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初夏から秋にかけて咲くビビットな色合いのブーゲンビリア。夏の暑苦しさを吹き飛ばして華やかに彩ってくれる魅力的な植物です。色鮮やかな花びらに見える部分は苞と呼ばれ、花は苞の中心に咲く白い小さな筒状のものになります。ブーゲンビリアの小さな花は育て方が悪いとなかなか咲きません。 そこで今回はブーゲンビリアの育て方について以下の通り解説していきます。
- ブーゲンビリアとはどのような植物なのか。
- ブーゲンビリアの植え方
- ブーゲンビリアの育て方のポイント
- ブーゲンビリアが成長したらすること
- ブーゲンビリアの花を咲かせるポイント
ブーゲンビリアってどんな植物なの?
ブーゲンビリアは初夏から秋にかけて咲く色鮮やかな花です。家の中や庭にあるだけで華やかな魅力があふれる植物になります。そんなブーゲンビリアの基本情報や花言葉に付いて解説していきますのでご覧ください。ブーゲンビリアの基本情報
花色が色鮮やかで南国の雰囲気を感じさせるブーゲンビリアは「魂の花」とも呼ばれています。開花時期が長いためプレゼントに最適な植物です。ちなみにブーゲンビリアをブーゲンビレアと呼ぶ方もいますが、ブーゲンビリアとブーゲンビレアは同じ植物になり違いはありません。中南米が原産のつる植物
ブーゲンビリアは中南米が原産のつる植物になります。茎や枝を伸ばして自分の体を支える植物のため、近くにある壁や木に巻き付いて成長する植物です。原産地が中南米であることから、暑さに強い植物といえるでしょう。しかし、霜が降りない地域であれば庭に植えても冬が越せます。つるを伸ばさない木立性の品種もある
ブーゲンビリアはつる植物ですが、つるを伸ばさず自分の力で伸びる木立性の品種もあります。華やかで可愛らしい品種のため鉢植えがおすすめです。木立性のブーゲンビリアはつるが伸びない分、大きく育てるには時間がかかります。木立性のブーゲンビリアを育てるときにはつるを伸ばす品種よりも水を少し多めに与えて育ててください。沖縄では生垣などに使われるポピュラーな植物
ブーゲンビリアはトロピカルな雰囲気満点で沖縄で見かけやすい植物です。ブーゲンビリアは自生していたり、生垣で育てられているところを沖縄で多く見られます。沖縄にある石垣に生えている赤いブーゲンビリアはよく見られる光景です。色鮮やかな花でガーデニングを楽しめる
ブーゲンビリアは花色の種類が多く色もはっきりとしています。開花期が長いため庭に植えてガーデニングを楽しんだり、鉢に植えて部屋で色鮮やかな花を楽しみましょう。棘があるのでお手入れの際は注意!
ブーゲンビリアの棘はつぼみになり損ねた花芽で、育てているとどんどん生えてきます。葉が出始めたころに水をやりすぎると花芽がつぼみにならず、棘になっていくため水やりの頻度には注意してください。棘は花芽に代わることはないため、邪魔になるときには剪定をして取り除きましょう。ブーゲンビリアは色別の花言葉がある!
