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かわいいハート形の葉が人気で観葉植物でも定番のウンベラータ。インテリアグリーンを連想する時まず思い浮かべるのは、ウンベラータなのではないでしょうか。一鉢置けばスタイリッシュになりますし、剪定した葉をフラワーベースに活けるだけでもさりげないおしゃれを演出できます。大きく生長し、長く楽しめる植物といわれていますが、実はウンベラータにも寿命があります。
そこでこの記事では
- ウンベラータの基本情報
- 花言葉と風水
- 寿命を延ばすポイント
- 育て方のコツ徹底解説
ウンベラータはどんな観葉植物?
まず、ウンベラータについて詳しく見ていきましょう。原産地や植物について詳しくなれば自然と植物の好む環境や水やりのコツが掴めてきます。このトピックではどんな観葉植物なのか、具体的に確認していきます。ウンベラータの基本情報
熱帯アフリカ原産のフィカス・ウンベラータは、クワ科の常緑高木です。ガジュマルも同じクワ科の植物なので、育て方に共通性がみられます。基本的に丈夫で育てやすく、耐暑性に強く、耐寒性があまりないため温度は平均12℃~25℃程度を守りましょう。日当たりの良い高温多湿な環境を好み、水やりに気をつけたい植物です。樹高5〜10mにもなり、葉が大きくハートの形をしているため観葉植物としてとても人気があります。 かなり生育旺盛な植物で、生育期であれば枝だけの状態に剪定してもどんどん新しい葉や枝が伸びてきますから、剪定も簡単です。科名/属名 | クワ科フィカス属 |
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学名 | フィカス・ウンベラータ |
和名 | フィカス・ウンベラータ |
原産地 | 熱帯アフリカ原産 |
特徴 | 大きなハート型の葉が特徴、初心者でも育てやすい |
丸いハート型の大きな葉っぱが特徴的!
まずなんといっても、魅力的なのは丸いハート形の大きな葉っぱです。葉脈がくっきりと見え葉の厚みもありますから、じっと見入ってしまいますね。くねくねと曲がった幹とたくさん茂るハート形の葉っぱのコントラストがかわいいので、人の背丈を越える大きなサイズやテーブルに乗るミニサイズまで幅広く流通しています。ウンベラータの花言葉
このトピックでは花言葉について詳しくご紹介します。花言葉は植物の特徴や逸話に由来することが多く、ウンベラータも同様に特徴からつけられました。「すこやか」、「永久の幸せ」、そして「夫婦愛」の3つです。親しい友人や知人、またはパートナーや家族へ気持ちを伝える手段として、ぜひ使ってみたいですね。すこやか
ウンベラータの特徴としてまず寿命が長く、生育がとても旺盛なことが挙げられます。ぐんぐんと伸びていき、剪定してもすぐに新しい葉や枝が伸びてきます。生命力が高く元気に育つことから、「すこやか」という花言葉がつけられました。赤ちゃんやこどもの誕生祝いや母の日・父の日、開店祝い、開業祝いなど、お祝いのシーンでのプレゼントによく用いられます。永久の幸せ
「永久の幸せ」という花言葉は、ハート型の葉からつけられたと言われています。愛情や幸せを表す時によく用いられるハートの形は、風水的にも愛を象徴するものとされていて、人間関係の調和をもたらすとされていますよ。 親しい家族やパートナーへ、メッセージカードを添えて贈ってみましょう。夫婦愛
永久の幸せからもっとピンポイントに、「夫婦愛」という花言葉がつけられています。これは葉の形と風水の意味合いからきており、さらに原産地のウンベラータは樹高10mを越えるほど大きく育つためハートの葉が遠くからでも見つけやすいといわれています。遠くからでも見つけたい存在、末永く大切に築きたい夫婦の存在なんて、ロマンチックな花言葉ですね。ウンベラータの風水効果
ウンベラータは風水的にも縁起がいいと言われていますよ。生育旺盛で、ハート型の葉を室内のよく目につく場所へ置いておけば、運気が上がるそうです。ちなみにガジュマルも同じ効果があり、特に人との出会いに関係する方角や場所へ置いて、良い運気を取り入れてみましょう。恋愛運
ウンベラータの花言葉にもある通り、恋愛運アップの観葉植物としてよく知られています。尖った葉先の品種や丸い葉先の品種によって陰陽の気の違いはあるものの、ハート型の葉っぱが恋愛の象徴であるため、寝室へ置いてみたり玄関へ置いてみたりと効果が期待できますよ。また丸みのある葉っぱは人間関係を調和してくれるので、すでに良好な関係にある人との発展にも効果的です。出会い運
風水での運気アップは恋愛運だけではありません。色んな出会い運アップも期待できますよ。丸い葉が意味する調和は、人間関係だけではなく仕事や友人、物との良い出会い運をあげてくれます。今頑張っている仕事から派生してさらに良い職場や内容に恵まれたり、親しい友人とのつながりで相性の良い人と知り合えたりと、良い出会いを引き寄せたい方へおすすめしたい植物です。ウンベラータの平均寿命はどれくらい?
