ドラセナとコルジリネの違いとは?ケア方法やトラブルの対処法を紹介!

ドラセナとコルジリネの違いとは?ケア方法やトラブルの対処法を紹介!
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目次

皆さんは観葉植物を育てたり、贈ったりした経験はありますか?近年は病院や図書室など公共の場にも観葉植物が飾られていますよね。 そんな観葉植物で良く知られるドラセナとコルジリネですが、見た目があまりにも似すぎていて区別がつかない話は有名です。 コルジリネとドラセナの見分け方や、コルジリネの育て方に不安を持っていませんか?本記事ではそういった方に向けて以下の内容をまとめました。
  • コルジリネってどんな植物なの?
  • ドラセナとコルジリネの見分け方
  • コルジリネの育て方
  • コルジリネの剪定と増やし方
  • コルジリネの害虫対策
コルジリネはドラセナと同様にシャープな見た目で、スタイリッシュなかっこいい雰囲気を持ってるためお部屋に飾ると非常におしゃれな植物です。 コルジリネとドラセナの見分け方と一緒に、元気に育てるためのコツも一緒に紹介していますので、是非最後までご覧になってくださいね。

ドラセナによく似ているコルジリネってどんな観葉植物?

ドラセナによく似ているコルジリネってどんな観葉植物?
ではドラセナによく似たコルジリネってどんな植物なのかご存じですか?ここではコルジリネの基本情報も含めて特徴も紹介していきますので、興味のある方はぜひご覧になってくださいね。

コルジリネの基本情報

科名/属名 キジカクシ科センネンボク属
学名 Cordyline fruticosa
和名 センネンボク
原産地 オーストラリア、ニュージーランド
特徴 南国風の観葉植物
コルジリネはオーストラリア、やニュージーランドといった暖かい地域で育つ熱帯性の樹木です。そのため適正温度は約20~30℃とやや高めの環境となっています。高さに関しても種類でことなりますが全体的に大きく育ち、高さが最大で20mにも育つものもあります。 また冒頭でも、述べた通りドラセナによく似た姿形をしており、ドラセナと間違ってしまう人も少なくないありません。原産の地域では「神聖な木」とも呼ばれ、儀式にも使われていたそうです。

赤やピンクなど、カラフルな葉を持つ品種が多い観葉植物

ドラセナは緑色しかありませんが、コルジリネは赤を始めとし、ピンクや緑、茶や黄など色のバリエーションが多い植物です。中には2色や多色が混じりあったカラフルなものも存在しており、色彩豊かであるためとても存在感が強いのもコルジリネの魅力の1つです。

ほかの観葉植物にはない華やかさで、インテリアのアクセントにも

基本的に観葉植物は緑色が多めになりがちですが、コルジリネは色のバリエーションが多いです。そのため、お部屋に1つ置いておくだけでも存在感が強くその空間の印象をおしゃれにしてくれますよ。

最近はダイソーでも購入できるように!

最近は100円ショップでも観葉植物が価格が300円程度で販売されておりますが、ダイソーにもコルジリネは売っています。大きさはテーブルサイズのものしか置いてませんが、手ごろな価格なのでお試しに買うにはちょうどいいかと思います。ダイソーで実際に買ってお部屋に置いてみてはいかがでしょうか?お部屋の空間がきっとおしゃれになりますよ。

ドラセナやユッカによく似ていて間違われやすいが全く別の観葉植物

コルジリネは姿かたちが同じ観葉植物であるドラセナやユッカとよく似ています。いずれも共通点はその細く鋭い葉っぱを持っていることです。葉の伸ばし方も良く似ているため、外観では判別しにくく、間違える人が後を絶ちません。植物としての種類も大きくことなります。以下のように種類をまとめると
  • コルジリネ:キジカクシ科センネンボク属
  • ドラセナ:リュウケツジュ科・ドラセナ属
  • ユッカ:リュウゼツラン科イトラン属
見た目は非常に似ていますが、いずれも全く異なる種となります。

