わないわけではありません。冬の寒い時期は、土がしっかりと乾いてから2~3日後に水やりを行うのが基本です。水やりを忘れて、乾燥状態がずっと続いてしまうと水不足になり枯れたりする可能性もあるので気を付けましょう。

空気が乾燥するため、葉水を行うと元気な葉を維持できる

冬場は室内の窓際などで管理するのが望ましいコーヒーの木ですが、室内は空気が乾燥してしまうため霧吹きで葉水を与えるようにしましょう。暖房の風が直接、コーヒーの木にかからないようにも心がけます。葉水を行うとともに、ホコリを落としコーヒーの木の特徴的な葉をさらに魅力的なものにしてあげましょう。定期的な葉水は、病害虫の被害にも気づきやすくなりますし、葉からも吸水することができるので欠かさずに行います。

コーヒーの木が無事に冬を越えたら、優先してすべきこと

さて、無事にコーヒーの木が冬越しできたら春を迎える時に優先して行うことがあります。コーヒーの木が本格的な生育期を迎える前に適切な管理をすることで、さらに大きく、元気に成長してくれるはずです。

根腐れや根詰まりしている場合は、植え替えをする

根腐れや根詰まりをしている場合は、5月くらいに植え替えをすることをおすすめします。根腐れをしている時は、葉っぱに変色やしおれなどの異常がでてきますし根詰まりの場合は、鉢底から根がはみ出してきたり土や鉢がひび割れてきてしまいます。 見た目ではわからない場合もあるので、数年に一度はすっぽりと鉢を外して根や土の状態をチェックするために植え替えを行いましょう。植え替えをして新しい土に入れ替えることで、栄養分を補給する効果もあります。

2年以上植替えしていないときも植え替えした方がよい

前述したように、数年に一度は植え替えをすることが必要です。コーヒーの木はどんどんと大きくなる観葉植物ではありませんが、葉はよく茂って伸びるので根の成長も比較的早く根詰まりを起こしやすくなってしまいます。2年以上植え替えをしていないときは、暖かくなって成長が早くなる前に植え替えをするのが無難です。

枯れた葉と一緒に長く伸びすぎた枝も剪定をする

3月の生育期の始めには、植え替えとともに剪定も行ってあげましょう。枯れた葉をつけたままにしておいても植物のためにはなりませんので、傷んだ葉や変色した葉やカットしてあげます。同時に、長く伸びすぎた枝も剪定をすることで樹形をすっきりと整えてあげましょう。風通しを良くすることで、病害虫の被害を防ぐこともできます。

季節の変化に慣らしていく

温かくなる時期に合わせて、温度などの季節変化に徐々にならしていく必要があります。暖房が効いた部屋の中から、春になっていきなり外に出してしまうと温度変化によりコーヒーの木が弱ってしまう可能性もあるのです。また、水やりも季節に合わせて変えていく必要があります。

水やりの頻度や量を少しずつ増やす

土がしっかり乾いてから数日空ける冬場の水やりと異なり、生育期に入る春先からはその頻度や量を少しずつ増やしていきましょう。いきなり増やしてしまうと、植物に負担がかかってしまうので徐々に増やしていくのがポイントです。いずれは、土の表面が乾いてすぐに水やりを行うようにしましょう。

屋外に出すために、葉っぱが受ける日光を徐々に強くする

コーヒーの木は耐陰性がありますが、大きく育つと耐陰性は失われてしまいます。太陽の光がたっぷりと当たる環境を好みますが、夏場の直射日光が当たってしまうと葉焼けして鮮やかな緑色の葉が傷んでしまいますので注意しましょう。 冬越しを終えたコーヒーの木は窓際から屋外に移動してあげるのがベストですが、いきなり強い日差しにあてずに徐々に葉っぱに当たる日光を強くしていくようにしましょう。屋外の光の強さに慣れたとしても、夏場の直射日光には弱いので暑い日は遮光するか半日陰の場所で管理するのがポイントです。