それでは、実際にウンベラータの平均寿命ってどれくらいなのでしょうか? 樹木であるウンベラータは数年ほど元気に育つと知られていますが、中には2、3年で枯れてしまったり10年以上育てていたりと株によっても違います。ここでは、平均寿命と寿命を延ばす育て方のコツについてご紹介します。一般的には10年以上成長する観葉植物
ウンベラータの平均寿命は、一般的に10年以上といわれています。原産地の熱帯アフリカでは生育旺盛で成長も早く、夏の間に20~30㎝も伸びてしまうことも。しかし同時に枯れ葉や病害虫であっという間にダメになってしまうこともありますので、生育環境と育て方に注意が必要です。ウンベラータの寿命を延ばす生育環境と育て方のコツを紹介
ウンベラータの寿命を延ばすために、どうしたらいいのでしょうか? 育て方が簡単で初心者にもおすすめの植物ですから、日当たりや風通し、ウンベラータに適した用土や水やりのタイミング、さらには日常のお手入れなど徹底的に解説していきます。どうぞ育てる参考になさってくださいね。ウンベラータの寿命を延ばす生育環境
ウンベラータの寿命を延ばす生育環境のポイントは大きく2点。それは高温多湿と半日陰の日当たりの良い場所です。熱帯アフリカは、平均気温が20℃以上の雨が多く降る環境です。直射日光がずっと当たる環境かとも思いますが、実は少し違います。日本でウンベラータを育てる場合、室内で育てる場合が多いため、室内で原産地と似た環境を維持する必要があります。生育環境のポイント①:ウンベラータは高温多湿を好む
生育環境のポイントのひとつめは、高温多湿です。日本はもともと湿潤な気候ですから、乾燥に気をつけていればウンベラータにとって育ちやすい環境を維持できますよ。冬は室内で最低でも10℃以上、夏場はベランダや庭の軒先、室内ではエアコンの風が直接当たらない場所で育てましょう。生育環境のポイント②:半日陰の日当たりの良い場所を好む
生育環境のポイントのふたつめは、半日陰の日当たりの良い場所です。アフリカだから直射日光も平気だと思われるかもしれませんが、一日中直射日光が当たると葉が黄色くなる葉焼けを起こします。葉焼けした葉は光合成しにくく、水分の調整もうまくいきません。レースのカーテン越しに日光が入ってくる窓辺や、木陰や建物の陰になる場所で育てると良いでしょう。ウンベラータの寿命を延ばす育て方のコツ
生育環境のポイントを知ったら次に気になるのは、寿命を延ばす育て方のコツです。寿命を延ばすためにはウンベラータが好む環境を整える必要があります。そのため日常の置き場所や水やり、土環境にも配慮が必要です。置き場所は日当たり、風通しの良い場所におく
ウンベラータに適した置き場所は、日当たりがよく、風通しの屋よい場所におくといいでしょう。屋内では日光が当たる窓辺や、屋外では風通しのよい軒下などがおすすめです。春から秋の生育期は屋外でも構いませんが、冬の寒さには弱いため11月頃から室内へ取り込みましょう。夏は直射日光に注意
夏は特に日光が強くなる季節です。夏の強い直射日光は葉焼けの原因になる可能性がありますので注意してください。午前中のみ直射日光が入ってくる場所では日光の調整ができ、病害虫の予防にもできますのでおすすめです。冬は窓から少し離れたエアコンの風が直接当たらない場所に置こう
生育がゆっくりになる冬は、吸水量も減り、葉が枯れ光合成の量も減ります。株が眠った状態に近くなりますので、温度を一定に保てる場所へ置きましょう。窓のそばは外からの冷気が当たりやすいため、窓から少し離れたエアコンの風が直接当たらない場所がおすすめです。水やりの方法は季節によって異なる
