ワイヤープランツの増やし方を紹介!増やした後のケア方法まで解説

ワイヤープランツの増やし方を紹介!増やした後のケア方法まで解説
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目次

皆さんはワイヤープランツの増やし方について知っていますか?ワイヤープランツとは、細く茶色いワイヤー(針金)のような茎がとてもおしゃれな葡萄性常緑小低木です。そんな観葉植物があるなんて初めて知ったという方も多いと思います。 そこでこの記事では、
  • ワイヤープランツの増やし方
  • 「挿し木」「水挿し」「株分け」でワイヤープランツを増やす方法
  • 「挿し木」「水挿し」「株分け」でワイヤープランツを増やすために必要なもの
  • 「挿し木」「水挿し」「株分け」でワイヤープランツを増やすための手順
などについてご紹介していきたいと思います。 この記事を読み進めながら、ワイヤープランツを元気に増やすためのベストな方法について理解を深めてくださいね。

ワイヤープランツの増やし方

まずはワイヤープランツの増やし方にはどのような方法があるのかというところからご紹介していきたいと思います。項目別に分かりやすく解説するので、順に読み進めていってくださいね。

増やし方には3つの種類がある

ワイヤープランツを増やすには、以下の3つの増やし方があります。ワイヤープランツとは、タデ科・ミューレンベッキア属に分類される観葉植物で、ツルと呼ばれる長い茎をのばし、鉢の縁から無数に垂れ下がる様子が特徴的です。とても成長するため、よく茂ることでも知られています。

初心者でも簡単な挿し木

ワイヤープランツの挿し木での増やし方は、初心者でも簡単な方法です。挿し木とは短く切ったツルを土に挿して増やし育てる方法で、ワイヤープランツの成長が活発な5~6月に行います。作業手順が簡単で成功率も高いため、初心者でも気楽に取り組める方法として良く知られています。

オシャレに飾れる水挿し

ワイヤーププランツの水挿しでの増やす方は、挿し木が土を使って増やすのに対し、水挿しは水だけで苗を育てていきます。こちらも挿し木同様、5~6月に行うことをおすすめします。水挿しで増やすメリットは、根の映え具合が一目瞭然で確認できますし、室内でのインテリアとしておしゃれに飾りながら増やしていくのもおすすめです。

すぐに飾れる株分け

ワイヤープランツの株分けという増やし方は、ワイヤープランツをいくつかに切り分け、それぞれを苗として育てる方法のため、すぐにインテリアとして飾れます。切り分ける時に根がついているため、すぐ土に定着し、しっかり育つまで短時間で行えるため失敗がすくない増やし方です。ただし湿気には弱いため、梅雨入り前の4~5月に行うようにしてください。

条件ごとにおすすめの増やし方がある

ワイヤープランツを増やしたい条件がある場合、それぞれの条件に見合った増やし方を行うことでスムーズに増やしていけます。それでは各項目別にワイヤープランツのおすすめ方法について順にご紹介していきたいと思います。それぞれの方法を理解し、ベストな方法でワイヤープランツを増やしてくださいね。

挿し木は鉢などに植えたいときにおすすめ

ワイヤープランツを挿し木で行う増やし方は、鉢などに植えて育てたい時におすすめの方法です。土を入れた鉢に下葉を取った10㎝弱のワイヤープランツをグラグラしないように挿して育てるため、そのまま鉢植えで大きく育てられるため、成長後も鉢植えで育てたい人にピッタリな増やし方です。

水挿しは小さくたくさん増やしたいときにおすすめ

ワイヤープランツを水挿しで増やし、そのまま発根させて育てる方法は、小さくたくさん増やしたい時におすすめです。ただし水温の急激な低下を避け、直射日光に当たらない環境で育てていくことが大切なポイントであるため、窓際に置きにくい観葉植物ということを知っておいてください。

