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皆様は万年青(オモト)という観葉植物をご存じでしょうか?万年青(オモト)は日本の温暖な地域でのみ自生する植物で、年中葉っぱを生い茂らせている観葉植物です。縁起がいい観葉植物としても知られており、長寿やお引越しなどのお祝い事に最適な縁起のあるので贈り物としても人気があります。 また万年青(オモト)の中には受粉に成功し、実をつける品種もありますが、なかなか実がならないものもあり、実がならないと不安になってしまい、どうすればいいのか悩まれる方も多いのではないでしょうか? この記事では、そもそも万年青とはどんな植物なのかから解説し、万年青に実がならないのや、枯れるのはなぜなのかも以下の流れで解説していきます。
- そもそも万年青とはどんな植物なのか
- 万年青に実をつけさせるに必要なこととは?
- 万年青に実がならない・枯れるのはなぜ?対処法も紹介
- 万年青に実がついたらどうするといいのかを解説
- 万年青の実は縁起がいいって本当?
- まとめ
万年青とはどんな植物?
それではまずは、万年青とはそもそもどんな植物なのかについて解説していきます。万年青がどんな植物かを知ることで、より愛着を持って育てることができますよ。それではどんな特徴を持った観葉植物なのかみていきましょう。中国や日本の暖かい産地に自生する常緑多年草
万年青(オモト)は、中国や日本などの暖かい地域に自生する常緑多年草です。学名は「Rohdea japonica」で、園芸植物として非常に人気があります。その名前の通り、長い間青々した葉っぱを持ち続けることが特徴で、日陰でもよく育つ植物として知られています。また、ひょろひょろっとした独特の葉の形と美しい見た目の観葉植物としても人気があります。縁起が良く風水効果が高い植物として有名
それに、万年青は、その縁起の良さと風水的な効果の高さからも有名です。日本では、大昔に有名な武将が万年青を贈ったことがきっかけで、お城が繁盛したしたことから、引越し祝いや、開運効果のある観葉植物として知られました。それに風水学では、悪いエネルギーを遠ざけ、良いエネルギーを引き寄せる効果があると信じられています。冬にぷくぷくした赤い実をつける
それに万年青は、冬の寒さの強い時期にぷくぷくした赤い実をつけることがあります。春に万年青は花芽をひょっこり出すことがあり、その時期に交配・受粉がうまく成功すれば、冬に赤い実をつけることができます。「万年青の実」は秋の季語
またちなみに、「万年青の実」というのは秋の季語です。秋の訪れとともに実が赤く色づく様子は、季節の移り変わりを感じさせ、俳句でも詠まれることもあります。万年青の実は秋から冬ごろにかけて実をつけるので、俳句の世界では「万年青の実」が秋の季語として付けられています。俳句がお好きな方はぜひ使用してみてくださいね。万年青に実をつけさせるには?
続いては、この記事の本題でもある万年青に実をつけさせる方法について解説していきます。そもそも万年青に実をつけるのは、なかなか簡単なことではありません。そういった基本的な万年青の実の基本情報について解説していきます。万年青は4~8年で親になる
万年青は本来、4〜8年で親になります。この期間は人によっては非常に長く感じるでしょうし、待てないのであれば、なおさら実をつけることは難しくなってしまいます。そのため、成長がまだ終わっていない実親になっていない状態での実をつけることはそもそも難しいと言えます。毎年実がつくことは難しい
それに、毎年実がつくことは基本的に非常に難しいと言われています。先ほどもお話ししたように、そもそも実親になっていない期間で実をつけることは難しく、また環境に要因がある場合はなおさら毎年試行錯誤をしないといけないので、特に初心者さんは難しいでしょう。万年青を3~8本立の大株にし、どれかに花芽がくるようにする
上記のように、基本的には万年青は実をつけるのは難しいのですが、きちんと成長した大きめの実親なら十分実もつきやすくなります。また、万年青を3~8本立の大株にし、どれかに花芽がくるようにするとより実がつきやすくなります。花芽が出る時期が実をつけるチャンス
また、万年青は成長と共に花芽が出る時期があります。花芽が出るこの時期は、実は実をつけるチャンスことができるビックチャンスです。そのため、実をつけるサインは、この花芽が出る時期をきちんと身図ることが重要です。5月~6月頃に花を咲かせる
万年青の花芽はまるでつくしのような見た目をしています。このつくしのような見た目の花芽は5月ごろに上がってきて、交配を始める準備ができます。自家受粉より他家受粉のほうが実付きがいい
万年青は自分で受粉できる自家受粉するものもあれば、うまく自家受粉できない他家受粉に向いているものもあります。しかし、基本的には、他家受粉の方が実付きがいいです。つくしのように見える万年青の花芽は、時間が経つと密ようなものを出します。この時期が万年青の受粉の適期なので、この時期に他家受粉するのであれば、柔らかい筆などで優しくつくしのような部分をなでるようにすれば実がつきやすくなります。めしべが膨らみ、青い実が出来てきたら成功
