カポックの葉が垂れる原因とは?復活方法から事前のケア方法まで解説

カポックの葉が垂れる原因とは?復活方法から事前のケア方法まで解説
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目次

皆さんはカポックを育てたことはありますか?カポックを育てていると「葉が垂れる」というトラブルに遭遇することがあります。大切に育てているカポックの葉が垂れてしまったら、どうしていいか慌てふためいてしまう人も多いのではないでしょうか。 そこでこの記事では、
  • カポックの葉は垂れても大丈夫?
  • カポックの葉が垂れる原因
  • カポックの葉が垂れてしまった場合の復活方法
などについてご紹介していきたいと思います。 この記事を読み進めながら、カポックの葉が垂れる原因と対処方法について理解を深めてくださいね。

観葉植物のカポック(シェフレラ)の葉が垂れるのは大丈夫なことなの?

カポック(シェフレラ)の葉が垂れるというトラブルは、カポック(シェフレラ)にとってダメージを受けてしまう現象なのでしょうか?葉を垂らすことでカポックが何を訴えているかを項目別にみていきましょう。

結論:葉が垂れるのはカポックに元気がないサイン

カポックの葉が垂れている現象は、カポックに元気がないというサインの表れです。カポックは大変丈夫な観葉植物ですが、様々な要因で葉が垂れて丸まってしまうこともあるため、日々の観察は欠かせません。毎日カポックの様子をしっかり観察し、いち早くカポックが出すサインをキャッチするように心がけてくださいね。

少しでも異変を感じたらすぐに対処することで復活できる

カポック(シェフレラ)のほんのわずかな異変を感じ、すぐに対処できたら、カポックをそれほど弱らせずに復活させられます。観葉植物は基本的に順応が早く強い植物ですが、小さな変化を見逃さないことでより元気に大きく育てられます。必ず最低一回は日課としてカポックを観察するようにしてください。

カポックの葉が垂れる原因と原因別の復活方法を徹底解説

それでは、カポックの葉が垂れる原因と原因別の復活方法にはどのようなものがあるのかを、徹底解説していきたいと思います。このまま読み進めて、カポックの葉が垂れる様子がみられた場合の対処方法をしっかり理解し、カポックを元気に育ててくださいね。

カポックの葉が垂れる考えられる原因

カポックの葉が垂れる要因として考えられるポイントには以下のものが挙げられます。それでは、各問題点ごとに解説していきましょう。

1.根に問題がある

カポックの葉が垂れる原因として考えられる問題に「」があります。根の要因というのは、根詰まり・根腐れのことで、根に問題が起こると根からスムーズに水分や養分を吸収できなくなるため、カポックの葉や茎に水分や養分が行き渡らずに葉に元気がなくなり垂れてしまいます。では、根詰まり・根腐れという症状別に詳しくみていきましょう。

根詰まり

根詰まりは、カポックを2年以上植え替えていない場合・鉢底から根がはみ出している場合にみられる症状で、鉢内がカポックの根で一杯になっている状態です。この状態を放置すると鉢内の水はけが悪くなり、水を与えても土に水が浸み込まないばかりでなく、根からスムーズに水分・養分を吸収できなくなるため、葉の元気がなくなってしまいます。

根腐れ

カポックを植えている土がしっかり乾かないうちに次から次へと水を与え続けていると、根腐れを起こしやすくなります。カポックは厚みのある葉っぱに多くの水分を蓄えられるため、乾燥気味で育てても十分元気に育ちます。特に生長期の過ぎた秋口に水を与えすぎると、一度に根腐れを起こしてしまう可能性が高いため注意が必要です。

2.日光不足

カポックは日当たりの良い場所を好むため、あまりにも日当たりの良くない場所で管理している場合、だんだん株が弱々しくなり、葉が垂れる状態になります。カポックを元気に色つやよく丈夫に育てるには日光が欠かせませんし、できるだけ風通しの良い所に置くことで光合成も活発になり株も丈夫に育ちます。

3.冬の寒さ

カポックは15℃以下になると生長が徐々に緩慢になり、水分を吸う力も弱くなります。カポックは寒さに比較的強い観葉植物といわれていますが、それでも冬の屋外での寒さには注意する必要があります。室内で育てている場合、窓際はかなり冷え込むため必ず室内の暖かい場所で管理するように心がけてください。カポックが冬の寒さにさらされると、葉に元気がなくなり垂れるという症状を起こす可能性が高くなります。

