目次
多肉植物といえばサボテン!という方もいるかと思いますが、多肉植物は他にも個性的な見た目の品種が多くあります。実はそんな多肉植物を、ご自宅で簡単に増やすことができることをご存知でしょうか? 今回の記事では、「多肉植物をペットボトルを使った増やし方があるって本当なの?」という疑問をテーマに、以下の流れでペットボトルを使った多肉植物の増やし方を解説していきます。
- 多肉植物をペットボトルを使った増やし方があるって本当?
- 多肉植物をペットボトルで増やすのに適した時期はいつ?
- ペットボトルでの多肉植物の増やし方で準備するものをご紹介!
- 多肉植物のペットボトルでの増やし方の手順は簡単!手順を解説します
- 多肉植物をペットボトルでの増やし方で挿したその後の育て方を解説
- ペットボトル増やした多肉植物の苗を鉢に植え替える方法!
- ペットボトルでの増やし方におすすめの多肉植物を5つご紹介!
この記事を最後までご覧いただくことで、今日からでも多肉植物を増やすことができるようにしっかりと手順や方法を学べ、実際にご自宅の多肉植物を簡単にペットボトルで増やすことができるでしょう!では最後までご覧ください。
関連記事:多肉植物の育て方|初心者向けのケアからトラブルの対処法まで
多肉植物のペットボトルを使った増やし方があるって本当?
それではまずは、「多肉植物のペットボトルを使った増やし方があるって本当?」という、この記事最大の疑問について答えていきます!実際に多肉植物をペットボトルで増やせたら、あまりに簡単で驚きますよ!それでは、答えていきます。結論:ペットボトルを使えば簡単に増やせる!
結論から言うと、なんとペットボトルを使えば簡単に増やせます!つまり、どのお家にもあるあのペットボトルで、かわいい多肉植物を、ある意味無限に増やすことができると言うことです! ではどうやって増やすのでしょうか?剪定して切った葉っぱを使う増やし方がある
それは、剪定して切った葉っぱを使う増やし方があります。一般的にこの、切った葉っぱや自然と落ちた葉っぱを使う増やし方を「葉挿し」と言います。葉挿しは他の増やし方の株分けや挿し木と比べて難易度が低いため、簡単に増やすことができます。土を使った葉挿しよりも簡単!
それに加えて、ペットボトルを使った葉挿しは、土を使った葉挿しよりも実は簡単なのです。このペットボトルを使った増やし方は、土を使いません!土を使わないので、土を準備する手間や、手や周囲が汚れる心配も0ですよ。発根率が高い増やし方としても有効
また、このペットボトルを使った葉挿しは発根率が高い増やし方としても有効的です。と言うのも、一般的な葉挿しは土にそのまま多肉植物の葉を挿し発根させます。 葉挿しは通年できるとはいえ、春〜秋よりも冬の方が発根率はグッと下がってしまいますが、ペットボトルを使った葉挿しであれば年中発根率が高いので、初心者の方にもおすすめな増やし方です。多肉植物のペットボトルでの増やし方を徹底解説!
改めて、この記事ではペットボトルでの多肉植物の増やし方をここから徹底解説していきます!このペットボトルでの多肉植物の増やし方をマスターすることはすなわち、ご自宅の多肉植物を無限に増やすことができるということでもあります!一緒にマスターしていきましょう!多肉植物のペットボトルを使う増やし方に適した時期はいつ?