先ほどの他家受粉が成功すれば、次第に万年青の花芽は大きくなります。めしべが膨らみ、青い実が出来てきたら成功です。ここまでの期間は約3〜4週間ほどですが、この時期が最も肝心なのでよく観察しながあ栽培を進めてください。肥料を切らさずに育てる
また、万年青の受粉や花芽の成長、実付けは非常に万年青の体力を奪ってしまいます。そのため、肥料を切らさずに育てることが重要になってきます。特に、万年青は4〜8年で親になるので、ちょうどこの時期に差し掛かり、また実をつけたいという方は、ぜひ一年前から肥料を切ることのないように育ててあげてください。 また肥料はアマゾンなどの無料で使用できる通販サイトに登録していれば、画像を見ながら肥料を選べ、多くの商品の価格は控えめで、一部地域対象外にはなりますが、配送料無料でご自宅まで届けてくれます。肥料は自宅まで配送するのは特に女性や高齢の方は重く大変なので、通販サイトから購入することで自宅まで届けてくれる点はがおすすめです。 また購入時に時間の締切に注文が間に合えば、最短翌日に配送してくれるプライムサービスもあります。アマゾンでは配送が完了すればメールでお知らせしてくれるので安心して購入できます。万年青に実がならない・枯れるのはなぜ?対処法も紹介
ここまでは万年青に実をつけさせる方法をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?そもそも実は付きにくく、実がつくようになるまでにそもそも4〜8年はかかるということも分かりましたよね。 しかし、上記でご紹介した条件をクリアしていても、なぜか万年青に実がならないという方や、また枯れてしまうという方はどうするのがいいのでしょうか?ここからは対処法も併せてご紹介していきます。実がならない・枯れる原因
それではまずは、実がならない・枯れる原因をみていきましょう。なぜ実がならないのか、また枯れてしまうのかを知れば、少なくとも今年は成功しなくとも、翌年は成功する可能性も十分あるので、しっかりと原因をみていきましょう。もともと実がならない品種
結論から言えば、そもそも万年青の中にはもともと実がならない品種と、元から実がなりやすい品種があります。そのため、そもそもあなたのお気に入りの万年青がもともと実がならない品種である場合は、あらためて万年青を購入・注文するしかありません。実を実らせる力がまだない
また、実を実らせる力がまだない場合にも、実がならないこともあります。先ほどもお話ししましたが、そもそも万年青は親になるまで4〜8年かかるので、長期的な栽培をする覚悟が必要です。変に焦って肥料を与えることは万年青にとって効果があるわけでありません。しっかりじっくりと、実を実らせる力が育つまで、肥料を与えるようにしましょう。肥料が少ない
また、万年青の成長には肥料が必要なのに、与える量が少ないと元気に育たず実がならないことや、枯れるようなことにもつながります。万年青は成長がゆっくりなので、基本的に与えすぎないようにします。肥料を与えすぎるとかえって肥料やけを起こしてしまい、枯れることもあるので注意してください。リン酸肥料が効きすぎている
万年青は肥料の中でもリン酸肥料が効きすぎると、まだ未熟な株なのに早く成長してしまい、変な時期に花芽が出てしまうことがあります。そういった場合ではもちろん実ががついたとしても枯れることもあります。対処法
続いては、上記のような実がならない・枯れる原因を見つけたときに、どのように対処するといいのかについて解説していきます。花芽を切ることで木を充実させる
万年青の実がならない原因の一つは、花芽がまだ未熟な時期に出できてしまうことです。この場合、花芽を切ることで、万年青の成長にエネルギーを集中させることができます。そうすることで、翌年の実付きがよくなります。しかし、花芽を切る際には成長している他の部分を傷つけないようカットすることが重要です。虫がいなく受粉ができない場合は筆などで受粉させる
また、万年青の実が形成されない理由には、適切に受粉が行われていないこともあります。自然にいる虫が花に訪れて受粉を手伝うことが望ましいのですが、都会などの一部地域では虫が少ない場合もあります。そういった場合は、柔らかい小さな筆や綿棒を使って受粉させることで、人工的に受粉を促すことができます。花芽が伸び切り、黄色に変わっていくときにおしべをめしべにつける
それに、花芽が伸びて黄色に変わりつつある段階では、受粉作業を行うことで実の形成をサポートできます。適切なタイミングで受粉する必要があるので、このタイミングを逃さないように日々観察しながら栽培してあげてください。めしべの柱頭を傷つけないよう注意
また、成長に伴いめしべの柱頭から蜜が出てきます。この時期にめしべの柱頭に傷がついていたり、乾燥していたりすると実がつきにくくなります。作業する際には細心の注意を払い、柔らかい筆での他家受粉も丁寧に行うことが大切です。万年青の健全な発育を促すためにも、慎重に作業を行いましょう。万年青に実がついたらどうする?
