ヤマボウシの花言葉とは?花言葉の由来や贈り物の体験談を徹底解説

ヤマボウシの花言葉とは?花言葉の由来や贈り物の体験談を徹底解説
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目次

ヤマボウシ(山法師)という植物をご存じでしょうか。ヤマボウシはハナミズキの仲間であり、花姿もよく似ていることから、街中で見かけてもヤマボウシなのかハナミズキなのかと迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなヤマボウシ(山法師)という植物について、基本情報とともに花言葉やその由来について詳しく解説していきたいと思います。 そこでこの記事では
  • 花言葉とはなに?
  • ヤマボウシってどんな植物なの?
  • ヤマボウシの花言葉とその由来は?
  • ヤマボウシの花言葉にあった贈り物のシーンとは?
  • ヤマボウシの贈り物の体験談をご紹介!
について解説していきます。 この記事を読んでいただければ、ヤマボウシは、どんな花言葉を持っているのか、またその由来についても解説していきますので、ヤマボウシがどんな植物なのかをしっかりと学ぶことができます。最後には、花言葉の意味を込めたヤマボウシの贈り物の体験談についてもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

そもそも、花言葉とはなに?

そもそも、花言葉とはどんなものなのでしょうか。「花言葉がどんなものかあまり知らない」という方のために、まずは花言葉についてご説明したいと思います。

花言葉はその植物から想像される言葉

花言葉は、各植物の特徴や性質から想像される、象徴的な言葉をつけたものです。花姿や、その植物の成長の過程や様子、言い伝え等様々な要素が、花言葉の由来となります。

花言葉は贈り物をする多くの人の参考にされる

植物、花の贈り物をしたい方々は、この花言葉を参考にして選ぶことも多く、ポジティブな意味、縁起の良い花言葉を持つ植物は贈り物として大変人気があります。

ヤマボウシってどんな植物なの?

それでは、ヤマボウシとはいったいどんな植物なのでしょうか。

日本が原産地であるミズキ科の植物

ヤマボウシ(山法師)は、ミズキ科に属する、日本原産の植物です。ヤマボウシは自然に樹形が整うため、剪定が不要で、個人宅の庭木はもちろん、街路樹や公園、学校などの公共の場のシンボルツリーとしても広く植えられています。ヤマボウシは、複数の品種が知られており、常緑性のものと落葉性のものが存在します。

5〜7月の時期に白やピンク、緑色の花を咲かす

ヤマボウシは、5月~7月の時期になると、白やピンク、緑色の花を咲かせます。ヤマボウシは、よくハナミズキと混同されますが、ハナミズキの開花時期は4月~5月頃でヤマボウシよりも少し早く咲きます。

秋につける赤い実は食用であることが特徴

ヤマボウシの実が食用であることは、あまりご存じない方が多いのではないでしょうか。ヤマボウシは9月~10月頃になると、直径1~3cmほどの実を付けます。その実は赤く熟しバナナやマンゴーのような甘味とよく例えられます。皮をむけば生でも食べることができます。そのほかジャムにしたり果実酒として楽しむこともできるんですよ。

花姿が僧侶の姿に似ていることが名前の由来

ヤマボウシは、花序(中央の丸い部分)を僧侶の坊主頭、総苞片(葉が変化した花びらのような部分)を白い頭巾に見立て、花姿が頭巾ををかぶった僧侶の姿に似ていることが名前の由来と言われています。

ヤマグワやコウサといった別名でも呼ばれる

ヤマボウシは地域によって、別名ヤマグワと呼ばれることがあります。ヤマボウシがつける赤い実が、クワの実に似ていることからこの別名がついているようです。また、コウサという別名でも呼ばれることがありますが、こちらは箱根の方言から来ているようです。

ヤマボウシにはどんな種類の花言葉があるの?

それでは、ヤマボウシの花言葉についてご紹介したいと思います。複数の花言葉を持つ植物もありますが、ヤマボウシの花言葉は1つです。

ヤマボウシの花言葉は【友情】

ヤマボウシの花言葉は、【友情】です。とても爽やかで縁や絆を感じる花言葉ですね。

源平やミルキィーウェイの花言葉も同じである

ヤマボウシはいくつか品種が出回っていますが、品種の違いによる花言葉の違いはあるのでしょうか。 ヤマボウシの代表品種である「源平」や「ミルキーウェイ」も花言葉は【友情】です。ちなみに、「源平」は、株が成長してくると一つの株でピンク色と白色の花を咲かせる品種、「ミルキーウェイ」は、花つきがよく、クリーム色の大ぶりの花を咲かせる品種です。

