ストレリチア・レギネ(極楽鳥花)の育て方!ケアの注意点まで解説

ストレリチア・レギネ(極楽鳥花)の育て方!ケアの注意点まで解説
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目次

鮮やかな花の色と独特な形が印象的なストレリチア・レギネという観葉植物をご存知でしょうか。観葉植物や鉢植えとしても人気のストレリチア・レギネは、南国風のしっかりとした緑の葉がお部屋に彩りを添えてくれます。観葉植物としての魅力が満載のストレリチア・レギネですが、育て方のポイントを覚えていないと枯れる危険性もあるかもしれません。 そこでこの記事では、
  • ストレリチア・レギネの特徴
  • ストレリチア・レギネの育て方①水やり
  • ストレリチア・レギネの育て方②肥料
  • ストレリチア・レギネの育て方③置き場所
  • ストレリチア・レギネの植え替え方法
  • ストレリチア・レギネを地植えするときの注意点
  • ストレリチア・レギネの増やし方
  • ストレリチアの種類
  • レギネとオーガスタの見分け方
以上のポイントを中心に解説していきます。 ストレリチア・レギネの大きく広がる緑色の葉は、お部屋に置いてもマイナスイオンをたっぷりと出してくれそうな雰囲気がありますね。この記事では、育て方のポイントだけでなくストレリチアの種類や、レギネとよく似ているオーガスタとの見分け方も解説していきますので、個性的で丈夫な観葉植物をお探しの方はぜひ最後まで記事を読んでみてください。

ストレリチア・レギネの特徴

まずはストレリチア・レギネの特徴についてご紹介していきます。亜熱帯アフリカなどの暖かいエリアが原産のストレリチア・レギネは葉や花もエキゾチックで、お部屋の雰囲気をガラッと変えてくれるような存在感が魅力です。

和名は極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)

ストレリチア・レギネの和名は極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)です。あまり耳にしたことのない和名かもしれませんね。これはストレリチア・レギネの花が鮮やかなオレンジと青い花弁をもち、まるでパプアニューギニアに生息する極楽鳥をイメージさせたことからつけられた名前です。

 長い楕円形の葉っぱが特徴的な観葉植物

バショウ科ストレリチア属に分類されるストレリチア・レギネは、長く楕円の形をした大きい葉っぱが特徴的な観葉植物です。常緑の多年草なので、冬場でも適温の元であれば青々とした葉を茂らせてくれます。根元からしっかりと伸び上がった葉は、うっすらと光沢がありつやつやと輝くのも特徴です。

ドライフラワーとしても人気

ストレリチア・レギネは切り花やドライフラワーとしても人気の植物です。切り花として園芸ショップやフラワーショップで販売されているストレリチア・レギネは、一本でも充分に存在感を発揮してくれる花材でお値段も少し高い特徴があります。せっかく購入したストレリチア・レギネですから、ぜひドライフラワーとしても楽しんでみてはいかがでしょうか。

大きさは30cmから1.5mまで成長する

ストレリチア・レギネは30㎝ほどの大きさから1.5mまで成長する観葉植物です。最初は小さくても、太陽の光を浴びて大きく成長しますので大きめの観葉植物としても人気が高まっています。成長速度も速く、それなりの大きさに成長するまでにそれほどの時間がかかりません。

耐寒性と耐暑性にすぐれている

熱帯エリアが原産のストレリチア・レギネですが、意外にも耐寒性があり耐暑性も高いのが特徴です。冬越し出来る温度は5℃~3℃なので、暖かいお部屋の中で管理していれば冬に枯れてしまうこともないはずです。耐暑性が高いので、夏場はお部屋の中だけでなく屋外でも管理することができます。

ストレリチア・レギネの花言葉

ストレリチア・レギネにはいくつかの花言葉がつけられています。いずれもおしゃれな花言葉ばかりですので、ストレリチア・レギネを花束にいれて大切な方に贈ってみてはいかがでしょうか。