花言葉は【幸福な交際】

コルジリネが持つ花言葉は「幸福な交際」となっており、とてもポジティブな花言葉になっていまし。恋人への贈り物や交際中にお部屋に飾るなどにはピッタリの植物ですよね。

コルジリネの鋭く尖った葉には仕事運・金運を上げる風水効果がある

風水的に見るならば、コルジリネの鋭く尖った葉っぱには強い気が宿っているため、成長や発展を促進させる効果があると言われています。そういった背景から仕事運や金運をあげる風水効果を持っていると言われています。

コルジリネとドラセナの見分け方

コルジリネとドラセナの見分け方
ここからはコルジリネとドラセナの見分け方を解説していきます。ここで紹介する内容をマスターすればコルジリネとドラセナを見分けることができるようになりますので、ぜひ見ていってくださいね。

見分け方は根茎の有無の違い

基本的にコルジリネとドラセナの大きな違いは根茎の有無にあります。根茎とは根っことは別に地面を這うように横向きに伸びていく太い根っこのことを言います。根茎には越冬や栄養繁殖のための養分を貯めておくことができます。

コルジリネは根茎を形成する

コルジリネには根茎が存在します。地面を掘り起こしてみないと確認することはできませんが、普通の根っことは別に横向きに太い根っこが伸びていればコルジリネと判別することができます。

ドラセナは根茎を形成しない

ドラセナには根茎が存在しません。ドラセナは進化の過程で根茎を持つことを必要としなかったようです。もちろん、なくとも元気に育つことができますよ。

葉柄の長さも見分ける時のポイント

葉柄とは葉っぱと茎の接合部分にある茎のことを言います。ドラセナとコルジリネの葉っぱの形は似ていていますが、葉柄の有無でも判別できます。それぞれの葉柄について説明していきますね。

コルジリネには葉柄がある

コルジリネには葉柄があります。すこし分かりづらいですが葉っぱの付け根を覗くと、葉っぱと茎を接合している細い茎があります。

ドラセナにはほぼ無い

ドラセナには葉柄がほぼありません。そのため茎から直接葉っぱが伸びているような見た目をしています。

ホームセンターや園芸店などで購入するときは詳しいスタッフに聞こう

ここまでコルジリネとドラセナの見分け方について解説しましたが、いずれも非常に分かりにくいものです。もしホームセンターや園芸店などで買うときに困ったのであればすぐ近くにいる店員に確認してみましょう。植物に詳しい聞ける人がいるならその方に確認するのが1番の方法です。

赤いドラセナとも呼ばれるコルジリネの育て方

赤いドラセナとも呼ばれるコルジリネの育て方
ここからは赤いドラセナとも呼ばれるコルジリネの育て方をご紹介していきます。コルジリネをこれから育てようと考えている方には必見の内容なのでぜひご覧になってくださいね。

季節ごとの水やりの方法

まずは水やりについてです。コルジリネの成長期と休眠期では必要とする水の量が大きく異なるのでその点も含めてタイミングなどご紹介していこうと思います。

春〜秋は土が乾いたらたっぷり

コルジリネの成長期は主に春~秋である5~10月。この時期は土の表面が乾燥したタイミングでたっぷり水をあげましょう。真夏の暑い時期には早朝か夕方に水をあげてください。暑い日中に水をあげると鉢内が蒸し風呂状態になって「根腐れ」発生の恐れがあります。

冬は水やりを控え、樹皮の耐寒性を上げる

休眠期である冬の間は現状維持にしか水を必要としません。水やりをなるべく控え、1週間に1回程度で十分です。コルジリネは乾燥気味に育ててあげる事で、樹皮の耐寒性を上げることができますよ。

生育に適した土

ここではコルジリネに合った土を解説していきます。土は植物には大切な要素なので不安がある方はぜひ参考に見ていってくださいね。

市販の観葉植物用の土を使う

基本的には観葉植物用の土で問題ありません。水はけが悪いものを選ぶとコルジリネが「根腐れ」を起こす恐れがあるため注意してください。分からなければ店員に聞いてみてください。

