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職場や店舗のインテリアグリーンとして、多くの場所に飾られているポトス。育てやすく、明るい雰囲気のポトスはお祝いに最適です。メッセージカードを添えて贈れば、とても喜ばれるプレゼント。明るいライム色や白色の斑入り模様の葉など、新しい品種も多くつくられ、人気が高まっています。あなたも手に入れた小さな鉢のポトスを、育てていませんか? 「枝が伸びすぎて、姿が崩れてきた。」「おしゃれなインテリアの写真で見た、背の高い形にしたい。」「少し価格が高いけれど、大型のタワーを注文して無料で届けてもらえばよかった。」実は、ポトスタワーは誰でも簡単に自宅で作れる方法があります。けれども、理想の姿に仕立てるためには少し時間とお手入れが必要です。 ここでは、
- ポトスタワーを作るために必要な材料について
- ポトスタワーの作り方の方法について
- ポトスタワーを作る時に失敗しやすいポイントについて
- ポトスタワーが完成してからの育て方とお手入れについて
- 成長したポトスタワーの植え替えについて
お伝えします。 手に入れやすい材料で、簡単に作れるポトスタワー。あなたの憧れのインテリア写真のように、ポトスタワーを作って飾ってみましょう。
関連記事:ポトスの育て方|室内での管理法から水栽培の仕方まで徹底解説そもそもポトスタワーってなに?
ポトスタワーとは、支柱を使ってポトスのツルを上に伸ばし、高さのあるタワーの形に育てたものです。支柱を使わずつり下げて育てるハンキングよりも、ポトス本来の性質を使った支柱仕立ての方が、葉が大きく育ちます。その名の通り観葉植物のポトスを上に伸びるよう育て、タワーのようにする育て方
ツル性の植物のポトスは、そのままでは背の高い姿にはなりません。しかし、支柱を使うとタワーの形に育てられます。ツルの巻き方は、簡単。日差しを求めて、背の高い木に巻きつくのが、ポトス本来の姿だからです。観葉植物専門店や通販で購入できるが、実は簡単に作ることもできる!
観葉植物専門店や通販では、あらかじめタワーに仕立てたポトスを販売しています。新築祝いなどで、高さのある完成された姿のポトスを贈りたい場合は、配達が無料の店舗を選んでください。大型のサイズのポトスは価格が高くなりますが、観葉植物専門店ではお祝いのメッセージカードを添えて、配送してくれるでしょう。また、元気なポトスを届けてくれるので安心です。 実は、ポトスの支柱仕立ての作り方はとても簡単。身近な100均で手に入る材料で作れます。 自宅用に飾るポトスを注文して配送してもらうと、価格が高額になります。ぜひ、あなたの育てているポトスで、ポトスタワーを作ってください。ポトスタワーの作り方からタワーの植え替え方法まで徹底解説
ここからは、ポトスタワーの作り方から、成長したポトスタワーの植え替え方法まで失敗しやすいポイントを押さえて徹底解説します。あなたの小さなポトスを、すてきなタワーに育ててみましょう。ポトスタワーを作るのに必要なもの
まずは、ポトスタワーを作るために必要なものを確認しましょう。大部分の品物は、ホームセンターや園芸店で手に入れられます。ポトス(長さが短い株か挿し芽を使う)
ポトスタワーに使うのは、短い株のポトスです。伸びすぎたツルを支柱に巻きつけると、葉の向きがバラバラになりキレイな姿に仕上がりません。茎の長さが短い株を、使ってください。もし、ツルが長い場合は挿し芽を使うと良いでしょう。茎から空中に生えている気根の部分をカットすると、すぐに挿し芽に使えます。支柱(2種類)
ポトスはツル性植物のため、自立できません。タワーに仕立てるには、支柱を用意してください。手に入れやすいのは、網タイプの支柱です。網タイプの支柱
園芸店やホームセンターで、筒状になった網タイプの支柱が売られています。通販で購入すると、すぐに発送。忙しい人にはおすすめです。また、鉢底に使用する、鉢底ネットを使って自作もできます。ヘゴ素材の支柱
