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オモダカ(面高・澤瀉、学名:Sagittaria trifolia)という植物をご存じでしょうか。オモダカの語源ははっきりとはしておらず、人の顔に似た葉を高く伸ばしている様子を指して「面高」とされたとも、中国語で湿地を意味する涵澤(オムダク)からとられたとも言われています。今回は、そんなオモダカ(面高・澤瀉)という植物について、基本情報とともに花言葉やその由来について詳しく解説していきたいと思います。 そこでこの記事では、
- 花言葉とはなに?
- オモダカってどんな植物なの?
- オモダカの花言葉とその由来は?
- オモダカの花言葉にあった贈り物のシーンとは?
- オモダカの贈り物の体験談をご紹介!
オモダカ(面高)ってどんな植物なの?
まず初めに、オモダカ(面高)の原産地や花などの基本情報からご紹介します。アジアが原産地であるオモダカ科の植物
オモダカはアジアを原産地とする水生植物で、学名はSagittaria trifoliaです。広く分布しており、日本をはじめ、中国、朝鮮半島、東南アジア、インドなど、アジアの広い範囲に分布しています。また、北アメリカやヨーロッパにも帰化している地域があります。7〜10月に白い小ぶりな花を咲かす
オモダカの花期は7〜10月にかけてで、水面上に花茎を伸ばし、白い小ぶりな花を咲かせます。花は径2〜3cmほどで、6枚の花弁が広がり、中央に黄色い仮雄蕊があります。果実は、円形で小さな種子を多数含みます。品種改良され、薬用や食用の種類もある
品種改良により薬用植物としても利用されています。漢方薬や民間薬として、利尿剤、鎮痛剤、解熱剤、止血剤、消炎剤などに使用されることがあります。根茎にはタンニンなどが含まれており、胃腸の調子を整える作用があるとされています。 また、食用としても利用されています。水菜として、根茎を刻んでサラダに混ぜたり、茎や葉を天ぷらにしたり、汁物や餡子などに利用されます。ただし、生食は避け、加熱調理が必要とされています。 オモダカの変種類であるクワイは、塊茎が肥大化して食用となるため栽培され、おせち料理などに利用されます。クワイはその外形から「芽が出る」ことを連想させるため、縁起物として扱われます。日本では、武家などの家紋としてオモダカの葉を意匠に用いたものもあります。「ハナグワイ」「イモグサ」などの別名でも呼ばれる
オモダカには、ハナグワイ(花軍)やイモグサ(芋草)という別名があります。これらの別名は、その形状が武器の矢じりに似ていることからついたもので、ハナグワイは「花軍」という意味、イモグサは「芋のような草」という意味を持ちます。オモダカの花言葉とは?花言葉の詳細も解説!
変わった形の葉を持つのが特徴のオモダカですが、どんな花言葉がついているのでしょうか。ここからはオモダカの花言葉と、花や葉の特徴についてご紹介しています。そもそも花言葉とは?
花言葉とは、花に対して付けられた意味のことを指します。花言葉は、花を贈り物として贈る際に、花自体が伝える感情や意味を伝えたり、自分の思いを込めたりするために使用されます。さまざまな花に対して、独自の花言葉が存在し、花言葉辞典などにまとめられています。オモダカには気品高いイメージの花言葉がある
オモダカには「信頼」「高潔」「秘めたる慕情」などの気品高いイメージの花言葉が付けられています。【信頼】
水辺に生える清らかな草花であるオモダカは、その姿勢や清浄なイメージから、人々に信頼される存在であるとされてきました。オモダカの美しい白い花は、その美しさから信頼を得る存在として、多くの人々から愛されています。【高潔】
オモダカは矢じりに似た葉を持つことから、勇気や高潔な心を表す花言葉とされます。オモダカの美しい白い花は、清らかで高潔なイメージを与えます。【秘めたる慕情】
秘めたる幕情とも付けられています。誰かをそっと思う、ロマンティックな気持ちをあらわしています。片思いを成就させたい場合、優しくて淡い心を大切にしたい時にぴったりです。オモダカは色別にも花言葉がある
オモダカは白い花を咲かせる品種が有名ですが、黄色と灰色の花を咲かせる品種も存在します。そのため、それぞれの花言葉をご紹介します。白色のオモダカ【高潔】【気品】
オモダカは矢じりに似た葉を持つことから、勇気や高潔な心を表す花言葉とされます。オモダカの美しい白い花は、清らかで高潔なイメージを与えます。黄色のオモダカ【信頼】【信用】
水辺に生える清らかな草花であるオモダカは、その姿勢や清浄なイメージから、人々に信頼される存在であるとされてきました。一般的に白い花を咲かせるオモダカですが、黄色く花咲くオモダカの美しい花は、その美しさから信頼を得る存在として多くの人々から愛されています。灰色のオモダカ【秘めたる慕情】
