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観葉植物の中でも人気が高いドラセナ。「幸福の木」と呼ばれるドラセナ・マッサンゲアナをはじめ、種類が豊富なのがドラセナの魅力です。寒さには弱いですが、丈夫なため初心者方でも簡単に育てられます。 しかし、インテリアとしてドラセナを育てている方の中には「背丈が伸びすぎてしまって困っている」「伸びすぎてしまった場合どうしたら良いかわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 そこで、本記事では、
ドラセナの葉っぱや枝が伸びすぎたときは、剪定や取り木を行いましょう。剪定や取り木によって、簡単に株のサイズが整えられます。
伸びすぎたドラセナをコンパクトにする作業は、時期を問わず行って良いわけではありません。株へのダメージを考慮して、適切な時期に実施することが大切です。
ここからは、伸びすぎたドラセナの剪定方法について解説します。剪定と聞くと「難しそう」と感じるかもしれませんが、手順はいたって簡単です。初心者の方でも気軽に取り組めますよ。
ここでは、伸びすぎたドラセナの取り木の方法について解説します。あまり取り木に馴染みがない方も多いと思いますが、これを機に取り木の正しい手順を身につけましょう。
伸びすぎたドラセナを剪定・取り木した後は、適切に管理して株を回復させましょう。ここでは、剪定・取り木後の育て方について解説します。
ドラセナを含む植物を栽培する際は、トラブルが起きることもあります。トラブルが起きたときに焦ってしまわないよう、適切な対処法を覚えておきましょう。
- ドラセナが伸びすぎたときの対処法
- 剪定および取り木の手順
- 剪定後のドラセナの育て方
- ドラセナに起こりがちなトラブルと対処法
葉っぱや枝が伸びすぎたドラセナはどう対処したらいい?

【剪定】葉が伸びすぎたら
「葉が伸びすぎてしまったな」と感じる場合は剪定を行います。剪定は伸びすぎた枝葉や枯れてしまった箇所を切り取る作業です。剪定には樹形を整える他、新芽の成長を促したり、通気性を確保して病害虫を予防したりする役割があります。【取り木】幹が伸びすぎたら
幹が伸びすぎてしまったときは、取り木を行うと良いでしょう。取り木とはドラセナを含む植物の繁殖方法の1つです。幹に傷をつけたり、皮をむいたりして、幹の途中から発根させます。発根した部分は幹ごとカットするため、株のサイズ調整が可能です。取り木なら新たな株を増やしながら伸びすぎた幹を整えられます。伸びすぎたドラセナをコンパクトにする時期

剪定は5〜9月の生長期にする
剪定は5月~9月の生長期に行います。成長期の間であれば、剪定によってダメージを受けた株がすぐに元気を取り戻すためです。仮に冬場に剪定してしまうと、寒さと剪定によるダメージが重なって、株が枯れてしまう恐れがあります。ドラセナが生育旺盛なうちに剪定を済ませましょう。切り戻し剪定をする場合は梅雨入り前までにする
切り戻し剪定の場合は梅雨入り前に行うのがベストです。切り戻しとは伸びすぎた株を大きくカットしてサイズを小さくする剪定方法です。梅雨入り前であれば、切り戻し剪定を行ってもすぐに新芽が生えてきますが、秋ごろに行うと葉数が少なくさみしい状態が続いてしまいます。また、大きくカットすることで気温や日光のダメージを受けやすくなるため、夏本番を迎える前に済ませておくようにしましょう。取り木は1年以上の時間がかかるので注意!
取り木には1年以上の時間がかかるため注意してください。前述の通り、取り木では発根するまで幹がカットできません。幹がカットできるまで発根させるためには約1年かかってしまいます。自身が育てているドラセナが1年以上待っても大丈夫なサイズなのか、それともすでに伸びすぎているためすぐにでもサイズ調整が必要なのかを考えてから取り木を行いましょう。伸びすぎたドラセナの剪定方法

ドラセナの剪定で用意するもの
伸びすぎたドラセナを剪定する際に、用意するものは以下の2つです。- 園芸用ハサミ
- 癒合剤
ドラセナの剪定手順
伸びすぎたドラセナの剪定手順は以下の通りです。- 変色した葉や重なって萎れてしまった葉を根元からカットする
- 伸びすぎた枝や茎をバランスを見ながらカットする
- 枝や茎の切り口に癒合剤を塗布する
ドラセナの切り戻し剪定の手順
伸びすぎたドラセナの切り戻し剪定は、以下の手順で行います。- 親木から枝の根本がわずかに残るように思い切ってカットする
- 幹をカットする場合は、理想の背丈に合わせて生長点の上をカットする
- 枝や幹の切り口に癒合剤を塗布する
伸びすぎたドラセナの取り木

ドラセナの取り木に必要なもの
伸びすぎたドラセナに取り木を施す際、必要になるのは以下の4つです。- 水苔
- カッターなど小型の刃物
- ひも
- 透明のビニールやラップ
ドラセナの取り木の手順
伸びすぎたドラセナの取り木は、以下の手順で行います。- 幹のカットしたい部分に約3cmの幅で上下に一周切れ込みを入れる
- 切れ込みの間を刃で削るように皮をむく
- こぶしほどの量の湿らせた水苔を皮をむいた部分に巻きつける
- 水苔の上にビニールを被せ、上下をひもで縛る
鉢に植える際には、水苔で植えると早く安定する
発根後、鉢に植える際は土ではなく水苔で植えるのがおすすめです。水苔で植えることで、より早く根が増え、株が安定します。根が十分に生えてきたところで、土に植え替えてあげましょう。剪定や取り木をしたドラセナの育て方