大型のシダの幹を原料にした、ヘゴ素材の支柱があります。表面に凹凸があり、水分を含みやすい素材なので、ポトスが自然に近い巻き方で成長する最適な素材です。しかし、現在はワシントン条約で取引が規制されています。もし見つけたらとてもラッキー。手に入れやすいココナッツを使った支柱も販売されています。水苔(ヘゴ素材の支柱では必要ない)
支柱に水を直接含ませることのできるヘゴ素材では、水苔は必要がありません。網タイプの支柱の場合、水苔を詰めましょう。植木鉢(8〜10号のもの)
深さのある8号〜10号サイズの植木鉢を用意してください。ポトスはとても成長の早い植物です。すぐに仕立て直しをしなくても良いように、深さのある大きめの植木鉢を用意しましょう。鉢皿(室内に置く場合は必要)
ポトスを室内に置く場合は、鉢底から流れる水を受け止める鉢皿が必要です。鉢皿にたまった水は、捨ててください。そのままの状態で放置しておくと、根腐れの原因となります。土
大きくした植木鉢に入れるため、新しい土を用意してください。ポトスは、土の中にある栄養を吸収して成長します。元肥を入れた新鮮な土を使いましょう。水はけの良い土を使おう
ポトスは水はけの良い環境を好みます。新しい水はけの良い土を使ってください。自作する場合は、赤玉土6:腐葉土3:バーライト(砂)1の配合に、元肥の緩効性肥料入れて作ります。市販の観葉植物用のものがおすすめ
悩んだら、市販の観葉植物用の土を使ってください。鉢植えで育てる観葉植物に必要な栄養が、すぐに使える状態で入っています。重いので、園芸店から自宅に発送しても良いでしょう。鉢底に敷く軽石
鉢底にしく軽石を用意してください。軽石は、水はけを良くする効果があります。根腐れを防ぎましょう。鉢底用のネット
鉢底用のネットを用意しましょう。鉢底用のネットで、植木鉢の底の穴から入ってくる害虫を予防してください。また、土の流失を防ぐ効果もあります。ビニール紐
支柱を固定させるために、ビニール紐を用意してください。鉢底ネットから自作する時には、必ず必要です。また、支柱とポトスの茎を結びつける時にも使います。ハサミ
ビニール紐をカットするために必要です。ポトスの茎をカットする場合は、清潔な園芸用ハサミを使用してください。病原菌を防ぐので安心です。スコップ
植木鉢に土を入れるために必要です。ポトスタワーを作る時には、植木鉢にポトスと支柱を固定します。隙間にしっかりと土を詰めるために、スコップを使用してください。ポトスタワーの作り方の手順
タワーを作るために必要な用具がそろったら、作りはじめます。ここでは、作り方の手順を見ましょう。あらかじめ成形されたネット支柱やヘゴ素材の支柱の場合は、手順④から見てください。手順①:鉢底ネットを支柱用にカットする
鉢底ネットを使って支柱を自作する場合は、丸めた時に直径5㎝の幅になるようにカットしてください。高さは、作りたいタワーの高さに合わせてカットします。手順②:カットした鉢底ネットを筒状に丸める
カットした鉢底ネットを、筒状に丸めます。筒の中には水苔を入れるので、直径が5㎝になるように丸めてください。手順③:手順②で作成したものをビニールテープで形を固定し、支柱状にする
筒状に丸めた鉢底ネットを、ビニールテープでとめます。ビニール紐も使って、支柱の形に固定しましょう。手順④:鉢底ネットを敷いた後、2〜3cm軽石を鉢底に敷く
植木鉢の穴に合わせて、鉢底ネットを切りましょう。植木鉢の底の穴に、鉢底ネットを敷きます。その上に、軽石を2〜3㎝敷き詰めてください。鉢底ネットは土や虫が入り込むのを防ぐ
鉢底ネットは、植木鉢の底から虫が入るのを防いでくれます。また、土の流失を防ぐ効果もあるので、設置してください。軽石は水の流れをよくするために入れる
水の流れをよくするために、軽石は必要です。水はけの良い土を好むポトスのために、必ず入れてください。手順⑤:手順③で作った支柱を鉢に立て、土を入れる