株分けは地植えなど大きく育てたいときにおすすめ

ワイヤープランツを株分けで増やす場合は、ゆくゆくは地植えを行い大きくしっかり育てたい場合におすすめの増やし方です。株分けのベストなタイミングは、4~5月のワイヤープランツを植え替える時期で、植え替えと同時に行うことでワイヤープランツに負担をかけなくて済みます。ワイヤープランツは生育が旺盛のため、根詰まりを起こしやすい観葉植物のため、必ず1~2年に一度は植え替えを行う必要があります。

「挿し木」でワイヤープランツを増やす方法

それでは挿し木」でワイヤープランツを増やす場合のポイントについて項目別にご紹介していきたいと思います。チェックすべき点を押さえ、ワイヤープランツを挿し木で上手に増やしてくださいね。

時期は成長が活発な5~6月の間にする

ワイヤープランツの挿し木を行うベストな時期は、成長が活発な5~6月の間です。ワイヤープランツの茎は細いため、一見すると難しそうに思いますが、実は成功率が高い方法です。ワイヤープランツの枝やツルを切り取り、発根させて増やしていく挿し木という方法に挑戦してみてください。

作業が簡単でやりやすい

挿し木の方法は作業の手順が簡単で、実践しやすいことでも良く知られています。挿し木したツルから新しい芽が見えて来たら、根もしっかり生えてきている証拠です。新芽が出て来たら観賞植物用の土を準備し、新しく育てていく用の鉢に植え替えを行うようにしてください。

「挿し木」でワイヤープランツを増やすために必要な物

ここからは挿し木」でワイヤープランツを増やすために必要な物について順にご紹介していきます。しっかり準備を行い、万全の体制で挿し木に挑戦してくださいね。

ワイヤープランツのツル約10本

挿し木のもととなるワイヤープランツのツルを約10本用意します。この時、必ず元気なツルを選ぶようにしてください。枝のように硬くなったツルを15㎝ほどの長さに切り分け、約10本用意出来たら最初の準備はバッチリです。これらの10本のツルを土に挿すとき、輪ゴムで束ねて挿す必要があるため、輪ゴムの用意も忘れずにしておいてください。

ツルを切るための剪定ばさみ

ツルを切るための剪定ばさみは、必ず清潔な剪定ばさみを用意するようにしてください。もし様々な細菌が付いている剪定ばさみを使ってしまった場合、ツルの切断面に細菌が付着し、そこから腐っていく可能性が高くなり挿し木の失敗に終わってしまいます。そういうことが無いよう、使用する剪定ばさみは必ず清潔で切れ味の良いものを用意するようにしてください。

挿し木に使う新しい土

挿し木を行う時、土が必要になりますが、必ず新しい土を用意するようにしてください。使い古しの土は細菌やハダニが繁殖しているため、汚染された土を使用してしまうと挿し木が成功する確率が激減してしまうため避けるようにしてください。挿し木に使う土は保水性が大切で、肥料が含まれた土は適しません。

植木鉢や育苗ポットなどの土を入れる容器

挿し木を行うための植木鉢や育苗ポットなど、土を入れるための容器を新しく用意することも大切です。おすすめは植木鉢より苗ポットを使用することで、苗ポットは柔らかく軽いため扱いやすく、それでいて程よく保水性があるというメリットがあります。挿し木を成功させるためにはある程度の湿気が無いと根や芽が出て来ないため、植木鉢を使用するよりも苗ポットを使う方が初心者向けといえます。

「挿し木」でワイヤープランツを増やすための手順

それでは、挿し木」でワイヤープランツを増やすための手順についてみていきましょう。各手順でのポイントをしっかり押さえておくと、ワイヤープランツの挿し木を行う時にスムーズですよ。

1.固くなったツルの先端を15cm程度の長さになるように切る

ワイヤープランツを増やす際に必要な挿し穂をまず用意します。元のワイヤープランツから太目で枝のように硬くしっかりしたツルの先端を15㎝程度の長さになるように切ります。この時、必ず元気で生き生きした部分を清潔な剪定ばさみで切り取るようにしてください。

