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皆さんはドラセナという観葉植物の増やし方を知っていますか?ドラセナは、「真実の木」「幸福の木」と呼ばれ、ハワイでは家の前にドラセナを置いておくとよいことがあるという言い伝えがあります。 また、まっすぐ伸びたシャープな葉っぱと細い幹を持つ、大変スタイリッシュな観葉植物として大変人気があり、その見た目からインテリアとしてのプレゼントにも適した観葉植物です。 そこでこの記事では、
基本的には強いといわれているドラセナですが、ひとたび病気にかかったり害虫に寄生されると一気に弱ってしまうこともあります。そんな弱い一面も持つドラセナですが、増やすには一体どんな増やし方があるのでしょう?
- ドラセナを自分で増やす方法は?
- ドラセナを増やす方法は6種類ある
- ドラセナの増やし方の手順は?
観葉植物のドラセナは自分でできる増やし方があるの?
観葉植物のドラセナを自分で増やしたいと思ったとき、どのような増やし方があるのでしょう。弱っているドラセナでも復活させられる増やし方はあるのでしょうか?ドラセナは家庭でもできる増やし方がある!
ドラセナは、耐暑性・耐陰性に優れた観葉植物のため、家庭でも簡単に行える増やし方があります。とはいえ、どのような方法や手順を踏んでも増えてくれるわけではなく、しっかりポイントを押さえたうえでドラセナに合った増やし方を実践することで増やせられます。また元気なドラセナ以外でも、完全に枯れていない場合なら、多少弱ってたドラセナでも対応できる増やし方もあるため、これからご紹介する方法をもとにぜひ実践してみてください。完全に枯れていなければ弱ったドラセナも増やし方次第で復活できる
完全に枯れてしまったドラセナは、どう頑張っても増やせませんが、完全に枯れていない弱った状態のドラセナなら、増やし方次第で復活させる方法はあります。ドラセナが弱る一番の要因として挙げられるのが「根腐れ」のため、日当たりや水やりのタイミングを間違わずに育てると弱らせずに育てることができます。ドラセナは丈夫な観葉植物のため、育て方のポイントを押さえて育てることで元気なドラセナを育てられます。ドラセナは丈夫な観葉植物なので弱っても復活可能
ドラセナは耐陰性にも優れており、どんな環境にも適用して育つ大変丈夫な観葉植物です。またドラセナはサイズ的にも非常にコンパクトで成長が遅い観葉植物のため、同じ姿を長時間楽しめ草姿を維持できることも人気が高い理由の一つです。観葉植物の中でもドラセナは大変丈夫な植物として有名なことからもわかるように、少しくらい弱っても初心者の方でも復活させられます。枯れる原因となる病気や害虫
ドラセナが枯れる原因となる病気や害虫には以下のものがあります。わかりやすく表にまとめてご紹介します。軟腐病 | ドラセナの葉が腐ってベタベタしたり、悪臭を放ったりする病気です。これは土の中の細菌がドラセナに入り込むことで起こり、予防する方法としては発見次第、早急に傷ついた葉を取り除くことが、被害の拡大を抑える最善の方法です。 |
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炭疽病 | 初夏と秋に発生しやすく、気温が15~20℃で多湿の環境を好む病気です。ドラセナの葉に円形・楕円形の大きな病斑が現れ、その部分から枯れていきます。発見次第、殺菌剤を散布することが対処方法として挙げられます。 |
白絹病 | この病気はカビが原因となって起こる伝染病で、菌糸が網のように張り、その結果立ち枯れしてしまう病気です。ドラセナの根元が白っぽくなっていたらこの病気を疑うようにしてください。根元を掘ってみると、根の回りに白い糸のようなものがびっしり付着しているのが特徴です。また地表部に近いところには、粟のような小さな白もしくは茶色の菌核の粒がついています。発生しやすい時期は6~9月で、この病気にかかってしまったドラセナは治ることがないため、注意が必要な病気です。 |
疫病 | ドラセナは湿った環境が苦手なため、多湿の環境や水をやりすぎた結果この病気が発生することが知られています。ドラセナの葉に細長い斑点が現れ、その周りが黒っぽい緑色になる症状の「水浸状の病斑」が現れ、独特な悪臭を発生させて急速に弱り枯れてしまいます。発見次第、殺菌剤を散布することで食い止めることが可能です。 |
斑点病 | ドラセナの葉に褐色の小さな斑点が多数現れ、放置しておくと枯れていく病気です。初期段階で発見し、殺菌剤を散布することで進行を食い止められます。 |
カイガラムシ | ドラセナの葉や茎が広範囲にベトベトしている場合は、カイガラムシの被害である可能性が高く、カイガラムシが排泄することで葉や茎のベトベトが発生しています。カイガラムシは殻が固いため殺虫剤では効果が薄く、ベストな駆除方法としてはウェットティッシュや湿らせたクッキングペーパーなどで丁寧に葉・茎を拭く方法です。カイガラムシが成虫になる前の段階で駆除しきれたら、被害の拡大を防げます。 |