それではここからは、多肉植物のペットボトルを使う増やし方に適した時期はいつなのか、その時期について解説していきます。ペットボトルを使う増やし方に適切な時期を知ることで、成功率を高めることができますよ!生育期の3〜6月に行うのがおすすめ
まずはペットボトルを使う増やし方に適切な時期を知っておくと良いでしょう。この適期は、生育期の3月〜6月になります。暑すぎる7〜8月の夏と寒い冬の休眠期を避けたこの時期に増やすことで、最も発根率を高めることができます。休眠期の秋〜冬で行う時は暖かい室内で
お次は生育期以外の冬の時期の休眠期の秋から冬は、どんな対応をすれば良いかについて解説していきます。まずは以下の2つのポイントをしっかりと把握しましょう。多肉植物には寒さに弱いものが多い
そもそも多肉植物はかなり寒さに弱いものが多いと覚えておきましょう。代表的な多肉植物はサボテンがありますが、そのサボテンの原産地は温顔な砂漠であるので、寒い冬を過ごせるような植物ではありません。基本的に多肉植物は寒さに弱いと覚えておきましょう。暖房が直接当たらない場所で行おう
また、暖房が直接当たらない場所で葉挿しするようにしましょう。暖房の風が直接当たり続けると乾燥して元気がなくなってしまいます。エアコンやストーブの風はかなり植物の元気を奪ってしまうので、エアコンやストーブはあくまで温度を上げる目的で使い、直接風を当てたりすることは避けましょう。ペットボトルでの多肉植物の増やし方で準備するもの
続いては、ペットボトルでの多肉植物の増やし方で準備するものをご紹介していきます!実は準備するものはかなり少なくて良いので、「色んなものを揃えないと...」と思っていた方には朗報ですね!では見ていきましょう!増やしたい観葉植物の葉っぱ
まず初めにこれがないと始まらないものが、増やしたい多肉植物の葉っぱです。多肉植物の葉っぱを切っても良いですが、自然と落ちた葉っぱがを利用してもOK。多肉植物の葉っぱは一枚一枚水分を含んでいるので、ぷっくりと丸みを帯びた形をしているのが特徴的です。ペットボトル(350〜500mlがおすすめ)
続いてはペットボトル(350〜500mlがおすすめ)です。小さすぎても大きすぎても良くないので、おすすめは350〜500mlくらい。どこででも入手しやすいサイズのペットボトルなので、難しくありませんね。ハサミ
最後はハサミです。ハサミは切れ味のいいハサミであればダイソーなどの100均のものでも構いません。増やしたい多肉植物の葉っぱ、350〜500mlくらいのペットボトル、ハサミさえあれば、ここから解説する手順で、お気に入りの多肉植物を増やすことができますよ!とても、簡単ですよね?多肉植物のペットボトルでの増やし方の手順
それでは多肉植物のペットボトルでの増やし方の手順を、一つずつポイントに分けて解説していきます!4つの手順がありますが、実はどれも非常に簡単ですので、誰でも簡単にペットボトルの葉挿しができますよ!手順①:ペットボトルの上部をカットして逆さに差し込む
まずは、ペットボトルの上部をカットして逆さに差し込みましょう。こうすることで、最後に葉っぱを挿す際に、葉っぱが水と接触して発根しやすくなります。手を切らないようにだけ注意してくださいね。手順②:水をペットボトルの口が少し浸るくらいまで入れる
続いては、水をペットボトルの口が少し浸るくらいまで入れましょう。ここも難しいことはないですが、一つ意識してほしいのは、水道の水を直接注いであげるようにしてください。ジョーロなどで間接的に水を入れてしまうと、細菌が入りかねないので、水道から直接水を注いでください。手順③:水の中の栄養を十分にするために液体肥料を入れる
お次は、水の中の栄養を十分にするために液体肥料を入れましょう。液体肥料を入れることで、葉挿しをしている最中に必要な豊富な栄養素を補うことができます。これにより、何もしない時と比べ発根率がぐっと上がります。手順④:葉っぱ作ったペットボトル容器に立てて挿す
最後は、多肉植物の葉っぱを作ったペットボトル容器に立てて挿して完成です。以下2つのポイントを理解しているとより成長しやすくなるので、ぜひ参考にして育ててみてください。葉が半分水に浸かっていれば大丈夫
まずはしっかりと葉っぱの下部が水に触れるようにすることを意識しましょう。葉っぱに水が触れていなければ、もう少し水の量を調節してください。水が多すぎる場合は少し水を減らすか、葉っぱの位置をずらすか等して対応してください。葉っぱの付け根が乾燥しないように気をつけよう
特に重要なポイントは、葉っぱの付け根が乾燥しないように気をつけることです。葉っぱの付け根が乾燥してしまうと、うまく発根せずに葉挿しが失敗してしまう可能性が上がってしまうので注意してくださいね。多肉植物をペットボトルでの増やし方で挿したその後の育て方はどうしたらいいの?