花言葉は「輝かしい未来」や「寛容」

ストレリチア・レギネには「輝かしい未来」や「寛容」というポジティブな花言葉がつけられています。ストレリチア・レギネの上に手を広げたように伸びる葉や、光沢のある見た目はまさに「輝かしい未来」を連想させますね。また、初心者にも育てやすい丈夫な特徴から「寛容」という花言葉が選ばれました。

鮮やかな色から連想され「気取った恋」という意味もある

ストレリチアのエキゾチックな鳥にも似た鮮やかな花色からイメージされた「気取った恋」という花言葉もつけられています。気取って歩く南国の鳥のような印象をストレリチア・レギネから感じ取ったからなのでしょうか。

プレゼントや贈り物として人気

そんな素敵な花言葉が付けられたストレリチア・レギネは、贈り物として人気の高い植物です。個人的な贈り物としてだけでなく、スタイリッシュな花はビジネスシーンでも存在感を発揮してくれるのではないでしょうか。オフィシャルな贈り物としても、ストレリチア・レギネは役立っています。

ストレリチア・レギネの風水的意味

ストレリチア・レギネに期待できる風水効果として、「人間関係の改善」「金運アップ」「子宝運アップ」が挙げられます。それぞれについて、詳しくご紹介していきましょう。

人間関係の改善

ストレリチア・レギネは上向きのしっかりとした葉をつける特徴があります。上向きの葉は気分を上げてくれるとともに、良い気を引き寄せてくれると期待されているのです。良い気がもたらされた効果として、人間関係の改善も期待できると考えられています。

金運アップ

長く楕円形の形をもつストレリチア・レギネの葉は小判を連想させたため、金運アップに良い影響を及ぼしてくれます。金運アップの効果も期待できるストレリチア・レギネは、お部屋やお家の西側に飾るとさらに良い効果を引き寄せてくれると考えられています。

子宝運アップ

ストレリチア・レギネの丸みを帯びた葉は女性的な雰囲気も感じさせてくれるため子宝運アップの効果も期待できます。結婚祝いや新居に引っ越した夫婦などのお祝いにストレリチア・レギネを贈ってみるのも素敵ですね。

ストレリチア・レギネの育て方【水やり】

では、ストレリチア・レギネを元気に育てるためにどのようなポイントに注意すれば良いのでしょうか。まずは、最も重要な水やりについて解説していきます。

水やりは与えすぎないように土の表面がしっかり乾燥してからする

ストレリチア・レギネは厚く、しっかりとした葉をもつので乾燥に強い特徴があります。水やりをするときは、与えすぎないように土の表面がしっかり乾燥してから与えるようにしましょう。夏場は土が乾きやすいので、定期的に土の状態をチェックしてあげましょうね。また、受け皿にたまった水は水やりの後に捨てるようにしましょう。

葉水をして乾燥せないようにする

ストレリチアは乾燥に耐えることができますが、葉を瑞々しく保つために霧吹きで葉水をしてあげるのがおすすめです。定期的な葉水は乾燥を防ぐことができますし、病害虫の予防やホコリの洗浄にもなります。

冬越しは水やりを控えて葉水は続ける

ストレリチア・レギネの冬場の水やりは控えめに与えるように心がけましょう。冬場は休眠期に当たりますので、水分の吸収も鈍くなってしまいます。土がしっかりと乾いてから数日空けて、水やりを行うようにしましょう。水やりを過剰に行うと根腐れを引き起こしてしまうことがあるので注意が必要です。定期的な葉水は冬場も行うようにしましょう。

ストレリチア・レギネの育て方【肥料】

ストレリチア・レギネの育て方における二番目のポイントとして、肥料の与え方についてご紹介します。基本的にはストレリチア・レギネはたくさんの肥料を必要としない観葉植物だと覚えておきましょう。

春から秋の間は月に2~3回液肥をあげる

生育期の春から秋の間は月に2,3回ほど液肥を与えましょう。緩効性の置き肥でも代用できます。たくさんの肥料を与えなくても元気に成長してくれますので、記載の容量を参考に控えめに与えるようにしましょう。