鉢底ネットで作った支柱を、植木鉢に立てます。支柱が固定されるように、土を入れてください。隙間ができないように、スコップを使って入れましょう。底にしっかり立てるのがポイント
支柱が動かないように、底までしっかりと立ててください。ポトスの重みを支えるのは、あなたの作った支柱です。倒れないように、差し込みましょう。手で抑えながら真っ直ぐ立てよう
手で抑えながら、真っすぐに立てましょう。葉が茂ったポトスタワーは、あなたの立てた支柱の姿で決まります。手順⑥:支柱に水苔を詰める
ポトスは、空気中から水分を摂取できる気根を出します。支柱に水苔を詰めてください。支柱の水苔からも、ポトスは水分を補給します。水は軽く絞っておく
水苔に、水を含ませてください。水を含ませた水苔を、軽く絞ります。絞った後から、支柱の網の中に入れましょう。支柱が長い場合は長い棒などで詰めながら入れる
長さのある支柱の真ん中部分は、水苔を入れにくい構造です。長い棒を使って、少しずつ詰めましょう。価格は高くなりますが、成形されている網タイプの支柱は、水苔が入る穴が大きく作られています。手順⑦:スコップで土に少し穴を開け、ポトスを鉢植えする
スコップで、土に穴を開けます。ポトスを支柱の近くに植えてください。支柱とポトスの間に距離があると、完成した時の姿がバランスよく仕上がらないからです。手順⑧:植えたポトスが安定するまで土を足す
植え替えをした土は、空気を大量に含んでいます。植木鉢の上の縁から、3㎝の位置まで覆われるように土を足してください。水やりの度に空気が抜け、土のかさが減ってしまいます。手順⑨:支柱の中の水苔に水やりしたら完成
支柱の中の水苔からも、水分を吸収するポトス。水苔までしっかりと水やりをしたら、ポトスタワーはひとまず完成です。支柱にヘゴ素材のものを使う場合は手順①〜③の工程をカット
支柱に水分を直接含ませることのできるヘゴ素材を使った場合は、①〜③の工程はカットしてください。ヘゴ素材の代用の、ココナッツを使った支柱の場合も同様です。ポトスタワーを作るときに失敗しないポイント
ポトスタワーは、ポトスがツルを上まで伸ばしタワーの形になると最終的に完成します。つまり、最後までどのような姿になるかはわからない。ここでは、タワーが完成した時に、整った姿にするための失敗しないポイントをお伝えします。ポトスはなるべく短い株を使おう
植え付けるポトスは、なるべく短い株を用意してください。一定の向きに葉をつけるように、今から成長する短い株を使いましょう。長く成長していると葉の向きがバラバラになってしまう
ツルが伸びた株を使うと、支柱に巻きつけた時に葉の向きがバラバラになり、見た目が整いません。そのため、植え付けには短い茎のポトスを使います。何株か一緒植えると効率よくタワーが完成する
成長の早いポトスですが、タワーの完成には時間がかかります。何株か一緒に植えると、早くタワーが完成するでしょう。植木鉢は大きめで底が深いものを使おう
ポトスの株だけでなく、支柱も植えるのがポトスタワー。鉢植えには、大きめで底が深いサイズの植木鉢を用意して使いましょう。深さがある8〜10号がおすすめ
おすすめは、深さのある8号〜10号サイズの植木鉢です。ポトスと支柱が入る、大きめの植木鉢を使いましょう。底が深いものを使うことで、根詰まりを防げる
底が深い植木鉢を選ぶと、根詰まりを防げます。すぐに根詰まりを起こして、仕立て直す失敗を防いでくれるでしょう。ポトスタワー完成後の手入れの方法
ここでは、ポトスの育て方で注意するポイントをお伝えします。ポトスは、観葉植物の中でもお手入れが簡単です。正しい育て方をすれば、美しい姿のポトスタワーができるでしょう。水やりは土面が乾いて1〜2日後に行う
土の表面が乾いてから、水やりをしましょう。特にポトスの成長が遅くなる冬場は、表面が乾いてから1〜2日後に水やりを行います。水のやりすぎは根腐れ・カビの原因