鉢植えの場合は、底に網と小石を薄く敷いてから入れる

鉢植えに植える場合は、鉢底ネットと鉢底石(軽石)を薄く敷いてから土を入れてください。鉢底ネットは水やりの時に土が水と一緒に流れて減ってしまうのを防いでくれるほか、底穴からの害虫侵入も防止できます。鉢底石は鉢内の排水性・通気性がよくなるため、根腐れ対策になります。

肥料の与え方

次はコルジリネの肥料についてです。肥料の与え方を誤ってしまうと最悪枯れる危険性もあるので、こちらも注意が必要です。不安がある方はぜひご覧になってくださいね。

与えるのは緩効性肥料

与える肥料は緩効性肥料にしましょう。緩効性肥料は長期間ゆっくりとコルジリネに栄養を供給してくれます。期間は肥料によりますが、2~6か月程度です。分量や使用期間はその商品の指示に従って使うようにしてください。与えすぎると肥料焼けを起こして最悪枯れてしまいます。

生長期の5〜10月上旬に月一回与えよう

肥料を与える期間ですが、生育期である5~10月の上旬に月に1回与えてください。ただし、使う緩効性肥料が2か月や4か月のものであれば、その指示に従って使うようにしてください。決められた期間や分量を守らなければ、肥料焼けを起こして枯れる恐れがあります。

生育に適した温度

次はコルジリネを育てるのに適した温度を解説していきます。注意ポイントや耐寒温度も合わせて紹介しますので、気になる方はご覧になってください。

20〜30℃が適温

コルジリネの適正温度は20~30℃コルジリネはオーストラリアやニュージーランドなどの暖かい地域が原産地の熱帯性の観葉植物であるため、適正温度はやや高めの傾向にあります。この適正温度を守ることでコルジリネの成長を促進してくれますよ。

暑さには強いが、夏の酷暑には注意

コルジリネは暑さには強いですが、真夏の猛暑日は注意が必要です。風通しが良く、直射日光の当たらない場所に置くようにしましょう。直射日光に当ててしまうと葉焼けを起こしてしまう可能性があります。葉焼けを起こした部分は治らず、光合成が出来なくなってしまうため、元気がなくなってしまいます。

耐寒性はそれなりに高く最低気温5℃まで

暖かい地域を好むコルジリネですが、以外にも耐寒性も高く-5℃まで耐えることができます。東北の極寒地域では厳しいですが、それ以外の―5℃以下にならない暖かい地域では外に地植えしても冬越しすることもできますよ。

コルジリネの植え替え

コルジリネはある程度大きくなってくると、植え替えをする必要があります。植え替えを怠ってしまうと「根詰まり」を起こして最悪枯れてしまいますので、不安がある方はぜひご覧になってください。

植え替えは5~9月で盛夏を除いた頃が適期

コルジリネの植え替え時期は暑い真夏の時期を除いた5~9月にしましょう。コルジリネに限らず植え替え作業は植物に大きなストレスを与えしまいますが、元気の良い成長期に植え替えを行ってあげることで、植え替え後の回復が容易になります。また、適正温度の上限30℃を越えるような真夏の時期に行ってしまっても回復が難しくなるので注意してください。

用土には水捌けの良いものを使う

コルジリネの用土は水はけの良いものを使いましょう。水はけが悪いと常に湿気が溜まった状態になってしまい、根っこが腐ってしまう「根腐れ」を起こしてしまう恐れがあります。根腐れを起こしてしまうと外観では分かりにくく、気づいた時には手遅れというケースもあるようです。

元肥を施す場合は根に付かないように気をつけながら緩効性のものを使う

植え替え後に元肥を与える場合は根に付かないよう注意して緩効性のものを使いましょう。肥料が根っこに当たってしまうと、肥料焼けを起こしてしまいます。肥料の養分は土を経由してコルジリネに送ることが大切です。

ドラセナに似ているコルジリネの切り戻し剪定のコツ

ドラセナに似ているコルジリネの切り戻し剪定のコツ
ドラセナによく似たコルジリネ。葉っぱが長くなったり、曲がってきたら、コルジリネの成長にも悪影響が出てしまいます。その時には切り戻し剪定をして、コルジリネの樹形を整えてあげましょう。