続いては、多肉植物をペットボトルでの増やし方で挿したその後の育て方はどうしたらいいのかについて解説していきます。ここまでで、多肉植物をペットボトルで増やす方法はお分かりいただけたかと思いますが、その後はどうすればいいかここから解説していきます。水やり
まずは水やりについてです。どのようなことを意識して水を与えれば良いのか、また水やりはそもそも必要なのかなどを以下2つのポイントに分けてしっかりとお話ししていきますのでご覧ください。水に挿しているため、水やりを心配しなくて大丈夫
結論から言えば、多肉植物をペットボトルで葉挿しするこの増やし方においては、水に葉っぱを直接挿しているので水やりを心配なくても大丈夫です。しかし、葉っぱが水を吸収すると、水分の量が減るので、以下の頻度で水の入れ替えをしましょう。水の入れ替えは1週間に一度程度
水は1週間に一度程度のペースで入れ替えをしましょう。特に気にすることはありませんが、先ほどもお話ししたようにジョーロなどで間接的に水を入れてしまうと細菌が混ざってしまう可能性が出てくるので、水道から直接水を入れるようにしましょう。肥料は根が出たら基本的には必要ない
また、肥料はそこまで必要ありません。事前に入れておいた液体肥料の他には特に気にして入れる肥料はないので、根が出ない場合を除き、全体を通して手間をかけずに成長させることができますよ。日当たり、風通しがいい場所に置こう
それに加えて、多肉植物をペットボトルでの増やし方で挿したその後は、普段から日当たり・風通しがいい場所に置きましょう。以下2つのポイントに意識することでより成長しやすくなりますよ。窓際の日当たりがいい場所に置くのがおすすめ
1つ目は、窓際の日当たりがいい場所に置くことです。多肉植物はしっかりとした日当たりの良い場所を好むので、ガラス越しの日の当たる場所に置いてあげるとより元気に育つことができます。直射日光は葉焼けが起こる原因なので注意
2つ目は、直射日光は葉焼けが起こる原因なので注意することです。おすすめはちょうどよく日当たりのいい半日陰の場所におきましょう。直射日光は多肉植物を葉焼けさせてしまう可能性もあるので、なるべく当てないようにしましょう。ペットボトルでの増やし方で大きくなった多肉植物の苗を鉢に植え替えてみよう
続いては、ペットボトルでの増やし方で大きくなった多肉植物の苗を鉢に植え替えてみることについて解説していきます。ペットボトルでの葉挿しがうまくいけば、より大きくするために新しい鉢に植えていくことをおすすめします。それでは手順をご紹介します。植え替えの手順①:苗より一回り大きい鉢、市販の多肉植物用の土を用意する
まず初めに、苗より一回り大きい鉢と、市販の多肉植物用の土を用意しましょう。根っこが成長することを見越して、一回り大きな鉢を用意します。市販の多肉植物用の土は、育ちやすいように元から配合されたものなので、お手軽に植え替えができるメリットがあります。植え替えの手順②:鉢の穴をネットで塞ぎ、小石やパーライトを入れる
続いては、鉢の穴をネットで塞ぎ、小石やパーライトを入れましょう。amazonなどの通販や園芸店には、鉢底ネットと言うメッシュ製の網があり、土の漏れを防ぐことや、余分な水を排水する、排水と空気の循環を改善する製品があります。また、小石やパーライトを入れることでより、排水性を高めてくれる優れものです。植え替えの手順③:鉢の8分目くらいまで用土を入れ、多肉植物の苗を植える
お次は、鉢の8分目くらいまで用土を入れます。市販の土は多肉植物が育ちやすいように元から排水性や保水性、保肥力の高い土に配合されているので、お好みの用土を鉢の8分目くらいまで入れ、多肉植物の苗を植えます。植え替えの手順④:根が馴染むまで日当たりの良い場所に置き、根が馴染んでから水やり開始
最後のステップは、根が馴染むまで日当たりの良い場所に置くことです。植え替え間も無くで屋外や直射日光の当たりやすい環境に置いてしまうと、根がまだ安定していないのでかなり成長に影響が出てしまいます。そのため、まずは根が安定するまでは、ガラス越しの日当たりの良い場所においておき、根が馴染んだのを確認したら水やりをしてください。鉢に植え替え終わったら環境を整えてあげよう
上記の手順で鉢に植え替え終わったら、ここからは日常的に鉢の環境を整えるようにしましょう。以下のポイントを意識することで、ここからの多肉植物の状態が大きく変わってきますよ。ではポイントを見ていきましょう。日当たりは季節ごとに変わるので注意
1つ目は、日当たりは季節ごとに変わるので注意することです。夏よりも冬の方が日照時間が減るので、特に日当たりがあまり良くないお部屋の場合は、冬はよりこまめに、また頻度を上げて日当たりの良い場所に移動させる必要があります。夏は土が乾いたらたっぷり、休眠期の冬場は断水気味
2つ目は、夏の水やりは土が乾いたらたっぷり、休眠期の冬場は断水気味ことです。基本的に多肉植物を室内で育てる際、水やりの頻度は土が乾いたらたっぷり与えるようにしましょう。また冬に入ると多肉植物は休眠期に入ります。休眠期の冬は水やりの頻度は少なくて良いので、ほぼ断水でも良いです。虫が湧いたら適宜駆除する
3つ目は、虫が湧いたら適宜駆除することです。基本的に多肉植物は無地が湧きにくいと言われていますが、環境が悪かったり水やりの頻度が多すぎたり少なすぎたりすると虫が湧いてくる可能性もあるので、見つけ次第適宜駆除しましょう。ペットボトルでの増やし方におすすめの多肉植物5選!