色別の花言葉はない

ヤマボウシは、白やピンク、緑色の花を咲かせることは先にお伝えしましたね。ほかの植物では花の色別にそれぞれ花言葉を持つものが存在しますが、ヤマボウシは花色ごとの花言葉はありません。

怖い意味がある?ヤマボウシの花言葉の由来を知ろう

ヤマボウシは品種別、色別の花言葉はなく、共通して【友情】という花言葉を持つことはお分かりいただけたでしょうか。 一方で、ヤマボウシの花言葉には、怖い意味の花言葉はあるのでしょうか。また、【友情】という花言葉の由来についても気になっている方も多いのではないでしょうか。

怖い意味合いはない

ヤマボウシの花言葉には、怖い意味はありません。安心して自宅の庭木や贈り物にヤマボウシを選ぶことができますね。

ハナミズキの花言葉【返礼】に由来

それでは、ヤマボウシの花言葉の由来についてご説明していきます。 ヤマボウシが持つ【友情】の花言葉は、友好の印としてアメリカから日本に贈られたハナミズキの花言葉「返礼」にちなんでいます。 明治時代、当時の東京市長がアメリカに桜を贈り、そのお返しとして、アメリカからハナミズキが贈られました。このハナミズキは、アメリカヤマボウシとも言われ、日本に親しみのあるヤマボウシと近隣種である事、友好のシンボルとしてのエピソードからヤマボウシの花言葉が【友情】とつけられたようです。

ヤマボウシとハナミズキの違いは花びらでわかる

ヤマボウシはハナミズキは近隣種とお伝えしましたが、その違いは花姿を見るとわかります。ヤマボウシの総苞片(そうほうへん:花びらのようにみえる部分)は先端がとがっているのに対し、ハナミズキは丸みがあり、先端がくぼんています。混同している方も多いと思いますが、この特徴を知っていれば花姿の見た目からしっかりと見分けることができるでしょう。

6月15日の誕生花

誕生花というものを耳にしたことはあるでしょうか。誕生花とは、365日、生まれた月日にちなんで定められた花のことです。1月から12月、1日から31日まで異なる花が定められています。その中で6月15日は、ヤマボウシが誕生花として割り当てられています。誕生花は誕生日の贈り物はもちろん、記念日などに贈っても喜ばれますよ。

ヤマボウシの花言葉にあった贈り物のシーン

ここからは、ヤマボウシの花言葉にあった贈り物のシーンを見ていきましょう。

高木のため個人間での贈り物にはあまり向かない

ヤマボウシは、成長すると5m~15mほどの高木となります。花言葉はもちろん花姿も魅力的で、贈り物としても人気はありますが、地植えする広いスペースを確保しなければいけません。そのため、個人間での贈り物にはあまり向かないと言えます。

庭がある友人への贈り物にはピッタリ

反対に、庭のあるお家にお住いの友人への贈り物としてヤマボウシはおすすめです。ヤマボウシは素敵なシンボルツリーとしてご友人宅のお庭を華やかに彩ってくれることでしょう。

お世話になった小学校や児童館への贈り物に

先にもお伝えしたように、ヤマボウシは、公園や街路樹、学校などの公共施設の花木として利用されています。ヤマボウシは、樹形を整える手間がかからない、害虫に強いといった特徴もありますから、卒業の記念樹として、お世話になった小学校や児童館などに寄贈されることも多いようです。 長きにわたって在校生や卒業生を見守るシンボルツリーとして、元気に育ってくれるでしょう。

贈る際には相手に確認をとったほうが良い

ヤマボウシは、高木である事はすでに伝えしましたね。ヤマボウシは大きな贈り物となるが故、花束のようなプレゼントのように、「はい!」と気軽に渡せるものではありません。地植えするための広いスペースがある事、贈る相手が、ヤマボウシを植える時間的な余裕があるかどうかなど、確認を取ったうえで贈ることをおすすめします。