2.同じような方法でツルを約10本そろえる

次に1と同じ方法でツルを約10本揃えます。育ちすぎて剪定しないといけない状態のワイヤープランツの使えそうな部分を利用して、切り戻し剪定がてら挿し穂を作っていくのがおすすめの方法です。切り戻し剪定と挿し穂を同時に進行させて、ワイヤープランツの賢い増やし方を実践してみてくださいね。

3.土に埋まる部分の葉っぱを切る

挿し穂の用意ができたら、次は土に埋まる部分の葉を切り取っていきます。土に埋める方の切り口から約5㎝程のところまで葉を取り除いておくとその後の作業が楽になります。ここまで作業ができたら、30分ほど切り口を水に浸け、十分に水を吸わせる「水揚げ」を行いましょう。

4.2でそろえたツルを輪ゴムなどで束ねる

しっかり水揚げができたら、用意したツルを10本単位で輪ゴムなどで束ねていきます。一本ずつではとても細いワイヤーのようなワイヤープランツですが、10本ほどをまとめると土にしっかり挿して育てることができます。まとめて植えるという作業を行うことで、根も出やすくなるためおすすめの方法です。

5.新しい容器の8割ほどまで土を入れる

次に新しく用意した容器の8割ほどまで土を入れ、10本ずつ束にしたワイヤープランツを挿していきます。土は保水性に富んだ土が適しており、赤玉土・ピートモス・バーミキュライトを5:4:1の割合で混ぜた土がベストです。また肥料が含まれた土は適していないため避けるようにしてください。

6.切り口が痛まないように注意しながらツルを土に挿す

ワイヤープランツを土を入れた容器に挿すとき、ワイヤープランツの切り口がつぶれないように慎重に挿して行くように心がけてください。もしつぶれてしまうと根が出なくなる原因となってしまうため、この時点で既に挿し木は失敗に終わってしまいます。またグラグラしないようにしっかり土に深く挿しこむことも大切なポイントです。

7.土を乾かさないように水を定期的にあげる

ワイヤープランツの挿し木を成功させて増やす方法のポイントは、土を乾かさないように水を定期的に与えることです。新しい葉が出てくるまでは土が乾燥しないように水やりを行い、土を湿らせておくように心がけてください。上手くいけば約1ヶ月後には発根しますよ。

「水挿し」でワイヤープランツを増やす方法

次に水挿し」でワイヤープランツを増やす方法についてご紹介していきたいと思います。水挿しでのワイヤープランツの増やし方をマスターし、是非挑戦してみてくださいね。

始める時期は5~6月の間にする

水挿しでのワイヤープランツを増やすには、5~6月の間に行うことが大切です。暑い時期・寒い時期を避けることでワイヤープランツが育ちやすくなるため、適切な時期に水挿しを行うように心がけてください。湿気が多くなる梅雨の時期は、ワイヤープランツが苦手な時期になるため、それまでに水挿しを済ませておくことが大切です。

根の生え具合が確認でき、調整がしやすい

水挿しでのワイヤープランツの増やし方は、透明な容器で水挿しを行うため根の生え具合がすぐに確認でき、ワイヤープランツの根の状況を確実に把握したうえで、順調に成長させるための調整がしやすいです。ワイヤープランツの根の生え具合が確認できることで、順調に育っているかがよくわかるため安心して育てられますね。

インテリアとしても活躍する

ワイヤープランツを水挿しで育てることで、室内のおしゃれなインテリアとしても活躍します。水挿しで育ててしっかり根が出て来たら、そのままハイドロカルチャーで育てることもできますし、鉢に植え替えて土で育てることも可能です。

「水挿し」でワイヤープランツを増やすために必要な物

それでは水挿し」でのワイヤープランツの増やし方で必要な物を項目別にご紹介していきたいと思います。準備を万端に整えて、ワイヤープランツの水挿しを実践してみてくださいね。

ワイヤープランツのツル

まずはワイヤープランツのツルを準備します。固くしっかりした茎を水挿ししたい本数分切り、水に浸けておきます。ワイヤープランツのツルは、元気で生き生きしているものを選ぶことで、その後の成功率が格段にアップするため、慎重に用意するようにしてください。