真夏などの暑い日は成長がストップするので肥料を控える

梅雨明けから真夏にかけての暑い日は、ストレリチア・レギネの成長もストップしてしまうので肥料は与えないようにしましょう。過剰な肥料によって根が傷んで根腐れに移行してしまう危険性もあります。暑い季節に残った置き肥はしっかり回収しておきましょう。

ストレリチア・レギネの育て方【置き場所・管理】

ストレリチア・レギネの育て方の三番目として、置き場所や管理場所について解説してきます。観葉植物として育てやすいストレリチアは耐陰性があり、屋内でも育てることはできますがきれいな葉っぱをたくさん伸ばさせるために、適切な置き場所があるのです。

日当たりのよい所に置く

ストレリチア・レギネは日当たりのよい場所を好みますので、春から秋にかけては積極的に屋外に出して日光浴をさせてあげましょう。生育期に十分な太陽の光に当たっていれば、株も強くなりさらに良い葉を伸ばしてくれるはずです。また、花の付きも良くなりますので、ストレリチア・レギネの特徴的な花も見ることができるのではないでしょうか。

夏場は葉焼けを避けるために遮光しながら日光に当てる

日光が大好きなストレリチア・レギネですが、強い直射日光に当たり続けてしまうと葉焼けのトラブルを引き起こしてしまうことがあります。そのため、日差しの強くなる夏場は遮光しながら日光に当てるようにしましょう。

ストレリチア・レギネの植え替え方法

この項目ではストレリチア・レギネの植え替え方法をご紹介します。ストレリチア・レギネは成長速度の速い観葉植物ですので、定期的な植え替えが欠かせません。生育期の5月~7月に入ったら植え替えの作業を行うようにしましょう。

鉢が耐えられなくなる前に植え替える

ストレリチア・レギネは成長速度が速いので、たっぷり水を与えて育てているとそれほどの時間が経たないうちに鉢の中の根がいっぱいになってしまいます。そのまま放置していると鉢が耐えられなくなって、割れてしまうこともありますのでその前に植え替えが必要です。また、購入してから2年ほど経ったら植え替えを行うタイミングだと考えてよいでしょう。

用意するもの

まずは植え替えに必要なものについてご紹介します。お家にあるもので代用できるものは改めて購入する必要はありませんよ。ここでご紹介した以外にも、おしゃれな鉢植えカバーをつけて個性を出したりするのもおすすめです。

ホームセンターなどで販売されている今より一回り大きい鉢

現在、ストレリチア・レギネが植えられている鉢よりも一回り大きい植木鉢を用意しましょう。ホームセンターや園芸ショップなどで販売されているプラスチックや陶器のもので構いません。プラスチックの鉢は扱いやすいメリットが、陶器鉢はおしゃれで重さがあるので倒れにくいメリットがあります。

肥料が含まれていない中性の培養土

肥料が含まれていない中性の培養土は、成分を見て確認しても良いですし粗めの観葉植物専用土でも大丈夫です。もしくは、赤玉土に腐葉土と川砂を混ぜ込んだものでも代用できます。ホームセンターで販売されていますので、他の用品とあわせて購入しておきましょう。

鉢の底の穴を防ぐための鉢底網

植木鉢の底にある排水の穴をふさぐための鉢底網は、金目のものでもプラスチックのものでも大丈夫です。また、鉢底ネットでも代用することができますよ。

水はけを良くするための鉢底石

土の水はけを良くするために、鉢の底には鉢底石を入れます。重さが気になる時は、大きめの軽石などでも大丈夫です。

液体タイプの肥料

液体タイプの肥料は植え替えが終わった後に使います。水で薄めて使うタイプのものやそのまま使えるものなどいくつかの種類があります。

植え替えの手順

次に植え替えの手順について解説していきます。それぞれの作業は難しくありませんので、基本的なポイントを守って順番通りに行っていきましょう。

1.古い鉢から株を引っこ抜く

まずは、古い鉢から株を引っこ抜きましょう。ストレリチア・レギネは比較的しっかりとしている苗なので、ある程度の力で引っ張っても大丈夫なはずです。根が張り過ぎて引き抜けない時は、無理をせず鉢を割って壊してしまう方法もあります。

