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ペペロミアという観葉植物には非常に多くの種類があります。班入りのものや花が咲くもの、迫力のある大きさのものまでさまざまです。特にその中でもペペロミア・オブツシフォリアは育てやすいと人気の品種です。肉厚な葉っぱは全体的に丸く、くるんと内側に丸まっている葉姿は可愛らしいものです。 この記事では、そんなペペロミア・オブツシフォリアの生態や具体的な育て方をまだ知らないという方に向けて、以下の流れでペペロミア・オブツシフォリアの基本的な情報から、どこで購入することができるのかをお話ししていきます。
- ペペロミア・オブツシフォリアとはどんな観葉植物なの?
- ペペロミア・オブツシフォリアの育て方を解説
- ペペロミア・オブツシフォリアの植え替えの方法とは?
- ペペロミア・オブツシフォリアの増やし方をご紹介
- 茎が伸びすぎたらするべき剪定についてご説明
- ペペロミア・オブツシフォリアの葉が落ちる原因とは一体?
- ハイドロカルチャー(水耕栽培)で育てることもできるというのは本当?
- ペペロミア・オブツシフォリアはどこで購入するべきなのか
- ペペロミア・オブツシフォリアのおすすめの飾り方
- まとめ
ペペロミア・オブツシフォリアとはどんな植物?
それではまず初めに、ペペロミア・オブツシフォリアが一体どんな観葉植物なのかを解説していきます。どんな特徴を持った植物なのか、またどんな花言葉を持っているのか、毒性があるのかないのかまでしっかりとお話ししていきますので、どうぞ最後までご覧ください。ペペロミア・オブツシフォリアの基本情報
そもそもペペロミアという名前は総称で、苗字のようなものです。ペペロミアの後に来る個別の名前でペペロミアは区別をしています。また、主にペペロミアは熱帯アメリカを原産とする温暖な気候を好む植物で、冬の寒さを苦手とします。そのため、比較的耐寒性が弱く、冬を越すには適切な生育をしてあげる必要があります。ペペロミア・オブツシフォリアの花言葉とその意味
ペペロミア・オブツシフォリアの花言葉は、「片想い」「かわいらしさ」「艶のある」などがあります。ペペロミア・オブツシフォリアだけではなく、これらの花言葉はペペロミア全般に言えるものです。丸っこい葉っぱをしていることが特徴的なので、そのかわいらしさからまさに「片想い」「かわいらしさ」「艶のある」などの花言葉が付けられたのではないかと考えられています。肉厚で光沢のある葉が特徴
ペペロミア・オブツシフォリアの葉っぱをよく観察してみると、肉厚で光沢のある葉が特徴的です。そのため、お店やショップによっては「多肉植物」のコーナーにおいてある可能性も高いです。30cm程の大きさまで成長する
また、ペペロミア・オブツシフォリアは30cm程の大きさまで成長することもあります。比較的にペペロミアの種類の中でも大きな部類で、栄養がきちんと行き届いていれば自然とこのようなサイズになる可能性もあります。ペペロミア・オブツシフォリア・バリエガータなどの班入り品種もある
それに、ペペロミア・オブツシフォリアには、バリエガータなどの班入り品種もあります。バリエガータは全体的にクシュとした葉っぱと白い班入りの葉っぱは非常に見応えもあり、時期やお店によって異なりますが、ある場合はぜひゲットしたいペペロミアです。毒性は低くペットを飼っている家でも安心
またペペロミア・オブツシフォリアの毒性は低くペットを飼っているお家でも安心して栽培することができます。他の植物にソテツなどもありますが、そういった毒性の強い植物は絶対にお子様やペットを飼っているお家では管理が大変なのでおすすめできません。一工夫としてコーヒーの粉をまいておくと、匂いでペットも寄せ付けなくなる上に、肥料にもなるので一石二鳥です。ペペロミア・オブツシフォリアの育て方
