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巷で人気の寄せ植え。いろいろなサイズやカラーの植物を組み合わせることで、グッと賑やかで華やかになりますよね。インテリアとしても使えるサボテンを寄せ植えすることができたらいいのに、そんなことを考えたことはありませんか。実は、ちょっとしたコツされ理解すれば、サボテンの寄せ植えはかんたんにできます。それどころか、他の多肉植物との寄せ植えだってできるようになります。この記事では、
- 寄せ植えの基本
- サボテンの寄せ植えと相性
- 寄せ植えに必要なものと具体的な手順
- 寄せ植えを行う上でのコツと注意点
- 寄せ植えした後の育て方
- サボテン以外の多肉植物との寄せ植え
について詳しく丁寧に解説します。この記事を参考に、サボテンを組み合わせて世界にひとつだけの寄せ植えを飾ってみてくださいね。相性のいいサボテンの選び方やサボテン以外の多肉植物との寄せ植えの方法まで解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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そもそも寄せ植えってなんですか?
まずはじめに、寄せ植えそのものについて解説します。最近よく耳にする「寄せ植え」とはどんなもので、どんな魅力があるのでしょうか。【寄せ植え】は1つの鉢に数種類の植物を植えること
寄せ植えとは、種類の異なるいくつかの植物をひとつの植木鉢に植えて育てることです。植物であれば、草花でも観葉植物でも多肉植物でも構いません。ひとつの鉢に1種類の植物を育てるのではなく、形や大きさ、色の異なる植物を一緒に楽しむことができるのが特徴です。1つの鉢でおしゃれに植物を楽しむことができる
寄せ植えの魅力は、色や大きさの異なる植物をひとつの鉢のなかで自由に組み合わせて飾ることができることです。一種類の植物を植えるよりも賑やかで華やかな印象になるため、インテリアとしても適しています。おしゃれな鉢と組み合わせることで、飾り方のバリエーションは大きく広がります。【基礎】観葉植物の寄せ植えについて知ろう
ここでは、寄せ植えの基礎を理解するため、観葉植物の寄せ植えについて解説します。寄せ植えには、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。観葉植物を寄せ植えするメリット
植物の種類を問わず人気の寄せ植え。これほど愛されているのは、寄せ植えには大きな魅力があるからです。庭がなくても季節の植物を堪能できる
テーマを決めて植物を組み合わせるのが、寄せ植えのコツです。「春」「夏」「秋」「冬」とそれぞれの季節をテーマとして植物を組み合わせれば、ひとつの鉢で季節の植物を堪能することができます。季節ごとに植え替えすれば、庭がなくても室内でも季節感を感じることができますね。自分の好みに合ったインテリアにすることができる
寄せ植えをする植物の組み合わせは無数にありますから、自分の好みで自由に植物を組み合わせることができます。形・サイズやカラーに豊富なバリエーションのある植物は、組み合わせ次第で、ガラリと雰囲気の違ったインテリアになります。また、あまり手間をかけずに育てられるため、おしゃれなプレゼントとしても適しています。観葉植物を寄せ植えするデメリット
インテリアとしても適している寄せ植えですが、元気に育てるためには気をつけなければならない点があります。観葉植物の相性・組み合わせによっては悪影響を与える
植物の種類ごとに好む環境と苦手な環境が異なります。生育環境が大きく異なる植物を一緒に育てることは難しいため、なるべく生育環境が似ている植物を選びましょう。こまめな観葉植物のケアが必要でコツがいる
鉢はひとつでも、種類の異なる植物を複数栽培することになるため、それぞれの植物を日頃からよく観察してきめ細かいケアをしてあげる必要があります。ひとつひとつの植物にとってベストな環境で育てられるとは限らないため、元気に育てるためにはコツがいります。ではサボテンも寄せ植えができる植物なのか?