ブーゲンビリアはたくさんの花色があるため花色別に花言葉があります。ブーゲンビリアの全体的な花言葉は「情熱」です。さまざまな色を持つブーゲンビリアの色別の花言葉について紹介いたしますのでご覧ください。赤:「情熱」/「あなたしか見えない」
赤のブーゲンビリアの花言葉は「情熱」「あなたしか見えない」です。このような花言葉には南国的な花姿と鮮やかな色合いに由来し、燃える炎のイメージからこのような花言葉が付きました。何事にも熱心に取り組む方や強い愛情の表現に向く植物です。白:「熱心」/「あなたは素敵」
白のブーゲンビリアの花言葉は「熱心」「あなたは素敵」です。情熱的な意味に加え、白色が持つ清楚さがこのような花言葉の由来となりました。素直に情熱を伝える言葉になり、恋の告白や恋人への愛情表現にぴったりの植物です。紫:「永遠の愛」
紫のブーゲンビリアの花言葉は「永遠の愛」です。紫は昔から高貴な色とされており、情熱を昇華させた結果、永遠に燃え続ける愛情が連想されこのような花言葉になりました。ここ一番で使うプロポーズなどにぴったりの植物です。ピンク:「魅力がいっぱい」/「あなたは魅力に満ちている」
ピンクのブーゲンビリアの花言葉は「魅力がいっぱい」「あなたは魅力に満ちている」です。ピンクはハートの色にも使われる恋や魅力の強いイメージから連想され、このような花言葉が付きました。魅力あふれる友人や恋の告白などのプレゼントにぴったりの植物です。苞という葉の部分が薄いことから「薄情」という意味も
ブーゲンビリアの花言葉には「薄情」という意味もあります。このような意味になったのは苞という葉の部分が薄いことからつきました。また花弁に見える部分が苞という葉っぱで本当の花は中央の白い小さい部分という見た目も花言葉に由来します。情熱はありそうだけど気持ちは入っていないと連想され「薄情」の花言葉が付きました。
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ブーゲンビリアの植え方は2種類ある
ブーゲンビリアを育てる植え方には2種類あり、「地植え」と「鉢植え」です。簡単に地植えと鉢植えについて解説していきますのでご覧ください。地植え
地植えとは地面に植物を植えて育てることです。ブーゲンビリアの地植えは寒さが厳しい地域では難しいですが、比較的気温が高い九州より南の地方は地植えでも育てていけます。寒さに強い品種は地植えが可能
ブーゲンビリアは基本的に寒さに弱い品種なのですが、品種改良が進み寒さに少し強い性質を持ったブーゲンビリアも誕生しました。しかし寒さに強い品種が誕生したからといってもあまりにも気温が低い地域では育ちません。暖かい地方に住んでいる方は地植えで育てることが可能なので、ぜひ育ててみたいと思っている方は地植えにチャレンジしてみてください。パープルローブやサンデリアナなど大輪の赤花系は寒さに強い
寒さに強い品種はパープルローブやサンデリアナなど大輪の赤系統のブーゲンビリアになります。また原種は寒さに強く本州でも栽培が可能な植物です。しかし寒さに強い品種でも霜にあたったり、土が凍ると枯れてしまうため注意しましょう。地植えするときは品種を調べて寒さに強い品種を選んで育ててください。5℃を下回る場所や霜が下りる場所は避ける
ブーゲンビリアは基本的に寒さに弱い植物のため、気温が5度を下回る場所や霜が降りる場所は避けて地植えしてください。またビニールで覆ったり、バークチップを株本に置いて植物の地表面を覆うことで防寒することができます。育てるには向かない場所を避け、防寒をして育てていくことで、ブーゲンビリアを冬に枯らすことなく育てていけるでしょう。地植えする苗木はある程度大きく根がしっかりしたものがよい
地植えする苗木はある程度大きく、根がしっかり張ったものを植えてください。ブーゲンビリアはストレスに弱い植物のため繊細で枯れやすいです。ある程度大きくなって根がしっかり張ったものを地植えしていくとブーゲンビリアの苗木は元気よくのびのびと成長していきます。鉢植え
鉢植えとは鉢に植物を植えて育てることです。鉢で育てることで室内でも育てることができます。地植えよりも鉢植えで育てた方が初心者にはブーゲンビリアを育てやすいです。初心者は鉢植えからスタートするのがおすすめ