ハダニ | ドラセナにハダニがついているかどうかを見極める方法として大切なことは、ドラセナの葉の表だけでなく裏面もしっかり見ることが大切です。特に裏側は風が当たりにくく湿気がこもりやすいため、虫が集まりやすい環境が整っています。ハダニはクモの中まで大変小さく、初期段階では数匹程度しかついていない場合も多く、一見何も起こっていないように見えるためスルーしがちです。ところがハダニが一匹でも付着していると、ドラセナの葉から栄養が確実に吸い取られ、気づいたころには葉が落ち株自体ももろくなってしまったなんていうことも多いため、日ごろからしっかり観察して早期発見・早期対処を心がけることが大切です。 |
アブラムシ | ドラセナの葉や茎が狭い範囲でベトベトしている場合は、アブラムシの被害が発生している可能性が高いです。アブラムシが発生している場合は、ドラセナ全体にアブラムシ類に効果的な薬剤を散布することで被害を抑制できます。またアブラムシが少数の場合は、一匹ずつティッシュペーパーなどでつまんでとる方法も効果的です。 |
ドラセナの増やし方は6種類
次にドラセナの増やし方について項目別にご紹介していきたいと思います。ドラセナを家庭で増やすには以下の6パターンがあります。では、具体的にみていきましょう。大きく分けると【挿し木】と【取り木】に分かれる
ドラセナの増やし方を大きく分けると「挿し木」と「取り木」に分けられます。「挿し木」のポイントは時期と用土で、5~9月に肥料の含まれておらず清潔で水はけがよい用土を使って行う方法がベストです。一方の「取り木」は4~9月に行い、幹に傷をつけたり幹の皮をはいで、幹の途中から根を出させ、発根したらその部分を切り取ることで増やす方法です。親株が枯れるリスクが少なく成功しやすい方法として知られています。挿し木での増やし方は4種類
それでは、まず「挿し木」の具体的な4種類の方法について、項目別にみていきましょう。挿し木とは、株の一部を切り取り、発根させて増やす増やし方です。観葉植物のみならず多肉植物・種からは増やしにくい草花などの増やし方としてよく用いられてます。それでは、挿し木にはどのような方法があるのかについて理解を深めていってくださいね。挿し穂
挿し木を行う一番ポピュラーな方法として行われるのが、この「挿し穂」です。ドラセナでは穂先の部分を使い挿し穂を行います。挿し穂の具体的な手順は下記で詳しく解説しますが、挿し穂のワンポイントは挿し穂づくりで枝を切るときは、断面が斜めになるように切ることです。この斜めに切断というポイントを守ることで、ドラセナの挿し穂がしっかり水を吸い上げることができます。茎伏せ
茎伏せとは、土に茎を縦向きに挿し木をするのではなく、横に倒した状態で挿し木を行う方法です。この方法で行う場合のみ切り口を斜めにするのではなく、まっすぐ切り落とすことが大切です。しっかり水揚げができたら、ドラセナの挿し木を横向きにならべ、半分以上を土の中に埋め、たっぷりの水を与え発根を待ちます。水挿し
ドラセナを水挿しという増やし方で行う場合、大切なことは切断面をスパッときれいに維持することです。園芸用のハサミではなく、家庭用の一般的なハサミで切ると、切断面がボロボロになってしまいます。そうなってしまうと、水挿しを行ったときに水分をしっかり吸収できず挿し木が失敗してしまう可能性が高くなるため、必ず園芸用のハサミで躊躇せずにスパッと一思いに切ってしまうことが大切です。管挿し
ドラセナは種類により葉のつき方や枝の長さに違いがあるため、菅挿しを選ばざるを得ない場合もあります。菅挿しとは、葉がなく茎の上下に切り口がある枝を使い挿し木を行う方法で、手順は挿し穂の流れとほぼ同じです。注意すべきポイントとしては、枝の上下を間違えないように印をつけておくか、枝を切り取った時点ですぐに発根する側の切り口を斜めに切断し、わかりやすくしておくことです。取り木での増やし方は2種類
一方、取り木での増やし方には以下の2種類の方法があり、いずれも根の回りをはいだり傷つけたりすることで、その部分に栄養分を溜め発根を促進させ、苗木を作っていく方法です。挿し木の場合は、根が出ていない状態の枝を土に挿し発根を促す方法のため根が出てこないものもありますが、取り木の場合は根がすでに出てきている状態で土に戻して育てるため、挿し木の場合よりも育ちやすくなるメリットがあります。環状剥皮法
ドラセナの太い元気な枝を用意したら、発根させたい部分を清潔なナイフで切り込みを入れ、切り込みから一周分の外皮をはがします。この丸く皮を剥ぐ方法を行うことから「環状剥皮法」と呼ばれています。さらに皮を剥いだ部分に発根促進剤を塗ることで、発根の促進が進みます。取り木を行うポイントは、一本の樹木で何か所も行うと茎や根への負担が大きくなるため、樹木一本につき一か所にとどめておくのが成功する秘訣です。舌状剥皮法
舌状剥皮法は、カッターを使って発根させたい場所に切り込みを入れ、そのまま発根を待つ方法です。切り込みは枝に対して垂直に行うのではなく、少し斜め上に向かって入れることが大切です。ドラセナは上皮部と木質部の区別をするのが困難なため、取り木での増やし方を行う場合は、舌状剥皮法を行う方が無難です。ドラセナの増やし方に適した時期
では、ドラセナを増やすのに適した時期は一体いつに当たるのでしょう?項目別に詳しく解説していきたいと思います。