ここでは、サボテンの寄せ植えについて解説します。人気の寄せ植え。果たしてサボテンでも寄せ植えはできるのでしょうか?結論:他の種類と寄せ植えが出来ます
サボテンは乾燥に強くて丈夫、そして初心者でも育てやすい植物ですから、もちろん寄せ植えはできます。サボテンは室内での栽培にも向いていますから、サボテンの寄せ植えはおしゃれなインテリアとしても、かわいらしいプレゼントとしても適しています。どのサボテンを寄せ植えに使うかが重要になる
サボテンは乾燥に強い反面、ジメジメとした湿った環境が苦手な植物です。水を多く必要とし、多湿な環境を好む植物との相性は良くありません。生育環境が大きく異なる植物との寄せ植えは難しいため、なるべく生育環境の近い植物を選ぶことが大切です。それぞれの植物がどのくらいの暑さ・寒さまで耐えられるのか、どの程度の日当たりを好むのかなどをよく確認してから、寄せ植えに使うサボテンを選ぶと良いでしょう。【必見】サボテンの寄せ植えのやり方
ここでは、実際にサボテンを寄せ植えするときに必要なもの、そして具体的な手順について解説します。初めてでも、トゲのあるサボテンを安全に寄せ植えるには、どのように植え替えを行ったらよいのでしょうか。サボテンの寄せ植えに必要なもの
トゲのあるサボテンを安全に寄せ植えするために、次のものを用意してください。- 寄せ植えするサボテン
- 寄せ植えする鉢(ひとまわり大きいサイズのもの)
- 鉢底ネット
- 鉢底石(軽石など)
- サボテン用の土
- 丈夫な手袋(革手袋など)
- ピンセット(割り箸でもよい)
- スプーン
サボテンの寄せ植えの手順
- 事前の準備として、寄せ植えするサボテンは1週間前から水やりを控えて乾燥させる
- 当日は、安全のため丈夫な手袋を着用してから寄せ植えを始める
- 鉢底に鉢底ネットを敷く
- 鉢底ネットの上から、鉢底石を鉢底が見えなくなるくらいまで敷き詰める
- サボテン用の土を鉢の2/3くらいまで入れる
- 鉢植えのサボテンは鉢から引き出して土を落としておく
- ピンセットを使って、配置を考えながらサボテンを置いていく
- スプーンを使って残りの土を入れ、ならしたら寄せ植え完了
サボテンの寄せ植えをする上でのコツ
ここでは、サボテンを寄せ植えする上でのちょっとしたコツを解説します。上手に寄せ植えするためのやり方とはどんなものでしょうか。①サボテン寄せ植えの時期は3月~4月 or 9月~10月
サボテンが元気に成長する育成期をうまく活用することが、上手に寄せ植えするポイントとなります。サボテンの育成期は春と秋ですから、春の育成期が始まる3月〜4月、そして秋の育成期が始まる9月〜10月がサボテンの寄せ植えに最も適した時期です。逆に、冬や夏はサボテンがほとんど成長しない休眠期にあたりますから、寄せ植えは控えましょう。②鉢や土選びが重要になってくる
サボテンは乾燥した環境を好み、ジメジメと湿った環境を苦手とする植物です。サボテンが好む乾燥した環境を整えてあげるためには、サボテンに合った鉢と土を選ぶことが基本となります。サボテンの栽培に適した通気性がよく水はけの良い種類の鉢を選ぶと元気に育ちます。サイズも大きすぎず小さすぎない、ひとまわり程度大きい鉢を選びましょう。土は、慣れてきたら自分で配合することもできますが、最初のうちはサボテン用の土として販売されているものがおすすめです。③あえて色や背丈が違うサボテンを組み合わせる
寄せ植えするサボテンはどのように組み合わせても構いません。ただし、色も大きさも同じようなサボテンを並べると、のっぺりとした印象になってしまいます。背丈の高い柱サボテンや色の違うサボテンを組み合わせると立体感もあり華やかな印象になります。おしゃれに飾るなら、色や高さをある程度揃えて統一感を出しながら、色や高さが違うサボテンをアクセントとして使うのがおすすめです。サボテンの寄せ植えをする上での注意点
ここでは、サボテンを寄せ植えする上での注意点を解説します。寄せ植えをして枯れるなどの失敗しないためにはどんなポイントに注意すればよいのでしょうか。①大きい・小さいなどのサイズ感を考える
寄せ植えするサボテンの大きさに対して、鉢が小さすぎると窮屈な印象を与え、鉢が大きすぎるとスカスカした印象を与えます。寄せ植えするサボテンよりひとまわり大きい植木鉢に植えましょう。大きすぎたり、小さすぎる植木鉢は見た目がよくないだけではなく、栽培面でもデメリットがあります。②サボテンの間隔を詰めすぎないようにする
寄せ植えというと、植物同士をピッタリとくっつけて植えるというイメージがあるかも知れません。しかし、サボテンの場合、間隔を詰めすぎるとサボテンの苦手な風通しが悪くなりジメジメとした環境になってしまいます。また、土の中が窮屈になっていて根が詰まって腐ってしまうこともあります。サボテンが成長しても風通しを確保できるよう、少し間隔を空けて植えるようにしましょう。サボテンを寄せ植えした後の育て方
ここでは、寄せ植えしたサボテンの育て方について解説します。寄せ植えしたサボテンを長く楽しむには、どのようなやり方で育てるとよいのでしょうか。植え替え直後の水やりはしない
植え替え直後のサボテンには負担がかかった状態です。1週間程度は水やりを控えて休ませてあげましょう。その後は季節に合わせて水やりの方法を変えます。サボテンがよく成長する育成期に当たる春・秋は、土の中までしっかり乾いてから鉢底穴から水が溢れるくらいまでたっぷりと水を与えましょう。サボテンがほとんど成長しない休眠期に当たる冬や夏は、月に1回程度水やりをすれば十分です。サボテンは水を与えすぎると枯れる原因にもなるため、水の与えすぎには注意しましょう。明るい風通しがあるところで育てる
サボテンは乾燥した環境、そしてたっぷりの日光を好みます。日光が十分当たり、風通しの良い場所に置いて育てましょう。日当たりが不十分だとひょろひょろと育ち、病気になりやすい状態になってしまいますから、室内で育てる場合には日当たりのよい窓辺に置くと良いでしょう。風通しの良い場所に置くことは、サボテンの苦手なジメジメと湿った環境を避けるだけではなく、病害虫の予防にもつながります。【テクニック】サボテン以外の多肉植物と寄せ植えしてもいい!