最後は、ペットボトルでの増やし方におすすめの多肉植物5選をご紹介します!お気に入りの多肉植物を見つけて、ぜひペットボトルでの増やし方にチャレンジしてみてくださいね。それではおすすめの5選の特徴を解説していきます!ハオルチア
1つ目はハオルチアです。南アフリカ原産のアロエ科ハオルチア属、葉先が透明なオブツーサなどの品種が代表的な多肉植物です。ハオルチアは多肉植物の中でも日陰に強いほうなので室内でも育てられますが、室内の日陰では育たず、屋外の明るい日陰なら育ちます。ぐんぐんと大きくなるのが特徴的です。カランコエ
2つ目はカランコエです。南アフリカ原産のベンケイソウ科カランコエ属の、花が咲く多肉植物として非常に人気があります。葉が短い毛で覆われているようなフワフワとしたものから、ギザギザしたもの、紅葉する品種もあり、種類が豊富にあるのも魅力の一つです。最近では切り花としても流通するほど人気が高まっています。エケベリア
3つ目はエケベリアです。メキシコ・中米原産のベンケイソウ科エケベリア属の春秋型種の多肉植物です。丈夫で育てやすい品種が多いので、初心者からファンの方まで幅広く人気があります。エケベリアは春から秋に生育期を迎えるので、冬は耐寒温度は5℃くらいまでです。5℃以下になる場合は室内に取りこんで管理しましょう。セダム
4つ目はセダムです。日本や世界中で幅広く分布しているベンケイソウ科セダム属の多肉植物です。小さな葉を密集させて群生していく姿に可愛らしさを覚える方も多いことで人気があります。セダムは珍しく、夏と冬に休眠します。そのため、春と秋にしっかりと水やりをし、夏と冬は断水気味でOK。高温多湿を嫌うので、温度と湿度管理には注意が必要です!パキフィツム
5つ目はパキフィツムです。ベンケイソウ科パキフィツム属のメキシコが原産地の多肉植物です。っくりとした肉厚の葉は白っぽい粉で覆われており、赤紫やピンク色に薄く染まります。パキフィツムは日当たりが良い場所を好むので、日当たりの悪い場所に長く置いていると葉色も悪くなり、葉が落ちやすくなるので置き場所には注意して育てましょう。多肉植物のペットボトルでの増やし方!手軽で簡単にできる手順を解説のまとめ
いかがだったでしょうか?ここまでのお話で、多肉植物をペットボトルでの増やし方や、その後の育て方はどうすれば良いかが明確にご理解いただけたのではないでしょうか! 今回の記事のポイントは以下になります。- ペットボトルで多肉植物を増やすことができる!
- ペットボトルで多肉植物を増やすには、多肉植物の葉っぱとハサミとペットボトルがあればいい
- ペットボトルで多肉植物を増やしている最中も、その後鉢植えをした際も、多肉植物は日当たりと風通しの良い場所を好む
- 直射日光は葉焼けを起こしてしまうので絶対に当てないようにする
- ペットボトルでの増やし方におすすめの多肉植物は、ハオルチア・エケベリアなどがある