ワイヤープランツが枯れる原因と対処法を紹介!失敗しないケア方法まで

ワイヤープランツが枯れる原因と対処法を紹介!失敗しないケア方法まで
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目次

丈夫で育てやすいと評判のワイヤープランツという観葉植物をご存知でしょうか。丸く可愛らしい葉っぱをたくさんつけるワイヤープランツは、植木鉢や地植え、寄せ植えなど様々な方法で楽しむことができます。そんな初心者にもおすすめのワイヤープランツですが、枯れてしまって困っているという人も少なからずいるのです。 そこでこの記事では、
  • ワイヤープランツが枯れる原因
  • ワイヤープランツが枯れているか見分ける方法
  • 枯れそうなワイヤープランツの復活方法
  • ワイヤープランツが枯れるのを防ぐ育て方
  • ワイヤープランツを育てる時の注意点
  • ワイヤープランツの増やし方
  • 枯れる以外のワイヤープランツのトラブルと対処方法をご紹介
以上のポイントを中心にご紹介していきます。 ワイヤープランツが枯れる原因はいくつかありますが、いずれも育てている環境や手入れの方法を変えるだけで改善することができます。枯れる兆候に気づかずにそのまま育てていると復活できなくなってしまいますので、この記事でワイヤープランツが枯れる前に対処方法を学んでみてはいかがでしょうか。枯れる以外のトラブルの解決方法もご紹介していますので、ぜひ最後まで記事を読んでみてくださいね。

ワイヤープランツが枯れる原因

ワイヤープランツは基本的にはあまり枯れることのない植物ですが、育てているうちに「いきなり枯れてしまった」というお悩みを聞くこともあります。まずは、ワイヤープランツが枯れる原因についてご紹介しましょう。

水分不足による水切れ

育てやすいと人気のワイヤープランツですが、水切れには弱く頻繁に水分不足を起こしてしまうと枯れることがあります。一度や二度ならば大丈夫なのですが、水切れを繰り返すと葉が黄色く変色して枯れてしまうのです。

水のやりすぎによる根腐れ

水不足はワイヤープランツを育てている上で避けなければならないトラブルですが、逆に水のやりすぎによって根腐れが起きて枯れることもあります。水のやりすぎによる根腐れは主に冬の時期に多いのが特徴です。生育期と同じ頻度で水やりを行うと、十分に土中の水分を吸収できずに根腐れを起こしてしまうので注意しましょう。水のやりすぎを確認するには、表面の土にカビが生えていないかをしっかりとチェックするのがおすすめです。梅雨の時期にもカビは発生しやすいので、控えめな水やりを心がけましょう。

直射日光のあてすぎによる葉焼け

ワイヤープランツは日光を好む植物ですが、直射日光に当たり過ぎてしまうと葉が茶色く変色したり乾燥したりして枯れることがあります。直射日光による葉焼けの症状があらわれたのに、そのままの環境で育てていると最終的には枯れてしまうので注意しましょう。

極度な日照不足

極度な日照不足もワイヤープランツにとって良い環境とは言えません。耐陰性があるので室内でも育てやすいのがワイヤープランツの魅力ですが、ある程度の日光は必要なのです。日照不足になると、ツルについている葉と葉の間が極端に長くなって徒長していってしまいます。ひょろひょろとした脆弱なツルはそのままにしていると、株の全体が弱って枯れてしまうのです。

放置のしすぎで根詰まり

ワイヤープランツは生長が早い植物なので、放置しすぎて植え替えを行わないと根詰まりを引き起こしてしまいます。根詰まりをそのままにしておくと、根腐れにもなってしまい最終的には枯れてしまうのです。特に鉢植えで育てている場合は根詰まりを起こしやすいので、鉢底から根がはみ出しているのが見えたら植え替えをしてあげましょう。

霜にあたる

耐寒性があり、品種によっては-5度まで耐えることのできるワイヤープランツですが霜には弱く葉が枯れて落ちてしまうことがあります。霜にあたって弱った葉はなかなか復活はしないので、地植えにするときは軒下や常緑樹の下などに植えてあげるようにしましょう。

土から水栽培に変更したあとの根腐れ

ワイヤープランツは水栽培でも育てることのできる植物だと言われていますが、土栽培からいきなり水栽培に替えてしまうと根腐れを引き起こして枯れることがあります。急に環境を変えることのないように注意しながら、水栽培を試す時は剪定でカットしたいらないツルなどを用いてみるのがおすすめです。また、土栽培から水栽培に移したときは根腐れを防ぐために、根腐れ防止剤を入れてあげるようにしましょう。

ワイヤープランツが枯れる時の見分け方

ワイヤープランツが枯れる原因をご紹介したところで、枯れるツルや葉の見分け方を解説していきます。葉やツルに以下のような症状がみられた時は、枯れる前兆でもありますのでなるべく早く対処してあげましょう。