いつも以上に丁寧に育てる
伸びすぎたドラセナに剪定・取り木を行った後は、いつも以上に丁寧に育てることを意識してください。剪定・取り木によって枝や幹をカットしているため、株は相当なダメージを受けています。ますます株が弱ってしまわないよう気をつけながら育てましょう。日光が当たり、風通しの良い場所で管理
日当たり・風通しの良い場所を選びましょう。日当たりと風通しの良さは剪定・取り木後に限らず、ドラセナの育成に欠かせない条件です。もし、室内で日当たりと風通しの良い場所が見つからない場合は、日中だけ屋外に出すと良いでしょう。ただし、急激な環境変化は株にダメージを与えるため注意してください。季節にあった水やりをする
季節に合わせて水やり方法を変えるのもドラセナ栽培の基本です。水分をよく吸収する春~秋は、土が乾いたらたっぷりと水やりします。特に夏場は、早朝もしくは夕方の比較的気温が低い時間帯に水やりするのがおすすめです。一方、冬は休眠期に入るため、控えめに水やりをします。土が乾いてから2~3日空けて水やりしてください。肥料を与えて回復を早める
回復を早めるために、適切な量の肥料を与えます。緩効性の固形肥料をメインに使用すると良いでしょう。頻度は1~2ヶ月に1回で十分です。また、足りない分を即効性のある液体肥料で補います。液体肥料は1週間~10日の頻度が適切です。液体肥料を使用する際は、説明書き通りの薄め方で与えてください。ドラセナのよくあるトラブルと対処法

葉が茶色く変色している
よくあるトラブルの1つに葉の変色があります。根腐れしている
葉が変色してしまった場合は、根腐れしている可能性があります。根腐れの主な原因は水やりのし過ぎです。土中が常に湿っている状態になることで根が腐り、水を上手く吸い上げられなくなるため、葉が茶色く変色します。観葉植物用の新しい土で植え替える
根腐れを起こしてしまった場合は、早急に新しい土に植え替えましょう。土は市販の観葉植物用の土で十分です。株を土から抜いて、根腐れしている部分をカットしてから植え替えてください。植え替え後は、水やりの量や頻度を調整しましょう。病害虫の被害
病害虫によって葉や茎がダメージを受けることもあります。風通りの悪さや乾燥が原因
ドラセナにつきやすい病害虫は、ハダニやカイガラムシです。いずれも葉や茎から吸汁して株を弱らせてしまいます。また、カイガラムシに関しては排泄物によってすす病を引き起こすため、見つけ次第駆除しましょう。病害虫の発生は、風通しが悪く、湿度が低い環境が原因です。殺虫剤でしっかりと害虫を駆除し、環境を変える
病害虫を見つけたら、殺虫剤を使用して徹底的に駆除してください。ただし、カイガラムシの成虫は殺虫剤が効かないことが多いため、その場合は歯ブラシなどで擦り落としましょう。駆除した後は、風通しが良い場所で管理します。また、葉の両面に葉水を行うことで、病害虫の発生を防げますよ。葉がひょろひょろしている
葉や茎ががひょろひょろに育つ状態を徒長といいます。徒長は環境を変えることで、改善できますよ。日照不足が考えられる
葉や茎がひょろひょろになってしまう原因は日照不足です。ドラセナにとって直射日光のような強い日差しはダメージになりますが、基本的には日光を好む植物です。日光が足りないと弱弱しく育ってしまいます。日光の当たる場所へ移動する
徒長を改善するためには、日光が適度に当たる場所に移すことが大切です。日差しが入る場所で管理すれば、株は元気を取り戻します。ただし、1度ひょろひょろになってしまった部分はもとには戻らないため、剪定をして見た目を整えると良いでしょう。葉っぱの一部が茶色く枯れる
葉っぱの全体ではなく、一部が茶色く枯れてしまう場合もあります。葉焼けしている
葉っぱの一部分が茶色く変色してしまうのは、葉焼けが原因です。葉焼けはいわゆる人間の日焼けと同じで、直射日光を長時間浴びることで起きます。前述の通り、ドラセナは日光を好む植物ですが、直射日光の当てすぎは注意しなければなりません。直射日光に当たらない位置で管理
葉焼けが見つかったら、直射日光が当たらない場所に移動させましょう。ある程度の日当たりは必要なため、室内のレースカーテン越しなどがおすすめです。ただし、環境を変えても、葉焼けした部分はもとに戻りません。見た目が悪いため、葉焼け部分は思い切ってカットしてしまいましょう。【まとめ】幸福の木ドラセナが伸びすぎた時の対処法!葉や幹の再生方法を紹介
伸びすぎてしまったドラセナの対処法について解説してきました。以下では、改めて本記事の内容をまとめています。- ドラセナが伸びすぎたときは剪定や取り木を行うと良い
- 剪定は5月~9月の生長期に行い、大幅にカットする切り戻し剪定は梅雨入り前に行う
- 取り木によって幹をカットするまでには1年以上かかる
- 剪定・取り木後は日当たり・風通しの良い場所でいつも以上に丁寧な水やり・施肥を心がける
- ドラセナには葉の変色・病害虫の被害・徒長などのトラブルが起きやすい