コーヒーの木の代わりに冬の屋外におけるおすすめの観葉植物

コーヒーの木などの熱帯地方が原産の観葉植物は、冬場にはどうしても管理の手間がかかってしまいます。この項目では、日本の冬の屋外でも冬越しができるおすすめの観葉植物についてご紹介します。コーヒーの木の代わりに、もしくはコーヒーの木とともに冬場に育ててみてはいかがでしょうか。

2ヶ月ほど5〜10度に曝すことで花を咲かす「クンシラン」

クンシランは、濃い緑色の葉と鮮やかな赤や黄色の花が印象的な植物です。クンシランは最低温度が5度まで耐えることができるので、冬場の屋外でもある程度は育てることができます。特徴的なのは、クンシランの花が寒さに当たらないと咲かないという点です。秋から春にかけての寒い時期に、2カ月ほど5度から10度の低温にさらすと花芽が形成されるので、あえて外で管理するようにしましょう。

つる性植物である「ヘデラ・ヘリックス(イングリッシュアイビー)」

つる性の植物であるヘデラの中でも、ヘリックスと呼ばれる品種は葉の中に薄い色が入りグラデーションが美しいのが特徴です。ヘデラ・ヘリックスの耐寒温度は0度まで大丈夫ですので、冬場の花壇の寄せ植えやパンジー・ビオラなどの冬ならではの花と共にプランターに植えるのがおすすめです。緑が少ない時期に、ハンギングなどで吊るして飾るのも良いですね。

根元が徳利のようなユニークな形をしている「トックリラン」

徳利のような幹の根元が特徴のトックリランは、通年を通して屋外で管理することのできる観葉植物です。トックリランの膨らんだ根元には、たっぷりと水がたくわえられているので乾燥にも強く初心者にとって育てやすいのが大きな魅力でしょう。トックリランは、1度までの寒さに耐えることができるので、太陽の光を充分に当ててあげるために冬場は外で管理するのがおすすめです。

寒さにも暑さにも強い「ソテツ」

日本が原産のソテツは、耐寒性も耐暑性もあるので庭に直接植えて育てることもできる有能な観葉植物です。大きく育つと、ざわざわとした幹が特徴的なシルエットを作り出してくれます。太陽の光を好むので、日差しがたっぷりと当たるような場所で管理しましょう。ソテツは成長速度が速くないので、植え替えや剪定などの定期的な管理が必要なくほったらかしでも元気に育ってくれるのも大きなメリットです。

【まとめ】コーヒーの木を冬に弱らせない管理方法を紹介!元気がない時の対処法まで

いかがだったでしょうか。 コーヒーの木の育て方の最大のポイントは、冬場の温度管理と日光にあります。冷え込む冬場は室内で育てるのが基本ですが、定期的に太陽の光に当ててあげるようにしましょう。窓際のレースカーテン越しで光を当てていたコーヒーの木も、夜間は暖かい場所で管理するか、発砲スチロールなどで保温すると魅力的な葉が落ちることなく冬越しができるはずです。 この記事のポイントは以下の通りです。
  • コーヒーの木が冬場に元気がない原因は寒さや水やりの頻度が多いため
  • 冬場にコーヒーの木が元気がない時は乾燥気味に育てたり、10度以下で管理しないなど工夫する
  • 冬によく見られるコーヒーの木の症状は、水やりのし過ぎによる葉の変色や日光不足による徒長が多い
  • 冬場のコーヒーの木の育て方のポイントは、乾燥気味にして暖かく日差しが当たる場所で育てること
  • コーヒーの木の冬越しの後には、植え替えや剪定を検討するとともに季節の変化に鳴らしていく
コーヒーの木が冬場に元気がないと感じた時は、すぐにご紹介した対策を取れば手遅れにはなりません。また、最低温度が10度までと覚えておくと葉を落とすことなく冬越しできるはずです。 コーヒーの木の栽培で最も気を遣う冬場の管理を乗り越えれば、より成長して強くなるでしょう。生育期には、コーヒーの木の鮮やかな緑色の葉や白く可愛らしい花、小さいコーヒー豆の収穫をぜひ楽しんでみてくださいね。 最後まで読んでいただいてありがとうございました。