ツルを切るための剪定ばさみ

ツルを切り出すための剪定ばさみの準備も大切なポイントです。挿し木同様、剪定ばさみが細菌で汚染されているものでは、水挿しの成功はありません。必ず清潔で切れ味の良いものを使うように心がけてください。切れ味が悪く、切り口が奇麗にならないと、ワイヤープランツの茎の細胞が死んでしまうことになり、上手く水分を吸収できずに枯れてしまうため、剪定ばさみの気配りを忘れないようにしてください。

ガラスコップや瓶などの透明なガラス容器

ワイヤープランツの水挿しを行うには、ガラスコップや瓶などの透明なガラス容器は必需品です。透明な容器で水挿しを行うことで、どれくらい根が生えてきているかを確認できるため、ワイヤープランツの水挿しの成長具合が一目瞭然に分かります。

「水挿し」でワイヤープランツを増やすための手順

それでは水挿し」でワイヤープランツを増やす手順について時系列順にご紹介していきたいと思います。手順を理解することで、実際にワイヤープランツの水挿しを行う時に役立ちますよ。

1.ワイヤープランツのツルの先端が10~15cmになるように切る

まずはワイヤープランツの挿し穂作りから取り掛かります。太くて丈夫そうなツルの先端が10~15㎝になるように清潔な切れ味の良い剪定ばさみでカットします。切れ味の悪いハサミを使うと、ツルの断面がつぶれてしまい水を上手く吸い上げられなくなってしまいます。そうなるとワイヤープランツを上手く増やせないため注意が必要です。

2.ガラス容器に水を入れる

ツルの下半分についている葉を取り除けたら、ガラス容器に水を入れて挿し穂をします。水は水道水のみを入れるようにしてください。また葉を取る理由は、水に挿しやすくなるだけでなく、葉が少ないことで無駄な蒸散を防ぐためです。ワイヤープランツは観葉植物のため、葉があればあるほど光合成を行うため、葉が余分についていると発根する前に乾燥による枯死が起こってしまいます。

3.水を入れた容器にワイヤープランツを挿す

ワイヤープランツを水に張った容器に挿すとき、ツルの下半分くらいの葉はあらかじめ必ず取っておくようにしてください。ツルの1/4~1/3程度が水に浸かるように挿してます。水道水を入れている場合の水替えは、5~7日に1回程度で大丈夫です。これは水道水に微生物や不純物の繁殖を抑える残留塩素が含まれており、傷みにくくなっているためです。

4.そのまま飾り続けるか、根が十分に生えたら土に植え替える

水挿しを行い10~14日経過すると発根してきます。根がしっかり出て来たら、そのまま水挿しで育て飾り続ける方法もありますし、根が十分に生えたら土に植え替えることで大きくボリューミーな姿に育て上げることもできます。土に植え替える場合、根が約5㎝ほどになったら実行するようにしてください。

「株分け」でワイヤープランツを増やす方法

次に株分け」でワイヤープランツを増やす方法について項目別にご紹介していきたいと思います。まずは株分けを行う際のポイントから解説していきます。

梅雨入り前の4~5月か9月の中旬にする

ワイヤープランツの株分けは、梅雨入り前の4~5月か暑くなる前の9月中旬に行うようにしてください。これは、株分けを行う際に根ごと分割して苗を作るため、ワイヤープランツに一番負担のかからない時期に手早く済ませてしまうことが成功の秘訣です。

土に定着しやすく、すぐに大きく成長する

ワイヤープランツの株分けでの増やし方は、株を切り分ける時に既に根がついているため、土に定着しやすく、すぐに大きく成長するメリットがあります。株分けで注意すべき点は、湿気が多いと株が弱るため、必ず梅雨入り前の4~5月に行うということです。