初めてブーゲンビリアを育てる方は鉢植えから育てることがおすすめです。また寒い地域でブーゲンビリアを育てたいと思っている方は、冬の時期に必ず温度を5℃以上に保った室内に入れないと弱って枯れてしまいます。特に寒い地域の方は鉢植えで育てた方が管理が簡単で地植えよりも枯れにくいです。庭に鉢植えで飾ることもできるため、鉢植えに入れてガーデニングなどを楽しみましょう。根が下に伸びるため鉢は縦長で深さがあるものを
ブーゲンビリアの根は下に伸びて成長するため、鉢は縦長で深さがあるものを選んでください。縦長で深さがある鉢を選ぶと根がのびのびと元気に成長していきます。根が元気に育つことで根詰まりなどを引き起こす心配がなく安心です。ブーゲンビリアの育て方のポイント①:栽培場所
ブーゲンビリアの育て方には4つのポイントがあります。これら4つのポイントを守って育てていくと枯れるということはありません。まず1つ目は、栽培場所についてです。栽培場所について詳しく解説していきますのでご覧ください。地植えの場合
地植えの場合は1年中植えた場所で育てていかなければならないため、冬越しのことを考えながら埋めることも大切です。冬越しのことを考えながらブーゲンビリアを植えていきましょう。植える場所は暖かく日当たりの良い場所がよい
植える場所はできるだけ暖かくて日光がよく当たる場所を選んでください。日陰では花が咲かなくなるため注意しましょう。ブーゲンビリアは日光を好む植物のため、日が当たる暖かい場所に植えて育てれば元気に育っていきます。地面が凍らないようマルチングするのもおすすめ
地面が凍ってしまうとブーゲンビリアは枯れてしまうため、凍らないように株本らへんの地表面をビニールで覆って寒さを防ぎましょう。このような方法をマルチングといいます。またマルチングは雑草の発生や水分の蒸発、害虫の発生を防ぐ役割もあるため、全ての植物におすすめの方法です。よく開花させるには根の発育が制限される乾燥気味の場所がよい
ブーゲンビリアは家や塀などの建造物のそばといった根の発達が制限されそうな場所がよく育つ良い場所です。斜面や屋根の近くなど乾燥気味な場所も植える場所には適しています。鉢植えの場合
鉢植えの場合は地植えと違い移動ができるため、春から秋にかけてと冬の置き場所が異なります。鉢植えの置き場所について詳しく解説し行きますのでご覧ください。春~秋は1日中日が当たる場所で管理する
鉢植えの場合も1日中日が当たる場所に春から秋は管理しましょう。室内で育てる場合も同様で、1日中日が当たる暖かい場所に飾って管理を行ってください。冬は日当たりのいい室内か、屋外の暖かい場所で管理する
冬は暖かい場所なら屋外でも大丈夫ですが、気温が10度を下回る地域は室内の日当たりのいい場所へ移動しましょう。しかし何回も移動させると植物のストレスとなり枯れてしまうため、あまり移動しないように場所を決めてから植物を動かしてください。1回室内に入れたら冬を越すまで移動した場所で育てましょう。豪雨や強風の場合は室内に入れる
豪雨や強風の場合は室内に入れて強い雨や強い風を防ぎましょう。ブーゲンビリアは先ほどもいった通りストレスに弱い植物です。強い雨風にあたると植物が弱ってしまいます。そうならないためにも天気が悪くなりそうなら室内に避難させましょう。北海道など寒冷な地域でも秋頃までベランダで育てられるという情報が
ブーゲンビリアは寒さに弱い植物ですが、寒い地域でも家の中の温度が暖かい環境なら育てることが可能です。北海道など寒冷な地域でも秋ごろまでベランダで育てられたという情報があります。寒さに弱い植物でも管理を徹底していれば、北海道のような寒冷な地域のベランダでも育てられるということが分かりました。育てるのが難しい植物でも育て方をしっかりと学習して育てていきましょう。ブーゲンビリアの育て方のポイント②:水やり
次は水やりについてです。水やりは地植えでも鉢植えでもやり方は一緒になります。ブーゲンビリアは水を与えるほど枝葉を生やし、花芽の生育が鈍くなる特徴があります。そのような特徴と合わせて水やりについて紹介しますのでご覧ください。春~秋と蕾の時期、剪定後は土が乾いたら水をたっぷりやる
生育の活発な春から秋には土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えてください。つぼみがついている時期と剪定後も同様に土の表面が乾いてから水をたっぷりと与えましょう。新しい枝が伸びた状態では乾かし気味にすると蕾がつく