適期は生育期の5〜9月
ドラセナを増やすのに適した時期は5~9月の生長期です。この時期は水を吸いやすくなる時期であるとともに、そのぶん水分が蒸発しやすい時期でもあります。一方冬は休眠期に入るため、生長が止まり水もあまり必要としなくなるため、ドラセナを静かに寝かせてあげるようにしてください。ドラセナは生育が盛んなため発根もしやすい
ドラセナの生育期である5~9月に挿し木を行うのは、挿し木にした部分から比較的早く発根が見込まれることと、親木に傷がついても活性化しやすい時期のため、早期に回復が見込めるためです。また生育が盛んな時期のため、発根とともに根つきもよく、安心して生長過程を楽しめる時期でもあります。7〜8月の暑い時期は酷暑でやられてしまうことがあるので注意
ドラセナは熱帯の乾燥地帯に生育していますが、葉が薄い観葉植物のため、日本の酷暑で調子を崩してしまうことが多いです。熱帯とはいえドラセナに最適な気温は20~30℃のため、35℃以上の酷暑が続く場合は株が弱ってしまいます。株が弱った時期に挿し木を行い、ドラセナに更なる負担をかけると一気に弱ってしまう可能性も高いため注意が必要です。 また7~8月の酷暑ではドラセナが暑さで弱り、ちょっとしたことで病原菌などにさらされて腐りやすくなるため、発根できずに挿し木が失敗に終わってしまうこともあります。さらに9月は気温的には問題なくなってきますが、ドラセナの休眠期目前の時期なので、あまり好ましくありません。この点から考えても、ドラセナの挿し木を行うのは5~6月がおすすめです。20℃を超えてきたらドラセナの増やし方を実践してみよう
春~初夏にかけて20℃を超える日が続いてきたら、ドラセナを増やす最適なシーズンです。ドラセナの挿し木のベストシーズンである5~6月がやってきたら、是非ドラセナの増やし方のイロハを実践してみてください。挿し木を行う具体的な方法は、以下で解説していくので読み進めていってくださいね。ドラセナの増やし方で必要なもの
まずはドラセナの増やし方で必要な道具について順にご紹介していきます。しっかり準備を行って、スムーズにドラセナの挿し木を行ってくださいね。剪定用の良く切れるハサミ・カッターナイフ
ドラセナの挿し木を行う際にまず必要になるグッズに、剪定用のハサミ・カッターナイフが挙げられます。一般的なハサミではなく剪定用の切れ味の良いハサミを用意することが大切です。挿し木での大切なポイントは切り口で、この部分がスパッと綺麗に切れていることで水の吸い上げが良くなるため、ハサミやカッターナイフにこだわることは大変重要です。ドラセナの挿し木用の土
次に、ドラセナの挿し木用の用土にもこだわることが大切です。ドラセナの挿し木の用土の条件として、新しい土であること・栄養がない土であることが挙げられます。一見挿し木から根が出る時に多くの栄養分が必要になる気がする方も多いと思いますが、実はこの栄養分が悪い菌の栄養にもなってしまい、万が一ドラセナの切り口から菌と栄養が入ってしまうと、ドラセナの中で菌が元気に増殖し、ドラセナを腐らせてしまう要因になるため注意が必要です。赤玉土と日向土を1:1がおすすめ
ドラセナを増やすときにおすすめの用土は、赤玉土と日向土を1:1で配合したものです。赤玉土は関東平野に広がる火山灰が降り積もってできた土壌で、関東ローム層の赤土から作られたものです。無機質な用土であるため、雑菌・害虫などの繁殖を防げます。また日向土は、宮崎県南部の霧島系火山帯で採取できる硬い軽石で、水はけがよく空気や養分を保てるため、観葉植物によく利用されます。未使用の日向土は無菌で肥料成分がほとんど含まれていないため清潔です。ホームセンターなどでは挿し木用の土も売っている
用土の配合なんて難しいと思われる方には、ホームセンターなどで購入できる挿し木用の土が大変便利に使えます。販売時に挿し木用の土として最適な状態に配合されているため、このまま利用することをオススメします。次に、挿し木用の鉢も用意する必要があります。挿し木用の鉢
ドラセナの挿し木用の鉢は、小ぶりのタイプで十分です。用土を入れる前に、鉢底石や日向土などを入れ、鉢底穴から用土が流れ出てしまうのを防ぐことが大切です。またこれらの石や土を入れることで、通気性・排水性も高めてくれるため、これらの準備をすることはドラセナの挿し木を行うには重要なポイントの一つです。じょうろ
次に、じょうろも準備すべきものとして大変重要です。優しく水の出るじょうろを用意することで、ドラセナに負担がかからないため、是非おすすめのものを用意するようにしてください。じょうろは観葉植物を育てる上で必需品のため、よく吟味して選ぶとずっと使えますよ。細かい水が出るじょうろがおすすめ
観葉植物を育てる上で欠かせないものがじょうろです。持ち合わせているじょうろが無いからと、ペットボトルや蛇口から直接水をドバドバ鉢に注いでいると、ドラセナにダメージを与えたり、株を腐らせてしまう要因になります。おすすめのじょうろの特徴は、太い水が出るのではなく、細かく繊細な水が出るじょうろを選ぶことが大切です。なぜ細かい水が出るじょうろがおすすめなのかは、次の項目で理解を深めてください。勢いの強いものは挿し木したドラセナが浮いてしまう