「株分け」でワイヤープランツを増やすために必要な物

それでは株分け」でワイヤープランツを増やすために必要なグッズにはどのようなものがあるのでしょう?しっかり準備して株分けを順調に行ってくださいね。

鉢に植えられたワイヤープランツ

ワイヤープランツの株分けを行うには、元となる鉢に植えられたワイヤープランツを用意しておく必要があります。なるべく大きく育って株分けをしなければいけないワイヤープランツを選ぶことが成功の秘訣です。植え替えを行う時期と併せて株分けを行うことで、ワイヤープランツにかかる負担を最小限に抑えられるのでおすすめです。

ワイヤープランツを切り分けるための剪定ばさみやナイフ

鉢から取り出したワイヤープランツの株を切り分けるための剪定ばさみやナイフも大切な準備物です。とはいえ、どんな剪定ばさみやナイフでも良いわけではありません。必ず清潔で切れ味の良い剪定ばさみやナイフを用意するようにしてください。切れ味が良いものでないと、ワイヤープランツの株を傷つけ、その結果全てのワイヤープランツが枯れてしまうなんてことになりかねないため、注意が必要です。

増やしたい分の新しい鉢

ワイヤープランツの株を増やしたい数と同じ個数の新しい鉢を準備してください。鉢も使い古しの鉢を使うのではなく、できれば新しい鉢を用意することをオススメしますが、どうしても古い鉢を使う場合は、必ず奇麗に洗って天日干しでしっかり乾かせた鉢を使うようにしてください。少しでも細菌が残っていると株の切り口から細菌が侵入し、気づかないうちに株が腐って来たなんていうことになりかねません。

株分け先の鉢に入れる観葉植物用の培養土

次に用意すべきものは、株分け先の鉢に入れる観葉植物用の培養土です。土も新しいものを用意し、それぞれの鉢に充分入れられるだけの観葉植物用の培養土を購入するようにしてください。土が少ないと株がしっかり根を張れないため、多めの分量を購入しておくことをおすすめします。

鉢底穴から土が漏れないようにするための鉢底石

ワイヤープランツの株を植える予定の鉢底穴から、土が漏れないようにするための鉢底石も必ず準備すべきグッズです。鉢底石を敷くことで水はけがよくなり、根腐れからワイヤープランツの根を守れるため、必ず鉢底に敷くようにしてください。

根腐れを防ぐための鉢底ネット

鉢底ネットも根腐れを防ぐためにはとても大切なグッズの一つです。鉢底ネットを敷くことで、鉢底石が鉢底穴から出ていくのを防げますし、鉢内に虫が侵入するのを防ぐ役割も果たしてくれます。また鉢底ネットを敷くことで鉢の中の通気性・排水性が良くなるため、根腐れ防止につながります。

「株分け」でワイヤープランツを増やすための手順

それでは株分け」の増やし方で、ワイヤープランツを増やしていくための手順について順にご紹介していきたいと思います。各手順でのポイントを理解し、ワイヤープランツをスムーズに株分けしてくださいね。

1.鉢からワイヤープランツを根っこごと引き抜く

元の鉢からワイヤープランツを根っこごと優しく引き抜きます。ワイヤープランツは成長が早いため、植え替えのタイミングを逃すと鉢に根がビッシリ詰まり、根詰まりを起こすことが多いため注意が必要です。鉢パンパンに根が張ってしまうと、スコップなどを入れても抜くのが大変になるため定期的に鉢底を見て、根が飛び出していないかのチェックをこまめに行うようにしてください。

2.根っこについている土を手で落とす

ワイヤープランツを鉢から出せたら、次は根っこについている土を手で落としていきます。この時、土が固まっているときは根を傷めないように手でほぐしながら行うようにしてください。株が大きく育っている場合はほぐすのが大変なため、ミニ熊手などを上手く活用して優しくほぐしていってください。

3.枯れた葉を取り除く

根の剪定が終わったら、次にワイヤープランツの切り戻し剪定も併せて行ってください。枯れた葉は取り除き、混み合っている所は風通しが良くなるようにすいておくことでその後の作業が楽になります。この時使用するハサミは必ず切れ味が良く清潔な剪定ばさみを利用するようにしてください。

