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皆さんは観葉植物を庭やお部屋に飾っていますか?現在では市役所や図書館などグリーンインテリアとしても多く見られるようになりました。 本記事では希少性が高く、華やかさもあることで有名なカラテア・ホワイトフュージョンという植物について解説していきます。 「カラテア・ホワイトフュージョンってどこで入手できるの?」「カラテア・フュージョンの育て方は?」などの疑問を解決できるように以下の内容をまとめました。
- カラテア・ホワイトフュージョンはどんな植物?
- カラテア・ホワイトフュージョンはどこで入手できる?
- カラテア・ホワイトフュージョンの先祖返りについて
- カラテア・ホワイトフュージョンの育て方と難易度
- カラテア・ホワイトフュージョンの葉が枯れてしまったときは?
カラテア・ホワイトフュージョンはどんな植物?
そもそもカラテア・ホワイトフュージョンってどんな植物と疑問に思う方もいるかと思います。基本情報や特徴、学名などについて解説していきますね。熱帯の地域が原産のクズウコン科カラテア属
カラテアはクズウコン科カラテア属で主にブラジルを中心とした熱帯アメリカが原産の植物です。そのため暑さには強いですが、寒さには弱い性質を持ちます。草丈は10~150cmと中程度の大きさなので、屋内でも育成することができます。グリーンの葉に白い模様が特徴的
カラテア・ホワイトフュージョンの一番の特徴は白い斑模様が入った大きな緑色の葉っぱです。白と緑が調和しており、高い華やかさを持った見た目をしており、カラテアの中でも人気が高い品種です。学名はCalathea “white fusion”
学名はCalathea white fusion。カラテア・ホワイトフュージョンは希少性が高く、入手が非常に困難とも言われることが多い植物。この後の見出しでは販売場所について解説していきますので興味のある方は見ていってください。カラテア・ホワイトフュージョンはどこで販売している?
カラテア・ホワイトフュージョンが欲しいけど、どこに売っているのか分からないという方もいるかと思います。カラテア・ホワイトフュージョンの販売場所について解説していきますね。園芸店などの店舗
園芸専門店などに行けば、カラテア・ホワイトフュージョンが販売されていることがあります。しかし必ず置いてあるとは言えないほど希少性の高い植物なので、園芸店で直接購入したい場合は予め、電話やネットを使ってカラテア・ホワイトフュージョンが販売されているか確認しましょう。 また、園芸店でもネット通販や予約注文を承っているお店はあります。ただし、発送元から遠すぎるとお店から発送できず購入できないケースもあるので確認してから購入しましょう。 ちなみに送料は購入者負担が多いので、確認してから購入するようにしてくださいね。ネット通販
ネット注文でもカラテア・ホワイトフュージョンは販売されています。価格相場は5号サイズでも送料込みで8000円~と高いですが、全国的に探すことができるので簡単に見つかりやすいです。加えてレビューを見ることができたり、無料の配送サービスや予約販売などメリットが多い購入方法でもあります。 ただし、デメリットとして配送時の傷みなどのトラブルもよくあります。配送元と自身の住所を確認して慎重に検討しましょう。メルカリなどでも販売されている
通販サイトだけでなく、メルカリなどのオークションサイトでもカラテア・ホワイトフュージョンは出品販売されており、「SOLD OUT(売り切れ)」がたくさん見かけるほど人気。お店ではなく個人の出品販売になるので、状態や価格にはムラがありますが、運が良ければ高品質のものを安く手に入れることもできますよ。メルカリの送料は出品者負担なので、少しお得なのもいい点ですよ。ただし、配送トラブルには十分気を付けましょう。カラテア・ホワイトフュージョンの先祖返りとは?