葉の重みで枝が折れたりし始めたら切り戻し剪定する

葉の重みで枝が折れたり、曲がったりし始めたら伸びすぎた葉っぱを切り戻し剪定しましょう。長く伸びすぎた枝や茎を切り落とし、曲がった葉っぱは曲がり始めている部分から切り落としてください。

コルジリネはどこを切っても大丈夫

コルジリネの剪定でどこを切るか迷う方もいるかと思います。コルジリネは生命力が強く、茎をバッサリ切っても新しい芽がでてきます。自分の好きな樹形をイメージして剪定してみてください。

樹形が大きく乱れたら株元から大胆に切ろう

樹形が大きく乱れて全体的に元気がなくなってしまった時は株元から剪定することもできます。株元から剪定するときは地面から茎を5cmほど残して大胆に切ってください。少し勇気がいるかもしれませんが、新しい芽がでてくるので心配いりません。

切り口から新たに芽吹くので心配無用

大胆に茎や株元から剪定しても切り口から新しい芽がでてくるので大丈夫です。この後紹介しますが、剪定したコルジリネを使って増やすことができます。増やし方が気になる方はこのあとの見出しもご覧になってくださいね。

ドラセナに似ているコルジリネの増やし方

ドラセナに似ているコルジリネの増やし方
ここからはコルジリネの増やし方について紹介していきます。増やし方の手順と要点を抑えれば誰でも増やすことができますので、興味のある方は参考に見てくださいね。

コルジリネは挿し木と茎伏せにする二つの方法で増やすことができる

ある程度コルジリネが大きくなってきたら、挿し木と茎伏せで増やすことができます。どちらも時期と方法を守れば簡単に増やせますし、時間をかければ無限に増やすことができますよ。

挿し木でのコルジリネの増やし方

まずは挿し木によるコルジリネの増やし方から解説していきます。挿し木の時期は成長期の間である5~7にしてください。手順も紹介していきます。

挿し木の手順①:蒸散を防ぐために葉を半分にカットする

挿し木用になるべく元気な枝を付け根からカットしてください。同時に蒸散による水不足を防ぐために挿し木の葉っぱを半分に切りましょう。挿し木用に切った枝は根っこがないため水分の吸収効率が悪いです。しかし、葉っぱはお構いなしに、吸った水分を蒸散によってどんどん放出してしまうため、葉は7枚程度残し、全て半分にカットして水不足にならないようにすることが大切です。

挿し木の手順②:上下を間違えないよう土に挿す

葉っぱが付いた状態では間違えないかもしれませんが、茎を短く切って茎挿しにする場合は上下間違えて土に挿してしまうことがあります。間違えてしまうと発根せず、増やすことができません。切った時に上下が分からなくなりそうであれば油性ペンやテープなどで目印を付けておきましょう。

挿し終わったら乾燥しないよう適度に水を与える

挿し木が完了したら、土が乾燥しないよう常に水で潤った状態を維持し続けてください。うまくいけば約1か月程度で発根し、約2か月で鉢上げすることもできるようになるので長い目で見守っていきましょう。

茎伏せでのコルジリネの増やし方

続いて茎伏せでコルジリネを増やす方法です。茎伏せとは葉が付いていない茎を土の上で横向きに半分埋めて発根を促す方法です。茎伏せの時期も挿し木同様に5~7月に行いましょう。

茎伏せの手順①:葉のついてない茎を用意する

まず、葉のついていない茎を10cm程度に切り分けてください。茎伏せは鉢植えに入る分だけ同時に増やすことができます。コルジリネの茎を複数用意しましょう。

茎伏せの手順②:土の上に寝かせて発根を待つ

切ったコルジリネの茎を土の上に寝かせます。このときコルジリネの茎が半分土に埋まるように寝かせることがポイントです。

使用する茎はどの部位でも大丈夫

茎伏せに使う茎はどの部位でも問題ありません。難易度が低く、初心者にもおすすめの増やし方なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