2.土を振り落とす

ストレリチア・レギネの根元を持って古い土を振るい落とします。根にしっかりと絡んでしまっている土は無理に取らなくても大丈夫ですが、余裕があればピンセットなどで丁寧に落としていきましょう。

3.変色した根を切り整理する

黒や茶色に変色した根を切り、少し量を整理します。ストレリチア・レギネは根の成長速度も速いので少し少なめになるように切ってしまっても問題ありません。

4.鉢底に網を敷く

新しい鉢の鉢底に網を敷きましょう。ズレないように位置を調整して、鉢底穴から土が漏れ出ないようにします。

5.鉢底網の上に鉢底石を2~3cmいれる

鉢底網がずれないように注意しながら上に鉢底石を2~3㎝ほど入れていきます。入れすぎると重くなってしまうので気を付けましょう。

6.鉢底石の上に用土を2cmいれる

鉢底石の上に中性の培養土をまず、2㎝ほど入れます。平らになるように入れた後に、トントンと鉢底を地面に打ち付けるとしっかりとならされるはずです。

7.株を置いて倒れないように周りに土をいれる

根を整理したストレリチア・レギネの株を鉢の中心において倒れないように押さえながら周りに土を入れていきましょう。最後に根元を軽く押さえて苗がぐらつかないように土で固定します。

8.バランスが良くなるように葉を剪定する

全体のバランスが良くなるようにストレリチア・レギネの葉を剪定しましょう。カットした葉はそこから新しい葉が出てくることはないので、なるべく根元からカットしましょう。傷んでいる葉や変色している葉を中心に剪定を行います。

9.水をあげて底からしっかり抜けているか確認する

最後に、水をたっぷりと与えて底から排水されているか確認しましょう。鉢受け皿に排水された水は蒸れの原因になるので、忘れないように捨てるのがポイントです。

ストレリチア・レギネを地植えする時の注意点

ストレリチア・レギネはしっかりとした葉をつける丈夫な観葉植物ですので、地植えで育てみたいと考える方も多いかもしれませんね。耐寒性が比較的あり、耐暑性もあるストレリチア・レギネは地植えに向いている植物なのでしょうか。

ストレリチアが耐えられるのは3℃まで

ストレリチア・レギネが耐えられる寒さは3℃までです。それ以下の温度に下がってしまうとすぐに枯れてしまうこともあるので注意しましょう。できれば冬でも5℃くらいまでしか下がらないような場所が良いですね。ストレリチア・レギネを地植えにするときは、お住まいの地域の冬場の最低気温をチェックしておきましょう。

新芽の時はとくに敏感

ストレリチア・レギネが新芽をつけている春先は特に温度の差に敏感です。そのため、購入してすぐに地植えにして温度変化を与えてしまうようなことは避けるようにしましょう。また、小さい苗の場合も耐寒性が低くなってしまいますので地植えするときはある程度の大きさまで屋内で育ててからにしましょう。

日当たりの良い場所に置く

ストレリチア・レギネは太陽の光を好む植物ですので、日当たりの良い場所に地植えをするようにしましょう。太陽の光がたっぷりと当たれば根をいっぱいに伸ばし大きく成長するとともにたくさんの花をつけてくれるという地植えならではのメリットもあります。一度、地植えしてしまうと場所を移動できないので、日当たりの良い場所を選んで植えるようにしましょう。西日には弱い特徴があるので西側は避けます。

冬の北風に当たると枯れる

冬の乾燥した北風に当たってしまうとストレリチア・レギネは枯れてしまう危険性があります。風が強い冬場は囲いやカバーをしてあげたり、ネットやビニールハウスなどで風を避けてあげるように工夫しましょう。北側に壁や塀、家屋があるような場所でも良いですね。