新しい枝や花芽がつき始めたあたりから乾燥気味に水を与えていきます。花をつけ始める時期に水を与えすぎると、花数が減るだけではなく成長しきれなかった花芽が棘となって枝に残ってしまうからです。そのため新しい枝が伸びてきた、花芽がつき始めたときは乾燥気味に水を与えましょう。土ではなく葉先を見て、少し萎れてきたぐらいが水を与えるタイミングです。水やりをしすぎると花芽がつきづらくなるので注意
ブーゲンビリアの特徴として枝葉が生えてくると、花がつきにくくなることが挙げられます。そのため水やりも加減が大切です。開花させたい時期の2か月前から乾燥気味に育ててあげると花芽をつけたい時期につぼみがつきやすくなります。冬の落葉期は水やりを週に1回程度にする
冬の落葉期は水をほとんど必要としないため、週に1回程度で水を与えましょう。あまり水を与えると根腐れや余計に寒さに弱くなってしまいます。目安として週に1回、晴れている日の日中などに行い、できるだけ暖かいタイミングで行ってください。早朝や夜などの寒い時間帯は水やりを行うと根が凍ってしまう可能性があるため避けましょう。木立性ブーゲンビリアを大きくしたい場合は水を多めに育てる
木立性ブーゲンビリアを大きくしたい場合は水を多めに与えて育てていきましょう。木立性ブーゲンビリアは基本的につる性の植物よりも成長が遅い性質があります。そのためつる性のブーゲンビリアの間隔で水を与えると失敗につながりやすいです。木立性ブーゲンビリアは多めに水を与えて育てていくことがコツになります。ブーゲンビリアの育て方のポイント③:土
次にブーゲンビリアを育てるための土についてです。土は地植えの場合と鉢植えの場合とで少し違いがあるため、2つに分けて解説していきます。地植えの場合
まずは地植えを行う場合の土についてです。植える場所を選ぶときに参考にしてください。水はけがよく肥沃な土が適している
ブーケンビリアを育てるには排水性、通気性のある土が最適です。また土の栄養がたくさん含まれている肥沃な土が最適になります。土の水はけがよく植物が育っている場所を選んで植えてください。水はけの悪い土の場合は赤玉土や腐葉土、堆肥などを混ぜ込む
水はけの悪い場所しかない場合は赤玉土や腐葉土、堆肥などを混ぜ込んで植えましょう。赤玉土や腐葉土、堆肥を混ぜ込んだ土は水はけがよくなり植物が育ちやすい土壌になります。鉢植えの場合
次は鉢植えを行う場合の土についてです。鉢植えの場合はどのような土を入れればいいのか解説しますのでご覧ください。市販の園芸用培養土で育てられる
鉢植えで行う場合は市販の園芸用か草花用の培養土を使いましょう。培養土の中でも園芸用や草花用を選ぶことでよりブーケンビリアが育てやすくなります。鉢底に鉢底石を敷いて水はけをよくする
鉢に土だけ入れて植物を植えれば水はけが悪くなってしまいます。鉢底に鉢底石を敷くことで水はけがよくなり育ちやすくなるでしょう。赤玉土小粒7:腐葉土3の配合土などの水はけのよい土がよい
市販で売られている園芸用や草花用の培養土ではなくても、自分でブレンドして作ることもできます。赤玉土小粒7:腐葉土3の割合で土を混ぜれば、水はけのいい育ちやすい土ができるでしょう。土を自分でブレンドする場合は植え付ける前の2週間くらい前に作って寝かせておいてください。6号鉢以上は赤玉土を中粒に変える
自分でブレンドする土は鉢の大きさで粒の大きさを変えてください。赤玉土を小粒から中粒にすることでちょうどいい量の土で配合できるでしょう。ブーゲンビリアの育て方のポイント④:肥料
育て方のポイントの最後は肥料についてです。肥料は地植えでも鉢植えでも与える頻度は少し違います。肥料について解説いたしますのでご覧ください。常に肥料を与えると花芽がつきづらくなる
もともと生命力の強いブーゲンビリアは肥料をあまり必要としない植物です。急激にたくさんの肥料を与えると、枝や葉に栄養がいって生い茂り、花は咲きづらくなります。そのためあまり肥料は急激に与えず、成長期には月に1、2回の頻度で与えてください。あまり肥料を与えすぎても枯れる原因を作ってしまうだけです。説明書に記載されている量を超えない程度に肥料は与えましょう。開花後に置き肥を施す