乾燥しないよう様子を見ながら水やりしよう

カットした茎は根っこがないため、水分吸収能力がかなり低くなっています。土の水を切らして乾燥しないように小まめに水やりをして常に潤った状態を維持してください。

ドラセナに似ているコルジリネが枯れてしまった時の原因と対処法

ドラセナに似ているコルジリネが枯れてしまった時の原因と対処法
続いて解説していくのはコルジリネが枯れてしまう原因とその対処法についてです。コルジリネを育てていると思わぬトラブルに遭遇することもあります。その時に対処法を知っていれば慌てる心配もなくなりますよ。

枯れる原因は主に根腐れと寒さ

コルジリネが枯れる主な原因として「根腐れ」と「寒さ」が挙げられ、寒さはともかく根腐れは土の中で起こるので見た目で判別も難しいです。どちらもコルジリネには辛いものであるため、認識が甘いと簡単に枯れてしまうでしょう。

根腐れが原因で枯れてしまった場合

まず解説するのは根腐れが原因で枯れてしまった場合について。根腐れの原因としては育て方に問題があるケースが多いです。どういった部分に注意すればいいのか紹介していきますね。

根腐れの原因は水の与えすぎか土の水捌けが悪いこと

根腐れの原因は2つ。水のやり過ぎか、用土の水はけが悪いかのどちらかです。基本的に根腐れは土の湿気が高い状態が長時間進むと進行します。水を与えすぎによる高湿度なのか、水はけが悪く高湿度になっているのかどちらかということになります。水の分量は季節ごとに違うので注意し、土は古くなると水はけが悪くなるので定期的に交換してくださいね。

枯れてしまった部分を切り取り、本株を水はけの良い場所に植え替える

枯れてしまった部分は活動を停止し、ほかの健康的な部位に悪影響を与えてしまうことがあります。枯れた部分は全て剪定して整えてあげましょう。また、根腐れが原因であることが判明したら置き場所を風通しの良い場所、つまり湿気が溜まりにくい場所に移動させてあげることが大切です。

寒さが原因で枯れてしまった場合

続いて紹介するのは寒さが原因で枯れてしまった場合です。コルジリネを地植えして冬を越そうとしたら枯れてしまったと言う人も少なくないので注意が必要です。

冬の寒さで枯れてしまう場合がある

冬越しに失敗して枯れてしまうケースが存在します。コルジリネが耐えられる寒さは-5℃までとなっており、それより低くなってしまうと枯れてしまうため、一部の極寒地域では屋外で冬を越すことができません。コルジリネの冬越しをする際は環境を確認して、冬越しを外で行うのか、中で行うのか判断してくださいね。

枯れた葉先をハサミでカットし、温度管理を見直すことで対処

枯れた葉先は他の健康部位に悪影響を与える恐れがあるため、きれいにカットしてください。枯れた原因が寒さであると感じたら、温度管理を見直してみて下さい。コルジリネの適正温度は20~30℃、耐寒温度は-5℃です。

ドラセナに似ているコルジリネにつきやすい病害虫と対処法

ドラセナに似ているコルジリネにつきやすい病害虫と対処法
ここではコルジリネに付きやすい害虫とその対処法について解説していきます。害虫を発見できなかったり、対策せずに放置しておくとコルジリネが枯れてしまいますので、不安な方は確認しておきましょう。

風通しが悪いと害虫被害に遭う可能性がある

基本的に害虫は風通しが悪く、湿気のある環境を好みます。そのためコルジリネを風通しの悪いジメジメした場所に置いてしまうと害虫被害のリスクが大きくなってしまいます。コルジリネの置き場所が風通しが良い場所であるか確認しておきましょう。

注意すべき病害虫

害虫は複数いますが、コルジリネによく付着する害虫をここで解説していきます。害虫がどのようなものか特徴を抑えておくことで対処ができるようになりますよ。

カイガラムシ

カイガラムシは白いダンゴムシのような見た目で葉から茎、枝や幹まで全体的に付着します。植物の汁を吸う食害をもたらすため、植物の栄養が直接吸われてしまうため、発見できずに放置するとコルジリネが枯れてしまうでしょう。