カラテア・ホワイトフュージョンには先祖返りという現象があります。ここでは先祖返りについて解説していきます。斑などが入っていた株から、特徴を持たない元の仔株や枝が生えてくること
そもそも斑入りの植物が突然変異の種なので、白い斑を持っている株を株分けなどで増やしても、増える株は斑入りになるとは限りません。模様の無い通常の植物が生まれることもあります。この現象が「先祖返り」と呼ばれています。新しい葉だけでなく既に出ている葉も緑に変わることが
既に出ている白い斑入りの葉っぱが緑色に変わってしまうこともあります。こちらも同様に先祖返りで、原因は日照不足によって起こると言われています。ホワイトフュージョンが先祖返りするとローウイゼになる
ホワイトフュージョンが先祖返りした場合、カラテア・ローウイゼという品種になります。ここではカラテア・ローウイゼについて解説していきます。ローウイゼにはミスト、タイビューティ、エンペラーなどの種類
カラテア・ローウイゼはさらに細かく種類が分かれており、ミストやタイビューティー、エンペラーなども有名です。白斑エンペラーはホワイトフュージョンにそっくり
中でも白斑のエンペラーはホワイトフュージョンにとても似ています。斑の入り方も色使いもほぼ同じなので、見分けが難しく間違って販売されていることもしばしばあるほどです。先祖返りした葉は切り離す
先祖返りした葉っぱはそのままにしても特に害があるわけではありません。しかし、放置するとせっかくの斑が失われてしまうので注意してください。栄養分を独り占めしてしまうことが多い
そもそも、斑の部分は葉緑体が失われた部分です。なので、白い部分だけは光合成をすることができない弱い葉っぱということになります。そんな中先祖返りした元気な緑色の葉っぱが現れてしまうと、その葉っぱだけどんどん光合成を続けて栄養分を占有してしまいます。他の葉にも影響が出る可能性も
一度先祖返りが始まると、他の葉っぱも同時に先祖返りしてしまうケースがよくあるようです。先祖返りしたはっぱを剪定して先祖返りを止めることが出来た例もあるので、斑模様を失いたくないという方は、剪定してしまいましょう。カラテア・ホワイトフュージョンを育てるのは難しい?
インテリアとして人気の高いカラテア・ホワイトフュージョンを育てたいという方もいるかと思います。ここではカラテア・ホワイトフュージョンを育てる方法について解説していきます。他のカラテアと一緒の育て方では失敗しやすい
カラテア・ホワイトフュージョンは他のカラテアと違い明らかに葉っぱの厚みが違い、元気な植物とは言えません。そのため、乾燥にも非常に弱く水やりも常に湿った状態をキープするなど繊細な育成が必要となるでしょう。寒さと直射日光に注意すればしっかり育てられる
カラテア・ホワイトフュージョンは寒さに弱く、耐寒温度は10℃程度までです。日本の冬には耐えられないので、温度管理に注意しましょう。 また、カラテアは直射日光にも弱くすぐに葉焼けを起こしてしまいます。直射日光の当たらない明るい日陰を置き場所にして管理しましょう。寒さに弱い性質がある
先ほども述べた通り、カラテア・ホワイトフュージョンは寒さに弱い植物です。特に寒さの厳しい冬の時期は耐寒温度の10℃より下回らないように温度管理をしながら育てるようにしてください。葉が乾燥により丸まりやすい
カラテアは乾燥にも弱く、乾燥しすぎると葉が丸まってしまいます。葉の丸まりはスプレーなどで葉や茎だけに水を与える「葉水」を毎日1回以上行うことで対策することができます。 また、エアコンの風なども乾燥の原因になります。置き場所には注意しましょう。カラテア・ホワイトフュージョンの育て方のポイント
カラテア・ホワイトフュージョンの育て方について解説していきます。カラテア・ホワイトフュージョンを育てるのは難しいと言われますが、コツを抑えておけば問題ありません。置き場所
まずは置き場所についてです。置き場所を誤ってしまうと今後の成長に大きく関わってしまうので、慎重に決めましょう。室内の明るい場所で問題なく育つ
カラテア・ホワイトフュージョンは室内の明るい場所で十分です。ただし、斑入りであるホワイトフュージョンは日照不足になると先祖返りして斑が失われる可能性もあるので、極端に暗い場所は避けるようにしましょう。レースのカーテン越しくらいの暗さで育てる