4.ワイヤープランツを2~3つに切り分ける

次にワイヤープランツを2~3つに切り分けます。この時、根がしっかりそれぞれのワイヤープランツにつくように調整しながら切り分けていくことが大切です。根がしっかり付いていないワイヤープランツができてしまった場合、新しい鉢に植えても、他の根がしっかり付いているワイヤープランツより成長が遅くなってしまいますし、最悪の場合そのまま枯れてしまうなんていうことにもなりかねないため、必ず根が付く場所で切り分けるようにしてください。

5.腐っていたり黒ずんだ根を切り落とす

2~3つにワイヤープランツを分けられたら、それぞれの株で根が腐っていたり黒ずんだりしている部分が無いかの確認をし、あれば剪定ばさみを使って切り落としておきます。一度黒ずんだり腐ったりした根は復活しないため、思い切って清潔にすることが大切です。

6.新しい鉢に鉢底ネットを敷き、鉢底石や土を入れる

ここまで準備ができたら、次に新しく用意した鉢に鉢底ネットを敷き、鉢底石や土を入れます。土は鉢の1/3程の土を入れ、平らになるようにならしておきます。鉢底ネットや鉢底石は水はけなどの観点から大切な役割を果たしますので、必ず忘れることなく入れるようにしてください。

7.切り分けたワイヤープランツをそれぞれの鉢にいれる

次に切り分けたワイヤープランツをそれぞれの鉢に入れ、鉢の縁の高さを合わせながらさらに土を入れていきます。この時、割りばしなどを使って、ツンツンつつきながら側面や細かい部分に土を入れていくことで、ワイヤープランツをしっかり土に根付かせられます。

8.土が乾燥しないようにたっぷり水をあげる

ここまで完成したら、土が乾燥しないようにたっぷり水をあげてください。お水をあげた後に土が沈んで行くようなら、さらに土を足してお水をあげて調整するようにすると良いですよ。鉢の縁から1㎝程土が下がるくらいまで、しっかり土を入れられたら、ワイヤープランツの株分けの完成です。

9.直射日光を避けながら、明るい場所で管理する

株分けを行ったワイヤープランツは直射日光を避けた明るい場所で管理するようにしてください。またお水が乾かないよう、こまめに水やりを行いながら様子を観察し、ワイヤープランツが順調に新しい環境に馴染めているかの確認を行うように心がけてください。

10.1~2週間程度で通常のワイヤープランツの育て方に移行する

株分けから1~2週間経過したころから通常のワイヤープランツの育て方を行って大丈夫です。とはいえ、急激に通常の育て方に移行するのではなく徐々に移行していくことで、ワイヤープランツにストレスを与えずに済みます。必ず個々のワイヤープランツのペースを吟味していこうしていく用に心掛けてください。

ワイヤープランツを増やした後の注意点

ここからはワイヤープランツを増やした後に心掛けるべき注意点について項目別にご紹介していきたいと思います。各項目のポイントについて理解を深めることで、増やしたワイヤープランツも元気に育てられますよ。

地植えをする場合は増えすぎないように注意する

ワイヤープランツはとても生育が旺盛な観葉植物のため、地植えをする場合は増えすぎないように注意する必要があります。気にせず放置していると、気づかないうちに手に負えないほど増えていたなんていうこともよくあります。とはいえ、ワイヤープランツを地植えにすると太く丈夫に育ってくれるため、挑戦してみたい方は植える場所の選定とこまめな観察を怠らないように心がけてください。

鉢植えでは根詰まりを防ぐために定期的に植え替えをする

何度もご紹介しているように、ワイヤープランツは大変生育が旺盛な観葉植物のため、鉢植えで育てている場合、1年ほどで鉢の中に根がいっぱいになります。そのため、鉢植えで育てている場合は、根詰まりを防ぐために必ず定期的に植え替えを行う必要があります。