葉が黄色く、すぐに落葉する

丸く可愛らしい葉が黄色く変色してすぐに落葉してしまう時は、水切れを繰り返したり栄養分が足りなかったりする可能性があります。緑色の瑞々しい葉が変色してきてしまった時は、水やりの頻度を見直すとともに生育期であれば肥料を与えて改善してあげましょう。

葉が茶色くチリチリになっている

葉が茶色くチリチリになっているときは、葉焼けの可能性もありますが多くは乾燥によって引き起こされた症状と考えられています。室内は以外と乾燥しやすく、薄く小さいワイヤープランツの葉が乾きやすくなってしまうのです。特にエアコンの風が当たる場所などでは乾燥しやすいので、定期的な葉水が必要になってきます。ワイヤープランツが乾燥するとハダニが発生しやすくもなるので気を付けてあげましょう。

茎と茎の感覚が広い

茎と茎の間隔が広いときは、日光不足や水切れなどによって徒長してしまっている可能性があります。徒長したツルがつける葉は小さく脆弱なので、そのままにしていると弱って枯れることもあるのです。茎と茎の間隔が広いツルが出てきたら育てている環境を改善した上で、切り戻し剪定などを行い新陳代謝を促してあげましょう。

鉢の底から根が見えている

鉢の底から根が見えている時は、根が伸びすぎて根詰まりを引き起こしてしまう可能性があります。成長の速いワイヤープランツは根も速く伸びる特徴がありますので、鉢底をチェックして根がはみ出してきている時は植え替えの作業を検討してみてください。

土の表面に白いカビが発生している

土の表面に白いカビが生えてしまった時は、水のあげすぎと過湿状態が原因と考えられます。水やりの頻度の間隔を空けるとともに、室内で育てているときは過湿状態ではないかチェックしてあげましょう。

ワイヤープランツが枯れないための復活法

ワイヤープランツの枯れる原因や兆候がわかったところで、枯れないための復活方法をご紹介していきます。ワイヤープランツに枯れそうな兆候が見られたとしても、慌てる必要はありません。育てている環境やお手入れの方法を変えることで復活の可能性もありますので、安心してくださいね。

水切れ:水やりや葉水の頻度を増やす

水切れによって葉が変色したりしおれたりしているときは、水やりや葉水の頻度を増やすようにしましょう。特に葉水は乾燥しやすい室内で育てている時は重要な作業です。水やりの頻度は季節によって過湿に気を付けながら、メリハリをつけて行うと良いでしょう。

根腐れ:鉢植えから掘り起こして黒ずんだ根を切り落とす

根腐れを起こしているワイヤープランツは全体的に元気がなくなり、葉の色も悪くなってしまいます。また、症状が進むと土からも異臭がし始めますのでそんな時は鉢植えから掘り起こして傷んだ根を切り落として植え替えることで環境を改善させましょう。植え替えと同時に、新しい用土にしてあげると復活も見込めるはすです。

葉焼け:室内などの柔らかい日当たりの場所に移動させる

葉焼けによって葉が茶色くなっている時は、室内などの柔らかい日当たりの場所に移動させて対処しましょう。カーテン越しの光が当たるような場所が適しています。屋外で地植えにしている時は、近くに影をつくるような植物を植えたりネットで遮光したりしてあげましょう。新しくワイヤープランツを地植えする時は、西側を避けた半日陰の場所に植えてあげるのがおすすめです。

日照不足:地植えなど日当たりの良い場所に植え替える

日照不足を引き起こして葉色が悪くなっている時は、日当たりの良い場所に移動させてあげましょう。ワイヤープランツは地植えにすると根をいっぱいに伸ばして元気になる特徴がありますので、日当たりの良い場所に植え替えるのも日照不足解消の良い方法ですね。

根詰まり:より大きい鉢などに植え替えをする

根詰まりになってしまっているワイヤープランツはより、大きい鉢に植え替えをすることで対処しましょう。大きめの鉢に植え替える時は、適度に根をカットしてあげると良いですね。植え替えのような負担がかかりそうな作業は、なるべく生育期の春か秋に行うようにしましょう。

霜に当たる:冬は霜に当たらない場所に避難させる

霜に当たって弱ってしまっている時は、移動できる場合は霜が当たらない軒下に移動させてあげましょう。地植えにしていて場所を変えられない時は、霜が当たりにくいように霜よけネットやワラなどの植物をそっとかけてあげることで対処しましょう。