4.過度な乾燥

カポックは乾燥にも強い観葉植物ですが、真夏の時期に土がカラカラに乾いた状態が何日も続くと、過度の乾燥で葉が垂れることがあります。乾燥してもすぐに枯れてしまうことは少ないですが、あまりにも乾燥したまま放置されてしまうと、カポックの葉に貯めていた水分も使い果たし枯れていってしまいます。

夏のエアコンの風にも注意

夏のエアコンの乾燥した風が直接あたる場所にカポックを置くと、葉が傷んで垂れるという現象が起こります。エアコンの風は直接あたるとかなり冷たいため、冬に外気温に当たっているのと同等になるため注意が必要です。必ずエアコンの風が直接当たらない場所を選んで管理するように心がけてください。

冬の暖房も乾燥の原因

暖房の風がカポックに直接あたると乾燥から葉が垂れる現象がおこります。冬場の暖房に長時間当たる場所で管理していると、土・葉ともに乾燥しやすく、葉が落ちてしまうため注意する必要があります。乾燥気味になっているなと感じたら、葉水・加湿器などを上手に使って上手く葉を湿らせることが大切です。

5.病害虫の被害にあっている

カポックの葉の表面がベタベタしていたり、葉の色がなんとなく悪い状態で葉が垂れる時は、害虫による被害を受けている可能性が高いです。一見ただの汚れにしか見えないですが、実は害虫が住みついているという場合もあるため注意が必要です。特にカイガラムシの成虫は全く動かないため、しっかり観察しないと見逃してしまう可能性が高い害虫です。

葉が垂れる原因が【根に問題がある】場合の復活方法

ここからは各原因により葉が垂れる場合の復活方法について順にご紹介していきたいと思います。まずは「根に問題がある」場合の対処方法から項目別にみていきましょう。

根詰まりしている場合:春〜秋の暖かい時期に植え替える

カポック(シェフレラ)は生長が速いため、新芽が出て育つ春~秋の気温の暖かい時期に1~2年毎に必ず植え替えを行うことが大切です。現在育てている鉢より一回り大きい鉢に植え替えることで、根詰まりが解消され葉が垂れる心配もありません。植え替えを行うことで、より水分・養分を存分に吸収できるため、さらに元気に丈夫に育ってくれますよ。

根腐れしている場合:水やりの方法を見直す

カポックが根腐れを起こしている場合は、株や根が腐っている状態のため乾燥気味を心掛けて水やりを行う必要があります。何度もご紹介しているように、カポックの葉はぷっくりしており、そこに水分を貯められるため少しくらい乾燥していても問題ありません。

特に冬場の水やり方法を見直す

カポックの休眠期を迎える寒い冬の時期は、水をほとんど必要としていないため、土の表面が乾いてからさらに2~3日期間を開けて水やりするようにすることをおすすめします。鉢の受け皿に水が溜まっているとそれだけで根腐れの原因になってしまうため、必ず水を捨てることが大切です。成長期である暖かい時期と休眠期である寒い時期の水やりは、必ず変化をつけるように心がけてください。

根腐れすると高確率で枯れてしまうので注意が必要

一度カポックが根腐れを起こしてしまうと、高確率で枯れてしまうため注意が必要です。一度根腐れを起こした株は復活しないため、カポックの葉が垂れる場合は早急に根や株を乾燥させ植え替えを行うことが大切です。早期に発見出来たらその分カポックも復活する可能性が高くなります。

葉が垂れる原因が【日光不足】の場合の復活方法

次に「日光不足」の場合の復活方法を順にみていきましょう。カポックは耐陰性の高い観葉植物のため室内で育てられますが、一方で日光を好む性質をもっているため、定期的な日光浴が大切です。

半日陰に移動してあげる

カポックに日光が不足していると元気がどんどんなくなるため、半日陰の場所で管理するか、できるだけ定期的に日光に当てる時間を設けることが大切です。また春~夏の時期は屋外で育てることで株が元気に丈夫に育ちます。日光が好きだからと直射日光に当たる環境に置くと葉焼けを起こすため、程よい半日陰になる環境づくりを心掛けるようにしてください。