灰色のオモダカも品種によっては存在し、秘めたる幕情と付けられています。誰かをそっと思う、ロマンティックな気持ちをあらわしています。片思いを成就させたい場合、優しくて淡い心を大切にしたい時にぴったりです。怖い意味はある?オモダカの花言葉の由来を知ろう
ここまででオモダカの花言葉をご紹介しましたが、どのような由来から花言葉が付けられており、怖い意味はあるのでしょうか。以下で解説します。オモダカの花言葉に怖い由来はない
オモダカには一般的な花言葉がありますが、怖い由来の花言葉は存在しません。むしろ、オモダカは気品、高潔などのポジティブな意味合いの花言葉が多くあります。ただし、花言葉は地域や文化によって異なる場合があるため、ある特定の地域や文化で特別な花言葉があるかどうかはわかりません。水田や湿地に育つ様子に由来
オモダカは、水田や湿地などの水辺に生息することが多く、水の中に立っているような姿勢をしていることが特徴です。そのため、花言葉には高潔といった、水の中でも気高く育つ様子から由来した花言葉があると考えられます。また、水の清浄さや清らかさにも関連する花言葉が多いため、水田や湿地に育つオモダカの生態や環境が、その花言葉に反映されているとも言えます。長い枝を上に伸ばす姿に由来
オモダカは、水の中に立っているような姿勢をしていることが特徴です。そのため、花言葉には気品といった、水の中でも気高く立ち振る舞う様子から由来するものがあると考えられます。6月5日・6月18日・10月22日などの誕生花
オモダカの誕生花としては、6月5日・6月18日・10月22日の花として扱われることがあります。ただし、誕生花として広く認知されている花ではありません。例として6月5日生まれの方への誕生花としては、代表的な誕生花としてバラやユリなどが挙げられることが多いです。オモダカの花言葉にあった贈り物
ここからは、オモダカの花言葉にあった贈り物のシーンを見ていきましょう。気高い人への贈り物に
オモダカの花言葉には、「高潔」「気品高い」といった意味合いがあるため、気高い人への贈り物にはふさわしい花と言えます。また、オモダカの美しい形や透き通るような白い花弁は、清らかさや純粋さを表現しているとも言われています。そういった美しさや清らかさを伝える贈り物として、オモダカを選ぶのも良いでしょう。ただし、オモダカ自体は花屋などで簡単に手に入る花ではないため、代わりに高貴な印象を与える花を選んで贈ることも考えられます。信頼している人への贈り物に
オモダカの花言葉には、「信頼」という意味合いがありますので、信頼している人への贈り物にはふさわしい花と言えます。オモダカの花は、白色で清潔感があり、シンプルでありながらも上品な印象を与えます。そのため、ビジネスシーンでも贈り物として選ばれることがあります。ただし、オモダカ自体は花屋などで簡単に手に入る花ではないため、代わりに清潔感や上品さを表現する白い花を選んで贈ることも考えられます。
片思い中の相手への贈り物にも
オモダカの花言葉には「秘めたる慕情」という意味合いもありますので、片思い中の相手への贈り物にもふさわしい花と言えます。ただし、オモダカ自体は花屋などで簡単に手に入る花ではないため、代わりに相手が好む花や、気持ちを表現する言葉が込められた花を選ぶことも考えられます。花言葉やメッセージカードなどを添えることで、花の贈り物により深い意味を与えることもできます。オモダカが誕生花である人へのプレゼントに
オモダカが誕生花である人へのプレゼントには、花言葉にもあるように「信頼」という意味合いを込めることができます。例えば、ビジネスパートナーや上司など、信頼関係の築ける相手に向けて贈ることで、お互いの信頼関係を深めることができます。 また、オモダカは、清らかで上品な印象を与える花とされています。そのため、清楚なイメージを好む女性へのプレゼントにもふさわしいと言えます。花束やアレンジメントなどにして、贈り物として渡すとよいでしょう。花言葉の意味を込めたオモダカの贈り物の体験談
ここからは、オモダカの花言葉の意味を込めた贈り物をした方々の体験談をご紹介したいと思います。オモダカを贈ろうとお考えの方は参考にしてください。昔からの知り合いで信頼している友人への贈り物に
昔からの知り合いで信頼している友人へ贈った方々のエピソードをご紹介します。女性の友人が農業に関心を持っていることを知っていたので、その友人の誕生日にオモダカの花を贈りました。私たちは一緒に育ててみることにし、この花が水田や湿地に育つということも含めて、農業に関心のある彼女にはベストな選択だったと思います。 彼女はとても喜んでくれて、花言葉の意味について調べて、花言葉に共感することができたようです。それ以来、彼女はこの花を育てることに興味を持ち、花言葉の意味を考えるようになったそうです。オモダカは、信頼や高潔さを表す花言葉があるため、私たちの友情にもぴったりでした。
水生植物に興味のある彼女だからこそオモダカが相性抜群だったというエピソードでした。相手の嗜好を把握していたからこそ選べたプレゼントでしたね。