通常のワイヤープランツのように土の乾燥に気をつける

ワイヤープランツは乾燥に弱い観葉植物のため、こまめに水やりを行うことが大切です。土の状態を定期的に観察し、表面の土が乾燥したらジョウロで水をあげるようにしてください。とはいえ、冬場の水のやりすぎは根腐れを起こして枯れてしまう恐れがあるため、土が内部までしっかり乾燥してから与えるようにしてください。

特にスペードなどの乾燥に弱い種は水切れに注意する

通常のワイヤープランツより乾燥に弱いスペードは、水切れを起こすと葉と茎が一斉にチリチリになり、この状態になると復活は厳しくなってしまいます。そのため、特にスペードなどの乾燥に弱い種は、水切れに注意する必要がありますが、常時土が濡れている環境では根腐れを起こす原因になるため、こまめな観察ともしもの時の対処が大切です。

増やしたワイヤープランツの飾り方の例を紹介

せっかくワイヤープランツを増やしたからには、素敵な飾り方をして楽しみたいですよね?そんなあなたに、増やしたワイヤープランツのおすすめの飾り方の例を紹介していきたいと思います。

窓辺にハンギングで飾る

ワイヤープランツは成長するにつれてボリューミーになり、垂れるように伸びていく観葉植物のため、窓辺にハンギングで飾る方法は人気が高くおすすめです。ハンギングで吊るして飾る場合は鉢を重たい化粧鉢にするのではなく、軽い素材のものを選ぶようにすることで、より多くの場所の候補の中からベストな吊り下げ場所を選べます。

ハイドロカルチャーでテーブルの上などインテリアとして飾る

ワイヤープランツをハイドロカルチャーで育てながら、インテリアとしてテーブルの上に飾る方法もあります。ハイドロカルチャーは、土を使わずに水耕栽培をする方法で、土の代わりにハイドロボールという粘土を焼いたものや木炭などを使います。そのため、害虫やコバエ・ハダニなどの発生を抑制でき、清潔な状態で育てられる優れものです。

鉢にカバーするだけでも季節ごとに合ったデザインにできる

ワイヤープランツを植えている鉢に鉢カバーをすることで、季節ごとに合ったデザインのインテリアとして活用できます。鉢カバーは、鉢を入れて使わないときは収納としても役立てられますし、布や紙製のカバーなら折りたたんで片づけられるので大変便利です。

丈夫さを活かして苔玉として飾る

ワイヤープランツはとても丈夫な観葉植物のため、苔玉としてアレンジして飾る方法もあります。赤玉土・ケト土・くん炭などを混ぜた土で根を包み、さらに苔で包んで糸や紐を巻いて作ります。苔玉の水やりや管理も簡単なため、インテリアとして楽しみたい人にもピッタリな人気の高い飾り方です。

【まとめ】ワイヤープランツの増やし方を紹介!増やした後のケア方法まで解説

この記事では、ワイヤープランツの増やし方・増やした後のケア方法について主に解説してきましたが、いかがでしたか?
  • ワイヤープランツの増やし方には「挿し木」「水挿し」「株分け」という3つの方法がある
  • ワイヤープランツを増やすには条件ごとのベストな増やし方がある
  • 「挿し木」でワイヤープランツを増やすには、新しい鉢・新しい土が最低限必要である
  • 「水挿し」でのワイヤープランツの増やし方は、透明なガラス容器を使うとスムーズに行える
  • 「株分け」でワイヤープランツを増やすには、必ず梅雨入り前に終わらせることが大切である
  • ワイヤープランツは生育が旺盛な観葉植物のため、植え替え・増えすぎに注意し、乾燥させないように育てる
ということが、この記事を読んで理解いただけたと思います。ワイヤープランツの増やし方のポイントを押さえることで、ワイヤープランツを増やした後も元気に丈夫に育て上げられることでしょう。是非、ワイヤープランツをどんどん増やしてみてくださいね。 最後まで読んでいただきありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENでは、他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、併せてご覧ください。