続いてはこの記事の本題でもあるペペロミア・オブツシフォリアの育て方について解説していきます。置き場所・水やり・肥料・気をつけたい害虫病にも言及していきますので最後までご覧ください。置き場所
まずはペペロミア・オブツシフォリアに最適な置き場所を見ていきましょう。直射日光は避ける
ペペロミア・オブツシフォリアを育てる際に注意すべきポイントの一つは、直射日光を避けることです。この植物は直射日光に弱く、葉焼けしてしまう可能性があります。そのため、明るい日陰の最適です。レースカーテン越しの柔らかい光を楽しみましょう。また遮光カーテンやブラインドを使用することで、室内の環境に合わせ対応することができます。耐寒性は高くないため暖かい場所で
またペペロミア・オブツシフォリアは耐寒性が高くないため、冬場の寒い地域では室内で育てることをおすすめします。冷たい風が直接当たると一気に弱くなってしまうので、保護のために室内に避難させることを常に忘れないようにしましょう。また、冬季には暖房器具の近くに置かないように注意し、乾燥を防ぐために湿度を保つことも重要です。水やり
続いては、ペペロミア・オブツシフォリアにとって特に肝心な水やりについてです。きちんと乾燥してから水やりをすることがポイントです。湿度を嫌うため土が乾いてから水やり
ペペロミア・オブツシフォリアは湿度を嫌うため土が乾いてから水やりをするように心がけて下さい。冬は水やりを控えめに
また冬場の水やりはペペロミア・オブツシフォリアの水分の吸収力を考えると控えめにすることが得策です。肥料
ペペロミア・オブツシフォリアに最適な肥料は、5月から9月の暖かな時期に、液体肥料を2週間に一度のペースで与えるようにしましょう。寒さが厳しくなる冬場は肥料は必要ありません。気を付けたい病害虫
最後はペペロミア・オブツシフォリアが特に気をつけたい病害虫2種類を見ていきましょう。完全に害虫の発生を防ぎたい虫が苦手な方はぜひ参考にしてください。ハダニ
ハダニは乾燥をしているとよく発生しやすくなります。そのため、日々少しずつ霧吹きやスプレーで水やりをしてあげてください。カイガラムシ
カイガラムシは反対に多湿な環境時に発生しやすくなるため、風通しのよい場所に置くようにし、適度な乾燥を促す場所で栽培することがポイント。発生が確認できたら、つまようじやピンセットで物理的に駆除してください。ペペロミア・オブツシフォリアの植え替え
続いては、ペペロミア・オブツシフォリアの植え替えの方法について解説していきます。どのように植え替えをするのかをお話ししていきます。根詰まりを起こす前に植え替えをしよう
ペペロミア・オブツシフォリアの植え替えは、根詰まりを防ぐために非常に重要です。植物が根詰まりを起こすと、栄養吸収や成長に悪影響を及ぼす可能性が高まります。根詰まりを感じたら新しい鉢に植え替えるタイミングです。5月~8月に植え替えをおこなう
ペペロミア・オブツシフォリアの植え替えは、通常春から夏の5月~8月の成長期に行います。成長が活発なこの時期に行うことで、新しい根がしっかりと成長し、植物がストレスを受けにくくなります。植え替えには新しい鉢と新しい土を用意し、根を傷つけないように注意して行いましょう。ペペロミア・オブツシフォリアの増やし方
続いては、ペペロミア・オブツシフォリアの増やし方について解説していきます。ペペロミア・オブツシフォリアの増やし方は、ここでは3つの方法をご紹介します。挿し木・水挿し(水差し)・株分けの3つはどれも難しくないので、初心者さんももちろんできるので安心してください。挿し木
ペペロミア・オブツシフォリアを増やす方法の一つは、挿し木です。健康な茎を切り取り、その茎の切り口を土に挿し、新しい根が発根するまで待ちます。その後、新しい株を鉢に植え替えます。水挿し(水差し)
水挿し(水差し)は、葉を水に浸し、新しい根が生えるのを待つだけの簡単な増やし方です。水に浸けた茎は新しい根を発根させ、根が十分に発達したら土に植え替えることで増やすことのできる初心者さんに一番おすすめなやり方はこちらになります。株分け