土から水栽培に変える:土をしっかり落としてから変える

土栽培から水栽培に変える時は、土を根からしっかり落とすことが必要です。繊細なワイヤープランツの根が傷まないように丁寧に作業をしましょう。また、水栽培に使える根腐れ防止剤も市販されていますので試してみるのも良いですね。毎日、水を交換してあげるのも大切なポイントです。

ワイヤープランツが枯れないための育て方

では、ワイヤープランツが枯れないようにするためにはどのような育て方をすれば良いのでしょうか。育て方のポイントやコツはそれほど難しくありませんので、簡単にご紹介していきましょう。

水やりは土が乾燥したらたっぷりあげる

ワイヤープランツを育てる上で最も大切なポイントが水やりです。乾燥を嫌うワイヤープランはなるべく水切れを起こさないように育ててあげたいのですが、土がいつも湿った状態だと根腐れを起こしてしまう可能性もあります。水やりは土がしっかりと乾いてからたっぷりと与えるようにしましょう。冬場は土が乾きにくいので、土が乾いてから数日空けて水やりをするのがおすすめです。

肥料は春から秋にかけてあげる

肥料がなくても育つワイヤープランツですが、生育期の春から秋にかけて液肥や緩効性の置き肥を与えるとより青々と葉っぱを茂らせてくれるはずです。ただし、夏場は高温のため十分に栄養分を吸収できないので肥料は与えないようにしましょう。休眠期である冬場も同様に、肥料を与えるのは控えます。

できるだけ日当たりの良い場所におく

ワイヤープランツは日光を好む植物ですので、できるだけ日当たりの良い場所で管理するようにしましょう。室内で育てている時は、カーテン越しの光が当たるような窓辺が適しています。真夏は直射日光によって葉焼けを引き起こす可能性がありますので、遮光してあげましょう。

2年に1回は植え替えをする

生育力が旺盛なワイヤープランツは、2年に1回くらいの目安で植え替えをする必要があります。定期的な植え替えは土を新しくすることもできますし、ワイヤープランツの生育にとって良い影響があるはずです。また、鉢の底から根が見えたときも植え替えのタイミングですので覚えておきましょう。

ワイヤープランツを育てるときの注意点

続きましては、ワイヤープランツを育てる時の注意点をご紹介します。ワイヤープランツがたくさんの葉を元気に茂らせてくれるためにも必要なポイントですので、覚えておきましょう。

屋外や地植えで育てる場合は霜に当たらないように注意する

屋外や地植えでワイヤープランツを育てている時は、霜に当てないように注意しましょう。ある程度の寒さに耐えられるワイヤープランツですが、霜や寒風に当たってしまうと葉が落ちてしまいます。霜よけシートやワラをかけてあげたり、軒下に植えてあげたりと工夫しましょう。万一、寒さで葉が落ちてしまっても根が生きていれば春になって復活する可能性がありますのであきらめずに育ててみてくださいね。

水耕栽培(ハイドロカルチャー)では根腐れ防止剤やイオン交換樹脂を使用する

ハイドロカルチャーに代表される水耕栽培を行う場合は、常に水にひたっている状態ですので根腐れ防止剤やイオン交換樹脂を使用するのがおすすめです。ハイドロカルチャーの一番のデメリットは、根腐れを引き起こしやすいことですのでこの点においては注意して育ててあげましょう。

苗が若いときに剪定すると芽がでないことがあるので控える

ワイヤープランツは剪定に向いた生育力が旺盛な植物ですが、苗が若く小さい時に剪定を行ってしまうと芽が出ないこともありますので注意しましょう。剪定を始めるタイミングはある程度大きく苗が育ってから行います。

冬越しする際は0度以下になると枯れるので注意する

耐寒性があるワイヤープランツですが、霜や寒風には弱いので冬越しする場合は0度以下の環境に置かないように注意しましょう。植木鉢の場合は室内に取り込んで育ててあげるのが良いですね。地植えにしている時は移動することができないので、大きく成長するまでは保温ネットなどをかけてあげるのもおすすめです。地植えで大きく成長した時は、冬場に葉が落ちても春になると新芽が出てくるはずですよ。

梅雨明け後のハダニに注意する

梅雨明けの湿度と温度が高まった時は、ハダニが発生しやすくなります。ハダニは主に葉の裏につきやすいので、葉水などで洗い落としたり見つけ次第、市販の殺虫剤をまいたりして対処しましょう。

他の観葉植物を邪魔するので増えすぎないように注意する

ワイヤープランツは繁殖力が旺盛で地植えや寄せ植えにしていると他の観葉植物の邪魔をしてしまうほど、増えすぎてしまうことがあります。広がり過ぎたら引き抜いてコンパクトにまとめたり、庭植えの場合は他のグランドカバー植物を植えたりして増えすぎないように調節しましょう。