水の勢いが強く出るじょうろは、せっかく丁寧にドラセナの挿し木を行っても、じょうろから出る水の水圧に負けて、ドラセナが浮き上がってしまいます。そうなると、ドラセナが弱り、せっかくの挿し木が全部ダメになってしまう可能性が高くなります。そうならないためにも、じょうろの水は細かい優しい水が出るものという注意点を念頭において選ぶように心がけてください。あると便利なもの
上記のグッズの他に、用意しておくと便利なものが何点かあります。では具体的にどのようなものを用意しておくと良いのかを項目別にみていきましょう。以下のものは、あると便利なものなので、もし必要ないと思えば用意しなくても挿し木を行うのに困ることはありません。ガーデニング用の植え替えシートや下に敷く新聞紙
ガーデニング用の植え替えシートや下に敷く新聞紙 があると、植えている鉢からドラセナを出したり、植え替えや挿し木などを行う時に便利です。また作業が終わった後の片づけを行う時にもササッとできるため大変楽に作業を完結できます。水苔
管挿し・茎伏せの方法でドラセナの挿し木を行った場合、ドラセナの乾燥を防ぐために表面を水苔で軽く覆い、そのまま動かさずに発根するまで高温多湿の環境で管理すると発根しやすくなります。ドラセナの挿し木に新芽が出てきたのが見えたら、挿し木から発根した証拠なので水苔は取り除き管理するようにしてください。発根剤
発根剤は絶対必要というわけではありませんが、用意し添付することでドラセナの発根を促進させられます。発根剤を使うことで発根が速くなり、挿し木の成功率もアップするため有効です。挿し木を行う際2時間ほど水揚げを行う時に、発根剤を水に混ぜて一緒に水揚げさせると効果的です。この方法を行うことで、ドラセナの挿し木全体に発根剤が行き渡り、スムーズに発根を促せます。癒合剤
挿し木の準備ができた時に切り口の傷を早く癒すために塗る薬剤のことを癒合剤と呼びます。癒合剤は一般的にぺースト状のものが多く、塗ると切り口に皮膜ができ、乾燥や雨水の侵入を防ぎ保護すると同時に殺菌やカルス形成を促進させ、傷の治りを早くする薬剤です。ドラセナの母株から切り取ったらすぐに母株の切り口・挿し穂の切り口ともに塗るようにしてください。ドラセナの増やし方【挿し穂】の手順
ここからは、実際にドラセナを挿し穂での増やし方の手順について手順に添ってみていきましょう。各手順でポイントがあるので注意点を理解しながら読み進めてくださいね。手順①:穂先に3〜4枚残して余分な葉を落とす
ドラセナの母株から茎を5~6㎝の長さを残してカットし、穂先に葉を3~4枚残し、余分な葉は切り落とします。これは葉から水分が蒸散するのを防ぐために行う手順で、この作業を行うことで挿し穂に水分がしっかり保たれるようになります。手順②:残したドラセナの葉は半分に切る
3~4枚残っているドラセナの葉は、そのままにしておくのではなく葉を半分に短くカットします。葉からの蒸散を防ぎたいからと全部カットしてしまったら、葉から光合成ができなくなってしまうため、必ず半分だけカットするようにしてください。手順③:葉を束ねられる場合は葉を上で括る
葉を束ねられるタイプのドラセナの場合は、葉を上で括ることで水分の蒸散を防げるため大変有効です。いずれの場合も、ドラセナの切り口が傷つくとしっかり水を吸い上げられなくなるため、葉を切る時も茎を切る時も、普通のハサミではなく剪定ハサミを使ってスパッと切るように心がけてください。手順④:枯死しないように水揚げする
ドラセナの茎の切り口を斜めにカットし、枯死しないようにしっかり水揚げを行ってください。切り口を真っすぐ切断するのではなく、斜めにすることでより水分を吸い上げやすくなるためおすすめです。発根剤を用意しているなら、水に発根剤を混ぜて一緒に水揚げさせるようにしてください。手順⑤:準備した土に穴を開け全長の1/2〜1/3を優しく土に埋める
次に準備した土に穴をあけ、挿し穂の全長の1/2~1/3を優しく土に埋めるようにします。つまり、6~7㎝サイズの穂先なら3~4㎝を土に埋める感じです。この時、ドラセナなの切り口を傷めてしまうと腐る原因になってしまうため、優しく挿すようにしてください。もし癒合剤を用意している場合は、挿し穂を切った時に塗っておくことで埋める時もそれほど気を使わなくても大丈夫です。手順⑥:挿したら穴を塞いでじょうろで水を与える
挿し穂を土に挿せたら、穴をふさぎじょうろでたっぷり水を挙げてください。この時水が勢いよくでるじょうろだと挿し穂が浮き上がってしまうため、必ず細い優しい水がでるじょうろを使うようにしてください。じょうろでの水やりに気を使うことで、ドラセナの挿し木が成功するかどうかも変わってきますよ。ドラセナの増やし方【茎伏せ】の手順
次にドラセナを茎伏せで増やす方法についての手順を見てきましょう。手順別のポイントを理解していってくださいね。手順①:ドラセナの茎の切り口を真っ直ぐに切り落とす
通常ドラセナの挿し木を行う場合は、切り口を斜めに切りますが、茎伏せを行う時だけ真っすぐに切り落とします。真っすぐに切り落とせたら、癒合剤を用意している場合は切断したと同時に切り口に塗るようにしてください。切り口にすぐ癒合剤を塗ることで乾燥や細菌などの感染を防げます。手順②:横向きに並べて半分強土に埋める