次に寿命を延ばす育て方のコツとして水やりが挙げられます。水やりは基本的に土の表面が乾いてからたっぷりと、鉢底から水が流れるくらいあげましょう。しかし、当然ながら休眠期のウンベラータに水やりすると、土の中が常に乾燥せず湿った状態になって根腐れなどの原因になります。季節ごとに水やりの頻度、水分量や方法を変えてくださいね。春〜夏の水やり:土の表面が乾いたらたっぷり
春から夏にかけてはウンベラータがどんどん成長する季節です。葉っぱや根っこがどんどん伸びていきますので、水分もたくさん欲しがります。そのため土の表面が乾いたらたっぷりと与えてください。頻度は乾いたら与えると覚えてくださいね。夏は気温が高くなり、乾燥しやすくなります。乾く前にたっぷりと与えて、水切れに注意しましょう。水分不足のサインは、葉が下に向き出したら。春よりも少し多めに与えるようにしましょうね。秋〜冬の水やり:根腐れを防ぐためにほぼ断水気味
秋から冬にかけては、徐々に水やりの頻度と量を減らして雪が降る頃にはほぼ断水気味で管理するようにしましょう。これはさきほどお伝えしたように、根腐れを起こしやすくなるからです。根の吸水量や酸素の取り込みが減る分、根が常に水に浸かったままですと窒息状態になり、根が黒く変色し悪化するとどろどろと腐ってきます。どうしても乾燥が気になる時は、霧吹きで葉へ水を与えると効果的ですよ。オールシーズン葉水は効果的
葉水は、オールシーズン効果的なお手入れ方法です。ウンベラータの葉っぱは大きいので、ほこりやゴミが溜まりやすく、これらを葉水で洗い流して健康な状態を保つことができるんですよ。株の寿命につながる大切なお手入れ、ぜひ取り入れてください。土は水はけの良いものを使う
ウンベラータが好む用土は、水はけがよく保水性の高いものです。市販の園芸用培養土や、ご自身で配合する時は赤玉土や鹿沼土など水はけのよい土を多めに配合するようにしてください。初心者さんで迷った場合は、元肥も入っている市販の培養土をおすすめします。 土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことで、コバエの発生を防ぐことが出来ますよ。肥料は夏に固形肥料を与えよう
肥料は与えなくても元気に育ちますが、与えた方が生長がはやくなります。夏に1回緩効性の固形肥料か、希釈した液体肥料を10日に1回与えてください。逆に冬は肥料焼けする可能性があるため、春になるまで肥料は不要です。ウンベラータが成長したら寿命を延ばすため新しい鉢へ植え替えを行う
ウンベラータが健康に育ってくると、枝が込み合ったり鉢の中で根詰まりを起こしたりと窮屈な状態になってきます。そのままにしておくと、株が弱り寿命が縮んでしまいますので、新しい鉢へ植え替えしましょう。寿命を延ばすためにも植え替えのタイミングや手順、準備するものなどをまとめました。成長の早いウンベラータにとって植え替えは重要
成長の早いウンベラータにとって植え替えはとても大切な管理です。鉢の中で根が回り、根詰まりという状態になってしまいます。そのため、環境にもよりますが1~2年に1度、ひと回り大きな鉢へ植え替えする必要がありますよ。 フィカス・ウンベラータの植え替え時期は生育期にあたる5~6月頃が最適です。寿命を延ばすために一回り大きな鉢でのびのび育てよう
なぜ一回り大きな鉢を用意するかというと、根っこが十分に土の中で成長できるからです。今まで6号の鉢を使っていたら、7号の鉢を準備するというように、一回り大きいという点がポイントです。あまり大きすぎると土の中で根がスカスカに伸びていき、弱ったり株を支えられずに倒れて枯れてしまうことがあります。 大きくしたくない場合は植え替え時に根っこを切れば、これまでと同じ鉢で育てることもできますよ。ウンベラータの植え替えのタイミング