ワイヤープランツの正しい増やし方

ワイヤープランツの育て方のポイントがわかったところで、正しい増やし方についてご紹介します。ワイヤープランツは繁殖力が旺盛な植物ですので、様々な増やし方を試すことができるのでぜひチャレンジしてみてください。いずれの増やし方も生育期の春から秋にかけて作業を行うようにしましょう。

初心者でも簡単な挿し木

「挿し木」は初心者でも簡単に行えるおすすめの増やし方です。剪定などでカットしたツルを10本ほどまとめて、挿し木用土や赤玉土に挿して増やしましょう。土を乾燥させないように気を付けながら半日陰の場所で管理すると、数か月で発根して新しい苗ができるはずです。

そのままでもおしゃれな水栽培や水挿し

水挿しは、そのまま透明な容器に挿してもおしゃれな増やし方です。挿し木と同じように剪定などでカットしたツルを使って水挿しをしましょう。水に発根促進剤をいれると水挿しの発根が早くなります。また、水挿しは毎日新しい水になるように入れ替えてあげましょう。

ハンギングなどに最適な株分け

ワイヤープランツがある程度の大きさまで育ったら「株分け」をしてみるのもおすすめです。株分けをして大きな株を等分に分けたら、ハンギングや寄せ植えなどにアレンジしてみてはいかがでしょうか。株分けのメリットは、根の付いたままの株を増やすことができることです。清潔なハサミやカッターを用いることで、病気になるのを防ぐ事ができますので株分けの作業をするときは心がけてあげましょう。

枯れる以外の様々なトラブル

ワイヤープランツが枯れる症状をご紹介したところで、最後に枯れる以外の様々なトラブルについて解説していきましょう。こちらでご紹介したトラブルも環境を変えれば改善することが多いので、早めに気づいて対処してあげるのがおすすめです。

根元がスカスカになるのは茎の伸びすぎが原因

ワイヤープランツの伸びたツルは通常でしたらたくさんの葉をつけますが、根元がスカスカになってしまうことがあります。これはツルや茎の伸びすぎが原因で、先端に栄養分がいきわたってしまうことが原因で引き起こされた症状です。生育期に適度な剪定を行ってあげれば、新しい芽やツルが伸びてきますよ。

葉が小さい場合は葉に刺激が多い証拠

ツルについた葉が小さい場合には、株に刺激が多い可能性があります。例えば日差しが強すぎたり、冷たい風に当たりすぎたりと主に外で育てている場合にみられる症状なのです。鉢植えの場合は、環境の変化が少ない室内の窓辺に取り入れてあげましょう。

斑入りのワイヤープランツの模様が薄くなってきた時は剪定する

ワイヤープランツの葉は緑色だけでなく、斑入りの模様が入ったおしゃれな品種もあります。しかし、その斑の模様が薄くなってしまう症状がみられることがあります。こちらの症状が出た時も春か秋の時期に剪定を行うことで葉が新しく若々しくなり改善することがあるので、ぜひ試してみましょう。

【まとめ】ワイヤープランツが枯れる原因と対処法を紹介!失敗しないケア方法まで

いかがだったでしょうか。 ワイヤープランツが枯れる要因と対処方法をご紹介させていただきました。ワイヤープランツの丸く可愛らしい葉っぱは水や日光などの環境の影響を受けやすく、環境が合っていないとすぐにサインを出してくれます。非常に強い特徴もありますので、ワイヤープランツからのSOSのサインを見逃さなければその後も元気に育てることができるはずですよ。 この記事のポイントは以下の通りです。
  • ワイヤープランツが枯れる原因は水やりが合っていないことや日光の当たり方、寒さなど栽培環境が要因
  • ワイヤープランツが枯れているか見分ける方法として、葉の色やツルにつく葉の数、根がはみ出ていないかをチェックする
  • 枯れそうなワイヤープランツの復活方法は水やりの頻度や置き場所の移動、植え替えなどで対処する
  • ワイヤープランツが枯れないためにはメリア張りのある水やりや適度な肥料、日当たりを良くすることが重要
  • ワイヤープランツを育てる時の注意点として霜や寒さ、ハダニに気を付ける
  • ワイヤープランツの増やし方として、株分けや水挿し、挿し木がある
  • 枯れる以外のトラブルは徒長や葉の色が悪いなどがあるが、剪定などで対処できる
ワイヤープランツの丸く可愛らしい葉は数えきれないほどたくさんつくのが魅力ですが、育てている環境が合わない時にはその葉にSOSが出てくることが多いのです。毎日、水やりや葉水を行う中で、何か今までと違う症状があらわれた時はこの記事を参考に改めて育て方をチェックしてみてはいかがでしょうか。 最後まで記事を読んでいただいてありがとうございました。TOKYO KOTOBUKIENには他にもたくさんの記事をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。