茎伏せは土に縦方向に挿し木をせずに、茎を横に倒した状態で横向きに並べていく挿し木の方法を指します。そのため、ドラセナの挿し木を横向きに楢下、半分強ほど土に埋めます。横に倒した状態で土をかぶせているため、茎が土に深く入っていないのが特徴です。手順③:ドラセナが枯死しないように水揚げする
次に茎伏せしたドラセナが枯死しないように水をたっぷりあげますが、茎伏せの場合他の挿し木方法とは異なり、茎が土に深く埋まっていないため、強い水がでるじょうろを使うと茎が浮きやすいため注意する必要があります。その点に注意しながら水を与えるようにしてください。手順④:優しく霧吹で水を与える
細い優しい水が出るじょうろを買ってもいいですが、おすすめは霧吹きを使って優しく水を与える方法です。霧吹きを使うとどうシュッシュしても強い水は出てきません。そのため水やりに気を使うことなくしっかりお水を挙げられます。水やり時に茎が浮かないように注意
水やりを行っているときに茎が浮いてしまうと挿し木が失敗に終わってしまうため注意が必要です。茎伏せで鉢上げする場合は、挿し木を横に倒したまま植え替えることが大切です。茎伏せという方法は、他の挿し木の方法と違いかなり特殊なのでしっかりポイントを押させて行うようにしてください。ドラセナの増やし方【水挿し】の手順
次に水差しでのドラセナを増やす方法について手順別にみていきましょう。この方法は、ドラセナを水に挿しておく挿し木の方法です。手順①:蒸散を抑えるためにドラセナの葉を半分に切る
水挿しで行う場合も、挿し穂の葉は蒸散を抑制するために半分に切っておくようにしてください。ドラセナの葉を全部切ってしまわないのは、葉で光合成しているため全部無くしてしまうと光合成できずに挿し木が失敗に終わってしまうためです。手順②:挿し木の切り口を斜めに切る
次に挿し木の切り口を斜めに切り、しっかり水を吸い上げられるようにします。時々新鮮なお水に交換しながら、発根するのを待ちます。水挿しの場合は、穂先だけではなく枝も使えますが、枝を使う場合は上下を間違うと根が出て来ないため、枝を切った時に上下が分かるように印をつけておくと無難です。手順③:水に挿す
ドラセナの挿し木を水に挿し、発根と新芽が出るのを待ちますが、この時こまめに新鮮な水に交換することが大切です。また水に挿す時に発根促進剤を水に混ぜておくことでより早く発根を促せるばかりでなく、水挿しが失敗に終わる可能性を少なくできるためおすすめです。水用の根から土用の根に切り替わる際の【水切れ】に注意
ドラセナの挿し木に根と新芽が出たら鉢上げを行います。この鉢上げは土に植え替えることを指し、この時今まで水の中にいたドラセナの根は、土という環境に慣れていないため、水用の根から土用の根に即対応できません。その結果根からの給水が追い付かず、新芽の元気がなくなり水不足を起こして枯れてしまう恐れがあるため注意が必要です。水挿しで挿し木を行う場合は、土に植え替えた際の乾燥に十分気を払ってください。こまめに霧吹きで葉水を挙げることでかなり「水切れ」を防げます。ドラセナの増やし方【管挿し】の手順
次にドラセナの「管挿し」の手順についてみていきたいと思います。管挿しという方法を初めて耳にしたという方も多いと思いますので、読み進めて理解を深めてくださいね。手順①:土に埋まる側の切り口を斜めに切る
ドラセナを管挿しするとき、茎の上下を間違えると発根しないため注意が必要です。まずは土に埋まる側の切り口を斜めに切ります。この時、斜めに切った方が下と覚えられる場合はいいですが、もし不安ならマジックで下と書いておくと土に挿すときに上下を間違えずに作業できるためおすすめです。手順②:ドラセナが枯死しないように水揚げする
土に埋まる側の切り口が斜めに切れたら、次にしっかり水揚げを行います。この時に使う水に発根剤を混ぜておき水揚げすることで、発根を促進させられます。水揚げはドラセナが枯死しないために行う作業のため、たっぷり時間をかけて行うことが大切です。手順③:準備した土に穴を開け全長の1/2〜1/3を優しく土に埋める
次に準備しておいた土に穴を開け、ドラセナの挿し穂の全長の1/2~1/3を優しく土に埋めます。この時ドラセナの切り口を傷つけないように行うことが大切です。もしドラセナの切り口を傷つけてしまえば、そこから細菌などに感染し腐らせてしまう可能性もあるため、もし可能なら斜めに切った際に癒合剤を切り口に塗っておくことで安心して土に挿せます。手順④:挿したら穴を塞いでじょうろで優しく水を与える
土にドラセナの挿し木を挿したら、穴の周りを優しくふさぎ、じょうろで静かに水をたっぷり与えます。水やりの際のおすすめグッズは霧吹きです。霧吹きくらいの優しい水圧で水を与えるようにしてください。もしそれくらいの水圧のじょうろが見つかったらそれを使ってお水をあげる方が効率的です。ドラセナの増やし方【環状剥皮法】の手順
それでは、ドラセナを環状剥皮法で増やす方法について手順ごとにみていきましょう。環状剥皮法とは、取り木で発根させる部分の表皮を切り取る行為をいいます。手順①:発根させたい位置の枝の上皮を3〜4cmぐるりと剥ぎ取る