先ほど少しお伝えしたように植え替えのタイミングは、5~6月がベストな植え替えのタイミングです。しかし、真夏の暑い時期を避ければ秋の9月頃まで植え替えすることが可能です。株が眠った状態の冬はダメージが回復しないまま枯れる可能性があるため、植え替えしないようにしましょう。ウンベラータの植え替えの方法
それでは具体的に植え替えの方法について確認していきます。植え替えに必要なものやあると便利なもの、植え替えの手順についてまとめました。植え替えに必要なもの
- 一回り大きな鉢(テラコッタや素焼き鉢など通気性の良いもの)
- 観葉植物用培養土
- 園芸用ハサミ
- 移植ゴテ
- 鉢底石
- 鉢底ネット
- 割りばしなどの棒
植え替えの手順
- 植え替えの前は水やりを控え、鉢の中を乾燥させておく
- 新しい鉢に鉢底ネットを敷き、鉢底石を底が見えなくなるまで敷く
- 鉢の3分の1ほど土を入れる
- 植えていた鉢から株をそっと取り出し、土をほぐしながら落とす
- 黒い根っこや腐って水気のある根をハサミで切り落とす
- 新しい鉢の中心にウンベラータを置き、周りに移植ゴテで土を入れる
- 割りばしなどの棒で土をざくざくと刺し、鉢の中に空洞が無いように整える
- 土を鉢のふちから2、3㎝下まで入れて、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりする
植え替えに使う鉢はどんなものを選んだらいいの?
手順を踏まえて気になるのはウンベラータに適した鉢の素材。通気性がよい素材を使えば、虫の繁殖や病気になりにくく、健康な状態を維持できます。また高さによっても適した素材が変わりますから、ぜひ参考にしてください。水分を調整しやすいプラスチック製のもの
ウンベラータは多湿な環境が好きな植物です。したがって水分量を調節しやすいプラスチック製のものが良いでしょう。しかしこれは、テーブルや棚へ乗るくらいの小さなサイズの場合。大きなサイズになると土中の通気性が悪いと根腐れや病気の発生にもつながります。大きいサイズの場合は通気性の高さを優先して、素焼き鉢やテラコッタなどを使うようにしてください。根を張るため、底が深いもの
また根張りをよくするために底が深めの鉢を準備してください。幹の高さと同じくらい鉢の中では根が伸びています。鉢が浅すぎると鉢底からすぐ根っこが飛び出してしまうので、深めのものを選ぶようにしましょう。伸びすぎたウンベラータは剪定することでより寿命を延ばせる
成長が早いウンベラータは剪定も大切な管理方法です。剪定で茂り過ぎた葉を減らし、風通しを良くしたり、幹の高さを調節することができますよ。剪定は初心者にとって、勇気のいる作業のひとつ。しかし自分の好みの高さに調節し、葉の枚数を調整することで寿命を延ばすことができます。剪定をするタイミング
まず株の状態をよく観察してみましょう。葉っぱが多くて幹が見えない様子や、他の葉を邪魔している時が剪定のタイミングです。ウンベラータは体質によって皮膚がかぶれやすいため、剪定する時はゴム手袋をしましょう。葉っぱが多くなったとき
古くなってきた葉や新しく生えた葉がたくさん生い茂ると風通しが悪くなります。葉で幹が見えないなと思ったら剪定のサインです。葉っぱが他の葉を邪魔しているとき