ハダニ

ハダニもとても小さいですが赤い見た目をしており、暑く乾燥した時期になると繁殖スピードがとても早くなります。ハダニはカイガラムシ同様に植物の汁を吸う食害をもたらすため、見つけ次第すぐに対処することが重要です。

注意すべき病害虫のそれぞれの対処方法

先ほどコルジリネの害虫について挙げさせていただきましたが、その対処法についてこちらで紹介します。いずれも簡単な方法なので参考にしてください。

カイガラムシ=油で窒息死させるタイプの殺虫剤で駆除

カイガラムシの対処法は観葉植物用の害虫スプレーを使うことで対処可能です。また、牛乳や木酢液をかけても植物に害を与えることなく撃退することができるので、害虫スプレーが気になる方はそちらもおすすめですよ。

ハダニ=殺虫剤を散布する・葉水で溺れさせる

ハダニもカイガラムシ同様に観葉植物用の害虫スプレーを使うか、牛乳や木酢液で対処することができます。またハダニは暑く乾燥した場所を好むため、植物の葉や茎にのみ水を与える「葉水」を行うことで温度・乾燥を抑える事ができるためハダニ防止になりますよ。

病害虫からの被害を予防するためにはどうしたらいいの?

病害虫の対策も重要ですが、予防することも大切です。ここではその予防方法についてご紹介していきますね。

日当たり、風通しの良い場所で育てる

病害虫の多くは風通しが悪い、ジメジメした場所を好みます。そのため置き場所については明るい日陰で風通しの良い場所がベストですよ。中には暑く乾燥した場所を好むハダニなどもいるため油断はできません。

日頃からマメに植物を観察しておく

病害虫は早めに見つけてあげることが大切です。水やりなどコルジリネのお世話をするタイミングで定期的に確認するようにすることも早期発見に繋がりますよ。

【赤いドラセナ】代表的なコルジリネを8種類紹介

【赤いドラセナ】代表的なコルジリネを8種類紹介
赤いドラセナとも呼ばれる、コルジリネ。その代表的なものを8種紹介していこうと思います。これからコルジリネを育てようと考えている方はぜひ参考に見てくださいね。

コルジリネ・オーストラリス・レッドスター

レッドスターはその名前の通り赤い葉っぱが魅力的なコルジリネです。耐寒性も高く-5℃まで耐えることができ、地域によりますが屋外での冬越しも可能です。レッドスターは赤いからといって落葉するわけではありませんので、冬も赤い葉っぱを見ることができますよ。

コルジリネ・エレクトリックスター

エレクトリックスターは葉の色が緑色と赤茶色の2色を持っているコルジリネです。株の根元からたくさんの葉を茂らせており、ほかのコルジリネに比べてボリュームがあるのもエレクトリックスターの魅力の1つですよ。

コルジリネ・アイチアカ(愛知赤)

アイチアカの葉は暗めの赤色と濃いピンク色の2色を持っています。色による存在感が非常に強く、ほかにはない独特な雰囲気を持っているので物珍しいものが好きな方にはぜひおすすめのコルジリネです。

コルジリネ・ターミナリス・アトム

アトムはある程度大きく成長すると中心部からも生え、葉っぱが暗い赤色に変化していきます。日光の量が不足していると発色も悪くなってしまうので、直射日光の当たらない明るい日陰で管理することが大切です。

コルジリネ・ターミナリス・チョコレートクイーン

その名の通り、チョコレートのような茶色と緑色がマーブル上に混じりあった模様の葉っぱをしているため、とてもおしゃれなコルジリネです。ドラセナ・チョコレートクイーンで販売されていることもありますが、正式にはコルジリネなので安心して購入してください。

コルジリネ・ピンク

名前の通り葉の色がパープルで縁の色がピンクのであるため、全体的な色がピンク基調になっています。ピンク色は女性にも人気でとてもファンシーなイメージをもっていますので女性へのプレゼントにもよさそうですね。

コルジリネ・グローカル

グローカル深緑の艶やかな葉っぱを持ち、高級感漂う雰囲気が特徴的。別名でドラセナ・グローカルとも呼ばれており紛らわしいですが、実際はコルジリネなので安心して購入してくださいね。

コルジリネ・ストリクタ

ストリクタは深緑の細い葉っぱが特徴的で、そのスタイリッシュな雰囲気からお部屋をおしゃれに飾ってくれます。別名で「青ドラセナ」とも呼ばれていますが、実際にはドラセナではなく、コルジリネなので安心してくださいね。

コルジリネ属以外に、ドラセナ属にも赤いドラセナと呼ばれる品種が存在するってほんと?