水の与えすぎは、カビの原因になり根腐れを起こします。ポトスの葉の様子や、土の表面の状態を観察してから水やりをしましょう。日中の暖かい時間帯に水やりしよう
水やりは、日中の暖かい時間帯に行いましょう。ポトスは寒さに弱い、熱帯原産の観葉植物です。寒さで根を痛めないように、注意してください。休眠期の冬場は肥料を与えるのを控える
植え替えの時に、元肥を土にしっかりと混ぜ込みましょう。ポトスは、少ない肥料で育ちます。休眠期の冬場の肥料は、控えてください。休眠期の肥料は肥料焼けの原因
ポトスが休眠期に入る冬場は、肥料を与えずに育ててください。植え替えの時に、土に混ぜ込んだ元肥で十分に育ちます。肥料の与えすぎは、肥料焼けの原因です。与えるとしたら4〜10月に与える
ポトスの成長を促したい場合や、葉の色艶を良くしたい場合は、追肥を与えます。成長期の4月〜10月の間に行いましょう。ただし、肥料の与え過ぎには注意してください。根詰まりに気をつける
成長が早いポトスは、根詰まりを起こしやすい植物です。日頃から、鉢底を注意して観察してください。根詰まりとは、植木鉢の中が根でいっぱいになってしまった状態
根詰まりとは、成長した根が植木鉢の中でいっぱいになる状態のことです。植木鉢の底から根が見える時は、根詰まりを起こしています。根詰まりしている場合は植え替えてあげよう
根詰まりをすると、根から水を吸い上げる力が弱くなります。葉が黄色くなり、進行が進むと枯れてしまうことも。一回り大きなサイズの植木鉢に、植え替えをしてください。乾燥している場所・直射日光が当たる場所には置かない
暑さには強いポトスですが、乾燥している場所には置かないでください。また、直射日光に当てると葉焼けを起こします。特に、明るい色の人気のポトスは葉緑素が少なく、葉焼けを起こしやすいので注意しましょう。ポトスは高温多湿の環境を好む
熱帯気候のソロモン諸島が原産のポトスは、高温で多湿の環境を好みます。直射日光の当たらない、明るい場所で育ててください。室内の蛍光灯や電球くらいの明るさで十分
ポトスは、室内の蛍光灯や電球の明るさでも、十分に育ちます。しかし、冬場は半日陰の明るい場所に移してください。レースのカーテン越しの明るい室内で育てましょう。ポトスは害虫がつきにくいが、枯らさないためにも注意は必要
ポトスは、丈夫で育てやすい観葉植物です。害虫はつきにくいですが、見つけたら早めに対処してください。害虫被害にあうと葉が白くなってしまい、枯れてしまう
害虫は、ポトスが枯れる原因です。葉の色が白くなっているときは、葉の裏を見てください。害虫がついているか、確認しましょう。ポトスにつく害虫の例
ポトスにつく害虫には、ハダニがいます。葉に斑点や傷が見えたら、ハダニの被害を疑ってください。ハダニは、葉から栄養を吸い取ります。ポトスについた害虫の駆除方法
ハダニは、葉の裏にいます。被害が初期の頃は、ハダニがついている葉や茎をカットしましょう。大量発生すると、ポトスが枯れてしまいます。ハダニの被害が続くなら、殺虫剤を散布して駆除してください。葉水で害虫被害を事前に予防できる
ハダニは、水が嫌い。そのため、霧吹きで葉に水を散布する葉水を行うと、被害を予防します。ハダニがつく、葉の裏にもしっかりと葉水をしてください。ポトスタワーを育てる上で失敗を防ぐためのポイント
ポトスタワーは、ポトスのツルを伸ばし高さを作って育てます。そのため、支柱仕立てに合わせた育て方が必要です。ここでは、ポトスタワーを育てるための失敗を防ぐポイントをお伝えします。鉢土だけに水やりしない
鉢植えの観葉植物は、植物が植えてある鉢土に水やりをします。ポトスタワーの場合は、もう一歩進んだ水やりをしましょう。支柱にもたっぷりと水を与えてあげよう
支柱に、たっぷりと水を与えてください。網タイプの支柱なら、中の水苔にしっかり水を含ませましょう。ヘゴ素材の支柱も同様です。茎に生えている気根が水分を吸収し、生き生き育つ