屋外での冬越しが心配な場合はビニールハウスなどで覆う

屋外に地植えしたものの、冬越しが心配という方はビニールハウスなどで覆ってしまう方法も取ることができます。ビニールハウスの中は暖かいので、風を防ぐとともに温度を上げてくれる効果も期待できるのです。暖かくなったら、蒸れる前にビニールハウスは撤去しましょう。

ストレリチア・レギネの増やし方

ストレリチア・レギネはしっかりとした葉をもっているものの、途中からカットしてしまうとその場所からは新芽や葉が新しく伸びることはありません。その為、ストレリチア・レギネを増やす時は株分けの増やし方がおすすめです。

株分けをすることで増やせる

ストレリチア・レギネの増やし方としておすすめの株分けは苗をコンパクトにできるとともに、成長をあまり妨げることのないメリットがあります。この項目ではストレリチア・レギネの株分けの方法についてご紹介していきましょう。

1.植え替えの手順の1〜2をする

まずは、植え替えの手順でご紹介した1~2を行いましょう。株分けの際はなるべく古い土を落とすようするのがポイントです。

2.葉や茎の生えぎわを広げて切り分ける

葉や茎の生えぎわを広げるとどこで切り分ければ良いのかわかりやすくなるはずです。なるべく同じようなサイズになるように調整して根元でカットしましょう。株分けに使うハサミは新品か消毒した清潔なものを用いるようにしましょう。

3.新しく用意した鉢の底穴に鉢底ネットを被せて鉢底石を敷く

新しく用意した鉢の底穴に鉢底ネットをかぶせて、ずれないようにしながら鉢底石を入れましょう。鉢底石は2㎝~3㎝の目安で入れるのがポイントです。

4.鉢全体の1/3まで用土をいれる

鉢の全体の1/3くらいまで用土を入れましょう。使う用土は植え替えの際にご紹介した中性の培養土が適しています。

5.それぞれの中心に切り分けた苗をいれる

新しい鉢と古い鉢のそれぞれに新しい用土を入れて準備をしたら、中心に切り分けた苗を入れます。根を押さえつけすぎないように気を付けながら入れるようにしましょう。

6.鉢の縁から2~3cm残して用土をいれる

苗の周りに用土を入れていきます。鉢のふちから2~3㎝くらい残して用土を入れましょう。ふちのギリギリまで入れてしまうと、土がこぼれてしまう可能性があります。

7.最後にたっぷり水をあげる

最後にたっぷりと水を与えましょう。ふちから2~3㎝ほど残して用土を入れているので水やりの際に水がゆっくりと吸収されるはずです。しっかりと根付くまでは風通しの良い、直射日光が当たりすぎない場所で管理します。

ストレリチアの種類

日本で現在、流通しているストレリチアは4種類あります。それぞれが南国風のしっかりとした葉をつけますが、特徴に個性もありますので解説していきましょう。

レギネ:コンパクトで狭いスペースでも育てやすい

レギネはストレリチアの中でも最もポピュラーな品種で、日本で流通している切り花のストレリチアはほぼレギネだと思っても良いでしょう。レギネの特徴はコンパクトでアパートやマンションでも育てやすいサイズであること、初心者にも育てやすいことが挙げられます。

ニコライ:大きくて丸い葉っぱを持つオーガスタ

ニコライ(オーガスタ)は大きく丸い葉っぱを持つ特徴があります。ニコライ(オーガスタ)は今回、ご紹介したレギネと非常に似た見た目をしていますので後の項目で違いを詳しく解説していきます。オーガスタは自生地では5mから6mほどの大きさに成長するとても大きな観葉植物です。日本の気候でも3mほどまでは成長するので、大きめのインテリアとしても人気が高い植物です。