ペペロミア・オブツシフォリアの成長が十分に成熟してる場合、株分けをすることができます。株を分けて新しい鉢に植え替え、新たに一つの植物として育てることができます。この方法は成熟した親株から新たなペペロミア・オブツシフォリアを生み出すのに適しています。茎が伸びすぎたら剪定をしよう
続いては、茎が伸びすぎたらするべき剪定のお話をしていきます。ペペロミア・オブツシフォリアは茎が伸びすぎたら以下のように剪定をしてあげることで、健康な葉姿を維持することができます。茎の伸びすぎは倒れる原因になる
ペペロミア・オブツシフォリアの茎が伸びすぎると、植物が不安定になり、倒れる可能性が高まります。また、茎が伸びすぎると植物全体のバランスも崩れ、美しさを損ねることがあるため、定期的な剪定が必要です。切り戻しのやり方
切り戻し剪定と言って、切る高さを決めてカットすれば、切った高さで成長を止めることができます。切りたい高さを決め、鋭い剪定用のハサミで切り戻しましょう。切り口はできるだけきれいに切ります。支柱を使って大きく育てることもできる
またペペロミア・オブツシフォリアの茎が伸びても、支柱を使って立たせることができます。茎を支えるために竹の棒や金属の支柱を土に差し込み、茎をワイヤーか針金で縛り付けて安定させます。これにより、植物は大きく育ちながら美しい形を保つことができます。ペペロミア・オブツシフォリアの葉が落ちる原因
続いては、ペペロミア・オブツシフォリアの葉が落ちる原因とはなんなのかを解説していきます。突然朝起きペペロミア・オブツシフォリアを確認したら葉が落ちていたら、ショックですよね。なぜ葉が落ちるのか、その原因を見ていきましょう。根腐れをおこしている
ペペロミア・オブツシフォリアの葉が落ちる主な原因の一つは、根腐れです。根腐れは、土壌が長期間水分が多量にある場合や、鉢底から水分が適切に排水されていない場合に発生しやすくなります。根腐れが進行すると根が健康でなくなり、それに伴って葉に栄養分が供給されなくなります。これにより葉が黄色くなり、最終的に落ちる原因となります。 排水性の高い土壌を使用したりするなどの適切な排水を確保しつつ、水のやりすぎや雨水が直接当たるような場所に置かないようにするなどの対処法が効率的です。寒すぎる
また、ペペロミア・オブツシフォリアは寒さに弱い植物であるため、冬時期に外気の寒い温度にさらされると葉がダメージを受けます。寒い地域では冬に屋外に鉢を放置すると、葉が黒くなって落ちることもあります。 日々冷害を受けていないかチェックすること、また冬場は温度管理を徹底し、屋内に移動させるなどの工夫で問題を防げます。ハイドロカルチャー(水耕栽培)で育てることもできる
続いては、ペペロミア・オブツシフォリアをハイドロカルチャー(水耕栽培)で育てることもできるというお話しをしていきます。ペペロミア・オブツシフォリアは土を使わないハイドロカルチャー(水耕栽培)ができることは、室内で害虫の発生を絶対にしたくないという方には必見の選択肢でしょう。水耕栽培のメリット
水耕栽培のメリットは、何と言っても清潔なことです。土を使った栽培方法は植物を大きくさせるためには必要不可欠な育て方ですが、逆に成長しすぎたりして支柱が必要という場面もあるでしょう。それに土は匂いが強くなる場合もあり、害虫の発生を促してしまうこともあります。一方で水耕栽培は土を使わず清潔なので、害虫問題を防ぐこともでき、室内で清潔に管理したいという方にはかなりおすすめな育て方です。水耕栽培の方法
それに水耕栽培の方法は非常にシンプルで簡単です。水耕栽培に必要なのはハイドロボールと透明なガラス容器、後はペペロミア・オブツシフォリアの本体だけです。ハイドロボールを透明なガラス容器に入れ、ペペロミア・オブツシフォリアを丁寧に植えてあげれば、コンパクトサイズなので支柱もいらず、倒れる心配もありません。後は水やりさえしていれば勝手に育つので、特に初心者さんにおすすめの育て方です。ペペロミア・オブツシフォリアはどこで買える?