もう一つのサインが他の葉を邪魔している時です。特に春から秋にかけてびっくりするほどたくさん葉が茂ります。その中で、大きな葉の陰に重なっている小さな葉や近い場所から伸びた葉がわさわさと下や上の葉を邪魔しているものをハサミやナイフで剪定してください。 切れ味のよいハサミであれば株へのダメージも少なく、見た目もよいのでおすすめです。剪定をする時期
剪定に適した時期は、春から秋にかけての生育期がいいでしょう。生長旺盛なので剪定でダメージを受けてもすぐに回復し、新芽が出てきますよ。しかし夏は水切れや株が夏バテしていることもありますから避けましょう。剪定の方法
それでは剪定の方法について解説します。剪定に必要なものやあると便利なもの、手順などをまとめました。慣れれば簡単に剪定できますから、勇気を出してハサミを持ってみましょう。剪定に必要なもの
- 園芸用ハサミ
- ゴム手袋
- 消毒スプレー
剪定をする手順
- 重なった葉や枯れた葉を選ぶ
- 枝の付け根からハサミで切る
- 全体を見てバランスよくカットする
ウンベラータは葉っぱのトラブルを解決して寿命を伸ばそう
ここまでいかがでしたか? ウンベラータの育て方は観葉植物の中でも簡単なので、ぜひ日常の生育環境を整え、水やりや用土、植え替えなど育て方のポイントをおさえれば寿命を延ばすことができますよ。 ここではウンベラータのお悩みで特に多い、葉っぱのトラブルに関して解決法をご紹介します。ご自宅のウンベラータの状態をよく観察して、トラブルに合った対処法を見つけてくださいね。葉が黄色く変色する
ウンベラータのトラブルで多いのが葉が黄色く変色したというお悩みです。健康な葉の色は濃い緑色。黄色がかっていたり、葉の端が枯れ始めていたりていませんか?原因:日照不足
葉が黄色くなる原因は、日照不足です。つまり日当たりが悪く十分に日光を浴びていないということ。ウンベラータは日当たりのよい半日陰の環境を好みますので、日当たりが悪い玄関や室内に置きっぱなしだと株が弱ってきてしまいます。対処法:日当たりの良い場所に移動させる
対処法は、日当たりの良い場所に移動させることです。室内ならカーテン越しに一日中日が当たる窓辺や棚の上、屋外であれば午前か午後のどちらか日の当たる場所へ置いて様子をみてください。葉に茶色の斑点が出た
葉に茶色い斑点が出たというお悩みも多く聞きます。斑点は他に白いものもあり、どちらにしろ放っておくと、他の葉にも広がってしまうので見つけたらすぐに対処しましょう。原因:病気にかかっている可能性がある
原因はさまざまありますが、考えられるのがうどんこ病などの病気にかかっている可能性です。風通しが悪いと、葉と葉が密着し、じめじめした状態が続きます。病気が発生しやすい環境なので、常に風通しのよい環境のため定期的に剪定をしましょう。対処法:殺菌剤を散布する
病気にかかってしまったらまずは殺菌剤を散布しましょう。市販の殺菌剤で吹きかけやすいスプレータイプがおすすめです。特にうどんこ病などの病気は発生したらすぐに対処しないとあっという間に株全体へ広がるので注意してください。葉がしわしわ・下を向く
葉がしわしわしていてなんだか元気がない、もしくは完全に下を向いている時があります。屋内外関係なくよくあるトラブルです。元気な葉は表面がつやつやとして張りがあるため、もし葉がしわしわ、もしくは下を向いている場合はどういった原因があるのでしょうか。原因:水分不足
葉がしわしわする原因は水分不足。つまり水やりが足りずに水切れしています。夏に多いトラブルですが、冬もエアコンの風で乾燥して起きる場合もありますよ。何度も水切れしていると株が弱ってしまうため、水やりの頻度を変えてみてくださいね。対処法:水をたっぷり与える