室内で育てている場合はエアコンの当たらないレースのカーテン越しなどの明るい場所に置く

カポックを室内で育てている場合は、エアコンの風が直接当たらないレース越しの半日陰になる所で管理することが大切です。室内の長時間日陰になる場所にカポックを置いておくと、光合成がしっかりできずに株が弱り、やがて枯れてしまうこともあるため、必ず明るい半日陰の場所で育てるようにしてください。

葉が垂れる原因が【冬の寒さ】の場合の復活方法

それでは葉が垂れる原因が「冬の寒さ」の場合、どのような復活方法があるのかを項目別にみていきたいと思います。カポック(シェフレラ)を冬の寒い風に当てるのはタブーなので注意して管理してくださいね。

外で栽培している場合は冷気に触れない室内に移動する

カポックは寒さに強い観葉植物で、0℃あれば冬越も可能とよく言われますが、冬に外でカポックを栽培している場合は冷気に触れないよう、室内に移動させて育てるようにしてください。寒い空気に触れると、葉が傷んだり変色したりするため注意が必要です。室内に移動させた場合でも、室内だから一安心にはならない注意点があるため、ポイントを押さえる必要があります。

窓の近くや玄関に置くのを避ける

カポックを室内に入れた場合、窓の近くや玄関は外気が直接入り込むため、大変寒くなる場所のため避けるようにしてください。室内に入れた場合も、温度のある昼間は窓際に置いて日光を当て、夕方以降は窓から離れた暖かい場所で育てるように心がけてください。

葉が垂れる原因が【過度な乾燥】の場合の復活方法

過度な乾燥」で葉が垂れる場合、どのような復活方法があるのでしょう?項目別にご紹介していきたいと思います。

土が乾いていたら水をたっぷりと与える

カポックは乾燥に強い観葉植物といわれていますが、過度な乾燥には耐えきれません。春~秋の成長期の水やりは、土の表面が乾いていたらたっぷり水を与えるようにしてください。また冬の休眠期の水やりは、基本的に水を与えなくても葉水を毎日こまめに行っておれば、それだけで冬越しができます。過度な乾燥には注意を払う必要がありますが、乾燥気味に育てる方がカポックには向いていることを理解しておいてください。

春〜秋の暖かい時期はこまめにカポックの状態を見て水やりする

春~秋の暖かい時期は、カポックも水分をたくさん吸収するため、状態に応じた水やりが大切です。カポックの新芽が育つ成長期に乾燥しすぎてしまうと枯れる恐れがありますし、空気の乾燥が気になる時は霧吹きなどで葉水を行い、水分補給を行うとともに害虫予防も併せて行うことをオススメします。

葉が垂れる原因が【病害虫の被害】の場合の復活方法

病害虫の被害」が原因で葉が垂れる場合の復活方法は、以下の通りです。それでは項目別に詳しく解説していきましょう。

カポックによく寄ってくるのはカイガラムシ

カポックによりついてくる害虫で一番多いのはカイガラムシです。カイガラムシは幼虫の時は動くため寄生していることが分かりますが、3㎜ほどの成虫になると白い綿毛のようなものをまとって硬い殻をもち動かないため見逃してしまうこともよくあります。駆除するのにベストなタイミングは、幼虫の間に見つけてそのまま専用の殺虫剤で駆除することです。

葉がベタベタしていたり葉の色が悪いのはカイガラムシかも

カイガラムシはカポックの葉や茎から吸汁し、成長していきます。カイガラムシを一匹見つけたらその時点で早期駆除をしないと、あっという間に大量繁殖してしまいます。カポックの葉がベタベタするのはカイガラムシの排泄物で、葉の色が悪いのはカイガラムシがカポックの樹液を吸っているためです。カイガラムシはカポックを栄養失調に陥らせたり、他の病気をうつしたりし、カポックが枯れてしまう可能性も高いため注意が必要です。

葉が白かったりする場合は違う害虫の危険性がある

カポックの葉が白くなっている場合は、カイガラムシ以外の害虫が付着している恐れがあるためしっかり観察するようにしてください。考えられる害虫はコナジラミ類で、全長3㎜以下の小さな害虫が葉の裏に寄生し汁を吸います。被害が進行すると葉緑素が抜け、葉が白っぽくなるのが特徴です。コナジラミは夜になるとカポックの葉の先端などに集まり動かなくなる習性をもっているため、このタイミングで殺虫剤などを散布して一網打尽にすることをおすすめします。