ここからは、サボテンをサボテン以外の多肉植物と寄せ植えするテクニックを解説します。多肉植物と寄せ植えする場合にはどんなテクニックがあるのでしょうか。似ている多肉植物と寄せ植えしても面白い!
寄せ植えのコツは「なるべく生育環境の近い植物を選ぶこと」でしたね。サボテンも多肉植物の一種ですから、生育環境の似ている他の多肉植物はサボテンとの寄せ植えに適しています。トゲのある独特のフォルムを持ったサボテンは、他の多肉植物と組み合わせると面白い寄せ植えができます。特に、背丈の高い種類のサボテンは鉢全体に立体感が出るのでおすすめです。サボテンの寄せ植えにもってこいの多肉植物
ここでは、サボテンとの寄せ植えに適した多肉植物を紹介します。エケベリアなどの春秋型の多肉植物
100均でも手に入れることができる人気のエケベリア。背丈の低いエケベリアとサボテンは見た目もバランスの良い組み合わせです。育てる上でも、多くのサボテンは春と秋に生育期を迎える春秋型ですから春秋型の多肉植物とは相性抜群です。なかでも、エケベリアなど日当たりの良い場所を好む多肉植物がサボテンとの寄せ植えに向いています。アデニウムなどの夏型の多肉植物
美しい花を咲かせるアデニウムとの組み合わせてもいいですね。夏型の多肉植物は耐寒性があまりないため、冬越しのため冬は部屋に入れて管理するとよいでしょう。カラコンエ・クラッスラなどの冬型の多肉植物
カラコンエ・クラッスラなど花が咲く種類の多肉植物を寄せ植えに加えると、いっきに華やかで美しいインテリアに様変わりします。冬型の多肉植物は対暑性があまりないため、高温多湿になる夏の時期には室内の明るい場所で管理するとよいでしょう。サボテンの寄せ植えに関する質問
ここでは、サボテンの寄せ植えに関するいろいろな質問にお答えします。Q. サボテンの寄せ植え初心者です。初めてなのでダイソーなどの100均で揃えたいなと思いますが、グッズはありますか?
A,100均には寄せ植えに使えるグッズがあります。 ダイソーなどの100均では園芸用品にも力を入れており、店舗にもよりますがサボテン本体から鉢や土まで豊富な品揃えがあります。また、100均には園芸用品以外にも寄せ植えに使えるおしゃれな容器などが販売されているため、園芸コーナー以外にも掘り出し物があります。Q. ガラス容器を使った寄せ植えをしていたら根腐れして枯れる感じでした。排水性に問題があったでしょうか?
A,ガラス容器は底に穴が空いていないため根腐れしやすい ガラス容器などの底に穴が空いていない容器は排水性が悪く、容器の中がジメジメと湿った環境になりやすいため、根が腐ってサボテンが枯れることがあります。穴のない容器でサボテンを栽培するときには、可能であれば底に穴を空けるか、鉢底に根腐れ防止剤を敷き詰めるなどして根腐れを防止するとよいでしょう。Q. サボテンの寄せ植えを知人にプレゼントしたいのですが、どこで購入できますか?
A,ネット通販がおすすめです ダイソーなどの100均でも販売され手に入れやすいサボテンですが、寄せ植えされた状態のサボテンを身近な場所で手に入れることは簡単ではありません。楽天市場やAmazonなどのネット通販であれば、サボテンの寄せ植えが豊富に揃っていますから、プレゼントに適した寄せ植えを選ぶことができます。また、事業者にもよりますが、購入したサボテンの寄せ植えを直接知人に送付することができるのもネット通販のメリットです。サボテンは寄せ植えできる?方法や相性がいい種類まで徹底解説のまとめ
ここまで、サボテンの寄せ植えの方法から、寄せ植え後の育て方、サボテンとの寄せ植えに相性がいい種類まで詳しく解説してきましたがいかがだったでしょうか? この記事のポイントは、- 寄せ植えには魅力がいっぱい
- サボテンも寄せ植えができる。ただし、相性は大切
- 必要なものを用意して、手順に沿って寄せ植えを行う
- 寄せ植えを行う上でのコツと注意点を知れば、寄せ植えはかんたんにできる
- 寄せ植えを終えた後の育て方にもコツがある
- サボテンとの寄せ植えに相性がいい多肉植物の紹介