ある友人の結婚祝いにオモダカのアレンジメントを贈ったことがあります。彼女は昔からの知り合いで、長年の付き合いがあるので植物好きであることを知っていました。そんな彼女の家の庭には数種類の水生植物が植えられていました。その植物の中にある、オモダカの花が彼女のお気に入りの花であることを知り、オモダカのアレンジメントを選びました。 彼女はとても喜んでくれ、花言葉の「信頼」にぴったりだと言ってくれました。また、アレンジメントが彼女の家のインテリアにぴったりだったことも感謝してくれました。私たちの友情をより深めることができた素敵なプレゼントになりました。
植物好きな友人にオモダカを贈ったとのことでした。植物が好きだからこそオモダカの価値をわかっていただけたと思いますし、長年の付き合いがあるからこそ信頼という花言葉がぴったりでしたね。
片思いを伝えたい相手への贈り物に
次に、片思いを伝えたい相手へ贈ったエピソードをご紹介します。オモダカは、花言葉に「秘めたる慕情」があるため、片思い中の相手に贈るのにぴったりだと思います。私が高校生の頃、好きだった人がいました。彼が水田で働いていることを知り、彼の誕生日にオモダカを贈ることにしました。オモダカを贈ったことで、彼に私が伝えたかった気持ちを伝えるきっかけになりました。彼は受け取ってくれて喜んでくれました。その後、花言葉の意味についても興味を持ち、私が贈った花が彼にとって特別なものとなったと教えてくれました。結局私たちは付き合うことはできませんでしたが、私たちの関係には良い思い出として残っています。
結局付き合うことが出来なかったとのことで、虚しい思い出なのかと思いきや、その後の二人の関係としては良い思い出となっているそうです。オモダカが二人の関係を深いものにしたと考えると感慨深いですね。
オモダカは、片思い中の相手への贈り物にもぴったりです。私はこの花を贈ることで、自分の気持ちを伝えることができました。私は、大学のサークルで知り合った男性にずっと片思いをしていました。彼は自然や野生動物が大好きで、特に湿地や水田に生息する生物に興味があるようでした。そこで、彼にオモダカを贈ることにしました。花言葉が「秘めたる慕情」ということもあり、私の気持ちを伝えるのにぴったりだと思いました。彼はこの花を受け取ったとき、とても驚いて喜んでくれました。私が彼に対して抱いていた気持ちを知っていたので、彼も私の気持ちに共感してくれたようです。この花を贈ることで、私たちはより親密になることができ、付き合うことができました。
このエピソードでは最終的に付き合うことが出来たとのことでおめでたい結果となりました。花を通じて人との関係を親密に出来るのが花言葉のもつ力だと思います。
オモダカが誕生花である人の誕生日プレゼントに
最後に、オモダカが誕生花である人の誕生日プレゼントとして贈ったエピソードをご紹介します。田舎に住む祖母が、オモダカが誕生花である孫の誕生日に、庭に咲いているオモダカを摘んで束ねてプレゼントしました。祖母は孫の誕生日を覚えていたということが嬉しくて、自分が育てた花を贈ることで心からの祝福を伝えたかったと言っていました。孫はとても喜んで、オモダカを飾りながら祖母の気持ちを感じ取っていました。誕生日プレゼントに花を贈ることはよくあることですが、その花が自分の誕生花であることで、さらに特別な意味を持つプレゼントとなりました。
誕生花は数多く存在しますが、その中でもオモダカに付けられた花言葉の意味を噛み締めるとプレゼントのありがたみが際立ちますね。
田舎に住んでいる友人の誕生日に、彼女が大好きな自然に囲まれた場所でのバーベキューパーティーを計画しました。その友人が生まれた日に咲く花をプレゼントするというアイデアがあったので、オモダカの花を贈りました。友人はこのプレゼントにとても喜んでくれて、「こんなに美しい花を贈ってくれるなんて、自分は幸せ者だなあ」と感動してくれました。また、彼女が大好きな自然の中でオモダカの花を見ることができたことも、彼女にとってとても素晴らしい思い出となりました。
彼女が大好きな自然に囲まれた中での最高の誕生日プレゼントは、心を動かす力があると思います。花をもらって嬉しくない人はいないと思いますので、素敵なプレゼントになること間違いなしですね。
【まとめ】オモダカの花言葉とは?色別や由来、贈り物の体験談まで徹底紹介!
いかがでしたか。今回はオモダカの花言葉について解説してきました。 この記事のポイントは- 花言葉は、花を贈り物として贈る際に、花自体が伝える感情や意味を伝えたり、自分の思いを込めたりするために使用される
- オモダカは日本が原産で、7〜10月の時期に白や黄色、灰色の花を咲かす植物である
- オモダカの花言葉は【高潔】【気品】【信頼】【信用】【秘めたる幕情】
- 花言葉の由来は、水の中でも気高く育つ様子からで、高潔はそこから付けられた花言葉