ポトスの茎の気根は、空気中から水分を吸収する働きがあります。ポトスタワーの場合、支柱の水苔から水分を吸収しています。定期的に鉢の向きを変える
ポトスは、日当たりを好みます。葉に均等に日差しを当てるために、定期的に鉢の向きを変えましょう。ポトスは明るい方に伸びる観葉植物
ポトスは、室内の日当たりの良い場所に置いてください。ポトスのツルは、日差しを求めて高く伸びます。しっかりと支柱に巻きつきながら、立派なタワーに育てましょう。満遍なく成長させるために定期的に1〜3日に一回鉢の向きを変えよう
どこの角度から見ても、同じ葉のつき方に育てるために定期的に鉢の向きを変えてください。目安は、1日〜3日に一回です。ポトスタワーが伸びすぎたらすること
元気に育ったポトスタワーですが、上に巻きつくタワーがないとツルが垂れ下がってきます。用意した支柱以上に、高くなったポトス。バランスの良い姿をキープするために、注意するポイントを見てみましょう。ツルをカットして仕立て直しを行う
伸びて垂れたツルをカットして、仕立て直しをします。伸びたツルを支柱に巻き付けても、葉の向きがバラバラなので美しい姿にはなりません。思い切って、伸びたツルをカットして仕立て直しをしましょう。上に伸びたツルを固定して方向を変え、下向きに伸ばす
上に伸びたツルを支柱に固定して、向きを変えます。そのまま下向きに伸びるように、紐で結んで誘導しましょう。ポトスタワーの支柱を継ぎ足す
ポトスタワーの支柱を継ぎ足すと、さらに高いタワーに仕立て直しができます。ポトスの印象が変わるので、おすすめです。ポトスタワーが大きくなったら植え替えよう
ポトスタワーが大きくなったら、植え替えをしましょう。水の吸い込みが悪くなり、葉の色が変わると植え替えのサインです。2年に一回ポトスタワーは植え替える必要がある
ポトスは、成長の早い観葉植物です。そのため、2年に一回は植え替える必要があります。水の吸い込みが遅くなり植木鉢の底から根が出てきたら、植え替えのタイミングです。ポトスの植え替えは成長期の5〜9月に行う
ポトスの植え替えは、成長期の5月〜9月に行います。ただし、真夏の高温の時期は避けてください。ポトスが過ごしやすい気温の時期に、植え替えましょう。植え替えのデッドラインの目安
これ以上は植え替えをしないと無理という、デットラインはポトスが教えてくれます。毎日、よく観察してポトスの声を聞きましょう。水をあげても土に染み込まない
ポトスに水を与えても、なかなか土に染み込まない時は植え替えのサインです。植木鉢に根が張りすぎて、根のエネルギーがおとろえています。下の葉の色が悪い
ポトスの下の葉の色が悪くなっている時も、植え替えのサインです。根が張りすぎて、栄養が葉まで届かなくなっています。植え替えに必要なもの
ここからは、植え替えに必要なものをみていきましょう。基本は、タワーを作るために用意したものと同じものです。植え替えたいポトスタワー
大きく成長したあなたのポトスタワーです。今まで愛情を込めて育ててきたポトスを、さらに元気にするために植え替えをしましょう。元の鉢より大きい鉢
植え替えるための植木鉢を用意しましょう。元の鉢よりも、大きな鉢にしてください。ポトスと支柱を立てるため、深さと大きさには注意してください。新しい土
新しい観葉植物用の土を用意しましょう。古い土は、水はけが悪くなっています。新しい土を使って、根腐れを防いでください。一回り大きな植木鉢に、たっぷりと入れます。鉢底ネット
鉢底ネットを用意します。鉢底に空いている穴から、害虫の侵入を防ぎます。また、水やりで流れる土も防ぎましょう。新聞紙
古い植木鉢からポトスを抜くときに、汚れを防ぐために新聞紙を敷きましょう。室内で作業をする時には、必ず用意をしてください。鉢底に敷く軽石
水はけを良くするために鉢底に、軽石を敷きます。ポトスは、水はけの良い土を好みます。軽石は必ず入れて、根腐れを予防しましょう。ハサミ