まず発根させたい位置の枝の上皮を清潔なナイフで縦に3~4㎝切り込みを入れ、上皮を一周分円形に剥ぎ取ります。剥ぎ取り外皮が無い部分に発根促進剤を塗ってください。この発根促進剤を塗ることで速い時期に発根をさせられ、挿し木の成功へと繋がります。手順②:剥いだ部分を覆うように湿らせた水苔を巻く
ドラセナの挿し木の皮を剥いだ部分を覆うように湿らせた水苔を巻くことで乾燥から守れます。ドラセナの皮を剥ぐと白く硬い木質部が出てくるので、この部分が見えていることが確認出来たら湿らせた水苔を巻き乾燥を防ぎます。乾燥を防ぐことで挿し木の枯死を避けられるためおすすめの方法です。手順③:巻いた部分をビニールで包む
湿らせた水苔を巻いた上からビニールで覆うことで水苔が動かず、しかも乾燥から守り発根するまで高温多湿の環境で管理できます。ドラセナの幹の皮を剥ぎ取ってから、水苔をビニールで包んだのち、1~2ヶ月程度すると剥いだ部分から根が生えてきます。発根したら、ドラセナの幹を切り取り新しい鉢に植えて育ててください。手順④:ビニールの上下端を紐で結び、上側だけ水やりできるように緩める
水苔で巻いた上をビニールで覆えたら、次にビニールの上下の端を紐で結び、上側は水やりが出来るように緩めに留めておいてください。というのも、常に多湿な状態をキープし続けることで、ドラセナの発根が促進されるため、いかに乾燥させることなく発根まで導けるかが環状剥皮法が成功するかどうかの最大のポイントです。ドラセナの増やし方【舌状剥皮法】の手順
次に舌状剥皮法での増やし方について順にみていきましょう。舌状剥皮法は、環状剥皮法と違い、発根させたい位置にカッターで切り込みを入れる方法です。手順①:カッターを使ってドラセナの発根させたい位置に切れ込みを入れる
まず、カッターを使ってドラセナの発根させたい部分に切れ込みを入れます。切れ込みは枝に対して垂直方向に入れるのではなく、少し斜め上に向かって入れるようにします。環状剥皮法は幹一周分を剥ぐ方法ですが、舌状剥皮法は切れ込みを入れるだけで剥くことはしないという点が違います。手順②〜④は【環状剥皮法】と同じ
切れ込みを入れられたら、その後の手順は環状剥皮法と同じです。切れ込みを入れた部分に水苔とビニールを巻き、上下を紐でくくります。この時上部分から水やりが出来るように少し緩めにしておくのがポイントです。乾燥しないように時々水やりをしながら、発根するまで管理します。発根したらビニールや水苔は解き、土に植え替えて育ててください。水挿しする時に根が出ない場合はどうしたらいいの?
ここからは水挿しするときに発根が見られない場合はどうしたらよいのかについて、項目別にみていきましょう。以下のポイントを理解することで、ドラセナを水挿しした場合にスムーズに発根させられますよ。結論:浸している水に水耕栽培用の肥料を混ぜて発根率を高める事ができる
ドラセナの水挿しを開始してから2週間ほど経過しても一向に発根しない場合は、浸している水に水耕栽培用の肥料を混ぜると発根率をアップさせられます。水は2~3日に一度入れ替え、そのたびに発根率アップの水耕栽培用肥料を混ぜて水挿しを行うようにしてください。水耕栽培用の肥料とは?
では具体的に水耕栽培用の肥料とはいったいどのようなものなのでしょう。水耕栽培用の肥料は土耕栽培用の肥料とは全く別物です。水耕栽培用の肥料をと間違って土耕栽培用の肥料を使っても全く無意味なため、購入するときにしっかり確認する必要があります。化成肥料の液体肥料のことを指す
水耕栽培用の肥料とは、窒素・リン・カリウムの多量要素に中量要素・微量要素を多く追加している化成肥料の液体肥料のことを指します。水耕栽培用の液肥として一般的によく使われているのがハイポニカという化成肥料です。液体肥料には有機肥料もありますが、こちらは枯れた葉・微生物の死骸などの自然由来の素材を使って作られているため、水が濁り腐りやすいです。一方化成肥料は人工的に栄養素だけを集めて作られたものなので、腐りにくく扱いやすいという特徴をもっています。希釈して使うのが一般的
一般的に水耕栽培用の液肥でよく使われているハイポニカは、2液式になっており水にそれぞれの薬剤を希釈して溶かして使います。長時間水耕栽培を続けていても必要な肥料を安定して与えられるため、どの生長段階でも使える優れものです。ドラセナを増やした後の育て方のポイント
ここからはドラセナを増やした後の育て方のポイントについて順にみていきましょう。管理不足でドラセナの発根に失敗したり、発根してもそのまま枯れてしまわないように理解を深めてくださいね。発根するまでは継続して水やりしよう
ドラセナを発根させる時の重要なポイントは、発根するまでは継続して水やりを行い、多湿の環境をキープすることが大切です。水切れを起こしてしまうと、枯死してしまう原因になるため、発根までは水やりを欠かさず行うことが大切です。土の表面の乾きを目安に与える
水やりを行うタイミングは、土の表面が乾燥したらたっぷり水やりをするように心がけてください。もし乾いていない状態で水やりを行ってしまうと、ドラセナを腐らせて枯らしてしまう恐れもあるため注意が必要です。ベストなタイミングで水やりを行うことで、ドラセナの挿し木の発根率がアップします。発根するまでは水切れに注意