見つけたらすぐに綿棒やピンセットで取り除く

カイガラムシなどの害虫がカポックについているのを見つけたら、綿棒やピンセットなどを使い、すぐに取り除くようにしてください。早期発見・早期治療を行うことで、カポックを弱らせずに済みます。一匹いるとすぐに大量発生するのが害虫のため、一匹だけだからと安易に考えずに即退治するようにしてください。

葉が垂れるのを未然に防ぐ!カポックの育て方のコツ

ここからはカポックの葉が垂れるのを未然に防ぐ育て方のポイントについてご紹介していきたいと思います。項目別にまとめていくので、順に読み進めていってくださいね。

季節に合った水やりを心がける

カポックを上手に育てるには何といっても季節に合った水やりを心掛けることが大切です。カポックの成長期・休眠期に合った水やり方法を実践することで、根腐れなどの気を付ければ防げる病気からカポックを守れます。無駄な体力をカポックに使わせないためにも、季節に合った水やり方法をマスターしておいてくださいね。

生育期の春〜秋の水やり:土が乾いたら鉢底から水が出るまでたっぷり

春~秋の生育期の水やりは、土の表面が乾いたら鉢底から水が出てくるまでたっぷり与えることが大切です。鉢の受け皿に水が溜まった場合は、その都度水を捨てるようにしてください。もしそのまま放置しておくと、根腐れを知らないうちに起こしてしまう恐れがあるため注意が必要です。

休眠期の冬の水やり:土の表面が乾いてから数日後に与える

休眠期の冬の時期にカポックへの水やりを行うポイントは、土の表面が乾いてからさらに数日経過した後に水を適量与えるようにしてください。成長期のように鉢底から水が出てくるほどたっぷり与える必要はありません。休眠期の冬は、なるべく水を控えて乾燥気味に育てることが大切です。

定期的に葉水をしてあげる

カポックを元気に育てるためには定期的な葉水も大切です。葉水を行うことで乾燥から葉や茎を守れるほか、害虫を寄せ付けないという効果も得られます。害虫は水が嫌いな場合が多いため、常に湿っている葉や茎にはおのずと寄り付きません。是非葉水を定期的に行い、カポックを清潔に保つように心がけてください。

生育期には肥料を与えてあげる

生育期のカポックに肥料を与えることも元気に育てるための方法です。生育期に肥料を与えることで肥料の吸収力が高まり、より丈夫に育ちます。一方カポックの休眠期に肥料を与えると、肥料焼けを起こし最悪の場合枯れてしまうため、この時期に肥料を与えるのは避けてください。

5℃以下にならない風通しのいい場所で管理する

カポックは寒さに強い観葉植物といわれていますが、必ず5℃以下にならない風通しの良い場所で管理することが大切です。特に寒い冬の時期は、窓際や玄関などの冷気が直接入ってくる場所に置かないようにしてください。また夏のエアコンの風が直接あたる場所もカポックにとっては過ごしにくい環境なので、そのような場所を避けてカポックを冷やさないような環境づくりを心掛けることが大切です。

葉や枝が伸びすぎていたら剪定する

カポックの葉や枝が伸びている場合は、風通しが良くなるように剪定してください。カポックを剪定することで害虫が住みにくい環境を作れますし、風通しの悪さから病気を引き起こす可能性も下げられます。そのため、葉や枝が茂ってきたなと思ったら、こまめに剪定を行うようにしてください。

1〜2年に一度は新しい鉢に植え替えてあげる

カポックは良く成長する観葉植物のため、1~2年に一度は新しい一回り大きい鉢に植え替えるようにしてください。定期的に植え替えを行うことで、根詰まりや根腐れなどの病気からカポックを守れますし、植え替えを行う際に栄養剤を入れたり、剪定を行ったりも同時にできるため一石二鳥です。

植え替えに必要なもの

実際にカポックの植え替えを行う際に必要な道具をご紹介していきましょう。植え替えを行う際に剪定用の清潔なハサミを用意しておくことで、不要な葉・枝・根などを整えられるため便利です。植え替えを行う場合、用意しておくと困らない道具は以下の通りです。
  • 一回り大きい鉢
  • 新聞・ビニールシート
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 用土(観葉植物の土)
  • 割りばし
  • 切れ味の良い剪定用ハサミ
  • ジョウロ(柔らかい水が出るもの)
  • 栄養剤