続いては、ペペロミア・オブツシフォリアはどこで買えるのかというお話をしていきます。ペペロミア・オブツシフォリアは以下の通販サイトや園芸店、ダイソーなどの100均で購入することができます。それぞれの特徴やメリットに合わせてお店を選びましょう。Amazonや楽天などの通販サイト
Amazonや楽天などの通販サイトのメリットはとにかく購入までのステップが楽なことです。上記の通販サイトはアプリもあり、通知を受信できるようにしていれば発送や注文後の置き配なども知らせてくれます。またアプリは一度入れておけば新しい商品が出た際の通知や人気商品が再入荷したときなどもお知らせしてくれるので、受信できるようにしていれば、買いたいタイミングで商品を購入することもできます。園芸店・ホームセンター
また、園芸店・ホームセンターでは、もし在庫があれば目で見て直接見た目や健康度合いを判断しながら購入することもできます。病気になっていないか、栄養は過不足なく行き渡っているなど、確認することがポイントです。ダイソーなどの100均
それに、ダイソーなどの100均などでも在庫があれば購入することができます。ダイソーなどの100均などのお店のメリットはとにかく安いことです。安いので、病気や栄養不足で枯らしてしまっても、また購入して育てることもできるので、初心者さんにおすすめです。ペペロミア・オブツシフォリアの飾り方
最後は、ペペロミア・オブツシフォリアのおしゃれな飾り方をご紹介します。ハンギングでおしゃれに
ペペロミア・オブツシフォリアは、美しい緑色の葉っぱと独特の葉っぱの形が人気の植物です。この魅力的なポイントを活かして飾る方法の一つとして、ハンギングがあります。ハンギング用の鉢に植え込んで吊るすことで、ペペロミアの葉が自然とした方向に垂れ下がり、インテリアの中でも目を引く存在になります。リビングやベランダ、水回りなど、吊るすスペースがある場所があればどこにでもハンギングできます。適度な日陰でも問題なく育つため、場所をそこまで神経質に選ばなくていい魅力もあります。お気に入りの鉢で
また、もう一つの飾り方は、お気に入りの鉢にペペロミア・オブツシフォリアを植える方法です。あなたの好みに合わせて鉢を選べるので、完全に自由な選択ができます。ヴィンテージの鉢やモダンなデザインの鉢、鉢底に穴の開いた通気性のある鉢など、インテリアに合わせて調整できるのも一つの魅力です。【まとめ】ペペロミア・オブツシフォリアの育て方!トラブルの対処法まで解説
いかがだったでしょうか?ペペロミア・オブツシフォリアの基本的な知識から育て方、ハイドロカルチャー(水耕栽培)で育てる方法もお話ししてきましたが、かなり理解が深まったかと思います。 今回の記事のポイントは以下になります。- ペペロミアは熱帯アメリカを原産とする温暖な気候を好む植物で、冬の寒さを苦手な植物
- 直射日光は避けた暖かな場所で栽培することに向いており、湿度を嫌うため土が乾いてから水やりをすることを徹底する
- ペペロミア・オブツシフォリアの植え替えは、5月~8月が適期
- 挿し木・水挿し(水差し)・株分けで増やすことができる
- 茎が伸びすぎたら剪定をする
- 水のやりすぎや寒さが原因で根腐れをしたり枯れたりする
- ハイドロカルチャー(水耕栽培)で育てることもでき、水耕栽培は何より清潔な状態で栽培できることがメリット
- Amazonや楽天などの通販サイト、園芸店・ホームセンター、ダイソーなどの100均でも比較的容易に購入できる