ドラセナを上手く発根させるポイントは、発根するまで水切れを起こさないように管理することです。乾燥を防ぐために上手く水苔を使って高温多湿の環境で管理することが大切です。水やりのベストなタイミングを計り、水のやりすぎを防ぎつつ、乾燥しないように心がけることが大切です。直射日光を避けた場所に置こう
ドラセナが発根した後は、直射日光を避けた風通しの良い場所で管理するようにしてください。ベストな時期に挿し木を行いドラセナを増やそうとしても、直射日光が直接あたる環境で管理していると根付かず枯れてしまう可能性が高くなります。発根以降も直射日光の当たらない環境で管理するようにしてください。1日のうち半分くらい日が当たる半日陰に置く
ドラセナは直射日光はダメですが日光は好みます。そのため1日のうち半分の時間は日が当たる半日陰の環境で管理するようにしてください。ドラセナに程よく日が当たることで光合成を促せ、その結果発根につながるばかりでなくその後の生育も左右されるため、直射日光を避けた光の当たる場所で育てることをおすすめします。レースのカーテン越しなどで光の強さを調整しよう
屋内でドラセナを管理している場合は、レースのカーテンなどを上手く利用し、光の強さを調整しつつ育てるように心がけてください。また風通しの良い環境に置くことで、茎・根が腐ったり土にカビが発生したりするトラブルを防げます。また寒さには大変弱いため、気温が低くなる季節には暖かい空間に移動させて管理するようにしてください。肥料は与えないほうがいい
肥料を与えるタイミングは大変重要なため、挿し木を行い発根・発芽を待っている状態のときは肥料を与えないようにしてください。また発根の確認後、鉢上げする場合も根が土に落ち着くまでは肥料を与えない方が無難です。肥料を与えるタイミングを間違ったら、せっかく発根したドラセナが肥料焼けで枯れてしまう恐れもあるため注意するようにしてください。肥料は鉢上げをしてから
挿し木したドラセナに肥料を与えるのは、新芽が出てから少し期間を開けてから鉢上げを行うのがおすすめです。挿し木が成長して大きくなればなるほど、鉢上げをしたときに鉢への定着率がアップします。肥料は、鉢上げをしてすぐに与えるのではなく、鉢に移動させて根が定着してから与えることが大切です。挿し木したドラセナが発根や発芽をまっている間は与えない
挿し木したドラセナから発根・発芽が出てくるのを待っている間は肥料をあげる必要はありません。挿し木している土に肥料を入れることで栄養が蓄積されると、その栄養をもとに細菌が繁殖し、挿し木にその細菌が入り込み発根の確率を低下させてしまうことに繋がるため避けるようにしてください。挿し木や取り木の増やし方で育ったドラセナの鉢上げの目安
では、挿し木や取り木をして増やしたドラセナは、どのタイミングで鉢上げしたらベストなのでしょう?項目別にみていきたいと思います。鉢上げとは?
鉢上げとは、発根・発芽が済み、ある程度成長した挿し木を通常の鉢に植え替え、定着させた環境で育てることを指します。つまり挿し木を行っていた苗床から通常の鉢に移植し、より大きく育てるために行われる方法ですが、タイミングを間違うと根付きが悪くなり、最悪の場合は活着せずに枯れてしまうこともあるため、鉢上げのタイミングは注意が必要です。新芽が出て少し期間を置いたら鉢上げしよう
ドラセナの挿し木に新芽が出てきたということは、発根が順調にいっているという証拠になります。とはいえ、新芽が出たからといって慌てて鉢上げするのは良くありません。必ず新芽が出たのを確認してから少し期間を開けて鉢上げを行うようにしてください。新芽は発根しないと出てこない
ドラセナの挿し木が発根していても基本的には土の中なので実際に見る方法はありません。ところが、新芽が出てくると発根しているサインのため目安として覚えておくと、発根したかどうかの判断が簡単につきます。新芽は発根しないと出て来ないという法則をしっかり頭の中に入れておいてくださいね。鉢への定着率を高くするために新芽が出ても少し期間をおく
新芽が出たから発根もしているからと慌てて鉢上げを行っては、根の鉢への定着率を下げることに繋がります。そのため新芽が出てから少し期間をあけてから鉢に植え替えを行うようにしてください。新芽がでてきたということは、つまり発根したばかりというタイミングなので、慌てずしっかり成長してから鉢上げを行う方が、鉢への定着率もアップします。挿し穂がグラグラするとまだ早い
挿し穂を少し引っ張りグラグラする状態だと鉢上げにはまだ早いタイミングということです。グラグラする現象は、まだしっかり発根していないというサインのため、もう少し期間を開けるようにしてください。この時点でしっかり発根していないと、鉢上げしても根が定着せず枯らしてしまうことに繋がるため慎重に行うことが大切です。鉢上げしたら水をたっぷり与える