続いては、万年青に実がついたらどうするといいのかを解説していきます。実なので食べることができるのかや、また植えることができるのか、また種から栽培する実生はできるのかなどをここからは解説していきます。有毒なので食べることはできない
万年青に実がついたらかなり気持ちも上がりますし、興奮すると思います。しかし、万年青は有毒なので食べることはできません。万年青は根茎にロデイン、葉にロデキシンが含まれているので、口にすると嘔吐や麻痺になることもあるので絶対に食べることは避けてください。実から採取した種を植える
続いては、実から採取した種を植える実生はできるのかについて解説していきます。万年青は実生で増やすことができる
結論から言えば、万年青は実生で増やすことができます。それでは、どのように増やすことができるのかを解説していきます。①赤く熟した実を採取し、種を取る
万年青を実生で増やすには、まず赤く熟した実を慎重に採取し、種を取り出します。実が完全に熟したものを選び、実を開いて中の小さな種を取り出しましょう。②3月~4月頃にまく
取り出した種は、3月から4月の春にまくのが適しています。種まき用の培養土に種を軽くまぶしておき、表面を軽く押さえて均一に埋めます。この際、種同士が密集しないように注意しましょう。③乾燥・多湿に気をつけて管理する
種まき後は、管理が重要です。適度な湿度を保ちながら、乾燥しないように注意しましょう。過度な乾燥や多湿は発芽率に影響を与える可能性があります。管理用の容器にラップや透明なフタをかけて湿度を保つと良いです。④7月頃に芽が出る
種まきから約2~3ヶ月後の7月頃には、万年青の種から芽が出始めるでしょう。芽が出てきたら、徐々に屋外での環境に少しずつ慣らしていくことが大切です。成長が安定してきたら、個別の鉢に移植して育てる準備をして完成です。万年青の実は縁起がいい?
最後は、万年青の実は縁起がいいのかという疑問についてお答えしていきます。そもそも何度もお話ししていますが、万年青自体は昔から非常に縁起の良い植物として知られています。しかしそれは実のことなのか、それとも本体のことなのか、また実は縁起がいいのかなどをここからは解説していきます。万年青の赤い実は縁起が良いとされる
それではここからは、万年青の実は縁起がいいのかを解説していきます。結論から言えば、万年青の赤い実は縁起が良いとされています。どのようなポイントが縁起がいいのか、どのような風水的な効果やパワーがあるのかをここからは解説していきます。そもそも赤い実をつける木は縁起が良いと言われる
そもそも赤い実をつける木は、古くからさまざまな文化で縁起が良いとされてきました。その理由は、赤色が生命力や活力を象徴し、また愛や幸福を意味する色とされているからです。それに赤い実は自然界では特に目を引く存在であり、人々の注意を引くことからも、赤い実が実る木は幸福や繁栄をもたらすものと信じられてきました。万年青の赤い実も、こういった理由から、縁起が良いとされるているのです。邪気払いや金運アップのパワーがあると信じられている
また、万年青の赤い実には、邪気を払い清める力や金運をアップさせるパワーがあると信じられています。古くから風水的に、赤い実は悪いエネルギーや邪気を寄せ付けないものとされてきました。そのため、お家やお店などに万年青を飾ることで、邪気を遠ざけ、ポジティブなエネルギーを引き寄せると考えられています。また、赤い実は豊かさや繁栄を象徴することから、金運の向上を願って飾ることも多いです。赤い実は子孫繁栄や子宝を連想させる
また万年青の赤い実が縁起が良いとされる理由の一つに、その赤色が子孫繁栄や子宝を連想させるからです。赤色は生命力や活力を象徴し、新たな生命の誕生や成長を暗示していると言われています。古くから、赤い実をつける植物は、子どもたちの健康と成長を祈る象徴とされてきました。万年青の赤い実もそのような象徴的な意味を持ち、家庭に飾ることで家族の幸福と子孫繁栄を願うことができると考えられています。お正月に縁起物として飾られることも
それに、日本の文化において、お正月に飾る縁起物として万年青の赤い実が用いられることも多くあります。お正月は新たな年の始まりを祝う特別な時期であり、幸福や繁栄を願う意味合いが強いです。赤い実はその象徴性から、新年を迎える際に家庭や店舗に飾られ、幸運を招き入れる役割を果たします。【まとめ】万年青に実をつける方法を紹介!実がつかない原因と対処法まで
いかがだったでしょうか?万年青の実がならない場合にどのようなことを意識して栽培すればいいのか、また万年青の基本的な知識まで丸っとご理解いただけたのではないでしょうか。 今回の記事のポイントは以下になります。- 万年青(オモト)は、中国や日本などの暖かい地域に自生する常緑多年草で、縁起が良く風水効果が高い植物として有名
- 万年青は4~8年で親になるため、幼い時期には実が育たず、毎年実がつくことは難しい
- 万年青を3~8本立の大株にし、どれかに花芽がくるようにすることで実がつきやすくなる
- 肥料を切らさずに育てることが重要肥料は重いので、アマゾンなどの通販サイトに登録することで、価格を抑えたお気に入りの肥料を画像を見ながら購入できる
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- 万年青に実がならない場合は、花芽を切ることで万年青の成長にエネルギーを集中させることができる
- 万年青は有毒なので食べることはできない
- 万年青は実生で増やすことができる
- 万年青の赤い実は縁起が良いとされており、邪気払いや金運アップのパワーがあると信じられている