植え替えの手順

それではカポックを実際に植え替える時の手順を順にご紹介していきます。カポックの植え替えはそれほど難しいポイントがないため、初心者の方も安心して取り組めます。以下の手順を順に読み理解を深め、カポックを植え替える際の参考にしてくださいね。
  1. 植え替えを行う数日前からカポックの水やりを控え、土の中までしっかり乾燥させておく
  2. カポックの土がしっかり乾燥していることが確認出来たら、新聞・ビニールシートを敷き、植え替え場所の準備を行う
  3. 新しい鉢の底にネットを敷き、その上に鉢底石を入れ、観葉植物の土と栄養剤を混ぜた土を入れていく
  4. カポックを鉢から取り出し、古い土を優しく取り除き、根が絡まっている場合は、根を傷つけないようにほぐす
  5. 不要な根や葉・枝がある場合はこの時点で剪定を行う
  6. 新しい鉢にカポックを植え、カポックの根の周りに隙間ができないように割りばしなどでしっかり土を詰めていく
  7. 鉢の縁を少し残して土をたっぷり入れられたら、水をしっかり与え、静かな場所で安静に管理する

カポックによくある葉が垂れる以外の葉のトラブルと対処法

ここからはカポックによく見られる葉が垂れる以外の葉のトラブルおよび対処法についてご紹介していきたいと思います。葉に起こり得るトラブルを知っておくことで、カポックの葉に異常がみられても慌てず対処できますよ。

葉っぱがふにゃふにゃになり丸まる

カポックは寒さと乾燥に強い観葉植物といわれていますが、育てている環境により葉っぱがふにゃふにゃになり丸まってしまうことがあります。どのような条件下にカポックを置いた場合、葉がふにゃふにゃになり丸まってしまうのでしょうか?考えられる可能性をご紹介していきます。

原因:日光不足の可能性がある

カポックを置いている場所があまりにも光量が少ない場所で日光不足の可能性が高い場合、葉がふにゃふにゃになり丸まってしまいます。カポックはやや光量が少ない玄関などの場所でも元気に育つからといって、あまりにも日に当てずに育てているとこのような症状を起こしてしまうため、必ず定期的に日に当てるように心がけることが大切です。

対処法:少しずつ日当たりの良い場所に移動してあげる

日光不足でカポックの葉がふにゃふにゃになり丸まってしまっている場合は、少しずつ日当たりの良い場所に移動させるようにしてください。今まで日に当たらない生活をしていたカポックを一気に日の当たる場所に連れ出すと、環境が違いすぎて葉焼けやストレスから一気に弱ってしまう恐れがあるため注意が必要です。

葉っぱがしなしなにしおれる

カポックの葉がしなしなにしおれる場合は、水切れがまず考えられます。水やりを忘れていたり、水を上手く吸い上げられない状態の場合、葉がしなしなになってしまう可能性が高いです。水切れでしなしなになっているだけなら、水を与えた翌日までには回復しますが、それでも回復しない場合は完全に枯れてしまった可能性が高くなります。

原因:真っ直ぐに伸びていない

カポックの葉がしなしなになる一番の原因は、カポックが鉢に上手く植わっていずに、真っすぐ伸びていないためです。カポックが鉢に対し垂直に植えられていない場合は、水の吸い上げられる量も減るため葉が水分不足に陥り、しなしなにしおれてしまいます。

対処法:鉢の中で方向を整えて植え直し、水やりと置き場所に気を付ける

カポックの葉がしなしなになっている場合は、鉢の中で方向を整えて植えなおし、水やりを行い半日陰になる場所で管理するようにしてください。カポックの葉はぷっくりしており、水をある程度溜めておくことができますが、この水も使い果たしてしまうと極度の乾燥状態になってしまうため、一度に葉がしなしな状態になり最悪の場合枯れてしまう可能性が高いため注意が必要です。

葉っぱが落ちる

カポックの葉が黒くなり落ちる場合は、根詰まり・根腐れを起こしている可能性が高くなります。見つけ次第、早急な対策を行い、対処することでカポックが復活してくれる可能性が高くなります。まずは原因を突き止めるところから始めるようにしてくださいね。

原因:根詰まりか根腐れを起こしている

カポックの葉が黒くなっている状態を発見したら、まずは根詰まりか根腐れを疑うようにしてください。もし今の鉢に植え替えてから1~2年経過しているのに植え替えを行っていない場合は根詰まりの可能性が高くなりますし、水やりを頻繁に行っていた場合は根腐れが考えられます。