コルジリネ属以外に、ドラセナ属にも赤いドラセナと呼ばれる品種が存在するってほんと?
先ほどは赤いコルジリネを全般に紹介しましたが、ドラセナにもいくつか赤色を持つ品種があります。ぜひお気に入りのドラセナを見つけてみてくださいね。ネットで購入すれば配送サービスもあるので、届けてもらうことができますよ。

ドラセナ属にも赤く色づく品種がある!

ドラセナは緑色の観葉植物のイメージが強いですが、実は赤色のドラセナも存在します。赤いドラセナを育てたいと思った方はぜひこれから紹介する内容を参考に考えてみてくださいね。

ドラセナ属の赤くなる品種4選!

ドラセナ属の赤くなる品種を特徴と一緒に解説していきます。どれも魅力的なドラセナなのでぜひご覧になってください。

ドラセナ・コンシンネ

コンシンネは「真実の木」とも呼ばれ、人気の観葉植物の1つです。葉の色は緑色ですが、葉っぱの縁が赤色なので、赤いドラセナとして紹介させていただきました。細く鋭い葉っぱも魅力的で上に伸びていく姿から仕事運がアップする縁起のいい植物とも言われていますよ。

ドラセナ・コンシンネ(マゼンタ)

マゼンタは先ほど紹介したコンシンネよりも更に赤い葉をもつ品種で、葉っぱの縁だけでなく、全体的に赤色が混じりあっています。こちらは希少性が高く日本では入手が難しいとされています。どうしても欲しい方はネットや観葉植物店を探してみてください。

ドラセナ・コンシンネ・レインボー

コンシンネ・レインボーの葉っぱは全体的に葉が明るい赤色で中央に緑色の縦線が入る模様をしているため、非常におしゃれな色合いのドラセナです。こちらは他のドラセナ同様に初心者でも育てやすく、ホームセンターでも購入することができますよ。

ドラセナ・イエローエッジコンパクタ

イエローエッジコンパクタは成長速度が遅く比較的小さい品種で、葉の色は深い赤色で縁が明るい緑黄色をしています。サイズが小さいことからお部屋のインテリアとしても人気が高いドラセナです。しかし、希少性が高くあまり売られていないため、ホームセンターなどでは購入できません。どうしても欲しい場合はネットや観葉植物店などを探してみてください。

ドラセナ・ドラコ

最後に紹介するドラコですが、葉は緑色で肉厚な見た目をしています。赤色の要素がないと思われますが、実はこのドラセナは幹を切ると赤い樹液がでてくるので、別名「竜血樹(blood tree)」とも呼ばれています。さらにドラセナの中でもサイズが最も大きくなる品種で高さ20mにもなるそうです。

ドラセナとコルジリネの違いとは?ケア方法やトラブルの対処法を紹介!まとめ

ここまでドラセナに似ているコルジリネという観葉植物について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?コルジリネは花でもないのに赤色やピンク色を持つので独特な雰囲気を持っていてオシャレですよね。 ここまでの内容をまとめると以下の通り。
  • コルジリネは暖かい地域が原産の熱帯性の植物
  • コルジリネは赤をメインとしてカラフルなものが多い
  • コルジリネとドラセナの違いは葉柄の有無
  • コルジリネは成長期の5~10月を意識して育てる
  • コルジリネを増やすなら5~7月
  • ドラセナにも赤い品種はある
ドラセナによく似たコルジリネも同じく人気の観葉植物です。 現在では珍しい品種でもネットで探して購入できれば配送サービスなどもあって届けてもらえます。興味がある人はコルジリネを検討してみてくださいね。 最後までお読みいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。