花が開花したあとに市販の遅効性の置き肥を少しだけ設置して与えましょう。時間をかけてゆっくり作用するようにしてください。また肥料はP(リン酸)の割合が高いものを選びましょう。遅効性の肥料も良いですが、固形の緩効性化成肥料もおすすめです。粒状の緩効性肥料や液肥、油粕や骨粉を固めたものがよい
園芸店やホームセンターで売られている鉢物用の緩効性肥料や液体肥料、油粕や骨粉を固めたものなどがブーケンビリアにとってはとても良い肥料です。入れる量や入れる間隔は肥料によって違うため取り扱い説明書をしっかり読んで肥料を与えましょう。地植え:株から少し離した場所に緩効性肥料を少し与える
地植えの場合は春先に株から少し離れた場所に緩効性肥料を軽く一握りくらいの量を与えてください。地植えの場合はほとんど肥料はいらないため、あげすぎには注意しましょう。【成長したらすること】ブーゲンビリアの植え替え
ブーゲンビリアが成長したら植え替えを行いましょう。植え替えを行うことで植物自体が大きくなりやすく根詰まりを起こして枯れてしまうということを防げるため、植え替えは必ず行ってください。植え替えのことについて解説していきます。植え替えのタイミング:2~3年に1回
ブーゲンビリアの植え替えのタイミングは2年から3年に1回です。だいたい2年から3年くらいの間隔で鉢の中の根が詰まってくるため、放置していると根が成長しすぎて鉢が割れたり枯れてしまいます。しかし鉢の底から根が飛び出してくるような場合は根詰まりを引き起こしている可能性があるため、できるだけ早く植え替えを行ってください。植え替えの時期:春~初夏の生育期中の暖かい日に行う
植え替えの時期は成長期の5月から7月の間に一回り大きな鉢に植え替えてください。成長期で暖かい時期に行うことで根を少し傷つけてしまっても成長しやすいからです。ただしつぼみや花が咲いているときの植え替えは避けましょう。植え替えの方法
植え替えにもコツがあります。ブーゲンビリアの植え替えの方法はコツを覚えれば枯らすことはありません。植え替えの方法のコツについて解説していきます。根を傷めないよう軽く用土を落とす
根っこはできるだけ傷つけないように土を落としてください。明らかにおかしいものや腐っているものは軽く取り除きましょう。一回り大きな鉢に植え替える
植え替えるときには使っていた鉢よりも一回り大きな鉢に植え替えてください。根が大きくなり詰まっているのに同じ大きさのものに詰め替えても意味がありません。必ず一回り大きな鉢に植え替えましょう。鉢が大きすぎると根だけ成長し花が咲かないので注意
鉢を何回も植え替えることが面倒という理由で大きい鉢に植え替えることはよくありません。根だけが土の中で成長し続け、花が咲かないという可能性があるからです。ちょうどいい大きさの鉢に植え替えましょう。ブーゲンビリアの挿し木での増やし方
ブーゲンビリアは挿し木で増やすことが可能です。挿し木で増やしてより華やかな庭や部屋にしてください。剪定で切り落とした枝を活用することもできます。5月~6月に元気な枝を2~3節つけて切る
5月から6月の間に元気な枝の2節から3節をつけて切り落としてください。5月から6月は新芽が出やすい時期のため挿し木を行うのには最適なタイミングです。挿し木を行う際には固く傷のない枝を選んで挿し木に使用しましょう。先端の葉を3~4枚残し、下方2節文の葉を取り除く
切り落とした枝の先端の葉を3枚から4枚残して、下の方の2節分の葉を取り除いてください。取り除くことで発根率が上がるため、先端にある葉以外は取り除きましょう。下2節を赤玉土などの清潔な用土にさす
切り落とした枝の下の2節を赤玉土などの清潔な水はけの良い土に挿してください。土に挿したら直射日光が当たらない明るい場所に置いて育てていきましょう。場所は一日の半分だけ日が当たるような所(半日陰)に置けば育ちやすいです。発根するまで水を切らさずに与える
しばらくは水を切らさないように土が乾かないうちに水を与えます。半日陰で管理し1か月から2か月後に根が生えていたら植え替えましょう。【成長したらすること】ブーゲンビリアの剪定について
ブーゲンビリアはどんどん成長していくため、ある程度大きくなったら剪定が必要になります。剪定の仕方について解説していきますのでご覧ください。成長が止まる晩秋~冬が適期