ユンケア(ジャンセア):針金のように長い葉っぱが特徴的

ユンケアは針金のように長く特徴的な葉をつける品種です。葉が広がることはないので、他のストレリチアとは見た目に大きな違いがありますね。日光を好む性質があるので、ユンケアはなるべく太陽の光が当たる場所で管理するようにしましょう。

パルビフォリア:葉っぱがスプーンの形に広がる

葉っぱがスプーンの形に広がる珍しい品種であるパルビフォリアは、レギネとユンケアを掛け合わせたような特徴をもっています。スプーン状の葉っぱはユニークでおしゃれなインテリアとして存在感を発揮してくれるでしょう。

よく似ているレギネとオーガスタの見分け方

ストレリチア・レギネは似た見た目をもつオーガスタと混同されることがあります。どちらとも大きく言えば、ストレリチア属の仲間ですがレギネとオーガスタには言分けるポイントがいくつかありますので、最後にこの項目でご紹介しましょう。

花の色の違いで見分ける

一番目のポイントとして、花の色で見分ける方法があります。レギネの花が鮮やかなオレンジ色なのに対して、オーガスタの花は薄い青みがかった白い花を咲かせるのです。オーガスタはなかなか花を咲かせることのない品種として有名なので、花が見たい時は太陽の光にたっぷり当てて大きく成長させてあげましょう。

樹丈のサイズで見分ける

ストレリチア属の中でもそれぞれ異なった樹丈をもつレギネとオーガスタ。日本の気候でも、オーガスタは2mから3mほどの高さに成長します。対して、レギネは最大でも1.5mから2mほどの大きさまでしか成長しませんので、お部屋の中で育てるのにも適した観葉植物といえるでしょう。

レギネの方が成長速度が遅い

レギネの方が成長速度が速く、楕円形の緑がかった葉をしっかりと伸ばす特徴があります。樹丈の高さだけでなく、オーガスタの方が葉のサイズも大きいので見比べてみると違いがわかるのではないでしょうか。レギネは樹丈はオーガスタほど大きくはなりませんが、成長速度が速く根詰まりを起こしやすいので定期的な植え替えが必要です。

【まとめ】ストレリチア・レギネ(極楽鳥花)の育て方!ケアの注意点まで解説

いかがだったでしょうか。 極楽鳥花と呼ばれるストレリチア・レギネは珍しい見た目に反して初心者にも育てやすく丈夫な観葉植物です。素敵な花言葉や風水効果をもっていますので、プレゼントや切り花を花束にしても喜ばれています。今回、ご紹介したポイントを参考にストレリチア・レギネを育ててみてはいかがでしょうか。 この記事のポイントは以下の通りです。
  • ストレリチア・レギネは亜熱帯地方が原産の観葉植物で耐寒性と耐暑性、耐陰性がある
  • ストレリチア・レギネの水やりは控えめに、土の表面が乾いたら与えることを心がける
  • ストレリチア・レギネの肥料はほとんど必要なく、液肥や緩効性の置き肥を与える
  • ストレリチア・レギネの置き場所は太陽の光がたっぷりと当たる場所
  • ストレリチア・レギネの植え替えは2年に一度の目安で春から秋の生育期に行う
  • ストレリチア・レギネを地植えするときは3℃以下に下がらない地域で北風に当たらない場所に植える
  • ストレリチア・レギネの増やし方は株分けがおすすめ
  • ストレリチアには4種類の品種が流通している
  • レギネとオーガスタの見分け方は花の色や葉の大きさ、樹丈などで違いがわかる
ストレリチア・レギネは乾燥に耐えることができ、耐寒性も耐暑性も高いのであまり枯れることがなく初心者に向いた観葉植物です。珍しい花を咲かせるためにたっぷりと光に当ててあげること、乾燥気味に育てることが育て方のポイントです。スタイリッシュなインテリアグリーンとして、ストレリチア・レギネを育ててみてはいかがでしょうか。 最後まで記事を読んでいただいてありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENにはほかにもたくさんの記事を用意しておりますので、ぜひご覧ください。