伸びたツルは、ハサミで切ります。カットした断面から病原菌が入らないように、清潔なハサミを使ってください。園芸用のハサミを用意するとよいでしょう。割り箸
植木鉢の中で根についている土を落とすために使います。細かい根についた土に届く、割り箸が便利です。植え替えの手順
次に、ポトスタワーの植え替えの手順を見てみましょう。手順①:鉢底ネットを敷いた後、2〜3cm軽石を敷く
新しい大きな植木鉢の鉢底に、鉢底ネットを敷きます。さらに、鉢底ネットの上に2〜3㎝ほど軽石を敷いてください。水はけを良くし害虫の侵入を防ぐために、必ず設置しましょう。手順②:新しい土を3cmくらい入れる
軽石の上に、新しい土を3㎝ほど入れます。古い土は水はけが悪く、病原菌が混ざっている可能性もあります。植え替えには、必ず新しい土を使ってください。手順③:ポトスタワーを鉢から抜き出し、根を手でほぐす
ポトスタワーから植木鉢を抜き出し、絡まった根をほぐします。根の状態を確認しながら、作業をしてください。手順④:割り箸で根についている土を更に落とす
この時、用意した割り箸を使って丁寧に根についた土を落としてください。この作業をすると、新しい土に植え替えた時、スムーズに根が張ります。手順⑤:土が取れたら古い根をハサミで切る
茶色く変色した根や、ポロポロと細かくなる根はハサミでカットしましょう。古い根は、水を吸う力がありません。カットをして、新しい根が出るのを助けてください。手順⑥:新しい鉢に鉢植えする
新しい一回り大きな植木鉢に、根を整えたポトスを植えます。支柱もしっかりと、鉢に固定しましょう。手順⑦:水やりして完了
水やりをすると植え替えが完了です。1週間〜2週間は、風通しの良い日陰に置いて様子をみてください。【ワンポイントアドバイス】ポトスタワーが大きくなってきたら紐の巻き方を直して見た目を整えよう
ここからは、ポトスタワーが大きくなった時のワンポイントアドバイスです。ポトスは、成長すると茎が太くなります。ポトスのツルと支柱を結ぶ紐の巻き方に、工夫をしましょう。ポトスタワーが大きくなってきて紐がきつくなったら巻き直す
野生のポトスは、日差しを求めて大きな木に巻きつく習性があります。そのため、ポトスはツルを上に伸ばすと、葉が大きく成長します。茎と支柱を結んでいた紐が、きつくなってきたら巻き直してください。ポトスの茎は成長と共に太くなる
ポトスの茎は、成長すると太くなります。あらかじめ支柱との間に緩みを作って、紐を結んでおきましょう。巻き直す前にどの程度の高さに育てるか決めておこう
支柱を立てる前に、どの高さまで育てるか決めておきましょう。ポトスタワーはインパクトのあるインテリアグリーンです。高さが変わると、印象が大きく変化します。ポトスタワーを巻き直してより綺麗に見せるためのポイント
最後に、ポトスタワーをより美しく見せるためのポイントをご紹介します。支柱と茎の間で紐をクロスさせる
支柱と茎を、紐でクロスさせて結んでください。支柱と茎を近づけることで、タワーの見た目がきれいに整います。紐に余裕を持たせて緩めに8の字に支柱と結ぶ
茎を痛めないように、紐に余裕を持たせて緩めに結びましょう。8の字に結ぶと、安定感が出ます。紐に余裕を持たせるのは、ポトスが成長して茎が太くなるからです。ポトスタワーの作り方を紹介!失敗しない巻き方から手入れのコツまでのまとめ
園芸店で仕立てられた価格の高いポトスタワーを、配送してもらうしか手に入れられないと思っていませんでしたか?おしゃれな写真で見た、ポトスタワーが簡単に作れることに驚きました。 この記事では、- ポトスタワーを作るために必要な材料について
- ポトスタワーの作り方の方法について
- ポトスタワーを作る時に失敗しやすいポイントについて
- ポトスタワーが完成してからの育て方とお手入れについて
- 成長したポトスタワーの植え替えについて