対処法:根詰まりの場合は植え替え、根腐れの場合は風通しのいい場所で肥料を与えずに様子を見る

カポックの葉が黒くなる場合の対処法としては、根詰まりの場合は植え替えを行い、根腐れの場合は風通しの良い場所で肥料を与えず様子を見るようにしてください。いずれも一度鉢から出してみて、根の様子を観察した上で対処を行うことをオススメします。

葉っぱの色が薄い、黄色く変色している

カポックの葉の色が薄くなったり黄色く変色している場合は、根が上手く養分を吸収できていない可能性があります。また、害虫の被害を受けている場合も葉の色が薄くなったり黄色く変色したりします。水はけが悪い場合は根腐れを起こしている可能性も高くなるため注意が必要です。

原因:害虫の被害を受けている

カポックの葉の色が薄くなったり黄色く変色する場合は、害虫の被害を受けていることが多いため、カポックに害虫がついていないかを徹底的に調べる必要があります。もし害虫がついていることが分かった場合は、どの種類の害虫かを徹底的に分析し、その害虫に応じた対処の方法で除去するようにしてください。

対処法:見つけたらすぐに取り除き、葉水する

害虫によりカポックの葉が黄色く変色している場合は、害虫を一匹でも見つけたらすぐに取り除き、薬をカポック全体に撒くなどの対処を行うことで大量発生から免れます。また日ごろからこまめな葉水を行うことで、害虫を葉や茎に寄せ付けずに済むためおすすめです。

葉が茶色く枯れてしまっている

カポックの葉が茶色く枯れてしまっている場合は、根詰まり・寒さ・害虫・葉焼けが考えられますが、その中でも特に葉焼けによる変色の可能性が高くなります。真夏の直射日光が短時間でもカポックの葉に当たると、葉焼けを起こして葉が茶色くなり落ちていくため注意が必要です。

原因:直射日光による葉焼け

カポックは日当たりの良い明るい場所を好みますが、直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまいます。葉焼けとは、直射日光により葉が部分的に変色したり壊死したりする現象です。家の中で管理していても、真夏の直射日光が当たる場所で育てている場合は注意が必要です。

対処法:葉焼けした場所を剪定し、置き場所を見直す

カポックが葉焼けした場合は、葉焼けした葉を剪定して取り除き、置き場所を見直す必要があります。室内に置く場合は、窓際のレースカーテン越しの柔らかな光が当たる場所が適しています。また普段日光が当たらない暗い場所に置いているカポックを、急に日差しの強い場所に出すと一気に葉焼けを起こすため、徐々に日光に慣らしながら移動させていくように心がけてください。

【まとめ】カポックの葉が垂れる原因とは?復活方法から事前のケア方法まで解説

この記事ではカポックの葉が垂れる原因や復活方法・ケア方法について主に解説してきましたがいかがでしたか?
  • カポックの葉が垂れるのは、カポックに元気がないためである
  • カポックの葉に少しでも異変を感じたら即対処することが大切である
  • カポックの葉が垂れる原因として「根」「日光不足」「寒さ」「過度な乾燥」「害虫」が挙げられる
  • カポックの「根」に問題がある場合の復活方法は、植え替えや水やりで対処し様子を見る
  • 「日光不足」が原因の場合は、半日陰になる場所に移動させて様子を見る
  • 「寒さ」が原因の場合は、窓際や玄関を避けて冷気に当たらない場所で管理して様子を見る
  • 「過度な乾燥」が原因の場合は、こまめな葉水を行ったり直接エアコンの風が当たらない場所で管理して様子を見る
  • カポックの葉が垂れる原因が「害虫」の場合は、害虫を見つけたら早急にその害虫に合った方法で駆除を行い様子を見る
  • カポックの育て方のコツは、葉や枝が繁ったら剪定・季節に応じた水やり・1~2年に一度の植え替えである
ということが、この記事を読んで理解いただけたと思います。これらのポイントを押さえてカポックを育てることで、葉が垂れることもなく元気に丈夫にカポックを育て上げられることでしょう。是非、カポックを大きく立派に育ててくださいね。 最後まで読んでいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENでは、他にもたくさんの記事をご用意しておりますので併せてご覧ください。