花言葉の意味を込めたヤマボウシの贈り物の体験談

ここからは、ヤマボウシの花言葉【友情】の意味を込めた贈り物をした方々の体験談をご紹介したいと思います。ヤマボウシを贈ろうとお考えの方は参考にしてください。

同窓会メンバーでお世話になった小学校への贈り物

同窓会メンバーでヤマボウシを贈った方々のエピソードをご紹介します。
小学校を卒業して20年ほど経ちますが、久しぶりに同窓会を開きました。その際、ヤマボウシを小学校に寄贈しよう!という話になりました。私たちの学年は、人数も少ないこともあって、当時の担任の先生含め、みんな未だに仲がいいんですよ。この友情を育んだ6年間の思い出と感謝をヤマボウシの「友情」という花言葉に込めて小学校に寄贈することにしました。
まさに友情という花言葉がぴったりのエピソードですね。みんなでヤマボウシを贈ったことによってまた一つ友情が深まったのではないでしょうか。
以前、小学校の卒業記念にOB、OGの有志を募ってヤマボウシを贈りました。小学校の校庭にシンボルツリーと呼べるようなものが植えられたので、在校生も「ヤマボウシの木の周りで遊んだり、教室の窓から花を見て喜んでくれている」と後日校長先生から伺いました。OB、OGとしても親しんでもらえてうれしく思います。
小学校にヤマボウシを贈ったことで、小学校の庭にシンボルツリーができたのですね。これからたくさんの新1年生を出迎え、卒業生を見送ってくれることでしょう。

庭が寂しいと言っていた友人への贈り物に

庭木としてヤマボウシを贈った方のエピソードをご紹介します。
私はもともと自宅の庭に山法師を植えていました。親しい友人を自宅に招いたときに、その友人が我が家の山法師を見てすごく気に入っていたようなので、「庭木にプレゼントしましょうか?」と言ってみたところ、ぜひ山法師を庭に植えたいと言ってくれました。彼女は、とても料理上手なので、プレゼントした山法師に実が成ると毎年ジャムや果実酒を作って持ってきてくれます。
ヤマボウシの贈り物にまつわる、とても素敵な仲良しエピソードですね。ヤマボウシは実も食べることができますから、ジャムや果実酒などにすれば保存も利きますし、一緒に楽しむことができますね。
庭付の家を建てた友人に、仲良しグループのみんなでヤマボウシの苗を贈りました。「住み始めたばかりで庭が殺風景だ」と笑いながら話していたので、友人にヤマボウシの庭木を提案したら喜んでくれました。植木屋さんから聞きましたが、常緑のヤマボウシは落葉しないので、落ち葉の掃除が不要。お隣さんや道路に飛んでいかないというメリットがあるそうです。 本人とも相談しながら、やはり常緑タイプのヤマボウシを選びました。苗が届いて地植えする時も、みんなで手伝いに行ったんです。「友情」という花言葉を教えたら嬉しそうに植え終わったヤマボウシを見てくれていました。
ご友人の庭に皆さんでヤマボウシを植えられたんですね。ヤマボウシは常緑性と落葉性があり、おっしゃる通り、常緑性は落葉しないため落ち葉の掃除が無く住宅街でも安心して植えられます。常緑性も落葉性と同じように秋には紅葉し、実もなりますので四季を楽しめる素敵なお庭になったのではないでしょうか。

友人の誕生花にちなんで、ヤマボウシの贈り物

友人の誕生日(6月15日)にちなんで、ヤマボウシを贈った方のエピソードをご紹介します。
「山法師が素敵に咲いている公園を見つけたから、その公園の散歩をするのがとても楽しい」と友人が嬉しそうに話していたので、私も山法師に興味が湧きました。もともと植物や花が好きな友人でしたが、ヤマボウシはその友人の誕生花だったようで、特にヤマボウシに愛着を持っていたようです。 さらに調べてみると、庭木として育てることができることを知り、また、その友人とも付き合いが長いので「友情」という花言葉も、私と友人の間柄にちなんだプレゼントにぴったりだなと思い、今年の誕生日に贈りました。花姿や紅葉の美しさも喜んでいましたが、剪定も不要なところも気に入ってくれているようです。
付き合いの長いご友人へプレゼントされたんですね。ヤマボウシは自然に樹形が整うので、剪定要らずで、ヤマボウシが育てやすいといわれている所以です。少しでも気軽に植物を楽しんでもらえるようにという贈る方への気配りにも感じられますね。

【まとめ】ヤマボウシの花言葉とは?花言葉の由来や贈り物の体験談を徹底解説

いかがでしたか。ヤマボウシの花言葉について解説してきました。 この記事のポイントは
  • 花言葉とはその植物を表す言葉のことであり、花や植物を贈りたい人は花言葉の意味を参考にする
  • ヤマボウシは日本が原産で、5〜7月の時期に白やピンク、緑色の花を咲かす植物である
  • ヤマボウシの花言葉は【友情】である
  • ヤマボウシの花言葉は、ハナミズキの花言葉【返礼】に由来する
  • ヤマボウシは高木のため、個人間の贈り物にはあまり向かない。
ということでしたね。 これらを押さえればヤマボウシの基本情報と花言葉贈り物としてのヤマボウシについてお分かりいただけたと思います。贈るシーンや相手は多少限られるかもしれませんが、ヤマボウシが表す「友情」を込めた贈り物は、きっとあなたと大切な方との友情を深めるプレゼントとなることでしょう。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。