ブーゲンビリアは伸びすぎた枝があればその都度枝先を切り戻しても良いですが、本格的な剪定を行うのは花が咲き終わり一段落した晩秋から冬が最適です。剪定をするポイントは葉を茂らせすぎずに幹に日光が当たるように剪定することになります。棘だらけになってしまった枝や花付きのまばらな枝を切り落とし、樹形を整えながら行ってください。剪定の方法
剪定を行うにもコツがあります。剪定をうまくやることできれいな樹形を保てて、よりブーゲンビリアが育ちやすいです。ブーゲンビリアの剪定方法について紹介いたします。不要な枝や伸びすぎた枝を付け根から切る
全体を見て不要だと思う枝や伸びすぎた枝などを付け根から切り取ってください。不要な部分を切り取り見栄えやまとまりをよくします。枯れている枝やトゲだらけの枝、花や葉がまばらな枝も同様に切る
枯れている枝や棘だらけの枝、花や葉がまばらな枝も同様に切り取ってください。明らかに不要な枝は成長の妨げになるため切り取りましょう。上方向に伸びている枝の先を切り、幹全体に日が当たるようにする
上方向に伸びている枝の先を切り、幹全体に日の光が当たるようにバランスを見ながら整えていきます。このような剪定を行うことで充分に日の光が十分に幹や植物全体にあたり、樹形も整いブーゲンビリアが成長しやすくなるでしょう。強い剪定を行わない
強い剪定を行い形を立て直すことができる植物もありますが、ブーゲンビリアの場合はできません。理由は以下の通りです。ただ伸びるだけの強いシュート芽が出てしまう
形が悪くなり強い剪定を行っても、切り口からはただ伸びるだけのシュート芽が出てくるだけになってしまいます。ブーゲンビリアに強い剪定を行っても形が悪くなるため、強い剪定はブーゲンビリアにはおすすめしません。シュート芽は付け根から切り取る
シュート芽は花ではないため早めに付け根から切り取っておきます。シュート芽をそのまま放置しておくと花が咲きにくくなるため、シュート芽を見つけたらすぐに取り除いてください。花後は軽めの剪定で形を整える程度にとどめる
花が開花したあとに剪定を行うことは植物に影響が出やすいためあまりよくありません。影響が出ない程度に伸びすぎた枝や明らかに邪魔な枝などを切り取って、軽く整えるくらいにとどめておいてください。ブーゲンビリアのつるを誘引する方法
ブーゲンビリアはつる植物のため育つ方向に誘引することができます。誘引する方法を解説いたしますのでご覧ください。誘引は落葉期に行うとよい
ブーゲンビリアの誘引は落葉期に行うと、形が整えやすため落葉期に行いましょう。誘引を落葉期に行うことで花も落ちにくく完成も鮮やかに仕上がりやすいです。大きな枝をラティスやフェンスに誘引し、紐で固定する
ブーゲンビリアの大きな枝をラティスやフェンスに誘引し、紐で固定します。そうすることで思った通りの樹形が出来上がるでしょう。壁に沿わせたり、アーチ状にしたりとさまざまな形があります。枝を横に誘引して育てると全体にバランスよく花がつきやすい
枝を横に誘引することで全体的にバランスよく花がつきやすく、見た目もきれいになります。支柱やアーチに絡ませることでブーゲンビリアがある場所がとても華やかになるでしょう。ブーゲンビリアのつるを誘引することでさまざまな形に彩ることができ、理想の形に近づけて楽しみましょう。ブーゲンビリアの花を咲かせるポイント
ブーゲンビリアは育て方を間違うとなかなか花が咲かない植物です。花を咲かせることが難しい植物ではありますが、きちんと育て方を守ればきちんと咲いてくれます。ブーゲンビリアの花を咲かせるコツを解説しますのでご覧ください。最低でも半日は日光によく当てる
ブーゲンビリアは一日のうち半分くらいは日に当たる半日陰の場所が花を咲かせるには最適な場所です。日光に当たらなすぎも花が咲かない原因になりますので、しっかり日光に半日は当てましょう。葉が茂ったら葉の先端が萎れてくるまで水やりを控える
ブーゲンビリアの葉が茂ったら葉の先端が萎れてくるまで水やりを控えましょう。乾燥気味に育てることが大切です。ブーゲンビリアは良い環境で育てると枝や葉が元気に育ち、花が咲きにくくなる性質を持っています。そのため水を乾燥気味に与えれば枝や葉が育ちにくくなり、花が咲きやすくなるでしょう。地植えの場合は肥料分の少ない土で育てると早く花が咲く