カラテア・ホワイトフュージョンはカーテンレース越しの明るい光が当たる場所がベストかと思います。直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こして枯れてしまう恐れがあるので注意してください。直射日光に注意する
カラテア・ホワイトフュージョンは直射日光に弱く、葉焼けを起こしやすい植物です。直射日光に当たらないような明るい日陰で管理しましょう。加湿器を置くと管理が楽
カラテアは乾燥に弱く、乾燥しすぎると葉が丸まってしまいます。加湿器を用意することで、湿度管理が大幅に楽になりますよ。水やり
カラテア・ホワイトフュージョンは繊細なため水やりにも気を配る必要があります。注意点やコツについて解説していきますね。土は湿った状態を保つ
カラテア・ホワイトフュージョンは乾燥に弱い植物です。常に湿った状態を保てるように小まめに少量の水を与えるようにしましょう。1日2回葉水をしっかり行い、ミズゴケも湿らせる
葉水を行うことで、乾燥に弱いカラテア・ホワイトフュージョンの乾燥を防ぐことができます。土の表面にはミズゴケを敷き、湿らせておきましょう。土の含水率が減り、軽くなったら水やりをする
土はまだ湿っているけど、含水率が減って鉢が軽くなってきたと感じたら水やりをしましょう。ただし、湿らせすぎると根腐れを起こすこともあります。水浸しにならないように調整しながらあげてください。土
続いて用土についてです。用土もカラテア・ホワイトフュージョンに合わせたものを選ぶことで葉が枯れるリスクを抑えることができます。保水性があり、排水性が高いものがよい
カラテア・ホワイトフュージョンの用土には保水性・排水性が高いものがいいです。保水性は常に土を湿らせておきたいカラテア・ホワイトフュージョンにピッタリで、湿気による根腐れ防止のための排水性も必要となります。特選有機はなごころ培養土などがおすすめ
カラテア・ホワイトフュージョンには「特選有機はなごころ」という培養土がおすすめです。こちらは排水性・保水性どちらも優れており、ホワイトフュージョンにピッタリと言えるでしょう。腐葉土ベースなので肥料分も申し分ない土です。用土の上にミズゴケを敷き、湿らせるとよい
湿らせた環境を整えるために、ミズゴケも用意しておくことをおすすめします。用土の上に敷いておくことで、土の乾燥を防ぎ小まめに水やりをする必要がなくなるので育てるのが楽になります。カラテア・ホワイトフュージョンがの葉が枯れるときの対処法
カラテア・ホワイトフュージョンの葉っぱを枯らしてしまう方も少なくありません。枯れてしまった時の対処法について解説しますので、参考に見ていってください。葉が枯れても根が生きていれば復活できる
葉が枯れても本体が死んでしまったわけではありません。置き場所や水やりなど育て方に問題がなかったか振り返ったり、調べてみましょう。枯れた葉を取り除く
枯れた葉はそのままにしておくと、間接的に他の葉っぱにも悪影響を与えてしまうことがあります。枯れた段階ですぐに剪定してしまいましょう。生育環境を整えて管理を行う
葉が枯れるのは必ず原因があるはずです。日当たりや風通しが良すぎず、悪すぎない場所であったか、水やりや肥料に問題はなかったかなど改めて生育環境を見直してみましょう。 カラテア・ホワイトフュージョンは上手く育てることができれば、株分けによって増やすこともできますので、頑張ってくださいね。【まとめ】カラテア・ホワイトフュージョンを紹介!基本情報からケア方法まで
ここまでカラテア・ホワイトフュージョンの基本情報や特徴、育て方について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?カラテア・ホワイトフュージョンは人気の高い植物ではありますが、繊細で難しい植物だと感じた人も多くいるはずです。ここまでの内容をまとめると以下の通り。- カラテア・ホワイトフュージョンは熱帯アメリカが原産で暑さに強く、寒さに弱い
- カラテア・ホワイトフュージョンの草丈は10~150cm
- カラテア・ホワイトフュージョンは白い斑模様が魅力的な植物
- カラテア・ホワイトフュージョンは5号サイズでも送料込みで8000円以上の価格
- カラテア・ホワイトフュージョンは時々先祖返りして、斑模様を失うことがある
- カラテア・ホワイトフュージョンは土が湿った状態を維持することが大切