対処法は水をたっぷり与えることです。鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えてください。与えてもすぐに葉が下を向いてしまう場合は、水やりの頻度を多くするといいですよ。葉がなくなった
葉が落ちてなくなってしまったことはありませんか? 案外こちらもよく聞くトラブル。特に寒い冬に起こりやすいトラブルです。葉がどんどん落ちてしまい、枝だけになってしまったなんてことも。原因:寒さ
原因は寒さによる落葉です。ウンベラータは暑さに強いですが寒さには弱い植物のため、窓辺からの冷気で葉が落ちてしまいますよ。しかし葉がなくなっても株は生きていますので、うまく冬越しすれば新芽がたくさんできますから、慌てずに対処しましょう。 そのため肌寒くなってきたら、屋外で管理していた人は暖かい場所に移動させるようにしましょう。また、冬場でもリビングなど常に暖かい場所で管理されているフィカス・ウンベラータは休眠に入らずにそのまま生長を続けることがあ対処法:室温が10℃以上の室内に移動する
対処法は室温が10℃以上の暖かい室内に鉢を移動させることです。寒暖差に弱いウンベラータ、肌寒くなってきたら屋外で管理していた方は室内に移動させましょう。また室内でも10℃以上の温度を一定に保つことで健康に冬越しできますよ。根腐れ
なんだか株の元気がない、葉がしおれている、触ると株がぐらぐらするなどの症状はありませんか? これらは根腐れの症状です。植え替え時に根が黒ずんでいる場合も根腐れになりますから、気づいたらすぐに対処しましょう。根腐れの原因:水の与えすぎ
根腐れの原因は、水の与えすぎです。多湿な環境を好むとはいえ、ずっと土や根が濡れている状態にあると根から酸素が吸収できずに腐ってしまいます。根の正常な機能を維持するためにも与えすぎないようにしてください。対処法:水はけの良い新しい土に植え替える
対処法は、水はけの良い新しい土に植え替えることです。水の与えすぎの他に土の水はけが悪くなっていることも十分にあります。根腐れした根を切り落として、新しい土に植え替えましょう。根詰まり
水やりをしようとしたら鉢底や表土から根が飛び出ていたり、植え替え時に根が鉢の中でいっぱいに広がり、株を抜きにくかったりすることはありませんか? これは根詰まりの症状です。根詰まりの原因:鉢がウンベラータの大きさに合っていない
原因は鉢がウンベラータの大きさに合っていないことが挙げられます。流通しているウンベラータの多くは、持ち運びしやすいよう小さな鉢で売られています。ほかにも成長して鉢の大きさよりもウンベラータが大きくなってしまった可能性もありますよ。対処法:新しい鉢に植え替える
対処法は、新しい一回り大きな鉢に植え替えることです。鉢が大きくなることで根張りもよくなります。もし同じ大きさの鉢に植え替えたい場合は、不要な根を切り落として植え直すといいでしょう。ウンベラータの寿命はどのくらい?長生きの方法やコツを徹底解説!まとめ
ウンベラータの寿命を延ばす育て方や植え替えの方法まで徹底的に解説しましたが、いかがでしたか? 管理がしやすくインテリアグリーンとしても定番のウンベラータを長く楽しむためにも、適切な管理が大切ですよ。 今回のポイントは- ウンベラータは熱帯アフリカ原産のクワ科フィカス属の常緑性高木
- 花言葉はすこやか、永久の幸せ、夫婦愛
- 風水的な効果は恋愛運アップ、出会い運アップ
- 平均寿命は10年以上
- 適した生育環境は高温多湿と半日陰の日当たりの良い場所
- 水やりは土の表面が乾いてから、冬は断水気味に管理する
- 水はけのよい土を好む
- 肥料は夏に緩効性の固形肥料を与える
- 定期的な植え替えと剪定を行う