鉢上げ前と鉢上げ後ではドラセナの挿し木の環境が大きく変わります。水がたっぷりあった多湿の環境から一気に水の少ない環境に移動するわけですから、ドラセナの根も水対応から土対応に変化しきれず、水を吸い上げられずに枯れてしまうことになりかねません。そのため、鉢上げしたらたっぷりの水を与えるようにしてください。霧吹きで葉水をこまめに行う方法でも、鉢上げ後のケアの一助になります。紹介した増やし方を実践できるおすすめのドラセナの品種10選
ここからは上記で紹介してきた増やし方を実践できるドラセナの品種についてご紹介していきたいと思います。品種別に特徴をまとめるので、読み進めていってくださいね。ドラセナ・サンデリアーナ
ドラセナ・サンデリアーナは、多くの品種が豊富なドラセナの中でも特に人気が高い品種です。丈夫で育てやすく強い生命力を持つことから開運・金運の象徴とされ、「開運竹」「幸福竹」とも呼ばれています。またドラセナ・サンデリアーナはストライプ模様の鮮やかな葉が美しい観葉植物で、葉は笹のような形をしており光沢があるのが特徴です。ドラセナ・コンシンネ
ドラセナ・コンシンネは、すらっと伸びた幹・細長いシャープな葉が特徴的でスタイリッシュな印象を与えます。ドラセナ・コンシンネはその見た目から、インテリアとしても大変人気のある品種です。ノーマルなドラセナ・コンシンネの葉は全体的に緑色をしていますが、葉の縁に鮮やかな赤紫色の筋が入り、とても素敵なコントラストです。ドラセナ・コンパクタ
ドラセナ・コンパクタは、数あるドラセナの品種の中でも隠れた定番品種として知られています。ドラセナ・コンパクタの葉は先が尖っており、その尖った葉が上向きに成長することから金運アップが期待できる観葉植物とされています。初心者の方にも育てやすく、長く楽しめるインテリアグリーンとして多くの方から親しまれています。ドラセナ・ジェレ
ドラセナ・ジェレは、ドラセナ・マッサンゲアナ「幸福の木」とユッカ「青年の木」を掛け合わせて作られた新しい品種です。大変縁起の良いドラセナ・ジェレですがまだまだ流通数が少なく珍しいタイプのため、上級者の方へのプレゼントにも喜ばれる品種です。ドラセナ・レフレクサ
ドラセナ・レフレクサは、細い茎の先にフサフサした葉を茂らせる、とても美しいライン模様の葉を持ちます。ドラセナ・レフレクサは他のドラセナ類とは違い、寒さに弱いタイプなので寒い冬場は室内のできるだけ暖かい環境で育てるようにしてください。ドラセナ・カンボジアーナ
ドラセナ・カンボジアーナの葉は、大変優美な姿をしており、細く長い葉が少しカールするように垂れ下がるのが特徴です。葉の色は濃い緑色で、インテリアとしてリビングなどに置いても映える観葉植物です。ドラセナ・カンボジアーナは他のドラセナ類より寒さにつよいため、寒冷地でない限りそこまで気を使う必要がないのも大きなメリットです。ドラセナ・ソング・オブ・インディア
ドラセナ・ソング・オブ・インディアは大変個性的な枝ぶりをしていることで人気が高い観葉植物です。ドラセナ類の中でも珍しい、緑の葉に入っている爽やかな黄覆輪の葉模様が魅力的です。ドラセナ・ソング・オブ・インディアは明るいお部屋が好きなため、インテリアとして飾る時も日光を気にしながら置き場所を選ぶようにしてください。ドラセナ・ドリーミー
ドラセナ・ドリーミーは、緑色の葉に明るい黄緑とマゼンダカラーの斑が入る、かなり明るくビビッドな印象を持ちます。ドラセナ・ドリーミーの新しい葉は白く、そこにマゼンダが混ざるのでまるでイチゴミルクのような色味が楽しめます。かなりレアな品種のため、園芸店に出回ることは大変少ないです。ドラセナ・レモンライム
ドラセナ・レモンライムは、やや細めの幹枝にやや幅の広い葉をつける品種です。ドラセナ・レモンライムの緑の濃淡とホワイトのストライプが楽しめるおしゃれなドラセナで、葉が繁りやすいのが特徴として挙げられます。ドラセナの中でも子株ができやすい品種のため、小さなサイズでも多く出回っているタイプです。ドラセナ・ワーネッキー
ドラセナ・ワーネッキーは、剣状の葉にホワイトの美しいストライプが映える観葉植物で、「シロシマセンネンボク」と呼ばれたりします。ドラセナ・ワーネッキーはインテリアとしても映える品種で、実は熱帯アフリカに原生する「デメンシス」が祖先で、枝変わりして多数の園芸品種が生まれたといわれています。ドラセナを増やし方を6種類解説!適した時期から方法別の手順までのまとめ
この記事では、ドラセナの増やし方のあれこれについて、様々な方面から主に解説してきましたがいかがでしたか?- ドラセナは強いため、完全に弱っていなければ初心者でも簡単に増やせる
- ドラセナの増やし方には「挿し木」「取り木」という方法がある
- ドラセナの挿し木には「挿し穂」「茎伏せ」「水挿し」「管挿し」という4種類がある
- ドラセナの取り木には「環状剥皮法」「舌状剥皮法」の2種類がある
- ドラセナを増やす敵期は、5~9月の生長期だが、特におすすめなのは5~6月にかけてである
- ドラセナの水挿しを行っているが発根しないときは、水耕栽培用肥料を水に溶かして与えると良い
- ドラセナが発根するまでは多湿な環境で管理することが大切である
- ドラセナの挿し木を行う時、直射日光を避け肥料を与えないことが大切である
- ドラセナの鉢上げのタイミングは、新芽・発根してから少し期間を開けてから行うことが大切である