地植えの場合は肥料分の少ない土で育てると早く花が咲きます。生育環境が良すぎると枝や葉ばかり育ちすぎて、花が咲かなくなってしまいます。地植えの場合は水はけの良く栄養の少ない土で育ててください。ブーケンビリアによくあるトラブル
ブーゲンビリアによくあるトラブルについて解説していきます。ブーゲンビリアによくあるトラブルを育てるときの参考にして対策を取りましょう。かかりやすい病気は特になし
ブーゲンビリアは生命力が強いためかかりやすい病気はなく、きちんと育てていれば枯れることはない植物です。日当たりと風通しがよく、水も乾燥気味に与えていけば元気に育っていきます。害虫
ブーゲンビリアは病気にはかからないですが、天敵の害虫はいます。ブーゲンビリアの害虫被害について解説します。アブラムシの発生に注意
ブーゲンビリアは風通しの悪い場所や剪定を怠るとアブラムシが発生する可能性があります。アブラムシは葉の養分を吸い取り株を弱らせる被害があり、枯れる可能性が高いです。またアブラムシの排泄物がすす病の原因となることも多くなります。対処法
ブーゲンビリアにアブラムシが発生したらすぐに駆除してください。予防としては剪定をして日当たりと風通しの良い場所に置くとアブラムシの発生を防ぐことができます。育て方がきちんとしていればアブラムシも発生はしないため、育て方をしっかりと理解して育てていきましょう。ブーゲンビリアの品種
ブーゲンビリアにはたくさんの品種が存在します。その中でも人気なブーゲンビリアを8つ紹介しますのでご覧ください。ブライダルピンク:白い苞の先端がほのかにピンク色になる
ブライダルピンクは花色が咲き始めは白色で、咲き進むにつれてほんのりと桃色へ染まっていく品種になります。ブライダルピンクは白色と桃色の可愛らしい印象を与える魅力的な植物です。サンデリアナ:苞は紫紅色で、寒さに強い品種
サンデリアナは苞が花弁のように鮮やかな紫紅色で、白色の筒状の小花の対比が可愛らしい印象の魅力的な品種です。サンデリアナは寒さに強くたくましい植物で、比較的寒い地域でも育てられる植物になります。ミセスバット:赤色の品種
ミセスバットはブーゲンビリアの中でも苞が大きくて華やかな雰囲気の赤色の品種です。ミセスバットの赤い花色が明るくポップな可愛らしい雰囲気を作っています。ダブル・ホワイト:真っ白な花を咲かせる
ダブル・ホワイトは葉のふち部分に入る白色の覆輪と白色の花が明るく輝くような印象の品種です。白色は清純というイメージがあるため、ダブル・ホワイトの花姿は洗練された雰囲気を持っています。ピンクレディー:ピンクと白のやさしい色味が特徴
ピンクレディーはピンクと白のやさしい色みが可愛らしい品種です。葉が細く洗練された印象でポップな雰囲気の植物になります。ピンクレディーは母の日のプレゼントによく送られる人気の植物です。オレンジアイス:透け感のあるオレンジの花を咲かせる
オレンジアイスは透け感のあるオレンジ色の花を咲かせる品種です。黄金色の斑模様があり、華やかで美しい見た目が人気になります。オレンジアイスはブーゲンビリアの中でも育てやすい品種です。こなつ:木立性の花も葉も小さい品種で鉢植えにおすすめ
こなつは木立性で花も葉も小さく愛らしい品種です。小さな濃いピンクの花が房になり次々に咲き続ける植物になります。こなつはつるにならないため、鉢植えにとてもおすすめの品種です。ブルーハワイ:ピンクと白の二色植え
ブルーハワイはサンデリアーナホワイトの白色の花とサンデリアーナパープルのピンクの花を二色植えした品種です。ブルーハワイのサンデリアーナは小輪小型種で花付きが良い希少な品種になります。
ブーゲンビリアの育て方!鉢植え栽培のコツや成長したらすることを紹介のまとめ
いかがでしたでしょうか。ここまでブーゲンビリアについて解説してきました。 本記事のポイントは以下の通りです。- ブーゲンビリアは暖かい地域に自生しているつる植物
- ブーゲンビリアを育てるには「地植え」か「鉢植え」
- ブーゲンビリアの育て方のポイントは日の当たる暖かい場所で、水を乾燥気味に与える
- もう一つは土は水はけの良い土で、肥料は与えすぎず成長期に付き1回から2回程度与える
- ブーゲンビリアが大きく成長したら植え替えや剪定を必ず行う
- ブーゲンビリアの花を咲かすポイントは半日だけでもしっかり日に当て、水は乾燥気味に、地植えの場合は栄養をあまり蓄えられていない土で育てていく